JP2000055105A - 車高調整機能付きダンパ - Google Patents
車高調整機能付きダンパInfo
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- JP2000055105A JP2000055105A JP10219296A JP21929698A JP2000055105A JP 2000055105 A JP2000055105 A JP 2000055105A JP 10219296 A JP10219296 A JP 10219296A JP 21929698 A JP21929698 A JP 21929698A JP 2000055105 A JP2000055105 A JP 2000055105A
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- pressure chamber
- pressure medium
- rod
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-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60G—VEHICLE SUSPENSION ARRANGEMENTS
- B60G17/00—Resilient suspensions having means for adjusting the spring or vibration-damper characteristics, for regulating the distance between a supporting surface and a sprung part of vehicle or for locking suspension during use to meet varying vehicular or surface conditions, e.g. due to speed or load
- B60G17/002—Resilient suspensions having means for adjusting the spring or vibration-damper characteristics, for regulating the distance between a supporting surface and a sprung part of vehicle or for locking suspension during use to meet varying vehicular or surface conditions, e.g. due to speed or load by temperature regulation of the suspension unit, e.g. heat operated systems
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Vehicle Body Suspensions (AREA)
- Fluid-Damping Devices (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 倒立式ダンパのダンパ本体１の外側に、ダン
パロッド２に連結される筒状のケース１２を上下動自在
に設け、ダンパ本体１とケース１２との間に気液変化す
る低沸点の圧力媒体を封入した圧力室１３を形成し、圧
力室１３内に配置したヒータで圧力媒体を加熱気化させ
て、圧力媒体の蒸気圧により車高を上げるようにした車
高調整機能付きダンパにおいて、圧力媒体の液面レベル
がかなり低くなった状態でダンパの傾き角度が変化して
も、ヒータが圧力媒体の液面上に露出しないようにし、
圧力媒体の封入量を可及的に減少できるようにする。 【解決手段】 圧力室１３の底面上に樹脂製のスペーサ
２１を設け、スペーサ２１に液相の圧力媒体の溜り部と
なる凹溝２１ａを形成し、この凹溝２１ａに、棒状に形
成したヒータ１６を水平姿勢で収納する。
パロッド２に連結される筒状のケース１２を上下動自在
に設け、ダンパ本体１とケース１２との間に気液変化す
る低沸点の圧力媒体を封入した圧力室１３を形成し、圧
力室１３内に配置したヒータで圧力媒体を加熱気化させ
て、圧力媒体の蒸気圧により車高を上げるようにした車
高調整機能付きダンパにおいて、圧力媒体の液面レベル
がかなり低くなった状態でダンパの傾き角度が変化して
も、ヒータが圧力媒体の液面上に露出しないようにし、
圧力媒体の封入量を可及的に減少できるようにする。 【解決手段】 圧力室１３の底面上に樹脂製のスペーサ
２１を設け、スペーサ２１に液相の圧力媒体の溜り部と
なる凹溝２１ａを形成し、この凹溝２１ａに、棒状に形
成したヒータ１６を水平姿勢で収納する。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車等の車両の
サスペンションに組込まれる車高調整機能付きダンパに
関する。
サスペンションに組込まれる車高調整機能付きダンパに
関する。
【０００２】
【従来の技術】本願出願人は、先に、この種のダンパと
して、特願平１０−１１５５５０号により、ダンパ本体
と、ダンパ本体内に下方から上下動自在に挿入されるダ
ンパロッドとを備える倒立式ダンパのダンパ本体の外側
に、ダンパロッドに連結される筒状のケースを上下動自
在に設けて、ダンパ本体とケースとの間に気液変化する
圧力媒体を封入した圧力室を形成し、圧力室内に電気ヒ
ータを設けて、電気ヒータにより圧力媒体を加熱気化さ
せ、圧力室内の蒸気圧を上昇させて、ダンパ本体に対し
ダンパロッドを蒸気圧で押し下げ、車高を上げるように
したものを提案した。そして、このものでは、電気ヒー
タを筒状に形成して、この筒状ヒータを圧力室内にダン
パロッドを囲うように収納している。
して、特願平１０−１１５５５０号により、ダンパ本体
と、ダンパ本体内に下方から上下動自在に挿入されるダ
ンパロッドとを備える倒立式ダンパのダンパ本体の外側
に、ダンパロッドに連結される筒状のケースを上下動自
在に設けて、ダンパ本体とケースとの間に気液変化する
圧力媒体を封入した圧力室を形成し、圧力室内に電気ヒ
ータを設けて、電気ヒータにより圧力媒体を加熱気化さ
せ、圧力室内の蒸気圧を上昇させて、ダンパ本体に対し
ダンパロッドを蒸気圧で押し下げ、車高を上げるように
したものを提案した。そして、このものでは、電気ヒー
タを筒状に形成して、この筒状ヒータを圧力室内にダン
パロッドを囲うように収納している。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】ところで、倒立式ダン
パは、ダンパ本体の上端において車体に連結され、ダン
パロッドの下端においてサスペンションアームに連結さ
れるものであり、サスペンションアームの揺動に伴いダ
ンパの傾き角度が変化する。上記先願のような筒状ヒー
タを用いる場合、ダンパの傾き角度の変化で筒状ヒータ
の一部が圧力媒体の液面上に露出して、加熱効率が悪く
なることがある。ダンパの傾き角度が変化しても筒状ヒ
ータが圧力媒体の液面上に露出しないようにするには、
圧力媒体の封入量を多くせざるを得ず、製品コストが高
くなると共に、ダンパ廃棄時の圧力媒体の回収コストも
高くなる。
パは、ダンパ本体の上端において車体に連結され、ダン
パロッドの下端においてサスペンションアームに連結さ
れるものであり、サスペンションアームの揺動に伴いダ
ンパの傾き角度が変化する。上記先願のような筒状ヒー
タを用いる場合、ダンパの傾き角度の変化で筒状ヒータ
の一部が圧力媒体の液面上に露出して、加熱効率が悪く
なることがある。ダンパの傾き角度が変化しても筒状ヒ
ータが圧力媒体の液面上に露出しないようにするには、
圧力媒体の封入量を多くせざるを得ず、製品コストが高
くなると共に、ダンパ廃棄時の圧力媒体の回収コストも
高くなる。
【０００４】本発明は、以上の点に鑑み、圧力媒体の封
入量を可及的に減少し得るようにした上記先願のダンパ
の改良ダンパを提供することを課題としている。
入量を可及的に減少し得るようにした上記先願のダンパ
の改良ダンパを提供することを課題としている。
【０００５】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決すべく、
本発明は、ダンパ本体と、ダンパ本体内に下方から上下
動自在に挿入されるダンパロッドとを備える倒立式ダン
パであって、ダンパ本体の外側に、ダンパロッドに連結
される筒状のケースを上下動自在に設けて、ダンパ本体
とケースとの間に気液変化する圧力媒体を封入した圧力
室を形成し、圧力室内に、圧力媒体を加熱気化する電気
ヒータを設けるものにおいて、電気ヒータを棒状に形成
し、この棒状ヒータを圧力室の底部に水平姿勢で配置す
ると共に、圧力室の底面上に、棒状ヒータを収める凹溝
を形成したスペーサを設けている。
本発明は、ダンパ本体と、ダンパ本体内に下方から上下
動自在に挿入されるダンパロッドとを備える倒立式ダン
パであって、ダンパ本体の外側に、ダンパロッドに連結
される筒状のケースを上下動自在に設けて、ダンパ本体
とケースとの間に気液変化する圧力媒体を封入した圧力
室を形成し、圧力室内に、圧力媒体を加熱気化する電気
ヒータを設けるものにおいて、電気ヒータを棒状に形成
し、この棒状ヒータを圧力室の底部に水平姿勢で配置す
ると共に、圧力室の底面上に、棒状ヒータを収める凹溝
を形成したスペーサを設けている。
【０００６】スペーサの凹溝は液相の圧力媒体の溜り部
となり、この凹溝に棒状ヒータが水平姿勢で収納される
ため、圧力媒体の液面レベルがかなり低くなった状態で
ダンパの傾き角度が変化しても、棒状ヒータは圧力媒体
の液面上に露出しない。かくて、圧力媒体の封入量を少
なくすることができる。
となり、この凹溝に棒状ヒータが水平姿勢で収納される
ため、圧力媒体の液面レベルがかなり低くなった状態で
ダンパの傾き角度が変化しても、棒状ヒータは圧力媒体
の液面上に露出しない。かくて、圧力媒体の封入量を少
なくすることができる。
【０００７】また、スペーサを樹脂製とすれば、断熱性
が確保されて、棒状ヒータの熱が外部に放散されにくく
なり、圧力媒体の加熱効率が向上する。
が確保されて、棒状ヒータの熱が外部に放散されにくく
なり、圧力媒体の加熱効率が向上する。
【０００８】
【発明の実施の形態】図１を参照して、１は筒状のダン
パ本体であり、ダンパ本体１内に下方からダンパロッド
２を上下動自在に挿入している。ダンパロッド２の上端
にはオリフィス孔３ａを有するダンパピストン３が取付
けられており、ダンパ本体１内に、ダンパピストン３を
挿入する油室４と、油室４に対しフリーピストン５で仕
切られた上部のガス室６とを形成し、全体として倒立式
油圧ダンパを構成している。そして、ダンパ本体１をそ
の上端に取付けたブラケット７を介して車体に連結する
と共に、ダンパピストン３をその下端に取付けたブッシ
ュ８を介してサスペンションアーム９に連結し、サスペ
ンションアーム９の上下方向の振動に対する減衰力を得
られるようにしている。更に、ブラケット７の下側にバ
ンプストップラバー１０1を設けると共に、ダンパピス
トン３の下側にリバウンドストップラバー１０2を設け
て、ダンパのバンプ動作（縮み動作）とリバウンド動作
（伸び動作）とに対するストッパ機能を得られるように
している。図中ＳＦは、サスペンションアーム９の基端
を枢着するサブフレームである。
パ本体であり、ダンパ本体１内に下方からダンパロッド
２を上下動自在に挿入している。ダンパロッド２の上端
にはオリフィス孔３ａを有するダンパピストン３が取付
けられており、ダンパ本体１内に、ダンパピストン３を
挿入する油室４と、油室４に対しフリーピストン５で仕
切られた上部のガス室６とを形成し、全体として倒立式
油圧ダンパを構成している。そして、ダンパ本体１をそ
の上端に取付けたブラケット７を介して車体に連結する
と共に、ダンパピストン３をその下端に取付けたブッシ
ュ８を介してサスペンションアーム９に連結し、サスペ
ンションアーム９の上下方向の振動に対する減衰力を得
られるようにしている。更に、ブラケット７の下側にバ
ンプストップラバー１０1を設けると共に、ダンパピス
トン３の下側にリバウンドストップラバー１０2を設け
て、ダンパのバンプ動作（縮み動作）とリバウンド動作
（伸び動作）とに対するストッパ機能を得られるように
している。図中ＳＦは、サスペンションアーム９の基端
を枢着するサブフレームである。
【０００９】また、ダンパには、気液変化するＲ１３４
ａ，Ｒ１５２ａ等の低沸点の圧力媒体を封入した車高調
整部１１が設けられている。車高調整部１１は、ダンパ
本体１の外側に上下動自在に設けた筒状のケース１２を
その下端部においてダンパロッド２に気密に連結して構
成されている。ケース１２は、ダンパ本体１の外周に上
下１対のガイドリング１２ａ，１２ａを介して摺接して
おり、更に、ケース１２の上端にダンパ本体１とケース
１２との間の隙間をシールするシール部材１２ｂを取付
けて、ダンパ本体１とケース１２との間に密閉された圧
力室１３を画成し、この圧力室１３に潤滑用のオイルを
混入した圧力媒体を封入している。また、ケース１２の
中間部外周にばね受け１４を取付けて、ばね受け１４と
ブラケット７との間にサスペンションスプリング１５を
介設している。
ａ，Ｒ１５２ａ等の低沸点の圧力媒体を封入した車高調
整部１１が設けられている。車高調整部１１は、ダンパ
本体１の外側に上下動自在に設けた筒状のケース１２を
その下端部においてダンパロッド２に気密に連結して構
成されている。ケース１２は、ダンパ本体１の外周に上
下１対のガイドリング１２ａ，１２ａを介して摺接して
おり、更に、ケース１２の上端にダンパ本体１とケース
１２との間の隙間をシールするシール部材１２ｂを取付
けて、ダンパ本体１とケース１２との間に密閉された圧
力室１３を画成し、この圧力室１３に潤滑用のオイルを
混入した圧力媒体を封入している。また、ケース１２の
中間部外周にばね受け１４を取付けて、ばね受け１４と
ブラケット７との間にサスペンションスプリング１５を
介設している。
【００１０】圧力室１３の底部には、図２に示す如く、
ダンパロッド２に対し車幅方向内側に位置する電気ヒー
タ１６と、ダンパロッド２に対し車幅方向外側に位置す
る熱電対から成る温度センサ１７とが設けられている。
電気ヒータ１６に通電すると、圧力室１３内の液相の圧
力媒体ａが加熱気化されて、圧力室１３内の蒸気圧が上
昇し、ダンパ本体１に対しダンパロッド２が蒸気圧によ
り押し下げられて、ダンパが伸び側に動作し、車高が上
がる。ここで、圧力室１３内の圧力媒体の蒸気圧と圧力
媒体の温度との間には一定の相関関係が成立し、圧力媒
体の温度は、圧力媒体の蒸気圧に応じて変化する車高を
表わすパラメータとなる。そこで、電気ヒータ１６への
通電を制御する車載コンピュータから成るコントローラ
１８に、温度センサ１７からの信号と車高設定器１９か
らの信号とを入力し、車高設定器１９で設定された車高
に相当する圧力媒体の温度と温度センサ１７による検出
温度とを比較し、両者の偏差が零になるように電気ヒー
タ１６の通電をフィードバック制御している。尚、図２
で２０は、ケース１２に設けた覗き窓である。
ダンパロッド２に対し車幅方向内側に位置する電気ヒー
タ１６と、ダンパロッド２に対し車幅方向外側に位置す
る熱電対から成る温度センサ１７とが設けられている。
電気ヒータ１６に通電すると、圧力室１３内の液相の圧
力媒体ａが加熱気化されて、圧力室１３内の蒸気圧が上
昇し、ダンパ本体１に対しダンパロッド２が蒸気圧によ
り押し下げられて、ダンパが伸び側に動作し、車高が上
がる。ここで、圧力室１３内の圧力媒体の蒸気圧と圧力
媒体の温度との間には一定の相関関係が成立し、圧力媒
体の温度は、圧力媒体の蒸気圧に応じて変化する車高を
表わすパラメータとなる。そこで、電気ヒータ１６への
通電を制御する車載コンピュータから成るコントローラ
１８に、温度センサ１７からの信号と車高設定器１９か
らの信号とを入力し、車高設定器１９で設定された車高
に相当する圧力媒体の温度と温度センサ１７による検出
温度とを比較し、両者の偏差が零になるように電気ヒー
タ１６の通電をフィードバック制御している。尚、図２
で２０は、ケース１２に設けた覗き窓である。
【００１１】電気ヒータ１６は、ディーゼルエンジンの
グロープラグとして使用されている公知のプラグ式ヒー
タから成る棒状ヒータで構成されており、該ヒータ１６
をケース１２に設けた口金部１２ｃを通して圧力室１３
内に水平に挿入して、棒状ヒータ１６の尾端部を口金部
１２ｃに螺着している。これによれば、電気ヒータ１６
の着脱作業が容易になって、メンテナンス性が向上する
と共に、棒状ヒータ１６が圧力室１３の底部に水平姿勢
で配置されることから、棒状ヒータ１６とダンパ本体１
との間の上下方向の間隔を広く確保でき、サスペンショ
ンストロークに対する影響が少なくなる。尚、温度セン
サ１７もケース１２に設けた口金部１２ｄを通して圧力
室１３内に水平に挿入され、口金部１２ｄに尾端部にお
いて螺着されている。
グロープラグとして使用されている公知のプラグ式ヒー
タから成る棒状ヒータで構成されており、該ヒータ１６
をケース１２に設けた口金部１２ｃを通して圧力室１３
内に水平に挿入して、棒状ヒータ１６の尾端部を口金部
１２ｃに螺着している。これによれば、電気ヒータ１６
の着脱作業が容易になって、メンテナンス性が向上する
と共に、棒状ヒータ１６が圧力室１３の底部に水平姿勢
で配置されることから、棒状ヒータ１６とダンパ本体１
との間の上下方向の間隔を広く確保でき、サスペンショ
ンストロークに対する影響が少なくなる。尚、温度セン
サ１７もケース１２に設けた口金部１２ｄを通して圧力
室１３内に水平に挿入され、口金部１２ｄに尾端部にお
いて螺着されている。
【００１２】また、圧力室１３の底面たるケース１２の
下端の端壁には、端壁上の突起１２ｅにより回り止めさ
れる樹脂製のスペーサ２１が設けられており、スペーサ
２１に凹溝２１ａを形成して、凹溝２１ａに棒状ヒータ
１６が収まるようにしている。これによれば、凹溝２１
ａが液相の圧力媒体ａの溜り部となり、圧力媒体の液面
レベルがかなり低下した状態で、ダンパの車幅方向内側
への傾き角度がダンパの伸び動作で減少しても、棒状ヒ
ータ１６は液面上に露出せず、結局、圧力媒体が少量で
済む。また、スペーサ２１を樹脂製として断熱性を確保
することにより、棒状ヒータ１６の熱が外部に放散され
ることを防止して、加熱効率を向上させることができ
る。
下端の端壁には、端壁上の突起１２ｅにより回り止めさ
れる樹脂製のスペーサ２１が設けられており、スペーサ
２１に凹溝２１ａを形成して、凹溝２１ａに棒状ヒータ
１６が収まるようにしている。これによれば、凹溝２１
ａが液相の圧力媒体ａの溜り部となり、圧力媒体の液面
レベルがかなり低下した状態で、ダンパの車幅方向内側
への傾き角度がダンパの伸び動作で減少しても、棒状ヒ
ータ１６は液面上に露出せず、結局、圧力媒体が少量で
済む。また、スペーサ２１を樹脂製として断熱性を確保
することにより、棒状ヒータ１６の熱が外部に放散され
ることを防止して、加熱効率を向上させることができ
る。
【００１３】スペーサ２１には、図３、図４に示す如
く、上記ヒータ用の凹溝２１ａに加えて、温度センサ１
７を収めるセンサ用の凹溝２１ｂと、両凹溝２１ａ，２
１ｂを連通する連通溝２１ｃと、ヒータ用の凹溝２１ａ
に凝縮した圧力媒体を導く傾斜したガイド溝２１ｄとが
形成されている。尚、ダンパの縮み動作は、ダンパ本体
１がスペーサ２１に当接する前にバンプストップラバー
１０1で規制される。
く、上記ヒータ用の凹溝２１ａに加えて、温度センサ１
７を収めるセンサ用の凹溝２１ｂと、両凹溝２１ａ，２
１ｂを連通する連通溝２１ｃと、ヒータ用の凹溝２１ａ
に凝縮した圧力媒体を導く傾斜したガイド溝２１ｄとが
形成されている。尚、ダンパの縮み動作は、ダンパ本体
１がスペーサ２１に当接する前にバンプストップラバー
１０1で規制される。
【００１４】ところで、外気温が高くなると、圧力室１
３内の圧力媒体の蒸気圧が高くなり、車高が高くなって
しまう。そこで、本実施形態では、車高調整部１１にジ
ャケット部２２を形成すると共に、サブフレームＳＦに
水等の冷却液を貯えるリザーブタンク２３とポンプ２４
とを設け、棒状ヒータ１６への通電停止時に温度センサ
１７の検出温度が車高設定器１９で設定された車高に相
当する圧力媒体の温度を上回ったとき、コントローラ１
８によりポンプ２４を作動させ、ジャケット部２２とリ
ザーブタンク２３との間に冷却液を循環させ、圧力媒体
を冷却して蒸気圧を下げるようにしている。
３内の圧力媒体の蒸気圧が高くなり、車高が高くなって
しまう。そこで、本実施形態では、車高調整部１１にジ
ャケット部２２を形成すると共に、サブフレームＳＦに
水等の冷却液を貯えるリザーブタンク２３とポンプ２４
とを設け、棒状ヒータ１６への通電停止時に温度センサ
１７の検出温度が車高設定器１９で設定された車高に相
当する圧力媒体の温度を上回ったとき、コントローラ１
８によりポンプ２４を作動させ、ジャケット部２２とリ
ザーブタンク２３との間に冷却液を循環させ、圧力媒体
を冷却して蒸気圧を下げるようにしている。
【００１５】ジャケット部２２は、ケース１２に内嵌さ
せた樹脂製スリーブ２２ａの内周面の環状凹部を、樹脂
製スリーブ２２ａに内嵌させた、熱伝導性及び耐食性に
優れたアルミ等の金属製スリーブ２２ｂで液密に覆うこ
とにより構成され、ジャケット部２２に流れる冷却液と
圧力媒体との間での金属製スリーブ２２ｂを介しての熱
交換により圧力媒体を冷却するようにしている。
せた樹脂製スリーブ２２ａの内周面の環状凹部を、樹脂
製スリーブ２２ａに内嵌させた、熱伝導性及び耐食性に
優れたアルミ等の金属製スリーブ２２ｂで液密に覆うこ
とにより構成され、ジャケット部２２に流れる冷却液と
圧力媒体との間での金属製スリーブ２２ｂを介しての熱
交換により圧力媒体を冷却するようにしている。
【００１６】ケース１２の外面には、ジャケット部２２
に連通する流入側と流出側の接続口２２ｃ，２２ｃが設
けられており、両接続口２２ｃ，２２ｃに可撓性ホース
２５ａ，２５ａを介して接続される金属製の配管部材２
５，２５を、ダンパを連結するサスペンションアーム９
にロー付け等で結合し、この配管部材２５，２５にリザ
ーブタンク２３とポンプ２４とを可撓性ホース２５ｂ，
２５ｂを介して接続している。これによれば、サスペン
ションアーム９が配管部材２５に熱的に接続された放熱
フィンとして機能し、ジャケット部２２で温められた冷
却液がサスペンションアーム９に当たる走行風による空
冷作用で効果的に冷却される。かくて、冷却液を冷却す
る特別の冷却用熱交換器を設けなくても、ジャケット部
２２における圧力媒体の冷却効率を良好に維持できる。
に連通する流入側と流出側の接続口２２ｃ，２２ｃが設
けられており、両接続口２２ｃ，２２ｃに可撓性ホース
２５ａ，２５ａを介して接続される金属製の配管部材２
５，２５を、ダンパを連結するサスペンションアーム９
にロー付け等で結合し、この配管部材２５，２５にリザ
ーブタンク２３とポンプ２４とを可撓性ホース２５ｂ，
２５ｂを介して接続している。これによれば、サスペン
ションアーム９が配管部材２５に熱的に接続された放熱
フィンとして機能し、ジャケット部２２で温められた冷
却液がサスペンションアーム９に当たる走行風による空
冷作用で効果的に冷却される。かくて、冷却液を冷却す
る特別の冷却用熱交換器を設けなくても、ジャケット部
２２における圧力媒体の冷却効率を良好に維持できる。
【００１７】以上、油圧ダンパに本発明を適用した実施
形態について説明したが、油圧ダンパ以外の摩擦ダンパ
といった他のダンパにも同様に本発明を適用できる。
形態について説明したが、油圧ダンパ以外の摩擦ダンパ
といった他のダンパにも同様に本発明を適用できる。
【００１８】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、圧力媒体の液面レベルがかなり低くても、ダ
ンパの傾き角度の変化でヒータが圧力媒体の液面上に露
出するようなことはなく、圧力媒体の封入量を可及的に
減少できる。
によれば、圧力媒体の液面レベルがかなり低くても、ダ
ンパの傾き角度の変化でヒータが圧力媒体の液面上に露
出するようなことはなく、圧力媒体の封入量を可及的に
減少できる。
【図１】 本発明ダンパの一例の半部截断側面図
【図２】 図１のII-II線拡大截断平面図
【図３】 図２のIII-III線截断面図
【図４】 図２のIV-IV線截断面図
１ ダンパ本体 ２ ダンパロッド １２ ケース １３ 圧力室 １６ 棒状ヒータ ２１ スペーサ ２１ａ 凹溝
Claims (2)
- 【請求項１】 ダンパ本体と、ダンパ本体内に下方から
上下動自在に挿入されるダンパロッドとを備える倒立式
ダンパであって、 ダンパ本体の外側に、ダンパロッドに連結される筒状の
ケースを上下動自在に設けて、ダンパ本体とケースとの
間に気液変化する圧力媒体を封入した圧力室を形成し、
圧力室内に、圧力媒体を加熱気化する電気ヒータを設け
るものにおいて、 電気ヒータを棒状に形成し、この棒状ヒータを圧力室の
底部に水平姿勢で配置すると共に、 圧力室の底面上に、棒状ヒータを収める凹溝を形成した
スペーサを設ける、 ことを特徴とする車高調整機能付きダンパ。 - 【請求項２】 スペーサを樹脂製とすることを特徴とす
る請求項１に記載の車高調整機能付きダンパ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10219296A JP2000055105A (ja) | 1998-08-03 | 1998-08-03 | 車高調整機能付きダンパ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10219296A JP2000055105A (ja) | 1998-08-03 | 1998-08-03 | 車高調整機能付きダンパ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000055105A true JP2000055105A (ja) | 2000-02-22 |
Family
ID=16733283
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10219296A Withdrawn JP2000055105A (ja) | 1998-08-03 | 1998-08-03 | 車高調整機能付きダンパ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2000055105A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP1020307A1 (en) * | 1998-08-03 | 2000-07-19 | Honda Giken Kogyo Kabushiki Kaisha | Damper with vehicle height adjusting function |
| US11999210B2 (en) | 2019-10-25 | 2024-06-04 | Iljin Motion & Control Gmbh | Electromechanical vehicle height adjustment unit and vehicle height adjustment method |
-
1998
- 1998-08-03 JP JP10219296A patent/JP2000055105A/ja not_active Withdrawn
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP1020307A1 (en) * | 1998-08-03 | 2000-07-19 | Honda Giken Kogyo Kabushiki Kaisha | Damper with vehicle height adjusting function |
| EP1020307A4 (en) * | 1998-08-03 | 2005-01-12 | Honda Motor Co Ltd | DAMPER HAVING A VEHICLE HEIGHT ADJUSTING CHARACTERISTIC |
| US11999210B2 (en) | 2019-10-25 | 2024-06-04 | Iljin Motion & Control Gmbh | Electromechanical vehicle height adjustment unit and vehicle height adjustment method |
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