JP2000053292A - 包装材供給装置 - Google Patents

包装材供給装置

Info

Publication number
JP2000053292A
JP2000053292A JP10227888A JP22788898A JP2000053292A JP 2000053292 A JP2000053292 A JP 2000053292A JP 10227888 A JP10227888 A JP 10227888A JP 22788898 A JP22788898 A JP 22788898A JP 2000053292 A JP2000053292 A JP 2000053292A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
packaging material
feeding
preliminary feeding
speed
preliminary
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10227888A
Other languages
English (en)
Inventor
Hidekazu Matsui
英一 松居
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tokyo Automatic Machinery Works Ltd
Original Assignee
Tokyo Automatic Machinery Works Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tokyo Automatic Machinery Works Ltd filed Critical Tokyo Automatic Machinery Works Ltd
Priority to JP10227888A priority Critical patent/JP2000053292A/ja
Publication of JP2000053292A publication Critical patent/JP2000053292A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Controlling Rewinding, Feeding, Winding, Or Abnormalities Of Webs (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 包装材Fを連続的に予備繰り出しすることに
より、包装材Fを適正に供給できるようにするととも
に、供給リール1のブレーキ機構を不要として作業環境
の向上および経済性の向上を図る。 【解決手段】 吸引室3(貯留手段)に貯留された包装
材Fの量を、下段センサ11、中段センサ12、上段セ
ンサ13の各センサにより段階的に検出する。これによ
り、適正な包装材Fの貯留量に対する過不足を段階的に
認識することが可能となる。その過不足に応じて中央制
御部15が予備繰り出しモータ4による予備繰り出しの
速度を変速制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、包装装置本体の
繰り出し手段(繰り出しローラ、繰り出しベルト等)に
包装材を供給する包装材供給装置に関し、特に繰り出し
手段が間欠的に包装材を繰り出していく包装装置に適用
される包装材供給装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図5は間欠的に包装材を繰り出す包装装
置と同装置に適用された従来の包装材供給装置を示す模
式図である(例えば、特開平4−182250号公報参
照)。包装材供給装置は、供給リール1、予備繰り出し
ローラ2および吸引室3を備えている。予備繰り出しロ
ーラ2は、予備繰り出しモータ4から回転駆動力を受け
て回転する。供給リール1に巻回された帯状の包装材F
は予備繰り出しローラ2の回転により引き出され、吸引
室3に送られる。吸引室3は底面に真空口(図示せず)
が設けてあり、それら真空口による吸引作用を受けて下
方に引き込まれる。
【0003】包装材Fの先端は、この吸引室3を経て包
装装置本体100の繰り出しベルト101に供給され、
繰り出しベルト101の回転に伴い、包装作業位置へ繰
り出されていく。ここで、繰り出しベルト101は、包
装作業のサイクルに合わせて包装材Fを間欠的に繰り出
していく。
【0004】吸引室3の周壁には、包装材Fの検出セン
サ5,6が上下2カ所に設置してある。下部の検出セン
サ(下部センサ)5は、予備繰り出しモータ4の制御用
に設けられている。すなわち、繰り出しベルト101に
よる包装材Fの繰り出し動作に伴い、吸引室3内に貯留
された包装材Fが引き出さていくと、該包装材Fの下端
が下部センサ5の検出領域を越えて上昇する。このよう
にして下部センサ5の検出信号がOFFに切り替わった
とき、予備繰り出しモータ4が作動し予備繰り出しロー
ラ2による包装材Fの予備繰り出しが行われる。
【0005】予備繰り出しに伴い吸引室3内に包装材F
が送り込まれると、吸引室3内に貯留された包装材Fが
下降して下部センサ5に検出され、同センサ5からの検
出信号がONに切り替わる。このとき、予備繰り出しモ
ータ4が停止して、包装材Fの予備繰り出し動作が終了
する。
【0006】続いて、繰り出しベルト101による包装
材Fの繰り出し動作が始まり、下部センサ5の検出信号
がOFFに切り替わると、再び予備繰り出しモータ4が
作動し予備繰り出しローラ2による包装材Fの予備繰り
出しが行われる。
【0007】吸引室3の周壁上部に設けたセンサ6は、
異常停止用のセンサであり、該センサ6の検出領域を越
えて吸引室3内の包装材Fが上昇したとき、供給可能な
包装材Fの不足とみなし、繰り出しベルト101の作動
を緊急停止する。なお、センサ6を設けることなく、下
部センサ5が1サイクル時間以上OFFのときは、供給
可能な包装材Fの不足か、予備繰り出しローラ2のセッ
ト不良、あるいは予備繰り出しモータ4の不良とみな
し、包装装置本体100を停止する場合もある。
【0008】図6は上述した従来装置の動作タイミング
チャートであり、同図(a)は繰り出しベルト101の
ON/OFFタイミング、同図(b)は繰り出しベルト
101による包装材Fの繰り出し速度、同図(c)は下
部センサ5のON/OFFタイミング、同図(d)は予
備繰り出しモータ4のON/OFFタイミング、同図
(e)は予備繰り出しローラ2による包装材Fの予備繰
り出し速度を示している。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】上述したように従来の
包装材供給装置は、繰り出しベルト101の間欠動作に
合わせて、予備繰り出しローラ2も間欠駆動される。こ
の予備繰り出しローラ2の間欠動作に伴い、供給リール
1から引き出される包装材Fには断続的に大きな張力が
作用する。このように断続的に大きな張力が作用する結
果、包装材Fに皺が生じたり、横方向への振れが生じた
りすることがあった。
【0010】また、予備繰り出しローラ2により間欠的
に包装材Fが引き出されたとき、供給リール1は慣性に
より回転を持続しようとするため、バックラッシュの生
じるおそれがある。これを防止するために、供給リール
1には、図7に示すようなブレーキ機構7が設けられて
いた。このブレーキ機構は、供給リール1の回転軸1a
に装着したドラム7aにブレーキ部材7bを接触させ、
摩擦により供給リール1の慣性を抑制する。
【0011】この種のブレーキ機構7を備える結果、供
給リール1が回転する毎にドラム7aとブレーキ部材7
bとの間の摩擦に伴う騒音が発生する。この騒音は作業
環境を悪化させる大きな要因となっていた。さらに、ブ
レーキ機構7は摩擦による損耗が激しく、短期間で部品
交換を必要とするため、経済性が悪い。
【0012】この発明はこのような事情に鑑みてなされ
たもので、包装材を連続的に予備繰り出しすることによ
り、包装材を適正に供給できるようにするとともに、上
述したごときブレーキ機構を不要として作業環境の向上
および経済性の向上を図ることを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、この発明は、包装装置本体に包装材を間欠的に繰り
出す繰り出し手段の上流側に設けられ、繰出し手段に包
装材を供給する包装材供給装置において、包装材を供給
源から繰り出す予備繰り出しローラと、この予備繰り出
しローラを回転駆動する予備繰り出しモータと、予備繰
り出しローラにより繰り出された包装材を貯留する貯留
手段と、この貯留手段に貯留された包装材の量を段階的
に検出するセンサ手段と、このセンサ手段で段階的に検
出した包装材の貯留量に基づき予備繰り出しモータによ
る予備繰り出しの速度を変速制御する制御手段と、を備
えたことを特徴とする。
【0014】貯留手段に貯留された包装材の量をセンサ
手段により段階的に検出することにより、適正な包装材
の貯留量に対する過不足を段階的に認識することが可能
となる。その過不足に応じて制御手段が予備繰り出しモ
ータによる予備繰り出しの速度を変速制御することによ
り、予備繰り出しローラの連続駆動を実現することがで
きる。
【0015】センサ手段は、貯留手段に貯留された包装
材の量を段階的に検出する構成であるため、例えば複数
個のセンサ素子を用いて簡易かつ安価に制作することが
可能である。
【0016】さらに、制御手段を、あらかじめ設定され
た複数の予備繰り出し速度で段階的に予備繰り出しモー
タを変速制御する構成とすれば、複雑なアナログ制御と
異なり、従来の包装材供給装置にも一般的に組み込まれ
ている制御コンピュータを利用して、デジタル的に予備
繰り出しモータを変速制御でき、構成の簡素化および設
備コストの低価格化を実現できる。
【0017】また、あらかじめ設定したサイクルごと
に、センサ手段の検出結果に応じて、あらかじめ設定し
たパターンで予備繰り出しモータによる予備繰り出しの
速度を変速または定速制御するように制御手段を構成す
れば、適正な包装材の貯留量に対する過不足を速やかに
補うことができるとともに、アナログ制御に近似した高
精度な予備繰り出しモータの制御を簡易な構成で実現す
ることができる。
【0018】さらに、制御手段は、繰り出し手段による
一間欠運転あたりの包装材の平均繰り出し速度を基準に
して、予備繰り出しモータによる予備繰り出しの速度を
変速制御する構成とすることが好ましい。貯留手段に貯
留された包装材は、繰り出し手段による繰り出し動作に
よって減少していく。その減少速度は、繰り出し手段に
よる一間欠運転あたりの包装材の平均繰り出し速度に依
存する。そこで、該平均繰り出し速度を基準に予備繰り
出し速度を変速制御することで、予備繰り出し速度の変
動幅を小さくでき、その結果、予備繰り出しモータにか
かる負担を軽減するとともに、包装材に作用する張力の
変動を抑制することができる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態につ
いて図面を参照して詳細に説明する。図1はこの発明の
実施形態に係る包装材供給装置を示す模式図である。包
装材供給装置は、包装材Fの供給源である供給リール
1、予備繰り出しローラ2、および包装材Fの貯留手段
としての吸引室3を備えている。予備繰り出しローラ2
は、予備繰り出しモータ4から回転駆動力を受けて回転
する。供給リール1に巻回された帯状の包装材Fは予備
繰り出しローラ2の回転により引き出され、吸引室3に
送られる。吸引室3は底面に真空口(図示せず)が設け
てあり、それら真空口による吸引作用を受けて下方に引
き込まれる。
【0020】包装材Fの先端は、この吸引室3を経て包
装装置本体100の繰り出しベルト101に供給され、
繰り出しベルト101の回転に伴い、包装作業位置へ繰
り出されていく。ここで、繰り出しベルト101は、包
装作業のサイクルに合わせて包装材Fを間欠的に繰り出
していく。
【0021】吸引室3の周壁には、所定の高さ位置に三
個の検出センサ(下段センサ11、中段センサ12、上
段センサ13)が設けてある。これらの検出センサ1
1,12,13はそれぞれの高さ位置で吸引室3内にあ
る包装材Fを検出する。
【0022】14は予備繰り出しモータ4による予備繰
り出しの速度を変速制御するための制御手段であり、中
央制御部15、センサ信号入力インターフェース16、
指令出力インターフェース17、およびインバータ18
を含んでいる。中央制御部15は、包装装置本体100
の制御と併せて本実施形態の包装材供給装置を制御す
る。繰り出しベルト101の繰り出し速度および間欠運
転の動作プログラムは、あらかじめ中央制御部15に記
憶してある。それとともに、各検出センサ11,12,
13からの検出信号に基づくインバータ18への指令プ
ログラムおよびその指令に必要な情報も、あらかじめ中
央制御部15に記憶してある。
【0023】センサ信号入力インターフェース16は、
各検出センサ11,12,13から送られてくる検出信
号を入力し、中央制御部15に出力する。また、指令出
力インターフェース17は、中央制御部15からの指令
信号に基づきインバータ18の出力周波数を切り替え
る。インバータ18は、予備繰り出しモータ4に供給す
る電源の周波数を制御して、予備繰り出しモータ4によ
る予備繰り出しの速度を制御する機能を有している。
【0024】図2は指令出力インターフェース17から
出力される指令信号を概念的に示す図である。例えば、
指令出力インターフェース17を、b0,b1,b2と
いう三種類の指令ビットのON/OFFにより、インバ
ータ18の制御周波数を切り替える構成とした場合、図
3に示すように各指令ビットb0,b1,b2の組合せ
によって8通りの切替えが可能となる。インバータ18
には、これら指令ビットb0,b1,b2の各組合せに
対応して、例えば、図3に示すような予備繰り出し速度
で予備繰り出しローラ2を回転させるための周波数パタ
ーンが設定してある。
【0025】さて、この実施形態では、繰り出しベルト
101の一間欠運転あたりの平均繰り出し速度を基準
に、予備繰り出しモータ4による予備繰り出し速度を段
階的に変速制御する。例えば、繰り出しベルト101
が、一回の間欠運転あたり、60rpmで180mmの
包装材Fを繰り出すよう設定されている場合には、その
平均速度である180mm/sを基準に、予備繰り出し
モータ4による予備繰り出しの速度を段階的に変速制御
する。
【0026】実際には、図3に示した予備繰り出し速度
のうち、基準となる平均速度(180mm/s)に近い
200mm/sを基準速度として、予備繰り出しモータ
4による予備繰り出しの速度を段階的に変速制御してい
る。この基準速度は、あらかじめ中央制御部15に記憶
してある。
【0027】また、中央制御部15には、各検出センサ
11,12,13から送られてくる検出信号に基づい
て、次のパターンで予備繰り出しモータ4による予備繰
り出しの速度を制御するように、あらかじめプログラム
が組み込んである。
【0028】(1)下段センサ11からの検出信号がO
NからOFFに切り替わった場合、基準速度で予備繰り
出しするように予備繰り出しモータ4を回転させる。 (2)下段センサ11からの検出信号がOFFからON
に切り替わった場合、予備繰り出しモータ4の回転を停
止する。 (3)中段センサ12からの検出信号がONからOFF
に切り替わった場合、基準速度で予備繰り出しするよう
に予備繰り出しモータ4を回転させる。 (4)中段センサ12からの検出信号がOFFからON
に切り替わった場合、予備繰り出しモータ4による予備
繰り出しの速度を一段遅くする。 (5)上段センサ13からの検出信号がONからOFF
に切り替わった場合、予備繰り出しモータ4による予備
繰り出しの速度を一段速くする。 (6)上段センサ13からの検出信号がOFFからON
に切り替わった場合、基準速度で予備繰り出しするよう
に予備繰り出しモータ4を回転させる。 なお、各検出センサ11,12,13からの検出信号
は、各検出センサが包装材Fを検出しているときにON
を、包装材Fを検出しないときにOFFを示す。
【0029】また、中央制御部15は、あらかじめ設定
したサイクル(確認サイクル)ごとに、各検出センサ1
1,12,13からの検出信号に応じて、あらかじめ設
定した次のパターンで予備繰り出しモータ4による予備
繰り出しの速度を変速または定速制御する。
【0030】(a)中段センサ12からの検出信号がO
FFからONに切り替わった後、同検出信号がONから
OFFに切り替わるまでは、確認サイクルごとに段階的
に予備繰り出しモータ4による予備繰り出しの速度を遅
くしていく。 (b)上段センサ13からの検出信号がONからOFF
に切り替わった後、同検出信号がOFFからONに切り
替わるまでは、確認サイクルごとに段階的に予備繰り出
しモータ4による予備繰り出しの速度を速くしていく。 (c)それ以外は、もとの予備繰り出しの速度を維持す
る。
【0031】次に、図4を参照して予備繰り出しモータ
4による予備繰り出しの速度制御の具体例を説明する。
初期状態においては、吸引室3内に充分な量の包装材F
を貯留しておく(状態a)。このとき各検出センサ1
1,12,13からの検出信号は、ともにONを示す。
初期状態から包装装置本体100の繰り出しベルト10
1が繰り出し回転を開始すると、吸引室3内の包装材F
が繰り出されるため、下段センサ11からの検出信号が
OFFに変わる(状態b)。この時点で中央制御部15
から指令出力インターフェース17を介してインバータ
18に運転指令が与えられる。それと同時に、中央制御
部15は、上記制御パターン(1)にしたがいインバー
タ18に指令信号を送る。インバータ18は、この指令
信号に基づき基準速度で予備繰り出しするように予備繰
り出しモータ4を回転させる。
【0032】予備繰り出し速度が規定の速度に到達する
までにはある程度の時間がかかるため、その間にも繰り
出しベルト101による包装材Fの繰り出しが進み、吸
引室3内の包装材Fが減少していく。そして、中段セン
サ12からの検出信号がOFFに切り替わることもある
が(状態c)、この場合は上記制御パターン(3)にし
たがい、基準速度で予備繰り出しするように、中央制御
部15からインバータ18に指令信号が送られる。
【0033】予備繰り出しモータ4が基準速度に到達す
るとともに、繰り出しベルト101が回転を停止する
と、吸引室3内の包装材Fが増加し、中段センサ12が
OFFからONに切り替わる(状態d)。このとき、中
央制御部15は、上記制御パターン(4)にしたがい、
予備繰り出しモータ4による予備繰り出しの速度を一段
階遅くするように、インバータ18に指令信号を送る。
【0034】さらに、中央制御部15は、上記制御パタ
ーン(a)にしたがい、予備繰り出しモータ4による予
備繰り出しの速度を確認サイクルごとに段階的に遅くす
るよう、インバータ18に指令信号を送る(状態d〜
e)。
【0035】包装装置本体の繰り出しベルト101が回
転を始め、吸引室3内の包装材Fが減少すると、中段セ
ンサ12からの検出信号がONからOFFに切り替わり
(状態f)、上記制御パターン(3)にしたがい、基準
速度で予備繰り出しするように、中央制御部15からイ
ンバータ18に指令信号が送られる。
【0036】その後、各検出センサに変化が見られない
場合は(状態f〜g)、中央制御部15から上記制御パ
ターン(c)にしたがい、予備繰り出しモータ4による
予備繰り出しの速度を維持するように、インバータ18
に指令信号が出力される。
【0037】吸引室3内の包装材Fの減少が進み、上段
センサ13がONからOFFに切り替わると(状態
h)、中央制御部15は、上記制御パターン(5)にし
たがい、予備繰り出しモータ4による予備繰り出しの速
度を一段階速くするように、インバータ18に指令信号
を送る。
【0038】さらに、中央制御部15は、上記制御パタ
ーン(b)にしたがい、予備繰り出しモータ4による予
備繰り出しの速度を確認サイクルごとに段階的に速くす
るよう、インバータ18に指令信号を送る(状態h)。
【0039】続いて、吸引室3内の包装材Fが増加に転
じ、上段センサ13がOFFからONに切り替わると
(状態i)、中央制御部15は、上記制御パターン
(6)にしたがい、予備繰り出しモータ4による予備繰
り出しの速度を基準速度とするように、インバータ18
に指令信号を送る。
【0040】その後、各検出センサに変化が見られない
場合は(状態i〜j)、中央制御部15から上記制御パ
ターン(c)にしたがい、予備繰り出しモータ4による
予備繰り出しの速度を維持するように、インバータ18
に指令信号が出力される。
【0041】吸引室3内の包装材Fが増加し、中段セン
サ12がOFFからONに切り替わると(状態k)、中
央制御部15は、上記制御パターン(4)にしたがい、
予備繰り出しモータ4による予備繰り出しの速度を一段
階遅くするように、インバータ18に指令信号を送る。
【0042】さらに、中央制御部15は、上記制御パタ
ーン(a)にしたがい、予備繰り出しモータ4による予
備繰り出しの速度を確認サイクルごとに段階的に遅くす
るよう、インバータ18に指令信号を送る(状態k〜
l)。
【0043】吸引室3内の包装材Fの増加が進み、下段
センサ11がOFFからONに切り替わると(状態
m)、中央制御部15は上記制御パターン(2)にした
がいインバータ18に運転停止指令を出力し、予備繰り
出しモータ4による予備繰り出しの速度を停止させる。
【0044】このように予備繰り出しモータ4による予
備繰り出しの速度制御は段階的に行われるが、実際の予
備繰り出し速度は、図4の符号Sに示すようにアナログ
的に変化していく。
【0045】なお、この発明は上述した実施形態に限定
されるものではない。例えば、検出センサの設置数は必
要に応じて任意に設定することができる。検出センサの
数を増やせばより緻密な制御が可能となるが、反面、制
御手段の構成が複雑化するため、設備コストを勘案して
検出センサの設置数を決定することが好ましい。
【0046】また、予備繰り出しモータによる予備繰り
出しの速度は、8段階に限らず、必要に応じて任意の数
の段階に設定することができる。さらに、包装材の貯留
手段としては、上記実施形態に示した吸引室3以外に
も、テンションローラ、テンションレバーなど、帯状の
包装材を包装装置の上流側で貯留する各種構成のものが
適用できる。
【0047】
【発明の効果】以上説明したように、この発明の包装材
供給装置によれば、包装材を連続的に予備繰り出しする
ので、包装材に作用する張力の変動が小さく、適正な包
装材の供給が可能となる。また、包装材の供給源にブレ
ーキ機構を設ける必要がなくなるため、設備コストおよ
びメンテナンスコストを削減できるとともに、同機構に
起因する騒音がなくなり、経済性の向上および作業環境
の向上を実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施形態に係る包装材供給装置を示
す模式図である。
【図2】指令出力インターフェースから出力される指令
信号を概念的に示す図である。
【図3】予備繰り出し速度の設定パターン例を示す図で
ある。
【図4】予備繰り出し速度制御の具体例を示すタイミン
グチャートである。
【図5】従来の包装材供給装置を示す模式図である。
【図6】従来装置の動作タイミングチャートである。
【図7】従来の包装材供給装置の設けられていたブレー
キ機構を示す斜視図である。
【符号の説明】
1:供給リール 2:予備繰り出しローラ 3:吸引室 4:予備繰り出しモータ 11:下段センサ 12:中段センサ 13:上段センサ 14:制御手段 15:中央制御部 16:センサ信号入力インターフェース 17:指令出力インターフェース 18:インバータ 101:繰り出しベルト

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 包装装置本体に包装材を間欠的に繰り出
    す繰り出し手段の上流側に設けられ、前記繰出し手段に
    包装材を供給する包装材供給装置において、 前記包装材を供給源から繰り出す予備繰り出しローラ
    と、この予備繰り出しローラを回転駆動する予備繰り出
    しモータと、前記予備繰り出しローラにより繰り出され
    た包装材を貯留する貯留手段と、この貯留手段に貯留さ
    れた包装材の量を段階的に検出するセンサ手段と、この
    センサ手段で段階的に検出した包装材の貯留量に基づき
    前記予備繰り出しモータによる予備繰り出しの速度を変
    速制御する制御手段と、を備えたことを特徴とする包装
    材供給装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の包装材供給装置におい
    て、 前記制御手段は、前記予備繰り出しモータをあらかじめ
    設定された複数の予備繰り出し速度で段階的に変速制御
    することを特徴とする包装材供給装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または2記載の包装材供給装置
    において、 前記制御手段は、あらかじめ設定したサイクルごとに、
    前記センサ手段の検出結果に応じて、あらかじめ設定し
    たパターンで前記予備繰り出しモータによる予備繰り出
    しの速度を変速または定速制御することを特徴とする包
    装材供給装置。
  4. 【請求項4】 請求項1乃至3のいずれか一項に記載し
    た包装材供給装置において、 前記制御手段は、前記繰り出し手段による一間欠運転あ
    たりの包装材の平均繰り出し速度を基準にして、前記予
    備繰り出しモータによる予備繰り出しの速度を変速制御
    することを特徴とする包装材供給装置。
JP10227888A 1998-08-12 1998-08-12 包装材供給装置 Pending JP2000053292A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10227888A JP2000053292A (ja) 1998-08-12 1998-08-12 包装材供給装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10227888A JP2000053292A (ja) 1998-08-12 1998-08-12 包装材供給装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000053292A true JP2000053292A (ja) 2000-02-22

Family

ID=16867912

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10227888A Pending JP2000053292A (ja) 1998-08-12 1998-08-12 包装材供給装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000053292A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2008149637A1 (ja) * 2007-06-04 2008-12-11 Ishida Co., Ltd. 包装装置のフィルム搬送機構

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2008149637A1 (ja) * 2007-06-04 2008-12-11 Ishida Co., Ltd. 包装装置のフィルム搬送機構

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CZ102298A3 (cs) Zařízení na podávání nití
JPH0198535A (ja) 記録媒体の供給装置
CA2273395A1 (en) Apparatus and method for supplying foil bags
KR100237707B1 (ko) 권취기의 회전구동 제어방법
US20030128004A1 (en) Method and a drive means to drive a machine
JP2000053292A (ja) 包装材供給装置
JP3527254B2 (ja) ミシンの制御装置
SE9301315D0 (sv) Anordning och foerfarande vid garnmatare
JPH10317244A (ja) ヤーン製織物の自動張力制御を行う張力ユニット
JP2586297B2 (ja) マンドレルの制御装置
JP4140785B2 (ja) 材料送り装置の制御装置
JP2000027766A (ja) 油圧ポンプ省エネ運転装置
JP3993425B2 (ja) オフセット輪転印刷機及びその速度制御方法
JP2567220B2 (ja) 建設車両用エンジンのロ−アイドル回転速度自動制御装置
JPS60137758A (ja) 刷り紙のずり重なりの流れの巻取装置
JP3681687B2 (ja) アスファルトフィニッシャのタンパ制御装置
JPH01123775A (ja) シリアルプリンタ制御回路
KR200266393Y1 (ko) 경편기의 경사공급 조절장치
JP3731931B2 (ja) 圧縮機の制御方法
JP2010284679A (ja) 帯状材の送り装置
JPH0322452B2 (ja)
JPH11197948A (ja) ワイヤ放電加工機のワイヤ供給装置
JPH10102353A (ja) 織機における緯糸制御装置
JPH0659981B2 (ja) 移動体用ケ−ブルの繰出し巻取制御装置
JP2670808B2 (ja) ドラム式緯糸測長貯留装置の制御装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20040217

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20051215

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20051221

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20060412