JP2000057572A - 光ディスク装置における光源駆動装置および光源駆動方法 - Google Patents

光ディスク装置における光源駆動装置および光源駆動方法

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JP2000057572A
JP2000057572A JP10229173A JP22917398A JP2000057572A JP 2000057572 A JP2000057572 A JP 2000057572A JP 10229173 A JP10229173 A JP 10229173A JP 22917398 A JP22917398 A JP 22917398A JP 2000057572 A JP2000057572 A JP 2000057572A
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JP
Japan
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pulse
light source
circuit
pulse train
optical disk
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JP10229173A
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Tsutomu Matsui
勉 松井
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Original Assignee
NEC Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来の光源駆動方法によると、記録マークの
後端が尾を引く現象が生ずる。記録マークの尾引きは、
再生時にジッタを発生させ、ビットエラーレートを増大
させる。 【解決手段】 マルチパルス発生回路1は、入力された
書き込みパルスに応じたマルチパルスを発生する。パル
ス後端切除回路2は、マルチパルスのうちの最後のパル
スの後端を切り取ったパルスを生成する。また、パルス
後端部抽出回路3は、マルチパルスのうちの最後のパル
スのみを抽出する。過渡応答回路4は、抽出されたパル
スの後端の傾斜をなだらかにする。そして、加算回路5
は、パルス後端切除回路2の出力と過渡応答回路4の出
力とを重ね合わせたパルス列を生成し、レーザ光源に供
給する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、相変化光ディスク
を駆動する光ディスク装置におけるレーザ等の光源を駆
動する光源駆動装置および光源駆動補正方法に関する。
【0002】
【従来の技術】相変化光ディスクは、結晶状態とアモル
ファス(非結晶)状態の光学定数の変化にもとづく反射
率の差を利用して情報の記録を行う。一般に、非結晶状
態の領域が記録マークとして使用され、結晶状態の領域
が非記録領域として使用される。
【0003】相変化光ディスクにおける結晶相は、光照
射によって融点以上に加熱され急冷されることによって
非結晶状態に変化する。また、非結晶相は、結晶化温度
以上に加熱され徐冷されることによって結晶状態に変化
する。
【0004】また、単一書き込みパルスによって光源の
レーザを駆動すると、図4(A)に例示するようにトラ
ックにおいて記録マークの幅が広がってしまうことがあ
る。特に、非結晶相の熱吸収率Aaが結晶相の熱吸収率
Acに比べて高い光ディスク媒体を用いる場合にはオー
バライトに際して非結晶相部分の温度上昇が大きくな
り、図4(B)に示すように記録マークは涙滴型になり
やすい。そのような事態を避けるために、記録マーク形
成のための書き込みパルスを複数パルスに分割したマル
チパルストレン(Multi-pulse train )によって、図5
に示すように記録マークの幅の広がりを防止する手法が
ある。
【0005】上述したように、記録マークを形成すると
きには、光ディスクにおける該当個所が加熱された後に
急冷される。このとき、冷却温度勾配が急峻すぎると、
図6(B)に示すように、記録マークのトレーリング部
分が尾を引く現象が現れる。なお、図6(A)は好まし
い形状の記録マークを示す。特に、記録/再生時の光デ
ィスクの線速を大きくすると、記録に際して、光ディス
クにおける温度上昇勾配および冷却温度勾配を大きくし
なければならないので、尾引き現象が顕著に現れる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】以上のように、従来の
光ディスクにおける記録時のレーザ駆動方法によると、
形成される記録マークの後端が尾を引く現象が生ずる。
記録マークの尾引きは、再生時にジッタを発生させ、ビ
ットエラーレートを増大させる。そのような状況下でジ
ッタを防止するには、記録マークの間隔を広くとらなけ
ればならない。従って、従来の光源駆動方法では、高密
度記録を行うのに制限がでるという課題がある。
【0007】本発明は、記録マークの形状を改善してジ
ッタを軽減し、さらなる高密度記録を可能にする光ディ
スク装置における光源駆動装置および光源駆動方法を提
供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明による光ディスク
装置における光源駆動装置は、記録マークを形成するた
めの書き込みパルスをマルチパルス列に変換するマルチ
パルス発生回路と、マルチパルス発生回路が生成したマ
ルチパルス列の波形調整を行って光源に駆動信号として
供給するマルチパルス列波形調整手段とを備えたことを
特徴とする。
【0009】マルチパルス列波形調整手段は、マルチパ
ルス列の後端の立ち下がりをなだらかにするように構成
される。また、マルチパルス列波形調整手段は、マルチ
パルス列の前端の立ち上がりをなだらかにするように構
成されていてもよい。
【0010】マルチパルス列波形調整手段は、例えば、
マルチパルス発生回路が生成したマルチパルス列のうち
の最後のパルスの後端を切り取った形状のパルスを生成
するパルス後端切除回路と、マルチパルスのうちの最後
のパルスを抽出するパルス後端部抽出回路と、抽出され
たパルスの後端の傾斜をなだらかにする後縁整形回路
と、パルス後端切除回路の出力と後縁整形回路の出力と
を重ね合わせる加算回路とを含む構成である。
【0011】本発明による光ディスク装置における光源
駆動方法は、書き込みパルスをマルチパルス列に変換し
マルチパルス列で光源を駆動する光源駆動方法におい
て、マルチパルス列の波形調整を行って光源に供給する
ことを特徴とする。
【0012】光ディスク装置における光源駆動方法は、
例えば、記録マーク形成の際の冷却温度勾配が緩やかに
なるようにマルチパルス列の波形調整を行うように構成
される。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。図1は、本発明による光ディスク
装置における光源駆動回路部分を示すブロック図であ
る。図1において、マルチパルス発生回路1は、入力さ
れた書き込みパルスに応じたマルチパルスを発生する。
パルス後端切除回路2は、マルチパルスのうちの最後の
パルスの後端を切り取ったパルスを生成する。また、パ
ルス後端部抽出回路3は、マルチパルスのうちの最後の
パルスのみを抽出する。過渡応答回路(後縁整形回路)
4は、抽出されたパルスの後端の傾斜をなだらかにす
る。そして、加算回路5は、パルス後端切除回路2の出
力と過渡応答回路4の出力とを重ね合わせる。
【0014】次に、図2のタイミング図を参照して動作
について説明する。図2において、(A)は書き込みパ
ルス、(B)は発生されたマルチパストレン、(C)は
マルチパストレンにおける後端が切除された信号、
(D)はマルチパストレンにおける最終パルス、(E)
は後端の傾斜がなだらかになったパルス、(F)は加算
回路5の出力を示す。
【0015】オーバライトのための書き込みパルスが入
力されると、マルチパルス発生回路1は、図2(A)に
示すような書き込みパルスを複数パルスに分割したマル
チパストレンを生成する。生成されたマルチパストレン
は、パルス後端切除回路2およびパルス後端部抽出回路
3に出力される。
【0016】パルス後端切除回路2は、入力されたマル
チパストレンのうちの最終パルスの後半部を切除して、
図2(C)に示すようなパルス列を生成する。また、パ
ルス後端部抽出回路3は、マルチパストレンのうちの最
終パルスを検出し、それ以外のパルスを除去する。従っ
て、図2(D)に示すようなパルスが生成される。そし
て、パルス後端部抽出回路3は、生成したパルスを過渡
応答回路4に出力する。
【0017】過渡応答回路4は、入力されたパルスの後
端の傾斜をなだらかにする処理を行って、図2(E)に
示すような信号を生成する。例えば、入力パルスをディ
ジタル変換して徐々に値を小さくした後にアナログ信号
に戻す。あるいは、フィルタ処理によってもパルスの後
端の傾斜をなだらかにすることができる。加算回路5
は、パルス後端切除回路2の出力すなわち図2(C)に
示されたパルス列と、過渡応答回路4の出力すなわち図
2(E)に示されたパルス列とを重ね合わせる。この結
果、図2(F)に示す信号が生成される。そして、レー
ザ光源は、加算回路5の出力で駆動される。なお、必要
ならば、加算回路5とレーザ光源との間に増幅回路が設
けられる。
【0018】レーザ光源に供給されるパルス列におい
て、図2(F)に示されるようにパルス後縁がなだらか
に立ち下がっているので、結局、書き込みパルスの後縁
がなだらかになる。よって、記録マーク形成の際に、マ
ーク後端において冷却速度が低下する。従って、マーク
後縁において、非結晶相になる領域は増大せず、記録マ
ークの尾引きが防止される。
【0019】以上のように、この実施の形態によれば、
記録マークの尾引き現象の発生が防止されることによっ
て、記録マークの間隔を小さくしても、尾引きに起因す
る再生時のジッタ発生が防止され、ビットエラーレート
が改善される。従って、従来の場合に比べて、さらに高
密度に記録を行うことが可能になる。本発明による駆動
方法によれば、例えば、ジッタを従来の値の15〜20
%に減らすことができ、その結果、1.1倍の高密度記
録を行うことができる。
【0020】この実施の形態では、マルチパストレンの
後端の立ち下がりがなだらかになるようにパルス波形を
改善したが、マルチパストレンを構成するパルスの波形
を変形することによって、記録マーク形成時に要求され
る温度上昇特性および冷却特性が異なる種々の光ディス
ク媒体について記録マークの形状を改善することができ
る。
【0021】例えば、記録マークの前端で記録マークが
広がる傾向がある場合等には、マルチパストレンの前縁
の立ち上がりをなだらかにすることによって記録マーク
の形状改善を図ることもできる。なお、マルチパストレ
ンの前縁の立ち上がりをなだらかにするための構成は、
図1に示された構成において、パルス後端切除部2およ
びパルス後端部抽出回路3に代えてパルス前端切除部お
よびパルス前端部抽出回路を設け、過渡応答回路4を入
力パルスの前縁をなだらかにする回路にすればよい。
【0022】また、上記の実施の形態では、マルチパル
ストレンのパルス後縁をなだらかにすることによって冷
却温度勾配がなだらかになるようにしたが、図3に示す
ように、マルチパルストレンにおける最後のパルスの後
半をPWM変調するようにしてもよい。そのようにして
も、冷却温度勾配がなだらかになるので、記録マークの
尾引きを防止することができる。
【0023】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、光ディ
スク装置における光源駆動装置および光源駆動方法を、
書き込みパルスをマルチパルス列に変換し、マルチパル
ス列の波形調整を行って光源に供給する構成にしたの
で、記録マーク形成時に要求される温度上昇特性および
冷却特性が異なる種々の光ディスク媒体について記録マ
ークの形状を改善することができる効果がある。
【0024】光ディスク装置における光源駆動装置およ
び光源駆動方法を、マルチパルス列の波形調整を行う際
に、マルチパルス列の後端の立ち下がりをなだらかにす
るように構成した場合には、記録マークの尾引きをなく
してジッタを軽減し、さらなる高密度記録を可能にする
ことができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明による光ディスク装置における光源駆
動回路部分を示すブロック図である。
【図2】 図1に示された各回路の出力信号を示すタイ
ミング図である。
【図3】 本発明の他の実施の形態によるマルチパルス
トレンの例を示す波形図である。
【図4】 記録マークの好ましくない形状の例を示す説
明図である。
【図5】 マルチパルストレンの一例を説明するための
説明図である。
【図6】 記録マークの尾引きの例を示す説明図であ
る。
【符号の説明】
1 マルチパルス発生回路 2 パルス後端切除部 3 パルス後端部抽出回路 4 過渡応答回路(後縁整形回路) 5 加算回路

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光ディスク媒体に光を照射する光源を駆
    動する光ディスク装置における光源駆動装置であって、 書き込みパルスをマルチパルス列に変換するマルチパル
    ス発生回路と、 前記マルチパルス発生回路が生成したマルチパルス列の
    波形調整を行って前記光源に供給するマルチパルス列波
    形調整手段とを備えたことを特徴とする光ディスク装置
    における光源駆動装置。
  2. 【請求項2】 マルチパルス列波形調整手段は、マルチ
    パルス列の後端の立ち下がりをなだらかにする請求項1
    記載の光ディスク装置における光源駆動装置。
  3. 【請求項3】 マルチパルス列波形調整手段は、マルチ
    パルス列の前端の立ち上がりをなだらかにする請求項1
    記載の光ディスク装置における光源駆動装置。
  4. 【請求項4】 マルチパルス列波形調整手段は、 マルチパルス発生回路が生成したマルチパルス列のうち
    の最後のパルスの後端を切り取った形状のパルスを生成
    するパルス後端切除回路と、 マルチパルスのうちの最後のパルスを抽出するパルス後
    端部抽出回路と、 抽出されたパルスの後端の傾斜をなだらかにする後縁整
    形回路と、 前記パルス後端切除回路の出力と前記後縁整形回路の出
    力とを重ね合わせる加算回路とを含む請求項2記載の光
    ディスク装置における光源駆動装置。
  5. 【請求項5】 書き込みパルスをマルチパルス列に変換
    しマルチパルス列で光源を駆動する光ディスク装置にお
    ける光源駆動方法において、 前記マルチパルス列の波形調整を行って前記光源に供給
    することを特徴とする光ディスク装置における光源駆動
    方法。
  6. 【請求項6】 記録マーク形成の際の冷却温度勾配が緩
    やかになるようにマルチパルス列の波形調整を行う請求
    項5記載の光ディスク装置における光源駆動方法。
JP10229173A 1998-08-13 1998-08-13 光ディスク装置における光源駆動装置および光源駆動方法 Pending JP2000057572A (ja)

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