JP2000055943A - 実効値測定方法及び装置 - Google Patents

実効値測定方法及び装置

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JP2000055943A JP11211996A JP21199699A JP2000055943A JP 2000055943 A JP2000055943 A JP 2000055943A JP 11211996 A JP11211996 A JP 11211996A JP 21199699 A JP21199699 A JP 21199699A JP 2000055943 A JP2000055943 A JP 2000055943A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】例えば波高率の高い入力信号の実効値を正確且
つ簡単に求めることができる実効値測定方法及び装置を
提供すること。 【解決手段】時間的に変化する被測定入力信号を非線形
伝達関数の増幅器14で増幅し、その出力をADC16で
デジタルサンプルを得て、非線形伝達関数を補償器18
で補償した後、実効値変換器20で連続的に実効値を求
める。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、時間的に変化する
非直流入力信号の実効値(RMS)を測定する方法及び
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】電気信号の電圧を測定する際に、電圧が
時間的に急速に変化する場合であっても、電圧値を1つ
の数値で表わすのが有効である。一般的な測定の1つ
は、ピーク(尖頭)値であり、これは信号の最大振幅値
を表わす。例えば、正弦波信号の場合には、ピーク値
は、正弦波の最大値及び最小値間の電圧差の1/2(半
分)である。
【0003】また、時として、時間的に変化する電圧を
直流(DC)電圧と等価である、ある種の平均値で表わ
すのが有効である。その理由は、等価直流が電圧を抵抗
に印加した場合に発生するエネルギー損失及び発熱を決
定するからである。一定時間にわたる電圧の単純な数学
的平均値は、一般に有用ではない。その理由は、例えば
正及び負の値間で正弦波状に変化する(AC)信号は、
時間的に平均すると略0となる為である。そこで、時間
的に変化する電圧を表わすより有効な値は、実効値(R
MS)、即ち一定時間にわたる瞬時値の2乗の和の平方
根の平均値である。ここで、信号電圧の実効値とピーク
値との比は、「波高率」(crest factor)と称されるこ
とは当業者に周知のとおりである。
【0004】時間的に変化する入力信号の実効値を決定
するシステムは実効値変換器(コンバータ)と称され、
その一般的な形式は、本願特許出願人に譲渡された米国
特許第4,389,708号に開示されている対数―反
対数実効値変換器である。
【0005】電気計測器は、典型的にある有限の範囲内
で正確であるが、その理由の1つは、計測器に使用する
回路部品(コンポーネント)は、ある有限範囲のみで線
形である為である。従って、波高率の高い、即ち実効値
よりも十分に大きいピーク値を有する信号の測定は困難
である。大きいピーク値の不正確な測定が計算した実効
値の精度に悪影響を及ぼす為である。
【0006】波高率の限界を拡げる為のアナログ利得補
正方法が知られているが、斯かる方法はアナログ実効値
変換器の前端で利得を切替える必要がある。この利得切
替えは、セトリングタイム、オーバーシュート及び低電
圧での精度の問題を生じる。範囲と測定装置(デバイ
ス)の精度の両方を拡げるには、一層複雑且つ高価な部
品及び回路が必要となる。
【0007】他の方法として、一方は高入力電圧を処理
し、他方は低入力電圧を処理する2個の実効値変換器を
使用する。そして、両実効値変換器の出力は、適当なス
ケーリングを有するアナログ加算器で合成される。しか
し、2個の実効値変換器を使用すると、装置が高価且つ
大型化する。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】波高率制限の問題は、
実効値を決定する前に入力信号をデジタル値に変換する
実効値変換器の場合に特に顕著となる。大きいピーク値
をデジタル的に処理し、アナログ信号からデジタル値に
変換する為に必要な付加能力は、高価であり且つ殆んど
使用されない。その理由は、大部分の信号は、最大予想
ピーク値より十分低い為である。
【0009】従って、本発明の目的は、波高率の高い時
間的に変化する信号を実効値に容易且つ正確に変換可能
な実効値測定方法及び装置を提供することである。
【0010】本発明の他の目的は、ダイナミックレンジ
の比較的狭い部品が使用可能な実効値測定方法及び装置
を提供することである。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明の実効値測定方法
及び装置によると、入力信号を実効値変換器の前段で処
理し且つ時間変化する電気信号の実効値を決定する。本
発明によると、時間変化する入力信号は、非線形(ノン
ユニフォーム)傾斜の伝達関数を有する増幅器により処
理される。入力信号の高電圧部分は、低電圧部分よりも
低い増幅率(ゲイン)で増幅されて、増幅器からの出力
信号の最大電圧を低減する。
【0012】この出力信号の実効値を決定する為に処理
する際に、上述した伝達関数の非線形傾斜を補償する処
理を加える。このように非線形傾斜の伝達関数と非線形
補償処理工程を使用することにより、測定装置の波高率
は、増幅器の後段の部品のダイナミックレンジを増加す
ることなく、増加される。
【0013】好適実施形態例では、伝達関数は、所定振
幅の電圧で傾斜変化点を有するラインである。このライ
ンの傾斜は、所定振幅以上で低下し、これにより大信号
に対する増幅器出力電圧値が低下する。この増幅器出力
は、アナログデジタル変換器(ADC)に供給され、次
にデジタル的に処理されて実効値を得る。このデジタル
処理は、適当なゲインファクタに応じて信号を重み付け
し、時間変化する信号の各部分が適切な実効値計算に貢
献するようにする。
【0014】従って、本発明は、入力信号の大部分であ
る低電圧レベルでの精度を維持しつつ、滅多に生じない
波高率の高い信号のピーク値を扱うことができる。本発
明により得られる波高率の高い実効値測定は、簡単且つ
安価であり、ハンドヘルド型又は小型ベンチトップマル
チメータ用に特に好適である。
【0015】本発明の要旨は、特許請求の範囲に特に記
載されて請求されているが、その構成、作成及び効果並
びに目的は、次の詳細説明を参照することにより十分理
解できよう。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実効値測定方法及
び装置の好適実施形態例の構成及び動作を添付図を参照
して詳細に説明する。
【0017】本発明の実効値測定方法及び装置の好適実
施形態例は、時間変化する電気信号の実効電圧値を決定
するシステムを備える。図1は、入力信号を得る為に電
圧源8にテストリード6a、6bを介して結合された本
発明の実効値測定装置、即ち測定器(マルチメータ)4
を示す。この測定器4は、種々の波形の入力信号を取扱
うサービス、据付け及び保守用に使用するよう設計され
ている。当業者には明らかな如く、入力信号源は必ずし
も電圧源である必要はなく、入力信号が適当なコンディ
ショニングされている限り、例えば電流源等の他の信号
源であってもよい。測定器4は、デジタルマルチメー
タ、オシロスコープ又は他の入力信号電圧を測定する測
定器であってもよい。
【0018】次に、図2は、測定器4のブロック図であ
り、増幅回路14、ADC16,補償回路18、実効値変
換計算器20及び表示部(ディスプレイ)22を含んで
いる。
【0019】図3は、本発明の実効値側定方法の好適実
施形態例のステップを示すフローチャートである。ステ
ップ30は、増幅回路14の入力に時間変化する電気信
号を印加するステップである。ステップ32は、増幅器
14の伝達関数により時間的に変化する電気信号を増幅
するステップである。このステップ32内のステップ3
2A,32B及び32Cは、好適伝達関数に基づき時間
変化電気信号の増幅され方を更に詳細に示す。
【0020】即ち、ステップ32Aでは、時間変化電気
信号の電圧値を所定値Vpreと比較する。ステップ32
Bでは、信号電圧値がVpre未満のとき、信号を第1ゲ
インファクタ(利得)G1で増幅する。ステップ32C
では、信号電圧がVpreより大きいとき、信号を第2ゲイ
ンファクタG2で増幅して振幅を定数K倍とする。
【0021】図4は、好適増幅器14の伝達関数34を
示す。所定電圧Vpre未満の振幅の入力電圧に対する伝
達関数は増幅器14のゲインファクタG1に対応する傾
斜m1を有する。上述した所定電圧Vpreより大きい振幅
の正入力電圧に対する伝達関数は第2増幅器ゲインG2
に対応する傾斜m2を有する。この傾斜を延長するとY
(縦)軸と一定値Kで交差し、これはVpreに傾斜の差
(m2−m1)を掛けて計算される。このようにして選
定された定数により、伝達関数は連続であり且つ逆関数
を有することを保証する。即ち、増幅器14からの各出
力値は、唯一の入力値に対応する。伝達関数は、正負電
圧に対して対称であるので、負入力電圧の伝達関数のY
軸との交差点はーKである。
【0022】一実施形態例において、所定電圧Vpreは1.
0Vであり、第1増幅器ゲインは1.0であり、第2増幅器
ゲインは0.2であり、定数を計算すると0.8Vとなる。こ
の例で、所定電圧1.0V未満の大きさである0.5Vの入力電
圧に対し、増幅器出力電圧は0.5Vと第1増幅器ゲイン1.
0との積である0.5V×1.0=0.5Vの出力が得られる。もし
入力電圧が上述した所定電圧1.0Vより大きい3.0Vの場合
には、3.0Vと第2増幅器ゲイン0.2との積である3.0V×
0.2=0.6Vに定数0.8Vを加算した0.6V+0.8V=1.4Vの
増幅器出力電圧となる。もし、入力電圧が所定電圧1.0V
と一致する場合には、1.0V×1.0又は1.0V×0.2+0.8
Vの、いずれの計算式によっても1.0Vの出力電圧であ
る。
【0023】図3のステップ40では、増幅回路14の
出力は、ADC16によりデジタル信号に変換される。ADC
16は、増幅器回路14からの出力をサンプリングし、
それを微小サンプリング時間の間に増幅器出力の電圧値
に対応するデジタル値に変換する。
【0024】ステップ50では、補償器18を使用して
増幅器の伝達関数の逆関数により増幅器の出力値を、測
定中の時間変化信号の実際の値を正確に表わす値にデジ
タル的に変換する。このステップ50を更に詳細に示す
為にステップ50A、50B及び50Cがある。ステップ50Aは、
入力信号がVpre値より大きいか否かの決定(判断)を行
う。もし、入力信号がVpreより小さいと、ステップ50B
にてデジタル値を第1増幅器ゲインで除する。もし、入
力信号がVpreより大きいと、ステップ50Cにてデジタル
値から定数を差引きその結果を第2増幅器ゲインで除す
る。
【0025】上述した例では、Vpreより小さい入力電圧
値は、傾斜が1.0である伝達関数であるので、結果は不
変である。従って補償器18は、単に1.0で除して、こ
れらデジタル値には全く変化を生じさせない。Vpreより
も大きい時間変化する信号値に対しては、値は増幅回路
14により変更されていたので、補償器18は、この変
更された値を時間変化信号の元の値にデジタル的に逆変
換する。この例では、補償器18は、値から定数(0.
8)を差引き、次に第2増幅器ゲイン(0.2)で割算す
る。
【0026】例えば、もしADCが増幅器出力のサンプリ
ングインタバルに1.4Vのデジタル値をストア(保持)す
ると。実際の入力信号電圧値は(1.4V−0.8V)/0.2であ
り、3.0Vとなる。ステップ58は、入力電圧値を用いて
実効値を計算する。ステップ60は、計算された実効値
電圧を例えばディスプレイを介してユーザーに提供す
る。
【0027】測定できるピーク値は、ADC16の入力レ
ンジで制限される。しかし、本発明によると、ADC16へ
の入力電圧を低くすることにより、実効値の決定に使用
できるピーク値を拡張する。上述の例では、ADC16の
最大入力電圧が2.0Vであると仮定すると。実際のピーク
値が最大6.0VまでADC16の最大入力電圧を超すことな
く測定可能である。
【0028】図5は、上述した本発明の原理による理想
回路図を示す。当業者には明らかな如く、図5の簡単回
路自体では機能しないが、当業者が機能する回路を作る
ことができる原理を示す。増幅回路14は、入力抵抗Ri
n及び反転入力端への帰還路を有する演算増幅器80を
含んでいる。
【0029】第1帰還路82は、第1帰還抵抗Rf1を含
んでいる。第2帰還路84は、第2帰還抵抗Rf2と第1
ブレークダランダイオード86を含んでいる。第3帰還
路88は、第3帰還抵抗Rf3と第2ブレークダウンダイ
オード90を含んでいる。これらブレークダウンダイオ
ード86、90は、相互に反対方向に導通する。入力抵
抗Rinに小さい正又は負の入力電圧Vinが印加されると、
両ブレークダウンダイオード86、90共に非導通であ
るので、第1帰還路82のみが電流を流す。従って、こ
の場合の増幅器ゲインはーRf1/Rinである。次に、Vin
が所定スレッシュホールド正電圧を超すと、第1ブレー
クダウンダイオード86が導通を始めるので、この増幅
器ゲインはーRf'/Rinである。ここで、Rf'は(Rf1×Rf
2)/(Rf1+Rf2)、即ちRf1とRf2との並列合成抵抗であ
る。
【0030】同様に、入力電圧Vinが所定負電圧値を超
すと、第2ブレークダウンダイオード90の電圧は、そ
れを導通させて、増幅器ゲインはーRf"/Rinとなる。こ
こで、Rf"は、(Rf1×Rf3)/(Rf1+Rf3)である。図4
の伝達関数曲線34の点96、98は、夫々第1及び第
2ブレークダウンダイオード86、90が導通開始する
点である。
【0031】図6は、本発明の原理を示す機能的且つ簡
単な増幅回路120の回路図である。図7は、図6の増
幅回路120の伝達関数を示す。当業者には明らかな如
く、図6の回路は、特定用途の要件に応じて回路設計者
により変更可能である。
【0032】増幅回路120は、負のブレークダウン点
を制御する回路124と、正のブレークダウン点を制御
する回路126を含んでいる。回路124は、出力端と
反転入力端間にダイオード134を有する演算増幅器1
30を含んでいる。抵抗136、138及び140は、
全て同一抵抗値R1を有し、これら抵抗136〜140の
一端は演算増幅器130の加算点に接続される。抵抗1
36の他端は、ダイオード144を介して演算増幅器1
30の出力端に接続される。抵抗138の他端には、端
子8から入力信号が印加される。また、抵抗140の他
端は、電圧源-Vcと接地間に接続された可変抵抗146
の摺動端子に接続される。可変抵抗146の摺動端子で
ある抵抗140の他端電位は、図7に示す伝達関数14
8の負のブレークポイント(変曲点)164を決定す
る。
【0033】回路126は、演算増幅器149を含み、
上述した回路124と類似する。しかし、電圧源が+Vc
でありダイオードの極性が反転している点で相違する。
抵抗154、156、158は、抵抗値R1を有し、上述
した回路124の抵抗136〜140と等しい。可変抵抗
162は、伝達関数148の正ブレークポイント166
を決定する。可変抵抗162を調整して所定ブレークポ
イントを得る代わりに、予定レンジ内の抵抗を有する固
定抵抗を用いてもよい。固定抵抗付き回路の実際のブレ
ークポイントを測定し、後でブレークポイントに関する
計算に使用される為に記憶(保持)する。
【0034】回路120の出力は、第3演算増幅器16
8の出力端子から取出される。この演算増幅器168の
加算点(反転入力端)には、その出力端子に接続された
帰還抵抗RFが接続されている。また、入力信号電圧が印
加される抵抗160も上述した加算点に接続されてい
る。この抵抗160の抵抗値もR1である。
【0035】回路124と演算増幅器168の加算点間
には、可変抵抗R4が接続され、伝達関数148のブレー
クポイント164以降のセグメント174の傾斜を決定
する。このセグメント174の傾斜は、(RF/R1)−(RF/
R4)である。また、回路126と演算増幅器168の加
算点間の可変抵抗R3は、伝達関数148のブレークポイ
ント166より前(図7中の左側)の第2セグメント1
84の傾斜を決定する。このセグメント184の傾斜
は、(RF/R1)―(RF/R3)である。また、伝達関数148
の中央セグメント190の傾斜は、(RF/R1)である。
【0036】増幅回路120は、正確なブレークポイン
トと傾斜を提供し且つ温度変化に比較的鈍感である。抵
抗146,162,R3及びR4は、可変抵抗として示し、これら抵
抗の抵抗値を変化することにより、セグメント174及
び184の傾斜とブレークポイント164及び166が
変更可能である点に注目されたい。これら可変抵抗は、
回路の所望特性が指定され且つ抵抗値が計算されると固
定抵抗としてもよい。或いは、可変抵抗162につき上
述した如く、所定ブレークポイント及び傾斜を得る為に
必要な正確な値を有する抵抗を使用する代わりに、所定
レンジの抵抗を有する固定抵抗を使用してもよい。次
に、実際の回路特性を測定し、伝達関数をキャラクタラ
イズして、且つ測定した傾斜及びブレークポイントを記
憶(保持)して後の計算に使用する。
【0037】図2に示した実効値計算器20は、好まし
くは2乗回路、その後段の実効値デジタルフィルタ及び
平方根回路を使用して実現できる。ADC16からの各デ
ジタルサンプルは、2乗され、デジタルフィルタ回路に
入力してフィルタされて連続した実効値を得る。
【0038】実効値デジタルフィルタの伝達関数は、熱
実効値変換器の方法で感熱抵抗に信号を入力する熱ダイ
ナミック原理をモデルとする。これにより、実効値は、
信号周期に関係なく信号の一連のデジタルサンプルを用
いて得ることができ、熱隔離された整合された抵抗を使
用したり、実効値の計算に積分周期を選択する等の不便
さを回避することができる。
【0039】熱ダイナミックモデルによると、抵抗はそ
れに供給される信号のパワー(電力)により加熱され、
この抵抗の発熱量が信号電圧の2乗に比例するようにす
る。加えられたエネルギーが失ったエネルギーと等しく
なる平衡点まで抵抗は加熱される。この平衡点での信号
の実効値は、抵抗を同じ温度に加熱する直流信号の振幅
と等しい。そこで、抵抗はそれに供給されたエネルギー
のフィルタとして作用し、信号周期はその動作に意味を
なさない。このフィルタ作用は連続して行われるので、
信号が周期的である必要はない。
【0040 】抵抗の熱ダイナミック作用をモデル化す
る為に、実効値デジタルフィルタを次の一般式で与えら
れる無限インパルス応答(IIR)フィルタの最も簡単
なフォームで実現する。 Yn=aXn2+bYn―1 ここで、フィルタ定数a,bは次のように選択される。 a+b=1 次に実効値デジタルフィルタを次式で実現する。 Yn=a(Xn)2−aYn−1+Yn−1 ここで、Ynは現在のフィルタされたデジタルサンプル Yn―1は過去のフィルタされたデジタルサンプル Xnは現在のデジタルサンプルである。平衡状態では、Yn
=Yn−1であり、a(Xn)2で表わされる加えられたエネル
ギーは、aYn−1で表わされる失ったエネルギーと等し
いのでYnとXnは安定値とする。従って、Xnは、Ynの平方
根である定常直流値と等しく、実効値を表わすこととな
る。
【0041】実効値変換器内の実効値デジタルフィルタ
は、実質的に低域通過フィルタであり連続的に一連のデ
ジタルサンプルから実効値を取出し、従って信号の周期
を知る必要性をなくす伝達関数を有する基本概念を拡張
する。2乗化及び実効値デジタルフィルタ動作は、到来
する各デジタル測定値を用いてリアルタイム(実時間)
で行われる。
【0042】次にデジタル測定値の平方根は、ディスプ
レイの更新を行う時のみに行われるのが好ましく、実効
値フィルタから現在の実効値を得る。更に、実効値デジ
タルフィルタは、セトリング タイム、ストップバンド
周波数及び減衰、パスバンドリップル及び他のフィルタ
パラメータを、当業者が周知の最適化技法により最適化
する。一定の精度及び分解能の為に、この実効値デジタ
ルフィルタは、従来の実効値変換器よりも高速応答する
よう最適化できる。
【0043】計測器の計算要求で決定されるのが一般的
である測定帯域は、サンプリングシステムが必要とする
最小サンプルを決定する。この測定帯域を超える入力信
号の周波数成分は、測定されない。このサンプリングシ
ステムは、シグマーデルタ変換器より構成され、後段に
デシメーションフィルタ又は従来のADCが設けられる。
このサンプリングシステムは、任意波形を有する入力信
号をサンプリングし、実効値変換器へサンプリング速度
(レート)でデジタルサンプルを提供する。実効値変換
器から上述の如く得た実効値は、計測器のディスプレイ
に対して典型的には、マイクロプロセッサで決定された
更新レートで提供される。
【0044】入力端子8に印加される入力信号は、交流
(AC)信号、直流(DC)信号又はDCとACの合成信号であ
ってもよい。入力信号は、安定周期の正弦波でもよく、
周期のない又は波形が確認できない単なるランダムノイ
ズであってもよい。計測器4は、所望測定帯域内でその
周期や波形を知ることなく入力信号の実効値(瞬時値の
2乗の平均値の平方根)を表示できるのが好ましい。
【0045】次に、図8は、本発明の好適実施例の計測
器4(図1参照)の簡略ブロック図である。電圧源8
は、テストリード6a、6bを介して計測器4の前端216
に結合される。この前端216は、非線形伝達関数を有
する増幅器14を含み、好ましくは過電圧及び過電流保
護回路、他の増幅器、減衰器及びフィルタ等が含まれ、
デジタルサンプルに変換する為に適当な振幅レベル及び
帯域幅にスケーリングされた入力信号を提供する。
【0046】シグマーデルタ変換器218は、オーバー
サンプリング型のADCであり、ナイキストレートより十
分高いサンプリングレートで、当業者が周知の如く選択
された測定帯域の生のサンプリングデータを発生する。
この生サンプリングデータは、当業者には周知のデジメ
ーションフィルタ220を用いてベースバンドでデジタ
ルサンプルに変換される。好適実施形態例では、測定帯
域幅は、500KHzに選択され、シグマーデルタ変換機11
8は、20:1の比(即ち20倍)である10MS/S(メガサン
プル/秒)のサンプリングレートで動作する。このシグ
マーデルタ変換機218は、5ビットの分解能で生サン
プリングデータを発生し、それをデシメーションフィル
タ220へ供給される。このデシメーションフィルタ2
20は、生サンプリングデータを低域炉波して13ビッ
ト(1ビットのサインビットと共に)の分解能で2.5MS
/Sのレートでデジタルサンプルを提供する。
【0047】デシメーションフィルタ220は、定数付
きの有限インパルス応答(FIR)フィルタ、無限インパル
ス応答(IIR)フィルタ又はFIR及びIIR混合フィルタとし
て構成でき、その構成は所望伝達関数が得られるように
選択される。シグマーデルタ変換技術は、変換器内に高
精密部品を必要とせず、従って当業者が周知のモノリシ
ックIC(半導体集積回路)として容易に構成可能であ
るので、好適である。シグマーデルタ変換器218とデ
シメーションフィルタ220とを併せると、サンプリン
グシステム221が得られ、入力信号をサンプリングレ
ートに従って一連のサンプルに変換する。
【0048】デジタルサンプルは、実効値変換器222
に対して2.5MS/Sのレートで一連のデータとして提供
される。デジタルサンプルをリスケールして増幅回路1
4の非直線出力を補償する補償器18の機能は、実効変
換機222内で実行される。この実効値変換器222
は、一連の連続したデータ中の各デジタルサンプルを、
入力信号の波形や周期を知ることなく、到来するや否や
処理されるが、これについての詳細は後述する。マイク
ロプロセッサ224は、実効値変換器が作った実効値を
ディスプレイ226に選択時に提供し、必要に応じて数
字又は図形で表示してもよい。実効値は、連続して又は
マイクロプロセッサ224からの更新信号に応じてディ
スプレイ(表示器)226に供給される。
【0049】この実効値変換器222は、特にハンドヘ
ルド型の電池駆動パッケージとして計測器4に適用する
とき、従来技術に対して多くの効果を有する。シグマー
デルタ変換機218、デシメーションフィルタ220及
び実効値変換器222は、全てモノリシックIC化するこ
とができ、これにより外部精密部品が最小にできるの
で、安価となり、基板上のスペースや消費電力が低減で
き、製造も容易である。
【0050】更に、この実効値変換器222は、従来技
術に対し性能上の著しい効果が得られる。モノリシック
実効値変換器では制限となり得る波高率は、サンプリン
グシステム221と実効値デジタルフィルタ232(図
10参照)のワード長のみで制限される。同時に、実効
値変換器222のAC帯域幅は一定であり、実効値デジタ
ルフィルタ232に適用されるフィルタ定数で定められ
る。更に、この実効値変換器222の伝達関数及びAC帯
域幅で決められる性能は、入力信号の広範囲の振幅にわ
たり略一定である。実効値デジタルフィルタ232は、
そのパルス応答特性において必要なセトリング時間及び
オーバーシュートを維持しつつACリップル成分の十分な
ストップバンド除去を行う為に必要数のポールとゼロと
を有することが可能である。
【0051】図9は、図1に示した計測器4の他の実施
形態例の簡単なブロック図である。この計測器210に
おいて、サンプリングシステム225はADC228より
構成される。電圧源8は、テストリード6a,6bを介して
計測器210内の前端216に結合される。電圧源8
は、テストリード6A, 6Bを介して計測器210内の前端
216に結合される。この前端216は、非線形伝達関
数を有する増幅器14を含み、更にサンプリングシステ
ム225に適当な振幅レベル及び帯域幅の入力信号を入
力する為に過電圧/過電流保護回路、増幅器、減衰器及
びフィルタを含んでいてもよい。
【0052】ADC228は、当業者が周知の如く、測定
帯域幅の2倍であるナイキストレートよりも高レートで
サンプリングするデジタルサンプルを発生する。測定帯
域幅は例えば500KHzに選定されているので、ADC228
は1MS/S以上、好ましくは10MS/Sのサンプリングレ
ートで動作する必要があり、実際のサンプリングレート
は変換精度を考慮して決められる。ADC228は、部品
のコスト、最大サンプリングレート、消費電力及び変換
精度や分解能を考慮して、入力信号を表わすデジタルサ
ンプルを実動値変換器222に供給する他のADC技術に
容易に置換できる。
【0053】デジタルサンプルは、ADC228から実効
値変換器222に連続した一連のデータとして供給され
る。そこで、実効値変換器222は、連続したデータの
各デジタルサンプルを、到達する毎に入力信号の周期や
波形を知ることなく処理するが、この詳細は後述する。
実効値変換器222は、増幅器14の非線形伝達関数を
補償する。マイクロプロセッサ224は、実効値変換器
222が生成した実効値を受け、選択的にディスプレイ
226に対して実効値を供給して、必要に応じて数字又
は図形で表示する。実効値は、連続して供給してもよ
く、又はマイクロプロセッサ224からの更新信号に応
じて間欠的に供給してもよい。
【0054】次に、図10は、本発明による実効値測定
方法及び装置の実効値変換器222の詳細ブロック図で
ある。図8に示すシグマーデルタ変換器218及びデシ
メーションフィルタ220からの又は図9のADC228
からのデジタルサンプルは、実効値変換器222に入力
される。このデジタルサンプルは、必要に応じて補償回
路18にてリスケールされ、増幅器14の非線形伝達関
数を補償する。次に、各デジタルサンプルは、2乗回路
230で2乗されて2乗デジタルサンプルを得る。これに
代わって、サンプルは、リスケーリングの前に2乗して
もよい。各2乗されたデジタルサンプルは、実効値デジ
タルフィルタ232に供給される。この実効値デジタル
フィルタ232が低域通過フィルタとして動作するよう
にする。このフィルタ係数とデジタルフィルタトポロジ
ーは、周知のIIR及びFIR技法により、又はFIR及びIIRの
技法の合成により設計して、所望特性を有する低域通過
フィルタを提供するようにする。好適実施形態例におい
ては、実効値デジタルフィルタ232は、次の諸特性を
有する。 測定帯域幅 500KHz ―123dBのストップバンド 最大49.9Hz 最終値の0.001%へのセトリング時間 最大0.5秒 ステップ応答オーバーシュート 最大0.0% 取込みレート 0.125、0.5、2及び1,000Hz
【0055】デジタル実効値フィルタ232において、
ステップ応答にオーバーシュートがなく且つ電源ライン
周波数から50/60Hzのリップルの高い除去が得られるこ
とが重要である。デジタル実効値フィルタ232により
生成されフィルタされた実効値は、平方根回路234に
供給され、この平方根回路234は、現在のフィルタさ
れた実効値の平方根を求めて実効値を得る。これは、連
続的又はマイクロプロセッサ234から受ける更新信号
に応じて行う。
【0056】2乗回路230、実効値デジタルフィルタ23
2及び平方根回路234は、ハードウエアーのみ、ソフ
トウエアのみ又はハードウエアとソフトウエアの組合わ
せにより用途に応じて実行してもよい。実効値デジタル
フィルタ232の伝達関数は、異なるサンプリングレー
ト及び精度要求に容易に適用可能である。サンプリング
システム221は、所望サンプリングレート及び精度で
入力信号のデジタルサンプリングを生成するのに適当な
種々の変換技術であってもよい。
【0057】以上、本発明の実行値測定方法及び装置の
好適実施形態例を図示し、構成及び動作を詳述した。し
かし、当業者には明らかな如く、本発明の要旨を逸脱す
ることなく種々の変形変更が可能である。例えば、異な
る傾斜の3以上のセクションを有する伝達関数を使用し
てもよい。伝達関数は必ずしも線形(折れ線状)である
必要はなく、例えば対数関数であってもよい。更に、本
発明の機能は、複数の個別回路で実現する必要はない。
例えば、補償器は、実効値変換器と合体してもよいこと
勿論である。
【0058】
【発明の効果】上述の説明から理解される如く、本発明
の実効値測定方法及び装置によると、時間的に変化する
入力信号の振幅に応じて非線形伝達関数、即ち複数の傾
斜を有するゲインで増幅することにより、実効値変換器
のダイナミックレンジを制限することが可能になる。従
って、特に波高率の高いパルス状入力信号であっても容
易且つ正確に測定することが可能になる。更に、実効値
変換器を、例えばモノシリックIC等により簡単且つ安価
に構成することが可能になる。
【0059】また、本発明によると、測定した実効値を
用途に応じて連続的に又は間欠的に表示することができ
ると共に、表示は数字又は図形により選択的に行うこと
が可能になる等の実用上種々の顕著な効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実効値測定機能を有する計測器の一例
の外観を示す図である。
【図2】本発明の実効値測定装置で使用される回路のブ
ロック図である。
【図3】本発明の実効値測定方法の好適実施形態例のフ
ローチャートである。
【図4】本発明で使用する増幅器の伝達関数の一例のグ
ラフである。
【図5】図4の伝達関数を得る増幅器の1例の原理図で
ある。
【図6】本発明で使用する増幅器の一例の回路図であ
る。
【図7】図6の増幅器の理想伝達関数を示すグラフであ
る。
【図8】図1の計測器の内部構成を示す一例のブロック
図である。
【図9】図1の計測器の内部構成を示す他の例のブロッ
ク図である。
【図10】図8及び図9中の実効値変換器の詳細ブロッ
ク図である。
【符号の説明】
4、210 実効値測定装置 14 増幅器 16、228 アナログデジタル変換機(ADC) 18 補償器 20、222 実効値変換器 22、226 表示器 230 2乗回路 232 実効値デジタルフィルタ 234 平方根回路
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成11年8月31日(1999.8.3
1)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項3
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正2】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図5
【補正方法】変更
【補正内容】
【図5】
【手続補正3】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図7
【補正方法】変更
【補正内容】
【図7】

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】時間的に変化する入力信号の実効値を測定
    する実効値測定方法において、 前記入力信号を非線形の伝達関数を有する増幅器で増幅
    することと、 前記増幅器で増幅された信号をアナログデジタル変換器
    に入力することと、 該アナログデジタル変換器のデジタル出力を前記非線形
    伝達関数を補償した後に前記入力信号の実効値を計算す
    ることとを有することを特徴とする実効値測定方法。
  2. 【請求項2】前記増幅器の非線形伝達関数は、前記入力
    信号が小振幅時には傾斜が大きく、前記入力信号が大振
    幅時には傾斜が小さいことを特徴とする請求項1の実効
    値測定方法。
  3. 【請求項3】前記実効値の計算は、前記アナログデジタ
    ル変換器からのデ ジタルサンプルを2乗すること
    と、実効値デジタルフィルタで連続的にフィルタするこ
    とと、フィルタされたデジタルサンプルの平方根を求め
    ることとより成ることを特徴とする請求項1の実効値測
    定方法。
  4. 【請求項4】時間的に変化する入力信号の実効値を測定
    する実効値測定装置において、入力信号振幅に応じて少
    なくても2つの異なる傾斜を有する伝達関数で増幅する
    増幅器と、 該増幅器からの出力信号に対応するデジタルサンプルを
    得るアナログデジタル変換器と、 該アナログデジタル変換器からの前記デジタルサンプル
    に対し前記非線形伝達関数の補償を行う補償器と、 該補償器で補償されたデジタルサンプルを2乗し、フィ
    ルタ且つ平方根を求めて実効値を計算する実効値変換器
    とを備えることを特徴とする実効値測定装置。
  5. 【請求項5】前記増幅器は、前記入力信号が予め設定し
    た振幅未満の時は大きいゲインの第1傾斜で、前記予め
    設定した振幅より大きい時はゲインより小さい第2傾斜
    で前記入力信号を増幅する非線形増幅器であることを特
    徴とする請求項4の実効値測定装置。
  6. 【請求項6】前記実効値変換器の出力を連続的又は間欠
    的に表示する表示器を備えることを特徴とする請求項4
    の実効値測定装置。
  7. 【請求項7】前記表示器には測定結果を数字又は図形で
    選択的に表示可能あることを特徴とする請求項6の実効
    値測定装置。
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