JP2000057734A - 磁気テープカセット - Google Patents

磁気テープカセット

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JP2000057734A
JP2000057734A JP10224554A JP22455498A JP2000057734A JP 2000057734 A JP2000057734 A JP 2000057734A JP 10224554 A JP10224554 A JP 10224554A JP 22455498 A JP22455498 A JP 22455498A JP 2000057734 A JP2000057734 A JP 2000057734A
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JP
Japan
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lid
cassette
magnetic tape
guide groove
internal
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Pending
Application number
JP10224554A
Other languages
English (en)
Inventor
Shozo Omori
昭三 御守
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 削れ粉の発生を減少させ、ドロップアウト等
を防止して信頼性を高めた磁気テープカセットを提供す
ること。 【解決手段】 磁気テープ25を開閉自在に覆うアウタ
ーリッド27、トップリッド28及びインナーリッド2
9を備え、上カセットハーフ21aの両側面にガイド溝
31を形成し、前記上カセットハーフを跨ぐようにして
前記トップリッドを配置するとともに、両側の側板内側
に突設させたスライドピン28dを前記溝に嵌合させ
て、前記トップリッドを摺動案内する磁気テープカセッ
トにおいて、前記ガイド溝31を画成する凸条33のカ
セット左右方向の先端部が、断面視で狭窄形状である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ビデオテープレコ
ーダーの如き磁気記録再生装置やその他各種の情報処理
装置等に使用される磁気テープカセットに関するもの
で、詳しくは、カセットケース前面の開口部を開閉自在
に覆う開閉蓋が、3枚のリッドから構成される形式の磁
気テープカセットに関するものである。
【0002】
【従来の技術】磁気記録媒体の高密度化等による近年の
技術革新に伴い、磁気テープカートリッジ及びビデオテ
ープレコーダー(以下、VTRという)等がコンパクト
になってきている。その結果として、VTRは風景や人
物等の撮影のように屋外で使用される場面が非常に多く
なっている。
【0003】このため、磁気テープカートリッジは、屋
外での使用等を考慮し、耐塵挨対策として磁気テープの
前面及び裏面をそれぞれ覆う2枚又は3枚式の蓋が実用
化されている。
【0004】図6〜図8は、カセットケース前面の開口
部を開閉自在に覆う開閉蓋が3枚のリッドで構成される
DVC(ディジタルビデオカセット)用磁気テープカセ
ットの従来例を示したものである。この磁気テープカセ
ット1は、前面にVTR等の装置側のテープ引き出し部
材挿入用の開口部2を備えたカセットケース4、カセッ
トケース4の前面に設けられたテープガイドによって開
口部2に張架された磁気テープ5と、携帯時等に開口部
2に張架されている磁気テープ5が覆われるようにカセ
ットケース4の前面側に組み付けられた開閉蓋7とを備
えた構成をなしている。
【0005】カセットケース4は、上カセットハーフ4
aと下カセットハーフ4bとで構成されている。また、
開閉蓋7は、アウターリッド(前蓋)9、トップリッド
(上蓋)10及びインナーリッド(後蓋)11の3枚の
リッドで構成されている。
【0006】アウターリッド9は、開口部2に張架され
た磁気テープ5の前面側を覆う前蓋板9aと、前蓋板9
aの両側から張り出した側板部9bとを備えている。そ
して、側板部9bの内壁面には支軸ピン9cが突設され
ており、支軸ピン9cが上カセットハーフ4aの前面寄
りの両側板部のピン支持孔に回動可能に嵌合支持され
る。したがって、アウターリッド9は、支軸ピン9cを
中心に回動自在である。
【0007】トップリッド10は、開口部2に張架され
た磁気テープ5の上方を覆う上蓋板10aと、上蓋板1
0aの前縁側の両端を前蓋板9aの上端縁に回動自在に
連結する前蓋連結部10bと、上蓋板10aの後端縁か
ら延出した側板部10cの内側に突設されて上カセット
ハーフ4aの両側板部に形成されている上蓋ガイド溝1
3に摺動自在に案内される上蓋スライドピン10dとを
備えている。
【0008】このトップリッド10は、アウターリッド
9の開蓋時には、前蓋連結部10bの支軸ピン9c回り
の旋回移動に伴って、上蓋スライドピン10dが上蓋ガ
イド溝13に沿って移動し、図8に示すように、カセッ
トケース4の上面と略平行に、カセットケース4の後端
側に移動する。
【0009】インナーリッド11は、開口部に張架され
た磁気テープ5の後面側を覆う内蓋板11aと、内蓋板
11aの上縁を上蓋板10aに回動自在に連結する上蓋
連結部11bと、内蓋11aの下縁側両端部から突出し
てカセットケース4の内側面部に形成されている内蓋ガ
イド溝15に案内される内蓋スライドピン11cとを備
えている。
【0010】インナーリッド11は、アウターリッド9
の開蓋時には、トップリッド10の移動に上蓋連結部1
1bが追従し、上蓋連結部11bの移動に伴って、内蓋
スライドピン11cが内蓋ガイド溝15上を移動する。
即ち、図8に示しているように、インナーリッド11は
トップリッド10の開蓋動作に従動して、開口部2の上
方に退避する。
【0011】上述の如き磁気テープカセット1は、VT
R装置に装填されると、装置側に装備された開蓋ピン
(図示せず)によってアウターリッド9の側板部9bが
上方に突き上げられ、その時のアウターリッド9の開蓋
動作に連動して、トップリッド10及びインナーリッド
11が開蓋動作をする。VTR装置から磁気テープカセ
ット1を取り出すには、装填時とは逆に、各リッドが閉
蓋動作する。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図9に
示すようにトップリッド10の開蓋動作に際して、トッ
プリッド10の側板部10cの内面10eが上蓋ガイド
溝13の開口面4cに当接した状態で摺動する場合があ
る。このような場合には、トップリッド10の側板部1
0cの内面と上蓋ガイド溝13の開口面4cとが擦れて
削れ粉が発生する恐れがあり、その削れ粉が磁気テープ
5に付着してドロップアウトの原因になる。
【0013】そこで、本発明の目的は上記課題を解消す
るもので、削れ粉の発生を減少させ、ドロップアウト等
を防止して信頼性を高めた磁気テープカセットを提供す
ることにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明の上記目的は、磁
気テープを巻回して回動自在な一対のリールを装填さ
れ、上下カセットハーフからなるカセットケースの前面
開口部に前記磁気テープを臨ませるとともに、該磁気テ
ープを開閉自在に覆うアウターリッド、トップリッド及
びインナーリッドを備え、前記上カセットハーフの両側
面にガイド溝を形成し、前記上カセットハーフを跨ぐよ
うにして前記トップリッドを配置するとともに、両側の
側板内側に突設させたスライドピンを前記ガイド溝に嵌
合させて、前記トップリッドを摺動案内する磁気テープ
カセットにおいて、前記ガイド溝を画成する凸条のカセ
ット左右方向の先端部が断面視で狭窄形状であることを
特徴とする磁気テープカセットにより達成される。
【0015】本発明において、前記ガイド溝を画成する
凸条の先端部を断面視で狭窄形状にする具体的な手段と
して、前記凸条の先端部を溝側又はその逆側に向けて断
面視で傾斜させて形成したり、前記凸条に切欠を形成し
たり、前記凸条の先端部を断面視で弧状に形成すること
が好ましい。狭窄形状とされる凸条は、ガイド溝の上面
又は下面のいずれを画成する凸条であってもよい。本発
明によれば、ガイド溝を画成する凸条の先端部が断面視
で狭窄形状であることにより、凸条の先端部とトップリ
ッドの側板内面との接触面積が少なくなる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、添付図面に基づいて本発明
の一実施形態を詳細に説明する。図1は本発明の一実施
形態に係る磁気テープカセットにおける開閉蓋とカセッ
トケースとの関係を示す分解斜視図、図2は図1に示し
た開閉蓋とカセットケースとの係合状態を示す要部断面
図である。
【0017】図1に示すように、本実施形態の磁気テー
プカセット20のカセットケース21は、前面にVTR
等の装置側のテープ引き出し部材挿入用の開口部22を
有している。カセットケース21は、上カセットハーフ
21aと下カセットハーフ21bとによって構成されて
おり、下カセットハーフ21bには一対のリール23,
24と、この両リール23,24に巻回された磁気テー
プ25が回動自在に配設されている。この磁気テープ2
5は、下カセットハーフ21bの前面に設けられたテー
プガイドによって開口部22に張架される。そして、カ
セットケース21の前面には、開口部22に張架された
磁気テープ25を覆うように開閉蓋26が組み付けられ
ている。なお、これら上下カセットハーフ21a,21
b間には、磁気テープ25が巻回されたリール23,2
4以外にも種々の部品が収納されるが図1では、それら
の収容部品を省略している。
【0018】上記開閉蓋26は、アウターリッド27と
トップリッド28とインナーリッド29との3枚のリッ
ドで構成されている。アウターリッド27は、開口部2
2に張架された磁気テープ25の前面側を覆う前蓋板2
7aと、この前蓋板27aの両側から張り出した側板部
27bとを備えている。そして、側板部27bの内壁面
には支軸ピン27cが突設されており、支軸ピン27c
が上カセットハーフ21aの前面寄りの両側板部のピン
支軸孔30に回動自在に嵌合支持される。したがって、
アウターリッド27は、支軸ピン27cを中心に回動可
能である。
【0019】トップリッド28は、開口部22に張架さ
れた磁気テープ25の上方を覆う上蓋板28aと、上蓋
板28aの前縁側の両端を前蓋板27aの上端縁に回動
自在に連結する連結部28bと、上蓋板28aの後端縁
から延出した側板部28cの内側に突設されて上カセッ
トハーフ21aの両側板部に形成されている上蓋ガイド
溝31に摺動自在に案内される上蓋スライドピン28d
とを備えている。
【0020】本実施形態の場合、前蓋連結部28bは、
前蓋板27aの上縁両端部が穿設された係止穴27dに
嵌入するピンである。トップリッド28は、アウターリ
ッド27の開蓋時には、前蓋連結部28bの支軸ピン2
7c回りの旋回移動に伴って、上蓋スライドピン28d
が上蓋ガイド溝31に倣って移動し、カセットケース2
1の上面と略平行に、カセットケース21の後端側に移
動する。
【0021】インナーリッド29は、開口部22に張架
された磁気テープ25の後面側を覆う内蓋板29aと、
この内蓋板29aの上縁を上蓋板27aに回動自在に連
結する上蓋連結部29bと、内蓋板28aの下縁両端部
から突出してカセットケース21の内側面部に形成され
ている内蓋ガイド溝32に摺動自在に案内される内蓋ス
ライドピン29cとを備えている。本実施形態の場合、
上蓋連結部29bは、上蓋板28aに突設された支持片
28eの支持孔28fに嵌入するピンである。
【0022】インナーリッド29は、アウターリッド2
7の開蓋時には、トップリッド28の移動に上蓋連結部
29bが追従し、上蓋連結部29bの移動に伴って、内
蓋スライドピン29cが内蓋ガイド溝32上を移動す
る。すなわち、インナーリッド27はトップリッド28
の開蓋動作に従動して、開口部22の上方に退避する。
【0023】上述の磁気テープカセット20は、VTR
装置に装填すると、VTR装置に装備された開蓋ピン
(図示せず)によってアウターリッド27の側板部27
bが上方に突き上げられ、その時のアウターリッド27
の開蓋動作に連動して、トップリッド28及びインナー
リッド29が開差動作をする。VTR装置から磁気テー
プカセット20を取り出す際には、装填時とは逆に、各
リッドが閉蓋動作をする。
【0024】本実施形態の磁気テープカセット20の場
合、図2にも示すように、上蓋ガイド溝31の上面ガイ
ドを画成する上カセットハーフ21aの凸条33の先端
部に上方に行くにしたがって適宜な角度α°をもってカ
セット左右方向の内方へ傾斜する傾斜面34が形成され
ている。したがって、トップリッド28の側板部28c
の内面28gと、上カセットハーフ21aの凸条33の
先端部との接触面積が少なくなり、よって両者が擦れる
ことによる削れ粉の発生が少なくなる。なお、上記傾斜
面34は、反対方向、即ち上蓋ガイド溝31の方向に向
けて内方に傾斜させてもよい。
【0025】また、上記実施形態に加えて、図3に示し
たように、上蓋ガイド溝31の下面ガイドを画成する上
カセットハーフ21aの凸条35の先端部にも上方に行
くにしたがって適宜な角度α°をもって内方へ傾斜する
傾斜面36を形成してもよい。この場合には、トップリ
ッド28の側板部28cの内面28hと、上カセットハ
ーフ21aの凸条35の先端部との接触面積が少なくな
る。
【0026】また、他の実施形態として、図4に示した
ように、上蓋ガイド溝31の上面ガイドを画成する上カ
セットハーフ21aの凸条33の上縁に切欠37を形成
してもよい。この場合にも、トップリッド28の側板部
28cの内面28gと、上カセットハーフ21aの凸条
33の先端部との接触面積が少なくなり、よって両者が
擦れることによる削れ粉の発生が少なくなる。なお、凸
条33の下縁に切欠を形成してもよく、また凸条33の
上縁と下縁との間に切欠を形成してもよい。
【0027】更にまた、他の実施形態として、図5に示
したように、上蓋ガイド溝31の上面ガイドを画成する
上カセットハーフ21aの凸条33の先端に上下方向に
湾曲する弧状面38を形成してもよい。この場合にも、
トップリッド28の側板部28cの内面28gと、上カ
セットハーフ21aの凸条33の先端部との接触面積が
少なくなり、よって両者が擦れることによる削れ粉の発
生が少なくなる。
【0028】
【発明の効果】本発明は以上説明したように、トップリ
ッドのスライドピンを案内するために、上カセットハー
フの両側面に形成されたガイド溝を画成する凸条の先端
部が、断面視で狭窄形状であるので、凸条の先端部とト
ップリッドの側板部内面との接触面積が少なくなり、ド
ロップアウト等の原因となる削れ粉の発生が少なくな
り、信頼性の高い磁気テープカセットが得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の磁気テープカセットの一実施形態を示
した分解斜視図である。
【図2】本発明の一実施形態における上蓋スライドピン
と内蓋ガイド溝との係合部を示した要部断面図である。
【図3】本発明の他の実施形態を示した要部断面図であ
る。
【図4】本発明の更に他の実施形態を示した要部断面図
である。
【図5】本発明の更に他の実施形態を示した要部断面図
である。
【図6】従来の3枚リッド式の磁気テープカセットの組
立状態の斜視図である。
【図7】図6に示した磁気テープカセットの蓋が閉じて
いる状態を示す要部断面図である。
【図8】図6に示した磁気テープカセットの蓋が開いた
状態を示す要部断面図である。
【図9】従来の磁気テープカセットの上蓋スライドピン
と内蓋ガイド溝との係合部を示した要部断面図である。
【符号の説明】
20 磁気テープカセット 21 カセットケース 21a 上カセットハーフ 21b 下カセットハーフ 22 開口部 23,24 リール 25 磁気テープ 26 開閉蓋 27 アウターリッド 27a 前蓋部 27b 側板部 27c 支軸ピン 27d 係止穴 28 トップリッド 28a 上蓋板 28b 連結部 28c 側板部 28d 上蓋スライドピン 28e 支持片 28f 支持孔 28g 内面 28h 内面 29 インナーリッド 29a 内蓋板 29b 上蓋連結部 29c 内蓋スライドピン 30 ピン支軸孔 31 上蓋ガイド溝 32 内蓋ガイド溝 33 凸条 34 傾斜面 35 凸条 36 傾斜面 37 切欠 38 弧状面

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 磁気テープを巻回して回動自在な一対の
    リールを装填され、上下カセットハーフからなるカセッ
    トケースの前面開口部に前記磁気テープを臨ませるとと
    もに、該磁気テープを開閉自在に覆うアウターリッド、
    トップリッド及びインナーリッドを備え、前記上カセッ
    トハーフの両側面にガイド溝を形成し、前記上カセット
    ハーフを跨ぐようにして前記トップリッドを配置すると
    ともに、両側の側板内側に突設させたスライドピンを前
    記ガイド溝に嵌合させて、前記トップリッドを摺動案内
    する磁気テープカセットにおいて、 前記ガイド溝を画成する凸条のカセット左右方向の先端
    部が断面視で狭窄形状であることを特徴とする磁気テー
    プカセット。
JP10224554A 1998-08-07 1998-08-07 磁気テープカセット Pending JP2000057734A (ja)

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