JP2000057105A - マルチホストシステムおよびホストコンピュータ間命令制御方法 - Google Patents

マルチホストシステムおよびホストコンピュータ間命令制御方法

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JP2000057105A
JP2000057105A JP10228362A JP22836298A JP2000057105A JP 2000057105 A JP2000057105 A JP 2000057105A JP 10228362 A JP10228362 A JP 10228362A JP 22836298 A JP22836298 A JP 22836298A JP 2000057105 A JP2000057105 A JP 2000057105A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ホストコンヒ゜ュータを構成するCPUの負荷を減少させ、
ホストコンヒ゜ュータの処理能力を低下させずに同期が必要な命令
の処理状態が確認できるマルチホストシステムの提供。 【解決手段】 ホストコンヒ゜ュータ1は、ホスト間接続装置2、CPU4お
よびCPU5が共通バス3で相互に接続され構成されている。
ホスト間接続装置2は、ホストコンヒ゜ュータ1内では共通バス3を通しC
PU4とCPU5に接続され、ホストコンヒ゜ュータ6に対してホストコンヒ゜ュータ6
内のホスト間接続装置7と接続されている。ホスト間接続装置2
は、CPU4とCPU5からの命令を受け、ホストコンヒ゜ュータ6へ命令の
発行が必要か否かを判断し必要な場合のみホストコンヒ゜ュータ6
に命令を発行する。ホスト間接続装置2は、逆にホストコンヒ゜ュータ6
からの命令を受け付け、共通バス3を通してCPU4とCPU5と
に対し命令を発行する。ホストコンヒ゜ュータ6内のホスト間接続装置7
も、ホスト間接続装置2と同一な構成であり、説明を省略す
る。ホスト間接続装置7は、ホストコンヒ゜ュータ1の命令を受け、共通バ
ス8を通してCPU9とCPU10とに対してこの命令を発行す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数のホストコン
ピュータが相互に接続されたマルチホストシステムに係
わるものである。
【0002】
【従来の技術】従来、ホストコンピュータが相互に接続
されたマルチホストシステムにおいて、データ更新命令
および通信関連の命令などの同期保証が必要な同期対象
命令に対して、この同期対象命令を発効するホストコン
ピュータは、マルチホストシステムを構成する全ホスト
の全CPUに対して同期保証命令を発行し、先行する同
期対象命令の有無のチェックを行っている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ここで、従来のマルチ
ホストシステム間において用いられるホスト間接続装置
を図9を用いて説明する。図9は従来のホスト間接続装
置100のブロック図である。この図において、ホスト
内命令受信回路31は、ホストコンピュータ内の図示し
ないCPUの発行した命令を共通バス3を介して入力す
る。
【0004】そして、ホスト内命令受信回路31は、入
力される命令をホスト間命令送信回路32へ出力する。
これにより、ホスト間命令送信回路32は、ホスト間命
令送信判別回路34からの命令の発行指示を受け取る
と、ホスト間バスHBを介して他ホストコンピュータに
対して指示された命令を発効する。
【0005】また、ホスト内命令受信回路31は、図示
しないCPUから入力された信号が受け付けられないこ
とを検出すると制御信号をキャンセル出力回路36へ出
力する。これにより、キャンセル出力回路36は、ホス
ト内命令受信回路31が図示しないCPUからの命令を
受け付けられない状態であることを検出する。そして、
キャンセル出力回路36は、命令を再送出させるキャン
セル信号を図示しないCPUへ出力する。
【0006】これにより、キャンセル入力回路37は、
図示しないCPUがキャンセル出力回路36からのキャ
ンセル信号に対して出力する受付信号を共通バス3を介
して入力する。そして、キャンセル入力回路37は、入
力される受付信号に基づきホスト内命令受信回路31の
命令を消去する。
【0007】ホスト間命令送信判別回路34は、ホスト
内命令受信回路31から図示しないCPUからの命令が
入力される。そして、ホスト間命令送信判別回路34
は、入力された命令がリード/ライト命令である場合、
データ情報TAG(タグ)35内に保持されている情報
を参照して他のホストコンピュータに対して命令を発効
する必要があるか否かの判定を行う。一方、ホスト間命
令送信判別回路34は、入力された命令が同期保証命令
である場合、入力された命令を無条件にホスト間命令送
信回路32へ出力する。
【0008】データ情報TAG35は、自ホストコンピ
ュータ内のメモリに対する情報のみを保持する。すなわ
ち、データ情報TAG35は、メモリ内の各データに対
して他のホストコンピュータにおける各CPU内のキャ
ッシュメモリにおいて前記メモリ内のデータがどのよう
な状態で保持されているかを記憶するタグである。ここ
で、 データ情報TAG35には、前記メモリにおける
アドレス値と状態値とが記憶されている。
【0009】ホスト間命令受信回路33は、図示しない
他のホストコンピュータが発行した命令をホスト間バス
HBを介して受信する。そして、ホスト間命令受信回路
33は、入力される命令によりホストコンピュータ内の
図示しないメモリに記憶されている情報が変更されるこ
とを検出した場合、データ情報TAG35内の情報を修
正する。
【0010】ホスト内命令送信回路38は、他のホスト
コンピュータから入力された命令を自ホストコンピュー
タ内の共通バス3へ出力する。また、キャンセル入力回
路37は、ホスト内命令送信回路38が共通バス3に対
して出力された命令のキャンセル要求を受け付けた場
合、キャンセルされた命令を再送出する必要がある。
【0011】しかしながら、この図9に示されるホスト
コンピュータ間接続装置100は、ホストコンピュータ
間において同期対象命令が発行されたか否かの確認を行
う機能がない。
【0012】このため、従来のマルチホストシステム
は、同期対象命令が一度もホストコンピュータ間におい
て発行されていないにも関わらず、ホスト間命令送信判
別回路34がホストコンピュータ間接続装置100内の
ホスト内命令受信回路31に受け付けられた同期保証命
令をそのままホスト間命令送信回路32に渡して他のホ
ストコンピュータに発行する。このように、ホストコン
ピュータ間の命令の授受の制御が各々のホストコンピュ
ータ内のホストコンピュータ間接続装置100により行
われている。
【0013】これにより、従来のマルチホストシステム
においては、他のホストコンピュータ内の全CPUにお
ける先行する同期対象命令の実行状態に対するチェック
が実行されていた。この結果、従来のマルチホストシス
テムにおいては、同期対象命令が一度もホストコンピュ
ータ間において発行されていないにも関わらず、他のホ
ストコンピュータ内で無駄な命令が実行され、他のホス
トコンピュータ内における命令実行のためのCPUの負
荷が高くなる問題があった。
【0014】また、従来のマルチホストシステムは、ホ
ストコンピュータ内における全CPUに対して、先行す
る同期対象命令の実行状態のチェックを実行するため、
この全てのCPUに対する実行状態のチェックが完了す
るまでの時間が長くなり、後続の命令実行が遅くなるた
め、ホストコンピュータの処理能力を低下させる欠点が
ある。
【0015】本発明はこのような背景の下になされたも
ので、同期対象命令におけるホストコンピュータを構成
するCPUの負荷を減少させ、かつ、ホストコンピュー
タの処理能力を低下させずに同期対象命令の状態の確認
が可能なマルチホストシステムを提供する事にある。
【0016】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
複数のCPUで構成されるホストコンピュータが複数接
続されて構成されるマルチホストシステムにおいて、一
のホストコンピュータの前記CPUで発行された命令が
実行時に同期の必要な同期対象命令である場合において
も、この同期対象命令が他のホストコンピュータに出力
されないとき、前記一のホストコンピュータが前記他の
ホストコンピュータへ前記同期対象命令が終了している
か否かを確認する同期保証命令を出力しないことを特徴
とする。
【0017】請求項2記載の発明は、請求項1記載のマ
ルチホストシステムにおいて、前記ホストコンピュータ
が、複数のCPUと、このCPUがこのホストコンピュ
ータ以外の他のホストコンピュータへ前記同期対象命令
を出力する場合、この同期対象命令を出力したことを記
憶するフラグと、前記同期対象命令を前記他のホストコ
ンピュータへ出力する出力手段とを具備することを特徴
とする。
【0018】請求項3記載の発明は、請求項1または請
求項2記載のマルチホストシステムにおいて、前記命令
が他のCPUおよび前記他のホストコンピュータとの同
期が必要であるか否かを判定し、この命令が他のCPU
および前記他のホストコンピュータとの同期が必要であ
る同期対象命令であることを確認する同期対象命令確認
手段を具備することを特徴とする。
【0019】請求項4記載の発明は、請求項1ないし請
求項3のいずれかに記載のマルチホストシステムにおい
て、前記フラグの設定状態を検出し、この検出結果に基
づき前記他のホストコンピュータへ前記同期保証命令の
出力を制御する同期保証命令制御手段を具備することを
特徴とする。
【0020】請求項5記載の発明は、請求項1ないし請
求項4のいずれかに記載のマルチホストシステムにおい
て、前記フラグが設定されていることを検出した場合、
先行する前記同期対象命令の終了が確認されるまで、前
記CPUの新たな命令の発行を抑制する命令制御手段を
有することを特徴とする。
【0021】請求項6記載の発明は、請求項5に記載の
マルチホストシステムにおいて、前記命令抑制手段が前
記出力手段と前記CPUとに各々設けられていることを
特徴とする。
【0022】請求項7記載の発明は、請求項1ないし請
求項6のいずれかに記載のマルチホストシステムにおい
て、前記CPUにおける前記命令抑制手段が他のCPU
からの前記同期保証命令に対して、この命令をキャンセ
ルするキャンセル信号を出力することを特徴とする。
【0023】請求項8記載の発明は、請求項1ないし請
求項7のいずれかに記載のマルチホストシステムにおい
て、前記命令が他のホストコンピュータへ出力する必要
があるか否かの判定を行う命令判定手段を具備する事を
特徴とする。
【0024】請求項9記載の発明は、複数のCPUによ
り構成されるホストコンピュータ間の命令制御方法にお
いて、一のCPUが命令を出力する第1の過程と、前記
一のCPUが出力した前記命令が同一ホストコンピュー
タ内の他のCPUおよび他のホストコンピュータとの同
期が必要な同期対象命令であるか否かを判定する第2の
過程と、前記命令が前記同期対象命令であることが確認
され、かつ他のホストコンピュータへ出力する場合にフ
ラグを設定する第3の過程と、一のCPUが前記同期対
象命令の後に、この同期対象命令に関連する後続の命令
を出力する場合にこの同期対象命令が終了していること
を確認する同期保証命令を出力する第4の過程と、この
同期保証命令に対応し、前記同一ホストコンピュータの
他のCPUおよび他のホストコンピュータが出力する前
記同期保証命令の出力をキャンセルするキャンセル信号
の有無を確認する第5の工程と、この同期保証命令に対
応した前記キャンセル信号が出力されていないことが検
知され、一のCPUが出力する前記同期保証命令がキャ
ンセルされずに出力する第6の過程と、前記同期保証命
令がキャンセルされずに出力された後に、前記同期対象
命令に関連する後続の命令が出力される第7の過程とを
有することを特徴とする。
【0025】図1において、ホストコンピュータ1内の
CPU4からホストコンピュータ6内のCPU9または
CPU10へ対して同期対象命令であるデータ更新命令
や通信系命令が発行された場合、ホスト間接続装置2
は、ホストコンピュータ6側のCPU9とCPU10と
に対して命令を発行する必要がある場合、ホストコンピ
ュータ6内のホスト間接続装置7に命令を発行すると共
に、同期対象命令をホストコンピュータ6に発行したこ
とを記憶する発行フラグ20a(または発行フラグ20
b)をセットし、同期対象命令をホストコンピュータ6
に発行する必要が無い場合、この同期対象命令を消去す
る。
【0026】そして、同期保証命令がCPU4から発行
された時に、同期保証命令送信判別回路21は、マルチ
ホストシステムにおけるCPU5、CPU9およびCP
U10の全てに対して同期対象命令である先行命令が実
行されずに残っているか否かの確認を行う。
【0027】この時に、ホスト間接続装置2内の発行フ
ラグ20aを参照して、セットされていればホストコン
ピュータ6にも同期対象命令である先行命令が残ってい
る可能性がある。このため、ホスト間接続装置2は、ホ
ストコンピュータ6へ問い合わせに行く必要があるが、
セットされていない場合、ホストコンピュータ6へは何
もする必要が無い。これにより、本発明によるマルチホ
ストシステムは、ホストコンピュータ6内の負荷が低減
され、同期保証命令の実行時間が短縮されることにより
性能改善の効果がある。
【0028】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施形態について説明する。図1は本発明の一実施形態に
よるマルチホストシステムの構成を示すブロック図であ
る。この図において、ホストコンピュータ1とホストコ
ンピュータ6とは、ホスト間バスHBで接続されてい
る。ホストコンピュータ1は、ホスト間接続装置2、C
PU4およびCPU5が共通バス3により相互に接続さ
れて構成されている。また、共通バス3には、CPU4
およびCPU5がデータを記憶させるメモリ11が接続
されている。さらに、CPU4およびCPU5の内部に
は、各々キャッシュメモリK4、キャッシュメモリK5
が設けられている。また、メモリ11には、メモリ11
およびキャッシュメモリK4、キャッシュメモリK5に
おけるデータの書き換え状態を示す書換フラグも設けら
れている。
【0029】ホスト間接続装置2は、ホストコンピュー
タ1内では共通バス3を通してCPU4とCPU5に接
続され、ホストコンピュータ6に対してホストコンピュ
ータ6内のホスト間接続装置7と接続されている。ま
た、ホスト間接続装置2は、CPU4とCPU5からの
命令を受け付け、ホストコンピュータ6へ命令の発行が
必要か否かを判断して必要な場合のみホストコンピュー
タ6に命令を発行する。
【0030】さらに、ホスト間接続装置2は、逆にホス
トコンピュータ6からの命令を受け付け、共通バス3を
通してCPU4とCPU5とに対してこの命令を発行す
る。また、ホストコンピュータ6内のホスト間接続装置
7は、ホスト間接続装置2と同一な構成であり、この説
明を省略する。さらに、ホスト間接続装置7は、ホスト
コンピュータ1からの命令を受け付け、共通バス8を通
してCPU9とCPU10とに対してこの命令を発行す
る。
【0031】ここで、ホストコンピュータ6の共通バス
8には、CPU9およびCPU10がデータを記憶させ
るメモリ12が接続されている。さらに、CPU9およ
びCPU10の内部には、各々キャッシュメモリK9、
キャッシュメモリK10が設けられている。また、メモ
リ12には、メモリ12およびキャッシュメモリK9、
キャッシュメモリK10におけるデータの書き換え状態
を示す書換フラグも設けられている。
【0032】次に、図1におけるホスト間接続装置2
(ホスト間接続装置7)を図2を用いて説明する。図2
は、ホスト間接続装置2(ホスト間接続装置7)の構成
を示すブロック図である。ホスト間接続装置2とホスト
間接続装置7は同一装置のため、以下はホスト間接続装
置2に対して説明する。この図において、ホスト間接続
装置2は、同期対象命令発行フラグ20、同期保証命令
送信判別回路21、ホスト間命令送信回路22、同期対
象命令検出回路23、ホスト内命令受信回路24、ホス
ト間命令受信回路25、ホスト間命令送信判別回路2
6、データ情報タグ27、キャンセル出力回路28、キ
ャンセル入力回路29およびホスト内命令送信回路30
から構成されている。
【0033】また、図1におけるホスト間接続装置7
は、同期対象命令発行フラグ20’、同期保証命令送信
判別回路21’、ホスト間命令送信回路22’、同期対
象命令検出回路23’、ホスト内命令受信回路24’、
ホスト間命令受信回路25’、ホスト間命令送信判別回
路26’、データ情報タグ27’、キャンセル出力回路
28’、キャンセル入力回路29’およびホスト内命令
送信回路30’から構成されている。ここで、同期対象
命令発行フラグ20’は同期対象命令発行フラグ20と
構成が等しく、同期保証命令送信判別回路21’は同期
保証命令送信判別回路21と構成が等しく、ホスト間命
令送信回路22’はホスト間命令送信回路22と構成が
等しく、同期対象命令検出回路23’は同期対象命令検
出回路23と構成が等しく、ホスト内命令受信回路2
4’はホスト内命令受信回路24と構成が等しく、ホス
ト間命令受信回路25’はホスト間命令受信回路25と
構成が等しく、ホスト間命令送信判別回路26’はホス
ト間命令送信判別回路26と構成が等しく、データ情報
タグ27’はデータ情報タグ27と構成が等しく、キャ
ンセル出力回路28’はキャンセル出力回路28と構成
が等しく、キャンセル入力回路29’はキャンセル入力
回路29と構成が等しく、ホスト内命令送信回路30’
はホスト内命令送信回路30と構成が等しい。
【0034】同期対象命令発行フラグ20は、CPU4
およびCPU5(図1参照)それぞれに対する同期対象
命令の発行フラグ20aと発行フラグ20bとから構成
されている。ホスト内命令受信回路25は、他のホスト
コンピュータ、例えばホストコンピュータ6から命令が
入力され、この入力された命令を共通バス3へ出力す
る。また、ホスト内命令受信回路25は、入力された命
令がホストコンピュータ1内のメモリ11の情報が書き
換えられる場合、データ情報TAG27に記憶されてい
る情報を修正する。
【0035】データ情報TAG27は、ホストコンピュ
ータ1内のメモリ11に対しての情報のみを記憶する。
すなわち、データ情報TAG27は、メモリ11内のデ
ータに対してホストコンピュータ6におけるCPU9お
よびCPU10内の各々のキャッシュメモリK9及びキ
ャッシュメモリK10においてどのような状態で保持さ
れているかを記憶するタグである。ここで言う状態と
は、例えばキャッシュメモリK5の内容がデータ更新命
令(ライト命令)により変更されたか否かを示す状態値
である。このため、データ情報TAG27には、前メモ
リ11におけるアドレス値とキャッシュメモリK5およ
びキャッシュメモリK6の状態値とが記憶されている。
【0036】ホスト内命令受信回路24は、共通バス3
を介してCPU4またはCPU5から入力される命令を
同期対象命令検出回路23へ出力する。同期対象命令検
出回路23は、入力される命令から同期対象命令を検出
する。また、同期対象命令検出回路23は、この検出さ
れた同期対象命令が他のホストコンピュータに発行され
る場合に、この同期対象命令を発行した側のCPUのフ
ラグがセットされる。
【0037】すなわち、同期対象命令検出回路23は、
他のホストコンピュータへの同期対象命令を発行したの
がCPU4であれば発行フラグ20aをセットし、ま
た。同期対象命令を発行したのがCPU5であれば発行
フラグ20bをセットする。
【0038】同期保証命令送信判別回路21は、ホスト
内命令受信回路24を介してCPU4またはCPU5か
ら発行される同期保証命令を受け取る。また、同期保証
命令送信判別回路21は、同期対象命令発行フラグ20
内の同期保証命令を発行した側のCPUの発行フラグを
参照する。例えば、同期保証命令送信判別回路21は、
CPU4が同期保証命令を発行した場合、同期対象命令
発行フラグ20内の発行フラグ20aを確認する。
【0039】さらに、同期保証命令送信判別回路21
は、この同期対象命令発行フラグ20内の発行フラグ2
0aがセットされている場合、ホスト間命令送信回路2
2に同期保証命令の発行を指示する。また、同期保証命
令送信判別回路21は、同時に、同期対象命令発行フラ
グ20内の発行フラグ20aをリセットする。
【0040】一方、同期保証命令送信判別回路21は、
同期対象命令発行フラグ20内の発行フラグ20aが点
灯していない場合、ホスト間命令送信回路22に同期保
証命令の発行を指示せずに、CPU4からの同期保証命
令を消去する。ホスト間命令送信回路22は、同期保証
命令送信判別回路21またはホスト間命令送信判別回路
26からの命令の発行指示が入力されると、この発行指
示に基づきホストコンピュータ6に対して命令を発行す
る。
【0041】ホスト間命令送信判別回路26は、ホスト
内命令受信回路24から、例えばCPU4の出力した命
令を入力する。そして、ホスト間命令送信判別回路26
は、入力された命令がリード/ライト命令の場合、デー
タ情報TAG27に記憶されている情報を参照して、例
えばホストコンピュータ6へこの命令を出力する必要が
あるか否かを判定する。一方、ホスト間命令送信判別回
路26は、入力された命令が同期保証命令の場合、ホス
トコンピュータ6へこの命令を出力する必要があるか否
かの判定を行わない。
【0042】キャンセル出力回路28は、ホスト内命令
受信回路24で入力された命令が受け付けられない状態
のため再送出してもらいたい場合や、同期保証命令に対
して発行フラグ20aおよび発行フラグ20bのチェッ
クが完了するまでの間、または発行フラグ20aおよび
発行フラグ20bのチェックの後ホストコンピュータ6
へ命令を送出してホストコンピュータ6におけるチェッ
クが完了するまでの間に共通バス3に対して命令のキャ
ンセル信号を出力する。
【0043】キャンセル入力回路29は、ホスト内命令
受信回路24が入力した命令に対して共通バス3を介し
てキャンセル信号を受信した場合、この命令を消去して
新たな命令が再送出されるのを待つ。しかしながら、キ
ャンセル入力回路29は、同様に同期保証命令に対して
キャンセル信号が入力された場合、このキャンセル信号
を無視してホスト内命令受信回路24が入力した命令を
消去しない。さらに、キャンセル入力回路29は、ホス
ト内命令送信回路30が共通バス3へ発行した命令に対
してキャンセル信号を受け付けた場合、キャンセルされ
た命令を再送出する必要がある。
【0044】ホスト内命令送信回路30は、他ホストコ
ンピュータ、例えばホストコンピュータ6からの命令を
ホスト間バスHBを介して入力し、この入力された命令
を共通バス3へ出力する。
【0045】次に、図1におけるCPU4、CPU5、
CPU9およびCPU10の構成を図3を用いて説明す
る。図3は、CPU4(またはCPU5、CPU9、C
PU10)の構成を示すブロック図である。
【0046】この図において、キャンセル出力回路40
は、命令受信回路41に共通バス3を介して入力された
命令が受け付けられない状態であるため再送出を要求す
る場合、および同期保証命令に対してキャッシュメモリ
K4内の先行する同期対象命令のチェックが完了するま
でキャンセル信号を共通バス3へ出力する。
【0047】命令受信回路41は、ホストコンピュータ
1内のCPU5またはホスト間接続装置2が発行した命
令を共通バス3を介して入力する。
【0048】キャンセル入力回路42は、命令受信回路
41に入力された命令に対して共通バス3からキャンセ
ル信号が入力された場合、この入力された命令を消去し
て再送出されるのを待つ。しかしながら、キャンセル入
力回路42は、入力された命令が同期保証命令の場合、
この同期保証命令に対するキャンセル信号を無視する。
また、キャンセル入力回路42は、命令送信回路43が
共通バス3へ発行した命令に対してキャンセル信号を受
け付けた場合、このキャンセルされた命令を再送出する
必要がある。
【0049】命令送信回路43は、EPU(Execu
tion Processor Unit)47または
キャッシュメモリK6からの命令をホストコンピュータ
1内の共通バス3へ発行する。
【0050】同期対象命令チェック回路44は、同期保
証命令検出回路45により同期保証命令が検出された場
合、この同期保証命令を発行した例えばCPU4からの
先行する同期対象命令がキャッシュメモリK4の命令バ
ッファ内に記憶されているか否かのチェックを行う。こ
のとき、同期対象命令チェック回路44は、キャッシュ
メモリK4の命令バッファ内をチェック中の場合、およ
び先行する同期対象命令がキャッシュメモリK4の命令
バッファ内に存在した場合、キャンセル出力回路40に
対してキャンセル出力要求を行う。
【0051】同期保証命令検出回路45は、命令受信回
路41が共通バス3から受信した命令が同期保証命令で
あることを検出して、同期対象命令チェック回路44に
対してチェック要求を行う。
【0052】キャッシュメモリK4は、EPU47に対
するCPU4に内蔵されたデータまたはプログラムの一
部が複写されて記憶される高速メモリであり、命令バッ
ファとその他のデータバッファとで構成されている。
【0053】EPU47は、CPU4内に設けられたプ
ロセッサユニットであり、各種処理を行う。
【0054】次に、図1、図2、図3および図4、図
5、図6を参照し、一実施形態のホストコンピュータ1
からホストコンピュータ6へ同期保証命令が出力される
場合の動作例を説明する。図4、図5、図6は、同期保
証命令がホストコンピュータ1からホストコンピュータ
6へ出力される処理の流れを示すフローチャートであ
る。図4、図5、図6は、各装置で行われる動作が時系
列に示されている。
【0055】例えば、アクセスされるデータおよび書き
換え状態を示す書換フラグは、ホストコンピュータ1の
メモリ11のアドレスBに設けられている。また、書き
換えられるデータは、メモリ11のアドレスAに記憶さ
れている。ここで、アドレスBの書換フラグは、アドレ
スAの内容の書き換えの状態を示している。従って、C
PU4、CPU5、CPU9およびCPU10のうちの
複数のCPUが使用するデータが記憶されているアドレ
スには、必ず対応するメモリ11またはメモリ12に書
換フラグが存在する。例えば、アドレスBの書換フラグ
のデータが「0」でないと、CPU4、CPU5、CP
U9およびCPU10は、メモリ11のアドレスAに対
してアクセスはできない。
【0056】ステップS1において、CPU9はメモリ
11のアドレスBの書換フラグを読み出す読出命令を共
通バス8へ出力する。そして、ホスト間接続装置7のホ
スト間命令送信回路22’は、ホストバスHBを介して
ホストコンピュータ1に対して、メモリ11の内容を読
み出す読出命令を出力する。
【0057】そして、CPU9から発行された命令が同
期対象命令及び同期保証命令以外の場合、CPU9から
発行された読出命令は、共通バス8を通してCPU10
とホスト間接続装置7とで受信される。CPU10は、
この命令が入力されると、関係ある命令か否かの判断を
行い、実行するか消去するかを決定して処理する。この
場合、CPU10は関係ない命令であることを認識し
て、何らこの命令に対して対応を行わない。
【0058】一方、ホスト間接続装置7は、CPU9か
ら入力される命令が同期対象命令及び同期保証命令以外
であれば、この読出命令を共通バス8から命令受信回路
24’で受け取る。そして、ホスト間接続装置7のホス
ト内命令受信回路24’は共通バス8を介して読出命令
が入力され、この入力された読出命令をホスト間命令送
信判別回路26’へ出力する。
【0059】これにより、ホスト間接続装置7におい
て、ホスト間命令送信判別回路26’は、CPU9から
入力される命令のアドレスやデータ情報TAG27’内
の情報を参照してホストコンピュータ1に命令を発行す
る必要があるか否かの確認を行う。この場合、アドレス
Aがメモリ11に存在するため、ホスト間命令送信回路
22’に読出命令を出力し、この読出命令がホストコン
ピュータ1に対して発行される。
【0060】次に、ステップS2において、ホスト間命
令受信回路25は、共通バス3へ入力された読出命令を
出力する。これにより、アドレスAに記憶されているデ
ータが読み出される。
【0061】次に、ステップS3において、ホスト間接
続装置2のホスト間命令送信判別回路26は、データ情
報TAG27にアドレスAとキャッシュメモリK9およ
びキャッシュメモリK10の状態値とを書き込む。この
状態値は、メモリ11からデータを新たに読み込んだ状
態を示す。
【0062】次に、ステップS4において、CPU9は
ホストバスHBからホスト間接続装置7のホスト間命令
受信回路25’を介して共通バス8へ出力される、アド
レスAから読み出したデータを読み込み、この読み込ん
だデータをキャッシュメモリK9へ書き込む。
【0063】次に、ステップS5において、CPU4は
メモリ11のアドレスB、すなわちメモリ11の内容の
書換を示す書換フラグにデータ「1」を書き込む命令を
共通バス3へ出力する。
【0064】次に、ステップS6において、メモリ11
のアドレスBの書換フラグには、共通バス3から入力さ
れるデータ「1」が書き込まれる。
【0065】次に、ステップS7において、CPU4は
メモリ11のアドレスAに記憶されている内容に対する
書換命令を共通バス3へ出力する。
【0066】次に、ステップS8において、メモリ11
のアドレスAに記憶されている内容が共通バス3を通し
て、キャッシュメモリK4に書き込まれる。
【0067】次に、ステップS9において、ホスト間接
続装置2は、共通バス3を介して同期対象命令を内部の
命令受信回路24が受け取り、ホストコンピュータ6へ
発行する必要があるか否かを確認する。すなわち、ホス
ト内命令受信回路24は、共通バス3から入力されるメ
モリ11に対するデータの書換命令をホスト間命令送信
判別回路26へ出力する。
【0068】そして、ホスト間命令送信判別回路26
は、データ情報TAG27をチェックし、ホストコンピ
ュータ6がアドレスAのデータを持っていることを確認
する。この結果、ホスト間命令送信判別回路26は、ホ
スト間命令送信回路22へアドレスAのデータが無効で
あり、キャッシュメモリK9およびキャッシュメモリK
10内のアドレスAのデータを棄却させることを示す無
効命令をホストバスHBへ出力させる。同時に、ホスト
間命令送信判別回路26は、データ情報TAG27から
アドレスAに対する情報を消去する。
【0069】次に、ステップS10において、CPU4
は、メモリ11から読み出したアドレスAのデータに対
してデータを書き換える。
【0070】次に、ステップS11において、ホスト間
命令送信判別回路26が入力される命令をホストコンピ
ュータ6へ発行されるものと確認すると、ホスト間命令
送信判別回路26は、ホスト間命令送信回路22に命令
を出力すると同時に同期対象命令検出回路23にもこの
命令が渡される。これにより、同期対象命令検出回路2
3は、入力される命令を同期対象命令と認識し、同期対
象命令発行フラグ20内のCPU4用の発行フラグ20
aをセットする。
【0071】このとき、ホストコンピュータ6へ発行さ
れない同期対象命令の場合は、同期対象命令発行フラグ
20はセットされない。
【0072】次に、ステップS12において、ホスト間
接続装置7には、ホスト間命令送信回路22からホスト
バスHBを介して無効命令が入力される。これにより、
CPU9内のキャッシュメモリK9の命令バッファに無
効命令が入力される。
【0073】次に、ステップS13において、発行フラ
グ20aがセットされた後に、CPU4は続けてアドレ
スBに対して「0」を書き込む書換命令を発行しようと
する。しかしながら、前記の連続して出される書換命令
の実行条件が先行する同期対象命令の完了の確認とされ
ている場合、CPU4は後続の命令を発行する前に同期
保証命令を発行する必要がある。このため、CPU4は
同期保証命令を連続的に共通バス3へ出力する。
【0074】同時に、キャンセル出力回路28は同期保
証判別回路21からの制御信号により、キャンセル信号
を出力する。そして、CPU4はキャンセル信号が共通
バス3上に無くなるまで、連続して同期保証命令を出力
する。
【0075】次に、ステップS14において、CPU1
0は、メモリ11のアドレスBの書換フラグを読み出す
読出命令を共通バス8へ出力する。そして、ホスト間接
続装置7のホスト間命令送信回路22’は、ホストバス
HBを介してホストコンピュータ1に対して、メモリ1
1の内容を読み出す読出命令を出力する。この結果、メ
モリ11から読み出された書換フラグのデータが「1」
であるため、CPU10は、メモリ11のアドレスAに
対するアクセスは行わない。
【0076】次に、ステップS15において、CPU5
は、共通バス3を介して入力される同期保証命令に基づ
き、同期対象命令の有無のチェックを行う。すなわち、
命令受信回路41は、入力された同期保証命令を同期保
証命令検出回路45へ出力する。これにより、同期保証
命令検出回路45は、入力された命令が同期保証命令で
あることを検知し、同期対象命令チェック回路44へ同
期対象命令のチェックを要求する。
【0077】これにより、同期対象命令チェック回路4
4は、キャンセル出力回路40へ制御信号を出力し、共
通バス3へキャンセル信号を出力させる。同時に、同期
対象命令チェック回路44は、キャッシュメモリK4の
命令バッファ内にCPU4からの同期対象命令があるか
否かをチェックする。
【0078】次に、ステップS16において、同期保証
命令送信判別回路21は、共通バス3を介して入力され
る同期保証命令をホストコンピュータ6へ出力する必要
があるか否かの判定を行う。すなわち、同期保証命令送
信判別回路21は、同期対象命令発効フラグ20におけ
る発行フラグ20aおよび発行フラグ20bのチェック
を行う。同時に、キャンセル出力回路28は、同期保証
命令送信判別回路21からの制御信号によりキャンセル
信号を共通バス3へ出力する。
【0079】そして、同期保証命令送信判別回路21
は、同期対象命令発行フラグ20における発行フラグ2
0aが「1」であることを検出する。これにより、同期
保証命令送信判別回路21は、ホスト間命令送信回路2
2へ同期保証命令の出力を行わせる。このとき、同期保
証命令送信判別回路21は、同期対象命令発行フラグ2
0における発行フラグ20aを「0」に書き換える
【0080】次に、ステップS17において、CPU5
は、キャッシュメモリK5の命令バッファ内に同期対象
命令が無いことが確認されると、同期対象命令チェック
回路44を介して、キャンセル回路40へ共通バス3に
対するキャンセル信号の出力を停止させる。
【0081】次に、ステップS18において、ホスト間
命令受信回路25’は、入力された同期保証命令をホス
ト内命令送信回路30’へ出力する。そして、ホスト内
命令送信回路30’は、入力された同期保証命令を共通
バス8へ出力する。
【0082】次に、ステップS19において、CPU9
は、この同期保証命令を入力して、前述したCPU5と
同様な動作により、内部のキャッシュメモリK9内の命
令バッファにおける同期対象命令の有無の確認の実行を
開始する。
【0083】次に、ステップS20において、ステップ
S19と同様に、CPU10はこの同期保証命令を入力
して、前述したCPU5と同様な動作により、内部のキ
ャッシュメモリK10内の命令バッファにおける同期対
象命令の有無の確認の実行を開始する。
【0084】次に、ステップS21において、CPU9
における同期対象命令チェック回路44は、内部のキャ
ッシュメモリK9内の命令バッファに、実行されずに残
っている同期対象命令が存在することを検出する。これ
により、CPU9における同期対象命令チェック回路4
4は、CPU9におけるキャンセル回路40に対してキ
ャンセル信号を共通バス8へ出力させる。そして、ホス
ト内命令送信回路30’は、キャンセル入力回路29’
を介して共通バス8上のキャンセル信号の有無をチェッ
クする。
【0085】次に、ステップS22において、CPU1
0は内部のキャッシュメモリK10の命令バッファに同
期対象命令が存在していないことが確認されると、同期
保証命令に対する処理をなにも行わない。
【0086】次に、ステップS23において、CPU9
は内部のキャッシュメモリK9の命令バッファにある無
効命令を実行して、アドレスAのデータを破棄する。
【0087】次に、ステップS24において、CPU9
はホスト内命令送信回路30から入力される同期保証命
令に基づき、内部のキャッシュメモリK9の命令バッフ
ァにおける同期対象命令の有無のチェックを再度行う。
この結果、無効命令が実行されたため、CPU9は内部
のキャッシュメモリK9の命令バッファに同期対象命令
がすでに存在しないことを確認する。
【0088】次に、ステップS25において、同期対象
命令がキャッシュメモリK9内の命令バッファに無いこ
とを確認したため、CPU9内の同期対象命令チェック
回路44はキャンセル出力回路40に対してキャンセル
信号の停止を指示する。これにより、ホスト内命令送信
回路30’は、キャンセル入力回路29’を介してキャ
ンセル信号が共通バス上に無くなったことを確認する。
そして、ホスト内命令送信回路30’は、ホスト間接続
装置2のキャンセル出力回路28へキャンセル信号の停
止を指示する。
【0089】次に、ステップS26において、CPU4
は連続して出力している同期保証命令に対するキャンセ
ル信号の応答が無くなるため、同期保証命令の出力を停
止する。
【0090】次に、ステップS27において、CPU4
はメモリ11のアドレスBにある書換フラグを「1」か
ら「0」へ書き換える。これにより、全てのCPUがメ
モリ11のアドレスAをアクセスすることが可能とな
る。
【0091】次に、ステップS28において、CPU1
0は再度メモリ11のアドレスBの書換フラグを確認す
るため、読出命令を共通バス8へ出力する。そして、ホ
スト内命令受信回路24’は、この読出命令をホスト間
命令送信判別回路26’へ出力する。この結果、ホスト
間命令送信判別回路26’は、この読出命令がホストコ
ンピュータ1へ出力する命令と判断する。これにより、
ホスト間命令送信判別回路26’は、ホスト間命令送信
回路22’を介してホストバスHBへ読出命令を出力す
る。
【0092】次に、ステップS29において、ホスト間
命令受信回路25には、ホストバスHBからCPU10
からの読出命令が入力される。
【0093】次に、ホスト間命令受信回路25は、ホス
ト内命令送信回路30を介して、CPU10からの読出
命令を共通バス3へ出力する。これにより、CPU4
は、メモリ11のアドレスBにある書換フラグのデータ
を読み出し、CPU10へ出力する。
【0094】次に、ステップS30において、CPU1
0にはCPU4からのアドレスBにある書換フラグのデ
ータが入力される。この結果、メモリ11から読み出さ
れた書換フラグのデータが「0」であるため、CPU1
0は、メモリ11のアドレスAに対するアクセスを行う
ことか可能であることを検出する。
【0095】次に、ステップS31において、CPU1
0はメモリ11のアドレスAに対するアクセス(読み出
しまたは書き込み)を実行する。
【0096】次に、ステップS32において、CPU4
は、メモリ11のアドレスBにある書換フラグのデータ
を確認して書換フラグのデータが「0」であれば、メモ
リ11のアドレスAに対するアクセス(読み出しまたは
書き込み)を実行する。
【0097】次に、図1、図2、図3および図7、図8
を参照し、一実施形態のホストコンピュータ1からホス
トコンピュータ6へ同期保証命令が出力されない場合の
動作例を説明する。図7、図8は、同期保証命令がホス
トコンピュータ1からホストコンピュータ6へ出力され
ない処理の流れを示すフローチャートである。図7、図
8は、各装置で行われる動作が時系列に示されている。
【0098】例えば、アクセスされるデータおよび書き
換え状態を示す書換フラグは、ホストコンピュータ1の
メモリ11のアドレスBに設けられている。また、書き
換えられるデータは、メモリ11のアドレスAに記憶さ
れている。ここで、アドレスBの書換フラグは、アドレ
スAの内容の書き換えの状態を示している。従って、C
PU4、CPU5、CPU9およびCPU10のうちの
複数のCPUが使用するデータが記憶されているアドレ
スには、必ず対応するメモリ11またはメモリ12に書
換フラグが存在する。
【0099】ステップS101において、CPU4はメ
モリ11のアドレスB、すなわちメモリ11のアドレス
Aの内容の書換を示す書換フラグにデータ「1」を書き
込む命令を共通バス3へ出力する。
【0100】次に、ステップS102において、メモリ
11のアドレスBの書換フラグには、共通バス3から入
力されるデータ「1」が書き込まれる。
【0101】次に、ステップS103において、CPU
4はメモリ11のアドレスAに記憶されている内容に対
する書換命令を共通バス3へ出力する。
【0102】次に、ステップS104において、メモリ
11のアドレスAに記憶されている内容を通してCPU
4内のキャッシュメモリK4に読み込む。同時に、ホス
ト間接続装置2は、共通バス3を介してこの書換命令を
内部の命令受信回路24が受け取り、ホストコンピュー
タ6へ発行する必要があるか否かを確認する。すなわ
ち、ホスト内命令受信回路24は、共通バス3から入力
されるメモリ11に対するデータの書換命令をホスト間
命令送信判別回路26へ出力する。
【0103】そして、ホスト間命令送信判別回路26
は、データ情報TAG27をチェックし、ホストコンピ
ュータ6がアドレスAのデータを使用していないことを
確認する。この結果、ホスト間命令送信判別回路26
は、ホスト間命令送信回路22へホストコンピュータ6
へ書換命令を出力する必要がないことを確認する。
【0104】次に、ステップS105において、CPU
4は、メモリ11から読み出したアドレスAのデータに
対してデータを書き換える。
【0105】次に、ステップS106において、CPU
4は続けてアドレスBに対して「0」を書き込む書換命
令を発行しようとする。しかしながら、例えば前記の連
続して出される書換命令の実行条件が先行する同期対象
命令の完了の確認とされている場合、CPU4は後続の
命令を発行する前に同期保証命令を発行する必要があ
る。このため、CPU4は同期保証命令を共通バス3へ
出力する。
【0106】次に、ステップS107において、CPU
10は、メモリ11のアドレスBの書換フラグを読み出
す読出命令を共通バス8へ出力する。そして、ホスト間
接続装置7のホスト間命令送信回路22’は、ホストバ
スHBを介してホストコンピュータ1に対して、メモリ
11の内容を読み出す読出命令を出力する。この結果、
メモリ11から読み出された書換フラグのデータが
「1」であるため、CPU10は、メモリ11のアドレ
スAに対するアクセスは行わない。
【0107】次に、ステップS108において、CPU
5は、共通バス3を介して入力される同期保証命令に基
づき、同期対象命令の有無のチェックを行う。すなわ
ち、命令受信回路41は、入力された同期保証命令を同
期保証命令検出回路45へ出力する。これにより、同期
保証命令検出回路45は、入力された命令が同期保証命
令であることを検知し、同期対象命令チェック回路44
へ同期対象命令のチェックを要求する。
【0108】この結果、同期対象命令チェック回路44
は、キャンセル出力回路40へ制御信号を出力し、共通
バス3へキャンセル信号を出力させる。同時に、同期対
象命令チェック回路44は、キャッシュメモリK4の命
令バッファ内にCPU4からの同期対象命令があるか否
かをチェックする。
【0109】次に、ステップS109において、同期保
証命令送信判別回路21は、共通バス3を介して入力さ
れる同期保証命令をホストコンピュータ6へ出力する必
要があるか否かの判定を行う。すなわち、同期保証命令
送信判別回路21は、同期対象命令発効フラグ20にお
ける発行フラグ20aおよび発行フラグ20bのチェッ
クを行う。同時に、キャンセル出力回路28は、同期保
証命令送信判別回路21からの制御信号によりキャンセ
ル信号を共通バス3へ出力する。
【0110】次に、ステップS110において、CPU
5は、内部の同期対象命令チェック回路44によりキャ
ッシュメモリK5の命令バッファ内に同期対象命令が無
いことを確認する。
【0111】次に、ステップS111において、同期保
証命令送信判別回路21は、同期対象命令発行フラグ2
0における発行フラグ20aおよび発行フラグ20bが
共に「0」であることを検出する。これにより、同期保
証命令送信判別回路21は、ホスト間命令送信回路22
へ同期保証命令の出力を行わせない。
【0112】次に、ステップS112において、CPU
5のEPU47は、同期対象命令チェック回路44を介
して、キャンセル回路40へ共通バス3に対するキャン
セル信号の出力を停止させる。
【0113】次に、ステップS113において、同期保
証命令送信判別回路21は、発行フラグ20が「0」で
あったため、キャンセル出力回路28へキャンセル信号
の停止を指示する。これにより、キャンセル出力回路2
8は、キャンセル信号の出力を停止する。
【0114】次に、ステップS114において、CPU
4は連続して出力している同期保証命令に対するキャン
セル信号の応答が共通バス3上に無くなるため、同期保
証命令の出力を停止する。
【0115】次に、ステップS115において、CPU
4はメモリ11のアドレスBにある書換フラグを「1」
から「0」へ書き換える。これにより、全てのCPUが
メモリ11のアドレスAをアクセスすることが可能とな
る。
【0116】次に、ステップS116において、CPU
10は再度メモリ11のアドレスBの書換フラグを確認
するため、読出命令を共通バス8へ出力する。そして、
ホスト内命令受信回路24’は、この読出命令をホスト
間命令送信判別回路26’へ出力する。この結果、ホス
ト間命令送信判別回路26’は、この読出命令がホスト
コンピュータ1へ出力する命令と判断する。これによ
り、ホスト間命令送信判別回路26’は、ホスト間命令
送信回路22’を介してホストバスHBへ読出命令を出
力する。
【0117】次に、ステップS117において、ホスト
間命令受信回路25には、ホストバスHBからCPU1
0からの読出命令が入力される。
【0118】次に、ホスト間命令受信回路25は、ホス
ト内命令送信回路30を介して、CPU10からの読出
命令を共通バス3へ出力する。これにより、CPU4
は、アドレスBのデータを読み出し、CPU10へ出力
する。
【0119】次に、ステップS118において、CPU
10にはCPU4からのアドレスBにある書換フラグの
データが入力される。この結果、アドレスBの書換フラ
グのデータが「0」であるため、CPU10は、メモリ
11のアドレスAに対するアクセスを行うことか可能で
あることを検出する。
【0120】次に、ステップS119において、CPU
10はメモリ11のアドレスAに対するアクセス(読み
出しまたは書き込み)を実行する。
【0121】次に、ステップS120において、CPU
4は、メモリ11のアドレスBにある書換フラグのデー
タを確認して書換フラグのデータが「0」であれば、メ
モリ11のアドレスAに対するアクセス(読み出しまた
は書き込み)を実行する。
【0122】上述したように、本発明によるマルチホス
トシステムによるホスト間接続装置は、同期対象命令発
効フラグ20を有するため、同期保証対象の先行命令が
他のホストコンピュータ(ホストコンピュータ1に対す
るホストコンピュータ6)へアクセスしたかを記憶する
ことが可能となる。
【0123】このため、本発明によるマルチホストシス
テムは、前記同期対象命令発効フラグ20を同期保証命
令送信判別回路21により、先行命令の有無の確認のた
めの同期保証命令を他のホストコンピュータへ出力する
必要があるか否かを判定して、必要がない場合に同期保
証命令を他のホストコンピュータへ出力しない処理が行
えるので、ホストバスHBの負荷を減少させ、かつ余計
な同期保証命令に対応する必要が無くなるため、ホスト
コンピュータ6におけるCPU9およびCPU10の負
荷を低減し、また実行時間短縮による性能改善につなが
る。
【0124】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、複数のC
PUで構成されるホストコンピュータが複数接続されて
構成されるマルチホストシステムにおいて、一のホスト
コンピュータの前記CPUで発行された命令が実行時に
同期の必要な同期対象命令である場合においても、この
同期対象命令が他のホストコンピュータに出力されない
とき、前記一のホストコンピュータが前記他のホストコ
ンピュータへ前記同期対象命令が終了しているか否かを
確認する同期保証命令を出力しないため、同期対象命令
が他のホストコンピュータに送られていない場合におい
て同期保証命令をこの他のホストコンピュータへ送らな
いので、他のホストコンピュータ内のCPUまでチェッ
クするのに比べて早く完了し、後続の命令が早く実行開
始とできるため、マルチホストシステム全体における命
令実行時間の性能改善の効果がある。
【0125】請求項2記載の発明は、請求項1記載のマ
ルチホストシステムにおいて、前記ホストコンピュータ
が、複数のCPUと、このCPUがこのホストコンピュ
ータ以外の他のホストコンピュータへ前記同期対象命令
を出力する場合、この同期対象命令を出力したことを記
憶するフラグと、前記同期対象命令を前記他のホストコ
ンピュータへ出力する出力手段とを具備するため、同期
保証命令が前記ホストコンピュータ内のCPUのチェッ
クのみで終わる場合が検出でき、他のホストコンピュー
タ内のCPUまでチェックするのに比べて早く完了し、
後続の命令が早く実行開始とできるので命令実行時間の
性能改善の効果がある。
【0126】請求項3記載の発明は、請求項1または請
求項2記載のマルチホストシステムにおいて、前記命令
が他のCPUおよび前記他のホストコンピュータとの同
期が必要であるか否かを判定し、この命令が他のCPU
および前記他のホストコンピュータとの同期が必要であ
る同期対象命令であることを確認する同期対象命令確認
手段を具備するため、各CPUの出力する命令が同期対
象命令か否かを判定できるので、後続の命令を相手の処
理条件が整う前に発行する事を防止する効果がある。
【0127】請求項4記載の発明は、請求項1ないし請
求項3のいずれかに記載のマルチホストシステムにおい
て、前記フラグの設定状態を検出し、この検出結果に基
づき前記他のホストコンピュータへ前記同期保証命令の
出力を制御する同期保証命令制御手段を具備するため、
同期保証命令が前記ホストコンピュータ内のCPUのチ
ェックのみで終わる場合が検出でき、他のホストコンピ
ュータ内のCPUまでチェックするのに比べて早く完了
し、後続の命令が早く実行開始とできるので命令実行時
間の性能改善の効果がある。
【0128】請求項5記載の発明は、請求項1ないし請
求項4のいずれかに記載のマルチホストシステムにおい
て、前記フラグが設定されていることを検出した場合、
先行する前記同期対象命令の終了が確認されるまで、前
記CPUの新たな命令の発行を抑制する命令制御手段を
有するため、前記CPUが発行した同期保証を行う命令
を他のホストコンピュータに出力しない場合を検出で
き、ホストコンピュータ内の共通バス、CPU、ホスト
間接続パスといったホスト全体の命令の負荷が低減され
る効果がある。
【0129】請求項6記載の発明は、請求項5に記載の
マルチホストシステムにおいて、前記命令抑制手段が前
記出力手段と前記CPUとに各々設けられているため、
前記CPUが発行した同期保証を行う命令を他のホスト
コンピュータに出力しない場合を検出でき、ホストコン
ピュータ内の共通バス、CPU、ホスト間接続パスとい
ったホスト全体の命令の負荷が低減される効果がある。
【0130】請求項7記載の発明は、請求項1ないし請
求項6のいずれかに記載のマルチホストシステムにおい
て、前記CPUにおける前記命令抑制手段が他のCPU
からの前記同期保証命令に対して、この命令をキャンセ
ルするキャンセル信号を出力するため、前記CPUが発
行した同期保証を行う命令を他のホストコンピュータに
出力しない場合を検出でき、ホストコンピュータ内の共
通バス、CPU、ホスト間接続パスといったホスト全体
の命令の負荷が低減される効果がある。
【0131】請求項8記載の発明は、請求項1ないし請
求項7のいずれかに記載のマルチホストシステムにおい
て、前記命令が他のホストコンピュータへ出力する必要
があるか否かの判定を行う命令判定手段があるため、必
要のない命令を他のホストコンピュータへ出力すること
が無く、ホストコンピュータ間の命令の授受における負
荷を低減させる効果がある。
【0132】請求項9記載の発明は、複数のCPUによ
り構成されるホストコンピュータ間の命令制御方法にお
いて、一のCPUが命令を出力する第1の過程と、前記
一のCPUが出力した前記命令が同一ホストコンピュー
タ内の他のCPUおよび他のホストコンピュータとの同
期が必要な同期対象命令であるか否かを判定する第2の
過程と、前記命令が前記同期対象命令であることが確認
され、かつ他のホストコンピュータへ出力する場合にフ
ラグを設定する第3の過程と、一のCPUが前記同期対
象命令の後に、この同期対象命令に関連する後続の命令
を出力する場合にこの同期対象命令が終了していること
を確認する同期保証命令を出力する第4の過程と、この
同期保証命令に対応し、前記同一ホストコンピュータの
他のCPUおよび他のホストコンピュータが出力する前
記同期保証命令の出力をキャンセルするキャンセル信号
の有無を確認する第5の工程と、この同期保証命令に対
応した前記キャンセル信号が出力されていないことが検
知され、一のCPUが出力する前記同期保証命令がキャ
ンセルされずに出力する第6の過程と、前記同期保証命
令がキャンセルされずに出力された後に、前記同期対象
命令に関連する後続の命令が出力される第7の過程とを
有するため、同期保証命令が前記ホストコンピュータ内
のCPUのチェックのみで終わる場合が検出でき、他の
ホストコンピュータ内のCPUまでチェックするのに比
べて早く完了し、後続の命令が早く実行開始とできるの
で命令実行時間の性能改善の効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態によるマルチホストシス
テムの構成を示すブロック図である。
【図2】 図1におけるホスト間接続装置2(ホスト間
接続装置7)の構成を示すブロック図である。
【図3】 図1におけるCPU4(CPU5、CPU
9、CPU10)の構成を示すブロック図である。
【図4】 ホストコンピュータ1からホストコンピュー
タ6へ同期保証命令が出力される場合の本発明のマルチ
ホストシステムの動作を示すフローチャートである。
【図5】 ホストコンピュータ1からホストコンピュー
タ6へ同期保証命令が出力される場合の本発明のマルチ
ホストシステムの動作を示すフローチャートである。
【図6】 ホストコンピュータ1からホストコンピュー
タ6へ同期保証命令が出力される場合の本発明のマルチ
ホストシステムの動作を示すフローチャートである。
【図7】 ホストコンピュータ1からホストコンピュー
タ6へ同期保証命令が出力されない場合の本発明のマル
チホストシステムの動作を示すフローチャートである。
【図8】 ホストコンピュータ1からホストコンピュー
タ6へ同期保証命令が出力されない場合の本発明のマル
チホストシステムの動作を示すフローチャートである。
【図9】 従来のホスト間接続装置の構成を示すブロッ
ク図である。
【符号の説明】
1、6 ホストコンピュータ 2、7 ホスト間接続装置 3、8 共通バス 4、5、9、10 CPU 11、12 メモリ 20 同期対象命令発行フラグ 20a、20b 発行フラグ 21 同期保証命令送信判別回路 22 ホスト間命令送信回路 23 同期対象命令検出回路 24 ホスト内命令受信回路 25 ホスト間命令受信回路 26 ホスト間命令送信判別回路 27 データ情報TAG 28、40 キャンセル出力回路 29、42 キャンセル入力回路 30 ホスト内命令送信回路 41 命令受信回路 43 命令送信回路 44 同期対象命令チェック回路 45 同期保証命令検出回路 47 EPU HB ホスト間バス K4、K5、K9、K10 キャッシュメモリ

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のCPUで構成されるホストコンピ
    ュータが複数接続されて構成されるマルチホストシステ
    ムにおいて、 一のホストコンピュータの前記CPUで発行された命令
    が実行時に同期の必要な同期対象命令である場合におい
    ても、この同期対象命令が他のホストコンピュータに出
    力されないとき、 前記一のホストコンピュータが前記他のホストコンピュ
    ータへ前記同期対象命令が終了しているか否かを確認す
    る同期保証命令を出力しないことを特徴とするマルチホ
    ストシステム。
  2. 【請求項2】前記ホストコンピュータが、 複数のCPUと、 このCPUがこのホストコンピュータ以外の他のホスト
    コンピュータへ前記同期対象命令を出力する場合、この
    同期対象命令を出力したことを記憶するフラグと、 前記同期対象命令を前記他のホストコンピュータへ出力
    する出力手段とを具備することを特徴とする請求項1記
    載のマルチホストシステム。
  3. 【請求項3】 前記命令が他のCPUおよび前記他のホ
    ストコンピュータとの同期が必要であるか否かを判定
    し、この命令が他のCPUおよび前記他のホストコンピ
    ュータとの同期が必要である同期対象命令であることを
    確認する同期対象命令確認手段を具備することを特徴と
    する請求項1または請求項2記載のマルチホストシステ
    ム。
  4. 【請求項4】 前記フラグの設定状態を検出し、この検
    出結果に基づき前記他のホストコンピュータへ前記同期
    保証命令の出力を制御する同期保証命令制御手段を具備
    することを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれ
    かに記載のマルチホストシステム。
  5. 【請求項5】 前記フラグが設定されていることを検出
    した場合、先行する前記同期対象命令の終了が確認され
    るまで、前記CPUの新たな命令の発行を抑制する命令
    制御手段を有することを特徴とする請求項1ないし請求
    項4のいずれかに記載のマルチホストシステム。
  6. 【請求項6】 前記命令抑制手段が前記出力手段と前記
    CPUとに各々設けられていることを特徴とする請求項
    5に記載のマルチホストシステム。
  7. 【請求項7】 前記CPUにおける前記命令抑制手段が
    他のCPUからの前記同期保証命令に対して、この命令
    をキャンセルするキャンセル信号を出力することを特徴
    とする請求項1ないし請求項6のいずれかに記載のマル
    チホストシステム。
  8. 【請求項8】 前記命令が他のホストコンピュータへ出
    力する必要があるか否かの判定を行う命令判定手段を具
    備する事を特徴とする請求項1ないし請求項7のいずれ
    かに記載のマルチホストシステム。
  9. 【請求項9】 複数のCPUにより構成されるホストコ
    ンピュータ間の命令制御方法において、 一のCPUが命令を出力する第1の過程と、 前記一のCPUが出力した前記命令が同一ホストコンピ
    ュータ内の他のCPUおよび他のホストコンピュータと
    の同期が必要な同期対象命令であるか否かを判定する第
    2の過程と、 前記命令が前記同期対象命令であることが確認され、か
    つ他のホストコンピュータへ出力する場合にフラグを設
    定する第3の過程と、 一のCPUが前記同期対象命令の後に、この同期対象命
    令に関連する後続の命令を出力する場合にこの同期対象
    命令が終了していることを確認する同期保証命令を出力
    する第4の過程と、 この同期保証命令に対応し、前記同一ホストコンピュー
    タの他のCPUおよび他のホストコンピュータが出力す
    る前記同期命令の出力をキャンセルするキャンセル信号
    の有無を確認する第5の過程と、 この同期保証命令に対応した前記キャンセル信号が出力
    されていないことが検知され、一のCPUが出力する前
    記同期保証命令がキャンセルされずに出力される第6の
    過程と、 前記同期保証命令がキャンセルされずに出力された後
    に、前記同期対象命令に関連する後続の命令が出力され
    る第7の過程とを有することを特徴とするホストコンピ
    ュータ間命令制御方法。
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