JP2000056017A - 距離測定方法及び距離測定装置 - Google Patents

距離測定方法及び距離測定装置

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JP2000056017A
JP2000056017A JP10221751A JP22175198A JP2000056017A JP 2000056017 A JP2000056017 A JP 2000056017A JP 10221751 A JP10221751 A JP 10221751A JP 22175198 A JP22175198 A JP 22175198A JP 2000056017 A JP2000056017 A JP 2000056017A
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distance
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JP10221751A
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Masahiko Kato
正彦 加藤
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は、自己参照方式を利用して、受信信号
の振幅によらず、あるいは受信信号が飽和しても、正し
く受信光パルスの到着時間を求めるようにした距離測定
方法及び距離測定装置を提供するを提供する。 【解決手段】本発明の一態様によると、照射した光が目
標までの距離を往復する時間を測定することによつて、
上記目標までの距離測定する方法であり、上記目標に対
して光を照射する手順と、上記目標より帰還した光を電
気信号に変換した受光信号を出力する手順と、上記受光
信号を用いて、上記受光信号と少なくとも一個所で交差
する波形の交差信号を生成する手順と、上記受光信号の
波形と上記交差信号の波形との差分である差分波形を求
める手順と、上記差分波形が電位ゼロの点をクロスする
時間軸上の位置を検出する手順とを含むことを特徴とす
る距離測定方法が提供される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、目標物に光パルス
を照射し、その光パルスが目標物までの距離を往復する
のに要する時間を計測して、目標物までの距離を測定す
る距離測定方法及び距離測定装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より首記のような技術分野では、目
標物からの受信光パルスの到着時刻を検出する方式とし
て、受信信号とこれに遅延を与えた信号との交点を検出
する方式(自己参照方式と呼ぶ)が知られている。
【0003】この自己参照方式の例として、USP5,
726,742公報に開示された技術がある。このUS
P5,726,742公報に開示された技術の趣旨は、
受信信号を二分し、その一方に遅延を与え、受信信号の
他方と遅延された信号とをコンパレータにより比較し、
両者の交点を受信信号とするものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述したよ
うな従来の自己参照方式では、受信信号が飽和していな
いことを前提としている。しかるに、上記USP5,7
26,742公報に開示された技術では、受信信号と該
受信信号を遅延回路で遅延させた遅延信号とをコンパレ
ータで比較しているため、受信信号のレベルが大きく変
動したり、飽和したりする場合には、両信号の差分がコ
ンパレータの正常動作範囲に達しなかったり、両信号の
交点が飽和レベルに達したりして、受信時刻を特定する
ことができなくなり、正確な距離測定を行うことができ
ないという問題を有していた。
【0005】また、遅延回路および/またはコンパレー
タに入力するまでに十分ゲインを稼いでおく必要がある
ので、この段階で飽和してしまうことがある。一方、車
間の衝突回避を課題とする距離測定装置では、衝突直前
の1mから少なくとも100m位までの距離を監視する
必要があり、目標物の反射特性を考慮すると、受信する
光強度が5桁以上もの広範囲にわたつて変化する可能性
を有している。
【0006】これを飽和することなしに信号処理をする
ことは、技術的に困難であるとともに、コスト高の要因
となる。そこで、本発明は、以上のような点に鑑みてな
されたもので、その目的とするところは、自己参照方式
を利用して、受信信号の振幅によらず、あるいは受信信
号が飽和しても、正しく受信光パルスの到着時間を求め
るようにすることにより、目標物までの距離を正確に測
定することができるようにした距離測定方法及び距離測
定装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明では、
受信信号と該受信信号の遅延信号(遅延信号以外の信号
を使用するようにしてもよい)との差を差分信号として
作成し、その差分信号が電位ゼロをクロスする点を検出
しているため、差分信号を作成する差動増幅器からの出
力が飽和した場合においても、ゼロクロスの点の位置
は、飽和する前と比較して変化することが少ないので、
飽和等の問題を危惧することなく、正確な距離測定が可
能である。
【0008】本発明によると、上記課題を解決するため
に、(1) 照射した光が目標までの距離を往復する時
間を測定することによつて、上記目標までの距離測定す
る方法であり、上記目標に対して光を照射する手順と、
上記目標より帰還した光を電気信号に変換した受光信号
を出力する手順と、上記受光信号を用いて、上記受光信
号と少なくとも一個所で交差する波形の交差信号を生成
する手順と、上記受光信号の波形と上記交差信号の波形
との差分である差分波形を求める手順と、上記差分波形
が電位ゼロの点をクロスする時間軸上の位置を検出する
手順と、を含むことを特徴とする距離測定方法が提供さ
れる。
【0009】また、本発明によると、上記課題を解決す
るために、(2) 照射した光が目標までの距離を往復
する時間を測定することによって、上記目標までの距離
を測定する距離測定装置において、光を受けて電気信号
を出力する受光手段と、上記受光手段からの出力信号を
遅延する遅延手段と、上記受光手段からの出力信号と上
記遅延手段からの出力信号との差分をとる差分手段と、
上記差分手段からの出力をゼロクロス検出するゼロクロ
ス検出手段と、を具備することを特徴とする距離測定装
置が提供される。
【0010】また、本発明によると、上記課題を解決す
るために、(3) 照射した光が目標までの距離を往復
する時間を測定することによって、上記目標までの距離
を測定する距離測定装置において、光を受けて電気信号
を出力する受光手段と、上記受光手段からの出力信号を
遅延する遅延手段と、上記受光手段からの出力信号と上
記遅延手段からの出力信号との差分をとる差分手段と、
上記受光手段からの出力信号と上記遅延手段からの出力
信号とを加算する加算手段と、上記差分手段からの出力
を第1の閾値と比較して、結果を2値出力する第1の比
較手段と、上記加算手段からの出力を第2の閾値と比較
して、結果を2値出力する第2の比較手段と、上記第1
の比較手段からの出力と第2の比較手段からの出力の論
埋積をとる論理積手段と、を具備することを特徴とする
距離測定装置が提供される。また、本発明によると、上
記課題を解決するために、
【0011】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態について説明する。 (第1の実施の形態)図1は、本発明の第1の実施の形
態による距離測定装置の構成を示すブロック図である。
【0012】図1において、符号101は受光素子、符
号102は受光素子101に直列に接続された抵抗、符
号103は抵抗102の両端に接続された電流・電圧変
換(I−V)変換用前置増幅器(プリアンプ)、符号1
04はプリアンプ103の出力端に接続されたコンデン
サ、符号105はコンデンサ104に接続された遅延素
子、符号106はコンデンサ104及び遅延素子105
に接続された差動増幅器(差動アンプ)、符号107は
差動アンプ106に接続された主増幅器(メインアン
プ)、符号108はメインアンプ107に接続されたゼ
ロクロス検出部、符号109はゼロクロス検出部に接続
された出力端子を表わす。
【0013】図2は、図1の要部の波形を示す波形図で
ある。図2において、符号200はゼロクロス点、符号
201は差動アンプ106の出力、符号202はメイン
アンプ107の出力を表わす。
【0014】次に、以上のように構成される第1の実施
の形態による距離測定装置の動作を説明する。図1にお
いて、図示しない送光光源から光を目標に照射し、その
目標から帰還する光信号は、受光素子101で受信され
た後、抵抗102、電流・電圧(I−V)変換用プリア
ンプ103を経て電気信号に変換される。
【0015】この場合、受信された光信号の強度は、1
0nWから1mWオーダの広範囲にわたって変化する可
能性がある。したがって、送光光源の発光強度を受信さ
れた光信号の強度に対して段階的に変化させることを考
慮しても、I−V変換用プリアンプ103のゲインは、
少なくても、10nW〜50μW程度の受信光信号に対
して飽和しないような値に選ぶのが好ましい。
【0016】そして、I−V変換用プリアンプ103の
出力は、コンデンサ104でパルス信号のみが伝達され
た後、二分され、一方は差動アンプ106のーつの端子
に、他方は遅延素子105で所定の遅延を与えられた
後、差動アンプ106のもう一方の端子に供給される。
【0017】後述する図4の符号400が光電変換され
た受信信号を表わし、符号401が遅延された受信信号
を表わしている。差動アンプ106で両者の差分をと
る。
【0018】図2の符号201が、差動アンプ106で
誤差分を増幅した信号を表わしている。このときゼロク
ロス点200が、受信信号400と遅延された受信信号
401との交点を表わす。
【0019】符号202は、メインアンプ107からの
出力の一例で、飽和した場合を示している。ゼロクロス
検出部108は、アナログ入力信号がゼロ電位を横切る
ごとに出力レベルが正負に変化する機能を有している。
【0020】このゼロクロス検出部108は、ゼロクロ
ス検出回路として公知の技術を用いることができる。以
上から、本発明の第1の実施の形態による距離測定装置
によれば、差分信号201が飽和しない場合はもとよ
り、飽和した場合でも正しく、受信信号400と遅延さ
れた受信信号401との交点に対応したゼロクロス点2
00を検出することができる。
【0021】(第2の実施の形態)図3は、本発明の第
2の実施の形態による距離測定装置の構成を示すブロッ
ク図である。
【0022】図3において、符号300は入力端子で、
前記第1の実施の形態におけるプリアンプ出力103の
出力がコンデンサ104を介して供給される。符号10
5は入力端子300に接続された遅延素子、符号106
は入力端子300及び遅延素子105に接続された差動
アンプである。
【0023】また、符号301は入力端子300及び遅
延素子105に接続された加算アンプ、符号302は加
算アンプ301に接続された第1のメインアンプ、符号
303は差動アンプ106に接続された第2のメインア
ンプ、符号304は第1のメインアンプ302に接続さ
れた第1のコンパレータ、符号305は第2のメインア
ンプ303に接続された第2のコンパレータ、符号30
6は第1のコンパレータ304及び第2のコンパレータ
305に接続された論理回路、符号310は論理回路3
06に接続された出力端子を表わす。
【0024】図4は、図1及び図3の要部の波形を示す
波形図である。図4において、符号400は受光素子1
01で光電変換された受信信号、符号401は遅延素子
105で遅延された受信信号、符号402は受信信号4
00と遅延された受信信号401との和信号、符号40
3は和信号402を第1のコンパレータ304で固定閾
値Vthにより処理された矩形信号である。
【0025】また、符号404、405、406は、差
動アンプ106の出力(図2の差分信号201に相当)
を第2のメインアンプ303で増幅したのち、第2のコ
ンパレータ305で固定閾値により処理して得られる矩
形信号である。
【0026】このうち矩形信号405は安定な信号、矩
形信号404、406は不安定な信号を表わす。また、
符号407は論理回路306で第1のコンパレータ30
4からの矩形信号403と、第2のコンパレータ305
からの矩形信号404、405、406との論理積をと
って得られる矩形信号であり、図中の矢印はこの矩形信
号の立ち上がりを示し、受信信号400と遅延された受
信信号401との交点に対応する。
【0027】なお、符号Vnはノイズ電圧レベルを表わ
す。次に、以上のように構成される第2の実施の形態に
よる距離測定装置の動作を説明する。
【0028】図3において、入力端子300には図1の
I−V変換用プリアンプ103の出力がコンデンサ10
4を介して入力される。入力端子300に供給された入
力信号は二分され、その一方はさらに二分された後、加
算アンプ301と差動アンプ106とに供給され、他方
は前述のように遅延素子105で所定の遅延を与えられ
た後、二分され、それぞれ加算アンプ301と差動アン
プ106とに供給される。
【0029】加算アンプ301では、図4における受信
信号400と遅延された受信信号401との和信号40
2が生成される。この和信号402は、例えば、Vth
で示された固定閾値で第1のコンパレータ304により
処理すると、矩形信号403が得られる。
【0030】差動アンプ106では、前述のように両信
号の差信号201が生成される。この差信号201は、
第2のメインアンプ303で増幅された後、第2のコン
パレータ305に供給され、適当な固定閾値と比較さ
れ、近似的に図4の矩形信号405が得られる。
【0031】不安定な矩形信号404,406は、ノイ
ズ電圧レベルVnが高く固定閾値に近い場合に出やす
い。近似的の意味は、図2において、ゼロクロス点20
0を検出する代わりに、差信号201を固定閾値と比較
しているため、差信号201が符号202で示したよう
に飽和する場合には、正しい値が得られるが、飽和して
いないときにはゼロクロス点200を近似的に捕らえる
ことができることを意味する。
【0032】論理回路306は、両信号の論理積をと
り、矩形信号407が出力端子310に得られる。この
第2の実施の形態の特徴は、固定閾値のコンパレータの
みで近似的にゼロクロス点200を捕らえることができ
る点にある。
【0033】(第3の実施の形態)図5は、本発明の第
3の実施の形態による距離測定装置の構成を示すブロッ
ク図である。
【0034】図5において、符号501,504はそれ
ぞれ第1、第2のフォトダイオードを表わす。また、符
号502,505はそれぞれ第1、第2のフォトダイオ
ード501,504に接続された抵抗、符号503,5
06はそれぞれ抵抗502,505の両端に接続された
第1、第2の電流・電圧(I−V)変換用プリアンプ、
符号507,508はそれぞれ第1、第2の電流・電圧
(I−V)変換用プリアンプ503,506に接続され
たコンデンサ、符号509はコンデンサ507,508
に接続された差動アンプ、符号510は差動アンプに接
続された出力端子、符号520は抵抗505の両端に接
続されたコンデンサを表わす。
【0035】図6は、図5の要部の波形を示す波形図で
ある。図6において、符号601は受信信号、符号60
2はC,Rで応答を変化させた受信信号、符号604は
両者の交点、符号603は両者の差分信号、符号610
は交点604に対応したゼロクロス点を表わす。
【0036】次に、以上のように構成される第3の実施
の形態による距離測定装置の動作を説明する。図5は、
図1の差動アンプ106までの変形例で、遅延素子10
5を使用しない場合を示す。
【0037】図6は、この第3の実施の形態による距離
測定装置における信号処理の原理を説明したものであ
る。図5において、第2のフォトダイオード504に付
随する第2の電流・電圧(I−V)変換用プリアンプ5
06は、コンデンサ520を除き図1あるいは第1のフ
ォトダイオード501に付随する第1の電流・電圧(I
−V)変換用プリアンプ503と同じである。
【0038】第1,第2のフォトダイオード501,5
04への受信光信号の供給は、受信された光信号を、図
示しないビームスプリッタで二分してなされるか、ある
いはそのビームスポット径内に近接して配置することな
どにより達成される。
【0039】コンデンサ520が挿入された第2のフォ
トダイオード504では、等価的にその接合容量(C)
と負荷抵抗(R)とで定まるCR時定数が変化したこと
に相当する。
【0040】図6において、受信信号601が第1のフ
ォトダイオード501による波形とすれば、符号602
で表わされた受信信号は、コンデンサ520が挿入され
た第2のフォトダイオード504による受信信号を表わ
している。
【0041】両信号は、その周波数応答の相違から、交
点604を持つ。両信号が差動アンプ509に供給され
ると、その出力端子510には符号603で示された差
分信号が得られる。
【0042】このゼロクロス点610は交点604に対
応する。この種の変形は種々考えられ、例えば、図1に
おいて、遅延素子105の代わりに、CR時定数回路を
挿入することによって、周波数応答を変化させるように
しても同等の効果を得ることができる。
【0043】この第3の実施の形態の特徴は、遅延素子
の代わりにCR時定数回路を用いることができるため、
IC化を図るときに有利である点にある。なお、光はパ
ルス光を用いるようにするのが、一般的であるが、本発
明はこれに限らない。
【0044】例えば、通常は微弱な光を目標に照射して
帰還光の有無より目標の有無を確認しておき、距離を測
定する時のみ光の強度を一時的に上げるような構成をと
ってもよい。
【0045】また、上述したように、差動増幅器を用い
て受光素子からの受光信号と差分をとる信号としては、
受光信号を時間遅延させた信号や、受光信号を時間的に
伸張した信号(本明細書では、CR時定数回路を用いて
時定数を大きくする例で説明した)を利用することがで
きる。
【0046】しかるに、差分をとる信号は上記の例に限
定されるものではない。この差分をとる信号としては、
上記受光信号を用いて生成され、上記受光信号と少なく
とも一個所で交差をする波形をもつ信号であればよい。
【0047】このような信号であれば、受光信号の波形
変化に追従した波形変化を期待することができるので、
受光信号と交差をする位置の変動も少なくなるととも
に、交差点をもつので、差分信号は必ずゼロクロスする
ことになる。
【0048】ゼロクロスは一個所のみで生じるが好まし
いが、複数点でゼロクロスする場合でも、例えば、第1
番目のゼロクロス点を採用するといった方式を決めてお
けばよい。
【0049】このため、差分をとる信号の他の例とし
て、受光信号を積分した信号等、種々の信号を採用する
ことが可能である。そして、以上のような実施の形態及
び変形例に基づいて説明してきた本明細書には、特許請
求の範囲の項で示した以外に、以下のような距離測定装
置が含まれている。
【0050】(1) 照射した光が目標までの距離を往
復する時間を測定することによって、目標までの距離を
測定する距離測定装置において、光を受けて電気信号を
出力する2つの受光手段と、上記受光手段の一方の時定
数を大きくする時定数変更手段と、上記受光手段の一方
からの出力信号と上記受光手段の他方からの出力信号の
差分をとる差分手段と、上記差分手段からの出力をゼロ
クロス検出するゼロクロス検出手段と、を具備すること
を特徴とする距離測定装置。
【0051】(2) 照射したパルス光か目標までの距
離を往復する時間を測定することによって、目標までの
距離を測定する距離測定装置において、パルス光を受け
て電気信号を出力する受光素子と、上記受光素子からの
出力信号を遅延する遅延素子と、上記受光素子からの出
力信号と上記遅延素子からの出力信号との差分をとる差
動増幅器と、上記差分手段からの出力をゼロクロス検出
するゼロクロス検出部と、を具備することを特徴とする
距離測定装置。
【0052】(3) 照射したパルス光が目標までの距
離を往復する時間を測定することによって、目標までの
距離を測定する距離測定装置において、パルス光を受け
て電気信号を出力する受光素子と、上記受光素子からの
出力信号を遅延する遅延素子と、上記受光素子からの出
力信号と上記遅延素子からの出力信号との差分をとる差
動増幅器と、上記受光素子からの出力信号と上記遅延素
子からの出力信号とを加算する加算増幅器と、上記差動
増幅器からの出力を第1の閾値と比較して、結果を2値
出力する第1のコンパレータと、上記加算増幅器からの
出力を第2の閾値と比較して、結果を2値出力する第2
のコンパレータと、上記第1のコンパレータからの出力
と第2のコンパレータからの出力との論理積をとる論理
回路と、を具備することを特徴とする距離測定装置。
【0053】(4) 照射したパルス光が目標までの距
離を往復する時間を測定することによって、目標までの
距離を測定する距離測定装置において、パルス光を受け
て電気信号を出力する受光素子と、上記受光素子からの
出力信号を時間軸方向に伸張する時間軸変更手段と、上
記受光素子からの出力信号と上記時間軸変更手段からの
出力信号との差分をとる差動増幅器と、上記差動増幅器
からの出力をゼロクロス検出するゼロクロス検出部と、
を具備することを特徴とする距離測定装置。
【0054】(5) 照射したパルス光が目標までの距
離を往復する時間を測定することによって、目標までの
距離を測定する距離測定装置において、パルス光を受け
て電気信号を出力する2つの受光素子と、上記受光素子
の一方の時定数を大きくするCR時定数回路と、上記受
光素子の一方からの出力信号と上記受光素子の他方から
の出力信号の差分をとる差動増幅器と、上記差動増幅器
からの出力をゼロクロス検出するゼロクロス検出部と、
を具備することを特徴とする距離測定装置。
【0055】(6) 照射した光が目標までの距離を往
復する時間を測定することによつて、上記目標までの距
離を測定する距離測定装置において、光を受けて電気信
号を出力する受光手段と、上記受光手段からの出力信号
を時間軸方向に伸張する時間軸変更手段と、上記受光手
段からの出力信号と上記時間軸変更手段からの出力信号
との差分をとる差分手段と、上記差分手段からの出力を
ゼロクロス検出するゼロクロス検出部と、を具備するこ
とを特徴とする距離測定装置。
【0056】(7) 照射した光が目標までの距離を往
復する時間を測定することによつて、上記目標までの距
離を測定する距離測定装置において、受光した光の強度
に対応する電流信号を出力する受光手段と、上記受光手
段から出力される電流信号を電圧信号に変換する電流−
電圧変換手段と、上記電流−電圧変換手段からの出力信
号を遅延する遅延手段と、上記電流−電圧変換手段から
の出力信号と上記遅延手段からの出力信号との差分をと
る差分手段と、上記差分手段からの出力をゼロクロス検
出するゼロクロス検出手段と、を具備することを特徴と
する距離測定装置。
【0057】(8) 照射した光が目標までの距離を往
復する時間を測定することによつて、上記目標までの距
離を測定する距離測定装置において、受光した光の強度
に対応する電流信号を出力する受光手段と、上記受光手
段から出力される電流信号を電圧信号に変換する電流−
電圧変換手段と、上記電流−電圧変換手段からの出力信
号を遅延する遅延手段と、上記電流−電圧変換手段から
の出力信号と上記遅延手段からの出力信号との差分をと
る差分手段と、上記電流−電圧変換手段からの出力信号
と上記遅延手段からの出力信号とを加算する加算手段
と、上記差分手段からの出力を第1の閾値と比較して、
結果を2値出力する第1の比較手段と、上記加算手段か
らの出力を第2の閾値と比較して、結果を2値出力する
第2の比較手段と、上記第1の比較手段からの出力と第
2の比較手段からの出力の論埋積をとる論理積手段と、
を具備することを特徴とする距離測定装置。
【0058】(9) 照射した光が目標までの距離を往
復する時間を測定することによつて、上記目標までの距
離を測定する距離測定装置において、受光した光の強度
に対応する電流信号を出力する受光手段と、上記受光手
段から出力される電流信号を電圧信号に変換する電流−
電圧変換手段と、上記電流−電圧変換手段からの出力信
号を時間軸方向に伸張する時間軸変更手段と、上記電流
−電圧変換手段からの出力信号と上記時間軸変更手段か
らの出力信号との差分をとる差分手段と、上記差分手段
からの出力をゼロクロス検出するゼロクロス検出手段
と、を具備することを特徴とする距離測定装置。
【0059】
【発明の効果】従って、以上詳述したように、本発明に
よれば、自己参照方式を利用して、受信信号の振幅によ
らず、あるいは受信信号が飽和しても、正しく受信光パ
ルスの到着時間を求めるようにすることにより、目標物
までの距離を正確に測定することができるようにした距
離測定方法及び距離測定装置を提供することが可能とな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の第1の実施の形態による距離
測定装置の構成を示すブロック図である。
【図2】図2は、図1の要部の波形を示す波形図であ
る。
【図3】図3は、本発明の第2の実施の形態による距離
測定装置の構成を示すブロック図である。
【図4】図4は、図1及び図3の要部の波形を示す波形
図である。
【図5】図5は、本発明の第3の実施の形態による距離
測定装置の構成を示すブロック図である。
【図6】図6は、図5の要部の波形を示す波形図であ
る。
【符号の説明】
101…受光素子、 102…抵抗、 103…電流・電圧変換(I−V)変換用前置増幅器
(プリアンプ)、 104…コンデンサ、 105…遅延素子、 106…差動増幅器(差動アンプ)、 107…主増幅器(メインアンプ)、 108…ゼロクロス検出部、 109…出力端子、 200…ゼロクロス点、 201…差動アンプ106の出力波形、 202…メインアンプ107の出力波形、 300…入力端子、 301…加算アンプ、 302…第1のメインアンプ、 303…第2のメインアンプ、 304…第1のコンパレータ、 305…第2のコンパレータ、 306…論理回路、 310…出力端子、 400…受信信号、 401…遅延素子105で遅延された受信信号、 402…受信信号400と遅延された受信信号401と
の和信号、 403,407…矩形信号、 405…安定な矩形信号、 404,406…不安定な矩形信号、 Vn…ノイズ電圧レベル、 Vth…固定閾値、 501,504…第1、第2のフォトダイオード、 502,505…抵抗、 503,506…第1、第2の電流・電圧(I−V)変
換用プリアンプ、 507,508…コンデンサ、 509…差動アンプ、 510…出力端子、 520…コンデンサ、 601…受信信号、 602…C,Rで応答を変化させた受信信号、 604…交点、 603…差分信号、 610…ゼロクロス点。
フロントページの続き Fターム(参考) 2F112 AD01 BA06 BA20 CA05 CA11 FA43 FA50 5J084 AA01 AA05 AB01 AB17 AD01 AD20 BA02 BA32 CA03 CA19 CA22 CA25 CA45 CA60 CA61 CA64 CA80 DA09 EA04 EA22 EA40

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 照射した光が目標までの距離を往復する
    時間を測定することによつて、上記目標までの距離測定
    する方法であり、 上記目標に対して光を照射する手順と、 上記目標より帰還した光を電気信号に変換した受光信号
    を出力する手順と、 上記受光信号を用いて、上記受光信号と少なくとも一個
    所で交差する波形の交差信号を生成する手順と、 上記受光信号の波形と上記交差信号の波形との差分であ
    る差分波形を求める手順と、 上記差分波形が電位ゼロの点をクロスする時間軸上の位
    置を検出する手順と、 を含むことを特徴とする距離測定方法。
  2. 【請求項2】 照射した光が目標までの距離を往復する
    時間を測定することによって、上記目標までの距離を測
    定する距離測定装置において、 光を受けて電気信号を出力する受光手段と、 上記受光手段からの出力信号を遅延する遅延手段と、 上記受光手段からの出力信号と上記遅延手段からの出力
    信号との差分をとる差分手段と、 上記差分手段からの出力をゼロクロス検出するゼロクロ
    ス検出手段と、 を具備することを特徴とする距離測定装置。
  3. 【請求項3】 照射した光が目標までの距離を往復する
    時間を測定することによって、上記目標までの距離を測
    定する距離測定装置において、 光を受けて電気信号を出力する受光手段と、 上記受光手段からの出力信号を遅延する遅延手段と、 上記受光手段からの出力信号と上記遅延手段からの出力
    信号との差分をとる差分手段と、 上記受光手段からの出力信号と上記遅延手段からの出力
    信号とを加算する加算手段と、 上記差分手段からの出力を第1の閾値と比較して、結果
    を2値出力する第1の比較手段と、 上記加算手段からの出力を第2の閾値と比較して、結果
    を2値出力する第2の比較手段と、 上記第1の比較手段からの出力と第2の比較手段からの
    出力の論埋積をとる論理積手段と、 を具備することを特徴とする距離測定装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007093210A (ja) * 2005-09-26 2007-04-12 Topcon Corp 測量装置及び測量方法
JP2007333693A (ja) * 2006-06-19 2007-12-27 Denso Corp レーダ装置
CN112912276A (zh) * 2018-07-20 2021-06-04 法雷奥照明公司 具有飞行时间估计的矩阵照明装置

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