JP2000054467A - 簡易水洗便器の下水道への接続方法 - Google Patents

簡易水洗便器の下水道への接続方法

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JP2000054467A
JP2000054467A JP10259089A JP25908998A JP2000054467A JP 2000054467 A JP2000054467 A JP 2000054467A JP 10259089 A JP10259089 A JP 10259089A JP 25908998 A JP25908998 A JP 25908998A JP 2000054467 A JP2000054467 A JP 2000054467A
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toilet
sewer
pipe
piping
trap
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JP10259089A
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English (en)
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Mitsuo Nakadai
光雄 中台
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RINFUOOSU KOGYO KK
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RINFUOOSU KOGYO KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】バランス便皿方式の簡易水洗便器及び屋内配管
管路をそのまま下水道接続の際に利用るする方法. 【解決手段】便器及び屋内配管はそのままにして配管路
の屋外に配管トラップを接続しその先を下水道に接続す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はバランス便皿による
防臭機能を持つ簡易水洗便器を下水道に接続し利用する
方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来汲取便槽に接続使用されていた簡易
水洗便器を、下水道が完成された時に下水道に接続する
にあたり、簡易水洗便器の防臭弁からなる弁機構ユニッ
トを取り外し、代わりに中空管路をトラップ状に形成し
た封水式防臭器具を取り付け水洗便器に変更していた。
(実公平6−34455)又このトラップ状中空管路に
汚物が詰まり易いことを指摘して、汚物詰まらせないた
め工夫をした発明もなされていた。(特許274204
3号)
【0003】近年簡易水洗便器の品質は向上し、陶器製
で、デザインも水洗便器と変わらず、そのまま下水道に
使用したいという要望も多くなっている。陶器は陶土が
焼成されたものであり、廃棄されても土には還らず、廃
棄物としては歓迎されない物である。このような時代の
要請に従って簡易水洗便器が下水道に接続されて再使用
されることは個人的な利益であるばかりでなく、社会的
にも有益なことである。
【0004】現在販売されている下水道接続型簡易水洗
便器は、すべて便器内部の狭隘な部分に防臭弁機構を設
けており、それを下水道接続に当たってトラップ型中空
管路に取り替える方法をとっている。この取り替え作業
の手順を説明すると、一番一般的に使われている密結水
タンク付洋式便器の場合(図1、図2を参照)先ず、給
水は配管を外し、水タンクを本体から離した上で、次に
便器本体の取り外し作業を行い、便器のボウル面裏側の
空洞部に設けられた防臭弁機構ユニット1を外し、それ
を用意したトラップ状中空管路2と取り替えるのだが、
汚物に汚れた防臭弁機構ユニットを取り外すのも大変で
あり、又汚れた接続面を清掃して、トラップ状中空管路
を水密に取り付けるのも狭いトイレ室内の作業で防水も
困難であった。
【0005】下水道への接続に当たってトラップ状中空
管路を現場作業者にまかせることにより水密接合が完全
に行われるかどうかの不安と共に、上記ボウル面裏側の
空洞部は大変狭いため,JIS規格規定ギリギリの管径
しか取れず、又トラップ湾曲部に十分な丸味がとれずに
流水抵抗の大きい、詰まり易い形状になるのも止む得な
いことであり、特許2742043号に於ける防御策も
多量の紙と大便には心配が残る。
【0006】それでは何故このような無理な空間にトラ
ップ状中空管を取り付け、又現地作業者の不馴れを押し
て取り替え作業をするかをというと、下水道に接続する
場合、建設省の指導によると水洗便器は便器内にトラッ
プ封水構造を持ち封水防臭するもののみを想定してい
た。これは建設省が悪いわけではなく、従来作られてい
る水洗便器の大部分がこの防臭方法であったためであ
る。このような次第で、簡易水洗便器を下水道に接続す
る場合、無理をしても従来の水洗便器の防臭構造と同じ
トラップ状中空管を便器内部に取り付けて水洗便器化す
ることが無難と思われてきた。
【0007】ここで簡易水洗便器について説明すると簡
易水洗便器建設大臣認定の機種区分によるとバランス便
皿方式と強制開閉弁方式に分かれる。 バランス便皿方式は便落口を遮蔽する便皿の他端に重
りをつけ水深1〜2cm程度の便皿の水で、重りとのバ
ランスがとれてわずかな水量で便落口の水封が成り立
ち、便皿に少しでも大、小便が乗ると便皿のバランスが
崩れ便槽へ落下する方式である。洗浄水は用便後随意に
200〜300cc程度流して汚物を洗い落とし再び便
皿を水封する。 強制開閉弁方式の便落口遮蔽板は多く板状であり、便
落口に弾性体のパッキングを付けバネ圧で水密閉弁して
いる。この遮蔽板はワイヤーやロッド等で操作され、密
結タンク外面にある給水操作レバーと連動し、給水中は
開弁し、汚物と汚水を流出させ、レバーを離し給水弁が
閉じると、遮蔽板も閉じ、閉じたままで給水レバーを反
対方向に回し給水のみの操作をすると、任意の少水量を
ボウル面に溜めることが出来る。
【0008】及びを発展させた第3の方式が最近
誕生している。(特願平10−63311)バランス便
皿方式のバランス重錘を重くしたり、磁石を使ったりし
て、可なりの水量のボウル面の溜水重力に耐えるバラン
スを保たせて、しかもワイヤー等の操作で任意に少水量
を出しながら便皿を開き、又は便皿を閉じたまま任意の
少水量の洗浄水のみも流せるようにして簡易水洗便器と
して使用している。簡易水洗便器の場合はこのボウル面
のかなりの水量に耐えるバランスを便器上縁より溢水さ
せないためのオーバーフロー代わりの安全装置として使
っている。ボウル内の水量が5リットルになるまではバ
ランスを保ち、それ以上になると自然にバランスが崩れ
開弁し、便器上縁からは溢水させない。水洗便器に替え
る際には随時便皿を操作するワイヤーを外してレバー操
作で洗浄水を流すと磁石及び重錘のバランスにより5リ
ットルのボウル面溜水で自然に便皿が開き排水する。貯
溜された5リットルの水が一時に流れ、しかも排水管路
は垂直及び25度以上の横引管であるため優れた汚物搬
送機能を示す。
【0008】この第3の方式は新しいタイプの水洗便器
であるから、下水道との接続でもやがて水洗便器として
認められるであろうが、初期には行政庁からバランス便
皿方式と解されてトラップの設置を要求されることもあ
り得る。はの一機種と見倣して及びの機種の下
水道接続方法を主に比較して考察する。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】バランス便皿による防
臭機能を持つ簡易水洗便器を下水道に接続する場合便器
を取り外すことなく、便器の洗浄ノズルを簡易水洗から
水洗用に取替え、洗浄水タンクのバルブを簡易水洗用バ
ルブから水洗用フロートバルブに替えただけで便器の取
り外しも、既設の配管の取り外しも行わないでバランス
便皿による防臭機能をもつ簡易水洗便器を下水道に接続
する方法を提案する。
【0010】
【課題を解決するための手段】バランス便皿による防臭
機能を持つ簡易水洗便器の排出管路の床下横引配管を、
水平に対して25度以上45度未満の角度で行い、汲取
便槽に接続している配管を下水道接続に際し屋外部の出
来るだけ家屋に近い位置で切断し、その位置に配管Pト
ラップを取りつけて下水道に接続するようにした。
【0011】従来簡易水洗便器メーカー各社は簡易水洗
便槽を指定し、便所の壁面に近い場所にプラスチックた
て型タンク便槽を埋設し接続している例が多い。(図5
参照)この場合には下水道設置に伴い便槽を堀り上げる
か埋め戻すかして、一部又は全部を撤去するのでこの場
所に配管トラップをつけるのは容易である。又簡易水洗
便器の配管角度は大臣認定(昭和62年2月)により水
平に対し25度以上配管長1.5m以内と規定され多く
は垂直と45度の組み合わせで配管されているためその
まま45度エルボや45度Y管等を使つて作業がし易
く、且つ下水道の流水基準にも適合するので屋内配管と
簡易水洗便器をそのまま利用することが出来る。
【0012】簡易水洗便器の便槽が便器直下に埋めら
れ、それに接続している場合は床板を外し便槽を埋め戻
し配管を屋内床下でやり直すため、簡易水洗便器を作業
負担少く再利用する主旨から外れるので除外した。
【0013】簡易水洗便器の特定について述べる。簡易
水洗便器の機種分類のバランス便皿方式の場合は水洗
便器になつてもバランス便皿は変わらずに作動し洗浄水
を便皿に湛えて水封防臭するので、屋外トラップ上流側
に生じるわずかな臭気も遮断し、且つ下が見えなくなる
ので下水道接続に適した便器として特定したい。これに
対して機種分類の強制開閉弁方式の簡易水洗便器は給
水機構を替えて水洗便器並の水を流しても、防臭機構が
それに連動して、流水による自然開閉作動をしないた
め、遮蔽体を加圧するバネを外して遮蔽体を開き放しに
してやらなければならない。規定の水量が規定時間内に
流れ汚物の搬送、便器の洗浄には支障ないが、下の管路
が見え、管路の臭気を遮断出来ない欠点があるため、本
接続方法を採用せず別途の方法を考えた方が良いと思わ
れろ。
【0014】機種分類に属する方式の便器は、特願平
10−63311で出願しているように簡易水洗と水洗
に両用出来る便器として作られている。従って下水道に
はそのまま接続出来て、水封トラップ等不要である筈だ
が、行政庁の指導で別トラップの取付を求められた場合
には本方法を適用する。水洗便器としての使い具合はバ
ランス便皿方式より優れ、いつも便器ボウル面の8割の
水を溜め、それを一気に流出させるため使い心地は高級
なサイフォン便器、サイフォンゼット便器と同等であ
り、汚物搬送性能はそれより優れているので使用上の心
配は全くない。
【0015】この便器の場合、1m位離れたところのト
ラップ部以下の搬送性能が問われるのであろうから、4
5度配管+タテ管で本出願通りの装置を作り実験を行つ
た。管径10cm、封水深10cmの市販Pトラップを
使いBL規格による100分の1勾配、10mの管径
7.5cmの管路搬送を1回の洗浄水でクリアーしてい
る。
【0016】
【発明実施の形態】図5に従来の汲取式便槽との接続を
示しているが、下水道工事に当たってはこの便槽の上部
をとりこわし下水道配管するので便槽の処理及び配管で
は別途の作業は加わらない。図3に通常行われる水洗便
器の下水道取付図を示す。水封トラップを備えた水洗便
器を使用しているので、ますはトラップますを使わず通
常の汚水を使用している。図4は本接続方法によりバラ
ンス便皿方式の簡易水洗便器に屋外トラップを取りつけ
た図である。配管は管径10cmの塩ビ管で行い家屋に
出来るだけ近く下水道に接続し易い場所で便槽への配管
を切断してY管5を介してPトラップを接続する。Pト
ラップは出来るだけ曲がり部が大きく湾曲しているもの
が望ましく、又封水深aは5cm以上7cm以下が望ま
しい。4は点検管で地上部には蓋6を設け、点検孔とす
る。
【0017】
【発明の効果】A.バランス便皿方式の利点を水洗便器
としても生かし屋外トラップから便器までの管路の防臭
に効果を発揮する。 B.便器本体及び配管が従来のまま使えるので大巾な経
費節減になる。 C.便器を取り外しトラップ部を取替る等の汚れ作業が
無いため工事者に喜ばれ且つ、不安工事部分が無くな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】強制開閉弁式簡易水洗便器の一部破断斜視図
【図2】同便器にトラップ状中空管路を取付けた一部破
断斜視図
【図3】水洗便器下水道配管断面図
【図4】簡易水洗便器下水道配管断面図
【図5】簡易水洗便器の便槽接続断面図
【符号の説明】
1.弁機構ユニット 2.トラップ状中空管路 3.配管トラップ 4.Y管 5.直管 6.蓋

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. バランス便皿による防臭機能を持つ簡易水洗便器の排出
    管路の床下横引配管を水平に対して25度以上45度未
    満の角度にて行い、汲取便槽に接続している該配管を下
    水道への接続に際し、屋外部の出来るだけ家屋に近い位
    置で切断し、その位置に配管Pトラップを取り付けて下
    水道に接続する簡易水洗便器の下水道への接続方法
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP7175064B1 (ja) 2022-07-21 2022-11-18 株式会社アルソナ技研 水洗トイレ節水システム及びトイレ洗浄方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7175064B1 (ja) 2022-07-21 2022-11-18 株式会社アルソナ技研 水洗トイレ節水システム及びトイレ洗浄方法
JP2024013702A (ja) * 2022-07-21 2024-02-01 株式会社アルソナ技研 水洗トイレ節水システム及びトイレ洗浄方法

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