JP2000057648A - 光ピックアップ及び記録媒体記録再生装置 - Google Patents

光ピックアップ及び記録媒体記録再生装置

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JP2000057648A
JP2000057648A JP10224918A JP22491898A JP2000057648A JP 2000057648 A JP2000057648 A JP 2000057648A JP 10224918 A JP10224918 A JP 10224918A JP 22491898 A JP22491898 A JP 22491898A JP 2000057648 A JP2000057648 A JP 2000057648A
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recording medium
objective lens
recording
lens
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JP10224918A
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Yasuhiro Ueki
泰弘 植木
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Victor Company of Japan Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 フォーカス・トラッキング用電磁アクチュエ
ータと信号記録用の磁界発生手段とが相互に磁気的に干
渉するのを極力防止する。 【解決手段】 光源からの光を光磁気ディスク162に
収束させる対物レンズ181と、この対物レンズ181
と光磁気ディスク162の間に配置され、且つ、対物レ
ンズ181で収束された光の実質的な開口数を変換する
補助レンズ183と、対物レンズ181を光磁気ディス
ク162に対してフォーカス方向及びトラッキング方向
に移動させるフォーカス・トラッキング用電磁アクチュ
エータ198と、補助レンズ183を光軸方向に移動す
る補助レンズ用電磁アクチュエータ202と、補助レン
ズ183の先端に固定され、且つ、光磁気ディスク16
2に磁界を印加する磁界変調コイル184と、フォーカ
ス・トラッキング用電磁アクチュエータ198及び補助
レンズ用電磁アクチュエータ202と磁界変調コイル1
84との間に配置された磁気シールド部材203とを有
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光学ヘッドに磁界
発生コイルを装着した光ピックアップ及びこれを備えた
記録媒体記録再生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の従来の光ピックアップとして
は、特開平9−245391号公報に開示されたものが
あり、その光ピックアップの光磁気ヘッドの断面図が図
10に示されている。図10において、ピックアップ本
体(図示せず)の一対のレンズ支持体間にはレンズブロ
ック体151が配置され、このレンズブロック体151
の対物レンズホルダ152はピックアップ本体に図示し
ない支持部材によって一定の支持力で支持されている。
ピックアップ本体の一対のレンズ支持体の内側にはマグ
ネッット153が固定され、このマグネット153の対
向位置の対物レンズホルダ152にはフォーカス用及び
トラッキング用コイル154が配置されている。
【0003】つまり、フォーカス用及びトラッキング用
コイル154、マグネット153等によってフォーカス
・トラッキング用電磁アクチュエータ155を構成し、
この駆動力でレンズブロック体151を記録媒体として
の光磁気ディスク161に対してフォーカス方向及びト
ラッキング方向に移動できるよう構成されている。
【0004】対物レンズホルダ152の内周側には対物
レンズ156が取付けられ、又、対物レンズホルダ15
2の上面には補助レンズホルダ157が固定され、この
補助レンズホルダ157の内周側に補助レンズ158が
取付けられている。補助レンズ158は球面と平面で構
成されるソリッドイマージョンレンズ、又は、球面では
ない曲面と平面で構成される非球面レンズ等にて構成さ
れる。又、補助レンズ158の先端側には放熱板159
を介して磁界変調コイル160が取付けられている。
【0005】上記構成において、フォーカス・トラッキ
ング用電磁アクチュエータ155が駆動されると、レン
ズブロック体151の全体が移動し、これによって対物
レンズ156及び補助レンズ158がフォーカス方向及
びトラッキング方向に移動される。この移動によってフ
ォーカス制御及びトラッキング制御がなされる。そし
て、記録モード時には光ビームが対物レンズ156と補
助レンズ158を経て光磁気ディスク161に集光され
ると共に、磁界変調コイル160からの磁界が光磁気デ
ィスク161に印加されることによって光磁気ディスク
161にデータが記録される。
【0006】つまり、光磁気ヘッドに磁界変調コイル1
60を装着することで、レーザ光の照射位置と磁界の印
加位置を正確に一致させることができるため、比較的弱
い磁界でも記録ができ、省電力化となり、又、光学系と
磁界変調コイル160が一体となって駆動されるので、
駆動系が単純になり、装置を小型軽量化できるものであ
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来の光ピックアップにおいては、フォーカス・トラッキ
ング用電磁アクチュエータ155と信号記録用の磁界変
調コイル160とが近接して配置されるので、相互に磁
気的に干渉するという問題がある。例えば、磁界変調コ
イル160からの磁界でフォーカス・トラッキング用電
磁アクチュエータ55のフォーカスサーボやトラッキン
グサーボが正常にかからなかったり、フォーカス・トラ
ッキング用電磁アクチュエータ155からの磁界で記録
特性に影響が出たりという問題が発生することが考えら
れる。
【0008】そこで、本発明は、前記した課題を解決す
べくなされたものであり、フォーカス・トラッキング用
電磁アクチュエータと信号記録用の磁界発生手段とが相
互に磁気的に干渉するのを極力防止できる光ピックアッ
プ及び記録媒体記録再生装置を提供することを目的とす
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、光源
からの光を記録媒体に収束させる対物レンズと、この対
物レンズと前記記録媒体の間に配置され、且つ、前記対
物レンズで収束された光の実質的な開口数を変換する補
助レンズと、前記対物レンズを前記記録媒体に対してフ
ォーカス方向及びトラッキング方向に移動させるフォー
カス・トラッキング用電磁アクチュエータと、前記補助
レンズの外周部に配置され、且つ、前記記録媒体に磁界
を印加する磁界発生手段と、前記フォーカス・トラッキ
ング用電磁アクチュエータと前記磁界発生手段との間に
配置された磁気シールド部材とを有することを特徴とす
る。
【0010】請求項2の発明は、光源からの光を記録媒
体に収束させる対物レンズと、この対物レンズと前記記
録媒体の間に配置され、且つ、前記対物レンズで収束さ
れた光の実質的な開口数を変換すると共に、前記対物レ
ンズの光軸方向に移動可能な補助レンズと、前記対物レ
ンズを前記記録媒体に対してフォーカス方向及びトラッ
キング方向に移動させるフォーカス・トラッキング用電
磁アクチュエータと、前記補助レンズを光軸方向に移動
する補助レンズ用電磁アクチュエータと、前記補助レン
ズの外周部に配置され、且つ、前記記録媒体に磁界を印
加する磁界発生手段と、前記フォーカス・トラッキング
用電磁アクチュエータ及び、前記補助レンズ用アクチュ
エータと、前記磁界発生手段との間に配置された磁気シ
ールド部材とを有する光ピックアップを備えたことを特
徴とする。
【0011】請求項3の発明は、前記請求項2に記載の
記録媒体記録再生装置において、前記磁界発生手段から
前記記録媒体までの距離を検出する距離検出手段と、こ
の距離検出手段の検出距離に応じて前記磁界発生手段の
磁界発生レベルを制御する磁界レベル制御手段とを有す
る光ピックアップを備えたことを特徴とする。
【0012】請求項4の発明は、前記請求項2又は前記
請求項3記載の記録媒体記録再生装置において、前記記
録媒体は、磁気光学効果を応用した記録再生部分となる
光磁気記録層と、この光磁気記録層より光ピックアップ
側に配置された光透過性の基板と、この基板を補強する
補強層とから成り、前記記録媒体の全体としての厚みが
0.6mm以上で、且つ、前記基板の厚みが0.2mm
以下に設定され、再生モードでは、前記補助レンズから
前記記録媒体の光ピックアップ側の面までの距離を0.
3mm以下に設定したことを特徴とする。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づいて説明する。
【0014】(第1実施形態)図1〜図6は本発明の第
1実施形態を示し、図1は記録媒体記録再生装置の回路
ブロック図である。
【0015】図1において、記録媒体である光磁気ディ
スク162はモータ163により所定速度で回転される
よう構成されている。光ピックアップ164は、下記に
詳述するが、記録信号を光磁気ディスク162に記録す
ると共に、光磁気ディスク162からデータを読み取
り、MO再生信号として出力する。又、光ピックアップ
164は、光磁気ディスク162に照射するレーザ光の
トラッキング及びフォーカスの調整に利用するサーボ用
信号をアンプ165を介してフォーカスマトリックス回
路166及びトラッキングマトリックス回路167に出
力する。
【0016】フォーカスマトリックス回路166は、サ
ーボ用信号からフォーカスエラー信号を算出し、このフ
ォーカスエラー信号を位相補償回路168に出力する。
位相補償回路168はフォーカスエラー信号に位相補償
を施し、この位相補償したフォーカスエラー信号をアン
プ169を介して光ピックアップ164に出力する。
【0017】トラッキングマトリックス回路167は、
サーボ用信号からトラッキングエラー信号を算出し、こ
のトラッキングエラー信号を位相補償回路170に出力
する。位相補償回路170はトラッキングエラー信号に
位相補償を施し、この位相補償したトラッキングエラー
信号をアンプ171を介して光ピックアップ164に出
力する。このトラッキングエラー信号及び前記フォーカ
スエラー信号によって下記するフォーカス・トラッキン
グ用電磁アクチュエータ198が移動制御される。
【0018】振幅抽出回路172は供給されたMO再生
信号の振幅を抽出してこれを振幅測定回路173に出力
する。振幅測定回路173は入力信号より振幅値を測定
し、この測定値を最適距離信号発生回路174に出力す
る。最適距離信号発生回路174は、入力される測定値
が最大となるよう補助レンズ移動信号をアンプ175を
介して光ピックアップ164に出力する。この補助レン
ズ移動信号によって下記する補助レンズ用電磁アクチュ
エータ202が移動制御される。
【0019】尚、再生信号の振幅を最大とするよう制御
するのではなく、再生信号のジッタを測定し、このジッ
タ値を最小にするよう制御しても良い。
【0020】図2は前記光ピックアップ164の概略構
成図である。図2において、半導体レーザ176は所定
波長のレーザ光を発生し、このレーザ光はコリメータレ
ンズ177に射出される。コリメータレンズ177は、
レーザ光を平行光線とし、これを整形プリズム178を
介してビームスプリッタ179に出力する。
【0021】ビームスプリッタ179は、このレーザ光
を光磁気ヘッド180の対物レンズ181に向けて透過
する。又、光磁気ディスク162により反射されたレー
ザ光(戻り光)を他のビームスプリッタ182に向けて
反射させる。
【0022】光磁気ヘッド180は、対物レンズ181
と補助レンズ183を有する2群レンズ構成であると共
に磁界発生手段である磁界変調コイル184を備えてお
り、この詳しい説明は後述する。
【0023】他のビームスプリッタ182は、ビームス
プリッタ179からの戻り光の一部をレンズ185に反
射し、他の戻り光を1/2波長板186を介してレンズ
187に向けて透過させる。レンズ185は、入射光を
収束光とし、非点収差を与えるシリンドリカルレンズ1
88を介して第1光検出器189に出力する。第1光検
出器189は、受光部が4分割されており、それぞれの
受光部に入射したレーザ光を電気信号に変換し、これを
サーボ用信号として前記アンプ165に出力する。
【0024】レンズ187は、入射光を収束してさらに
他のビームスプリッタ190に出力する。このビームス
プリッタ190は収束光を第2光検出器191に向けて
透過させると共に第3光検出器192に向けて反射す
る。第2及び第3光検出器191、192はそれぞれ入
射光量を電気信号に変換し、この2つの電気信号は差動
アンプ193に出力される。差動アンプ193は、双方
の出力差を計算し、その計算結果をMO再生信号として
出力する。
【0025】図3(a)は光磁気ヘッド180の概略断
面図、図3(b)はその要部拡大断面図である。図3
(a),(b)において、ピックアップ本体(図示せ
ず)の一対のレンズ支持体間にはレンズブロック体19
4が配置され、このレンズブロック体194はピックア
ップ本体に図示しない支持部材によって一定の支持力で
支持されている。レンズブロック体194は対物レンズ
ホルダ195を有し、この対物レンズホルダ195の内
周側には対物レンズ181が固定されている。対物レン
ズ181は入射光を光磁気ディスク162に収束させ
る。又、対物レンズホルダ195の外周にはフォーカス
用及びトラッキング用コイル196が配置され、この対
向位置の一対のレンズ支持体(図示せず)の内側にはマ
グネッット197が固定されている。このフォーカス用
及びトラッキング用コイル196、マグネット197等
によってフォーカス・トラッキング用電磁アクチュエー
タ198を構成し、この駆動力でレンズブロック体19
4(対物レンズ181)をフォーカス方向及びトラッキ
ング方向に移動できるよう構成されている。フォーカス
用及びトラッキング用コイル196には前記したフォー
カスマトリックス回路166のフォーカスエラー信号、
及び、トラッキングマトリックス回路167のトラッキ
ングエラー信号が供給される。
【0026】対物レンズホルダ195の上面側で、且
つ、内周側には補助レンズホルダ199が図示しない支
持手段により対物レンズホルダ195に上下方向に移動
可能に取り付けられ、この補助レンズホルダ199の内
周側に補助レンズ183が取付けられている。補助レン
ズ183は、対物レンズ181と光磁気ディスク162
との間に配置され、対物レンズ181で収束された光の
実質的な開口数を変換する。補助レンズホルダ199の
外周には補助レンズ移動用コイル200が配置され、こ
の対向位置の対物レンズホルダ195の内側にはマグネ
ッット201が固定されている。この補助レンズ移動用
コイル200、マグネット201等によって補助レンズ
用電磁アクチュエータ202を構成し、この駆動力で補
助レンズホルダ199と一体に補助レンズ183を対物
レンズ181の光軸方向に移動できるよう構成されてい
る。補助レンズ移動用コイル200には前記した最適距
離信号発生回路174の補助レンズ移動用信号が供給さ
れる。補助レンズ183は、球面と平面で構成されるソ
リッドイマージョンレンズ、又は、球面ではない曲面と
平面で構成される非球面レンズ等にて構成される。
【0027】又、磁気シールド部材203は、補助レン
ズホルダ199と補助レンズ移動用コイル200の上面
側、及び、対物レンズホルダ195及びマグネット20
1の上面に2つのリングに分割されて配置されている。
磁気シールド部材203は純鉄、圧延鋼板、珪素鋼板等
の磁気シールドに優れていると共に熱伝導性の良い部材
にて構成されている。従って、後述する磁界変調コイル
184の熱や補助レンズ用電磁アクチュエータ202の
熱が磁気シールド203より効率良く放熱されるため、
これらの温度上昇を、例えば対物レンズ181、補助レ
ンズ183が温度上昇して変形する等の問題を抑えるこ
とができる。又、磁界変調コイル184はヨークとして
の機能も果たしている。
【0028】磁界発生手段である磁界変調コイル184
は、磁気シールド部材203の上面で、且つ、補助レン
ズ183の先端外周側に配置されている。この磁界変調
コイル184には記録信号が供給される。磁界変調コイ
ル184は光軸を中心として円周状に巻回して配置さ
れ、この巻回半径は光ビームの光路を邪魔しない範囲で
極力小さく設定されている。
【0029】つまり、磁界変調コイル184はその中心
が光軸上に位置し、光ビームの焦点から磁界変調コイル
184の中心までの光軸方向の距離の(21/2/2)倍
の半径を有するように装着すると、光ビームの焦点での
単位消費電力当りの磁界強度が最大となるが、補助レン
ズ183のNA(開口数)、光軸に対する磁界変調コイ
ル184の取付け精度、及び、光軸と垂直な方向に磁界
変調コイル184を複数回巻回することを考慮すると、
結局、光ビームを遮らないでできるだけ小さい半径で巻
回して配置するのが好ましい。
【0030】保護部材204は、磁界変調コイル184
より大きな径のリング状を有し、磁界変調コイル184
の外周側に配置されている。又、保護部材204の高さ
は補助レンズ183の先端高さ及び磁界変調コイル18
4の高さよりも高く設定されており、保護部材204の
方が補助レンズ183及び磁界変調コイル184よりも
光磁気ディスク162側に突出している。従って、磁界
変調コイル184が光磁気ディスク162に近付き過ぎ
た場合には、先に保護部材204が光磁気ディスク16
2に接触するため、補助レンズ183及び磁界変調コイ
ル184を損傷することがない。
【0031】この保護部材204は、補助レンズ183
に使用される硝材より熱伝導率の高い材質(セラミッ
ク、ダイヤモンド、シリコンカーバイト等)で作成さ
れ、高速変調時における磁界変調コイル184の発熱に
よる磁界強度の低減を抑制している。つまり、保護部材
204は放熱部材としての効果もある。さらに、保護部
材204の光磁気ディスク162側の面には耐摩耗性の
樹脂がコーティングされており、光磁気ディスク162
に接触したときに光磁気ディスク162の表面に傷が付
くのを防止してある。
【0032】図4〜図6には各種の光磁気ディスク16
2の断面図が示されている。図4の光磁気ディスク16
2は、基板162aと光磁気記録層162bと補強板1
62cの3層構造で、全体の厚さTが1.2mmのもの
として構成されている。基板162aは、厚さt1
0.1mmであり、ポリカーボネイトやアクリル、ポリ
オレフィン、エポキシ等の樹脂又はガラスで、屈折率
1.3〜2.2程度の光透過性の材料で作成されてい
る。補強板162cの材料としては、そり等の変形を防
止する目的から基板162aと同じ材料が望ましいが、
コスト等の事情から異なる材料でも良い。
【0033】又、基板162aの厚さt1が0.1mm
で、光磁気ヘッド180とのギャップt0が75μm程
度であることから、光磁気ディスク162の平面度を数
μm〜数十μmに抑える必要がある。そのため、補強板
162cの強度を上げて、補強板162cの平面度にな
らうようにするために、補強板162cの材料を、平面
度の要求度の高い磁気ディスクに用いている1.1mm
のガラス,アルミニウム,セラミックス等を用いても良
い。
【0034】図5の光磁気ディスク162は、基板16
2aと光磁気記録層162bと補強板162cと光磁気
記録層162bと基板162aの5層構造で、全体の厚
さTが1.2mmのものとして構成されている。各基板
162aの厚さt1,t2は0.1mmであり、各層の材
料は図4のものと同様である。両面側に対称に基板16
2aを配置しているため、図4のもののように温度変化
等によってそりが発生することがない。又、一方の光磁
気記録層162bは、そり防止用ダミーとして構成して
も良い。
【0035】図6の光磁気ディスク162は、基板16
2aと光磁気記録層162bと基板162aと光磁気記
録層162bと補強板162cの5層構造で、全体の厚
さTが1.2mmのものとして構成されている。外側に
位置する基板162aの厚さt1は0.1mmであり、
各層の材料は図4のものと同様である。内側に位置する
基板162aの厚さt3は0.04mm程度に構成され
る。つまり、DVD等のディスクで公知のように、2層
の光磁気記録層162bが片側から読み出される構成に
なっている。
【0036】また、図4〜図6の各光磁気ディスク16
2の全体の厚さTが1.2mmとして構成されているの
は、CDやDVD等のディスクとメカ的な寸法を合わせ
ることにより、互換性を維持するためである。例えば光
磁気ディスク162のASMO(Advanced Strage‐Ma
gneto Optical disc)等で提案されている0.6mm
厚さのものとの互換性を持たせるときは、0.6mmで
も良いし、前記材料の組み合わせにより適宜変更可能な
数値である。但し、平面度や寸法精度の面から0.6m
m以上の厚さが必要である。
【0037】上記構成において、フォーカス・トラッキ
ング用電磁アクチュエータ198が駆動されると、レン
ズブロック体194の全体が移動し、これによって対物
レンズ181及び補助レンズ183がフォーカス方向及
びトラッキング方向に一体に移動される。この移動によ
ってフォーカス制御及びトラッキング制御がなされる。
そして、記録モード時には光ビームが対物レンズ181
と補助レンズ183を経て光磁気ディスク162に集光
されると共に、磁界変調コイル184からの磁界が光磁
気ディスク162に印加されることによって光磁気ディ
スク162にデータが記録される。
【0038】上記動作過程において、フォーカス・トラ
ッキング用電磁アクチュエータ198と信号記録用の磁
界変調コイル184とが近接して配置されているので、
相互に磁気的に干渉するおそれがある。しかし、フォー
カス・トラッキング用電磁アクチュエータ198と信号
記録用の磁界変調コイル184との間には磁気シールド
部材203が配置されているため、互いの磁界の影響が
軽減され、双方が互いの磁界の影響を受けにくい。
【0039】従って、例えば、磁界変調コイル184か
らの磁界でフォーカス・トラッキング用電磁アクチュエ
ータ198のフォーカスサーボやトラッキングサーボが
正常にかからなかったり、フォーカス・トラッキング用
電磁アクチュエータ198からの磁界で記録特性に影響
が出たりという問題が発生することがない。又、フォー
カス・トラッキング用電磁アクチュエータ198からの
磁界が光磁気ディスク162に対して影響を及ぼすこと
も防止される。
【0040】また、振幅抽出回路172は、フォーカス
とトラッキングとモータ163のサーボがかかった状態
で、MO再生信号の振幅を抽出し、この抽出振幅信号を
振幅測定回路173に出力する。振幅測定回路173
は、振幅抽出回路172からの振幅信号より振幅を測定
し、この測定結果を最適距離信号発生回路174に出力
する。最適距離信号発生回路174はこの振幅の測定値
が最大となるよう補助レンズ移動用コイル200への電
流を制御する。これにより、対物レンズ181と補助レ
ンズ183との間の光軸方向の距離が最適な距離に調整
される。即ち、光磁気ディスク162の有する基板の厚
み、補助レンズ183の厚さのバラツキ等がある場合
に、レンズ間の距離が最適に調整されて球面収差が小さ
く抑えられ、良好な再生信号を得ることができる。
【0041】そして、この第1実施形態では、磁気シー
ルド203は補助レンズ用電磁アクチュエータ202と
信号記録用の磁界変調コイル184との間に介在されて
いるため、これら双方が互いの磁界の影響を受けにく
い。従って、例えば、磁界変調コイル184からの磁界
で補助レンズ用電磁アクチュエータ202の最適距離サ
ーボが正常にかからなかったり、補助レンズ用電磁アク
チュエータ202からの磁界で記録特性に影響が出たり
という問題が発生することがない。
【0042】また、補助レンズ183に磁界変調コイル
184が装着されているので、レーザ光の照射位置と磁
界の印加位置を正確に一致させることができるため、比
較的弱い磁界でも記録ができ、省電力化となる。又、光
学系と磁界変調コイル184が一体となって駆動される
ので、駆動系が単純になり、装置が小型軽量化できる。
【0043】さらに、光ピックアップ164の対物レン
ズ181と補助レンズ183は光磁気ディスク162の
基板162aとほぼ同じ屈折率の材料で作成され、上述
のように光磁気ディスク162の面振れ等の寸法精度を
維持できる構成となっている。そして、光ピックアップ
164の光磁気ヘッド180の先端と光磁気ディスク1
62とのギャップは75μm程度が普通であり、磁界変
調コイル184から光磁気記録層162bまでの距離が
0.175mmであるため高密度記録に必要な磁束密度
を達成することができる。これに対し、光ピックアップ
164の反対側の面から磁界を印加する構成ではディス
ク表面から1.025mm離れた位置に光磁気記録層1
62bがあることになる。
【0044】そのため、磁界が距離の2乗に反比例する
ことから、例えディスク表面に接触させたとしても34
倍の磁束密度を必要とすることから、事実上記録不可能
であり、本実施形態のような構成でしか記録できない。
又、光磁気ディスク162の厚さを0.6mmとした場
合でも、約6倍の磁束密度が必要であり、磁界変調コイ
ル184の発熱が許容範囲を越え、補助レンズ183が
変形する等温度的に光学系に与える影響が大きく、光ピ
ックアップ164の反対側に磁界変調コイル184を配
置する構成は成立しない。
【0045】つまり、記録容量を上げるために、基板1
62aの厚さを薄くし、且つ、光磁気ディスク162の
全体の厚さを、強度保持のために0.6mm以上にする
記録再生装置においては、本発明のような対物レンズ1
81と補助レンズ183と磁界変調コイル184の構成
しか成立しない。以上より、光磁気ディスク162の全
体の厚さが0.6mm以上で、且つ、基板162aの厚
さが0.2mm以下に設定され、再生モードでは補助レ
ンズ183から光磁気ディスク162の表面までの距離
を0.3mm以下に設定するのが好ましい。
【0046】尚、前記実施形態で説明したように、基板
162aの厚さが0.1mm以下で、且つ、再生モード
では上記と同じ距離0.1mm以下に設定すればより特
性が良くなり、小型化が可能である。
【0047】(第2実施形態)図7〜図9は本発明の第
2実施形態を示し、図7は記録媒体記録再生装置の回路
ブロック図、図8はピックアップ制御回路210の回路
ブロック図、図9は信号処理回路211の回路ブロック
図である。
【0048】図7において、スピンドルモータ205
は、記録媒体である光磁気ディスク162を回転するよ
う構成され、回転制御回路206からの駆動信号によっ
て光磁気ディスク162を回転させる。回転制御回路2
06はコントロール回路207からの指令信号によって
スピンドルモータ205の回転を制御する。
【0049】スレッドモータ208は、光ピックアップ
164を光磁気ディスク162の半径方向に移動するよ
う構成され、スレッドモータ制御回路209からの駆動
信号によって光ピックアップ164を移動させる。光ピ
ックアップ164の構成は前記第1実施形態のものと同
様であるため、説明を省略する。スレッドモータ制御回
路209はコントロール回路207からの指令信号によ
ってスレッドモータ208の駆動を制御する。
【0050】ピックアップ制御回路210は、図8に示
すように、フォーカス制御回路210a、トラッキング
制御回路210b及び補助レンズ制御回路210cを有
し、コントロール回路207からの指令信号に基づいて
フォーカス・トラッキング用アクチュエータ198(図
3(a)に示す)の駆動を制御し、又、コントロール回
路207からの制御信号に基づき補助レンズ用電磁アク
チュエータ202の駆動を制御する。
【0051】信号処理回路211は、図9に示すよう
に、光ピックアップ164からの再生信号を復調等する
再生信号生成回路211aと、再生RF信号をエンベロ
ープ検波しこの検波信号の振幅を測定するRF振幅測定
回路211bと、再生RF信号にPLL(フェーズロッ
クループ)をかけてセルフクロックを抽出するPLL回
路211cと、このセルフクロックと二値化したデータ
とのジッタ成分を検出するジッタ検出回路211dとを
有する。RF振幅測定回路211bは、フォーカスとト
ラッキングとスピンドルのサーボがかかった状態で、R
F信号の振幅を測定し、この測定結果をコントロール回
路207に出力する。ジッタ検出回路211dはジッタ
の検出結果をコントロール回路207に出力する。
【0052】コントロール回路207は、外部インタフ
ェース212を介して入力される命令に基づいて上記の
各回路に指令信号を出力する。又、コントロール回路2
07は、RF振幅測定回路からの測定値が最大となるよ
うピックアップ制御回路210に制御信号を出力するよ
う構成されている。即ち、コントロール回路207は、
対物レンズ181と補助レンズ183との間の距離を最
適距離にするべく補助レンズ用電磁アクチュエータ20
2を制御する。尚、コントロール回路207は、信号処
理回路211のジッタ検出回路211dのジッタ成分が
最小値になるよう対物レンズ181と補助レンズ183
との間の距離を制御するよう構成しても良い。
【0053】また、前記信号処理回路211は、図9に
示すように、磁界変調コイル制御回路211eを有し、
この磁界変調コイル制御回路211eは外部より入力さ
れる記録信号に対して変調を施し、記録電流を磁界変調
コイル184に出力する。この記録電流のレベルは、コ
ントロール回路207により制御され、初期状態では所
定の固定値であるが、補助レンズ183、即ち、磁界変
調コイル184の位置変位に応じて所定のステップ単位
で調整するよう構成されている。
【0054】つまり、コントロール回路207はフォー
カス制御回路210aへの制御信号により対物レンズ1
81の位置を算出し、補助レンズ制御回路210cへの
制御信号より補助レンズ183の位置を算出し、これら
の値より磁界変調コイル184から光磁気ディスク16
2までの距離を検出する距離検出手段を有し、この距離
検出手段の検出距離データは磁界変調コイル制御回路2
11eに供給される。磁界変調コイル制御回路211e
は磁界レベル制御手段を有し、磁界レベル制御手段は検
出距離データに応じて磁界発生レベルを制御する。磁界
変調コイル184が光磁気ディスク162に対して遠ざ
かる方向の場合には電流を大きく、反対に近付く方向の
場合には電流を小さくするよう調整される。例えば、制
御値はその初期値と対比され、初期値との差を2乗し、
これに所定の係数を掛け算し、この結果に基づいて磁界
変調コイル184への電流のステップレベルを調整す
る。
【0055】以上説明した以外の構成、例えば光ピック
アップ164等の他の構成は前記第1実施形態のものと
同様であるため、説明を省略する。
【0056】この第2実施形態においても、前記第1実
施形態と略同様の作用・効果が得られる。
【0057】また、この第2実施形態では、磁界変調コ
イル184の位置変位に応じて記録電流のレベルが調整
されるため、光磁気ディスク162の厚み等にバラツキ
があっても光磁気記録層162bでの磁束密度が均一と
なり、記録再生精度が高く、無駄な電力を軽減できる。
【0058】以上、前記実施形態では、対物レンズ18
1と補助レンズ183との間の距離調整は、再生信号の
振幅値を最大にするよう制御したり、再生信号のジッタ
成分を最小にするよう制御することによって行っている
が、次のように制御しても良い。
【0059】つまり、コントロール回路207がピック
アップ制御回路210を介して対物レンズ181及び補
助レンズ183をフォーカス方向(光磁気ディスク16
2面に対して垂直方向)に移動するよう制御し、この間
における光磁気ディスク162からの反射光量等の信号
を信号処理回路211を介して監視し続ける。そして、
所定の移動が終了した段階で、反射光量等の信号レベ
ル、又は、信号の出現回数を予めプログラムに書き込ま
れている値と比較し、この比較結果より光磁気ディスク
162の種類を判別する。
【0060】この結果、例えば光磁気ディスク162が
単層ディスク、2層ディスクの差によって、対物レンズ
181と補助レンズ183との間の最適距離関係が収差
等の影響により異なる場合、予めプログラムに書き込ま
れた最適値データをピックアップ制御回路210に出力
する。ピックアップ制御回路210は最適値データに対
応する電流を補助レンズ用電磁アクチュエータ202に
出力して対物レンズ181と補助レンズ183との間の
距離の初期設定を行うよう構成しても良い。この設定
は、ディスク挿入時、又は、電源投入時に行われ、双方
のレンズ間の位置調整が終了した段階で、以降にフォー
カス、トラッキングサーボ等の処理や、それ以降の記録
再生処理が行われる。
【0061】尚、前記実施形態では、補助レンズ用電磁
アクチュエータ202にて補助レンズ183も光軸方向
に移動できるよう構成したが、補助レンズ183を対物
レンズ181側に固定として構成しても良い。
【0062】尚、前記実施形態では、記録媒体として光
磁気ディスク162を用いているが、情報を記録再生で
きるものであれば良く、記録媒体としてカード等を用い
ても良い。
【0063】更に、前記実施形態では、磁界変調ヘッド
は光磁気記録に用いられているが、この技術思想を静的
磁界を印加して光記録する方式に用いた光学ヘッドとし
ても良い。
【0064】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の発明に
よれば、光源からの光を記録媒体に収束させる対物レン
ズと、この対物レンズと前記記録媒体の間に配置され、
且つ、前記対物レンズで収束された光の実質的な開口数
を変換する補助レンズと、前記対物レンズを前記記録媒
体に対してフォーカス方向及びトラッキング方向に移動
させるフォーカス・トラッキング用電磁アクチュエータ
と、前記補助レンズの外周部に配置され、且つ、前記記
録媒体に磁界を印加する磁界発生手段と、前記フォーカ
ス・トラッキング用電磁アクチュエータと前記磁界発生
手段との間に配置された磁気シールド部材とから光ピッ
クアップを構成したので、フォーカス・トラッキング用
電磁アクチュエータと信号記録用の磁界発生手段とが相
互に磁気的に干渉するのを極力防止できる。
【0065】請求項2の発明によれば、光源からの光を
記録媒体に収束させる対物レンズと、この対物レンズと
前記記録媒体の間に配置され、且つ、前記対物レンズで
収束された光の実質的な開口数を変換すると共に、前記
対物レンズの光軸方向に移動可能な補助レンズと、前記
対物レンズを前記記録媒体に対してフォーカス方向及び
トラッキング方向に移動させるフォーカス・トラッキン
グ用電磁アクチュエータと、前記補助レンズを光軸方向
に移動する補助レンズ用電磁アクチュエータと、前記補
助レンズの外周部に配置され、且つ、前記記録媒体に磁
界を印加する磁界発生手段と、前記フォーカス・トラッ
キング用電磁アクチュエータ及び、前記補助レンズ用電
磁アクチュエータと、前記磁界発生手段との間に配置さ
れた磁気シールド部材とを有する光ピックアップを備え
たので、フォーカス・トラッキング用電磁アクチュエー
タと信号記録用の磁界発生手段とが相互に磁気的に干渉
するのを極力防止できる。
【0066】請求項3の発明によれば、前記請求項2に
記載の記録媒体記録再生装置において、前記磁界発生手
段から前記記録媒体までの距離を検出する距離検出手段
と、この距離検出手段の検出距離に応じて前記磁界発生
手段の磁界発生レベルを制御する磁界レベル制御手段と
を有するので、前記請求項2の発明の効果に加え、磁界
発生手段の位置変位に応じて記録電流のレベルが調整さ
れるため、記録媒体等にバラツキがあっても光磁気記録
層での磁束密度が均一となり、記録再生精度が高く、無
駄な電力を軽減できる。
【0067】請求項4の発明によれば、前記請求項2又
は前記請求項3記載の記録媒体記録再生装置において、
前記記録媒体は、磁気光学効果を応用した記録再生部分
となる光磁気記録層と、この光磁気記録層より光ピック
アップ側に配置された光透過性の基板と、この基板を補
強する補強層とから成り、前記記録媒体の全体としての
厚みが0.6mm以上で、且つ、前記基板の厚みが0.
2mm以下に設定され、再生モードでは、前記補助レン
ズから前記記録媒体の光ピックアップ側の面までの距離
を0.3mm以下に設定したので、前記請求項2又は前
記請求項4の発明の効果に加え、磁界発生手段から記録
媒体の光磁気記録層までの距離を所定以内とすることが
できるため、高密度記録ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係る記録媒体記録再生
装置の回路ブロック図である。
【図2】本発明の第1実施形態に係る光ピックアップの
概略構成図である。
【図3】(a)は本発明の第1実施形態に係る光磁気ヘ
ッドの概略断面図、(b)はその要部拡大断面図であ
る。
【図4】光磁気ディスクの断面図である。
【図5】別の種類の光磁気ディスクの断面図である。
【図6】さらに別の種類の光磁気ディスクの断面図であ
る。
【図7】本発明の第2実施形態に係る記録媒体記録再生
装置の回路ブロック図である。
【図8】本発明の第2実施形態に係るピックアップ制御
回路の回路ブロック図である。
【図9】本発明の第2実施形態に係る信号処理回路の回
路ブロック図である。
【図10】従来例における光ピックアップの光磁気ヘッ
ドの断面図である。
【符号の説明】
162 光磁気ディスク 162a 基板 162b 光磁気記録層 162c 補強層 164 光ピックアップ 181 対物レンズ 183 補助レンズ 184 磁界変調コイル(磁界発生手段) 198 フォーカス・トラッキング用電磁アクチュエー
タ 202 補助レンズ用電磁アクチュエータ 203 磁気シールド部材

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光源からの光を記録媒体に収束させる対
    物レンズと、 この対物レンズと前記記録媒体の間に配置され、且つ、
    前記対物レンズで収束された光の実質的な開口数を変換
    する補助レンズと、 前記対物レンズを前記記録媒体に対してフォーカス方向
    及びトラッキング方向に移動させるフォーカス・トラッ
    キング用電磁アクチュエータと、 前記補助レンズの外周部に配置され、且つ、前記記録媒
    体に磁界を印加する磁界発生手段と、 前記フォーカス・トラッキング用電磁アクチュエータと
    前記磁界発生手段との間に配置された磁気シールド部材
    とを有することを特徴とする光ピックアップ。
  2. 【請求項2】 光源からの光を記録媒体に収束させる対
    物レンズと、 この対物レンズと前記記録媒体の間に配置され、且つ、
    前記対物レンズで収束された光の実質的な開口数を変換
    すると共に、前記対物レンズの光軸方向に移動可能な補
    助レンズと、 前記対物レンズを前記記録媒体に対してフォーカス方向
    及びトラッキング方向に移動させるフォーカス・トラッ
    キング用電磁アクチュエータと、 前記補助レンズを光軸方向に移動する補助レンズ用電磁
    アクチュエータと、 前記補助レンズの外周部に配置され、且つ、前記記録媒
    体に磁界を印加する磁界発生手段と、 前記フォーカス・トラッキング用電磁アクチュエータ及
    び、前記補助レンズ用アクチュエータと、前記磁界発生
    手段との間に配置された磁気シールド部材とを有する光
    ピックアップを備えたことを特徴とする記録媒体記録再
    生装置。
  3. 【請求項3】 前記請求項2に記載の記録媒体記録再生
    装置において、 前記磁界発生手段から前記記録媒体までの距離を検出す
    る距離検出手段と、 この距離検出手段の検出距離に応じて前記磁界発生手段
    の磁界発生レベルを制御する磁界レベル制御手段とを有
    する光ピックアップを備えたことを特徴とする記録媒体
    記録再生装置。
  4. 【請求項4】 前記請求項2又は前記請求項3記載の記
    録媒体記録再生装置において、 前記記録媒体は、磁気光学効果を応用した記録再生部分
    となる光磁気記録層と、この光磁気記録層より光ピック
    アップ側に配置された光透過性の基板と、この基板を補
    強する補強層とから成り、前記記録媒体の全体としての
    厚みが0.6mm以上で、且つ、前記基板の厚みが0.
    2mm以下に設定され、 再生モードでは、前記補助レンズから前記記録媒体の光
    ピックアップ側の面までの距離を0.3mm以下に設定
    したことを特徴とする記録媒体記録再生装置。
JP10224918A 1998-08-07 1998-08-07 光ピックアップ及び記録媒体記録再生装置 Pending JP2000057648A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6920104B2 (en) 2000-12-14 2005-07-19 Lg Electronics Inc. Near field optical recording device
KR101002373B1 (ko) * 2003-06-17 2010-12-17 아이노셉 엑스 홀딩스 엘엘씨 초점 심도 조절용 마이크로 액츄에이터

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US6920104B2 (en) 2000-12-14 2005-07-19 Lg Electronics Inc. Near field optical recording device
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