JP2000053825A - ポリマ―ブレンド - Google Patents

ポリマ―ブレンド

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JP2000053825A
JP2000053825A JP11184951A JP18495199A JP2000053825A JP 2000053825 A JP2000053825 A JP 2000053825A JP 11184951 A JP11184951 A JP 11184951A JP 18495199 A JP18495199 A JP 18495199A JP 2000053825 A JP2000053825 A JP 2000053825A
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JP
Japan
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alkene
copolymer
propylene
polymer blend
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JP11184951A
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English (en)
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Volker Dolle
フォルカー、ドレ
Herbert Terwyen
ヘルベルト、テルヴイェン
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Targor GmbH
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Targor GmbH
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Publication date
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    • C08L23/00Compositions of homopolymers or copolymers of unsaturated aliphatic hydrocarbons having only one carbon-to-carbon double bond; Compositions of derivatives of such polymers
    • C08L23/02Compositions of homopolymers or copolymers of unsaturated aliphatic hydrocarbons having only one carbon-to-carbon double bond; Compositions of derivatives of such polymers not modified by chemical after-treatment
    • C08L23/10Homopolymers or copolymers of propene
    • C08L23/14Copolymers of propene
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
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    • C08LCOMPOSITIONS OF MACROMOLECULAR COMPOUNDS
    • C08L23/00Compositions of homopolymers or copolymers of unsaturated aliphatic hydrocarbons having only one carbon-to-carbon double bond; Compositions of derivatives of such polymers
    • C08L23/02Compositions of homopolymers or copolymers of unsaturated aliphatic hydrocarbons having only one carbon-to-carbon double bond; Compositions of derivatives of such polymers not modified by chemical after-treatment
    • C08L23/16Elastomeric ethene-propene or ethene-propene-diene copolymers, e.g. EPR and EPDM rubbers

Abstract

(57)【要約】 【課題】 慣用の装置、工具を使用して、平滑な表面、
高い強靱性、良好な強固性と共に長い使用耐性を示す耐
裂開性成形体、中空体に転化され得る、改善された成形
材料組成物を見出すこと。 【解決手段】 (a)50から85重量%の、プロピレ
ンと1−アルケンとの共重合体(A)と、(b)5から
10重量%のエチレン重合体(B)と、(c)10から
40重量%の、共重合された1−アルケンを30から7
0重量%含有する、プロピレンと1−アルケンとのゴム
状共重合体(C)とを含有し、かつ5kgの荷重下、2
30℃で測定して0.1から5g/10分のメルトフロ
ーインデックス(MFI)、6から20の分子量分布
(Mw/Mn)および4から15重量%の1−アルケン
合計含有分を示すことを特徴とするポリマーブレンド。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、(a)50から8
5重量%の、共重合された1−アルケンを2.0から
7.0重量%含有し、かつ500から1200ml/g
の粘度を有する、20から80重量%の高分子量プロピ
レン共重合体(I)、および共重合された1−アルケン
を4.0から10.0重量%含有し、かつ200から4
50ml/gの粘度を有する、20から80重量%の低
分子量プロピレン共重合体(II)を含有するプロピレ
ンと1−アルケンとの共重合体(A)と、(b)5から
10重量%のエチレン重合体(B)と、(c)10から
40重量%の、共重合された1−アルケンを30から7
0重量%含有する、プロピレンと1−アルケンとのゴム
状共重合体(C)とを含有し、かつ5kgの荷重下、2
30℃で測定して0.1から5g/10分のメルトフロ
ーインデックス(MFI)、6から20の分子量分布
(Mw/Mn)および4から15重量%の1−アルケン
合計含有分を示すことを特徴とするポリマーブレンドに
関する。
【0002】本発明は、さらにこのようなポリマーブレ
ンドを調製する方法、このポリマーブレンドを含有する
成形体、中空体および打抜き板体、および型打抜き板体
の製造方法に関する。
【0003】
【従来技術】熱可塑性重合体、例えばプロピレン重合
は、容易に加工処理され、成形体または中空体を製造す
ることができる。しかしながら、打抜き板体の形成の場
合には、ことに長期間の使用後打抜き板体が脆くなると
いう事実から、若干の問題がある。
【0004】DE−A4019053号公報は、フィル
ムおよび成形体の製造にことに適する、広い分子量分布
(Mw/Mn)を示すプロピレン単独重合体を開示して
いる。しかしながら、この重合体から得られる打抜き板
体は若干の脆性と、比較的粗い表面を有し、そのために
実際の用途が制約される。
【0005】また、EP−A573862号公報には、
同様に広い分子量分布(Mw/Mn)を有する、プロピ
レンの結晶性重合体が記載されている。この重合体は、
チーグラー/ナッタ触媒の存在下に、気相重合で製造さ
れる。しかしながら、このようにして得られるプロピレ
ン重合体は、加工処理の間に可成り不満足な脆性を示
し、また完全に均斉ではない。このようなプロピレン重
合体から、慣用の段プレス法により打抜き板体を製造す
ることは、実際上不可能である。得られる溶融体の粘度
が充分でないからである。
【0006】
【発明を解決しようとする課題】そこで、この技術分野
において解決されるべき課題は、上述した欠点を回避克
服すること、および慣用の装置、工具を使用して、平滑
な表面、高い強靱性、良好な強固性と共に長い使用耐性
を示す耐裂開性成形体、中空体に転化され得る、改善さ
れた成形材料組成物を見出すことである。
【0007】
【課題を解決するための手段】しかるに、この課題は、
冒頭に掲記されたような、(a)50から85重量%
の、共重合された1−アルケンを2.0から7.0重量
%含有し、かつ500から1200ml/gの粘度を有
する、20から80重量%の高分子量プロピレン共重合
体(I)、および共重合された1−アルケンを4.0か
ら10.0重量%含有し、かつ200から450ml/
gの粘度を有する、20から80重量%の低分子量プロ
ピレン共重合体(II)を含有するプロピレンと1−ア
ルケンとの共重合体(A)と、(b)5から10重量%
のエチレン重合体(B)と、(c)10から40重量%
の、共重合された1−アルケンを30から70重量%含
有する、プロピレンと1−アルケンとのゴム状共重合体
(C)とを含有し、かつ5kgの荷重下、230℃で測
定して0.1から5g/10分のメルトフローインデッ
クス(MFI)、6から20の分子量分布(Mw/M
n)および4から15重量%の1−アルケン合計含有分
を示すことを特徴とするポリマーブレンドにより解決さ
れることが本発明者らにより見出された。
【0008】本発明のポリマーブレンドは、(a)50
から85重量%、ことに60から85重量%の共重合体
(A)、(b)5から10重量%、ことに5から7重量
%のエチレン重合体(B)、および(c)10から40
重量%、ことに10から35重量%の、プロピレンと1
−アルケンから成るゴム状共重合体を、三種類の重合体
(A)、(B)および(C)の合計が常に100重量%
となるように含有するのが好ましい。
【0009】この本発明によるポリマーブレンドは、D
IN53735により、230℃の温度、5kgの荷重
下で測定して、0.3から3.0g/10分のメルトフ
ローインデックス(MFI)を示すのが好ましい。この
ポリマーブレンドは、また6から15の分子量分布(M
w/Mn)および5から12重量%の全1−アルケン含
有分を有するのが好ましい。
【0010】本発明の目的からして、1−アルケンとし
ては、エチレン、ことにC4−C12−1−アルケン、例
えば1−ブテン、1−ペンテン、1−ヘキセン、1−ヘ
プテン、1−オクテン、ことにエチレン、1−ブテンを
使用するのが好ましい。二種類の異なる1−アルケン、
例えばエチレンと1−ブテンの混合物を使用することも
できる。
【0011】本発明ポリマーブレンドの一実施態様にお
ける組成として、プロピレンと1−アルケンとの共重合
体(A)は、45から75、ことに48から65重量%
の高分子量プロピレン共重合体(I)と、25から5
5、ことに35から52重量%の低分子量プロピレン共
重合体(II)とを含有するのが好ましい。高分子量プ
ロピレン共重合体(I)は、2.0から7.0、ことに
3.0から5.0重量%の共重合された1−アルケンを
含有するのが好ましく、また400から1200ml/
g、ことに450から700ml/g(デカリン中、1
35℃で測定)の粘度(粘度数)を示すのが好ましい。
また低分子量プロピレン共重合体(II)は、4.0か
ら10.0、ことに4.5から8.0重量%の共重合さ
れた1−アルケンを含有するのが好ましく、また200
から450ml/g、ことに220から400ml/g
(デカリン中、135℃で測定)の粘度(粘度数)を示
すのが好ましい。1−アルケンとしては、エチレンを、
必要に応じて1−ブテンを使用するのが好ましい。こと
に、低分子量プロピレン共重合体(II)が、低分子量
プロピレン共重合体(I)よりも高いエチレン含有分を
示すプロピレン共重合体(A)を使用するのが好まし
い。
【0012】この共重合体(A)を製造する方法は、1
−アルケン重合体の製造に慣用されている反応器中にお
いて、バッチ式でまたは好ましくは連続的に、懸濁重合
または気相重合として行なわれる。適当な反応器は、例
えば連続的、撹拌反応器、ループ反応器または流動床反
応器である。反応は、もちろん直列接続された複数の反
応器中においても行なわれ得る。重合は気相または懸濁
液中(塊状重合)で行なうのが好ましい。適当な気相反
応器は、流動床反応器および水平またはたて型の撹拌粉
末床反応器である。反応床を縦方向撹拌器で流動状態に
維持する粉末床反応器を使用するのがことに好ましい。
反応床は、各反応器中で形成される重合体を含有する。
適当な懸濁重合反応器は、ことにループ反応器である。
【0013】本発明において使用されるべきプロピレン
共重合体の重合は、(a)少なくとも一種類のハロゲン
含有マグネシウム化合物および電子供与体を含むチタン
含有固体組成分、(b)アルミニウム化合物組成分、お
よび(c)さらに他の電子供与体化合物組成分を含有す
るチーグラー/ナッタ触媒組成物の存在下に、30から
150℃、10から100バールの圧力で行なわれるの
が好ましい。
【0014】好ましいチタン含有固体組成分は、例えば
四塩化チタン、ジイソブチルフタラート、エタノールお
よび二塩化マグネシウムから製造される。この組成およ
び製法は、例えばEP−A45975号、同45977
号または同86473号公報から公知である。
【0015】同様に好ましい他のチタン含有固体組成分
(a)は、チタン化合物として、一般に、三価または四
価チタンのハロゲン化物またはアルコキシド、例えばハ
ロゲン化チタンアルコキシ化合物または各種チタン化合
物の混合物を含有する。このチタン化合物としては、T
iBr3、TiBr4、TiCl3、TiCl4、Ti(O
CH3)Cl3、Ti(OC25)Cl3、Ti(O−イ
ソ−C37)Cl3、Ti(O−n−C49)Cl3、T
i(OC25)Br3、Ti(O−n−C49)Br3
Ti(OCH32Cl2、Ti(OC252Cl2、T
i(O−n−C492Cl2、Ti(OC252
2、Ti(OCH33Cl、Ti(OC2 53Cl、
Ti(O−n−C493Cl、Ti(OC253
r、Ti(OCH34、Ti(OC254、Ti(O
−n−C494が使用される。ハロゲンとして塩素を
有するこれら化合を使用するのが好ましい。同様に好ま
しいのはチタンとハロゲンのみから成るチタンハロゲン
化物、好ましくは塩化チタン、ことに四塩化チタンであ
る。
【0016】このチタン含有固体組成分(a)は、さら
に単一もしくは複数のハロゲン含有マグネシウム化合物
を含有する。このハロゲンは、弗素、塩素、臭素、沃
素、または二種類もしくはそれ以上のハロゲンの化合物
であって、塩素または臭素、ことに塩素が好ましい。
【0017】ハロゲン含有マグネシウム化合物は、チタ
ン含有固体組成分(a)の調製中に直接的に導入される
か、あるいはその調製の間に形成される。チタン含有固
体組成分(a)を調製するに適するマグネシウム化合物
は、ことにハロゲン化マグネシウム、なかんずく塩化
物、臭化物、あるいは慣用の態様で、例えばハロゲン化
剤との反応によりハロゲン化物をもたらすべきマグネシ
ウム化合物、例えばマグネシウムアルキル、マグネシウ
ムアリール、マグネシウムアルコキシまたはマグネシウ
ムアリールオキシ化合物、またはグリニヤール化合であ
る。適当なハロゲン化剤は、例えば元素ハロゲン、ハロ
ゲン化水素、SiCl4、CCl4、ことに塩素、塩化水
素である。
【0018】チタン含有固体組成分(a)を製造するの
に適するハロゲン不含有マグネシウム化合物は、例えば
ジエチルマグネシウム、ジ−n−プロピルマグネシウ
ム、ジ−イソ−プロピルマグネシウム、ジ−n−ブチル
マグネシウム、ジ−s−ブチルマグネシウム、ジ−t−
ブチルマグネシウム、ジアミルマグネシウム、n−ブチ
ルエチルマグネシウム、n−ブチル−s−ブチルマグネ
シウム、n−ブチルオクチルマグネシウム、ジフェニル
マグネシウム、ジエトキシマグネシウム、ジ−n−プロ
ポキシマグネシウム、ジ−イソプロポキシマグネシウ
ム、ジ−n−ブトキシマグネシウム、ジ−s−ブトキシ
マグネシウム、ジ−t−ブトキシマグネシウム、ジアミ
ルオキシマグネシウム、n−ブトキシエトキシマグネシ
ウム、n−ブトキシ−s−ブトキシマグネシウム、n−
ブトキシオクチルオキシマグネシウム、ジフェニルオキ
シマグネシウムである。ことに好ましいのは、n−ブチ
ルエチルマグネシウム、n−ブチルオクチルマグネシウ
ムである。
【0019】グリニヤール化合物としては、例えばメチ
ルマグネシウムクロリド、エチルマグネシウムクロリ
ド、エチルマグネシウムブロミド、エチルマグネシウム
ヨジド、n−プロピルマグネシウムクロリド、n−プロ
ピルマグネシウムブロミド、n−ブチルマグネシウムク
ロリド、n−ブチルマグネシウムブロミド、s−ブチル
マグネシウムクロリド、s−ブチルマグネシウムブロミ
ド、t−ブチルマグネシウムクロリド、t−ブチルマグ
ネシウムブロミド、ヘキシルマグネシウムクロリド、オ
クチルマグネシウムクロリド、アミルマグネシウムクロ
リド、イソアミルマグネシウムクロリド、フェニルマグ
ネシウムクロリド、フェニルマグネシウムブロミドが使
用される。
【0020】マグネシウムジクロリド、マグネシウムジ
ブロミドのほかに、チタン含有固体組成分(a)を製造
するためにことに好ましいのは、ジ(C1−C10アルキ
ル)マグネシウム化合物である。
【0021】チタン含有固体組成分(a)は、さらに電
子供与体化合物、例えば単官能性もしくは多官能性のカ
ルボン酸、カルボン酸無水物、カルボン酸エステル、さ
らにはケトン、エーテル、アルコール、ラクトンまたは
有機燐化合物、有機珪素化合物である。
【0022】チタン含有固体組成分(a)中の電子供与
体化合物として好ましいのは、カルボン酸誘導体、こと
に下式(II)
【0023】
【化1】 のフタル酸誘導体である。ただし、式中のX、Yは、そ
れぞれ、塩素、臭素原子またはC1−C10アルコキシ基
を意味するか、あるいは両者合体してアンヒドリド機能
酸素を表わす。ことに好ましいのは、X、Yがそれぞれ
1−C8アルコキシ基、例えばメトキシ、エトキシ、n
−プロポキシ、イソプロポキシ、n−ブトキシ、s−ブ
トキシ、イソブトキシまたはt−ブトキシを意味する場
合のフタル酸エステルである。ことに好ましいフタル酸
エステルは、フタル酸ジエチル、フタル酸ジ−n−ブチ
ル、フタル酸ジ−イソブチル、フタル酸ジ−n−ペンチ
ル、フタル酸ジ−n−ヘキシル、フタル酸ジ−n−ヘプ
チル、フタル酸ジ−n−オクチル、フタル酸ジ−2−エ
チルヘキシルである。
【0024】チタン含有固体組成分中の、さらに他の好
ましい電子供与体化合物は、3もしくは4員の、置換も
しくは非置換シクロアルキル−1,2−ジカルボン酸の
ジエステル、さらには置換ベンゾフェノン−2−カルボ
ン酸もしくは置換ベンゾフェノン−2−カルボン酸のモ
ノエステルである。これらエステルを形成するヒドロキ
シ化合物は、エステル化反応に慣用されるアルカノー
ル、例えばC1−C15アルカノールまたはC5−C7シク
ロアルカノール(これは単一もしくは複数のC1−C10
アルキル置換基を持っていてもよい)、さらにはC6
10フェノールである。
【0025】種々の電子供与体化合物の混合物も使用さ
れ得る。
【0026】チタン含有固体組成分(a)の製造に際し
て、電子供与体化合物は、マグネシウム化合物の1モル
に対して、0.05から2.0モル、ことに0.2から
1.0モルの割合で使用される。
【0027】ことに好ましい実施態様において、チタン
含有固体組成分(a)は、さらに担体として少なくとも
一種類の無機酸化物を含有する。使用される担体は、一
般的に、5から200μm、ことに20から70μmの
平均粒径を有する無機酸化物微細粉である。本発明の目
的からして、この平均粒径は、ASTM規格D4438
によるクールター計数器分析により測定された粒度分布
の容積を基礎とする中央値である。
【0028】無機酸化物微細粉の粒子は、1から20μ
m、ことに3から10μmの平均粒径を有する一次粒子
から成るのが好ましい。一次粒子は、一般的に無機酸化
物のヒドロゲルから粉砕により得られる多孔性、顆粒状
粒子である。一次粒子は、さらに処理される前に篩分け
処理に附され得る。
【0029】なお、有利に使用され得る無機酸化物は、
0.1から20μm、ことに1から15μmの平均径を
有する孔隙、条溝、および全粒子において5から30
%、ことに10から30%の範囲の巨視的容積割合を持
っていることが好ましい。
【0030】この無機酸化物の、一次粒子平均粒径は、
孔隙、条溝の平均粒径および孔隙、条溝の巨視的容積割
合は、走査電子顕微鏡を使用する画像分析または電子プ
ローブミクロ分析により測定されるのが好ましい。得ら
れた電子顕微鏡写真を数的に評価し、一次粒子の平均粒
径および孔隙、条溝の巨視的容積割合はこれから算定さ
れる。画像分析は、電子顕微鏡写真データのハーフトー
ン二進画像への転換、および適当なEDPプログラムの
使用によるディジタル評価により行なわれるのが好まし
い。
【0031】有利に使用され得る無機酸化物は、例えば
その目的のために水または脂肪族アルコールと混合した
粉砕ヒドロゲルの噴霧乾燥により得られる。このような
無機酸化物微細粉は、商業的に入手可能である。
【0032】無機酸化物微細粉は、さらに、DIN66
133による水銀多孔隙計法およびDIN66131に
よる窒素吸収法により測定して、通常、0.1から1
0、ことに1.0から4.0cm3/gの孔隙容積、1
0から1000、ことに100から500m2/gの比
表面積を有する。
【0033】適当な無機酸化物は、ことに珪素、アルミ
ニウム、チタンまたは周期表のIおよびII主族金属の
いずれかの酸化物であって、酸化アルミニウム、酸化マ
グネシウム、板状シリカートが好ましい。ことい好まし
いのは酸化珪素(シリカゲル)である。また珪酸アルミ
ニウムまたは珪酸マグネシウムのような混合酸化物の使
用も可能である。
【0034】担体として使用される無機酸化物は、その
表面に水分を有し、その一部は、物理的に吸着により、
また他の一部は、化学的にヒドロキシルの形態で結合さ
れている。無機酸化物の水分は、熱的または化学的処理
により部分的に減少せしめられ、または完全に除去され
得る。この化学的処理は、一般的に慣用の乾燥剤、例え
ばSiCl4、クロロシランまたはアルミニウムアルキ
ルの使用により行なわれる。適当な無機酸化物の水分
は、0から6重量%の範囲である。水分量は、通常、無
機酸化物を乾燥して、大気圧下、160℃における定常
的重量とすることにより測定される。この重量ロスが本
来の水分量に相当する。商業的に入手された形態の無機
酸化物を、そのまま手を加えずに使用するのが好まし
い。
【0035】無機酸化物を使用する場合、これとマグネ
シウム化合物とは、チタン含有固体組成分(a)中にお
いて、無機酸化物1モルに対して、マグネシウム化合物
が0.1から1.0モル、ことに0.2から0.5モル
の割合となるように存在するのが好ましい。さらに、チ
タン含有固体組成分(a)の製造は、一般的に、C1
8アルカノール、例えばメタノール、エタノール、n
−プロパノール、イソプロパノール、n−ブタノール、
s−ブタノール、t−ブタノール、イソブタノール、n
−ヘキサノール、n−ヘプタノール、n−オクタノー
ル、2−エチルヘキサノールまたはこれらの混合物を使
用して行なわれる。エタノールを使用するのがことに好
ましい。
【0036】チタン含有固体組成分は、それ自体公知の
方法、例えばEP−A45975号、同45977号、
同86473号、同171200号、GB−A2111
066号各公報、US−A4857613号、同528
8824号明細書に記載されている方法により製造され
得る。
【0037】チタン含有固体組成分(a)の調製に関し
ては、以下の二段階方法を採用するのが好ましい。すな
わち、まず第一段階において、無機塩化物を不活性溶
媒、ことに液状アルカン、またはトルエン、エチルベン
ゼンのような芳香族炭化水素中に投入し、これをまずマ
グネシウム含有化合物の溶液と混合し、次いでこの混合
液を撹拌しながら一般的に10から120℃で0.5か
ら5時間反応させる。次いで、通常、撹拌しながら、ハ
ロゲン化剤をマグネシウム含有化合物に対して少なくと
も二倍量、好ましくは五倍量の過剰量添加し、この混合
物を約30から120分間反応させる。次いで、これに
−120から150℃において、C1−C8アルカノー
ル、チタン化合物、電子供与体化合物を添加する。チタ
ン化合物および電子供与体化合物は、C1−C8アルカノ
ールと同時に添加してもよいが、まず、C1−C8アルカ
ノールを0から100℃において約10から120分、
中間生成物に作用させることもできる。マグネシウム1
モル当たり、1から5、ことに1.6から4モルのC1
−C8アルカノール、1から15、ことに2から10モ
ルのチタン化合物、0.1から1、ことに0.3から
0.7モルの電子供与体化合物を使用するのが好まし
い。一般的に、撹拌しながら、この混合物を10から1
50、ことに60から130℃において、少なくとも1
0分間、ことに30分間反応させる。このようにして得
られる固体組成分を濾別し、C7−C10アルキルベンゼ
ン、ことにエチルベンゼンで洗浄する。
【0038】第二段階において、この第一段階で得られ
た固体組成分を、100から150℃において、過剰量
の四塩化チタンまたは不活性溶媒、ことにC7−C10
ルキルベンゼン中における過剰量の四塩化チタンの溶
液、少なくとも5重量%の四塩化チタンを含有する溶媒
で抽出する。抽出は、一般的に、少なくとも30分間行
なわれ、次いで生成物を、洗浄液中の四塩化チタン分が
2重量%より少なくなるまで、液状アルカンで洗浄す
る。
【0039】適当なアルミニウム化合物組成分(b)
は、トリアルキルアルミニウム、およびアルキル基がア
ルコキシ基またはハロゲン原子、例えば塩素または臭素
で置換されている化合物である。複数アルキル基は相互
に同じでも異なってもよい。アルキル基は直鎖でも分岐
でもよい。各アルキル基がそれぞれ1から8個の炭素原
子を有するトリアルキルアルミニウム化合物、例えばト
リメチルアルミニウム、トリエチルアルミニウム、トリ
−イソブチルアルミニウム、トリオクチルアルミニウ
ム、メチルジエチルアルミニウムを使用するのが好まし
い。
【0040】アルミニウム化合物組成分(b)のほか
に、さらに電子供与体化合物(c)、例えば単官能性も
しくは多官能性カルボン酸、カルボン酸無水物、カルボ
ン酸エステルまたはケトン、エーテル、アルコール、ラ
クトンまたは有機燐化合物、有機珪素化合物がさらに他
の助触媒ないし共触媒として使用される。これら電子供
与体化合物組成分(c)は、上述したチタン含有固体組
成分(a)を製造するために使用される電子供与体化合
物と同じでも異なってもよい。ここで使用される好まし
い電子供与体化合物(c)は、下式(I)R1 nSi(O
24-n (I)で表わされ、式中のR1が相
互に同じでも異なってもよく、それぞれ5から7員のシ
クロアルキル(置換基としてC1−C10アルキル基を持
っていてもよい)、C6−C18アリールまたはC6−C18
アリール−C1−C10アルキルを意味し、R2が相互に同
じでも異なってもよく、それぞれC1−C20アルキルを
意味し、nが1、2または3の整数を意味する場合の化
合物である。ことに好ましいのは、R 1がC1−C8アル
キルまたは5から7員のシクロアルキルを、R2がC1
4アルキルを、nが1または2を意味する場合の化合
物(I)である。
【0041】これら化合物の中でもことに好ましいの
は、ジイソプロピルジメトキシシラン、イソブチルイソ
プロピルジメトキシシラン、ジイソブチルジメトキシシ
ラン、ジシクロペンチルジメトキシシラン、ジシクロヘ
キシルジメトキシシラン、シクロヘキシルメチルジメト
キシシラン、イソプロピル−t−ブチルジメトキシシラ
ン、イソブチル−s−ブチルジメトキシシラン、イソプ
ロピル−s−ブチルジメトキシシランである。極めて好
ましいのはジシクロペンチルジメトキシシランである。
【0042】共触媒として作用する上記組成分(b)お
よび(c)は、それぞれ別個に、あるいは任意の順序で
相次いで、あるいは同時に、チタン含有固体組成分
(a)に作用させることができる。これは、通常、0か
ら150℃、ことに20から90℃の温度、1から10
0バール、ことに1から40バールの圧力下に行なわれ
る。
【0043】共触媒(b)は、このアルミニウム化合物
(b)に由来するアルミニウムの、チタン含有固体組成
分(a)に由来するチタンに対する原子割合が、10:
1から800:1、ことに20:1から200:1とな
るような量割合で使用されるのが好ましい。ただし、こ
のアルミニウム対チタンの原子割合が、上述範囲外とな
るような量割合で助触媒(b)を使用することも可能で
ある。
【0044】アルミニウム化合物(b)の、電子供与体
化合物(c)に対するモル割合は、好ましい実施態様に
おいては、300:1から1:1、ことに200:1か
ら2:1、なかんずく150:1から2.5:1の範囲
である。
【0045】本発明のポリマーブレンドの、プロピレン
共重合体(A)の分子量は、重合技術において慣用の制
御剤、例えば水素により広い範囲にわたって設定され得
る。また、トルエン、ヘキサンのような不活性溶媒、窒
素、アルゴンのような不活性ガス、比較的少量のポリプ
ロピレン粉末の使用による制御も可能である。
【0046】プロピレン共重合体(A)は、一般的に、
100000から1000000g/モル、ことに15
0000から700000g/モルの分子量(重合平
均)を有する。その、DIN53735による、230
℃、5.0kg荷重下のメルトフローインデックス(M
FI)は、0.1から5.0g/10分、ことに0.3
から3.0g/10分、デカリン中、135℃で測定さ
れる粘度は、350から650ml/g、ことに400
から600ml/g、共重合された1−アルケン含有分
は、2.5から8.5重量%、ことに3.0から7.5
重量%である。
【0047】このプロピレン共重合体は、以下のように
して二段階法で製造されるのが好ましい。すなわち、
(a)第一重合段階において、チタン含有固体組成分、
アルミニウム化合物組成分、および必要に応じて電子供
与体化合物組成分から成るチーグラー/ナッタ触媒組成
物の存在下、30から150℃、10から100バール
の圧力下、0.5から6時間の平均滞留時間で、プロピ
レンと1−アルケンを相互に重合反応させて、高分子量
プロピレン共重合体を形成し、(b)第二重合段階にお
いて、第一重合段階で使用されたチーグラー/ナッタ触
媒組成物の存在下、30から150℃、10から100
バールの圧力下、0.5から6時間の平均滞留時間で、
第一重合段階から得られたプロピレン共重合体(I)上
で、プロピレンとそれ以外の1−アルケンとを重合させ
て低分子量プロピレン共重合体(II)を形成して、高
分子量プロピレン共重合体(I)および低分子量プロピ
レン共重合体(II)によりプロピレン共重合体(A)
を構成させる方法である。
【0048】両重合段階において、重合は懸濁液中にお
ける塊状重合法で行なわれるのが好ましい。この場合プ
ロピレンとプロピレン以外の1−アルケンとは、共に出
発材料であり、懸濁媒体である。
【0049】プロピレン共重合体(A)の製造は、また
第一重合段階の前、第二重合段階の前に予備重合工程を
挟さんで行なうこともできる。両重合段階および予備重
合工程は、いずれもバッチ式でも連続的にでも行なわれ
得るが、後者の方が好ましい。
【0050】予備重合は、まずアルミニウム化合物
(b)と電子供与体化合物(c)とをまず混合し、次い
でこの混合物をチタン含有固体組成分(a)と接触させ
ることによって行なうのが好ましい。このようにして活
性化された触媒の存在下に、プロピレンが、懸濁液中に
おいて、塊状重合法で予備重合される。予備重合は、液
状モノマー中において、4から10分、ことに4.5か
ら9.0分の滞留時間、1から50バール、ことに1.
5から40バールの圧力、10から25℃、ことに12
から23℃の温度で行なわれるのが好ましい。このプレ
ポリマーが、各重合段階に導入される。
【0051】第一重合段階において、重合は液状プロピ
レン中で、55から100℃、10から100バールの
圧力、0.5から3.5時間の平均滞留時間で行なわ
れ、1−アルケンが液相中において0.1から20重量
%、ことに0.1から10重量%の割合となるまで連続
的に計量給送することにより行なわれるのが好ましい。
製造されるプロピレン共重合(I)1kg当たり、液状
プロピレンを2.5から4リットル、ことに2.8から
3.5リットル使用するのが好ましい。
【0052】第一重合段階終了後、重合反応混合物を第
二重合段階に導入し、液状プロピレンと、一種類もしく
は複数種類の1−アルケンとを、55から100℃、1
0から100バールの圧力、0.5から6時間の平均滞
留時間で重合させる。1−アルケンは、液相中における
その割合が、0.01から30重量%、ことに0.1か
ら20重量%になるまで計量給送される。第二重合段階
では、プロピレン共重合体(II)1kg当たり、液状
プロピレン1から2.5リットル、ことに1.3から
2.2リットルを使用する。両重合段階においては、異
なる量割合および温度を選定するのが好ましいことが判
明している。使用される分子量制御剤としての水素の量
も両重合段階において異ならせるのが好ましい。
【0053】第二重合段階において、プロピレン、水素
および1−アルケンの残存混合物が後処理される。液状
モノマーは一工程で迅速に蒸散処理されるのが好まし
い。蒸気による処理でモノマーから分離された生成共重
合体は不活性ガス流中で乾燥される。蒸発モノマー混合
物は、凝縮せしめられ、分離され、精製された後、反応
器に返還され再使用される。
【0054】本発明ポリマーブレンドに使用されるプロ
ピレン共重合体は、さらに安定剤、滑剤、離型剤、充填
剤、核形成剤、帯電防止剤、可塑剤、染料、顔料、難燃
化剤のような添加剤を含有し得る。これらは、使用前
に、慣用の量で添加される。これらは、一般的に、粉末
状の重合生成物を顆粒化する間に共重合体に添加され
る。
【0055】慣用の安定剤は、立体障害フェノールのよ
うな酸化防止剤、亜燐酸塩、亜ホスホン酸塩のような処
理安定剤、ステアリン酸カルシウム、ステアリン酸亜
鉛、ジヒドロタルサイト、立体障害アミンのような酸捕
捉剤、対UV安定剤である。本発明に使用されるプロピ
レン共重合体(A)は、一般的に、2重量%までの単一
もしくは複数の安定剤を含有する。
【0056】適当な滑剤および離型剤は、例えば脂肪
酸、そのカルシウムないし亜鉛塩、脂肪酸アミド、低分
子量ポリオレフィンワックスであって、通常、2重量%
までの量で使用される。
【0057】プロピレン共重合体(A)用の適当な充填
剤は、例えばタルク、チョーク、ガラス繊維であって、
50重量%までの割合で使用される。
【0058】適当な核形成剤は、タルク、シリカ、カオ
リンのような無機添加剤、安息香酸ナトリウム、t−ブ
チル安息香酸アルミニウム、ジベンジリデンソルビトー
ルまたはそのC1−C8アルキル置換誘導体、例えばメチ
ルもしくはジメチルジベンジリデンソルビトールのよう
なモノもしくはポリカルボン酸の塩、燐酸のジエステル
塩、例えばナトリウム−2,2′−メチレンビス(4,
6−ジ−t−ブチルフェニル)ホスファートである。ラ
ンダムプロピレン共重合体中におけるこれら核形成剤の
量は、一般的に5重量%までである。
【0059】これらの添加剤は、一般的に市場において
入手可能であり、例えば1993年、ミュンヘンのハン
ザ、フェルラーク社刊、ゲヒおよびミュラーの「プラス
チックス、アディティブズ、ハンドブック」第4版に記
載されている。
【0060】両重合工程(a)および(b)におけるプ
ロピレン共重合体(A)の製造後、必要に応じて共重合
体(A)の適当な後処理および添加剤の添加後、本発明
によるポリマーブレンドの製造は、慣用の混合装置中で
行なわれる第三工程(c)において、180から300
℃、ことに190から290℃、0.1から5.0分、
ことに0.2から4.0分の平均滞留時間で、エチレン
重合体(B)およびゴム状共重合体(C)を、共重合体
(A)中に混合することにより継続されるのが好まし
い。これに使用される混合装置としては、押出機または
混練機を、ことに二軸押出機を使用するのが好ましい。
【0061】同様に本発明の対象を成すポリマーブレン
ド製造方法は、両重合工程(a)、(b)、およびこれ
らの工程(a)、(b)で得られたプロピレン共重合体
を、エチレン重合体(B)およびゴム状共重合体(C)
と混合する工程(c)を包含する。
【0062】適当なエチレン重合体(B)は、0.90
0から0.950g/cm3、ことに0.905から
0.945g/cm3の密度を有するエチレン共重合体
と、例えば少量の1−ブテンとのエチレン共重合体の両
者を包含する。このようなエチレン重合体(B)は、例
えば慣用のチーグラー触媒またはフィリップス触媒を使
用して、気相で、または懸濁重合で製造される。このエ
チレン重合体(B)は、またメタロセン触媒を使用して
も製造され得る。これは、4.0重量%、ことに2重量
%までの共重合されたC3−C12−1−アルケン、例え
ばプロピレン、1−ブテンまたは1−ヘキセンを含有し
ていてもよい。これらは商業的なプラスチック製品とし
て商業的に入手可能であり、またプロピレン共重合体
(A)に関して上述した同じ添加剤を含有し得る。
【0063】30から70重量%、ことに35から60
重量%の重合された1−アルケンを含有するプロピレン
/1−アルケンゴム状共重合体(C)としては、ことに
下記の共重合体が使用される。すなわち、比較的少量の
エチレンもしくは1−ブテンとのプロピレン共重合体、
プロピレンと、比較的少量のエチレンおよび1−ブテン
との三元共重合体、プロピレンとシクロオレフィンの共
重合体である。ここで1−アルケンと称するのは、プロ
ピレン共重合体(A)に関して上述したと同様の不飽和
コモノマーである。このようなプロピレンと1−アルケ
ンとのゴム状共重合体は、一般的に、チーグラー/ナッ
タ触媒もしくはフィリップス触媒もしくはメタロセン触
媒を使用して、気相重合または懸濁重合により製造され
る。このゴム状共重合体(C)は、また商業的プラスチ
ック製品として入手可能である。共重合体(C)は、ま
たプロピレン共重合体(A)に関して上述した添加剤を
含有し得る。
【0064】エチレン重合体(B)およびゴム状共重合
体(C)は、混合装置中において、別個に、またはマス
ターバッチとして共に、プロピレン共重合体(A)に添
加され得る。
【0065】1−アルケンとのプロピレン共重合体
(A)、エチレン重合体(B)およびゴム状共重合体
(C)を含有する本発明によるポリマーブレンドは、こ
とに中空体、型打抜き板体、パイプ、各種部品のような
成形体を製造するのに適する。本発明ポリマーブレンド
から得られる打抜き板体において、ことに有利な特性が
発揮される。
【0066】このような打抜き板体は、同じく本発明の
対象を成す打抜き板体製造方法、すなわち、(A)、
(B)および(C)のポリマーブレンド顆粒から、段プ
レスにより、180から300℃、1から500バール
の圧力、0.1から120分のプレス時間で型打抜き板
体を形成する工程を包含する方法により形成されるのが
好ましい。
【0067】本発明のポリマーブレンドは、ことに高い
耐裂開強度、強靭性、長い耐使用寿命および平滑な表面
性を兼備する中空体、打抜き板体のような成形体を製造
するのに適する。本発明によるプロピレン共重合体
(A)の製造方法、打抜き板体の製造方法は、多額の出
費を必要とすることなく、経済的に実施され得る。
【0068】
【実施例】実施例1 (プロピレン共重合体(A)の製造方法)直列に接続さ
れた、それぞれ16lの容積を有する撹拌反応器中にお
いて連続的に重合を行なう。各反応器に10lの液状プ
ロピレンを装填する。触媒組成分(b)として、量割合
1ミリモル/lのトリエチルアルミニウムを、触媒組成
分(c)として量割合0.1ミリモル/lのシクロヘキ
シルメチルジメトキシシランを使用する。第一反応器に
おける水素濃度を120容積ppmに設定する。
【0069】第一反応器において、四塩化チタン、フタ
ル酸ジイソブチル、二塩化マグネシウムおよびエタノー
ル(モンテル社の触媒Montel(登録商標)FT4
S)を含有する、触媒組成分(a)としてのチタン含有
固体組成分の存在下に、70℃、32バールの圧力、
1.2時間の平均滞留時間で、プロピレンとエチレンを
重合させる。さらに別途に上記の触媒、共触媒、エチレ
ン、プロピレンおよび水素を連続的に計量給送する。エ
チレンはプロピレン1kg当たり15gの割合で給送す
る。重合は、分散液(プロピレン)1リットル当たり共
重合体224gの固体分で行なわれる。これによりポリ
プロピレン(PP)1kg当たり、液状プロピレンの割
合は3.3リットルとなる。水素(H2)の追加量は、
液相中120容量ppmの割合が達成されるように計量
給送される。得られる高分子量プロピレン共重合体
(I)は、680ml/gの粘度、3.2重量%のエチ
レン分を含有する。
【0070】第一反応器中のプロピレン共重合体を、触
媒と共に、第二反応器に移送する。第二反応器には、さ
らに別途にエチレン、水素およびプロピレンを計量給送
する。エチレンはプロピレン1kg当たり35gの割合
で計量給送する。液相中のH 2濃度は1600容量pp
mとし、第二反応器の温度は同じく70℃とするが、圧
力は35バール、平均滞留時間は0.8時間とする。プ
ロピレンを含有する懸濁液1lに対して、324gのプ
ロピレン共重合体(II)が得られる。これにより、共
重合体1kg当たり、液状プロピレン1.9lの相割合
がもたらされる。第二反応器で得られる低分子量プロピ
レン共重合体は、260ml/gの粘度、5.5重量%
のエチレン含有分を示す。
【0071】共重合体(A)が粉末として第二反応容器
から排出された後、触媒1g当たり共重合体(A)33
kgの触媒収率(生産性)が算出された。また、9.5
の分子量分布(Mw/Mn)および487ml/gの粘
度数が算出された。IR分光分析により、エチレンの取
込み割合は4.2重量%、キシレン可溶性分の割合は
9.5重量%であることが測定された。また共重合体
(A)は、約58.0重量%の高分子量共重合体(I)
と、約42.0重量%の低分子量共重合体(II)から
構成されていることが確認された。
【0072】(測定方法)分子量分布(Mw/Mn)、
ゲル透過クロマトグラフィーにより測定、メルトフロー
インデックス(MFI)、DIN53735により、負
荷5kg、230℃で測定、粘度数(ml/g)、デカ
リン中、135℃で測定、コモノマー含有割合(重量
%)、赤外線分光分析により測定。
【0073】実施例2 (打抜き板体のテスト)PP材料の打抜き板体に対する
適性は、慣用のテスト結果値、例えば硬さ、弾性率およ
びノッチ衝撃強さのみによっては表わされ得ないので、
テストは実際に遭遇する条件に近い条件下において行な
われねばならない。
【0074】テスト装置として、円形カッターを備えた
型打抜き装置を使用する。テストされるべき型打抜き板
体は、圧縮成形板体(直径150mm、厚さ25mm)
として製造され、型打抜き装置に装着される。この装置
に備えられているカッターの直径は約50mmである。
150バールの圧力における各打抜きストロークの終了
ごとに、被験型打抜き板体を若干角度回転させる。カッ
ターにより形成される切口が交差して、打抜き板体上に
ロゼット(rosette)様パターンが形成される。
この各ロゼットの直径は約130mmである。異なる打
抜きストローク数が選択され得る。
【0075】約1000回のストローク後、被験材料の
適性を、他の試料と比較して、打抜きパターンをテスト
することにより質的に評価することができる。さらにテ
ストされた被験板体を、カットにより切除された材料屑
を除去した後、再秤量し、この材料屑の割合を重量的に
測定する。
【0076】質的評価のためには、以下の諸項目がテス
トされる。すなわちカッターの進入深さはどの程度か、
切口の外観はどうか、切断屑の離なれ具合はどうか、打
抜き板体の、交差打抜き三角形交差部分における外観は
どうかである。
【0077】実施例3 (本発明によるポリマーブレンドの製造)実施例1で得
られたプロピレン共重合体(A)を、まず、0.1重量
%のチバガイギー社製Irganox(登録商標)10
10および0.1重量%のヘキスト社製Hostano
x(登録商標)PAR24と混合する。
【0078】上記Irganox(登録商標)1010
は、チバガイギー社のペンタエリトリチルテトラキス
[3−{3,5−ビス(1,1−ジメチルエチル)−4
−ヒドロキシフェノール}プロピオナート]、Host
anox(登録商標)PAR24は、チオビスフェノー
ルの有機燐酸エステルを基礎とするヘキスト社製安定剤
である。
【0079】この添加剤含有プロピレン共重合体(A)
を、20kgのゴムバッチ(エクソンケミカルズ社のE
xxelor(登録商標)VM42)と混合する。この
ゴムバッチは、プロピレンと、重合された60重量%の
エチレンとのゴム状共重合体(C)を66重量%、0.
94g/cm3の密度を有するエチレン単独重合体
(B)を34重量%含有する。79.7重量%のプロピ
レン共重合体(A)、6.8重量%のエチレン共重合体
(B)、13.1重量%のゴム状共重合体(C)、さら
に0.1重量%のIrganox、0.1重量%のHo
stanox、0.2重量%の着色剤から成る混合物
を、スクリュー直径53mmの二軸押出機中において、
不活性ガス雰囲気下、240℃で顆粒化した。この顆粒
化されたポリマーブレンドは、451ml/gの粘度
数、10.5重量%のエチレン含有分、5kg荷重下、
230℃で測定して2g/10分のMFI、8の分子量
分布(Mw/Mn)を示した。
【0080】実施例4 上記実施例3で得られた顆粒状ポリマーブレンド材料か
ら、段プレスにより、90バールの圧力、220℃の温
度、90分のプレス時間で、圧縮成形板体(直径150
mm、厚さ25mm)を製造した。
【0081】実施例5 実施例4で得られた板体を、実施例2に記載された打抜
き装置に装着して、5000ストロークの打抜き操作を
行なった。圧縮成形板体には、特徴的な重畳ロゼットパ
ターンが形成された。カッターの進入深さは、最も深い
個所で1mmであった。切り口は平滑であった。切り口
フランク両側面は、カッター進入後に原状に回復したの
で、相互に接していた。板体からの切断屑は認められな
かった。ことに重畳する二個所の打抜き切断切り口部分
において、切断屑は検出されなかった。板体の重量ロス
はわずかに0.05重量%であった。
【0082】実施例6 実施例5の打抜きテストを新らたな試料板体で行ない、
打抜きストローク数を二倍の10000回とした。重量
ロスは同様に0.06重量%に止まった。
【0083】実施例7 実施例5の打抜きテストを新らたな試料板体で行ない、
打抜きストローク数を35000回としたが、重量ロス
は0.3重量%に止まった。
【0084】対比例A 実施例1と同じチーグラー/ナッタ触媒を使用し、70
l容積の撹拌反応器中において、50lの液状プロピレ
ンをバッチ式で重合させた。チタン含有固体組成分
(a)を総計354mg、トリエチルアルミニウムをプ
ロピレン1l当たり2mmol、シクロヘキシルメチル
ジメトキシシランをプロピレン1l当たり0.1mmo
l使用した。次いで水素の2.3標準lを計量給送し
た。重合温度を70℃、重合時間を100分とした。重
合終了後、重合反応混合物を排出し、残存液状モノマー
を蒸発させ、目的重合体を粉末として得た。
【0085】触媒1g当たりプロピレン単独重合体1
8.3kgの触媒収率ないし生産性が測定された。室温
キシレンに可溶性の部分は2.9重量%であった。
【0086】この対比例Aで得られた粉末を、スクリュ
ー径53mmの二軸押出機中において、不活性ガス雰囲
気下、約240℃で顆粒化した。この間に、安定剤とし
て、0.15重量%の前記Irganox(登録商標)
1010、および0.15重量%の前記Hostano
x(登録商標)PAR24を添加した。さらに実施例3
と同様の着色剤を同様の量で添加した。
【0087】このようにして得られた顆粒状材料を実施
例4と同様に処理して、圧縮成形板体を得た。
【0088】この板体を、実施例2と同様に、打抜き装
置に装着して、5000ストロークの打抜き処理を行な
った。圧縮成形板体は実施例5と同様に特徴的なロゼッ
トパターンを呈したが、カッターの進入深さは、最も深
い個所で0.8mmであった。この切り口には、いわゆ
るストレスホワイトニングが認められた。また、板体か
ら約2mm径の切断屑粉粒が剥離されているのが見出さ
れた。ことに打抜き切り口の交差重畳部分においては、
さらに多量の切断屑が見出された。この板体の重畳ロス
は1.5重量%に達し、ことにこのロスから、打抜き板
体の製造用材料としては不適当である。
【0089】実施例8 触媒組成分(c)として、ビスシクロペンチルジメトキ
シシランを使用して、実施例1と同様の処理を反覆し
た。共重合体(A)が第二反応器から粉末として取出さ
れた後、触媒1g当たり共重合体(A)35.3kgの
触媒収率が確認された。また、分子量分布(Mw/M
n)は9.8、MFIは1.5g/10分、粘度は47
8ml/gであった。IR分光分析によりエチレン取込
み割合は4.1重量%であり、室温キシレンに対する可
溶性分は7.8重量%であった。
【0090】得られた共重合体(A)を、実施例3と同
様に、まずIrganox(登録商標)1010および
Hostanox(登録商標)PAR24と混合し、次
いでこれにゴムバッチExxelor(登録商標)VM
42を添加した。
【0091】このゴムバッチは、プロピレンと、重合さ
れた60重量%のエチレンとのゴム状共重合体(C)を
66重量%、0.94g/cm3の密度を有するエチレ
ン単独重合体(B)を34重量%含有する。さらに、酸
化鉄(III)を含有する着色剤混合物0.2重量%を
添加した。79.7重量%のプロピレン共重合体
(A)、6.8重量%のエチレン共重合体(B)、1
3.1重量%のゴム状共重合体(C)、さらに0.1重
量%のIrganox、0.1重量%のHostano
x、0.2重量%の着色剤から成る混合物を、実施例3
と同様に二軸押出機で顆粒化した。
【0092】この顆粒状ポリマー材料から、実施例4お
よび7と同様にして圧縮成形板体を製造し、打抜き装置
でテストした。重量ロスは0.28重量%であった。
【0093】本発明による実施例5、6、7および8で
得られた型打抜き板体と、対比例Aの型打抜き板体との
対比により、前者の重量ロスが1重量%より著しく少な
いのに対して、後者のそれは1.5重量%に達する。さ
らに、本発明のポリマーブレンドから得られた型打抜き
板体は、ことに平滑な表面、高い強靱性と共に長い耐用
寿命を有する。

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (a)50から85重量%の、共重合さ
    れた1−アルケンを2.0から7.0重量%含有し、か
    つ500から1200ml/gの粘度を有する、20か
    ら80重量%の高分子量プロピレン共重合体(I)、お
    よび共重合された1−アルケンを4.0から10.0重
    量%含有し、かつ200から450ml/gの粘度を有
    する、20から80重量%の低分子量プロピレン共重合
    体(II)を含有するプロピレンと1−アルケンとの共
    重合体(A)と、 (b)5から10重量%のエチレン重合体(B)と、 (c)10から40重量%の、共重合された1−アルケ
    ンを30から70重量%含有する、プロピレンと1−ア
    ルケンとのゴム状共重合体(C)とを含有し、かつ5k
    gの荷重下、230℃で測定して0.1から5g/10
    分のメルトフローインデックス(MFI)、6から20
    の分子量分布(Mw/Mn)および4から15重量%の
    1−アルケン合計含有分を示すことを特徴とするポリマ
    ーブレンド。
  2. 【請求項2】 上記のプロピレンと1−アルケンとの共
    重合体(A)が、共重合された1−アルケンを2から7
    重量%含有し、かつ500から1200ml/gの粘度
    を有する、45から75重量%の高分子量プロピレン共
    重合体(I)、および共重合された1−アルケンを4か
    ら10重量%含有し、かつ200から450ml/gの
    粘度を有する、25から55重量%の低分子量プロピレ
    ン共重合体(II)を含有することを特徴とする、請求
    項(1)のポリマーブレンド。
  3. 【請求項3】 使用される上記重合体(B)が、0.9
    00から0.950g/cm3の密度を有するエチレン
    単独重合体(HDPE)であることを特徴とする、請求
    項(1)または(2)のポリマーブレンド。
  4. 【請求項4】 上記のプロピレンと1−アルケンとのゴ
    ム状共重合体(C)が、共重合された1−アルケンを3
    5から65重量%含有することを特徴とする、請求項
    (1)から(3)のいずれかのポリマーブレンド。
  5. 【請求項5】 (a)60から85重量%の共重合体
    (A)と、 (b)5から7重量%のエチレン重合体(B)と、 (c)10から35重量%の、プロピレンと1−アルケ
    ンとのゴム状共重合体(C)とを含有することを特徴と
    する、請求項(1)から(4)のいずれかのポリマーブ
    レンド。
  6. 【請求項6】 5kgの荷重下、230℃で測定して
    0.1から5.0g/10分のメルトフローインデック
    ス(MFI)、6から20の分子量分布(Mw/Mn)
    および4から15重量%の1−アルケン合計含有分を示
    すことを特徴とする、請求項(1)から(5)のいずれ
    かのポリマーブレンド。
  7. 【請求項7】 共重合体(A)およびゴム状共重合体
    (C)において使用される上記の1−アルケンが、エチ
    レン、またはエチレンとC4−C12−1−アルケンであ
    ることを特徴とする、請求項(1)から(6)のいずれ
    かのポリマーブレンド。
  8. 【請求項8】 二段階重合でまずプロピレン共重合体
    (A)を製造し、これを、混合装置中において、エチレ
    ン重合体(B)およびゴム状共重合体(C)と混合する
    ことにより、請求項(1)から(7)のいずれかのポリ
    マーブレンドを製造する方法であって、 (a)第一重合工程において、チタン含有固体組成分、
    アルミニウム組成分および必要に応じてさらに電子供与
    体化合物組成分を含有するチーグラー/ナッタ触媒組成
    物の存在下、30から150℃の温度、10から100
    バールの圧力、0.5から6時間の平均滞留時間で、プ
    ロピレンとさらに他の1−アルケンとを相互に重合させ
    ることにより高分子量プロピレン共重合体(I)を形成
    し、次いで (b)第二重合工程において、第一重合工程で使用され
    たチーグラー/ナッタ触媒組成物の存在下、30から1
    50℃の温度、10から100バールの圧力、0.5か
    ら6時間の平均滞留時間で、第一重合工程からのプロピ
    レン共重合体(I)上に、プロピレンと、さらに他の1
    −アルケンとを重合させることにより低分子量プロピレ
    ン共重合体(II)を形成し、次いで (c)第三工程において、混合装置内で、上記両重合工
    程から得られた共重合体(A)に、エチレン重合体
    (B)と、ゴム状重合体(C)を、180から300
    ℃、0.1から5分の平均滞留時間で、混合することを
    特徴とする方法。
  9. 【請求項9】 上記の両重合工程における共重合が、懸
    濁液中で行なわれることを特徴とする、請求項(8)の
    方法。
  10. 【請求項10】 請求項(1)から(7)のいずれかの
    ポリマーブレンドを含有することを特徴とする成形体ま
    たは中空体。
  11. 【請求項11】 請求項(1)から(7)のいずれかの
    ポリマーブレンドを含有することを特徴とする打抜き板
    体。
  12. 【請求項12】 段プレスにおいて、180から300
    ℃、1から500バールの圧力、0.1から120分の
    プレス時間で、顆粒化ポリマーブレンドから打抜き板体
    を形成することを特徴とする、請求項(11)の打抜き
    板体の製造方法。
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