JP2000055909A - 土壌成分自動分析装置 - Google Patents
土壌成分自動分析装置Info
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- JP2000055909A JP2000055909A JP10224882A JP22488298A JP2000055909A JP 2000055909 A JP2000055909 A JP 2000055909A JP 10224882 A JP10224882 A JP 10224882A JP 22488298 A JP22488298 A JP 22488298A JP 2000055909 A JP2000055909 A JP 2000055909A
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- soil sample
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- Automatic Analysis And Handling Materials Therefor (AREA)
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 機構を簡素化して小型でかつ安価に構成す
る。 【解決手段】 複数個の土壌サンプルを収納したパレッ
ト１１と、各土壌サンプルを計量する重量計１８と、各
土壌サンプルのイオン化成分を抽出するイオン化成分抽
出手段Ｉと、各土壌サンプルのｐＨを測定するための前
処理を行う前処理手段Ｍと、各土壌サンプルを攪拌する
攪拌器２９と，各土壌サンプルのｐＨ，導電率，および
２種類以上のイオン化成分を測定する複数本の電極３
０，３１，３２，３３とを有する測定手段Ｓと、パレッ
ト１１を少なくともＸ軸，Ｙ軸に沿って移動し、重量計
１８，イオン化成分抽出手段Ｉ，前処理手段Ｍ，測定手
段Ｓの位置に搬送する搬送装置６とを備える。
る。 【解決手段】 複数個の土壌サンプルを収納したパレッ
ト１１と、各土壌サンプルを計量する重量計１８と、各
土壌サンプルのイオン化成分を抽出するイオン化成分抽
出手段Ｉと、各土壌サンプルのｐＨを測定するための前
処理を行う前処理手段Ｍと、各土壌サンプルを攪拌する
攪拌器２９と，各土壌サンプルのｐＨ，導電率，および
２種類以上のイオン化成分を測定する複数本の電極３
０，３１，３２，３３とを有する測定手段Ｓと、パレッ
ト１１を少なくともＸ軸，Ｙ軸に沿って移動し、重量計
１８，イオン化成分抽出手段Ｉ，前処理手段Ｍ，測定手
段Ｓの位置に搬送する搬送装置６とを備える。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、土壌成分を自動で
分析する土壌成分自動分析装置に関する。
分析する土壌成分自動分析装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、土壌成分を自動分析する場合、Ｆ
ＩＡ（Flow Injection Analysis)法により行われている
のが一般的であり、このＦＩＡ法は、採取された土壌サ
ンプルをチューブで取り出し、分析計で分析するが、こ
のチューブが細管のため、前処理として、処理剤を入れ
フィルタを通して圧力を一定にする必要がある。
ＩＡ（Flow Injection Analysis)法により行われている
のが一般的であり、このＦＩＡ法は、採取された土壌サ
ンプルをチューブで取り出し、分析計で分析するが、こ
のチューブが細管のため、前処理として、処理剤を入れ
フィルタを通して圧力を一定にする必要がある。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】従来の前記ＦＩＡ法の
場合、前処理を行う装置の機構が複雑でかつ大型であ
り、コストも高くなるという問題がある。
場合、前処理を行う装置の機構が複雑でかつ大型であ
り、コストも高くなるという問題がある。
【０００４】本発明は、前記の事柄に留意してなされた
もので、その目的は、前処理を行う装置の機構を簡素化
し、小型でかつ安価な土壌成分自動分析装置を提供する
ことである。
もので、その目的は、前処理を行う装置の機構を簡素化
し、小型でかつ安価な土壌成分自動分析装置を提供する
ことである。
【０００５】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明の土壌成分自動分析装置は、複数個の土壌サ
ンプルを収納したパレットと、前記各土壌サンプルを計
量する重量計と、前記各土壌サンプルのイオン化成分を
抽出するイオン化成分抽出手段と、前記各土壌サンプル
のｐＨを測定するための前処理を行う前処理手段と、前
記各土壌サンプルを攪拌する攪拌器と，前記各土壌サン
プルのｐＨ，導電率，および２種類以上のイオン化成分
を測定する複数本の電極とを有する測定手段と、前記パ
レットをＸ軸，Ｙ軸，Ｚ軸に沿って、前記重量計，前記
イオン化成分抽出手段，前記前処理手段，前記測定手段
の位置に搬送する搬送装置とを備えたものである。
に、本発明の土壌成分自動分析装置は、複数個の土壌サ
ンプルを収納したパレットと、前記各土壌サンプルを計
量する重量計と、前記各土壌サンプルのイオン化成分を
抽出するイオン化成分抽出手段と、前記各土壌サンプル
のｐＨを測定するための前処理を行う前処理手段と、前
記各土壌サンプルを攪拌する攪拌器と，前記各土壌サン
プルのｐＨ，導電率，および２種類以上のイオン化成分
を測定する複数本の電極とを有する測定手段と、前記パ
レットをＸ軸，Ｙ軸，Ｚ軸に沿って、前記重量計，前記
イオン化成分抽出手段，前記前処理手段，前記測定手段
の位置に搬送する搬送装置とを備えたものである。
【０００６】したがって、例えば圃場領域内の複数個の
採取位置から採取した土壌サンプルをパレットに収納
し、このパレットを搬送装置に固定し、搬送装置により
パレットを移動し、重量計により各土壌サンプルを計量
し、イオン化成分抽出手段により各土壌サンプルを攪拌
して各イオン化成分を抽出するとともに、前処理手段に
より各土壌サンプルのｐＨを測定するための前処理を行
い、測定手段の複数本の電極により各土壌サンプルのｐ
Ｈ，導電率および２種類以上のイオン化成分を測定する
ようにしたため、従来に比して機構が簡素化されて小型
かつ安価に構成することができる。
採取位置から採取した土壌サンプルをパレットに収納
し、このパレットを搬送装置に固定し、搬送装置により
パレットを移動し、重量計により各土壌サンプルを計量
し、イオン化成分抽出手段により各土壌サンプルを攪拌
して各イオン化成分を抽出するとともに、前処理手段に
より各土壌サンプルのｐＨを測定するための前処理を行
い、測定手段の複数本の電極により各土壌サンプルのｐ
Ｈ，導電率および２種類以上のイオン化成分を測定する
ようにしたため、従来に比して機構が簡素化されて小型
かつ安価に構成することができる。
【０００７】
【発明の実施の形態】実施の１形態につき、図１ないし
図４を参照して説明する。それらの図において、１は測
定対象である圃場領域、２は圃場領域１内の定められた
複数個の採取位置であり、採取位置２の土壌サンプルを
採取する採取機３には、ＧＰＳ(Global Positioning Sy
stem) 用の通信衛星４から送信されてくるＧＰＳデータ
を受信するＧＰＳ受信機が備えられており、図１に示す
ように、採取機３の位置を正確に検出して採取位置２の
土壌サンプルを採取する。
図４を参照して説明する。それらの図において、１は測
定対象である圃場領域、２は圃場領域１内の定められた
複数個の採取位置であり、採取位置２の土壌サンプルを
採取する採取機３には、ＧＰＳ(Global Positioning Sy
stem) 用の通信衛星４から送信されてくるＧＰＳデータ
を受信するＧＰＳ受信機が備えられており、図１に示す
ように、採取機３の位置を正確に検出して採取位置２の
土壌サンプルを採取する。
【０００８】５はテーブル、６はテーブル５に設けられ
た搬送装置であり、Ｘ軸方向搬送台７とＹ軸方向搬送台
８とから構成され、両搬送台７，８にはそれぞれベルト
コンベア９，１０が設けられ、Ｘ軸方向搬送台７のベル
トコンベア９にＹ軸方向搬送台８が固定されている。
た搬送装置であり、Ｘ軸方向搬送台７とＹ軸方向搬送台
８とから構成され、両搬送台７，８にはそれぞれベルト
コンベア９，１０が設けられ、Ｘ軸方向搬送台７のベル
トコンベア９にＹ軸方向搬送台８が固定されている。
【０００９】１１はＹ軸方向搬送台８のベルトコンベア
１０に固定された箱状のパレットであり、上面の一部お
よび下面が開口され、この上面開口部１２に、複数個の
透孔１３が形成された板体１４が装着され、各透孔１３
に、採取された複数個の土壌サンプルが収容された、例
えばポリエチレン製のカップ（以下単にポリカップとい
う）１５が挿入され、透孔１３の周縁にポリカップ１５
の周面が当接し、ポリカップ１５の上部が透孔１３から
突出した状態で、ポリカップ１５が支持されている。こ
のポリカップ１５の容量は、例えば５０ｍｌ、内径φ４
０ｍｍである。前記上面開口部１２の後方に、超音波洗
浄漕１６，複数個の校正液１７が左から順に設けられて
いる。そして、図外の駆動機構により両ベルトコンベア
９，１０が駆動し、Ｘ軸方向搬送台７のベルトコンベア
９によりＹ軸方向搬送台８が左右方向に移動し、Ｙ軸方
向搬送台８のベルトコンベア１０によりパレット１１が
前後方向に移動する。１８はＹ軸方向搬送台８に設けら
れた上下動自在の重量計であり、Ｙ軸方向搬送台８によ
り搬送されたパレット１１の下方に位置し、重量計１８
が上昇することにより、パレット１１のポリカップ１５
が重量計１８の検知部１９に載置されて上昇し、ポリカ
ップ１５が透孔１３から離脱して土壌サンプルが計量さ
れる。
１０に固定された箱状のパレットであり、上面の一部お
よび下面が開口され、この上面開口部１２に、複数個の
透孔１３が形成された板体１４が装着され、各透孔１３
に、採取された複数個の土壌サンプルが収容された、例
えばポリエチレン製のカップ（以下単にポリカップとい
う）１５が挿入され、透孔１３の周縁にポリカップ１５
の周面が当接し、ポリカップ１５の上部が透孔１３から
突出した状態で、ポリカップ１５が支持されている。こ
のポリカップ１５の容量は、例えば５０ｍｌ、内径φ４
０ｍｍである。前記上面開口部１２の後方に、超音波洗
浄漕１６，複数個の校正液１７が左から順に設けられて
いる。そして、図外の駆動機構により両ベルトコンベア
９，１０が駆動し、Ｘ軸方向搬送台７のベルトコンベア
９によりＹ軸方向搬送台８が左右方向に移動し、Ｙ軸方
向搬送台８のベルトコンベア１０によりパレット１１が
前後方向に移動する。１８はＹ軸方向搬送台８に設けら
れた上下動自在の重量計であり、Ｙ軸方向搬送台８によ
り搬送されたパレット１１の下方に位置し、重量計１８
が上昇することにより、パレット１１のポリカップ１５
が重量計１８の検知部１９に載置されて上昇し、ポリカ
ップ１５が透孔１３から離脱して土壌サンプルが計量さ
れる。
【００１０】２０はテーブル５の後部に取り付けられた
架台であり、架台２０の左側に２個のポリタンク２１が
載置され、一方のポリタンク２１にイオン交換水が収容
され、他方のポリタンク２１に各土壌サンプルのｐＨ測
定のための前処理剤、例えばＫＣｌが収容されている。
２２は両ポリタンク２１の後方に設けられた計量用容器
であり、計量用容器２２の上方に定注器２３が設けら
れ、定注器２３により計量用容器２２に注入されたイオ
ン交換水あるいは前処理剤の液面を光センサ（図示せ
ず）が検知して一定の量にする。２４は計量用容器２２
に注入されたイオン交換水あるいは前処理剤を注入，排
出するための定注器２３の切換バルブである。
架台であり、架台２０の左側に２個のポリタンク２１が
載置され、一方のポリタンク２１にイオン交換水が収容
され、他方のポリタンク２１に各土壌サンプルのｐＨ測
定のための前処理剤、例えばＫＣｌが収容されている。
２２は両ポリタンク２１の後方に設けられた計量用容器
であり、計量用容器２２の上方に定注器２３が設けら
れ、定注器２３により計量用容器２２に注入されたイオ
ン交換水あるいは前処理剤の液面を光センサ（図示せ
ず）が検知して一定の量にする。２４は計量用容器２２
に注入されたイオン交換水あるいは前処理剤を注入，排
出するための定注器２３の切換バルブである。
【００１１】２５はホルダ上下動機構部であり、左右方
向に並設された複数個のホルダ２６が上下動自在に設け
られ、各ホルダ２６に、左から前処理剤用ノズル２７，
イオン交換水用ノズル２８，攪拌器２９，導電率測定電
極３０，ＮＯ3 イオン電極３１，Ｋ+ イオン電極３２，
ｐＨ測定用電極３３が把持され、各ホルダ２６がＹ軸方
向搬送台８により搬送されたパレット１１の上方に位置
し、ホルダ２６が下降することにより、パレット１１の
ポリカップ１５に前処理剤用ノズル２７，イオン交換水
用ノズル２８，攪拌器２９，導電率測定電極３０，ＮＯ
3 イオン電極３１，Ｋ+ イオン電極３２，ｐＨ測定用電
極３３の何れかがポリカップ１５に挿入される。なお、
前処理剤用ノズル２７，イオン交換水用ノズル２８は定
注器２３に接続されている。
向に並設された複数個のホルダ２６が上下動自在に設け
られ、各ホルダ２６に、左から前処理剤用ノズル２７，
イオン交換水用ノズル２８，攪拌器２９，導電率測定電
極３０，ＮＯ3 イオン電極３１，Ｋ+ イオン電極３２，
ｐＨ測定用電極３３が把持され、各ホルダ２６がＹ軸方
向搬送台８により搬送されたパレット１１の上方に位置
し、ホルダ２６が下降することにより、パレット１１の
ポリカップ１５に前処理剤用ノズル２７，イオン交換水
用ノズル２８，攪拌器２９，導電率測定電極３０，ＮＯ
3 イオン電極３１，Ｋ+ イオン電極３２，ｐＨ測定用電
極３３の何れかがポリカップ１５に挿入される。なお、
前処理剤用ノズル２７，イオン交換水用ノズル２８は定
注器２３に接続されている。
【００１２】そして、ポリタンク２１，計量用容器２
２，定注器２３，切換バルブ２４およびイオン交換水用
ノズル２８，攪拌器２９よりイオン化成分抽出手段Ｉが
構成され、ポリタンク２１，計量用容器２２，定注器２
３，切換バルブ２４および前処理剤用ノズル２７より前
処理手段Ｍが構成され、ホルダ上下動機構部２５，ホル
ダ２６，攪拌器２９，導電率測定電極３０，ＮＯ3 イオ
ン電極３１，Ｋ+ イオン電極３２，ｐＨ測定用電極３３
より測定手段Ｓが構成されている。
２，定注器２３，切換バルブ２４およびイオン交換水用
ノズル２８，攪拌器２９よりイオン化成分抽出手段Ｉが
構成され、ポリタンク２１，計量用容器２２，定注器２
３，切換バルブ２４および前処理剤用ノズル２７より前
処理手段Ｍが構成され、ホルダ上下動機構部２５，ホル
ダ２６，攪拌器２９，導電率測定電極３０，ＮＯ3 イオ
ン電極３１，Ｋ+ イオン電極３２，ｐＨ測定用電極３３
より測定手段Ｓが構成されている。
【００１３】３４はテーブル５の後方に設置された置
台、３５はパーソナルコンピュータ（以下パソコンとい
う）であり、置台３４にパソコン本体３６，キーボード
３７が載置され、パソコン本体３６の上面にディスプレ
イ３８が載置されている。３９はテーブル５の後部に載
置された計測盤であり、搬送装置６，重量計１８，定注
器２３，切換バルブ２４およびホルダ上下動機構部２５
等をコントロールするコントローラと，導電率計，イオ
ン計，ｐＨ計の各本体とが収納され、計測盤３９とパソ
コン３５とを接続ケーブル４０により接続している。
台、３５はパーソナルコンピュータ（以下パソコンとい
う）であり、置台３４にパソコン本体３６，キーボード
３７が載置され、パソコン本体３６の上面にディスプレ
イ３８が載置されている。３９はテーブル５の後部に載
置された計測盤であり、搬送装置６，重量計１８，定注
器２３，切換バルブ２４およびホルダ上下動機構部２５
等をコントロールするコントローラと，導電率計，イオ
ン計，ｐＨ計の各本体とが収納され、計測盤３９とパソ
コン３５とを接続ケーブル４０により接続している。
【００１４】つぎに土壌成分を自動分析する工程につい
て図３および図４を参照して説明する。まず、採取機３
により圃場領域１内の定められた複数個の採取位置２の
土壌サンプルを、例えば２０ｇ程度採取し、採取した土
壌サンプルを各ポリカップ１５に入れ、各ポリカップ１
５をパレット１１の各透孔１３に挿入し、Ｙ軸方向搬送
台８にパレット１１を固定し（Ｓ1 ）、両搬送台７，８
のベルトコンベア９，１０によりパレット１１を左右方
向および前後方向に移動し（Ｓ2 ）、重量計１８の上方
に所望するポリカップ１５を位置させるとともに、各ポ
リカップ１５の土壌サンプルの情報、例えば場所，時間
をパソコン３５に入力する（Ｓ3 ）。
て図３および図４を参照して説明する。まず、採取機３
により圃場領域１内の定められた複数個の採取位置２の
土壌サンプルを、例えば２０ｇ程度採取し、採取した土
壌サンプルを各ポリカップ１５に入れ、各ポリカップ１
５をパレット１１の各透孔１３に挿入し、Ｙ軸方向搬送
台８にパレット１１を固定し（Ｓ1 ）、両搬送台７，８
のベルトコンベア９，１０によりパレット１１を左右方
向および前後方向に移動し（Ｓ2 ）、重量計１８の上方
に所望するポリカップ１５を位置させるとともに、各ポ
リカップ１５の土壌サンプルの情報、例えば場所，時間
をパソコン３５に入力する（Ｓ3 ）。
【００１５】つぎに、重量計１８を上昇させて検知部１
９にポリカップ１５を載置し、土壌サンプルを計量する
（Ｓ4 ）。
９にポリカップ１５を載置し、土壌サンプルを計量する
（Ｓ4 ）。
【００１６】そして、パレット１１をホルダ上下動機構
部２５の下方に位置させるとともに（Ｓ5 ）、定注器２
３により一方のポリタンク２１から計量用容器２２に注
入し、計量用容器２２に注入されたイオン交換水あるい
は前処理剤の液面を光センサ（図示せず）が検知し、イ
オン交換水および前処理剤の計量を行う（Ｓ6 ）。つぎ
に、ホルダ上下動機構部２５のイオン交換水用ノズル２
８を下降させて所望するポリカップ１５に挿入し、切換
バルブ２４を排出に切り換え、定注器２３により所望す
るポリカップ１５にイオン交換水を注入する（Ｓ7 ）。
部２５の下方に位置させるとともに（Ｓ5 ）、定注器２
３により一方のポリタンク２１から計量用容器２２に注
入し、計量用容器２２に注入されたイオン交換水あるい
は前処理剤の液面を光センサ（図示せず）が検知し、イ
オン交換水および前処理剤の計量を行う（Ｓ6 ）。つぎ
に、ホルダ上下動機構部２５のイオン交換水用ノズル２
８を下降させて所望するポリカップ１５に挿入し、切換
バルブ２４を排出に切り換え、定注器２３により所望す
るポリカップ１５にイオン交換水を注入する（Ｓ7 ）。
【００１７】そして、ホルダ上下動機構部２５の攪拌器
２９を下降させてイオン交換水が注入されたポリカップ
１５の土壌サンプルを攪拌し、土壌サンプルの成分をイ
オン化する（Ｓ8 ）。つぎにホルダ上下動機構部２５の
導電率測定電極３０を下降させてポリカップ１５中の溶
液に浸漬し、計測盤３９の導電率計により導電率を測定
し（Ｓ9 ）、続いてホルダ上下動機構部２５のＮＯ3 イ
オン電極３１，Ｋ+ イオン電極３２を下降させてポリカ
ップ１５中の溶液に浸漬し、ＮＯ3 イオン，Ｋ + イオン
の濃度を測定する（Ｓ10）, （Ｓ11）。なお、イオン交
換水，攪拌，導電率測定，イオン濃度の測定の際、パレ
ット１１は搬送装置６により適宜移動している。
２９を下降させてイオン交換水が注入されたポリカップ
１５の土壌サンプルを攪拌し、土壌サンプルの成分をイ
オン化する（Ｓ8 ）。つぎにホルダ上下動機構部２５の
導電率測定電極３０を下降させてポリカップ１５中の溶
液に浸漬し、計測盤３９の導電率計により導電率を測定
し（Ｓ9 ）、続いてホルダ上下動機構部２５のＮＯ3 イ
オン電極３１，Ｋ+ イオン電極３２を下降させてポリカ
ップ１５中の溶液に浸漬し、ＮＯ3 イオン，Ｋ + イオン
の濃度を測定する（Ｓ10）, （Ｓ11）。なお、イオン交
換水，攪拌，導電率測定，イオン濃度の測定の際、パレ
ット１１は搬送装置６により適宜移動している。
【００１８】つぎに、ホルダ上下動機構部２５の前処理
剤用ノズル２７を下降させて所望するポリカップ１５に
挿入し、定注器２３によりポリカップ１５に前処理剤を
添加し（Ｓ12）、前記と同様に、攪拌器２９により攪拌
し（Ｓ13）、ｐＨ測定用電極３３を下降させてｐＨを測
定する（Ｓ14）。この場合も、前記と同様、前処理剤の
添加，ｐＨ測定の際、パレット１１は搬送装置６により
適宜移動している。
剤用ノズル２７を下降させて所望するポリカップ１５に
挿入し、定注器２３によりポリカップ１５に前処理剤を
添加し（Ｓ12）、前記と同様に、攪拌器２９により攪拌
し（Ｓ13）、ｐＨ測定用電極３３を下降させてｐＨを測
定する（Ｓ14）。この場合も、前記と同様、前処理剤の
添加，ｐＨ測定の際、パレット１１は搬送装置６により
適宜移動している。
【００１９】そして、測定されたイオン濃度，導電率，
ｐＨはパソコン３５に入力され、例えば大規模農場にお
ける土壌中の養分の分布マップを作成し、土壌養分の均
一化，部分的な土壌の養分補正に利用することができ
る。なお、ホルダ上下動機構部２５の攪拌器２９，導電
率測定電極３０，ＮＯ3 イオン電極３１，Ｋ+ イオン電
極３２，ｐＨ測定用電極３３は、その都度搬送装置６が
移動し、パレット１１の超音波洗浄漕１６において洗浄
される。
ｐＨはパソコン３５に入力され、例えば大規模農場にお
ける土壌中の養分の分布マップを作成し、土壌養分の均
一化，部分的な土壌の養分補正に利用することができ
る。なお、ホルダ上下動機構部２５の攪拌器２９，導電
率測定電極３０，ＮＯ3 イオン電極３１，Ｋ+ イオン電
極３２，ｐＨ測定用電極３３は、その都度搬送装置６が
移動し、パレット１１の超音波洗浄漕１６において洗浄
される。
【００２０】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の土壌成分
自動分析装置は、例えば圃場領域内の複数個の採取位置
から採取した土壌サンプルをパレットに収納し、このパ
レットを搬送装置に固定し、搬送装置によりパレットを
移動し、重量計により各土壌サンプルを計量し、イオン
化成分抽出手段により各土壌サンプルを攪拌して各イオ
ン化成分を抽出するとともに、前処理手段により各土壌
サンプルのｐＨを測定するための前処理を行い、測定手
段の複数本の電極により各土壌サンプルのｐＨ，導電率
および２種類以上のイオン化成分を測定するようにした
ため、従来に比して機構が簡素化されて小型かつ安価に
構成することができる。
自動分析装置は、例えば圃場領域内の複数個の採取位置
から採取した土壌サンプルをパレットに収納し、このパ
レットを搬送装置に固定し、搬送装置によりパレットを
移動し、重量計により各土壌サンプルを計量し、イオン
化成分抽出手段により各土壌サンプルを攪拌して各イオ
ン化成分を抽出するとともに、前処理手段により各土壌
サンプルのｐＨを測定するための前処理を行い、測定手
段の複数本の電極により各土壌サンプルのｐＨ，導電率
および２種類以上のイオン化成分を測定するようにした
ため、従来に比して機構が簡素化されて小型かつ安価に
構成することができる。
【図１】ＧＰＳ受信機が備えられた採取機により圃場領
域の複数個の採取位置の土壌サンプルを採取する概略図
である。
域の複数個の採取位置の土壌サンプルを採取する概略図
である。
【図２】本発明の実施の１形態の斜視図である。
【図３】図１の土壌成分を自動分析する工程の説明図で
ある。
ある。
【図４】図３のフローチャートである。
６…搬送装置、１１…パレット、１８…重量計、２９…
攪拌器、３０…電極、３１…電極、３２…電極、３３…
電極、Ｉ…イオン化成分抽出手段、Ｍ…前処理手段、Ｓ
…測定手段。
攪拌器、３０…電極、３１…電極、３２…電極、３３…
電極、Ｉ…イオン化成分抽出手段、Ｍ…前処理手段、Ｓ
…測定手段。
Claims (1)
- 【請求項１】 複数個の土壌サンプルを収納したパレッ
トと、 前記各土壌サンプルを計量する重量計と、 前記各土壌サンプルのイオン化成分を抽出するイオン化
成分抽出手段と、 前記各土壌サンプルのｐＨを測定するための前処理を行
う前処理手段と、 前記各土壌サンプルを攪拌する攪拌器と，前記各土壌サ
ンプルのｐＨ，導電率，および２種類以上のイオン化成
分を測定する複数本の電極とを有する測定手段と、 前記パレットを少なくともＸ軸，Ｙ軸に沿って移動し、
前記重量計，前記イオン化成分抽出手段，前記前処理手
段，前記測定手段の位置に搬送する搬送装置とを備えた
ことを特徴とする土壌成分自動分析装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10224882A JP2000055909A (ja) | 1998-08-07 | 1998-08-07 | 土壌成分自動分析装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10224882A JP2000055909A (ja) | 1998-08-07 | 1998-08-07 | 土壌成分自動分析装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
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|---|---|---|---|---|
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-
1998
- 1998-08-07 JP JP10224882A patent/JP2000055909A/ja active Pending
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