JP2000055704A - 液体供給システム - Google Patents

液体供給システム

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JP2000055704A
JP2000055704A JP10230352A JP23035298A JP2000055704A JP 2000055704 A JP2000055704 A JP 2000055704A JP 10230352 A JP10230352 A JP 10230352A JP 23035298 A JP23035298 A JP 23035298A JP 2000055704 A JP2000055704 A JP 2000055704A
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圭一 小笠原
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功 樋口
Koichi Noguchi
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 液体タンク2と元タンク6とを補給側配
管5で、液体タンク2と液体使用機器4とを供給側配管
3で接続した液体供給システムにおいて、液体の漏れや
配管の詰まり、制御弁の異常や液体ポンプの能力低下を
確実に検出すること。 【解決手段】 補給側配管5に補給側制御弁9を備える
ものでは、補給側制御弁9を閉鎖した状態で、液体タン
ク2の液位が上昇したときに補給側制御弁9の漏れと判
断する。さらに、補給側配管5に液体ポンプ10を備え
るものでは、液体ポンプ10を起動後、所定時間経過後
に液体タンク2の液位が変化しないか、または低下する
場合、補給側配管5の詰まりと判断し、液体ポンプ10
を起動後、所定時間経過しても液体タンク2の液位が所
定液位に達しない場合、液体ポンプ10の能力低下と判
断する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、液体供給システ
ムにおける液体の漏れや配管の詰まり、液体ポンプや制
御弁の異常を検出することのできる液体供給システムに
関するもので、ボイラなどに付設の燃料供給システムや
給水システムなどの液体供給システムに適用する。
【0002】
【従来の技術】たとえば、ボイラに燃料を供給するため
に設置されているオイルサービスタンクでは、内部の燃
料の残量を検出する検出器を設けてあり、燃料の減り具
合を把握するようにしている。そして、この燃料の減り
具合に基づいて、元タンクからオイルサービスタンクに
燃料を補給する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】オイルサービスタンク
から燃料が減るのは、ボイラでその燃料を消費するため
であるが、それが本当に消費によるものなのか、それと
も漏れによるものなのかは判別していない。もし、それ
が漏れによるものであれば、燃料がオイルサービスタン
クあるいは燃料配管から外部に漏出しているということ
であり、燃料が無駄になるばかりでなく、漏れた燃料に
引火して火災が発生する危険性である。
【0004】また、オイルサービスタンク内の燃料の減
りに応じて燃料が外部から供給されるが、オイルサービ
スタンクへの配管の詰まりやこの配管に設けた燃料ポン
プの能力低下などが生じると、燃料が適切に供給されな
い。この状態で、ボイラの運転を継続して行うと、サー
ビス液体タンク内の燃料がすべて消費され、ついにはボ
イラが停止してしまう。
【0005】そこで、この発明は、燃料供給システムや
給水システムなどの液体供給システムにおいて、液体供
給システムにおける液体の漏れや配管の詰まり、液体ポ
ンプや制御弁の異常を早目に検出し、液体の漏出量を少
なく抑えるとともに、液体漏出による事故の危険性を回
避し、また液体供給システムからの液体の供給が途絶え
ることによる液体使用機器の停止を回避することを目的
としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明は、前記課題を
解決するためになされたもので、請求項1に係る発明
は、液体使用機器に液体を供給する液体タンクと、前記
液体タンクに補給側配管を介して液体を補給する元タン
クと、前記補給側配管に設けた補給側制御弁と、前記補
給側制御弁を閉鎖した状態で、前記液体タンクの液位が
上昇したときに前記補給側制御弁の漏れと判断する液体
供給制御器とを備えたことを特徴としている。
【0007】請求項2に係る発明は、液体使用機器に供
給側配管を介して液体を供給する液体タンクと、前記供
給側配管に設けた供給側制御弁と、前記供給側制御弁が
閉鎖状態であるにもかかわらず前記液体タンクの液位が
低下したときに、液体漏れと判断する液体供給制御器と
を備えたことを特徴としている。
【0008】請求項3に係る発明は、液体使用機器に液
体を供給する液体タンクと、前記液体タンクに補給側配
管を介して液体を補給する元タンクと、前記補給側配管
に設けた液体ポンプと、前記液体ポンプの起動から所定
時間経過後、前記液体タンクの液位が変化しないか、ま
たは低下したときに、前記補給側配管の詰まりと判断す
る液体供給制御器とを備えたことを特徴としている。
【0009】請求項4に係る発明は、液体使用機器に液
体を供給する液体タンクと、前記液体タンクに補給側配
管を介して液体を補給する元タンクと、前記補給側配管
に設けた液体ポンプと、前記液体ポンプの起動から所定
時間経過後、前記液体タンクの液位が所定液位に達しな
いときに、前記液体ポンプの能力低下と判断する液体供
給制御器とを備えたことを特徴としている。
【0010】
【発明の実施の形態】この発明の液体供給システムは、
燃料や水だけでなく、種々の液体を供給するシステムに
適用できるものである。具体例としては、ボイラなどの
ような液体使用機器への燃料供給システムや給水システ
ムが挙げられる。
【0011】この液体供給システムは、液体タンクを備
えており、この液体タンクに供給側配管を介して液体使
用機器を接続し、この液体使用機器へ液体を供給する。
またこの液体タンクは、補給側配管を介して元タンクを
接続してあり、液体使用機器へ供給することによる液体
の消費に応じて元タンクから液体が補給される構成とな
っている。この液体供給システムは、液体供給制御器を
備えており、この液体供給制御器は、液体タンクに取り
付けた液位検出器によって、この液体タンクの液位の変
化を検出することにより液体タンク内の液位を所定位
置、または所定範囲に維持する。
【0012】ここで、元タンクから液体タンクへの液体
の補給は、元タンクと液体タンクとの高低差を利用して
落差のみによって供給したり、または補給側配管に液体
ポンプを設けることによって圧送する。したがって、補
給側配管には、元タンクや液体タンクの設置状況に応じ
て、補給側制御弁または液体ポンプのうちの少なくとも
一方が設けられる。そして、元タンクから液体タンクへ
の液体の補給の制御は、落差によるものの場合には、補
給側制御弁の開閉によって行い、液体ポンプの圧送によ
って行うものの場合には、補給側制御弁の開閉と液体ポ
ンプの起動停止によって行う。また、元タンクが燃料タ
ンクよりも低い場所(たとえば、地下)にある場合に
は、補給側配管に液体ポンプのみを取り付け、この液体
ポンプの起動停止によって行う場合もある。
【0013】また、供給側配管に供給側制御弁を備える
場合があり、液体使用機器の停止時などに、液体の漏れ
を防ぐために液体タンクから液体使用機器への液体の流
れを遮断する構成となっている。
【0014】以上の補給側制御弁,液体ポンプおよび供
給側制御弁は、液体供給制御器に接続されている。そし
て、この液体供給制御器は、補給側制御弁,液体ポンプ
および供給側制御弁を制御することにより、前述のよう
に、液体タンク内の液位を所定位置、または所定範囲を
維持するほか、以下のような手順でこれらの異常の検出
を行う。まず、補給側制御弁の異常を検出する場合に
は、この補給側制御弁を閉鎖した状態で、液体タンクの
液位の変化を検出する。そして、液体タンクの液位が上
昇したときには、補給側制御弁に異常があり、漏れが生
じていると判断する。この場合は、液体タンクへの液体
の補給が前述したような高低差のみによるものである場
合である。また、補給側配管に補給側制御弁と液体ポン
プとを設けたものでは、補給側制御弁を閉鎖し、液体ポ
ンプを起動して液体タンク内の液位の変化を検出する。
そして、液体タンクの液位が上昇したときには、補給側
制御弁に異常があり、漏れが生じていると判断する。
【0015】また、補給側制御弁と液体ポンプを備えて
いても、元タンクにおける液体の液位が、補給側制御弁
や液体タンクよりも高い位置にある場合には、液体ポン
プを起動しなくても液体は液体タンクに向けて流れよう
とする。そのため、この場合には、補給側制御弁を閉鎖
し、液体ポンプを停止した状態で、液体タンクの液位の
変化を検出することによって、同様に補給側制御弁に異
常を検出することもできる。
【0016】さらに、供給側制御弁が閉鎖状態であるに
もかかわらず、液体タンクの液位が低下した場合、供給
側制御弁の異常、または供給側配管や液体タンクにおけ
る液体漏れと判断する。
【0017】さらに、この液体供給制御器は、補給側配
管における詰まりを検出する。すなわち、この液体供給
システムにおいて、液体ポンプによって元タンクから燃
料を補給する構成の場合は、液体ポンプを起動してから
所定時間経過後に液体タンクの液位が変化しないか、ま
たは低下するときに、補給側配管の詰まりと判断する。
また、この液体供給システムにおいて、元タンクと液体
タンクの高低差のみを利用して燃料を補給する構成の場
合は、補給側制御弁を開としてから所定時間経過後に液
体タンクの液位が変化しないか、または低下するとき
に、補給側配管の詰まりと判断する。すなわち、元タン
クから液体タンクへの液体の供給がなされないことによ
り、配管の詰まりを検出する。ここで、前者の液位が変
化しない場合は、液体使用機器への液体の供給が無い状
態(すなわち、液体使用機器が非稼動時の状態)であ
り、後者の場合は、液体使用機器への液体の供給がある
状態(すなわち、液体使用機器が稼動時の状態)であ
る。
【0018】さらに、この液体供給システムにおいて
は、補給側配管における液体ポンプの能力を判断する.
ここで、液体ポンプの能力は、吐出量(単位時間当た
り)を指す。前述のように、この液体供給システムにお
いては、液体ポンプは、液体タンク内の液位を、たとえ
ば所定範囲を維持するように制御されており、液体タン
ク内の液位が下限液位となると液体ポンプを起動し、上
限液位となると液体ポンプを停止する。そこで、液体ポ
ンプを起動してから所定時間経過しても液体タンクの液
位が所定液位に達しないときには、液体ポンプの能力低
下と判断する。すなわち、液体ポンプの経時変化により
能力が低下し、吐出量が減少すると、液体タンク内の液
位を下限液位から上限液位に上昇させるまでの所要時間
が長くなるためである。
【0019】前述の所定時間は、正常時の液体ポンプに
よって液体タンク内の液位を下限液位から上限液位に上
昇させるまでの時間よりも長く設定する。また、液体使
用機器の稼動中に液体ポンプを起動した場合、液体ポン
プが正常であっても液体タンク内の液位を下限液位から
上限液位に上昇させるまでの所要時間は、液体使用機器
の非稼動中のときよりも長くなる。そこで、前述の所定
時間は、液体使用機器の稼動時において液体タンク内の
液体を下限液位から上限液位に上昇させるまでの所要時
間よりも長く設定することにより、早い時期に能力の低
下を検出することが好ましい。
【0020】以上のようにして、液体タンクあるいは供
給側配管からの液体漏れや、各制御弁の故障による漏
れ、液体ポンプの能力低下、補給側配管の詰まりなどが
発生していると判定したときは、警報を発してその旨を
直ちに管理担当者に知らせる。
【0021】以上のように、この発明によれば、液体漏
れの発生を早目に検出することができ、液体の漏出量を
少なく抑えることができるとともに、液体漏出による事
故の危険性を回避することができる。液体供給システム
が燃料を供給するものである場合は、燃料の漏出量を最
小限に抑え、引火による火災発生の危険性を回避するこ
とができる。
【0022】さらに、この発明によれば、液体ポンプの
能力低下や補給側配管の詰まりなどを検出することがで
き、燃料タンクへの液体の補給不良によって、液体使用
機器が使用できなくなることを未然に防止することがで
きる。
【0023】
【実施例】以下、この発明をボイラの燃料供給システム
に適用した実施例について、図面に基づいて説明する。
図1は、この発明をボイラの燃料供給システムに適用し
た場合の実施例を示す説明図である。
【0024】図1において、燃料供給システム1は、燃
料タンク2を備えており、この燃料タンク2から供給側
配管3を介して液体使用機器としてのボイラ4に燃料を
供給する。また、前記燃料タンク2は、前記ボイラ4に
よる燃料の消費に応じて、補給側配管5を介して大容量
の元タンク6から燃料を補給する。この実施例における
燃料供給システム1では、1台のボイラ4に燃料を供給
するように構成しているが、ボイラ4は1台に限らず、
複数台とすることもできる。
【0025】前記燃料タンク2には、液位検出手段を備
えており、この実施例においては、連続的に液位を検出
する液位検出器7を設けてある。前記液位検出器7は、
たとえば圧力センサであって、前記燃料タンク2内の燃
料の液位を圧力として連続的に検出する。また、前記液
位検出器7としては、ロードセルなどにより前記燃料タ
ンク2の重量を測定し、燃料の重量の変化を検出するも
のを用いることもできる。さらに前記液位検出器7とし
ては、たとえば上限液位Hと下限液位Lの2段階の液位
を検出するフロート式センサを用いることもできる。
【0026】前記供給側配管3には、供給側制御弁8を
設けてあり、前記補給側配管5には、前記元タンク6側
から順に補給側制御弁9と燃料ポンプ10とを設けてあ
る。前記補給側制御弁9は、この適用例においては、2
個の制御弁を直列に接続し、燃料を確実に遮断できるよ
うに構成したものである。
【0027】ここで、前記燃料供給システム1は、前記
元タンク6から前記供給側制御弁8までで構成されるも
のであり、一般に、前記燃料タンク2および前記供給側
制御弁8は、前記ボイラ4とともにボイラ室(図示省
略)に設置される。
【0028】前記燃料供給システム1において、前記液
位検出器7,前記供給側制御弁8,前記補給側制御弁9
および前記燃料ポンプ10は、燃料供給制御器11に接
続してある。この燃料供給制御器11は、前記元タンク
6から前記燃料タンク2への燃料の補給を制御し、前記
燃料タンク2内の燃料の液位を所定範囲に維持する。す
なわち、前記燃料タンク2内の燃料が減り、液位が所定
位置(下限位置H)まで低下すると、前記燃料ポンプ1
0を起動するとともに前記補給側制御弁9を開いて、燃
料の補給を開始し、液位が基準位置(上限位置H)まで
上昇すると、前記燃料ポンプ10を停止させるとともに
前記補給側制御弁9を閉じて、燃料の補給を停止する。
したがって、燃料タンク3は、いわゆるサービスタンク
としての機能を有するものである。
【0029】さらに、前記燃料供給制御器11は、前記
燃料供給システム1における異常の検出を行う。前記燃
料供給制御器11における異常の検出手順について、以
下に説明する。
【0030】まず、燃料供給制御器11は、補給側制御
弁9を閉鎖した状態で、燃料ポンプ10を起動し、液位
検出器7によって燃料タンク2内の液位を検出する。こ
の液位検出器7からの信号により、前記燃料タンク2の
液位が上昇したことが検出されれば、前記補給側制御弁
9に異常が生じ、前記補給側配管5に漏れが生じている
と判断する。また、前記補給側制御弁9を閉鎖し、前記
燃料ポンプ10を停止した状態で、前記燃料タンク2の
液位が上昇したときに前記補給側制御弁9の漏れと判断
する。さらに、供給側制御弁8が閉鎖状態であるにもか
かわらず、前記燃料タンク2の液位が低下したときは、
前記供給側制御弁8や前記供給側配管3、または前記燃
料タンク2における燃料漏れと判断する。
【0031】さらに、燃料供給制御器11は、液位検出
器7によって燃料タンク2内の液位を検出しており、前
記燃料タンク2内の液位の下限液位Lとなれば燃料ポン
プ10を起動する。そして、この燃料ポンプ10を起動
してから所定時間経過後に燃料タンク2の液位が変化し
ないか、または低下したときは、補給側配管5の詰まり
と判断する。すなわち、前記燃料ポンプ10から前記燃
料タンク2への燃料の供給がなされないことにより、前
記補給側配管5の詰まりを検出する。ここで、前者の液
位が変化しない場合は、ボイラ4への燃料の供給が無い
状態(すなわち、前記ボイラ4が非稼動時の状態)であ
り、後者の場合は、前記ボイラ4への燃料の供給がある
状態(すなわち、前記ボイラ4が稼動時の状態)であ
る。
【0032】また、燃料ポンプ10を起動してから所定
時間経過しても燃料タンク2の液位が上限液位Hに達し
ないときには、前記燃料ポンプ10の能力(吐出量)の
低下と判断する。すなわち、前記燃料ポンプ10の経時
変化により能力が低下し、吐出量が減少すると、前記燃
料タンク2内の液位を下限液位Lから上限液位Hとする
までの所要時間が長くなるためである。
【0033】前述の所定時間は、正常時の燃料ポンプ1
0によって燃料タンク2内の液位を下限液位Lから上限
液位Hに上昇させるまでの所要時間よりも長く設定す
る。また、ボイラ4の稼動中に前記燃料ポンプ10を起
動した場合、前記燃料ポンプ10が正常であっても前記
燃料タンク2内の液位を下限液位Lから上限液位Hに上
昇させるまでの所要時間は、前記ボイラ4の非稼動中の
ときよりも長くなる。そこで、前述の所定時間は、前記
ボイラ4の稼動時において前記液体タンク2内の液位を
下限液位Lから上限液位Hに上昇させるまでの所要時間
よりも長く設定することにより、早い時期に能力の低下
を検出することが好ましい。
【0034】以上のようにして、燃料タンク2あるいは
供給側配管3からの燃料漏れや、供給側制御弁8や補給
側制御弁9の故障による漏れ、燃料ポンプ10の能力低
下、補給側配管5の詰まりなどが発生していると判定し
たときは、警報を発してその旨を直ちに管理担当者に知
らせる。
【0035】以上のように、燃料漏れの発生を早目に検
出することができ、燃料の漏出量を最小限に抑えること
ができるとともに、燃料の漏出による事故、たとえば引
火による火災発生の危険性を回避することができる。さ
らに、燃料ポンプ10の能力低下や補給側配管5の詰ま
りなどを早めに検出することができ、燃料タンク2への
燃料の補給不良によって、ボイラ4が使用できなくなる
ことを未然に防止することができる。
【0036】
【発明の効果】この発明は、以上のような構成であるの
で、液体漏れの発生を早目に検出することができ、液体
の漏出量を少なく抑えることができるとともに、液体漏
出による事故の危険性を回避することができる。また、
液体供給システムが燃料を供給するものである場合に
は、燃料の漏出量を最小限に抑え、引火による火災発生
の危険性を回避することができる。
【0037】さらに、この発明によれば、液体ポンプの
能力低下や補給側配管の詰まりを早目に検出することが
でき、液体タンクへの液体の補給不良によって、液体使
用機器が使用できなくなることを未然に防止することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明をボイラの燃料供給システムに適用し
た場合の実施例を示す説明図である。
【符号の説明】
1 燃料供給システム( 液体供給システム) 2 燃料タンク(液体タンク) 3 供給側配管 4 ボイラ(液体使用機器) 5 補給側配管 6 元タンク 7 液位検出器 8 供給側制御弁 9 補給側制御弁 10 燃料ポンプ(液体ポンプ) 11 燃料供給制御器(液体供給制御器)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G01M 3/26 G01M 3/26 S (72)発明者 小笠原 圭一 愛媛県松山市堀江町7番地 三浦工業株式 会社内 (72)発明者 樋口 功 愛媛県松山市堀江町7番地 三浦工業株式 会社内 (72)発明者 野口 康一 愛媛県松山市堀江町7番地 三浦工業株式 会社内 Fターム(参考) 2F014 AC03 BA10 2F030 CB01 CB02 CC01 CC03 CF05 CF07 CF08 CF11 2G067 AA34 AA37 DD04 DD07

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 液体使用機器4に液体を供給する液体タ
    ンク2と、前記液体タンク2に補給側配管5を介して液
    体を補給する元タンク6と、前記補給側配管5に設けた
    補給側制御弁9と、前記補給側制御弁9を閉鎖した状態
    で、前記液体タンク2の液位が上昇したときに前記補給
    側制御弁9の漏れと判断する液体供給制御器11とを備
    えたことを特徴とする液体供給システム。
  2. 【請求項2】 液体使用機器4に供給側配管3を介して
    液体を供給する液体タンク2と、前記供給側配管3に設
    けた供給側制御弁8と、前記供給側制御弁8が閉鎖状態
    であるにもかかわらず前記液体タンク2の液位が低下し
    たときに、液体漏れと判断する液体供給制御器11とを
    備えたことを特徴とする液体供給システム。
  3. 【請求項3】 液体使用機器4に液体を供給する液体タ
    ンク2と、前記液体タンク2に補給側配管5を介して液
    体を補給する元タンク6と、前記補給側配管5に設けた
    液体ポンプ10と、前記液体ポンプ10の起動から所定
    時間経過後、前記液体タンク2の液位が変化しないか、
    または低下したときに、前記補給側配管5の詰まりと判
    断する液体供給制御器11とを備えたことを特徴とする
    液体供給システム。
  4. 【請求項4】 液体使用機器4に液体を供給する液体タ
    ンク2と、前記液体タンク2に補給側配管5を介して液
    体を補給する元タンク6と、前記補給側配管5に設けた
    液体ポンプ10と、前記液体ポンプ10の起動から所定
    時間経過後、前記液体タンク2の液位が所定液位に達し
    ないときに、前記液体ポンプ10の能力低下と判断する
    液体供給制御器11とを備えたことを特徴とする液体供
    給システム。
  5. 【請求項5】 前記液体供給システム1が、ボイラ4へ
    の燃料を供給する燃料供給システムであることを特徴と
    する請求項1乃至請求項4の何れかに記載の液体供給シ
    ステム。
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