JP2000057968A - 偏向ヨークおよびカラー陰極線管装置 - Google Patents
偏向ヨークおよびカラー陰極線管装置Info
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- JP2000057968A JP2000057968A JP10226012A JP22601298A JP2000057968A JP 2000057968 A JP2000057968 A JP 2000057968A JP 10226012 A JP10226012 A JP 10226012A JP 22601298 A JP22601298 A JP 22601298A JP 2000057968 A JP2000057968 A JP 2000057968A
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- coil
- funnel
- deflection coil
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Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【課題】水平偏向コイルの感度を向上すると共にネック
長の短縮に伴うコンバーゼンス調整補助装置の調整感度
の低下を回避して高画質の調整を可能とする。 【解決手段】パネル部とネック部、及びこれらを連接す
るファンネル部とからなる真空外囲器のファンネル部と
ネック部の遷移領域に設置して電子ビームを蛍光面上に
2次元走査するための水平偏向磁界を発生する水平偏向
コイル10Aと垂直偏向磁界を発生する垂直偏向コイル
10Bを具備し、垂直偏向コイルはファンネル部側とネ
ック部側の各コイル端10B−1,10B−2をカラー
陰極線管の管軸から離れる方向に折り曲げたベンドアッ
プ形とし、水平偏向コイルはファンネル部側とネック部
側の各コイル端をファンネル部及びネック部の外壁の形
状に沿わせたベンドレス形とし、水平偏向コイル10A
のネック部端上にコンバーゼンス調整補助装置15を取
り付けた。
長の短縮に伴うコンバーゼンス調整補助装置の調整感度
の低下を回避して高画質の調整を可能とする。 【解決手段】パネル部とネック部、及びこれらを連接す
るファンネル部とからなる真空外囲器のファンネル部と
ネック部の遷移領域に設置して電子ビームを蛍光面上に
2次元走査するための水平偏向磁界を発生する水平偏向
コイル10Aと垂直偏向磁界を発生する垂直偏向コイル
10Bを具備し、垂直偏向コイルはファンネル部側とネ
ック部側の各コイル端10B−1,10B−2をカラー
陰極線管の管軸から離れる方向に折り曲げたベンドアッ
プ形とし、水平偏向コイルはファンネル部側とネック部
側の各コイル端をファンネル部及びネック部の外壁の形
状に沿わせたベンドレス形とし、水平偏向コイル10A
のネック部端上にコンバーゼンス調整補助装置15を取
り付けた。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、偏向ヨークおよび
この偏向ヨークを用いたカラー陰極線管装置に係り、特
に管軸長を短縮してデスクトップサイズとした高解像度
のディスプレイモニターに好適なカラー陰極線管を構成
可能とした偏向ヨークおよびこの偏向ヨークを用いたカ
ラー陰極線管装置に関する。
この偏向ヨークを用いたカラー陰極線管装置に係り、特
に管軸長を短縮してデスクトップサイズとした高解像度
のディスプレイモニターに好適なカラー陰極線管を構成
可能とした偏向ヨークおよびこの偏向ヨークを用いたカ
ラー陰極線管装置に関する。
【0002】
【従来の技術】カラー陰極線管は、テレビ受像機用ブラ
ウン管やパソコン、ワークステーション等の各種情報端
末のディスプレイモニター用ブラウン管として多用され
ている。特に、パソコン等のようにユーザがデスク上に
設置して使用する所謂デスクトップ型端末のカラーディ
スプレイモニター用ブラウン管は、大画面で高解像度の
表示性能を備えると共に、限られたスペースでコンパク
トに設置できるサイズが要求される。
ウン管やパソコン、ワークステーション等の各種情報端
末のディスプレイモニター用ブラウン管として多用され
ている。特に、パソコン等のようにユーザがデスク上に
設置して使用する所謂デスクトップ型端末のカラーディ
スプレイモニター用ブラウン管は、大画面で高解像度の
表示性能を備えると共に、限られたスペースでコンパク
トに設置できるサイズが要求される。
【0003】現在、この種のデスクトップ型端末のディ
スプレイモニター用ブラウン管として使用されている大
型サイズのカラー陰極線管は17型(有効表示領域の対
角寸法が約41cm)と21型(同約51cm)である
ものが主流となっている。
スプレイモニター用ブラウン管として使用されている大
型サイズのカラー陰極線管は17型(有効表示領域の対
角寸法が約41cm)と21型(同約51cm)である
ものが主流となっている。
【0004】上記17型のカラーディスプレイモニター
用ブラウン管の表示性能は1.3Mピクセル(画素)で
あり、これ以上の高い解像度を求める場合は上記21型
のカラーディスプレイモニター用ブラウン管(表示性能
は2Mピクセル相当:水平ドット数が少なくとも145
0/ライン以上、好ましくは1600/ライン)を使用
するようにしている。
用ブラウン管の表示性能は1.3Mピクセル(画素)で
あり、これ以上の高い解像度を求める場合は上記21型
のカラーディスプレイモニター用ブラウン管(表示性能
は2Mピクセル相当:水平ドット数が少なくとも145
0/ライン以上、好ましくは1600/ライン)を使用
するようにしている。
【0005】図5は本発明を適用するカラー陰極線管装
置の構成例を説明する管軸に沿って切断した断面図であ
る。このカラー陰極線管装置は、内面に蛍光面4を塗布
して表示スクリーン1aを形成するパネル部1と、3本
の電子ビーム(Bc,Bs×2)を出射する電子銃9を
収納したネック部2と、パネル部1とネック部2とを連
接するファンネル部3とから真空外囲器を構成し、ネッ
ク部とファンネル部の遷移領域の外周に電子ビームを水
平と垂直の2方向に偏向して蛍光面4上を走査するため
の偏向ヨーク10が装着されている。
置の構成例を説明する管軸に沿って切断した断面図であ
る。このカラー陰極線管装置は、内面に蛍光面4を塗布
して表示スクリーン1aを形成するパネル部1と、3本
の電子ビーム(Bc,Bs×2)を出射する電子銃9を
収納したネック部2と、パネル部1とネック部2とを連
接するファンネル部3とから真空外囲器を構成し、ネッ
ク部とファンネル部の遷移領域の外周に電子ビームを水
平と垂直の2方向に偏向して蛍光面4上を走査するため
の偏向ヨーク10が装着されている。
【0006】また、パネル部1の内部には、蛍光面4に
近接して色選択機能部材であるシャドウマスク5がマス
クフレーム6で保持されてマスク懸架機構7を介して当
該パネル部内壁のスカート部に設置されている。マスク
フレーム6の電子銃側には、偏向された電子ビームを地
磁気等の外部磁界から遮蔽する磁気シールド8が取り付
けてある。なお、11はネック部2の電子銃収納部外周
に設置されたピュリティー調整やセンタリング調整を含
むコンバーゼンス調整装置、12はファンネル部3に設
けられたアノードボタン(図示せず)から陽極電圧が供
給される内部導電膜、13は外部回路から電子銃に表示
用信号電圧やフォーカス電圧を印加するためのステムピ
ン、14は防爆バンドである。
近接して色選択機能部材であるシャドウマスク5がマス
クフレーム6で保持されてマスク懸架機構7を介して当
該パネル部内壁のスカート部に設置されている。マスク
フレーム6の電子銃側には、偏向された電子ビームを地
磁気等の外部磁界から遮蔽する磁気シールド8が取り付
けてある。なお、11はネック部2の電子銃収納部外周
に設置されたピュリティー調整やセンタリング調整を含
むコンバーゼンス調整装置、12はファンネル部3に設
けられたアノードボタン(図示せず)から陽極電圧が供
給される内部導電膜、13は外部回路から電子銃に表示
用信号電圧やフォーカス電圧を印加するためのステムピ
ン、14は防爆バンドである。
【0007】そして、偏向ヨーク10の電子銃側後端に
は、電子ビームの軌道調整やコンバーゼンス調整装置1
1では調整しきれない電子ビームの軌道修正を補助的に
行うコンバーゼンス調整補助装置15が取り付けられて
いる。このコンバーゼンス調整補助装置はネック部内部
を進行する電子ビームに対して複数の極の調整磁界を印
加してその軌道を調整するものである。
は、電子ビームの軌道調整やコンバーゼンス調整装置1
1では調整しきれない電子ビームの軌道修正を補助的に
行うコンバーゼンス調整補助装置15が取り付けられて
いる。このコンバーゼンス調整補助装置はネック部内部
を進行する電子ビームに対して複数の極の調整磁界を印
加してその軌道を調整するものである。
【0008】図6は図5における従来の偏向ヨークの構
成を説明する模式図、図7は図6の矢印A方向から見た
正面図である。この偏向ヨークは、上下一対の水平偏向
コイル10Aと左右一対の垂直偏向コイル10Bをスペ
ーサ17を介して重ね合わせて構成される。水平偏向コ
イル10Aと垂直偏向コイル10Bは、そのファンネル
側端10A−1,10B−1とネック側端10A−2,
10B−2が共に管軸Z−Zから離れる方向に折り曲げ
られた所謂ベントアップ形である。垂直偏向コイル10
Bの背側には磁気コア18が取り付けされている。
成を説明する模式図、図7は図6の矢印A方向から見た
正面図である。この偏向ヨークは、上下一対の水平偏向
コイル10Aと左右一対の垂直偏向コイル10Bをスペ
ーサ17を介して重ね合わせて構成される。水平偏向コ
イル10Aと垂直偏向コイル10Bは、そのファンネル
側端10A−1,10B−1とネック側端10A−2,
10B−2が共に管軸Z−Zから離れる方向に折り曲げ
られた所謂ベントアップ形である。垂直偏向コイル10
Bの背側には磁気コア18が取り付けされている。
【0009】そして、この偏向ヨークの後端(電子銃に
近い側)にはコンバーゼンス調整補助装置15が取り付
けされている。16はこの取り付け具を示す。
近い側)にはコンバーゼンス調整補助装置15が取り付
けされている。16はこの取り付け具を示す。
【0010】このように構成された偏向ヨークのファン
ネル側コイル端は図7に示したように略円形状であり、
カラー陰極線管のファンネル部とネック部の遷移領域に
楔20を介して取り付けされる。この楔19はカラー陰
極線管の管軸と偏向ヨークの中心軸を調整して電子ビー
ムの走査で形成される画面がパネル部1のスクリーン1
a上で正しい形状となるように偏向ヨークの固定位置を
調整する。
ネル側コイル端は図7に示したように略円形状であり、
カラー陰極線管のファンネル部とネック部の遷移領域に
楔20を介して取り付けされる。この楔19はカラー陰
極線管の管軸と偏向ヨークの中心軸を調整して電子ビー
ムの走査で形成される画面がパネル部1のスクリーン1
a上で正しい形状となるように偏向ヨークの固定位置を
調整する。
【0011】なお、図6、図7では水平偏向コイル10
A、垂直偏向コイル10Bは共に一対であるが、符号は
一方にのみ付してある。
A、垂直偏向コイル10Bは共に一対であるが、符号は
一方にのみ付してある。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】パソコン等のように、
使用者がデスク上に設置して使用するモニター用カラー
陰極線管は、大画面かつ高精細の表示性能が要求され
る。現在の大型画面サイズのカラー陰極線管としては公
称17インチ(有効表示領域の対角寸法が約41c
m)、あるいは21インチ(有効表示領域の対角寸法が
約51cm)のものが主流となっている。
使用者がデスク上に設置して使用するモニター用カラー
陰極線管は、大画面かつ高精細の表示性能が要求され
る。現在の大型画面サイズのカラー陰極線管としては公
称17インチ(有効表示領域の対角寸法が約41c
m)、あるいは21インチ(有効表示領域の対角寸法が
約51cm)のものが主流となっている。
【0013】17インチのカラー陰極線管の表示性能は
1.3Mピクセル(画素)であり、これ以上の高い解像
度を求める場合は21インチのカラー陰極線管が使用さ
れている。
1.3Mピクセル(画素)であり、これ以上の高い解像
度を求める場合は21インチのカラー陰極線管が使用さ
れている。
【0014】しかし、21型のカラーディスプレイモニ
ター用カラー陰極線管となると、その全長が450mm
を越えて長くなり、ディスプレイモニターの全長は50
0mmを越える。
ター用カラー陰極線管となると、その全長が450mm
を越えて長くなり、ディスプレイモニターの全長は50
0mmを越える。
【0015】一般の卓または机の上面の奥行きは700
mm程度であり、キーボードの奥行きが150mm、ユ
ーザの手の支え部分を100mmとすると、このような
ディスプレイモニターをデスクトップサイズの端末に採
用すると使い勝手が悪くなる。
mm程度であり、キーボードの奥行きが150mm、ユ
ーザの手の支え部分を100mmとすると、このような
ディスプレイモニターをデスクトップサイズの端末に採
用すると使い勝手が悪くなる。
【0016】一方、20型カラーディスプレイモニター
(対応する20型カラー陰極線管のパネル部対角外径は
52cm)以下の画面サイズで2Mピクセルの表示解像
度を実現しようとすると、シャドウマスクの孔ピッチが
小さくなり、色純度の調整裕度が低下するという問題が
生じる。これを補償するためには、シャドウマスクの孔
の透過率を下げざるを得ず、カラー陰極線管の明るさの
低下を引き起こす。
(対応する20型カラー陰極線管のパネル部対角外径は
52cm)以下の画面サイズで2Mピクセルの表示解像
度を実現しようとすると、シャドウマスクの孔ピッチが
小さくなり、色純度の調整裕度が低下するという問題が
生じる。これを補償するためには、シャドウマスクの孔
の透過率を下げざるを得ず、カラー陰極線管の明るさの
低下を引き起こす。
【0017】このように、従来のカラー陰極線管を用い
たディスプレイモニターでは、2Mピクセル相当の解像
度を備え、かつデスクトップサイズとすることは困難で
あった。さらに、全長を短縮する手段の一つとして、ネ
ック部長さを短くする努力がなされている。
たディスプレイモニターでは、2Mピクセル相当の解像
度を備え、かつデスクトップサイズとすることは困難で
あった。さらに、全長を短縮する手段の一つとして、ネ
ック部長さを短くする努力がなされている。
【0018】このような背景に基づき、近年、偏向ヨー
クのネック部側コイル端を折り曲げのない所謂ベンドレ
ス形とし、ネック部近傍の漏洩磁界を少なくして偏向ヨ
ークの感度を向上したものが提案されている(例えば、
特開昭59−205136号公報)。
クのネック部側コイル端を折り曲げのない所謂ベンドレ
ス形とし、ネック部近傍の漏洩磁界を少なくして偏向ヨ
ークの感度を向上したものが提案されている(例えば、
特開昭59−205136号公報)。
【0019】図8はネック部側のコイル端をベンドレス
形とした偏向ヨークの構成例を説明する模式図である。
図6と同一符号は同一部分に対応する。なお、磁気コア
は図示を省略した。
形とした偏向ヨークの構成例を説明する模式図である。
図6と同一符号は同一部分に対応する。なお、磁気コア
は図示を省略した。
【0020】図示したように、偏向ヨークを構成する水
平偏向コイル10Aおよび垂直偏向コイル10Bのネッ
ク部側コイル端は共にベンドレス形としてある。
平偏向コイル10Aおよび垂直偏向コイル10Bのネッ
ク部側コイル端は共にベンドレス形としてある。
【0021】そして、偏向ヨークの後端に設置するコン
バーゼンス調整補助装置15は、ネック長の短縮で設置
スペースがなくなるため、水平偏向コイル10Aと垂直
偏向コイル10Bの重ねあわせ部分にさらに重ねて取り
付け具16で取り付けている。しかし、このコンバーゼ
ンス調整補助装置15の磁界が垂直偏向コイルの発生磁
界と干渉して感度が低下し、高画質化が困難になるとい
う問題が生じる。
バーゼンス調整補助装置15は、ネック長の短縮で設置
スペースがなくなるため、水平偏向コイル10Aと垂直
偏向コイル10Bの重ねあわせ部分にさらに重ねて取り
付け具16で取り付けている。しかし、このコンバーゼ
ンス調整補助装置15の磁界が垂直偏向コイルの発生磁
界と干渉して感度が低下し、高画質化が困難になるとい
う問題が生じる。
【0022】本発明の目的は、上記従来技術の諸問題を
解消し、水平偏向コイルの感度を向上すると共にネック
長の短縮に伴うコンバーゼンス調整補助装置の調整感度
の低下を回避して高画質の調整を可能とした偏向ヨーク
とこの偏向ヨークを用いたカラー陰極線管装置を提供す
ることにある。
解消し、水平偏向コイルの感度を向上すると共にネック
長の短縮に伴うコンバーゼンス調整補助装置の調整感度
の低下を回避して高画質の調整を可能とした偏向ヨーク
とこの偏向ヨークを用いたカラー陰極線管装置を提供す
ることにある。
【0023】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は、偏向ヨークを構成する垂直偏向コイルの
ファンネル側端およびネック部側端(電子銃側)は共に
ベンドアップ形とし、水平偏向コイルの少なくともネッ
ク部側端をベンドレス形として水平偏向コイルの感度を
向上すると共に、上記水平偏向意コイル上にコンバーゼ
ンス調整補助装置を搭載した。
め、本発明は、偏向ヨークを構成する垂直偏向コイルの
ファンネル側端およびネック部側端(電子銃側)は共に
ベンドアップ形とし、水平偏向コイルの少なくともネッ
ク部側端をベンドレス形として水平偏向コイルの感度を
向上すると共に、上記水平偏向意コイル上にコンバーゼ
ンス調整補助装置を搭載した。
【0024】この偏向ヨークの構成により、水平偏向コ
イルの電子銃側端部はネック部の管璧に沿うため、空間
に放出される漏洩磁界が減少し、コイル内径も電子銃に
近づくので水平偏向感度が向上し、省費電力化が図られ
ると共に、管軸長の短いカラー陰極線管装置を提供でき
る。
イルの電子銃側端部はネック部の管璧に沿うため、空間
に放出される漏洩磁界が減少し、コイル内径も電子銃に
近づくので水平偏向感度が向上し、省費電力化が図られ
ると共に、管軸長の短いカラー陰極線管装置を提供でき
る。
【0025】本発明の代表的な構成を列挙すれば、下記
の(1)〜(6)に記載の通りである。
の(1)〜(6)に記載の通りである。
【0026】(1)内面に蛍光面を形成したパネル部と
電子銃を収納したネック部、およびパネル部とネック部
を連接するファンネル部とからなる真空外囲器の前記フ
ァンネル部と前記ネック部の遷移領域に設置して前記電
子ビームから発射される電子ビームを前記蛍光面上に2
次元走査するための水平偏向磁界を発生する水平偏向コ
イルと垂直偏向磁界を発生する垂直偏向コイルを具備す
るカラー陰極線管用の偏向ヨークであって、前記垂直偏
向コイルは前記ファンネル部側と前記ネック部側の各コ
イル端を前記カラー陰極線管の管軸から離れる方向に折
り曲げたベンドアップ形とし、前記水平偏向コイルは前
記ファンネル部側と前記ネック部側の各コイル端を前記
ファンネル部および前記ネック部のそれぞれ外壁の形状
に沿わせたベンドレス形とした。
電子銃を収納したネック部、およびパネル部とネック部
を連接するファンネル部とからなる真空外囲器の前記フ
ァンネル部と前記ネック部の遷移領域に設置して前記電
子ビームから発射される電子ビームを前記蛍光面上に2
次元走査するための水平偏向磁界を発生する水平偏向コ
イルと垂直偏向磁界を発生する垂直偏向コイルを具備す
るカラー陰極線管用の偏向ヨークであって、前記垂直偏
向コイルは前記ファンネル部側と前記ネック部側の各コ
イル端を前記カラー陰極線管の管軸から離れる方向に折
り曲げたベンドアップ形とし、前記水平偏向コイルは前
記ファンネル部側と前記ネック部側の各コイル端を前記
ファンネル部および前記ネック部のそれぞれ外壁の形状
に沿わせたベンドレス形とした。
【0027】この構成により、水平偏向コイルのファン
ネル部側およびネック部側の両端での偏向感度が向上
し、コンバーゼンス調整補助装置をこの水平偏向コイル
のネック部端上に設置することで垂直偏向コイルの発生
磁界との干渉が回避される。
ネル部側およびネック部側の両端での偏向感度が向上
し、コンバーゼンス調整補助装置をこの水平偏向コイル
のネック部端上に設置することで垂直偏向コイルの発生
磁界との干渉が回避される。
【0028】(2)内面に蛍光面を形成したパネル部と
電子銃を収納したネック部、およびパネル部とネック部
を連接するファンネル部とからなる真空外囲器の前記フ
ァンネル部と前記ネック部の遷移領域に設置して前記電
子ビームから発射される電子ビームを前記蛍光面上に2
次元走査するための水平偏向磁界を発生する水平偏向コ
イルと垂直偏向磁界を発生する垂直偏向コイルを具備す
るカラー陰極線管用の偏向ヨークであって、前記垂直偏
向コイルは前記ファンネル部側と前記ネック部側の各コ
イル端を前記カラー陰極線管の管軸から離れる方向に折
り曲げたベンドアップ形とし、前記水平偏向コイルの前
記ファンネル部側コイル端は前記カラー陰極線管の管軸
から離れる方向に折り曲げたベンドアップ形とすると共
に前記ネック部側のコイル端は前記ネック部の外壁形状
に沿わせたベンドレス形とした。
電子銃を収納したネック部、およびパネル部とネック部
を連接するファンネル部とからなる真空外囲器の前記フ
ァンネル部と前記ネック部の遷移領域に設置して前記電
子ビームから発射される電子ビームを前記蛍光面上に2
次元走査するための水平偏向磁界を発生する水平偏向コ
イルと垂直偏向磁界を発生する垂直偏向コイルを具備す
るカラー陰極線管用の偏向ヨークであって、前記垂直偏
向コイルは前記ファンネル部側と前記ネック部側の各コ
イル端を前記カラー陰極線管の管軸から離れる方向に折
り曲げたベンドアップ形とし、前記水平偏向コイルの前
記ファンネル部側コイル端は前記カラー陰極線管の管軸
から離れる方向に折り曲げたベンドアップ形とすると共
に前記ネック部側のコイル端は前記ネック部の外壁形状
に沿わせたベンドレス形とした。
【0029】この構成により、水平偏向コイルのネック
部端での偏向感度が向上し、コンバーゼンス調整補助装
置をこの水平偏向コイルのネック部端上に設置すること
で垂直偏向コイルの発生磁界との干渉が回避される。
部端での偏向感度が向上し、コンバーゼンス調整補助装
置をこの水平偏向コイルのネック部端上に設置すること
で垂直偏向コイルの発生磁界との干渉が回避される。
【0030】(3)(1)または(2)における前記偏
向ヨークを構成する垂直偏向コイルおよび水平偏向コイ
ルの前記ファンネル部側開口形状を当該ファンネル部の
前記偏向ヨークと接する外周形状に略一致させた。
向ヨークを構成する垂直偏向コイルおよび水平偏向コイ
ルの前記ファンネル部側開口形状を当該ファンネル部の
前記偏向ヨークと接する外周形状に略一致させた。
【0031】このように構成したことで、偏向ヨークと
電子ビームの距離が接近し、偏向ヨーク全体の偏向感度
が大幅に向上し、全体が省電力化される。
電子ビームの距離が接近し、偏向ヨーク全体の偏向感度
が大幅に向上し、全体が省電力化される。
【0032】(4)内面に蛍光面を形成したパネル部と
電子銃を収納したネック部、およびパネル部とネック部
を連接するファンネル部とからなる真空外囲器と、前記
ファンネル部と前記ネック部の遷移領域に設置して前記
電子ビームから発射される電子ビームを前記蛍光面上に
2次元走査するための水平偏向磁界を発生する水平偏向
コイルと垂直偏向磁界を発生する垂直偏向コイルとから
なる偏向ヨークと、前記偏向ヨークの前記ネック部側後
端に搭載したコンバーゼンス調整用補助磁気装置と、前
記ネック部の電子銃収納部外壁に搭載したコンバーゼン
ス調整用磁気装置とを具備するカラー陰極線管装置にお
いて、前記垂直偏向コイルを前記ファンネル部側と前記
ネック部側の各コイル端が前記カラー陰極線管の管軸か
ら離れる方向に折り曲げたベンドアップ形とし、前記水
平偏向コイルは前記ファンネル部側と前記ネック部側の
各コイル端が前記ファンネル部および前記ネック部のそ
れぞれ外壁の形状に沿わせたベンドレス形としてなり、
前記水平偏向コイルの前記ネック部側コイル端上にコン
バーゼンス調整用補助磁気装置を取り付けた。
電子銃を収納したネック部、およびパネル部とネック部
を連接するファンネル部とからなる真空外囲器と、前記
ファンネル部と前記ネック部の遷移領域に設置して前記
電子ビームから発射される電子ビームを前記蛍光面上に
2次元走査するための水平偏向磁界を発生する水平偏向
コイルと垂直偏向磁界を発生する垂直偏向コイルとから
なる偏向ヨークと、前記偏向ヨークの前記ネック部側後
端に搭載したコンバーゼンス調整用補助磁気装置と、前
記ネック部の電子銃収納部外壁に搭載したコンバーゼン
ス調整用磁気装置とを具備するカラー陰極線管装置にお
いて、前記垂直偏向コイルを前記ファンネル部側と前記
ネック部側の各コイル端が前記カラー陰極線管の管軸か
ら離れる方向に折り曲げたベンドアップ形とし、前記水
平偏向コイルは前記ファンネル部側と前記ネック部側の
各コイル端が前記ファンネル部および前記ネック部のそ
れぞれ外壁の形状に沿わせたベンドレス形としてなり、
前記水平偏向コイルの前記ネック部側コイル端上にコン
バーゼンス調整用補助磁気装置を取り付けた。
【0033】この構成により、水平偏向コイルのファン
ネル部側およびネック部側の両端での偏向感度が向上
し、コンバーゼンス調整補助装置をこの水平偏向コイル
のネック部端上に設置することで管軸の短縮に伴うコン
バーゼンス調整補助装置の設置スペースを確保できると
共に、垂直偏向コイルの発生磁界との干渉が回避され
る。
ネル部側およびネック部側の両端での偏向感度が向上
し、コンバーゼンス調整補助装置をこの水平偏向コイル
のネック部端上に設置することで管軸の短縮に伴うコン
バーゼンス調整補助装置の設置スペースを確保できると
共に、垂直偏向コイルの発生磁界との干渉が回避され
る。
【0034】(5)内面に蛍光面を形成したパネル部と
電子銃を収納したネック部、およびパネル部とネック部
を連接するファンネル部とからなる真空外囲器と、前記
ファンネル部と前記ネック部の遷移領域に設置して前記
電子ビームから発射される電子ビームを前記蛍光面上に
2次元走査するための水平偏向磁界を発生する水平偏向
コイルと垂直偏向磁界を発生する垂直偏向コイルとから
なる偏向ヨークと、前記偏向ヨークの前記ネック部側後
端に搭載したコンバーゼンス調整用補助磁気装置と、前
記ネック部の電子銃収納部外壁に搭載したコンバーゼン
ス調整用磁気装置とを具備するカラー陰極線管装置にお
いて、前記垂直偏向コイルを前記ファンネル部側と前記
ネック部側の各コイル端が前記カラー陰極線管の管軸か
ら離れる方向に折り曲げたベンドアップ形とし、前記水
平偏向コイルの前記ファンネル部側コイル端が前記カラ
ー陰極線管の管軸から離れる方向に折り曲げたベンドア
ップ形とすると共に前記ネック部側のコイル端は前記ネ
ック部の外壁形状に沿わせたベンドレス形としてなり、
前記水平偏向コイルの前記ネック部側コイル端上にコン
バーゼンス調整用補助磁気装置を取り付けた。
電子銃を収納したネック部、およびパネル部とネック部
を連接するファンネル部とからなる真空外囲器と、前記
ファンネル部と前記ネック部の遷移領域に設置して前記
電子ビームから発射される電子ビームを前記蛍光面上に
2次元走査するための水平偏向磁界を発生する水平偏向
コイルと垂直偏向磁界を発生する垂直偏向コイルとから
なる偏向ヨークと、前記偏向ヨークの前記ネック部側後
端に搭載したコンバーゼンス調整用補助磁気装置と、前
記ネック部の電子銃収納部外壁に搭載したコンバーゼン
ス調整用磁気装置とを具備するカラー陰極線管装置にお
いて、前記垂直偏向コイルを前記ファンネル部側と前記
ネック部側の各コイル端が前記カラー陰極線管の管軸か
ら離れる方向に折り曲げたベンドアップ形とし、前記水
平偏向コイルの前記ファンネル部側コイル端が前記カラ
ー陰極線管の管軸から離れる方向に折り曲げたベンドア
ップ形とすると共に前記ネック部側のコイル端は前記ネ
ック部の外壁形状に沿わせたベンドレス形としてなり、
前記水平偏向コイルの前記ネック部側コイル端上にコン
バーゼンス調整用補助磁気装置を取り付けた。
【0035】この構成によっても、水平偏向コイルのネ
ック部側の両端での偏向感度が向上し、コンバーゼンス
調整補助装置をこの水平偏向コイルのネック部端上に設
置することで管軸の短縮に伴うコンバーゼンス調整補助
装置の設置スペースを確保できると共に、垂直偏向コイ
ルの発生磁界との干渉が回避される。
ック部側の両端での偏向感度が向上し、コンバーゼンス
調整補助装置をこの水平偏向コイルのネック部端上に設
置することで管軸の短縮に伴うコンバーゼンス調整補助
装置の設置スペースを確保できると共に、垂直偏向コイ
ルの発生磁界との干渉が回避される。
【0036】(6)内面に3色の蛍光体のドットトリオ
を稠密に配列した蛍光面を形成すると共に、この蛍光面
に近接してシャドウマスクを懸架したパネル部と、3本
の電子ビームを発射する電子銃を収容したネック部と、
前記パネル部とネック部とを連接するファンネル部とで
真空外囲器を構成し、前記ファンネル部と前記ネック部
の遷移領域に設置して前記電子ビームから発射される電
子ビームを前記蛍光面上に2次元走査するための水平偏
向磁界を発生する水平偏向コイルと垂直偏向磁界を発生
する垂直偏向コイルとからなる偏向ヨークと、前記偏向
ヨークの前記ネック部側後端に搭載したコンバーゼンス
調整用補助磁気装置と前記ネック部の電子銃収納部の外
壁に搭載したコンバーゼンス調整用磁気装置とを具備し
たカラー陰極線管装置において、前記パネル部の対角外
径を52cm以下、前記パネル部の外面の有効表示領域
の対角方向曲率半径を1000mm以上、前記蛍光体の
ドットトリオ列の水平方向配列数を少なくとも1450
以上とし、前記垂直偏向コイルを前記ファンネル部側と
前記ネック部側の各コイル端が前記カラー陰極線管の管
軸から離れる方向に折り曲げたベンドアップ形とし、前
記水平偏向コイルは前記ファンネル部側と前記ネック部
側の各コイル端が前記ファンネル部および前記ネック部
のそれぞれ外壁の形状に沿わせたベンドレス形としてな
り、前記水平偏向コイルの前記ネック部側コイル端上に
コンバーゼンス調整用補助磁気装置を取り付けた。
を稠密に配列した蛍光面を形成すると共に、この蛍光面
に近接してシャドウマスクを懸架したパネル部と、3本
の電子ビームを発射する電子銃を収容したネック部と、
前記パネル部とネック部とを連接するファンネル部とで
真空外囲器を構成し、前記ファンネル部と前記ネック部
の遷移領域に設置して前記電子ビームから発射される電
子ビームを前記蛍光面上に2次元走査するための水平偏
向磁界を発生する水平偏向コイルと垂直偏向磁界を発生
する垂直偏向コイルとからなる偏向ヨークと、前記偏向
ヨークの前記ネック部側後端に搭載したコンバーゼンス
調整用補助磁気装置と前記ネック部の電子銃収納部の外
壁に搭載したコンバーゼンス調整用磁気装置とを具備し
たカラー陰極線管装置において、前記パネル部の対角外
径を52cm以下、前記パネル部の外面の有効表示領域
の対角方向曲率半径を1000mm以上、前記蛍光体の
ドットトリオ列の水平方向配列数を少なくとも1450
以上とし、前記垂直偏向コイルを前記ファンネル部側と
前記ネック部側の各コイル端が前記カラー陰極線管の管
軸から離れる方向に折り曲げたベンドアップ形とし、前
記水平偏向コイルは前記ファンネル部側と前記ネック部
側の各コイル端が前記ファンネル部および前記ネック部
のそれぞれ外壁の形状に沿わせたベンドレス形としてな
り、前記水平偏向コイルの前記ネック部側コイル端上に
コンバーゼンス調整用補助磁気装置を取り付けた。
【0037】この構成としたことで、デスクトップ形の
パソコン等に好適な大型画面かつ奥行きの浅い高解像度
のカラーモニターを提供できる。
パソコン等に好適な大型画面かつ奥行きの浅い高解像度
のカラーモニターを提供できる。
【0038】(7)内面に3色の蛍光体のドットトリオ
を稠密に配列した蛍光面を形成すると共に、この蛍光面
に近接してシャドウマスクを懸架したパネル部と、3本
の電子ビームを発射する電子銃を収容したネック部と、
前記パネル部とネック部とを連接するファンネル部とで
真空外囲器を構成し、前記ファンネル部と前記ネック部
の遷移領域に設置して前記電子ビームから発射される電
子ビームを前記蛍光面上に2次元走査するための水平偏
向磁界を発生する水平偏向コイルと垂直偏向磁界を発生
する垂直偏向コイルとからなる偏向ヨークと、前記偏向
ヨークの前記ネック部側後端に搭載したコンバーゼンス
調整用補助磁気装置と前記ネック部の電子銃収納部の外
壁に搭載したコンバーゼンス調整用磁気装置とを具備し
たカラー陰極線管装置において、前記パネル部の対角外
径を52cm以下、前記パネル部の外面の有効表示領域
の対角方向曲率半径を1000mm以上、前記蛍光体の
ドットトリオ列の水平方向配列数を少なくとも1450
以上とし、前記垂直偏向コイルを前記ファンネル部側と
前記ネック部側の各コイル端が前記カラー陰極線管の管
軸から離れる方向に折り曲げたベンドアップ形とし、前
記水平偏向コイルの前記ファンネル部側コイル端が前記
カラー陰極線管の管軸から離れる方向に折り曲げたベン
ドアップ形とすると共に前記ネック部側のコイル端は前
記ネック部の外壁形状に沿わせたベンドレス形としてな
り、前記水平偏向コイルの前記ネック部側コイル端上に
コンバーゼンス調整用補助磁気装置を取り付けた。
を稠密に配列した蛍光面を形成すると共に、この蛍光面
に近接してシャドウマスクを懸架したパネル部と、3本
の電子ビームを発射する電子銃を収容したネック部と、
前記パネル部とネック部とを連接するファンネル部とで
真空外囲器を構成し、前記ファンネル部と前記ネック部
の遷移領域に設置して前記電子ビームから発射される電
子ビームを前記蛍光面上に2次元走査するための水平偏
向磁界を発生する水平偏向コイルと垂直偏向磁界を発生
する垂直偏向コイルとからなる偏向ヨークと、前記偏向
ヨークの前記ネック部側後端に搭載したコンバーゼンス
調整用補助磁気装置と前記ネック部の電子銃収納部の外
壁に搭載したコンバーゼンス調整用磁気装置とを具備し
たカラー陰極線管装置において、前記パネル部の対角外
径を52cm以下、前記パネル部の外面の有効表示領域
の対角方向曲率半径を1000mm以上、前記蛍光体の
ドットトリオ列の水平方向配列数を少なくとも1450
以上とし、前記垂直偏向コイルを前記ファンネル部側と
前記ネック部側の各コイル端が前記カラー陰極線管の管
軸から離れる方向に折り曲げたベンドアップ形とし、前
記水平偏向コイルの前記ファンネル部側コイル端が前記
カラー陰極線管の管軸から離れる方向に折り曲げたベン
ドアップ形とすると共に前記ネック部側のコイル端は前
記ネック部の外壁形状に沿わせたベンドレス形としてな
り、前記水平偏向コイルの前記ネック部側コイル端上に
コンバーゼンス調整用補助磁気装置を取り付けた。
【0039】この構成によっても、デスクトップ形のパ
ソコン等に好適な大型画面かつ奥行きの浅い高解像度の
カラーモニターを提供できる。
ソコン等に好適な大型画面かつ奥行きの浅い高解像度の
カラーモニターを提供できる。
【0040】なお、本発明は上記の構成に限るものでは
なく、特許請求の範囲に記載の発明の精神を逸脱するこ
となく、種々の変更が可能であることは言うまでもな
い。
なく、特許請求の範囲に記載の発明の精神を逸脱するこ
となく、種々の変更が可能であることは言うまでもな
い。
【0041】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につ
き、実施例を参照して詳細に説明する。
き、実施例を参照して詳細に説明する。
【0042】図1は本発明による偏向ヨークの第1実施
例を説明する模式図、図2は図1の矢印A方向から見た
正面図である。
例を説明する模式図、図2は図1の矢印A方向から見た
正面図である。
【0043】本実施例の偏向ヨークは、上下一対の水平
偏向コイル10Aと左右一対の垂直偏向コイル10Bを
スペーサ17を介して重ね合わせて構成される。水平偏
向コイル10Aは、そのファンネル部側端は共に真空外
囲器の表面に沿うベントレス形であり、垂直偏向コイル
10Bは、そのファンネル側端10A−1,10B−1
とネック側端10A−2,10B−2が共に管軸Z−Z
から離れる方向に折り曲げられた所謂ベントアップ形と
されている。なお、垂直偏向コイル10Bの背側に取り
付けられる磁気コアは図示を省略してある。
偏向コイル10Aと左右一対の垂直偏向コイル10Bを
スペーサ17を介して重ね合わせて構成される。水平偏
向コイル10Aは、そのファンネル部側端は共に真空外
囲器の表面に沿うベントレス形であり、垂直偏向コイル
10Bは、そのファンネル側端10A−1,10B−1
とネック側端10A−2,10B−2が共に管軸Z−Z
から離れる方向に折り曲げられた所謂ベントアップ形と
されている。なお、垂直偏向コイル10Bの背側に取り
付けられる磁気コアは図示を省略してある。
【0044】そして、この偏向ヨークの後端の水平偏向
コイル10Aの上には取り付け具16でコンバーゼンス
調整補助装置15が取り付けられている。垂直偏向コイ
ル10Bのネック部側端の折り曲げ部10B−2は、こ
のコンバーゼンス調整補助装置15よりもファンネル部
側に位置しているため、コンバーゼンス調整補助装置1
5の発生磁界が垂直偏向コイル10Bの発生磁界で干渉
されることはない。
コイル10Aの上には取り付け具16でコンバーゼンス
調整補助装置15が取り付けられている。垂直偏向コイ
ル10Bのネック部側端の折り曲げ部10B−2は、こ
のコンバーゼンス調整補助装置15よりもファンネル部
側に位置しているため、コンバーゼンス調整補助装置1
5の発生磁界が垂直偏向コイル10Bの発生磁界で干渉
されることはない。
【0045】この偏向ヨークのファンネル部側の開口形
状は、図2に示したように、カラー陰極線管の当該偏向
ヨーク取り付け部の表面形状に略一致するような形状と
されている。
状は、図2に示したように、カラー陰極線管の当該偏向
ヨーク取り付け部の表面形状に略一致するような形状と
されている。
【0046】この偏向ヨークをカラー陰極線管のファン
ネル部とネック部の遷移領域に取り付ける場合、前記従
来例で説明したものと同様の楔を用いるが、この楔が偏
向コイルの面積の1/3以上と接触するようにすること
で偏向コイルの変形を防止することが望ましい。
ネル部とネック部の遷移領域に取り付ける場合、前記従
来例で説明したものと同様の楔を用いるが、この楔が偏
向コイルの面積の1/3以上と接触するようにすること
で偏向コイルの変形を防止することが望ましい。
【0047】このような構成としたことにより、水平偏
向コイルのファンネル部側およびネック部側の両端での
偏向感度が向上し、コンバーゼンス調整補助装置をこの
水平偏向コイルのネック部端上に設置することで垂直偏
向コイルの発生磁界との干渉が回避され、かつネック部
の長さが短縮されてもコンバーゼンス調整補助装置の設
置が可能となる。
向コイルのファンネル部側およびネック部側の両端での
偏向感度が向上し、コンバーゼンス調整補助装置をこの
水平偏向コイルのネック部端上に設置することで垂直偏
向コイルの発生磁界との干渉が回避され、かつネック部
の長さが短縮されてもコンバーゼンス調整補助装置の設
置が可能となる。
【0048】なお、水平偏向コイル10A、垂直偏向コ
イル10Bは共に一対であるが、図1、図2では符号は
一方にのみ付してある。
イル10Bは共に一対であるが、図1、図2では符号は
一方にのみ付してある。
【0049】図3は本発明による偏向ヨークの第2実施
例を説明する模式図である。本実施例の偏向ヨークも、
上下一対の水平偏向コイル10Aと左右一対の垂直偏向
コイル10Bをスペーサ17を介して重ね合わせて構成
される。水平偏向コイル10Aは、そのファンネル部側
端10A−1はベントアップ形で、ネック部側端はネッ
ク部の表面に沿うベントレス形である。また、垂直偏向
コイル10Bは、そのファンネル側端10A−1,10
B−1とネック側端10A−2,10B−2が共に管軸
Z−Zから離れる方向に折り曲げられた所謂ベントアッ
プ形とされている。なお、垂直偏向コイル10Bの背側
に取り付けられる磁気コアは図示を省略してある。
例を説明する模式図である。本実施例の偏向ヨークも、
上下一対の水平偏向コイル10Aと左右一対の垂直偏向
コイル10Bをスペーサ17を介して重ね合わせて構成
される。水平偏向コイル10Aは、そのファンネル部側
端10A−1はベントアップ形で、ネック部側端はネッ
ク部の表面に沿うベントレス形である。また、垂直偏向
コイル10Bは、そのファンネル側端10A−1,10
B−1とネック側端10A−2,10B−2が共に管軸
Z−Zから離れる方向に折り曲げられた所謂ベントアッ
プ形とされている。なお、垂直偏向コイル10Bの背側
に取り付けられる磁気コアは図示を省略してある。
【0050】そして、この偏向ヨークの後端の水平偏向
コイル10Aの上には取り付け具16でコンバーゼンス
調整補助装置15が取り付けられている。垂直偏向コイ
ル10Bのネック部側端の折り曲げ部10B−2は、こ
のコンバーゼンス調整補助装置15よりもファンネル部
側に位置しているため、コンバーゼンス調整補助装置1
5の発生磁界が垂直偏向コイル10Bの発生磁界で干渉
されることはない。
コイル10Aの上には取り付け具16でコンバーゼンス
調整補助装置15が取り付けられている。垂直偏向コイ
ル10Bのネック部側端の折り曲げ部10B−2は、こ
のコンバーゼンス調整補助装置15よりもファンネル部
側に位置しているため、コンバーゼンス調整補助装置1
5の発生磁界が垂直偏向コイル10Bの発生磁界で干渉
されることはない。
【0051】この偏向ヨークのファンネル部側の開口形
状は、図2と類似の形状とされている。偏向ヨークをカ
ラー陰極線管のファンネル部とネック部の遷移領域に取
り付ける場合の楔も第1実施例と同様に偏向コイルの面
積の1/3以上と接触するようにすることで偏向コイル
の変形を防止することが望ましい。
状は、図2と類似の形状とされている。偏向ヨークをカ
ラー陰極線管のファンネル部とネック部の遷移領域に取
り付ける場合の楔も第1実施例と同様に偏向コイルの面
積の1/3以上と接触するようにすることで偏向コイル
の変形を防止することが望ましい。
【0052】このような構成としたことにより、水平偏
向コイルのネック部側での偏向感度が向上し、コンバー
ゼンス調整補助装置をこの水平偏向コイルのネック部端
上に設置することで垂直偏向コイルの発生磁界との干渉
が回避され、かつネック部の長さが短縮されてもコンバ
ーゼンス調整補助装置の設置が可能となる。
向コイルのネック部側での偏向感度が向上し、コンバー
ゼンス調整補助装置をこの水平偏向コイルのネック部端
上に設置することで垂直偏向コイルの発生磁界との干渉
が回避され、かつネック部の長さが短縮されてもコンバ
ーゼンス調整補助装置の設置が可能となる。
【0053】なお、水平偏向コイル10A、垂直偏向コ
イル10Bは共に一対であるが、図3では符号は一方に
のみ付してある。
イル10Bは共に一対であるが、図3では符号は一方に
のみ付してある。
【0054】図4は本発明による偏向ヨークの第3実施
例を説明する模式図である。本実施例の偏向ヨークも、
上下一対の水平偏向コイル10Aと左右一対の垂直偏向
コイル10Bをスペーサ17を介して重ね合わせて構成
される。水平偏向コイル10Aは、そのファンネル部側
端とネック部側端は共に真空外囲器の表面に沿うベント
レス形である。また、垂直偏向コイル10Bは、そのフ
ァンネル側端はベントレス形で、ネック側端10B−2
のみが管軸Z−Zから離れる方向に折り曲げられた所謂
ベントアップ形とされている。なお、垂直偏向コイル1
0Bの背側に取り付けられる磁気コアは図示を省略して
ある。
例を説明する模式図である。本実施例の偏向ヨークも、
上下一対の水平偏向コイル10Aと左右一対の垂直偏向
コイル10Bをスペーサ17を介して重ね合わせて構成
される。水平偏向コイル10Aは、そのファンネル部側
端とネック部側端は共に真空外囲器の表面に沿うベント
レス形である。また、垂直偏向コイル10Bは、そのフ
ァンネル側端はベントレス形で、ネック側端10B−2
のみが管軸Z−Zから離れる方向に折り曲げられた所謂
ベントアップ形とされている。なお、垂直偏向コイル1
0Bの背側に取り付けられる磁気コアは図示を省略して
ある。
【0055】そして、この偏向ヨークの後端の水平偏向
コイル10Aの上には取り付け具16でコンバーゼンス
調整補助装置15が取り付けられている。垂直偏向コイ
ル10Bのネック部側端の折り曲げ部10B−2は、こ
のコンバーゼンス調整補助装置15よりもファンネル部
側に位置しているため、コンバーゼンス調整補助装置1
5の発生磁界が垂直偏向コイル10Bの発生磁界で干渉
されることはない。
コイル10Aの上には取り付け具16でコンバーゼンス
調整補助装置15が取り付けられている。垂直偏向コイ
ル10Bのネック部側端の折り曲げ部10B−2は、こ
のコンバーゼンス調整補助装置15よりもファンネル部
側に位置しているため、コンバーゼンス調整補助装置1
5の発生磁界が垂直偏向コイル10Bの発生磁界で干渉
されることはない。
【0056】この偏向ヨークのファンネル部側の開口形
状も、図2と類似の形状とされている。そして、上記各
実施例と同様に偏向ヨークをカラー陰極線管のファンネ
ル部とネック部の遷移領域に取り付ける場合の楔も第1
実施例と同様に偏向コイルの面積の1/3以上と接触す
るようにすることで偏向コイルの変形を防止することが
望ましい。
状も、図2と類似の形状とされている。そして、上記各
実施例と同様に偏向ヨークをカラー陰極線管のファンネ
ル部とネック部の遷移領域に取り付ける場合の楔も第1
実施例と同様に偏向コイルの面積の1/3以上と接触す
るようにすることで偏向コイルの変形を防止することが
望ましい。
【0057】このような構成としたことにより、水平偏
向コイルのファンネル部側とネック部側での偏向感度が
向上し、かつ垂直偏向コイルのファンネル部側での偏向
感度も向上する。また、コンバーゼンス調整補助装置1
5をこの水平偏向コイルのネック部端上に設置すること
で垂直偏向コイルの発生磁界との干渉が回避され、かつ
ネック部の長さが短縮されてもコンバーゼンス調整補助
装置の設置が可能となる。
向コイルのファンネル部側とネック部側での偏向感度が
向上し、かつ垂直偏向コイルのファンネル部側での偏向
感度も向上する。また、コンバーゼンス調整補助装置1
5をこの水平偏向コイルのネック部端上に設置すること
で垂直偏向コイルの発生磁界との干渉が回避され、かつ
ネック部の長さが短縮されてもコンバーゼンス調整補助
装置の設置が可能となる。
【0058】なお、水平偏向コイル10A、垂直偏向コ
イル10Bは共に一対であるが、図3では符号は一方に
のみ付してある。
イル10Bは共に一対であるが、図3では符号は一方に
のみ付してある。
【0059】次に、本発明によるカラー陰極線管装置の
具体的な数値例について説明する。本発明によるカラー
陰極線管のパネル部1の外面の有効表示領域の対角方向
曲率半径は1000mm以上、好ましくは1300mm
以上である。
具体的な数値例について説明する。本発明によるカラー
陰極線管のパネル部1の外面の有効表示領域の対角方向
曲率半径は1000mm以上、好ましくは1300mm
以上である。
【0060】パネル部の対角方向の長さ(外径)は52
cm以下、好ましくは49cm以上50cm以下であ
り、パネル部1の有効表示領域の対角径はパネル部の外
径が52cmのとき48.2cm、同外径が49〜50
cmのとき45.5〜46.5cmである。そして、有
効表示領域のコーナ部の曲率半径は5mm以下、好まし
くは3mm以下である。
cm以下、好ましくは49cm以上50cm以下であ
り、パネル部1の有効表示領域の対角径はパネル部の外
径が52cmのとき48.2cm、同外径が49〜50
cmのとき45.5〜46.5cmである。そして、有
効表示領域のコーナ部の曲率半径は5mm以下、好まし
くは3mm以下である。
【0061】このようなコーナ部の曲率半径とすること
で、有効表示領域を拡大でき、大画面のモニターが実現
できる。
で、有効表示領域を拡大でき、大画面のモニターが実現
できる。
【0062】また、パネル部に形成した蛍光体ドットの
ドットトリオの水平方向配列数は少なくとも1450/
ライン以上、好ましくは1600/ラインとする。この
配列数とすることにより、前記した2Mピクセル相当の
高解像度の表示性能を得ることができる。
ドットトリオの水平方向配列数は少なくとも1450/
ライン以上、好ましくは1600/ラインとする。この
配列数とすることにより、前記した2Mピクセル相当の
高解像度の表示性能を得ることができる。
【0063】さらに、パネル部の対角方向の外径が52
cm以下、有効表示領域の対角径が48.2cm以下で
上記2Mピクセル相当の表示解像度を実現させるため
に、蛍光膜の蛍光体ドットトリオの水平方向の配列ピッ
チを0.22mm、垂直方向の配列ピッチを0.29m
mとし、また対応するシャドウマスクのドット孔の水平
方向の配列ピッチを0.21mmとし、垂直方向の配列
ピッチを0.28mmとしている。
cm以下、有効表示領域の対角径が48.2cm以下で
上記2Mピクセル相当の表示解像度を実現させるため
に、蛍光膜の蛍光体ドットトリオの水平方向の配列ピッ
チを0.22mm、垂直方向の配列ピッチを0.29m
mとし、また対応するシャドウマスクのドット孔の水平
方向の配列ピッチを0.21mmとし、垂直方向の配列
ピッチを0.28mmとしている。
【0064】このように、蛍光体ドットトリオ、シャド
ウマスクのドット孔の配列ピッチが小さくなるほど色純
度特性の維持が難しくなる。これを補償するために、シ
ャドウマスクのドット孔の配列ピッチに対するドット孔
の大きさ(孔径)の比を小さくする必要があり、これに
よって表示画像の明るさが低下し画面中央部と周辺部で
の輝度差による色ムラが発生する。
ウマスクのドット孔の配列ピッチが小さくなるほど色純
度特性の維持が難しくなる。これを補償するために、シ
ャドウマスクのドット孔の配列ピッチに対するドット孔
の大きさ(孔径)の比を小さくする必要があり、これに
よって表示画像の明るさが低下し画面中央部と周辺部で
の輝度差による色ムラが発生する。
【0065】そこで、本発明では、明るさの低下に伴う
輝度ムラの顕在化を、パネル部を構成するガラスの肉厚
差をパネル部1の有効表示領域の中央部と周辺部で抑え
るようにした。
輝度ムラの顕在化を、パネル部を構成するガラスの肉厚
差をパネル部1の有効表示領域の中央部と周辺部で抑え
るようにした。
【0066】本発明では、高解像度の画像表示を得るた
めに、シャドウマスクのドット孔の水平方向の配列ピッ
チを0.21mmと小さくすると共に、ネック部2の外
径29mmに対して3本の電子ビーム相互間の間隔を
5.5mmと比較的小さくすることで、カラー陰極線管
の製造プロセスにおけるシャドウマスクの着脱作業性を
悪化させることなく、表示画面上で良好なフォーカス特
性を得ることができる。
めに、シャドウマスクのドット孔の水平方向の配列ピッ
チを0.21mmと小さくすると共に、ネック部2の外
径29mmに対して3本の電子ビーム相互間の間隔を
5.5mmと比較的小さくすることで、カラー陰極線管
の製造プロセスにおけるシャドウマスクの着脱作業性を
悪化させることなく、表示画面上で良好なフォーカス特
性を得ることができる。
【0067】さらに、上記3本の電子ビーム相互間の間
隔を5.0mm以下とすれば、シャドウマスクのドット
孔の水平方向の配列ピッチが0.20mm以下となり、
さらに表示解像度を向上させた超高精細の画像を得るこ
とができる。
隔を5.0mm以下とすれば、シャドウマスクのドット
孔の水平方向の配列ピッチが0.20mm以下となり、
さらに表示解像度を向上させた超高精細の画像を得るこ
とができる。
【0068】表示画面が平坦であれば視認性が良くな
り、見掛け上の解像度が増す。上記本発明の実施例で
は、パネル部1の外面の対角方向の曲率半径を1300
mm以上とし、従来のパネル(1R画面)よりも曲率半
径を大きくしてフラット画面に近づけた所謂2R画面と
している。
り、見掛け上の解像度が増す。上記本発明の実施例で
は、パネル部1の外面の対角方向の曲率半径を1300
mm以上とし、従来のパネル(1R画面)よりも曲率半
径を大きくしてフラット画面に近づけた所謂2R画面と
している。
【0069】このように、本実施例によれば、公称19
インチのカラー陰極線管の全長を420mm程度に短縮
でき、かつその解像度を2Mピクセル相当である160
0ドット×1280ライン程度とすることが可能であ
る。
インチのカラー陰極線管の全長を420mm程度に短縮
でき、かつその解像度を2Mピクセル相当である160
0ドット×1280ライン程度とすることが可能であ
る。
【0070】そのときに問題となる偏向ヨークの偏向感
度を前記した各実施例の偏向ヨーク構造とすることで解
決され、また、コンバーゼンス調整補助装置の搭載スペ
ースも確保することができ。
度を前記した各実施例の偏向ヨーク構造とすることで解
決され、また、コンバーゼンス調整補助装置の搭載スペ
ースも確保することができ。
【0071】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
感度を向上した偏向ヨークが得られ、この偏向ヨークを
用いることにより管軸長の短縮に伴うコンバーゼンス調
整補助装置の設置スペースの問題も解消でき、2Mピク
セル相当の解像度で、表示輝度のムラがなく、かつデス
クトップ型端末に採用可能なサイズの高解像度カラー陰
極線管装置を提供することができる。
感度を向上した偏向ヨークが得られ、この偏向ヨークを
用いることにより管軸長の短縮に伴うコンバーゼンス調
整補助装置の設置スペースの問題も解消でき、2Mピク
セル相当の解像度で、表示輝度のムラがなく、かつデス
クトップ型端末に採用可能なサイズの高解像度カラー陰
極線管装置を提供することができる。
【図1】本発明による偏向ヨークの第1実施例を説明す
る模式図である。
る模式図である。
【図2】図1の矢印A方向から見た正面図である。
【図3】本発明による偏向ヨークの第2実施例を説明す
る模式図である。
る模式図である。
【図4】本発明による偏向ヨークの第3実施例を説明す
る模式図である。
る模式図である。
【図5】本発明を適用するカラー陰極線管装置の構成例
を説明する管軸に沿って切断した断面図である。
を説明する管軸に沿って切断した断面図である。
【図6】図5における従来の偏向ヨークの構成を説明す
る模式図である。
る模式図である。
【図7】図6の矢印A方向から見た正面図である。
【図8】ネック部側のコイル端をベンドレス形とした偏
向ヨークの構成例を説明する模式図である。
向ヨークの構成例を説明する模式図である。
1 パネル部 2 ネック部 3 ファンネル部 4 蛍光面 5 シャドウマスク 6 マスクフレーム 7 マスク懸架機構 8 磁気シールド 9 電子銃 10 偏向ヨーク 10A 水平偏向コイル 10B 垂直偏向コイル 11 コンバーゼンス調整装置 12 内部導電膜 13 ステムピン 14 爆縮バンド 15 コンバーゼンス調整補助装置。
Claims (7)
- 【請求項1】内面に蛍光面を形成したパネル部と電子銃
を収納したネック部、およびパネル部とネック部を連接
するファンネル部とからなる真空外囲器の前記ファンネ
ル部と前記ネック部の遷移領域に設置して前記電子ビー
ムから発射される電子ビームを前記蛍光面上に2次元走
査するための水平偏向磁界を発生する水平偏向コイルと
垂直偏向磁界を発生する垂直偏向コイルを具備するカラ
ー陰極線管用の偏向ヨークであって、 前記垂直偏向コイルは前記ファンネル部側と前記ネック
部側の各コイル端を前記カラー陰極線管の管軸から離れ
る方向に折り曲げたベンドアップ形とし、前記水平偏向
コイルは前記ファンネル部側と前記ネック部側の各コイ
ル端を前記ファンネル部および前記ネック部のそれぞれ
外壁の形状に沿わせたベンドレス形としたことを特徴と
する偏向ヨーク。 - 【請求項2】内面に蛍光面を形成したパネル部と電子銃
を収納したネック部、およびパネル部とネック部を連接
するファンネル部とからなる真空外囲器の前記ファンネ
ル部と前記ネック部の遷移領域に設置して前記電子ビー
ムから発射される電子ビームを前記蛍光面上に2次元走
査するための水平偏向磁界を発生する水平偏向コイルと
垂直偏向磁界を発生する垂直偏向コイルを具備するカラ
ー陰極線管用の偏向ヨークであって、 前記垂直偏向コイルは前記ファンネル部側と前記ネック
部側の各コイル端を前記カラー陰極線管の管軸から離れ
る方向に折り曲げたベンドアップ形とし、前記水平偏向
コイルの前記ファンネル部側コイル端は前記カラー陰極
線管の管軸から離れる方向に折り曲げたベンドアップ形
とすると共に前記ネック部側のコイル端は前記ネック部
の外壁形状に沿わせたベンドレス形としたことを特徴と
する偏向ヨーク。 - 【請求項3】前記偏向ヨークを構成する垂直偏向コイル
および水平偏向コイルの前記ファンネル部側開口形状を
当該ファンネル部の前記偏向ヨークと接する外周形状に
略一致させたことを特徴とする請求項1または2に記載
の偏向ヨーク。 - 【請求項4】内面に蛍光面を形成したパネル部と電子銃
を収納したネック部、およびパネル部とネック部を連接
するファンネル部とからなる真空外囲器と、前記ファン
ネル部と前記ネック部の遷移領域に設置して前記電子ビ
ームから発射される電子ビームを前記蛍光面上に2次元
走査するための水平偏向磁界を発生する水平偏向コイル
と垂直偏向磁界を発生する垂直偏向コイルとからなる偏
向ヨークと、前記偏向ヨークの前記ネック部側後端に搭
載したコンバーゼンス調整用補助磁気装置と、前記ネッ
ク部の電子銃収納部外壁に搭載したコンバーゼンス調整
用磁気装置とを具備するカラー陰極線管装置において、 前記垂直偏向コイルを前記ファンネル部側と前記ネック
部側の各コイル端が前記カラー陰極線管の管軸から離れ
る方向に折り曲げたベンドアップ形とし、前記水平偏向
コイルは前記ファンネル部側と前記ネック部側の各コイ
ル端が前記ファンネル部および前記ネック部のそれぞれ
外壁の形状に沿わせたベンドレス形としてなり、前記水
平偏向コイルの前記ネック部側コイル端上にコンバーゼ
ンス調整用補助磁気装置を取り付けたことを特徴とする
カラー陰極線管装置。 - 【請求項5】内面に蛍光面を形成したパネル部と電子銃
を収納したネック部、およびパネル部とネック部を連接
するファンネル部とからなる真空外囲器と、前記ファン
ネル部と前記ネック部の遷移領域に設置して前記電子ビ
ームから発射される電子ビームを前記蛍光面上に2次元
走査するための水平偏向磁界を発生する水平偏向コイル
と垂直偏向磁界を発生する垂直偏向コイルとからなる偏
向ヨークと、前記偏向ヨークの前記ネック部側後端に搭
載したコンバーゼンス調整用補助磁気装置と、前記ネッ
ク部の電子銃収納部外壁に搭載したコンバーゼンス調整
用磁気装置とを具備するカラー陰極線管装置において、 前記垂直偏向コイルを前記ファンネル部側と前記ネック
部側の各コイル端が前記カラー陰極線管の管軸から離れ
る方向に折り曲げたベンドアップ形とし、前記水平偏向
コイルの前記ファンネル部側コイル端が前記カラー陰極
線管の管軸から離れる方向に折り曲げたベンドアップ形
とすると共に前記ネック部側のコイル端は前記ネック部
の外壁形状に沿わせたベンドレス形としてなり、前記水
平偏向コイルの前記ネック部側コイル端上にコンバーゼ
ンス調整用補助磁気装置を取り付けたことを特徴とする
カラー陰極線管装置。 - 【請求項6】内面に3色の蛍光体のドットトリオを稠密
に配列した蛍光面を形成すると共に、この蛍光面に近接
してシャドウマスクを懸架したパネル部と、3本の電子
ビームを発射する電子銃を収容したネック部と、前記パ
ネル部とネック部とを連接するファンネル部とで真空外
囲器を構成し、前記ファンネル部と前記ネック部の遷移
領域に設置して前記電子ビームから発射される電子ビー
ムを前記蛍光面上に2次元走査するための水平偏向磁界
を発生する水平偏向コイルと垂直偏向磁界を発生する垂
直偏向コイルとからなる偏向ヨークと、前記偏向ヨーク
の前記ネック部側後端に搭載したコンバーゼンス調整用
補助磁気装置と前記ネック部の電子銃収納部の外壁に搭
載したコンバーゼンス調整用磁気装置とを具備したカラ
ー陰極線管装置において、 前記パネル部の対角外径を52cm以下、前記パネル部
の外面の有効表示領域の対角方向曲率半径を1000m
m以上、前記蛍光体のドットトリオ列の水平方向配列数
を少なくとも1450以上とし、前記垂直偏向コイルを
前記ファンネル部側と前記ネック部側の各コイル端が前
記カラー陰極線管の管軸から離れる方向に折り曲げたベ
ンドアップ形とし、前記水平偏向コイルは前記ファンネ
ル部側と前記ネック部側の各コイル端が前記ファンネル
部および前記ネック部のそれぞれ外壁の形状に沿わせた
ベンドレス形としてなり、前記水平偏向コイルの前記ネ
ック部側コイル端上にコンバーゼンス調整用補助磁気装
置を取り付けたことを特徴とするカラー陰極線管装置。 - 【請求項7】内面に3色の蛍光体のドットトリオを稠密
に配列した蛍光面を形成すると共に、この蛍光面に近接
してシャドウマスクを懸架したパネル部と、3本の電子
ビームを発射する電子銃を収容したネック部と、前記パ
ネル部とネック部とを連接するファンネル部とで真空外
囲器を構成し、前記ファンネル部と前記ネック部の遷移
領域に設置して前記電子ビームから発射される電子ビー
ムを前記蛍光面上に2次元走査するための水平偏向磁界
を発生する水平偏向コイルと垂直偏向磁界を発生する垂
直偏向コイルとからなる偏向ヨークと、前記偏向ヨーク
の前記ネック部側後端に搭載したコンバーゼンス調整用
補助磁気装置と前記ネック部の電子銃収納部の外壁に搭
載したコンバーゼンス調整用磁気装置とを具備したカラ
ー陰極線管装置において、 前記パネル部の対角外径を52cm以下、前記パネル部
の外面の有効表示領域の対角方向曲率半径を1000m
m以上、前記蛍光体のドットトリオ列の水平方向配列数
を少なくとも1450以上とし、前記垂直偏向コイルを
前記ファンネル部側と前記ネック部側の各コイル端が前
記カラー陰極線管の管軸から離れる方向に折り曲げたベ
ンドアップ形とし、前記水平偏向コイルの前記ファンネ
ル部側コイル端が前記カラー陰極線管の管軸から離れる
方向に折り曲げたベンドアップ形とすると共に前記ネッ
ク部側のコイル端は前記ネック部の外壁形状に沿わせた
ベンドレス形としてなり、前記水平偏向コイルの前記ネ
ック部側コイル端上にコンバーゼンス調整用補助磁気装
置を取り付けたことを特徴とするカラー陰極線管装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10226012A JP2000057968A (ja) | 1998-08-10 | 1998-08-10 | 偏向ヨークおよびカラー陰極線管装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10226012A JP2000057968A (ja) | 1998-08-10 | 1998-08-10 | 偏向ヨークおよびカラー陰極線管装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000057968A true JP2000057968A (ja) | 2000-02-25 |
Family
ID=16838416
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10226012A Pending JP2000057968A (ja) | 1998-08-10 | 1998-08-10 | 偏向ヨークおよびカラー陰極線管装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000057968A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2003071575A1 (fr) * | 2002-02-21 | 2003-08-28 | Kabushiki Kaisha Toshiba | Collet de deviation et dispositif tubulaire de rayonnement cathodique comportant ce collet de deviation |
-
1998
- 1998-08-10 JP JP10226012A patent/JP2000057968A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2003071575A1 (fr) * | 2002-02-21 | 2003-08-28 | Kabushiki Kaisha Toshiba | Collet de deviation et dispositif tubulaire de rayonnement cathodique comportant ce collet de deviation |
US6879095B2 (en) | 2002-02-21 | 2005-04-12 | Kabushiki Kaisha Toshiba | Deflection yoke and cathode ray tube apparatus provided with the same |
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