JP2000053878A - 紙染料 - Google Patents

紙染料

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JP2000053878A
JP2000053878A JP11202914A JP20291499A JP2000053878A JP 2000053878 A JP2000053878 A JP 2000053878A JP 11202914 A JP11202914 A JP 11202914A JP 20291499 A JP20291499 A JP 20291499A JP 2000053878 A JP2000053878 A JP 2000053878A
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dyes
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JP11202914A
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Joseph C Catlin
ジヨセフ・シー・カトリン
Richard H Kokel
リチヤード・エイチ・コケル
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Bayer Corp
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Bayer AG
Bayer Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 pHの変化に対する色合い感受性が低く、漂
白性の優れた黄褐色クラフト色を付与する紙着色染料を
提供する。 【解決手段】 式(I) 【化1】 式中、各Mは水素イオン、アルカリ金属イオン又はRa
bcd+(ここで、Ra、Rb、Rc、及びRdは独立
に水素、C1−C6アルキル又はC1−C6ヒドロキシアル
キルである)である、を有する染料。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はクラフト褐色色合い
(kraft brown shade)の紙及び他の
このような基材(substrates)の製造に有用
な漂白可能な染料に関する。
【0002】
【従来の技術】ジアミノスチルベンジスルホン酸由来の
アゾ染料及び蛍光増白剤は知られている。例えばH.Z
ollinger,Color Chemistry
(VCHVerlagsgesselschaft,1
991),pages 164and 257。
【0003】ドイツ特許出願公開第4139302号
は、式
【0004】
【化2】 式中R1及びR2は水素、ハロゲン、NO2、OH、NH2
又はC1−C6アルキルであることができる、のジスアゾ
スチルベン指示薬染料を開示している。R1及びR2基は
末端ベンゼン環の任意の空の環位置に位置することがで
きるけれども、ヒドロキシル基は常にアゾ基に対してパ
ラに位置しなければならない。ヨーロッパ特許出願第7
39747号及び特開昭52/55625参照。
【0005】米国特許第5495003号は下記の一般
【0006】
【化3】 式中、R1〜R5は種々の置換基を表し、Mは種々のカチ
オンを表す、のジスアゾスチルベン染料を開示してい
る。1つのこのような化合物においては、各R1はアゾ
基に対してオルトに位置したヒドロキシル基である。実
施例58参照。しかしながら、すべてのこのような化合
物はアゾ基に対してパラに位置した置換されたトリアジ
ン基を有しなければならない。ヨーロッパ特許出願第7
39747号及び特開昭52/55625参照。これら
は本発明のオルト−ヒドロキシル及びメタ−メチル基以
外の官能基も必要とする。
【0007】
【発明が解決すべき課題】各末端ベンゼン環がアゾ基に
対してオルト位置のヒドロキシル基及びアゾ基に対して
メタ位置のメチル基で置換されている本発明のジスアゾ
スチルベン染料を普通“黄褐色クラフト”色(“tan
−kraft” color)と呼ばれるくすんだ黄色
(dull yellow color)を付与する紙
着色染料として溶液で使用することができることが見出
された。本発明の染料は他の染料と混合されることなく
この特有な色を与えるのみならず、製紙のための典型的
な範囲のpHの変化に対する最小の色合い感受性(mi
nimal shade sensitivity)も
示し、かくしてC.I.ダイレクト・イエロー(C.
I.Direct Yellow)4のような既知の染
料が不適当なアルカリサイズ紙(alkaline−s
ized paper)を染色するためにすら使用する
ことができる。本発明の染料は溶液中に保存された場合
も安定であり、そして古紙回収において使用される漂白
剤のような塩素含有漂白剤中での優れた漂白性(ble
achability)を示す。この独特な性質の組み
合わせはこれまで既知の染料では達成できなかった。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、式(I)
【0009】
【化4】 式中、各Mは水素イオン、アルカリ金属イオン(好まし
くはカリウムイオン)又はRabcd+(ここで、
a、Rb、Rc、及びRdは独立に水素、C1−C 6アルキ
ル又はC1−C6ヒドロキシアルキルである)である、を
有する染料に関する。本発明は更に紙及び他のこのよう
な基材を着色するためのこの染料の使用に関する。
【0010】本発明の染料は、遊離酸(即ち各Mが水素
イオンである)又は種々のアルカリ金属塩又はアンモニ
ウム塩(1個以上のMがアルカリ金属イオン又はアンモ
ニウムイオンである)として製造することができる。適
当なアルカリ金属塩にはリチウム、ナトリウム、及びカ
リウム塩、好ましくは4つのすべてのMがカリウムイオ
ンである塩が包含される。
【0011】Ra、Rb、Rc、及びRdの説明に使用され
た用語“C1−C6アルキル”は、1〜6個の炭素原子を
有する直鎖状又は分岐鎖状の脂肪族炭化水素基を指す。
1−C6アルキルの例はメチル、エチル、プロピル、ブ
チル、ペンチル、ヘキシル及びその異性体(isome
ric forms)である。用語“C2−C6ヒドロキ
シアルキル”は、2〜6個の炭素原子を有しそしてヒド
ロキシ基で置換された直鎖状又は分岐鎖状の脂肪族炭化
水素基を指す。C2−C6ヒドロキシアルキルの例はヒド
ロキシエチル、ヒドロキシプロピル、ヒドロキシブチ
ル、ヒドロキシペンチル、ヒドロキシヘキシル及びその
異性体である。
【0012】本発明の染料は既知のアゾカップリング法
により製造することができる。好ましい方法では、式
(II)
【0013】
【化5】 を有するフラボン酸(flavonic acid)の
ジアゾニウム塩を式(III)
【0014】
【化6】 を有するp−クレゾールとカップリングさせる。
【0015】式(II)のジアゾニウム塩は対応するジ
アミン、フラボン酸から既知のジアゾ化方法を使用して
製造することができる。特に有用なジアゾ化方法におい
ては、亜硝酸塩(好ましくは亜硝酸ナトリウムのような
アルカリ金属亜硝酸塩)及び鉱酸(好ましくは塩酸)を
含有する水中でフラボン酸をジアゾ化する。この好まし
い方法によるジアゾ化は、典型的には約40℃より低い
温度(好ましくは約5℃乃至約40℃)で行われるが、
この範囲を幾分外れた温度を使用することもできる。
【0016】得られるジアゾニウム塩を次いで水性媒体
中で適当な塩基の存在下にp−クレゾールとカップリン
グさせる。フェノール類は通常ヒドロキシル基に対して
パラ位置で反応するけれども(例えばドイツ特許出願公
開第4139302号に記載のように)、p−クレゾー
ルはパラ位置にメチル基を有しており、従ってその代わ
りにヒドロキシル基に対してオルト位置で反応する。カ
ップリングするための適当な塩基は、塩基性環境を与え
るがカップリング反応の反応性種とは反応しない塩基で
ある。好ましい塩基はアルカリ金属水酸化物、最も好ま
しくは水酸化カリウムである。アンモニウム塩が製造さ
れるべき場合には、塩基は典型的にはアミン(Rab
cN、式中Ra、Rb及びRcは上記したとおりである、の
ような)又は第四級アンモニウム水酸化物(Rabc
d+OH-、式中Ra、Rb、Rc、及びRd上記したと
おりである、のような)である。アゾカップリング反応
は好ましくは約30℃より低い温度(好ましくは約10
℃乃至30℃)で行われる。しかしこの範囲から幾分外
れた温度を使用することも可能ではあるがあまり好まし
くはない。塩基としてアルカリ金属水酸化物、式 Ra
bcNの第三級アミン又は式Rabcd+OH-
第四級アンモニウム水酸化物を使用する場合には、得ら
れる溶液は直接使用することができるか又は染料として
使用する前に例えば濃縮又は希釈により更に処理するこ
とができる。他の塩基(他の無機金属水酸化物のよう
な)も使用することができるが、あまり好ましくはな
い。何故ならば、得られる溶液は、所望のアミン塩を得
るために、例えばカチオンの交換又は誘導体化により更
に処理しなければならないからである。
【0017】本発明の染料は、種々の基材に色を付与す
るのに使用することができるが、紙、板紙(paper
board)、及び厚紙(cardboard)及び
“黄褐色クラフト色が所望される他のセルロース系材料
を染色及び印刷するのに特に有用である。特に適当な基
材は、出発物質が漂白されたパルプ、半漂白されたパル
プ又は漂白されていないパルプであることができる、例
えば、漂白された、サイジングされ又はサイジングされ
ていないリグニンを含まない紙及び再生利用繊維及び脱
インキされた繊維(deinked fibers)を
包含する。他のセルロース系繊維も本発明の染料により
着色することができる。当業界で知られたいくつかの方
法のいずれかにより、好ましくは水懸濁液中のパルプに
加えることによるのみならず表面染色、コーティング又
は印刷によっても染料を適用する(apply)ことが
できる。
【0018】水懸濁液中のパルプに加えること[内部染
色(internal dyeing)とも呼ばれる]
は、一般に優れた撹拌を与える保持タンク又は“ヒドラ
パルパー(hydrapulper)へのバッチ添加に
より行うことができる。バッチ添加は、パルプの入って
いる容器に染料の重量を計り又は容積を測定して入れる
ことにより手動で行われる。本発明の染料はギアーポン
プ又はピストンポンプのような計量供給装置によって水
中のパルプの流れに連続的に加えることもできる。
【0019】表面染色は、例えば、“サイズプレス”と
して知られた1組のロールを有する抄紙機で行うことが
できる。これらのロールはそれらの間を移動している紙
のシートとニップを形成する。一般にデンプン及び他の
添加剤及び染料を含有するサイズプレス液のたまり(p
ond)をシートの両側に計量供給する。該液はシート
の表面に吸収され、かくしてシートに色を付与する。表
面着色はしばしば内部染色技術と組み合わせて使用され
る。
【0020】コーティング着色は抄紙機からオンライン
又はオフラインでいくつかの方法により行うことができ
る。コーティングスラリーは、コーティング性能を高め
るために典型的には着色充填剤(pigmented
filler)(クレー又は二酸化チタンのような)、
ラテックス結合剤、着色剤(本発明の染料のような)及
び他の既知の接着剤を含んで成る。コーティング混合物
は、典型的には、一般にコーティング混合物で覆われた
ロールを使用してシートに塗布され、そして過剰物はブ
レードで掻き取られる。
【0021】いくつかの既知の方法のいずれかを用いて
印刷を行って装飾デザイン又はマス表面被覆(mass
surface coverage)を得ることがで
きる。本発明の染料は、例えば、結合剤及び滑剤のよう
な他の添加剤と混合することができ、そしてフレキソ印
刷のようないくつかの既知の印刷技術のいずれかを使用
して塗布される。
【0022】当業界で知られている適当な添加剤及び補
助剤もこのような塗布方法とともに使用することができ
る。本発明で使用された用語“添加剤”は、本発明の染
料が種々の基材に結合するのを助ける物質を指す。本発
明で使用した用語“補助剤”は、本発明の染料と両立で
き(compatible)そして種々の銘柄の紙の効
果的な製造を助ける物質を指す。或る種の物質は、もち
ろん、添加剤及び補助剤の両方として働くことができ
る。多くの添加剤及び補助剤は1つより多くの上記した
適用技術において有用である。しかしながら、実際に
は、各適用方法には典型的にはせまい範囲の群の添加剤
及び補助剤が使用される。
【0023】内部染色のためには、例えば適当な添加剤
はロジンサイズ剤、硫酸アルミニウム、固着剤(アミン
縮合物型生成物)、保持助剤及び無機塩(塩化ナトリウ
ムのような)を包含する。内部染色のための適当な補助
剤はアルケニルコハク酸無水物、アルキルケテンダイマ
ー、繊維保持助剤、湿潤強度樹脂(wet−stren
gth resin)、殺生物剤及び脱泡剤を包含す
る。
【0024】コーティング着色のために、適当な補助剤
は充填剤(クレー、二酸化チタン、炭酸カルシウム
等)、ラテックス、滑剤、艶改良剤及び脱泡剤を包含す
る。
【0025】印刷のために、適当な添加剤は結合剤、固
着剤、滑剤、保湿剤及び粘度制御剤を包含する。
【0026】他の適当な添加剤及び補助剤は、もちろん
当業者には知られている。
【0027】以下の実施例により本発明の化合物の製造
及び使用を更に詳細に説明する。これまでの開示に記載
されている本発明は精神又は範囲においてこれらの実施
例によって限定されるものではない。当業者は、以下の
製造手順の条件及びプロセスの知られた変更をこれらの
化合物を製造するのに使用することができることを容易
に理解するであろう。特記しない限り、すべての温度は
摂氏であり、すべての百分率は重量%である。
【0028】
【実施例】性能パラメーター 性能パラメーターは酸染色及びアルカリ染色を使用して
実施例1〜4の染料について得られた。
【0029】酸染色:塩化カルシウムにより200pp
mとした人工的硬水100ml中で漂白された針葉樹ク
ラフトパルプ3g(乾燥重量)を撹拌することによりパ
ルプ混合物を製造した。このパルプスラリーに1%の
(繊維の乾燥重量を基準として)適当な標準染料又は当
量(下記した透過スペクトル法により測定した)の試験
染料を加えた。染色されたパルプ混合物を2分間撹拌
し、その後ペクソール(Pexol)ロジンサイズ剤溶
液の0.88%溶液4.0mlを加えた。スラリーを更
に5分間撹拌した後、1.5%硫酸アルミニウム溶液1
0.0mlをスラリーに加えた。染色されたパルプ混合
物を20分間撹拌し、次いで更に人工的硬水100ml
で希釈しそして脱イオン水を満たしたタッピシートモー
ルド半部(TAPPI sheet mold hal
f)に注いだ。タッピモールドの底部に位置したフォー
ミングスクリーンを通してモールドから水を排出するに
つれて紙シートが形成された。得られたシートを吸取紙
の間でプレスし、クロム支持板(backing pl
ate)上に置き、そして乾燥環(drying ri
ng)にいれて約90℃のオーブン内で乾燥した。次い
で乾燥したシートを色強度(color streng
th)及び色合いの差(shade differem
ce)について比較した。
【0030】アルカリ染色:塩化カルシウムにより20
0ppmとした人工的硬水100ml中で漂白された軟
質木材クラフトパルプ3g(乾燥重量)を撹拌すること
によりパルプ混合物を製造した。パルプ混合物に3%炭
酸カルシウム懸濁液(10ml]を加え、次いでこれを
5分間混合した。このパルプスラリーに1%の(繊維の
乾燥重量を基準として)適当な標準染料又は当量(下記
した透過スペクトル法により決定した)の試験染料を加
えた。染色されたパルプスラリーを15分間撹拌し、そ
の後アルキルケテンダイマーサイズ剤(ハーキュレスか
らハーコン70(Hercon 70)として入手可
能)の0.3%溶液2mlをパルプ混合物に加えた。混
合物を更に5分間撹拌した後、スラリーを更に硬水10
0mlで希釈し、更に2分間撹拌し、そして脱イオン水
を満たしたタッピシートモールド半部に注いだ。タッピ
モールドの底部に位置したフォーミングスクリーンを通
してモールドから水を排出するにつれて紙シートが形成
された。得られたシートを吸取紙の間でプレスし、クロ
ム支持板上に置き、そして乾燥環に入れて約90℃のオ
ーブン内で乾燥した。次いで乾燥したシートを色強度及
び色合いの差について比較した。
【0031】実施例1に従って製造した本発明の染料の
性能パラメーターを下記の標準(バイエル・コーポレー
ションからすべて入手可能)を使用して決定した。
【0032】標準A:ポンタミン・イエローGXG液
(PONTAMINER Yellow GXG Li
quid)(カラーインデックス・ダイレクトイエロー
11) 標準B:ポンタミン・ビルリアント・ペーパー・イエロ
ー液(PONTAMINER Billiant Pa
per Yellow Liquid)(カラーインデ
ックス・ダイレクトイエロー4) 本発明の実施例1の染料の性能パラメーターは実施例2
及び3の比較用染料に対しても比較された。
【0033】実施例の染料及び標準染料の相対的色強度
を、それらの色特性を比較する際に使用した。約300
〜700nmの範囲にわたり各試験染料及び標準の既知
の希釈率について透過スペクトルを得た。実施例1〜3
の染料のモル濃度は決定されていないので、それらのモ
ル吸光係数(絶対吸光度)は知られていない。しかしな
がら、各染料及び標準の吸収極大(λmax)における相
対的吸光度の比較を用いて、紙サンプルに塗布されるべ
き各染料及び対応する標準の相対量を決定して、同様な
反射率強度(reflectance strengt
hs)を有する染色されたサンプルを得た。特に、各染
料及び対応する標準の吸収極大(λmax)における相対
的吸光度を比較して紙サンプルに塗布されるべき各染料
及び対応する標準の相対量を決定して同様な反射率強度
を有する染色されたサンプルを得た。
【0034】適当な染料標準の1%溶液及び実施例1〜
3の染料の指示された量(染料溶液の相対的吸光度の差
を考慮するためにその量を上記したとおり調節した)を
使用して上記の如くして染色された漂白されたクラフト
紙のサンプルシートを製造した。下記した方法を用いて
染色された紙シートを比較して反射率色強度(refl
ectance color strength)(視
覚評価及び機器測定による)及び色合い(shade)
(視覚評価及び機器測定による)、光堅牢度(視覚によ
る評価)及び漂白性(視覚による評価)を決定した。更
に、両面性(two−sideness)を下記の視覚
による評価法により決定した。
【0035】反射率色強度 a.視覚。染色されたシートを標準光源(D65光源を
備えたマクベス光ブース)の下で見た。各試験染料の観
測された強度は標準に対して報告された(各表において
部(parts)として記載された)。
【0036】b.機器。染色されたシートを色測定装置
[データ・カラー・システムス(Date Color
Systems)、ACS モデル CS−5]を用
いて分析した。この機器は各シートについてλmaxにお
ける吸光度を測定し、そして[クベルカ−ムンクK/S
式(Kubelka−Munk K/S equati
on)を用いて]、試験染料で染色されたシートと標準
で染色されたシートとの色強度の差を自動的に計算す
る。結果は各表に部として報告される。
【0037】色合い 視覚。 染色されたシートを視覚色強度(visual
color strength)について上記と同じ
条件下に視覚により検査した。色合い(shade)及
び白色度(brightness)/艶消度(dull
ness)を記述するのに使用される標準色差条件(s
tandard coloristicdiffere
nce terms)を使用して色合いの差が報告され
る。色差条件はAATCCグレースケールに基づいてお
りそして以下のとおり報告される。
【0038】 黄色染料 かすかすな(trace)赤 かすかな緑 僅かな(slight)赤 僅かな緑 明らかな(distinct)赤 明らかな緑 相当な(considerable)赤 相当な緑 非常に(much)赤 非常に緑 色違いの(off−shade)赤 色違いの緑 b.機器。 反射率色強度について上記した色測定装置
は、染色された紙シートについてCIELAB測定シス
テム及びCIE CMC(2:1)システムの両方にお
いて色読み取り(color readings)を与
えた。CIELABシステムにおいて、用語L*は明度
(lightness)を表し、明度については、より
高い値は明るい色を表し、より低い値はより暗い色を表
し、用語a*は赤色度(redness)(正の値)又
は緑色度(greenness)(負の値)に対応し、
用語b*は黄色度(yellowness)(正の値)
又は青色度(blueness)(負の値)に対応し、
用語C*は彩度(chroma)を表し、彩度は色飽和
(color saturation)の指標であり、
そしてa*及びb*の平方の和の平方根として計算さ
れ、用語hは色相(hue)を表す。結果は試験染料で
染色されたシートのL*、a*、b*、C*及びh値と
標準の対応する値との差(即ちΔ値)として報告され
る。CIE CMC(2:1)システムにおいては、用
語L*は明度を表し、その明度については、より高い値
は明るい色でありそしてより低い値はより暗い色であ
り、用語C*は彩度を表し、彩度は色飽和の指標であ
り、H*は色相を表す。結果は、試験染料で染色された
シートの対応するL*、C*及びH値と標準の対応する
値との差(即ちΔ値)として報告される。酸染色及び対
応するアルカリ染色のΔ値間の差は“Δ値”として報告
され、それについて、0近くの値はpHの変化に対する
色合い安定性を示す。
【0039】光堅牢度 光堅牢度はAATCC試験方法16E−1993の一般
的方法を使用して決定される。染色された紙シートの被
覆されたストリップ(covered strips)
を退色試験器に入れそして各ストリップの一部を数時間
の間光源に暴露し、その期間中ストリップを周期的に検
査した。光への暴露はストリップの露出した部分がAA
TCCグレースケールで“明確な”評価(“disti
nct”rating)に近い認め得る退色を示すまで
続けられた。この程度の退色を生じさせるのに必要な暴
露時間(時間で表した)が表に報告される。
【0040】光堅牢度の結果は色相の変化としても述べ
られる。“色の合ったブレーク(on−shade b
reak)”は、元の退色していない染色物と同じ色合
い又は色相である退色した状態を示す。“色違いブレー
ク(off−shade break)”は元の退色し
ていない染色とは異なる色相である退色した状態を示
す。
【0041】漂白性 漂白試験は次亜塩素酸ナトリウムを使用して染色された
紙から除去された色の量を決定するのに使用された。各
試験について、サンプルシートを水中で激しくブレンド
することにより再パルプ化させた。パルプをスクリーン
上に集めそしてパルプの4%懸濁液を形成するのに十分
な水を使用して容器中に懸濁させた。別々のサンプルを
約pH10で4%次亜塩素酸ナトリウム(又は2%の利
用可能な塩素を与えるのに必要な当量)で60℃で30
分間処理した。次いで漂白されたパルプサンプルを脱イ
オン水で満たしたTAPPIシートモールド半部に注ぎ
込んだ。シートモールドの底部に位置したフォーミング
スクリーンを通してモールドから水が排出されるにつれ
て形成された紙シートを吸取紙間でプレスしそして電気
ドラム型乾燥機で約90℃で乾燥させた。得られた染色
されたシートを色強度について漂白されていない紙シー
トと比較した。色があまり残っていないサンプルはより
多く漂白可能であると考えられる。結果は、下記のスケ
ールに従って染色された漂白されていないサンプルに対
する百分率色残存率(percntcolor rem
aining)として又は視覚による表示として表に報
告される。
【0042】評価 色残存率 漂白できない 81%〜100% 部分的に漂白可能 21%〜80% 実用的に漂白可能 6%〜20% 漂白可能 0%〜5%両面性 (two−sideness) より短い紙繊維又は充填剤(クレー又は二酸化チタンの
ような)は紙のシートの一つの面(上面)により多く集
中する傾向がある。結果として、両面は異なる性質を示
すことがある。例えば、紙のシートの両面は上面(フェ
ルト面)と下面(又はワイヤ面)と一般に呼ばれる。両
面性は或る種の染料がより長い繊維又はより短い紙繊維
及び/又は充填剤のいずれかをより強く着色するという
性質である。実施例1〜3の染料について両面性を決定
するのに以下の方法を使用した。
【0043】染料を含有するパルプ混合物5gを1リッ
トルに希釈しそして等しい部分に分割した。1つの部分
を1リットルに希釈しそして100/120メッシユの
スクリーンを備えた丸いモールドを通して真空下に引い
た。このシートをモールドから取外しそしてワイヤー面
にラベルをつけた。第2の部分も1リットルに希釈しそ
して丸いモールドを通して真空下に引いた。次いで両方
のろ過より得られたろ液を第2シートに穴を形成しない
ように第2シートを通して注意深く注いだ。第2シート
をモールドから取外しそしてフェルト面にラベルをつけ
た。次いで2つのシートを電気ドラム乾燥機で約93℃
で乾燥しそして相対的な色強度を比較した。第1シート
がより強く着色されたならば染料はワイヤ面性又は下面
性(wire− or bottom sided)で
あると考えられ、そして第2シートがより強く着色され
たならば染料はフェルト面性又は上面性(felt−
or top sided)であると考えられる。上面
性(top−sideness)は一般にアルカリ染色
のための望ましい性質であると考えられ、アルカリ染色
は米国製紙工場で現在使用されている一般的な方法であ
る。
【0044】ジアゾニウム前駆体の製造 水330mL中のフラボン酸74.1g(0.20モ
ル)の混合物を、6.8〜7.2のpHを与える50%
水性水酸化ナトリウム31.9gの添加により可溶化さ
れた良く混ざった(smooth)スラリーとなるよう
に撹拌した。遊離フラボン酸が塩酸のゆっくりした添加
によりアルカリ性溶液から沈殿し、そして氷の添加によ
り20℃に冷却した。冷却されたフラボン酸に1時間に
わたり40%水性亜硝酸ナトリウム56mLを加えた。
次いで得られる混合物を35℃以下の温度で2時間撹拌
した。過剰の亜硝酸塩をスルファミン酸0.4gの添加
により分解させそして得られるフラボン酸のビスジアゾ
ニウム塩をろ過により単離しそしてコンゴーレッド試験
紙に対して中性になるまで洗浄した。ジアゾニウム塩フ
イルターケークを更に精製することなく実施例で使用し
た。
【0045】実施例1
【0046】
【化7】 上記した如くフラボン酸0.20モルから調製されたフ
ラボン酸のビスジアゾニウム塩を水240ml中にスラ
リー化し、次いで、45%水酸化カリウム102.2g
(0.82モル)、90%p−クレゾール50.4g
(0.42)及び氷240gの混合物に30分間にわた
り一様に加え、その期間中温度を約18℃に加温した。
45%水酸化カリウム追加の23g(0.18モル)を
加えそして混合物を更に2時間撹拌した。混合物をガラ
ス繊維フィルターを通過させることにより清澄化した。
清澄化した溶液は染料860gを含んでいた。染料溶液
の分光分析は約380nm及び約455nmに弱いショ
ルダーを有する約435nmにおける広いλmaxを示し
た。
【0047】上記した方法により染色された漂白された
クラフト紙は艶のない黄色を示した。
【0048】本発明の実施例1の染料及び標準A及びB
の染料についての性能データを表1に示す。(アルカリ
におけるひどい色の変化の故に、標準Bはアルカリ染色
に使用するのには不適当であり、試験しなかった)。本
発明の実施例1及び比較実施例2及び3の染料について
の性能データを表2に示す。
【0049】
【表1】 実施例2(比較)
【0050】
【化8】 p−クレゾールの代わりに99%m−クレゾールを使用
しそして水酸化カリウムの最初の添加のみとすることを
除いては実施例1の方法を繰り返した。得られる染料溶
液の分光分析は約413nmにおける鋭いλmaxを示し
た。
【0051】上記した方法により染色された漂白された
クラフト紙は、明るい、本発明の実施例1の染料で染色
された紙よりも緑色の色合いの黄色(bright,g
reener shade yellow colo
r)を示した。
【0052】性能データを表2に示す。
【0053】実施例3(比較)
【0054】
【化9】 p−クレゾールの代わりに99%o−クレゾールを使用
しそして水酸化カリウムの最初の添加のみとすることを
除いては実施例1の方法を繰り返した。得られる染料溶
液の分光分析は約411nmにおける鋭いλmaxを示し
た。
【0055】上記した方法により染色された漂白された
クラフト紙は、明るい、本発明の実施例1の染料で染色
された紙よりも明白により緑色の黄色(bright,
distinctly greener yellow
color)を示した。
【0056】性能データを表2に示す。
【0057】
【表2】
【0058】
【表3】 表2のデータ、特にΔa*及びΔh値は、実施例1に記
載の如くして製造された本発明の染料が実施例2及び3
に従って製造された比較染料よりもpH変化に対するは
るかに大きい色合い安定性を示し、従ってアルカリ性抄
紙条件下に紙を着色するのにより好適であることを示
す。
【0059】表2は本発明の実施例1の染料がアルカリ
染色において望ましい上面性を示し、これに対して実施
例2の比較染料は両面同等性であり(even−sid
ed)、そして実施例3の比較染料は同じ染色条件下に
下面性であることも示す。
【0060】本発明の実施例1の染料は実施例2及び3
の比較染料に比べて相対的に低い光堅牢度を示したけれ
ども、その光堅牢度はダイレクト・イエロー11(即
ち、標準A、表1参照)より僅かに優れており、そして
クラフト褐色色合いの紙の製造には許容されるべきであ
る。
【0061】実施例4(比較) p−クレゾールの代わりにカテコール(即ち、o−ジヒ
ドロキシベンゼン)46.25gを使用しそして水酸化
カリウムの最初の添加のみとすることを除いては実施例
1の方法を繰り返した。溶液の代わりにスラリーが得ら
れそして殆ど不溶性の成分は試験のために完全には溶解
することができなかった。
【0062】この染料は漂白されたクラフト紙に対する
非常に悪い親和性を示しそして実施例1〜3の染料によ
り製造されたよりも強度においてはるかに弱い非常に淡
い黄色しか付与しなかった。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 式 【化1】 式中、各Mは水素イオン、アルカリ金属イオン又はRa
    bcd+(ここで、Ra、Rb、Rc、及びRdは独立
    に水素、C1−C6アルキル又はC1−C6ヒドロキシアル
    キルである)である、を有する染料。
  2. 【請求項2】 各Mがカリウムイオンである請求項1の
    染料。
  3. 【請求項3】 請求項1の染料を基材に適用することを
    特徴とする基材に色を付与する方法。
  4. 【請求項4】 紙、板紙又は厚紙に内部染色法又は表面
    染色法により請求項1の染料を適用することを特徴とす
    る紙、板紙又は厚紙に色を付与する方法。
  5. 【請求項5】 請求項3の方法により製造した着色され
    た基材。
  6. 【請求項6】 請求項4の方法により製造した着色され
    た紙、板紙又は厚紙。
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