JP2000054925A - 内燃機関に燃料を供給するための燃料搬送機構 - Google Patents

内燃機関に燃料を供給するための燃料搬送機構

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JP2000054925A
JP2000054925A JP20655899A JP20655899A JP2000054925A JP 2000054925 A JP2000054925 A JP 2000054925A JP 20655899 A JP20655899 A JP 20655899A JP 20655899 A JP20655899 A JP 20655899A JP 2000054925 A JP2000054925 A JP 2000054925A
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pressure
valve
delay
delay valve
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JP20655899A
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Kurt Frank
フランク クルト
Willi Strohl
シュトロール ヴィリー
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Robert Bosch GmbH
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Robert Bosch GmbH
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    • F02MSUPPLYING COMBUSTION ENGINES IN GENERAL WITH COMBUSTIBLE MIXTURES OR CONSTITUENTS THEREOF
    • F02M37/00Apparatus or systems for feeding liquid fuel from storage containers to carburettors or fuel-injection apparatus; Arrangements for purifying liquid fuel specially adapted for, or arranged on, internal-combustion engines
    • F02M37/04Feeding by means of driven pumps
    • F02M37/08Feeding by means of driven pumps electrically driven
    • F02M37/10Feeding by means of driven pumps electrically driven submerged in fuel, e.g. in reservoir
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10TTECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
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    • Y10T137/7722Line condition change responsive valves
    • Y10T137/7837Direct response valves [i.e., check valve type]
    • Y10T137/7898Pivoted valves

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 燃料タンクから燃料搬送ユニットによって内
燃機関に燃料を供給するための燃料搬送機構を改善し
て、燃料送り導管内の運転圧の一度設定された目標値
を、最初に内燃機関のスタート段階若しくは始動段階の
ために変化させる必要がないようにする。 【解決手段】 運転圧と最大圧との間の最初の圧力で燃
料送り導管を負荷するために、圧力調整弁の上流側に遅
延弁が接続されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、内燃機関に燃料タ
ンクから燃料を供給するための燃料搬送機構であって、
調節可能な最大圧を生ぜしめる圧力制限弁を備えた燃料
搬送ユニット、燃料送り導管、燃料送り導管内の所定の
運転圧の維持のための、該運転圧に調節可能な圧力調整
弁及び、内燃機関から燃料タンクへの燃料戻し導管が設
けられている形式のものに関する。
【0002】
【従来の技術】前記形式の燃料搬送機構は、ドイツ連邦
共和国特許公開第4242242号明細書により公知で
ある。該燃料搬送機構の燃料搬送ユニットは燃料タンク
内に配置されていて、一般には圧力制限弁を備えてお
り、圧力制限弁の最大圧が調節可能である。燃料搬送ユ
ニット内のポンプが燃料タンクから燃料を燃料送り導管
内に吐出するようになっており、この場合、通常は燃料
送り導管の運転圧が最大圧よりも小さくなっており、最
大圧が圧力制限弁によって制御される。最大圧が越えら
れると、圧力制限弁(該弁は通常は燃料搬送ユニットの
ケーシングの上側の領域に配置されている)が余剰の燃
料を燃料タンクに戻すようになっている。燃料送り導管
内の運転圧は、調節可能な圧力調整弁(該弁は設定され
た運転圧の維持のために余剰の燃料を燃料戻し導管内に
放出し、従って内燃機関には通常は運転圧のみが作用し
ている)によって制御される。
【0003】前記公知の燃料搬送機構においては欠点と
して、運転圧を越えて燃料搬送圧を上昇させることが、
燃料送り導管内の燃料のための圧力調整弁を調節するこ
となしには不可能である。従って、特に内燃機関内の冷
間始動段階(Kaltstartphase)、若しくは暖機始動段階(W
armstartphase)で必要であるように、燃料送り導管内の
運転圧の短時間の上昇が、圧力調整弁の設定された運転
圧のための目標値(Sollwert)の調節によって、若しくは
電気的に駆動可能な補助ポンプによってしか可能でな
い。従って、各始動段階の運転圧の調節に際しては、設
定された運転圧がずらされることになり、これによって
公知の燃料搬送機構においては欠点として、燃料送り導
管内の運転圧が各始動過程の後に正確に再現され得な
い。始動段階の後に遮断される電気的に駆動可能な補助
ポンプを用いる場合には、欠点として、補助ポンプのた
めのコストが高く、煩雑で、修理及び維持費が高い。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、燃料
タンクから燃料搬送ユニットによって内燃機関に燃料を
供給するための燃料搬送機構を改善して、燃料送り導管
内の運転圧の一度設定された目標値を、最初に内燃機関
のスタート段階若しくは始動段階のために変化させる必
要がないようにすることである。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に本発明の構成では、運転圧に比べて高い、有利には最
大圧に相応する最初の圧力(anfaenglicher Druck)で燃
料送り導管を負荷するための遅延弁が、圧力調整弁の上
流側に接続されている。
【0006】
【発明の効果】本発明に基づく燃料搬送機構は、燃料搬
送ユニットを用いて燃料タンクから燃料を内燃機関へ供
給するために使用される。内燃機関のスタート段階若し
くは始動段階にとって、最初に上昇された圧力が、通常
は存在する圧力調整弁の上流側に遅延弁を設けて、該遅
延弁を用いてまず、燃料送り導管と圧力調整弁との間の
直接的な接続を阻止することによって得られる。これに
よって燃料送り導管内に、上昇された搬送圧が形成され
て、該搬送圧は燃料搬送ユニットに設けられた圧力制限
弁の設定された最大圧に達して、内燃機関のスタート段
階で噴射過程のために必要な圧力を内燃機関に供給す
る。
【0007】さらに本発明に基づき圧力調整弁を短時的
に非作用状態にすることによる圧力増大によって利点と
して、燃料直接噴射の場合に、内燃機関がスタート時に
直接に燃料搬送ユニットから燃料の供給を受け、その結
果、付加的な第2のポンプが不要である。従って、燃料
直接噴射のための燃料搬送機構の系圧をスタート時に短
時的に増大させて、次いで圧力調整弁の非作用状態を解
除するという簡単でかつ経済的に有利な可能性が得られ
る。
【0008】請求項2以下に、燃料搬送機構の有利な構
成が記載してある。本発明の有利な1つの構成では、遅
延弁が、入口、遅延のための運転圧出口及び、絞られた
出口を備えている。遅延弁の入口が燃料送り導管の分岐
導管に接続されている。従来の構造では直接に分岐導管
に接続されていた運転圧力調整器が、本発明に基づき時
間的に遅れて接続され、即ち、燃料搬送ユニットの運転
開始の際に、燃料搬送ユニットのポンプが回転を開始し
て、まず、圧力制限弁によって規定された最大圧が形成
されて、遅延弁の入口に作用する。該最大圧は、圧力制
限弁の適切な設計、若しくは圧力制限弁の調節によって
燃料搬送ユニットのポンプ出力の限界内で、燃料直接噴
射のスタート要求(Starterfordernis)に適合させられ
る。前記最初の最大圧は、遅延弁の絞られた出口を介し
て時間的に遅れて降下し、次いで遅延弁が運転圧出口を
開放する。この時点から、燃料送り導管の分岐導管を介
して圧力調整弁によって運転圧が調節される。このため
に、有利には遅延弁の遅延のための運転圧出口が圧力調
整弁の入口に接続されており、その結果、遅延時間の後
に圧力調整弁が燃料送り導管に接続される。
【0009】燃料送り導管内の最大圧の遅延した降下
が、遅延弁の絞られた出口を介して達成され、該出口が
有利には燃料タンクに接続されており、従って余剰の燃
料が燃料タンク内へ戻される。絞られた出口内の絞り孔
の適切な設計によって、遅延時間がスタート要求に適合
され得る。
【0010】本発明の有利な別の構成では、遅延弁がケ
ーシング内に、予負荷された少なくとも1つの旋回エレ
メントを有しており、旋回エレメントは、燃料送り導管
内の燃料が無圧である間、第1の段階で静止位置を占め
て、、第2の段階で、圧力調整弁に設定された運転圧よ
りも高くかつ圧力制限弁の最大圧よりも低いか若しくは
該最大圧力と同じ圧力を燃料搬送ユニットによって燃料
送り導管に作用させると直ちに、旋回運動して遅延作用
を生ぜしめ、最終的に第3の段階で運転位置を占めるよ
うになっており、運転位置で遅延弁の入口が遅延弁を通
して直接に圧力調整弁の運転圧入口に短絡されるように
なっている。
【0011】旋回エレメントのための予負荷を形成及び
調節するために、遅延弁が予負荷装置を備えており、予
負荷装置がケーシングの外部に取り付けられていて、旋
回軸に作用している。このような予負荷装置は、有利に
はばねエレメントを有しており、ばねエレメントが異な
る予負荷の形成、ひいては遅延時間の調節のために、調
節可能に旋回エレメントの軸に結合されている。これに
よって利点として、遅延弁の絞られた出口内に設けられ
た絞り孔によってのみ遅延時間を規定するのではなく、
遅延時間を付加的に予負荷装置の調節によって微調節す
ることができる。
【0012】前記構成においてはさらなる利点として、
遅延弁の運転及び切換えのための電気的な補助駆動装置
を必要とせず、燃料送り導管内の、適切な設計によって
設定可能若しくは調節エレメントによって調節可能な最
大圧のみが、遅延弁の切換えを行う。
【0013】本発明の有利な別の構成では、遅延弁がケ
ーシング内に、予負荷された少なくとも1つの移動エレ
メント若しくは行程エレメントを有しており、移動エレ
メント若しくは行程エレメントは、燃料送り導管内の燃
料が無圧である間、第1の段階で静止位置を占めて、第
2の段階で、移動運動若しくは行程運動可能である。
【0014】圧力調整弁に設定された運転圧よりも高く
かつ圧力制限弁の最大圧よりも低いか若しくは該最大圧
力と同じ圧力を燃料搬送ユニットによって燃料送り導管
に作用させると直ちに、移動エレメントの移動運動若し
くは行程エレメントの行程運動が行われて遅延作用が生
ぜしめられて、次いで移動エレメント若しくは行程エレ
メントが第3の段階で運転位置を占める。
【0015】第3の段階の運転位置で、遅延弁の入口が
遅延弁を通して直接に圧力調整弁の運転圧入口に短絡さ
れる。このような遅延弁も、入口の開閉のためにも、遅
延のための移動運動若しくは行程運動のためにも電気的
な駆動装置を必要としない。移動運動若しくは行程運動
の遅延時間は、一方では、遅延弁の絞られた出口内の絞
り孔によって規定され、他方では、ばねエレメントによ
って規定され、ばねエレメントが直接に、押圧力をケー
シング内の移動ピストン若しくは行程ピストンに生ぜし
めて、燃料送り導管の無圧状態で移動ピストン若しくは
行程ピストンを該移動ピストン若しくは行程ピストンの
静止位置に負荷して、ひいては遅延弁の入口を閉鎖して
いる。この場合、遅延時間はばねエレメント及び絞り孔
の設計によって設定される。
【0016】液圧的に作動される遅延弁においては利点
として、該遅延弁は電気的な制御を必要とすることもな
ければ、遅延時間の維持のための補助的な駆動装置を必
要とすることもない。さらに該遅延弁は、比較的コンパ
クトな構造で燃料搬送ユニット内に組み込まれる。
【0017】本発明の有利な別の構成では、燃料搬送機
構が、共通の1つのケーシング内の遅延弁及び圧力調整
弁、並びに圧力制限弁を備えた燃料搬送ユニットから成
る1つのユニットを形成している。このようなコンパク
トな燃料搬送機構は、噴射のための必要な高圧を共通の
高圧供給導管内に形成することが内燃機関の適当な装置
によって引き受けられる場合に、燃料タンク内に直接に
配置されて、電気的な補助ポンプなしでも内燃機関のス
タート段階で十分な最初の圧力を供給して、ガソリン直
接噴射の要求を確実に満たし、次いで通常燃料送り導管
内に必要な運転圧に制御する。
【0018】
【発明の実施の形態】図示の実施例に基づき本発明を詳
細に説明する。図1は本発明に基づく燃料搬送機構(Kra
ftstoff-Foerdersystem)の概略図である。該燃料搬送機
構は内燃機関の燃料供給に用いられる。このために燃料
搬送機構は、燃料30の供給源である少なくとも1つの
燃料タンク5、燃料搬送ユニット(Kraftstoff-Foerdere
inheit)1、該燃料搬送ユニットに設けられて調節可能
な最大圧力を許容する圧力制限弁2及び、燃料送り導管
3を有しており、燃料送り導管が、該燃料送り導管の分
岐導管11に接続た弁ユニット(Ventilkombination)を
備えており、弁ユニットが圧力調整弁(Druckregelventi
l)4及び上流側に接続された遅延弁(Verzoegerungsvent
il)7から成っており、圧力調整弁及び遅延弁の出口接
続部10,13が燃料のための共通の1つの戻し導管3
1に接続されており、該戻し導管が燃料タンク5に連通
している。
【0019】燃料搬送ユニット1の作動時に、ポンプが
燃料搬送ユニット1内に圧力を形成し、該圧力が圧力制
限弁2によって最大値に制限される。ポンプ及び圧力制
限弁2を適宜に設計することによって、燃料搬送ユニッ
ト1が、補助ポンプを使用することなしに、内燃機関の
始動段階(Startphase)で燃料直接噴射を可能にするため
に十分な最大圧を燃料送り導管3に与え得る。内燃機関
が始動されると直ちに、補助装置が燃料直接噴射エレメ
ント(Kraftstoff-Direkt-Einspritzelement)にすべての
エレメントのための共通の1つの高圧供給導管から高圧
を供給する。遅延弁7及び圧力調整弁4から成る弁ユニ
ットが分岐導管11を介して、所定の遅延時間の後に燃
料送り導管内の始動時の高圧を燃料送り導管内の運転圧
に低下させる。このために、入口8が分岐導管11を介
して圧力を受けて、遅延弁の内部で、図2乃至図5から
分かるように入口圧力室32を出口圧力室33から仕切
っている遅延部材34が、閉鎖位置(図3)から開放位
置(図5)へ運動する。開放位置で遅延弁7が、分岐導
管11、遅延弁7の入口8、遅延弁7の運転圧出口(Bet
riebsdruckventil)9及び、圧力調整弁4の入口を介し
て、圧力調整弁4と燃料送り導管3との間の直接的な接
続部を形成しており、その結果、燃料送り導管内の圧力
が燃料送り回路内で圧力調整弁4によって調整された運
転圧に低下させられる。余剰の燃料は圧力調整弁4の出
口13及び燃料のための戻し導管31を介して燃料タン
ク5へ戻される。
【0020】前記燃料搬送機構によって、始動段階で燃
料送り導管内に高められた搬送圧を与えることができ、
従ってすべての噴射ノズルの共通の高圧導管に高圧を供
給する電気的に駆動する補助ポンプが不要で、補助ポン
プを設ける必要がなく、かつ遅延弁のための例えば電気
的な補助駆動装置が不要である。
【0021】図2は、本発明に基づく燃料搬送機構内の
液圧的な遅延弁(hydraulisches Verzoegerungsventil)
7の第1実施形を示している。この場合、遅延部材34
が移動ピストン(Schiebekolben)若しくは行程ピストン
(Hubkolben)として形成されており、移動ピストン若し
くは行程ピストンがばねエレメント(Federelement)22
を用いて静止位置に保持されて、該静止位置で遅延弁7
の入口を閉鎖している。移動エレメント(Schiebeelemen
t)若しくは行程エレメント(Hubelement)、即ち移動ピス
トン若しくは行程ピストン19は、燃料送り導管3内の
燃料が無圧である、即ち周囲圧力にある間、前記静止位
置を維持している。ばね予負荷(Federvorspannung)に基
づき遅延部材34(該遅延部材は第1実施形では移動ピ
ストン行程ピストン19として形成されれていて、ピス
トンのようにシリンダ状のケーシング20内を滑動す
る)は、燃料送り導管内の燃料圧が再び周囲圧力に降下
すると直ちに、静止位置へ戻される。静止位置であるこ
の第1の段階から、遅延部材34は、搬送圧が燃料送り
導管3内に形成されて、分岐導管11を介して遅延弁7
の入口8に作用すると直ちに第2の段階へ移動する。こ
の場合、入口圧力室32が拡大するのに対して、出口圧
力室33は縮小する。出口圧力室33内の燃料が、絞ら
れた出口10及び戻し導管31を介して燃料タンク5内
へ戻される。遅延時間は主として遅延弁7の絞られた出
口10内の絞り孔23により規定される。
【0022】さらに遅延時間は、遅延部材弁34に作用
する予負荷力(Vorspannung)の変化によって後調節(nach
justieren)されてよい。このために、入口管片35及び
出口管片36が軸線方向で移動調節可能に遅延弁7のシ
リンダ状のケーシング20内に配置されていて、ばねエ
レメント22の予負荷力の増大のために軸方向で互いに
接近運動させられ、かつばねエレメント22の予負荷力
の減少のために軸方向で互いに離反運動させられる。ば
ね予負荷力(Federvorspannung)、ひいては遅延時間の微
調節が、遅延弁7のシリンダ状のケーシング20と入口
管片35及び/又は出口管片36との間のねじ結合部に
よって行われ得る。
【0023】移動ピストン若しくは行程ピストン19の
移動運動若しくは行程運動が、第3の段階で出口管片3
6によって制限される。この段階では入口圧力室32
は、入口8と運転圧出口9との間の直接的な短絡が遅延
弁7によって生ぜしめられるように拡大されている。第
3の段階は、圧力が入口8に作用せしめられている間、
維持される。移動ピストン若しくは行程ピストン19は
縦溝39を備えており、縦溝が入口圧力室32から出口
圧力室33への燃料の戻り流を可能しており、その結
果、移動ピストン若しくは行程ピストンは、燃料送り導
管が無圧になると直ちにもっぱらばねエレメント22の
力によって静止位置へ滑り戻される。
【0024】図3は、旋回エレメント(Schwenkelement)
14を備えた液圧的な遅延弁7の第2実施形を第1の段
階で示している。旋回エレメント14はケーシング15
内に配置されて、軸40を中心として旋回可能若しくは
回動可能(schwenk- oder drehbar)に支承されていて、
第1の段階で遅延弁7の入口8を閉鎖している。旋回エ
レメント14は、ケーシング15によって囲まれた室を
入口圧力室32と出口圧力室33とに分割している。隙
間41が入口圧力室32を出口圧力室33に接続してい
る。軸40に、ケーシングの外部に取付けられた予負荷
装置(Vorspanneinrichtung)が作用していて、旋回エレ
メントを静止位置に保っており、静止位置では、燃料送
り導管3内の燃料が無圧である間、入口8が閉じられて
いる。旋回エレメント14は第1の段階16、即ち静止
段階から、図4に示す第2の段階、及び図5に示す第3
の段階18へ旋回する。旋回運動は、入口8に圧力が作
用すると直ちに行われ、その結果、入口圧力室32が拡
大され、かつ出口圧力室33内の燃料が出口10内の絞
り孔23及び戻し導管31を介して燃料タンク5へ導か
れる。
【0025】旋回運動の継続時間が遅延弁7の遅延時間
を規定している。図5に示すように、第3の段階が達成
されるとはじめて、旋回エレメント14が出口10を閉
鎖して、運転圧力出口9を開放し、運転圧力出口9が第
3の段階で入口圧力室32を介して直接的に入口8に接
続される。運転圧力出口9は圧力調整弁の入口12に直
接に連通しているので、第3の段階では燃料搬送機構の
燃料送り導管3が分岐導管11、開かれた遅延弁7及
び、圧力調整弁の入口12を介して圧力調整弁に短絡さ
れる。これによって遅延時間の経過の後に圧力調整弁が
有効になって、燃料送り導管3内の圧力を供給回路内で
必要な調節された運転圧力に減少させる。余剰の燃料は
圧力調整弁4の出口13及び戻し導管31を介して燃料
タンク5内に戻される。遅延弁7と圧力調整弁4とは燃
料搬送ユニット1の1つの統合的な構成部分(integrale
r Bestantteil)として形成されていてよく、これによっ
て、このようなコンパクトなユニット(構成部分)は故
障に際して容易に修理され、若しくは交換され得る。
【0026】遅延時間は一面で、遅延弁7の出口10内
の絞り孔23の設計によって規定され、かつ他面で予負
荷装置の調整によって正確に調節される。予負荷装置は
有利な実施例では遅延弁7のケーシング15の外部に配
置されて、旋回エレメントの軸に作用している。旋回エ
レメントは別の有利な実施例でロータリーピストン(Dre
hkolben)として形成されていてよく、遅延弁7の入口8
に圧力を作用させている間、第3の段階に保持される。
遅延弁の入口の圧力が基準圧力に降下すると直ちに、旋
回エレメント14が予負荷装置によって静止位置へ戻し
旋回させられ、この場合、燃料が入口圧力室32から隙
間41を介して出口圧力室33内へ逆流して、旋回エレ
メントが静止位置、即ち第1の段階に達する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に基づく燃料搬送機構の概略図
【図2】本発明に基づく燃料搬送機構の第1実施形の液
圧的な遅延弁の断面図
【図3】第2実施形の液圧的な遅延弁の第1の段階での
断面図
【図4】図3の遅延弁の第2の段階での断面図
【図5】図3の遅延弁の第3の段階での断面図
【符号の説明】
1 燃料搬送ユニット、 2 圧力制限弁、 3
燃料送り導管、 4圧力調整弁、 5 燃料タン
ク、 6 燃料戻し導管、 7 遅延弁、8 入
口、 9 運転圧出口、 10 出口接続部、
11 分岐導管、 12 入口、 13 出口接続
部、 14 旋回エレメント、15 ケーシング、
16 第1の段階、 17 第2の段階、 18
第3の段階、 19 移動ピストン若しくは行程ピス
トン、 20 ケーシング、 22 ばねエレメン
ト、 23 絞り、 30 燃料、 31戻し導
管、 32 入口圧力室、 33 出口圧力室、
34 遅延部材、 35 入口管片、 36 出
口管片、 37,38 ねじ結合部、39 縦溝、
40 軸、 41 隙間
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ヴィリー シュトロール ドイツ連邦共和国 バイルシュタイン リ ースリングシュトラーセ 13

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内燃機関に燃料タンク(5)から燃料を
    供給するための燃料搬送機構であって、調節可能な最大
    圧を生ぜしめる圧力制限弁(2)を備えた燃料搬送ユニ
    ット(1)、燃料送り導管(3)、燃料送り導管(3)
    内の所定の運転圧の維持のための、該運転圧に調節可能
    な圧力調整弁(4)及び、内燃機関から燃料タンク
    (5)への燃料戻し導管(6)が設けられている形式の
    ものにおいて、運転圧に比べて高い、有利には最大圧に
    相応する最初の圧力で燃料送り導管(3)を負荷するた
    めの遅延弁(7)が、圧力調整弁(4)の上流側に接続
    されていることを特徴とする、内燃機関に燃料を供給す
    るための燃料搬送機構。
  2. 【請求項2】 遅延弁(7)が、入口(8)、遅延のた
    めの運転圧出口(9)及び、絞られた出口(10)を有
    している請求項1記載の燃料搬送機構。
  3. 【請求項3】 遅延弁(7)の入口(8)が燃料送り導
    管(3)の分岐導管(11)に接続されている請求項2
    記載の燃料搬送機構。
  4. 【請求項4】 遅延弁(7)の遅延のための運転圧出口
    (9)が、圧力調整弁(4)の入口(12)に接続され
    ている請求項2又は3記載の燃料搬送機構。
  5. 【請求項5】 遅延弁(7)の絞られた出口(10)が
    燃料タンク(5)に接続されている請求項2から4まで
    のいずれか1項記載の燃料搬送機構。
  6. 【請求項6】 圧力調整弁(4)の出口(13)が燃料
    タンク(5)に接続されている請求項1から5までのい
    ずれか1項記載の燃料搬送機構。
  7. 【請求項7】 遅延弁(7)がケーシング(15)内
    に、予負荷された少なくとも1つの旋回エレメント(1
    4)を有しており、旋回エレメントが第1の段階(1
    6)で静止位置を占めて、これによって、燃料送り導管
    (3)内の燃料の無圧である間、遅延弁(7)を閉鎖状
    態に保ち、第2の段階(17)で、圧力調整弁(4)に
    設定された運転圧よりも高くかつ圧力制限弁(2)の最
    大圧よりも低いか若しくは該最大圧力と同じ圧力を燃料
    搬送ユニット(1)によって燃料送り導管(3)に作用
    させると直ちに、旋回運動して、かつ第3の段階で運転
    位置を占めるようになっており、運転位置で遅延弁
    (7)の入口(8)が遅延弁(7)を通して直接に圧力
    調整弁(4)の運転圧入口(12)に短絡されるように
    なっている請求項1から6までのいずれか1項記載の燃
    料搬送機構。
  8. 【請求項8】 遅延弁(7)がケーシング(15)内
    に、予負荷された少なくとも1つの移動エレメント若し
    くは行程エレメント(19)を有しており、移動エレメ
    ント若しくは行程エレメントが第1の段階で静止位置を
    占めて、これによって、燃料送り導管(3)内の燃料の
    無圧である間、遅延弁(7)を閉鎖状態に保ち、第2の
    段階で、圧力調整弁(4)に設定された運転圧よりも高
    くかつ圧力制限弁(2)の最大圧よりも低いか若しくは
    該最大圧力と同じ圧力を燃料搬送ユニット(1)によっ
    て燃料送り導管(3)に作用させると直ちに、移動運動
    若しくは行程運動し、かつ第3の段階で運転位置を占め
    るようになっており、運転位置で遅延弁(7)の入口
    (8)が遅延弁(7)を通して直接に圧力調整弁(4)
    の運転圧入口(12)に短絡されるようになっている請
    求項1から6までのいずれか1項記載の燃料搬送機構。
  9. 【請求項9】 遅延弁(7)が遅延弁(7)の遅延時間
    の調節のために、旋回エレメント(14)若しくは、移
    動エレメント若しくは行程エレメント(19)の予負荷
    の形成及び調節のための予負荷装置を有している請求項
    1から8までのいずれか1項記載の燃料搬送機構。
  10. 【請求項10】 遅延弁(7)が、異なる予負荷を形成
    して遅延時間を調節するためにばねエレメント(22)
    を備えている請求項1から9までのいずれか1項記載の
    燃料搬送機構。
  11. 【請求項11】 ばねエレメント(22)の予負荷の調
    節のための装置が、遅延弁(7)のケーシング(15,
    20)の外部に配置されている請求項10記載の燃料搬
    送機構。
  12. 【請求項12】 遅延弁(7)が、出口(10)内に絞
    り孔(23)を有している請求項1から11までのいず
    れか1項記載の燃料搬送機構。
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