JP2000058095A - 固体電解質型燃料電池の検査方法 - Google Patents

固体電解質型燃料電池の検査方法

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JP2000058095A
JP2000058095A JP10234895A JP23489598A JP2000058095A JP 2000058095 A JP2000058095 A JP 2000058095A JP 10234895 A JP10234895 A JP 10234895A JP 23489598 A JP23489598 A JP 23489598A JP 2000058095 A JP2000058095 A JP 2000058095A
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cell
potential
fuel
fuel cell
cylindrical
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JP10234895A
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Takaharu Nakayama
貴晴 中山
Hiroaki Tajiri
浩昭 田尻
Masahiro Kuroishi
正宏 黒石
Hiroaki Takeuchi
弘明 竹内
Masanobu Aizawa
正信 相沢
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Toto Ltd
Kyushu Electric Power Co Inc
Original Assignee
Toto Ltd
Kyushu Electric Power Co Inc
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    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/30Hydrogen technology
    • Y02E60/50Fuel cells

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 円筒型セルのピンホールを検出することがで
き、信頼性に優れた円筒セル型固体電解質型燃料電池
(T−SOFC)の検査方法を提供する。 【解決手段】 検査状態において、プラス・マイナス側
の集電棒41a、41b及び各セル7のインターコネク
タ8に、検査用の電線10b〜eが付けられる。電線1
0b〜eは、電圧計12にまで導かれている。各セル7
の開回路電位は、該セルの1つ手前のセルのインターコ
ネクタ又は集電棒の電位と、自身のインターコネクタの
電位の差として検出できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、円筒型セルタイプ
の固体電解質型燃料電池(以下T−SOFCともいう)
の検査方法に関する。特に、円筒型セルを直列及び並列
に接続固定する際に、セル電位をモニタすることにより
円筒型セルのピンホールを検出することができ、信頼性
に優れたT−SOFCを提供できる検査方法に関する。
【0002】
【従来の技術】T−SOFCは、特公平1−59705
号等に開示されている固体電解質型燃料電池の一タイプ
である。T−SOFCは、多孔質支持管−空気極−固体
電解質層−燃料極−インターコネクタで構成される円筒
型セルを有する。空気極側に酸素(空気)を流し、燃料
極側にガス燃料(H2 、CO等)を流してやると、この
セル内でO2-イオンが移動して化学的燃焼が起こり、空
気極と燃料極の間に電位が生じ発電が行われる。なお、
空気極が支持管を兼用する形式のものもある。
【0003】ところで、固体電解質層にピンホールが存
在すると、セル内をO2-イオンではなくO2 分子が移動
し、通常の燃焼を生じ、燃料側の酸素分圧を上昇させ、
空気極と燃料極の間に生じる電位(開回路電位)を低下
させる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記ピンホールを検査
する従来の方法は、セルを水中に入れてセル内に空気圧
をかけて気泡を見つけるという古典的なものであった。
この方法では、相当大きな(例えば径0.5μm )ピン
ホールは見つけることができるが、小さいピンホールを
見つけることができなかった。そのため、実際の装置に
多数のセルを組み込んだ後に試運転し始めてから異常が
認識されることがあった。この場合、多数のセルの中の
どのセルが不良なものか不明なため処置しにくかった。
【0005】本発明は、このような問題点に鑑みてなさ
れたもので、円筒型セルタイプの固体電解質型燃料電池
(T−SOFC)の検査方法であって、円筒型セルを直
列及び並列に接続固定する際に、セル電位をモニタする
ことにより円筒型セルのピンホールを検出することがで
き、信頼性に優れたT−SOFCを製造することのでき
る検査方法を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明の燃料電池の検査方法は、 多層円筒状に積
層された空気極、固体電解質層、燃料極、及び、インタ
ーコネクタを有する複数の円筒型セルの集合体を備えた
燃料電池の検査方法であって; セルを単独又は複数個
接続して運転し、 その際の各セルの開回路電位を測定
して該セルの気密性を検査することを特徴とする。
【0007】この方法によれば、微細なピンホールによ
る開回路電位低下も確実に発見できる。また、複数のセ
ルを同時に運転する場合も、各セルを並列には接続しな
いで、各セルの開回路電位を検出するようにしておけ
ば、どのセルが問題かすぐに分かるので処置しやすい。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しつつ説明す
る。まず、本発明の検査方法の前提となるT−SOFC
の構成について説明する。図2は、代表的なT−SOF
Cの全体構造を示す図である。図3は、図2の燃料電池
のセルの構造を示す断面図である。(A)は全体の縦断
面図であり、(B)は(A)のB−B断面を示す横断面
図である。この固体電解質型燃料電池1の中枢部分であ
る円筒型セル集合体2は、細長い円筒状(寸法例、径1
5mm×長さ500mm)の多数のセル7から構成されてい
る。円筒型セル7は、上端開放、下端閉のセラミックチ
ューブである。円筒型セル7の断面は多層円筒状をして
おり(図3(B)参照)、空気極61、固体電解質層6
3、燃料極65及びインターコネクタ67の各層が積層
されている。
【0009】円筒型セルの各層は、それぞれ必要な機能
(導電性、通気性、固体電解質、電気化学触媒性等)を
有する酸化物を主成分とする材料で形成されている。円
筒型セル7内には、空気を通すための細長い空気導入管
4が通っている。空気導入管4は、燃料電池1上部の空
気分配器31から下に出て、円筒型セル7チューブの底
近くにまで達している。この空気導入管4によって、空
気分配器31内の空気が、円筒型セル7チューブ内に供
給される。チューブ内(底)に供給された空気は、上述
の発電反応に寄与しつつチューブ内を上方に向い、セル
上端21から排気燃焼室37に出る。この排気燃焼室3
7においては、後述する燃料ガス排気と空気排気とが混
合され、円筒型セル7で未反応のまま排気された酸素と
燃料成分が燃焼(一般的な燃焼)する。
【0010】円筒型セル7の外面には、燃料電池1下部
の燃料ヘッダー9から上方に向けて燃料ガスが供給さ
れ、上述の発電に供される。燃料ガスの未反応部分と、
セル部での電気化学的燃焼生成物(CO2 、H2 O等)
とは、円筒型セル7上端外面のスキマを通って排気燃焼
室37に入る。この排気燃焼室37では、上述のように
未反応燃料が燃焼する。燃焼排ガスは、排気口35から
排出される。この排ガスの顕熱は、燃料電池に供給され
る空気及び燃料ガスの余熱に用いられたり、あるいは、
通常の蒸気ボイラー・タービンを用いる発電システムに
送られて発電に利用される。
【0011】図2に示されている6列の円筒型セル7
は、互いに電気的に接続されている。すなわち、右側の
円筒型セルのインターコネクタ67が、その左側の円筒
型セルの外面(外面電極、この場合燃料極)に、Niフ
ェルト8を介して接続されているので、結局、図2の6
本の円筒型セルは、直列に接続されていることとなる。
通常の固体電解質型燃料電池にあっては、円筒型セル1
本における発電電圧は約1ボルトなので、多数の円筒型
セルを直列に接続して所要の電圧を得る。円筒型セル集
合体2の最外列の外側には、集電板5a、5bが、円筒
型セル7に接して(Niフェルト8を介して)設けられ
ている。この集電板5と、それに接続されている集電棒
41から、セル集合体2で発電された電力を外部へ取り
出す。
【0012】図1は、本発明の1実施例に係る燃料電池
の検査方法を説明するための図である。この検査用セル
集合体2′は、図2の燃料電池のセル集合体と基本的に
は同様の構成であり、同様のケーシング(図示されず)
中に収められている。そして、通常の運転状態と同様の
温度・ガス条件で検査運転を行う。
【0013】検査状態においては、プラス・マイナス側
の集電棒41a、41b及び各セル7のインターコネク
タ8には、検査用の電線10b〜eが付けられている。
そして電線10b〜eは、電圧計12にまで導かれてい
る。各セル7の開回路電位は、該セルの1つ手前のセル
のインターコネクタ又は集電棒の電位と、自身のインタ
ーコネクタの電位の差として検出できる。
【0014】図1の検査装置を以下の実際のセル仕様、
運転条件下において各セルの開回路電位を検出する。 空気極材質 :LaSrMnO3 インターコネクタ材質:LaCaCrO3 電解質材質 :Y23 安定化ZrO2 (YSZ) 燃料極材質 :Ni+YSZ
【0015】 ガス供給温度:1000℃ 酸化剤 :空気、供給量10リットル/分・セル 燃料 :加湿水素、供給量0.6リットル/分・セル
【0016】この検査運転において正常なセルの開回路
電位は0.97〜0.98Vである。開回路電位0.9
V以下のものは固体電解質層に明らかな洩れがあるもの
と判定した。
【0017】
【発明の効果】本発明によれば、円筒型セルを直列及び
並列に接続固定する際に、セル電位をモニタすることに
より微細なピンホールによる開回路電位低下も確実に発
見できる。また、複数のセルを同時に運転する場合も、
各セルを並列には接続しないで、各セルの開回路電位を
検出するようにしておけば、どのセルが問題かすぐに分
かるので処置しやすい。そのため、信頼性に優れたT−
SOFCを製造することのできる検査方法を提供でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の1実施例に係る燃料電池の検査方法を
説明するための図である。
【図2】代表的なT−SOFCの全体構造を示す図であ
る。
【図3】図2のT−SOFCのセルの構造を示す断面図
である。(A)は全体の縦断面図であり、(B)は
(A)のB−B断面を示す横断面図である。
【符号の説明】
1 固体電解質型燃料電池 2 セル集合体 4 空気導入管 5 集電板 7 円筒型セル 8 Niフェルト 9 燃料ヘッダー 10 電線 12 電圧計 21 セル上端 31 空気分配器 35 排気口 37 排気燃焼室 41 集電棒 61 空気極 63 固体電解質
層 65 燃料極 67 インターコ
ネクタ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 田尻 浩昭 福岡市南区塩原2丁目1番47号 九州電力 株式会社総合研究所内 (72)発明者 黒石 正宏 福岡県北九州市小倉北区中島2丁目1番1 号 東陶機器株式会社内 (72)発明者 竹内 弘明 福岡県北九州市小倉北区中島2丁目1番1 号 東陶機器株式会社内 (72)発明者 相沢 正信 福岡県北九州市小倉北区中島2丁目1番1 号 東陶機器株式会社内 Fターム(参考) 5H026 AA06 BB00 CC06 CV02 CV06 CX06 5H027 AA06 KK51 KK54

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 多層円筒状に積層された空気極、固体電
    解質層、燃料極、及び、インターコネクタを有する複数
    の円筒型セルの集合体を備えた燃料電池の検査方法であ
    って;セルを単独又は複数個接続して運転し、 その際の各セルの開回路電位を測定して該セルの気密性
    を検査することを特徴とする固体電解質型燃料電池の検
    査方法。
  2. 【請求項2】 上記検査運転を、燃料極側を水素を添加
    した窒素雰囲気とし、空気極側を酸素を含む雰囲気とし
    て行うことを特徴とする請求項1記載の固体電解質型燃
    料電池の検査方法。
JP10234895A 1998-08-07 1998-08-07 固体電解質型燃料電池の検査方法 Pending JP2000058095A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003109634A (ja) * 2001-09-27 2003-04-11 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 燃料電池システム及び燃料電池の運転方法
EP1487044A3 (en) * 2003-04-17 2006-07-19 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Method for detecting possible structural deficiencies of a polymer electrolyte fuel cell

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