JP2000058329A - 積層インダクタ並びにその整列測定装置および整列測定方法 - Google Patents

積層インダクタ並びにその整列測定装置および整列測定方法

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JP2000058329A
JP2000058329A JP10230529A JP23052998A JP2000058329A JP 2000058329 A JP2000058329 A JP 2000058329A JP 10230529 A JP10230529 A JP 10230529A JP 23052998 A JP23052998 A JP 23052998A JP 2000058329 A JP2000058329 A JP 2000058329A
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inductor
laminated inductor
laminated
parts feeder
measuring
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JP10230529A
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Inventor
Yasuo Suzuki
靖生 鈴木
Noboru Kojima
暢 小島
Yoshinari Noyori
佳成 野寄
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Original Assignee
FDK Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 移動体通信機器等の高周波回路に実装される
積層インダクタにおいて、正規の位置に置かれる確率を
高めて生産性を上げる。 【解決手段】 電気絶縁層間で内部導体とセラミックス
を交互に重畳積層してコイル5を形成した直方体状の電
気絶縁体2を有し、この電気絶縁体2の表面に外部電極
を設ける。電気絶縁体2中に外部電極とそれぞれ接続す
る接続導体9、10を設け、接続導体9、10の位置を
示すマーカ8を電気絶縁体2の上下両面に付ける。マー
カ8をその電気絶縁体2のそれぞれの各長辺方向から見
て異なった形状とする。これにより、マーカ8が異形で
あるため、積層インダクタ1をそれぞれの各長辺方向か
ら見た場合の方向識別ができ、位置補正が可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、移動体通信機器等
の高周波回路に実装される積層インダクタ並びにその整
列測定装置および整列測定方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図7は従来の積層インダクタの代表例を
示す斜視図であり、(a)はその上面のみにマーカを付
けた積層インダクタを示す図、(b)はその上下両面に
マーカを付けた積層インダクタを示す図、図8は従来の
積層インダクタの画像認識方法を示す正面図である。
【0003】従来この種の積層インダクタとしては、図
7に示すように、直方体状の電気絶縁体2の左右両端に
それぞれ外部電極(図示せず)を装着し、電気絶縁体2
内にコイル5をその積層方向が外部電極方向に直交する
ように埋設し、そのコイル5の両端にそれぞれ接続導体
9、10を前記各外部電極に導通させて配設した構造を
有し、チップ断面が正方形である積層インダクタ1が知
られている。
【0004】この積層インダクタ1では、基板(図示せ
ず)に対する配置パターン(置き方)によって磁界の分
布が異なり、L値が変わってしまう。そのため、図7
(a)に示すように、電気絶縁体2の上面の片側半分に
マーカ8を付けたり、図7(b)に示すように、電気絶
縁体2の上下両面の片側半分にそれぞれマーカ8を付け
たりしておき、パーツフィーダ(図示せず)にて並べる
場合、そのマーカ8を同じ方向に揃える必要がある。
【0005】そして、積層インダクタ1が正しく置かれ
ているか否かを判定するには、図8に示すように、積層
インダクタ1の上面の片側半分を画像認識装置3で観察
し、マーカ8が認識された場合には積層インダクタ1の
置き方が正しいと判定し、マーカ8が認識されない場合
には積層インダクタ1の置き方が正しくないと判定す
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、これでは積層
インダクタ1の配置パターンが8通り存在するので、積
層インダクタ1が正規の位置に置かれる確率は、電気絶
縁体2の上面のみにマーカ8を付けた場合(図7(a)
参照)は1/8、電気絶縁体2の上下両面にマーカ8を
付けた場合(図7(b)参照)でも1/4と低く、それ
を修正するために生産性が落ちるという不都合があっ
た。
【0007】本発明は、このような事情に鑑み、積層イ
ンダクタ1が正規の位置に置かれる確率を高めて生産性
を上げることが可能な積層インダクタ並びにその整列測
定装置および整列測定方法を提供することを目的とす
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】すなわち、請求項1に係
る本発明は、電気絶縁層間で内部導体とセラミックスを
交互に重畳積層してコイル(5)を形成した直方体状の
電気絶縁体(2)を有し、この電気絶縁体の表面に外部
電極を設け、前記電気絶縁体中に前記外部電極とそれぞ
れ接続する接続導体(9、10)を設け、この接続導体
の位置を示すマーカ(8)を前記電気絶縁体の上下面の
双方または片方に付けた積層インダクタ(1)におい
て、前記マーカをその電気絶縁体のそれぞれの各長辺方
向から見て異なった形状として構成される。こうした構
成を採用することにより、マーカが異形であるため、積
層インダクタをそれぞれの各長辺方向から見た場合の方
向識別が容易となるように作用する。
【0009】また、請求項2に係る本発明は、上記マー
カ(8)を各外部電極寄りに1つの面において2箇所配
置して構成される。かかる構成により、積層インダクタ
をそれぞれの各長辺方向から見た場合の方向識別が一層
容易となるように作用する。
【0010】一方、請求項3に係る本発明は、上記積層
インダクタ(1)を整列測定する積層インダクタ整列測
定装置(12)において、前記積層インダクタを供給す
るパーツフィーダ(13)と前記積層インダクタを測定
する測定ステージ(15)とを備え、前記パーツフィー
ダによって供給された積層インダクタを前記測定ステー
ジに搬送するガイドレール(16)を設け、前記パーツ
フィーダによって供給された積層インダクタをその電気
絶縁体(2)の長辺方向から斜めに観察して画像認識す
る画像認識装置(3)を設け、この画像認識装置によっ
て画像認識された積層インダクタを前記パーツフィーダ
に戻すワーク除去装置(20)を設けて構成される。こ
うした構成を採用することにより、電気絶縁体の2面の
情報を一度の画像認識で得ることが可能になると同時
に、積層インダクタの置き方が正しい場合は積層インダ
クタをガイドレールを経て測定ステージに搬送し、そう
でない場合には積層インダクタをパーツフィーダに戻す
ことができるように作用する。
【0011】また、請求項4に係る本発明は、上記積層
インダクタ(1)を整列測定する積層インダクタ整列測
定装置(12)において、前記積層インダクタを供給す
るパーツフィーダ(13)と前記積層インダクタを測定
する測定ステージ(15)とを備え、前記パーツフィー
ダによって供給された積層インダクタを前記測定ステー
ジに搬送する第1のガイドレール(16)を設け、前記
パーツフィーダによって供給された積層インダクタをそ
の電気絶縁体(2)の長辺方向から斜めに観察して画像
認識する画像認識装置(3)を設け、この画像認識装置
によって画像認識された積層インダクタを前記パーツフ
ィーダに戻すワーク除去装置(20)を設け、前記パー
ツフィーダによって供給された積層インダクタを90°
だけ回転させて前記測定ステージに搬送する第2のガイ
ドレール(17)を設け、前記画像認識装置によって画
像認識された積層インダクタを前記第2のガイドレール
に移送するワーク移送装置(21)を設けて構成され
る。かかる構成により、電気絶縁体の2面の情報を一度
の画像認識で得ることが可能となると同時に、積層イン
ダクタの置き方が正しい場合は積層インダクタを第1の
ガイドレールを経て測定ステージに搬送し、そうでない
場合には、位置修正可能なときに積層インダクタを第2
のガイドレールを経て測定ステージに搬送し、位置修正
不可能なときに積層インダクタをパーツフィーダに戻す
ことができるように作用する。
【0012】さらに、請求項5に係る本発明は、上記積
層インダクタ整列測定装置(12)を用いて上記積層イ
ンダクタ(1)を整列測定する際に、パーツフィーダ
(13)によって前記積層インダクタを斜めにして供給
し、この積層インダクタをその真上から画像認識装置
(3)によって画像認識し、その場で前記積層インダク
タの位置を正規の位置に補正する機構を設け、正規の位
置にできないものは排出する機構を設けて構成される。
かかる構成により、積層インダクタを画像認識した結果
に応じて斜めの積層インダクタを適当な方向に倒すこと
で、1個のガイドレールを使って積層インダクタの搬送
を実行し、位置修正不可能な場合はパーツフィーダに戻
すことができるように作用する。
【0013】なお、括弧内の番号等は図面において対応
する要素を表わす便宜的なものであり、従って、本発明
は図面上の記載に限定拘束されるものではない。このこ
とは「特許請求の範囲」の欄についても同様である。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づいて説明する。
【0015】図1は本発明に係る積層インダクタの一実
施形態を示す図であり、(a)は正規の位置に置かれた
状態を示す斜視図、(b)は(a)の認識画像を示す
図、(c)は正規の位置に置かれていない状態を示す斜
視図、(d)は(c)の認識画像を示す図、図2は本発
明に係る積層インダクタ整列測定装置の第1の実施形態
を示す平面図、図3は図2に示す積層インダクタ整列測
定装置のA部分の拡大図、図4は図1に示す積層インダ
クタの画像認識方法を示す正面図であり、(a)は画像
認識装置を傾ける方法を示す図、(b)は積層インダク
タを傾ける方法を示す図、図5は本発明に係る積層イン
ダクタの様々なマーカ形状を示す平面図、図6は本発明
に係る積層インダクタ整列測定装置の第2の実施形態を
示す平面図である。
【0016】本発明に係る積層インダクタ1は、図1
(a)に示すように、直方体状の電気絶縁体2を有して
おり、電気絶縁体2の左右両端にはそれぞれ外部電極
(図示せず)が付設されている。また、電気絶縁体2内
には、電気絶縁層間で内部導体とセラミックスを交互に
重畳積層したコイル5が埋設されており、このコイル5
の積層方向は外部電極方向に直交している。また、コイ
ル5の両端にはそれぞれ接続導体9、10が配設されて
おり、各接続導体9、10は前記各外部電極に導通して
いる。さらに、電気絶縁体2の上下両面の片側半分には
それぞれ黒色のマーカ8が付けられており、各マーカ8
は電気絶縁体2のそれぞれの各長辺方向から見て異形と
なっている。
【0017】また、本発明に係る積層インダクタ整列測
定装置12は、図2および図3に示すように、パーツフ
ィーダ13および測定ステージ15を有しており、これ
らパーツフィーダ13、測定ステージ15間には、第1
のガイドレール16が設置されているとともに、第2の
ガイドレール17が第1のガイドレール16から分岐し
て測定ステージ15に至る形で設置されている。第2の
ガイドレール17の始点付近には、図3に示すように、
圧縮空気を吐出するワーク吹き飛ばし器20が設置され
ており、ワーク吹き飛ばし器20の手前には押し出しピ
ン21が突出後退自在に設けられている。さらに、押し
出しピン21の手前には、図3および図4(a)に示す
ように、CCD(電荷結合素子)カメラ等の画像認識装
置3が鉛直方向に対して45°ほど傾いて設置されてお
り、この画像認識装置3を用いて積層インダクタ1の斜
め上方からその2面(上面と側面)を同時に観察して画
像認識することができる。
【0018】積層インダクタ1および積層インダクタ整
列測定装置12は以上のような構成を有するので、積層
インダクタ整列測定装置12を稼働すると、パーツフィ
ーダ13内にある多数個の積層インダクタ1は、順次そ
の配置パターン(置き方)に応じて第1のガイドレール
16または第2のガイドレール17を経由して測定ステ
ージ15に搬送される。すなわち、パーツフィーダ13
から送り出された積層インダクタ1は、図3に示すよう
に、画像認識装置3によって観察され、図1(a)、
(b)に示すように、積層インダクタ1の上面にマーカ
8が認識された場合には、積層インダクタ1が正しく置
かれているので、第1のガイドレール16を経てそのま
ま測定ステージ15に搬送される。他方、図1(c)、
(d)に示すように、積層インダクタ1の側面にマーカ
8が認識された場合には、積層インダクタ1を90°だ
け捻ってマーカ8を上面に向ければ積層インダクタ1の
置き方が正しくなるので、押し出しピン21で第2のガ
イドレール17側に押し出され、第2のガイドレール1
7上を移動する途中で90°だけ捻られた後、測定ステ
ージ15に搬送される。また、これら以外の場合(層イ
ンダクタ1の上面にも側面にもマーカ8が認識されない
場合)は、積層インダクタ1の置き方が正しくないばか
りか、第2のガイドレール17上で修正することもでき
ないため、ワーク吹き飛ばし器20からの圧縮空気で吹
き飛ばされてパーツフィーダ13の中に戻る。そして、
マーカ8は電気絶縁体2の上下両面に付けられているの
で、積層インダクタ1の8通りの配置パターンのうち4
通り(すなわち、半分)の配置パターンにおいて、積層
インダクタ1が測定ステージ15上に正しく置かれた状
態となり、結局、積層インダクタ1が正規の位置に置か
れる確率は1/2となる。
【0019】このように、パーツフィーダ13から送り
出された積層インダクタ1の半分は正規の位置で測定ス
テージ15に至るので、測定ステージ15上の測定ポイ
ントへの供給が途絶えることは少なくなり、生産性が向
上する。この際、画像認識装置3による観察時において
は、上述したように、積層インダクタ1の2面の情報が
一度の画像認識で得られ、しかも積層インダクタ1のマ
ーカ8は異形であるため方向識別が容易となるので、積
層インダクタ1の画像認識作業ひいては整列測定作業を
短時間で効率的に行うことができる。
【0020】なお、上述の実施形態においては、図4
(a)に示すように、画像認識装置3を傾斜させて積層
インダクタ1の2面を同時に観察した後、2本のガイド
レール16、17を使って積層インダクタ1を測定ステ
ージ15に搬送する場合について説明したが、図4
(b)に示すように、積層インダクタ1を傾斜させるよ
うにすれば、1個のガイドレール16だけで積層インダ
クタ1の搬送を実行することができる。すなわち、ガイ
ドレール16には、図6に示すように、画像認識装置3
が設置されているとともに、ワーク戻しピン22が突出
後退自在に設けられている。さらに、ガイドレール16
には、第1の押し倒しピン23および第2の押し倒しピ
ン24が突出後退自在に、かつ互いに対向する形で設け
られている。そして、ガイドレール16上で傾斜した状
態の積層インダクタ1をその真上から画像認識装置3で
観察して画像認識し、その結果に基づいて、第1の押し
倒しピン23または第2の押し倒しピン24で積層イン
ダクタ1を適当な方向に押し倒して正規の置き方とする
か、或いはワーク戻しピン22を突出させて積層インダ
クタ1をパーツフィーダ13の中に戻す。この場合も、
積層インダクタ1が正規の位置に置かれる確率は1/2
となる。その上、第2のガイドレール17が不要となる
ので、積層インダクタ整列測定装置12を小型化するこ
とが可能となる。
【0021】また、上述の実施形態においては、異形で
黒色のマーカ8を付けた場合について説明したが、マー
カ8の形状は異形である限り、どのような形状でもよ
い。例えば、図5(a)〜(f)に示すように、種々の
形状をしたマーカ8を採用することができる。一方、マ
ーカ8の色は、下地の色とのコントラストによって画像
認識できるものである限り、何色でもよい。例えば、赤
色や緑色のマーカ8を採用することも可能である。
【0022】さらに、上述の実施形態においては、電気
絶縁体2の上下両面にマーカ8を付けた積層インダクタ
1について説明したが、積層インダクタ1が正規の位置
に置かれる確率を1/4に落としてもよい場合には、電
気絶縁体2の上下いずれか片面にマーカ8を付ければ十
分であり、マーキングの手間を省くことができる。
【0023】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に係る本
発明によれば、電気絶縁層間で内部導体とセラミックス
を交互に重畳積層してコイル5を形成した直方体状の電
気絶縁体2を有し、この電気絶縁体2の表面に外部電極
を設け、前記電気絶縁体2中に前記外部電極とそれぞれ
接続する接続導体9、10を設け、この接続導体9、1
0の位置を示すマーカ8を前記電気絶縁体2の上下面の
双方または片方に付けた積層インダクタ1において、前
記マーカ8をその電気絶縁体2のそれぞれの各長辺方向
から見て異なった形状として構成したので、マーカ8が
異形であるため、積層インダクタ1をそれぞれの各長辺
方向から見た場合の方向識別が容易となることから、積
層インダクタ1が正しく整列する確率が倍増し、生産性
が向上する。
【0024】また、請求項2に係る本発明によれば、上
記マーカ8を各外部電極寄りに1つの面において2箇所
配置して構成したので、積層インダクタ1をそれぞれの
各長辺方向から見た場合の方向識別が一層容易となるこ
とから、積層インダクタ1の生産性がさらに向上する。
【0025】一方、請求項3に係る本発明によれば、上
記積層インダクタ1を整列測定する積層インダクタ整列
測定装置12において、前記積層インダクタ1を供給す
るパーツフィーダ13と前記積層インダクタ1を測定す
る測定ステージ15とを備え、前記パーツフィーダ13
によって供給された積層インダクタ1を前記測定ステー
ジ15に搬送するガイドレール16を設け、前記パーツ
フィーダ13によって供給された積層インダクタ1をそ
の電気絶縁体2の長辺方向から斜めに観察して画像認識
する画像認識装置3を設け、この画像認識装置3によっ
て画像認識された積層インダクタ1を前記パーツフィー
ダ13に戻すワーク吹き飛ばし器20等のワーク除去装
置を設けて構成したので、電気絶縁体2の2面の情報を
一度の画像認識で得ることが可能になると同時に、積層
インダクタ1の置き方が正しい場合は積層インダクタ1
をガイドレール16を経て測定ステージ15に搬送し、
そうでない場合には積層インダクタ1をパーツフィーダ
13に戻すことができることから、積層インダクタ1が
正しく整列する確率が倍増し、生産性が向上する。
【0026】また、請求項4に係る本発明によれば、上
記積層インダクタ1を整列測定する積層インダクタ整列
測定装置12において、前記積層インダクタ1を供給す
るパーツフィーダ13と前記積層インダクタ1を測定す
る測定ステージ15とを備え、前記パーツフィーダ13
によって供給された積層インダクタ1を前記測定ステー
ジ15に搬送する第1のガイドレール16を設け、前記
パーツフィーダ13によって供給された積層インダクタ
1をその電気絶縁体2の長辺方向から斜めに観察して画
像認識する画像認識装置3を設け、この画像認識装置3
によって画像認識された積層インダクタ1を前記パーツ
フィーダ13に戻すワーク吹き飛ばし器20等のワーク
除去装置を設け、前記パーツフィーダ13によって供給
された積層インダクタ1を90°だけ回転させて前記測
定ステージ15に搬送する第2のガイドレール17を設
け、前記画像認識装置3によって画像認識された積層イ
ンダクタ1を前記第2のガイドレール17に移送する押
し出しピン21等のワーク移送装置を設けて構成したの
で、電気絶縁体2の2面の情報を一度の画像認識で得る
ことが可能となると同時に、積層インダクタ1の置き方
が正しい場合は積層インダクタ1を第1のガイドレール
16を経て測定ステージ15に搬送し、そうでない場合
には、位置修正可能なときに積層インダクタ1を第2の
ガイドレール17を経て測定ステージ15に搬送し、位
置修正不可能なときに積層インダクタ1をパーツフィー
ダ13に戻すことができることから、積層インダクタ1
が正しく整列する確率が倍増し、生産性が向上する。
【0027】さらに、請求項5に係る本発明によれば、
上記積層インダクタ整列測定装置12を用いて上記積層
インダクタ1を整列測定する際に、パーツフィーダ13
によって前記積層インダクタ1を斜めにして供給し、こ
の積層インダクタ1をその真上から画像認識装置3によ
って画像認識し、その場で前記積層インダクタ1の位置
を正規の位置に補正する機構を設け、正規の位置にでき
ないものは排出する機構を設けて構成したので、積層イ
ンダクタ1を画像認識した結果に応じて斜めの積層イン
ダクタ1を適当な方向に倒すことで、1個のガイドレー
ル16を使って積層インダクタ1の搬送を実行し、位置
修正不可能な場合はパーツフィーダに戻すことができる
ことから、積層インダクタ整列測定装置12を小型化す
ることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る積層インダクタの一実施形態を示
す図であり、(a)は正規の位置に置かれた状態を示す
斜視図、(b)は(a)の認識画像を示す図、(c)は
正規の位置に置かれていない状態を示す斜視図、(d)
は(c)の認識画像を示す図である。
【図2】本発明に係る積層インダクタ整列測定装置の第
1の実施形態を示す平面図である。
【図3】図2に示す積層インダクタ整列測定装置のA部
分の拡大図である。
【図4】図1に示す積層インダクタの画像認識方法を示
す正面図であり、(a)は画像認識装置を傾ける方法を
示す図、(b)は積層インダクタを傾ける方法を示す図
である。
【図5】本発明に係る積層インダクタの様々なマーカ形
状を示す平面図である。
【図6】本発明に係る積層インダクタ整列測定装置の第
2の実施形態を示す平面図である。
【図7】従来の積層インダクタの代表例を示す斜視図で
あり、(a)はその上面のみにマーカを付けた積層イン
ダクタを示す図、(b)はその上下両面にマーカを付け
た積層インダクタを示す図である。
【図8】従来の積層インダクタの画像認識方法を示す正
面図である。
【符号の説明】
1……積層インダクタ 2……電気絶縁体 3……画像認識装置 5……コイル 8……マーカ 9、10……接続導体 12……積層インダクタ整列測定装置 13……パーツフィーダ 15……測定ステージ 16……第1のガイドレール 17……第2のガイドレール 20……ワーク除去装置(ワーク吹き飛ばし器) 21……ワーク移送装置(押し出しピン)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 野寄 佳成 東京都港区新橋5丁目36番11号 富士電気 化学株式会社内 Fターム(参考) 5E070 AA01 AB01 BA01 BA12 CB01 CB13

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電気絶縁層間で内部導体とセラミックス
    を交互に重畳積層してコイル(5)を形成した直方体状
    の電気絶縁体(2)を有し、 この電気絶縁体の表面に外部電極を設け、 前記電気絶縁体中に前記外部電極とそれぞれ接続する接
    続導体(9、10)を設け、 この接続導体の位置を示すマーカ(8)を前記電気絶縁
    体の上下面の双方または片方に付けた積層インダクタ
    (1)において、 前記マーカをその電気絶縁体のそれぞれの各長辺方向か
    ら見て異なった形状としたことを特徴とする積層インダ
    クタ。
  2. 【請求項2】 マーカ(8)を各外部電極寄りに1つの
    面において2箇所配置したことを特徴とする請求項1に
    記載の積層インダクタ。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2に記載の積層イ
    ンダクタ(1)を整列測定する積層インダクタ整列測定
    装置(12)において、 前記積層インダクタを供給するパーツフィーダ(13)
    と前記積層インダクタを測定する測定ステージ(15)
    とを備え、 前記パーツフィーダによって供給された積層インダクタ
    を前記測定ステージに搬送するガイドレール(16)を
    設け、 前記パーツフィーダによって供給された積層インダクタ
    をその電気絶縁体(2)の長辺方向から斜めに観察して
    画像認識する画像認識装置(3)を設け、 この画像認識装置によって画像認識された積層インダク
    タを前記パーツフィーダに戻すワーク除去装置(20)
    を設けたことを特徴とする積層インダクタ整列測定装
    置。
  4. 【請求項4】 請求項1または請求項2に記載の積層イ
    ンダクタ(1)を整列測定する積層インダクタ整列測定
    装置(12)において、 前記積層インダクタを供給するパーツフィーダ(13)
    と前記積層インダクタを測定する測定ステージ(15)
    とを備え、 前記パーツフィーダによって供給された積層インダクタ
    を前記測定ステージに搬送する第1のガイドレール(1
    6)を設け、 前記パーツフィーダによって供給された積層インダクタ
    をその電気絶縁体(2)の長辺方向から斜めに観察して
    画像認識する画像認識装置(3)を設け、 この画像認識装置によって画像認識された積層インダク
    タを前記パーツフィーダに戻すワーク除去装置(20)
    を設け、 前記パーツフィーダによって供給された積層インダクタ
    を90°だけ回転させて前記測定ステージに搬送する第
    2のガイドレール(17)を設け、 前記画像認識装置によって画像認識された積層インダク
    タを前記第2のガイドレールに移送するワーク移送装置
    (21)を設けたことを特徴とする積層インダクタ整列
    測定装置。
  5. 【請求項5】 請求項3に記載の積層インダクタ整列測
    定装置(12)を用いて請求項1または請求項2に記載
    の積層インダクタ(1)を整列測定する際に、 パーツフィーダ(13)によって前記積層インダクタを
    斜めにして供給し、 この積層インダクタをその真上から画像認識装置(3)
    によって画像認識し、 その場で前記積層インダクタの位置を正規の位置に補正
    する機構を設け、 正規の位置にできないものは排出する機構を設けたこと
    を特徴とする積層インダクタ整列測定方法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002367833A (ja) * 2001-06-13 2002-12-20 Fdk Corp 積層チップインダクタ
JP2009088162A (ja) * 2007-09-28 2009-04-23 Fujitsu Media Device Kk 電子部品
JP2016152392A (ja) * 2015-02-19 2016-08-22 株式会社村田製作所 プリント回路板、その製造方法、及びインダクタ製品

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