JP2000052733A - トーションビーム式リヤサスペンション及びトーションビームの製造方法 - Google Patents
トーションビーム式リヤサスペンション及びトーションビームの製造方法Info
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- B60G2206/81—Shaping
- B60G2206/8103—Shaping by folding or bending
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- Vehicle Body Suspensions (AREA)
- Shaping Metal By Deep-Drawing, Or The Like (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 トーションビーム式リヤサスペンションの軽
量化及び低コスト化を図る。 【解決手段】 トーションビーム10の長手方向の両端
部には、トレーリングアーム12への接合用のガセット
相当部22が一体に形成されている。従って、ガセット
を別部品とする場合やガセットをトレーリングアームに
一体化させる場合に比し、部品点数の削減(即ち、一部
品化)を図ることができる。従って、トーションビーム
式リヤサスペンションの軽量化及び低コスト化を図るこ
とができる。しかも、トーションビーム10の端末部1
0Aの所定範囲はコイニング加工されているため、疲労
強度も高めることができる。
量化及び低コスト化を図る。 【解決手段】 トーションビーム10の長手方向の両端
部には、トレーリングアーム12への接合用のガセット
相当部22が一体に形成されている。従って、ガセット
を別部品とする場合やガセットをトレーリングアームに
一体化させる場合に比し、部品点数の削減(即ち、一部
品化)を図ることができる。従って、トーションビーム
式リヤサスペンションの軽量化及び低コスト化を図るこ
とができる。しかも、トーションビーム10の端末部1
0Aの所定範囲はコイニング加工されているため、疲労
強度も高めることができる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、トーションビーム
及び一対のアームを含んで構成されるトーションビーム
式リヤサスペンション及びトーションビームの製造方法
に関する。
及び一対のアームを含んで構成されるトーションビーム
式リヤサスペンション及びトーションビームの製造方法
に関する。
【0002】
【従来の技術】図12には、従来のトーションビーム式
リヤサスペンションの平面図が示されている。この図に
示されるように、この種のトーションビーム式リヤサス
ペンションは、略車両幅方向を長手方向として配置され
たトーションビーム(ストレートビーム)100と、こ
のトーションビーム100の長手方向の両端部に接合さ
れかつ略車両前後方向を長手方向として配置された左右
一対のトレーリングアーム102と、を主要部として構
成されている。なお、トーションビーム100はU字形
の開断面構造とされており、又トレーリングアーム10
2は一例としてパイプ状の閉断面構造とされている。
リヤサスペンションの平面図が示されている。この図に
示されるように、この種のトーションビーム式リヤサス
ペンションは、略車両幅方向を長手方向として配置され
たトーションビーム(ストレートビーム)100と、こ
のトーションビーム100の長手方向の両端部に接合さ
れかつ略車両前後方向を長手方向として配置された左右
一対のトレーリングアーム102と、を主要部として構
成されている。なお、トーションビーム100はU字形
の開断面構造とされており、又トレーリングアーム10
2は一例としてパイプ状の閉断面構造とされている。
【0003】さらに、上述したトーションビーム式リヤ
サスペンションでは、トーションビーム100とトレー
リングアーム102との接合強度確保及びビームエッジ
部の疲労強度確保のため、トーションビーム100とト
レーリングアーム102との接合部位にガセット104
が設けられている。
サスペンションでは、トーションビーム100とトレー
リングアーム102との接合強度確保及びビームエッジ
部の疲労強度確保のため、トーションビーム100とト
レーリングアーム102との接合部位にガセット104
が設けられている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記構
成による場合、トーションビーム100とトレーリング
アーム102との接合部位に別部品であるガセット10
4を接合しなければならないため、部品点数が増加す
る。部品点数が増加すると重量増加を招くと共に、ガセ
ット104単独の成形工程やガセット104の前記接合
部位への接合工程が増える等の理由によりコストアップ
も招く。
成による場合、トーションビーム100とトレーリング
アーム102との接合部位に別部品であるガセット10
4を接合しなければならないため、部品点数が増加す
る。部品点数が増加すると重量増加を招くと共に、ガセ
ット104単独の成形工程やガセット104の前記接合
部位への接合工程が増える等の理由によりコストアップ
も招く。
【0005】かかる不利を解消するべく、ガセットをア
ームと一体に形成するという構成もある。この場合、ア
ームをパイプ状の閉断面構造とすると、ガセットをアー
ムと一体に形成することができないため、アームをアー
ムアッパ及びアームロアから成る上下分割構造とした上
で、アームアッパにはガセットアッパを形成し、アーム
ロアにはガセットロアを形成する。そして、両者を合わ
せて接合することにより、ガセット一体のアームを形成
することになる。
ームと一体に形成するという構成もある。この場合、ア
ームをパイプ状の閉断面構造とすると、ガセットをアー
ムと一体に形成することができないため、アームをアー
ムアッパ及びアームロアから成る上下分割構造とした上
で、アームアッパにはガセットアッパを形成し、アーム
ロアにはガセットロアを形成する。そして、両者を合わ
せて接合することにより、ガセット一体のアームを形成
することになる。
【0006】従って、ガセットが独立部品にはならなく
なるものの、アームが二部品化するため、根本的な解決
には至らず、又アーム構造も制約される不利がある。
なるものの、アームが二部品化するため、根本的な解決
には至らず、又アーム構造も制約される不利がある。
【0007】本発明は上記事実を考慮し、軽量化及び低
コスト化を図ることができるトーションビーム式リヤサ
スペンション及びトーションビームの製造方法を得るこ
とが目的である。
コスト化を図ることができるトーションビーム式リヤサ
スペンション及びトーションビームの製造方法を得るこ
とが目的である。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の本発明
は、略車両幅方向を長手方向として配置される開断面形
状のトーションビームと、このトーションビームの長手
方向の両端部に接合され略車両前後方向を長手方向とし
て配置される一対のアームと、を含んで構成されるトー
ションビーム式リヤサスペンションであって、前記トー
ションビームの長手方向の両端部には、アームに接合さ
れるガセット相当部が一体に形成されている、ことを特
徴としている。
は、略車両幅方向を長手方向として配置される開断面形
状のトーションビームと、このトーションビームの長手
方向の両端部に接合され略車両前後方向を長手方向とし
て配置される一対のアームと、を含んで構成されるトー
ションビーム式リヤサスペンションであって、前記トー
ションビームの長手方向の両端部には、アームに接合さ
れるガセット相当部が一体に形成されている、ことを特
徴としている。
【0009】請求項2記載の本発明に係るトーションビ
ーム式リヤサスペンションは、請求項1に記載の発明に
おいて、前記トーションビームの端末部は、当該トーシ
ョンビームの長手方向の所定範囲にわたってコイニング
加工されている、ことを特徴としている。
ーム式リヤサスペンションは、請求項1に記載の発明に
おいて、前記トーションビームの端末部は、当該トーシ
ョンビームの長手方向の所定範囲にわたってコイニング
加工されている、ことを特徴としている。
【0010】請求項3記載の本発明に係るトーションビ
ーム式リヤサスペンションは、請求項2に記載の発明に
おいて、前記トーションビームの端末部における板中央
部は、コイニング加工によって凹形状化されている、こ
とを特徴としている。
ーム式リヤサスペンションは、請求項2に記載の発明に
おいて、前記トーションビームの端末部における板中央
部は、コイニング加工によって凹形状化されている、こ
とを特徴としている。
【0011】請求項4記載の本発明に係るトーションビ
ームの製造方法は、アームへの接合部となるガセット相
当部を含んで構成されるトーションビームの展開形状を
素材から打ち抜くことにより、トーションビームの一次
成形品を形成した後、当該一次成形品を曲げ加工するこ
とにより、所定の開断面形状とされたトーションビーム
の二次成形品を形成する、ことを特徴としている。
ームの製造方法は、アームへの接合部となるガセット相
当部を含んで構成されるトーションビームの展開形状を
素材から打ち抜くことにより、トーションビームの一次
成形品を形成した後、当該一次成形品を曲げ加工するこ
とにより、所定の開断面形状とされたトーションビーム
の二次成形品を形成する、ことを特徴としている。
【0012】請求項5記載の本発明に係るトーションビ
ームの製造方法は、請求項4に記載の発明において、さ
らに、前記二次成形品の端末部を所定範囲にわたってコ
イニング加工することにより、トーションビームの三次
成形品を形成する、ことを特徴としている。
ームの製造方法は、請求項4に記載の発明において、さ
らに、前記二次成形品の端末部を所定範囲にわたってコ
イニング加工することにより、トーションビームの三次
成形品を形成する、ことを特徴としている。
【0013】請求項1記載の本発明によれば、トーショ
ンビームは開断面形状とされており、当該開断面形状の
トーションビームの長手方向の両端部にガセット相当部
が一体に形成されている。そして、当該ガセット相当部
を略車両前後方向を長手方向として配置されるアームに
接合することにより、トーションビーム式リヤサスペン
ションが構成される。
ンビームは開断面形状とされており、当該開断面形状の
トーションビームの長手方向の両端部にガセット相当部
が一体に形成されている。そして、当該ガセット相当部
を略車両前後方向を長手方向として配置されるアームに
接合することにより、トーションビーム式リヤサスペン
ションが構成される。
【0014】ここで、本発明では、前述した如く、トー
ションビームの長手方向の両端部にガセット相当部を一
体に形成したので、トーションビームとガセットを一部
品化することができる。すなわち、従来構造のようにガ
セットをアームに一体化しようとすると、アームは通常
閉断面構造とされることから、結局はアームが二部品化
するが、本発明のようにガセットをトーションビームに
一体化すれば、トーションビームは通常開断面構造とさ
れることから、一部品化することが可能となる。従っ
て、本発明によれば、部品点数が削減される。
ションビームの長手方向の両端部にガセット相当部を一
体に形成したので、トーションビームとガセットを一部
品化することができる。すなわち、従来構造のようにガ
セットをアームに一体化しようとすると、アームは通常
閉断面構造とされることから、結局はアームが二部品化
するが、本発明のようにガセットをトーションビームに
一体化すれば、トーションビームは通常開断面構造とさ
れることから、一部品化することが可能となる。従っ
て、本発明によれば、部品点数が削減される。
【0015】請求項2記載の本発明の作用は、以下の通
りである。
りである。
【0016】上述した請求項1記載の本発明のようにト
ーションビームの長手方向の両端部にガセット相当部を
一体に形成すると、ガセット相当部の形状にもよるが、
一般にはトーションビームを曲げ加工した際に、当該ト
ーションビームの端末部に引張残留応力が生じる。かか
る引張残留応力の発生は疲労強度の低下に繋がるので、
これを改善することが望ましい。
ーションビームの長手方向の両端部にガセット相当部を
一体に形成すると、ガセット相当部の形状にもよるが、
一般にはトーションビームを曲げ加工した際に、当該ト
ーションビームの端末部に引張残留応力が生じる。かか
る引張残留応力の発生は疲労強度の低下に繋がるので、
これを改善することが望ましい。
【0017】そこで、本発明では、トーションビームの
端末部を当該トーションビームの長手方向の所定範囲に
わたってコイニング加工することとした。コイニング加
工すると、トーションビームの端末部における板内部及
び板外部の金属組織が型面に沿って板中央部に寄せられ
るため、当該板内部及び板外部は圧縮される。つまり、
引張残留応力が発生した部分に圧縮残留応力を付加する
ことで、当該引張残留応力が除去される。さらに、コイ
ニング加工すると、トーションビームの端末部における
板内部及び板外部の金属組織が型面に沿って流動するた
め、当該板内部及び板外部の表面性状が微細な凹凸面か
ら応力集中が生じにくい平滑面へと変化する。
端末部を当該トーションビームの長手方向の所定範囲に
わたってコイニング加工することとした。コイニング加
工すると、トーションビームの端末部における板内部及
び板外部の金属組織が型面に沿って板中央部に寄せられ
るため、当該板内部及び板外部は圧縮される。つまり、
引張残留応力が発生した部分に圧縮残留応力を付加する
ことで、当該引張残留応力が除去される。さらに、コイ
ニング加工すると、トーションビームの端末部における
板内部及び板外部の金属組織が型面に沿って流動するた
め、当該板内部及び板外部の表面性状が微細な凹凸面か
ら応力集中が生じにくい平滑面へと変化する。
【0018】このようにコイニング加工することによ
り、トーションビームの端末部における板内部及び板外
部に圧縮残留応力が付加されると共に、当該端末部の板
内部及び板外部の表面性状が改善される。
り、トーションビームの端末部における板内部及び板外
部に圧縮残留応力が付加されると共に、当該端末部の板
内部及び板外部の表面性状が改善される。
【0019】請求項3記載の本発明によれば、トーショ
ンビームの端末部における板中央部が、コイニング加工
によって凹形状化されているため、板中央部にも圧縮残
留応力を生じさせる(引張残留応力から圧縮残留応力へ
シフトさせる)ことができる。
ンビームの端末部における板中央部が、コイニング加工
によって凹形状化されているため、板中央部にも圧縮残
留応力を生じさせる(引張残留応力から圧縮残留応力へ
シフトさせる)ことができる。
【0020】つまり、トーションビームの端末部をコイ
ニング加工した場合、当該端末部の板内部及び板外部は
型によって直接コイニングされるが、板中央部は型によ
って直接コイニングされる訳ではない。このため、コイ
ニング加工の程度によっては板中央部に凹形状が明確に
形成されない場合もあると思われ、それは即ち板中央部
があまり圧縮されていないことを意味する。これに対
し、本発明では、コイニング加工によって板内部及び板
外部から板中央部への材料流れを積極的に起こさせ、板
中央部を板厚方向へ圧縮することにより、当該板中央部
を凹形状化している。従って、板中央部にも圧縮残留応
力を生じさせることができる。
ニング加工した場合、当該端末部の板内部及び板外部は
型によって直接コイニングされるが、板中央部は型によ
って直接コイニングされる訳ではない。このため、コイ
ニング加工の程度によっては板中央部に凹形状が明確に
形成されない場合もあると思われ、それは即ち板中央部
があまり圧縮されていないことを意味する。これに対
し、本発明では、コイニング加工によって板内部及び板
外部から板中央部への材料流れを積極的に起こさせ、板
中央部を板厚方向へ圧縮することにより、当該板中央部
を凹形状化している。従って、板中央部にも圧縮残留応
力を生じさせることができる。
【0021】請求項4記載の本発明によれば、まず、ア
ームへの接合部となるガセット相当部を含んで構成され
るトーションビームの展開形状が、素材から打ち抜かれ
る。これにより、トーションビームの一次成形品が形成
される。次に、当該一次成形品が曲げ加工される。これ
により、展開形状の一次成形品は所定の開断面形状に加
工され、トーションビームの二次成形品が形成される。
ームへの接合部となるガセット相当部を含んで構成され
るトーションビームの展開形状が、素材から打ち抜かれ
る。これにより、トーションビームの一次成形品が形成
される。次に、当該一次成形品が曲げ加工される。これ
により、展開形状の一次成形品は所定の開断面形状に加
工され、トーションビームの二次成形品が形成される。
【0022】このようにすれば、ガセット相当部が一体
化されたトーションビームを製造することができ、ガセ
ットを単独部品とする場合やガセットをアームと一体化
させる場合に比し、部品点数が削減される。
化されたトーションビームを製造することができ、ガセ
ットを単独部品とする場合やガセットをアームと一体化
させる場合に比し、部品点数が削減される。
【0023】請求項5記載の本発明によれば、トーショ
ンビームの二次成形品の形成後、さらに、当該トーショ
ンビームの二次成形品の端末部が所定範囲にわたってコ
イニング加工される。これにより、トーションビームの
三次成形品が形成される。
ンビームの二次成形品の形成後、さらに、当該トーショ
ンビームの二次成形品の端末部が所定範囲にわたってコ
イニング加工される。これにより、トーションビームの
三次成形品が形成される。
【0024】このようにすれば、コイニング加工が付加
されているため、トーションビームの端末部に圧縮残留
応力が付加されると共に表面性状が改善される。
されているため、トーションビームの端末部に圧縮残留
応力が付加されると共に表面性状が改善される。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、図1〜図11を用いて、本
発明の一実施形態に係るトーションビーム式リヤサスペ
ンションについて説明する。なお、図1及び図2におい
て示される矢印FRは車両前方側を示しており、又矢印
INは車両幅方向内側を示しており、更に矢印UPは車
両上方側を示している。
発明の一実施形態に係るトーションビーム式リヤサスペ
ンションについて説明する。なお、図1及び図2におい
て示される矢印FRは車両前方側を示しており、又矢印
INは車両幅方向内側を示しており、更に矢印UPは車
両上方側を示している。
【0026】図1には、本実施形態に係るトーションビ
ーム式リヤサスペンションの概略平面図が示されてい
る。この図に示されるように、トーションビーム式リヤ
サスペンションは、略車両幅方向を長手方向として配置
されたトーションビーム10と、このトーションビーム
10の長手方向の両端部に接合されかつ略車両前後方向
を長手方向として配置された一対のトレーリングアーム
12と、を含んで構成されている。
ーム式リヤサスペンションの概略平面図が示されてい
る。この図に示されるように、トーションビーム式リヤ
サスペンションは、略車両幅方向を長手方向として配置
されたトーションビーム10と、このトーションビーム
10の長手方向の両端部に接合されかつ略車両前後方向
を長手方向として配置された一対のトレーリングアーム
12と、を含んで構成されている。
【0027】トレーリングアーム12はパイプ状部材に
よって構成されており、長手方向の中間部でクランクさ
れて後端側が前端側よりも略車両幅方向外側へ変位した
平面形状とされている。このトレーリングアーム12の
前端部には側面視で環状に形成されたブシュ支持部14
が固着されており、当該ブシュ支持部14内へ図示しな
いブシュの外筒が圧入されるようになっている。ブシュ
は同心円上に配置された内筒及び外筒並びにこれらの内
外筒間に充填された弾性体を主要部として構成されてお
り、内筒側が車体側に連結されている。これにより、ト
レーリングアーム12の前端部は、車体側に対して揺動
可能に連結されている。
よって構成されており、長手方向の中間部でクランクさ
れて後端側が前端側よりも略車両幅方向外側へ変位した
平面形状とされている。このトレーリングアーム12の
前端部には側面視で環状に形成されたブシュ支持部14
が固着されており、当該ブシュ支持部14内へ図示しな
いブシュの外筒が圧入されるようになっている。ブシュ
は同心円上に配置された内筒及び外筒並びにこれらの内
外筒間に充填された弾性体を主要部として構成されてお
り、内筒側が車体側に連結されている。これにより、ト
レーリングアーム12の前端部は、車体側に対して揺動
可能に連結されている。
【0028】また、トレーリングアーム12の中間部の
内側には、図示しないコイルスプリング取付用のスプリ
ングシート16が固着されている。さらに、トレーリン
グアーム12の後端部には、図示しないショックアブソ
ーバ取付用のピン18が取り付けられている。また、ト
レーリングアーム12の後端部近傍には、図示しない後
輪を回転自在に支持するためのコ字状のキャリア20が
固着されている。
内側には、図示しないコイルスプリング取付用のスプリ
ングシート16が固着されている。さらに、トレーリン
グアーム12の後端部には、図示しないショックアブソ
ーバ取付用のピン18が取り付けられている。また、ト
レーリングアーム12の後端部近傍には、図示しない後
輪を回転自在に支持するためのコ字状のキャリア20が
固着されている。
【0029】一方、トーションビーム10は、後述する
ように鋼板を打ち抜き加工、曲げ加工、及びコイニング
加工することにより構成されており、略車両後方側が開
放された逆U字状の開断面形状に形成されている(図2
参照)。
ように鋼板を打ち抜き加工、曲げ加工、及びコイニング
加工することにより構成されており、略車両後方側が開
放された逆U字状の開断面形状に形成されている(図2
参照)。
【0030】ここで、本実施形態では、上述したトーシ
ョンビーム10の長手方向の両端部に、平面視で鞍型形
状とされたガセット相当部22が一体に形成されてい
る。トーションビーム10は、このガセット相当部22
の外端がトレーリングアーム12の内側に接合されるこ
とにより、トレーリングアーム12と一体化されてい
る。
ョンビーム10の長手方向の両端部に、平面視で鞍型形
状とされたガセット相当部22が一体に形成されてい
る。トーションビーム10は、このガセット相当部22
の外端がトレーリングアーム12の内側に接合されるこ
とにより、トレーリングアーム12と一体化されてい
る。
【0031】さらに、図3に拡大して示されるように、
トーションビーム10の端末部10Aは、コイニング加
工によって板内部10A1 及び板外部10A2 が凸曲面
形状化(R形状化)されており、板中央部10A3 が凹
曲面形状化されている。トーションビーム10の端末部
10Aのコイニング範囲は、トーションビーム10の断
面形状が変化する部分を中心としたXの範囲(図1参
照)であり、当該コイニング範囲Xの両側には急な断面
変化が生じないようにするための徐変範囲Yが設定され
ている。
トーションビーム10の端末部10Aは、コイニング加
工によって板内部10A1 及び板外部10A2 が凸曲面
形状化(R形状化)されており、板中央部10A3 が凹
曲面形状化されている。トーションビーム10の端末部
10Aのコイニング範囲は、トーションビーム10の断
面形状が変化する部分を中心としたXの範囲(図1参
照)であり、当該コイニング範囲Xの両側には急な断面
変化が生じないようにするための徐変範囲Yが設定され
ている。
【0032】次に、本実施形態に係るトーションビーム
10の製造方法について説明し、当該説明を通して本実
施形態の作用並びに効果について説明する。
10の製造方法について説明し、当該説明を通して本実
施形態の作用並びに効果について説明する。
【0033】本実施形態に係るトーションビーム10
は、以下の手順で製造される。 (抜き工程)まず、図4及び図5に示されるように、プ
レス加工によって素材30からトーションビーム10の
展開形状を打ち抜く、所謂抜き工程が行われる。
は、以下の手順で製造される。 (抜き工程)まず、図4及び図5に示されるように、プ
レス加工によって素材30からトーションビーム10の
展開形状を打ち抜く、所謂抜き工程が行われる。
【0034】具体的に説明すると、素材30は、所定幅
の鋼板を巻いたコイル(図示省略)として保持されてい
る。コイルから引き出された素材30は、図4に示され
る如く、当該素材30の幅方向(矢印A方向)及び送り
方向(矢印B方向)の双方向に位置決めされる。幅方向
の位置決めは、素材30の幅方向両端部に配置されたF
rサイドガイド32及びガイドローラ34によってなさ
れる。また、送り方向の位置決めは、素材30の送り方
向の先端部に配置されたミスフィードストッパ36及び
固定ストッパ38並びに位置決めピン39によってなさ
れる。
の鋼板を巻いたコイル(図示省略)として保持されてい
る。コイルから引き出された素材30は、図4に示され
る如く、当該素材30の幅方向(矢印A方向)及び送り
方向(矢印B方向)の双方向に位置決めされる。幅方向
の位置決めは、素材30の幅方向両端部に配置されたF
rサイドガイド32及びガイドローラ34によってなさ
れる。また、送り方向の位置決めは、素材30の送り方
向の先端部に配置されたミスフィードストッパ36及び
固定ストッパ38並びに位置決めピン39によってなさ
れる。
【0035】作動的には、素材30がリフター40によ
って若干浮いた状態で所定の位置まで搬送されると、抜
き工程用位置決めピン差し込み用の円孔42及び曲げ工
程用パイロットピン差し込み用の小孔44等が穿孔され
る。次いで、素材30が1ピッチ送られて抜き落とし位
置に到達すると、図5に示される如く、上型パンチ46
が下型ダイス48側(矢印C方向側)へ下降されてトー
ションビーム10の展開形状が打ち抜かれる。これによ
り、トーションビーム10の一次成形品50が形成され
る。抜き落とされたトーションビーム10の一次成形品
50は、次工程で加工すべく図4の矢印D方向へ取り出
される。この一次成形品50には、当然のことながら、
長手方向の両端部に一対のガセット相当部22が含まれ
ている。
って若干浮いた状態で所定の位置まで搬送されると、抜
き工程用位置決めピン差し込み用の円孔42及び曲げ工
程用パイロットピン差し込み用の小孔44等が穿孔され
る。次いで、素材30が1ピッチ送られて抜き落とし位
置に到達すると、図5に示される如く、上型パンチ46
が下型ダイス48側(矢印C方向側)へ下降されてトー
ションビーム10の展開形状が打ち抜かれる。これによ
り、トーションビーム10の一次成形品50が形成され
る。抜き落とされたトーションビーム10の一次成形品
50は、次工程で加工すべく図4の矢印D方向へ取り出
される。この一次成形品50には、当然のことながら、
長手方向の両端部に一対のガセット相当部22が含まれ
ている。
【0036】上型52について補足すると、上型本体5
4の底面の所定位置には円柱形状のウレタン製の弾性体
56が配設されており、更に弾性体56の底面側にはパ
ッド58が取り付けられている。素材30は上昇位置に
ある上型52のパッド58と下型ダイス48との間に送
られた後、上型52が下降しパッド58と下型ダイス4
8との間に素材30のスクラップ部分60が挟持され
る。そして、更に上型52が下降されると、弾性体56
が圧縮されてスクラップ部分60がしっかりと挟持さ
れ、なおも上型52が下降されることにより上型パンチ
46によってトーションビーム10の展開形状が打ち抜
かれるようになっている。なお、スクラップ部分60
は、ミスフィードストッパ36及び固定ストッパ38に
当たるようにスクラップカッタ62(図4参照)でカッ
トされる。 (曲げ工程)次に、図6〜図8に示されるように、プレ
ス加工によってトーションビーム10の一次成形品50
を略U字状に曲げて二次成形品64を作る、所謂曲げ工
程が行われる。
4の底面の所定位置には円柱形状のウレタン製の弾性体
56が配設されており、更に弾性体56の底面側にはパ
ッド58が取り付けられている。素材30は上昇位置に
ある上型52のパッド58と下型ダイス48との間に送
られた後、上型52が下降しパッド58と下型ダイス4
8との間に素材30のスクラップ部分60が挟持され
る。そして、更に上型52が下降されると、弾性体56
が圧縮されてスクラップ部分60がしっかりと挟持さ
れ、なおも上型52が下降されることにより上型パンチ
46によってトーションビーム10の展開形状が打ち抜
かれるようになっている。なお、スクラップ部分60
は、ミスフィードストッパ36及び固定ストッパ38に
当たるようにスクラップカッタ62(図4参照)でカッ
トされる。 (曲げ工程)次に、図6〜図8に示されるように、プレ
ス加工によってトーションビーム10の一次成形品50
を略U字状に曲げて二次成形品64を作る、所謂曲げ工
程が行われる。
【0037】すなわち、図6及び図7に示されるよう
に、トーションビーム10の一次成形品50がダイス6
6とポンチ68との間に位置決めされながらセットされ
る。位置決めは、パイロットピン70を一次成形品50
の小孔44へ通すことにより、及び上型ラフガイド72
で一次成形品50の幅方向の両端部をガイドすることに
より行われる(図6参照)。
に、トーションビーム10の一次成形品50がダイス6
6とポンチ68との間に位置決めされながらセットされ
る。位置決めは、パイロットピン70を一次成形品50
の小孔44へ通すことにより、及び上型ラフガイド72
で一次成形品50の幅方向の両端部をガイドすることに
より行われる(図6参照)。
【0038】次いで、図7に示されるように、ダイス6
6がポンチ68側(矢印E方向側)へ下降され、トーシ
ョンビーム10の立体形状に合致するポンチ68の凸部
74とダイス66の凹部76との間にトーションビーム
10の一次成形品50を挟み込みながら曲げていく。こ
れにより、図8に示されるように、断面略U字形で平面
視で鞍型のガセット相当部22を有するトーションビー
ム10の二次成形品64が形成される。
6がポンチ68側(矢印E方向側)へ下降され、トーシ
ョンビーム10の立体形状に合致するポンチ68の凸部
74とダイス66の凹部76との間にトーションビーム
10の一次成形品50を挟み込みながら曲げていく。こ
れにより、図8に示されるように、断面略U字形で平面
視で鞍型のガセット相当部22を有するトーションビー
ム10の二次成形品64が形成される。
【0039】なお、曲げ加工後のトーションビーム10
の二次成形品64をポンチ68側又はダイス66側から
容易に剥離させるべく、ポンチ68側にはスプリング7
8によって上方へ付勢されたずれ止めピン80が配設さ
れており、又ダイス66側にはスプリング82によって
下方へ付勢された払いピン84が配設されている。
の二次成形品64をポンチ68側又はダイス66側から
容易に剥離させるべく、ポンチ68側にはスプリング7
8によって上方へ付勢されたずれ止めピン80が配設さ
れており、又ダイス66側にはスプリング82によって
下方へ付勢された払いピン84が配設されている。
【0040】トーションビーム10の二次成形品64が
形成されたら、エッジリフタ86によって当該二次成形
品64がリフトアップされ、次工程へ搬送される。 (コイニング工程)次に、図9(A)〜(C)に示され
るように、トーションビーム10の二次成形品64がコ
イニング加工される。具体的には、まず、図9(A)に
示される如く、コイニングダイス88のフローティング
ポンチ90上に曲げ加工されたトーションビーム10の
二次成形品64がセットされる。なお、このコイニング
ダイス88の所定位置には、断面略U字状の一対の凹溝
92が形成されている。また、フローティングポンチ9
0は、クッションピン94を介して一定のエア圧力で保
持されている。
形成されたら、エッジリフタ86によって当該二次成形
品64がリフトアップされ、次工程へ搬送される。 (コイニング工程)次に、図9(A)〜(C)に示され
るように、トーションビーム10の二次成形品64がコ
イニング加工される。具体的には、まず、図9(A)に
示される如く、コイニングダイス88のフローティング
ポンチ90上に曲げ加工されたトーションビーム10の
二次成形品64がセットされる。なお、このコイニング
ダイス88の所定位置には、断面略U字状の一対の凹溝
92が形成されている。また、フローティングポンチ9
0は、クッションピン94を介して一定のエア圧力で保
持されている。
【0041】次いで、図9(B)に示される如く、ダイ
ス95が下降され、当該ダイス95の底部に形成された
凹部96とフローティングポンチ90との間にトーショ
ンビーム10の二次成形品64が挟持される。
ス95が下降され、当該ダイス95の底部に形成された
凹部96とフローティングポンチ90との間にトーショ
ンビーム10の二次成形品64が挟持される。
【0042】次いで、図9(C)に示される如く、トー
ションビーム10の二次成形品64をダイス95の凹部
96とフローティングポンチ90との間に挟持した状態
で、ダイス95が更に下降される。ダイス95が下降す
ると、トーションビーム10の一対の端末部10Aがコ
イニングダイス88の一対の凹溝92内へ押しつけられ
る。このため、当該端末部10Aの板内部10A1 及び
板外部10A2 が凹溝92の内周面に圧接され、板中央
部10A3 側へ圧縮されながら寄せられていく。これに
より、板内部10A1 及び板外部10A2 が凸曲面形状
化(R形状化)される。また、これに伴って、板中央部
10A3 は板内部10A1 及び板外部10A2 からの材
料流れによって凹曲面形状化される。このようにして端
末部10Aがコイニング加工されたトーションビーム1
0の三次成形品(即ち、製品)98が形成される。
ションビーム10の二次成形品64をダイス95の凹部
96とフローティングポンチ90との間に挟持した状態
で、ダイス95が更に下降される。ダイス95が下降す
ると、トーションビーム10の一対の端末部10Aがコ
イニングダイス88の一対の凹溝92内へ押しつけられ
る。このため、当該端末部10Aの板内部10A1 及び
板外部10A2 が凹溝92の内周面に圧接され、板中央
部10A3 側へ圧縮されながら寄せられていく。これに
より、板内部10A1 及び板外部10A2 が凸曲面形状
化(R形状化)される。また、これに伴って、板中央部
10A3 は板内部10A1 及び板外部10A2 からの材
料流れによって凹曲面形状化される。このようにして端
末部10Aがコイニング加工されたトーションビーム1
0の三次成形品(即ち、製品)98が形成される。
【0043】なお、上記のコイニング加工は前述したコ
イニング範囲Xにわたって実施され、その両側に設定さ
れる徐変範囲Yについてはコイニングダイス88の凹溝
92の形状を予め徐変させておくことで対応する。補足
すると、コイニング範囲Xは鞍型のガセット相当部22
が形成された位置からずれているが、これは車両走行時
にトーションビーム10に作用する最大引張応力発生部
位を考慮したためである。つまり、製品状態では鞍型の
ガセット相当部22付近の端末部10Aに引張残留応力
が最も生じると思われるが、車両走行状態を加味する
と、トーションビーム10の断面形状が変化する部分
(くびれた部分)に最も応力集中が生じる。従って、こ
の部位の疲労強度を高めるべく、当該部位を含む範囲を
コイニング範囲Xとしている。
イニング範囲Xにわたって実施され、その両側に設定さ
れる徐変範囲Yについてはコイニングダイス88の凹溝
92の形状を予め徐変させておくことで対応する。補足
すると、コイニング範囲Xは鞍型のガセット相当部22
が形成された位置からずれているが、これは車両走行時
にトーションビーム10に作用する最大引張応力発生部
位を考慮したためである。つまり、製品状態では鞍型の
ガセット相当部22付近の端末部10Aに引張残留応力
が最も生じると思われるが、車両走行状態を加味する
と、トーションビーム10の断面形状が変化する部分
(くびれた部分)に最も応力集中が生じる。従って、こ
の部位の疲労強度を高めるべく、当該部位を含む範囲を
コイニング範囲Xとしている。
【0044】また、上述したトーションビーム10の製
造に関し、図10に示される如く、抜き工程における抜
きクリアランスは10%×t(t;板厚)程度とし、コ
イニング加工時の面圧は65kgf/mm2 程度とする
のが好ましい。例えば、抜きクリアランスが30%・t
とすると、板内部側の材料がだれて、剪断面が傾斜面と
なる。従って、コイニング加工したときも、板内部が強
く加圧される反面、板外部はあまり加圧されず、均一な
コイニングができない。これに対し、抜きクリアランス
を10%・tとした場合は、剪断面が組織の方向に対し
て直交する垂直面となる。また、コイニング加工時の面
圧も、45kgf/mm2 とするよりも、65kgf/
mm2 としたときの方が短時間で精度良くコイニングす
ることができる。
造に関し、図10に示される如く、抜き工程における抜
きクリアランスは10%×t(t;板厚)程度とし、コ
イニング加工時の面圧は65kgf/mm2 程度とする
のが好ましい。例えば、抜きクリアランスが30%・t
とすると、板内部側の材料がだれて、剪断面が傾斜面と
なる。従って、コイニング加工したときも、板内部が強
く加圧される反面、板外部はあまり加圧されず、均一な
コイニングができない。これに対し、抜きクリアランス
を10%・tとした場合は、剪断面が組織の方向に対し
て直交する垂直面となる。また、コイニング加工時の面
圧も、45kgf/mm2 とするよりも、65kgf/
mm2 としたときの方が短時間で精度良くコイニングす
ることができる。
【0045】以上説明してきたように本実施形態では、
トーションビーム10の長手方向の両端部にガセット相
当部22を一体に形成したので、トーションビームとガ
セットを一部品化することができる。すなわち、従来構
造のようにガセットをアームに一体化しようとすると、
アームは通常閉断面構造とされることから、結局はアー
ムが二部品化するが、本実施形態のようにガセットをト
ーションビームに一体化すれば、トーションビームは通
常開断面構造とされることから、一部品化することが可
能となる。従って、本実施形態によれば、部品点数を削
減することができ、ひいてはトーションビーム式リヤサ
スペンションの軽量化及び低コスト化を図ることができ
る。
トーションビーム10の長手方向の両端部にガセット相
当部22を一体に形成したので、トーションビームとガ
セットを一部品化することができる。すなわち、従来構
造のようにガセットをアームに一体化しようとすると、
アームは通常閉断面構造とされることから、結局はアー
ムが二部品化するが、本実施形態のようにガセットをト
ーションビームに一体化すれば、トーションビームは通
常開断面構造とされることから、一部品化することが可
能となる。従って、本実施形態によれば、部品点数を削
減することができ、ひいてはトーションビーム式リヤサ
スペンションの軽量化及び低コスト化を図ることができ
る。
【0046】また、本実施形態によれば、トーションビ
ーム10を曲げ加工した後に、当該トーションビーム1
0の端末部10Aをコイニング加工することとしたの
で、重量アップ及びコストアップを招くことなく、当該
端末部10Aの疲労強度を向上させることができる。
ーム10を曲げ加工した後に、当該トーションビーム1
0の端末部10Aをコイニング加工することとしたの
で、重量アップ及びコストアップを招くことなく、当該
端末部10Aの疲労強度を向上させることができる。
【0047】すなわち、本実施形態のようにトーション
ビーム10の長手方向の両端部に平面視で鞍型のガセッ
ト相当部22を一体形成すると、トーションビーム10
の一次成形品32を曲げ加工した際に、当該トーション
ビーム10の端末部10Aに引張残留応力が発生する。
具体的には、図11に示される如く、板内部10A1で
は2kgf/mm2 、板中央部10A3 では19kgf
/mm2 、板外部10A2 では19kgf/mm2 の引
張残留応力が発生する。これに対し、曲げ加工後にコイ
ニング加工すると、板内部10A1 では38kgf/m
m2 、板中央部10A3 では2kgf/mm2 、板外部
10A2 では32kgf/mm2 の圧縮残留応力が生じ
る。つまり、引張残留応力が発生した部分に圧縮残留応
力を付加することで、当該引張残留応力を除去すること
ができる。
ビーム10の長手方向の両端部に平面視で鞍型のガセッ
ト相当部22を一体形成すると、トーションビーム10
の一次成形品32を曲げ加工した際に、当該トーション
ビーム10の端末部10Aに引張残留応力が発生する。
具体的には、図11に示される如く、板内部10A1で
は2kgf/mm2 、板中央部10A3 では19kgf
/mm2 、板外部10A2 では19kgf/mm2 の引
張残留応力が発生する。これに対し、曲げ加工後にコイ
ニング加工すると、板内部10A1 では38kgf/m
m2 、板中央部10A3 では2kgf/mm2 、板外部
10A2 では32kgf/mm2 の圧縮残留応力が生じ
る。つまり、引張残留応力が発生した部分に圧縮残留応
力を付加することで、当該引張残留応力を除去すること
ができる。
【0048】さらに、コイニング加工すると、トーショ
ンビーム10の端末部10Aにおける板内部10A1 及
び板外部10A2 の金属組織が型面(コイニングダイス
44の凹溝48の内壁面)に沿って流動するため、当該
板内部10A1 及び板外部10A2 の表面性状が微細な
凹凸面から応力集中が生じにくい平滑面へと変化する。
ンビーム10の端末部10Aにおける板内部10A1 及
び板外部10A2 の金属組織が型面(コイニングダイス
44の凹溝48の内壁面)に沿って流動するため、当該
板内部10A1 及び板外部10A2 の表面性状が微細な
凹凸面から応力集中が生じにくい平滑面へと変化する。
【0049】このようにコイニング加工することによ
り、トーションビーム10の端末部10Aにおける板内
部10A1 及び板外部10A2 に圧縮残留応力を付加す
ることができると共に表面性状を改善することができ
る。その結果、本実施形態によれば、前述した如く、重
量アップ及びコストアップを招くことなく、当該端末部
10Aの疲労強度を向上させることができる。
り、トーションビーム10の端末部10Aにおける板内
部10A1 及び板外部10A2 に圧縮残留応力を付加す
ることができると共に表面性状を改善することができ
る。その結果、本実施形態によれば、前述した如く、重
量アップ及びコストアップを招くことなく、当該端末部
10Aの疲労強度を向上させることができる。
【0050】さらに、本実施形態によれば、トーション
ビーム10の端末部10Aにおける板中央部10A
3 が、コイニング加工によって凹形状化されているた
め、板中央部10A3 にも圧縮残留応力を生じさせる
(引張残留応力から圧縮残留応力へシフトさせる)こと
ができる。
ビーム10の端末部10Aにおける板中央部10A
3 が、コイニング加工によって凹形状化されているた
め、板中央部10A3 にも圧縮残留応力を生じさせる
(引張残留応力から圧縮残留応力へシフトさせる)こと
ができる。
【0051】つまり、トーションビーム10の端末部1
0Aをコイニング加工した場合、当該端末部10Aの板
内部10A1 及び板外部10A2 はコイニングダイス4
4の凹溝48によって直接コイニングされるが、板中央
部10A3 は当該凹溝48によって直接コイニングされ
る訳ではない。このため、コイニング加工の程度によっ
ては板中央部10A3 に凹形状が明確に形成されない場
合もあると思われ、それは即ち板中央部10A3 があま
り圧縮されていないことを意味する。これに対し、本実
施形態では、コイニング加工によって板内部10A1 及
び板外部10A 2 から板中央部10A3 への材料流れを
積極的に起こさせ(即ち、板内部10A 1 及び板外部1
0A2 側の材料を板中央部10A3 側へ寄せて圧縮して
いき)、板中央部10A3 を板厚方向へ圧縮することに
より、当該板中央部10A3 を凹形状化している。従っ
て、板中央部10A3 にも圧縮残留応力を生じさせるこ
とができる(図11の2kgf/mm2 の圧縮残留応力
参照)。その結果、本実施形態によれば、当該端末部1
0Aの疲労強度を更に向上させることができる。
0Aをコイニング加工した場合、当該端末部10Aの板
内部10A1 及び板外部10A2 はコイニングダイス4
4の凹溝48によって直接コイニングされるが、板中央
部10A3 は当該凹溝48によって直接コイニングされ
る訳ではない。このため、コイニング加工の程度によっ
ては板中央部10A3 に凹形状が明確に形成されない場
合もあると思われ、それは即ち板中央部10A3 があま
り圧縮されていないことを意味する。これに対し、本実
施形態では、コイニング加工によって板内部10A1 及
び板外部10A 2 から板中央部10A3 への材料流れを
積極的に起こさせ(即ち、板内部10A 1 及び板外部1
0A2 側の材料を板中央部10A3 側へ寄せて圧縮して
いき)、板中央部10A3 を板厚方向へ圧縮することに
より、当該板中央部10A3 を凹形状化している。従っ
て、板中央部10A3 にも圧縮残留応力を生じさせるこ
とができる(図11の2kgf/mm2 の圧縮残留応力
参照)。その結果、本実施形態によれば、当該端末部1
0Aの疲労強度を更に向上させることができる。
【0052】補足すると、本実施形態による方法以外に
疲労強度を向上させる手段としては、ショットピーニン
グ、素材圧延によるR成形、板厚アップ等が考えられ
る。しかし、ショットピーニングは設備投資費及びラン
ニングコストがいずれも大であり、素材圧延によるR成
形はストレートビームにのみ適用可能な方法であると共
に工程増によるコストアップを招く不利があり、板厚ア
ップはコスト及び重量がアップすると共に性能も低下す
る不利がるため、いずれも本実施形態による方法よりも
劣る。
疲労強度を向上させる手段としては、ショットピーニン
グ、素材圧延によるR成形、板厚アップ等が考えられ
る。しかし、ショットピーニングは設備投資費及びラン
ニングコストがいずれも大であり、素材圧延によるR成
形はストレートビームにのみ適用可能な方法であると共
に工程増によるコストアップを招く不利があり、板厚ア
ップはコスト及び重量がアップすると共に性能も低下す
る不利がるため、いずれも本実施形態による方法よりも
劣る。
【0053】なお、本実施形態では、トーションビーム
10の端末部10Aの所定範囲にコイニング加工を施し
たが、請求項1記載の本発明との関係では、当該端末部
10Aにコイニング加工を施していない構成も含まれ、
トーションビーム10の長手方向の両端部にガセット相
当部22が一体に形成されている構成であればよい。同
様に、本実施形態では、抜き工程、曲げ工程、コイニン
グ工程を経てトーションビーム10を製造することとし
たが、請求項4記載の本発明との関係においては、抜き
工程と曲げ工程のみによってトーションビーム10を製
造する方法を採ってもよい。
10の端末部10Aの所定範囲にコイニング加工を施し
たが、請求項1記載の本発明との関係では、当該端末部
10Aにコイニング加工を施していない構成も含まれ、
トーションビーム10の長手方向の両端部にガセット相
当部22が一体に形成されている構成であればよい。同
様に、本実施形態では、抜き工程、曲げ工程、コイニン
グ工程を経てトーションビーム10を製造することとし
たが、請求項4記載の本発明との関係においては、抜き
工程と曲げ工程のみによってトーションビーム10を製
造する方法を採ってもよい。
【0054】また、本実施形態では、トーションビーム
10の端末部10Aにおける長手方向の所定範囲にのみ
コイニング加工を施したが、これに限らず、長手方向の
全範囲にわたってコイニング加工を施してもよい。
10の端末部10Aにおける長手方向の所定範囲にのみ
コイニング加工を施したが、これに限らず、長手方向の
全範囲にわたってコイニング加工を施してもよい。
【0055】さらに、本実施形態では、端末部10Aの
板内部10A1 及び板外部10A2を凸曲面形状化する
だけでなく、板中央部10A3 を凹曲面形状化したが、
請求項2記載の本発明との関係では、トーションビーム
10の端末部10Aが所定範囲にわたってコイニング加
工されていればそれでよい。つまり、板中央部10A 3
が凹曲面形状化される程度にコイニングされている方が
上述した効果が確実かつ十分に得られて好ましいが、仮
に板中央部10A3 が凹曲面形状化されない程度のコイ
ニングを施したとしても(コイニング圧を低めに設定し
たとしても)、上述した効果はある程度は得られる。
板内部10A1 及び板外部10A2を凸曲面形状化する
だけでなく、板中央部10A3 を凹曲面形状化したが、
請求項2記載の本発明との関係では、トーションビーム
10の端末部10Aが所定範囲にわたってコイニング加
工されていればそれでよい。つまり、板中央部10A 3
が凹曲面形状化される程度にコイニングされている方が
上述した効果が確実かつ十分に得られて好ましいが、仮
に板中央部10A3 が凹曲面形状化されない程度のコイ
ニングを施したとしても(コイニング圧を低めに設定し
たとしても)、上述した効果はある程度は得られる。
【0056】
【発明の効果】以上説明したように請求項1記載の本発
明に係るトーションビーム式リヤサスペンションは、ト
ーションビームの長手方向の両端部にアームに接合され
るガセット相当部を一体に形成したので、部品点数の削
減を図ることができ、その結果、リヤサスペンションの
軽量化及び低コスト化を図ることができるという優れた
効果を有する。
明に係るトーションビーム式リヤサスペンションは、ト
ーションビームの長手方向の両端部にアームに接合され
るガセット相当部を一体に形成したので、部品点数の削
減を図ることができ、その結果、リヤサスペンションの
軽量化及び低コスト化を図ることができるという優れた
効果を有する。
【0057】請求項2記載の本発明に係るトーションビ
ーム式リヤサスペンションは、請求項1記載の発明にお
いて、トーションビームの端末部を当該トーションビー
ムの長手方向の所定範囲にわたってコイニング加工した
ので、圧縮残留応力の付加及び表面性状の改善を図るこ
とができ、その結果、重量アップ及びコストアップを招
くことなく、当該端末部の疲労強度を向上させることが
できるという優れた効果を有する。
ーム式リヤサスペンションは、請求項1記載の発明にお
いて、トーションビームの端末部を当該トーションビー
ムの長手方向の所定範囲にわたってコイニング加工した
ので、圧縮残留応力の付加及び表面性状の改善を図るこ
とができ、その結果、重量アップ及びコストアップを招
くことなく、当該端末部の疲労強度を向上させることが
できるという優れた効果を有する。
【0058】請求項3記載の本発明は、請求項2記載の
発明において、トーションビームの端末部における板中
央部をコイニング加工によって凹形状化したので、板中
央部にも圧縮残留応力を生じさせることができ、その結
果、当該端末部の疲労強度を更に向上させることができ
るという優れた効果を有する。
発明において、トーションビームの端末部における板中
央部をコイニング加工によって凹形状化したので、板中
央部にも圧縮残留応力を生じさせることができ、その結
果、当該端末部の疲労強度を更に向上させることができ
るという優れた効果を有する。
【0059】請求項4記載の本発明に係るトーションビ
ームの製造方法は、アームへの接合部となるガセット相
当部を含んで構成されるトーションビームの展開形状を
素材から打ち抜くことにより、トーションビームの一次
成形品を形成した後、当該一次成形品を曲げ加工するこ
とにより、所定の開断面形状とされたトーションビーム
の二次成形品を形成することとしたので、部品点数の削
減を図ることができ、その結果、リヤサスペンションの
軽量化及び低コスト化を図ることができるという優れた
効果を有する。
ームの製造方法は、アームへの接合部となるガセット相
当部を含んで構成されるトーションビームの展開形状を
素材から打ち抜くことにより、トーションビームの一次
成形品を形成した後、当該一次成形品を曲げ加工するこ
とにより、所定の開断面形状とされたトーションビーム
の二次成形品を形成することとしたので、部品点数の削
減を図ることができ、その結果、リヤサスペンションの
軽量化及び低コスト化を図ることができるという優れた
効果を有する。
【0060】請求項5記載の本発明に係るトーションビ
ームの製造方法は、請求項4記載の発明において、さら
に、当該二次成形品の端末部を所定範囲にわたってコイ
ニング加工することにより、トーションビームの三次成
形品を形成することとしたので、圧縮残留応力の付加及
び表面性状の改善を図ることができ、その結果、トーシ
ョンビームの端末部の疲労強度を向上させることができ
るという優れた効果を有する。
ームの製造方法は、請求項4記載の発明において、さら
に、当該二次成形品の端末部を所定範囲にわたってコイ
ニング加工することにより、トーションビームの三次成
形品を形成することとしたので、圧縮残留応力の付加及
び表面性状の改善を図ることができ、その結果、トーシ
ョンビームの端末部の疲労強度を向上させることができ
るという優れた効果を有する。
【図1】本実施形態に係るトーションビーム式リヤサス
ペンションの概略平面図である。
ペンションの概略平面図である。
【図2】トーションビームの縦断面構造を拡大して示す
図1の2−2線に沿う断面図である。
図1の2−2線に沿う断面図である。
【図3】図2に示されるトーションビームの端末部の断
面形状を拡大して示す図2の3線矢視部の拡大図であ
る。
面形状を拡大して示す図2の3線矢視部の拡大図であ
る。
【図4】本実施形態に係るトーションビームの製造工程
(抜き工程)を示す平面図である。
(抜き工程)を示す平面図である。
【図5】抜き工程で使用される型の縦断面図である。
【図6】本実施形態に係るトーションビームの製造工程
(曲げ工程)を示す平面図である。
(曲げ工程)を示す平面図である。
【図7】曲げ工程で使用される型の縦断面図である。
【図8】トーションビームが曲げ加工された状態を示す
斜視図である。
斜視図である。
【図9】本実施形態に係るトーションビームの製造工程
(コイニング工程)を示す断面図である。
(コイニング工程)を示す断面図である。
【図10】抜きクリアランスと加工面圧の関係を示す実
験データである。
験データである。
【図11】トーションビームを曲げ加工しただけの場合
と端末部をコイニング加工した場合とで残留応力がどの
ようになるかを示す実験データである。
と端末部をコイニング加工した場合とで残留応力がどの
ようになるかを示す実験データである。
【図12】従来例に係るトーションビーム式リヤサスペ
ンションの概略平面図である。
ンションの概略平面図である。
10 トーションビーム 10A 端末部 10A3 板中央部 12 トレーリングアーム 22 ガセット相当部 30 素材 50 一次成形品 64 二次成形品 98 三次成形品
フロントページの続き (72)発明者 兼行 俊明 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内 Fターム(参考) 3D001 AA00 AA17 BA76 DA04
Claims (5)
- 【請求項1】 略車両幅方向を長手方向として配置され
る開断面形状のトーションビームと、このトーションビ
ームの長手方向の両端部に接合され略車両前後方向を長
手方向として配置される一対のアームと、を含んで構成
されるトーションビーム式リヤサスペンションであっ
て、 前記トーションビームの長手方向の両端部には、アーム
に接合されるガセット相当部が一体に形成されている、 ことを特徴とするトーションビーム式リヤサスペンショ
ン。 - 【請求項2】 前記トーションビームの端末部は、当該
トーションビームの長手方向の所定範囲にわたってコイ
ニング加工されている、 ことを特徴とする請求項1に記載のトーションビーム式
リヤサスペンション。 - 【請求項3】 前記トーションビームの端末部における
板中央部は、コイニング加工によって凹形状化されてい
る、 ことを特徴とする請求項2に記載のトーションビーム式
リヤサスペンション。 - 【請求項4】 アームへの接合部となるガセット相当部
を含んで構成されるトーションビームの展開形状を素材
から打ち抜くことにより、トーションビームの一次成形
品を形成した後、 当該一次成形品を曲げ加工することにより、所定の開断
面形状とされたトーションビームの二次成形品を形成す
る、 ことを特徴とするトーションビームの製造方法。 - 【請求項5】 さらに、前記二次成形品の端末部を所定
範囲にわたってコイニング加工することにより、トーシ
ョンビームの三次成形品を形成する、 ことを特徴とする請求項4記載のトーションビームの製
造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10229116A JP2000052733A (ja) | 1998-08-13 | 1998-08-13 | トーションビーム式リヤサスペンション及びトーションビームの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10229116A JP2000052733A (ja) | 1998-08-13 | 1998-08-13 | トーションビーム式リヤサスペンション及びトーションビームの製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000052733A true JP2000052733A (ja) | 2000-02-22 |
Family
ID=16887006
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10229116A Pending JP2000052733A (ja) | 1998-08-13 | 1998-08-13 | トーションビーム式リヤサスペンション及びトーションビームの製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000052733A (ja) |
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007283984A (ja) * | 2006-04-19 | 2007-11-01 | Toyota Motor Corp | トーションビーム式サスペンション |
CN100387449C (zh) * | 2002-07-04 | 2008-05-14 | 本田技研工业株式会社 | 扭矩梁式悬架 |
JP2010023102A (ja) * | 2008-07-23 | 2010-02-04 | Fuji Heavy Ind Ltd | ビームの製造方法、及び、ビーム |
US7878518B2 (en) * | 2005-07-13 | 2011-02-01 | Auto Chassis International Snc | Motor vehicle flexible axle, comprising a cross bracing with open cross-section whereof the flanks include non-rectilinear edges, cross bracing and corresponding motor vehicle |
JP2013063709A (ja) * | 2011-09-19 | 2013-04-11 | Daihatsu Motor Co Ltd | 車両用サスペンションの形成方法 |
CN104228505A (zh) * | 2014-09-16 | 2014-12-24 | 安徽江淮汽车股份有限公司 | 扭转梁悬架的纵臂及扭转梁悬架 |
DE102014104014A1 (de) | 2014-03-24 | 2015-09-24 | Benteler Automobiltechnik Gmbh | Kraftfahrzeugachse und Verfahren zur Herstellung eines Querträgers für eine Kraftfahrzeugachse |
CN105008157A (zh) * | 2013-03-14 | 2015-10-28 | 麦格纳国际公司 | 具有凸出的中间部段的后扭转梁 |
-
1998
- 1998-08-13 JP JP10229116A patent/JP2000052733A/ja active Pending
Cited By (11)
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EP2923865A2 (de) | 2014-03-24 | 2015-09-30 | Benteler Automobiltechnik GmbH | Kraftfahrzeugachse und Verfahren zur Herstellung eines Querträgers für eine Kraftfahrzeugachse |
EP2923865A3 (de) * | 2014-03-24 | 2016-06-15 | Benteler Automobiltechnik GmbH | Kraftfahrzeugachse und Verfahren zur Herstellung eines Querträgers für eine Kraftfahrzeugachse |
DE102014104014B4 (de) | 2014-03-24 | 2018-03-08 | Benteler Automobiltechnik Gmbh | Kraftfahrzeugachse und Verfahren zur Herstellung eines Querträgers für eine Kraftfahrzeugachse |
CN104228505A (zh) * | 2014-09-16 | 2014-12-24 | 安徽江淮汽车股份有限公司 | 扭转梁悬架的纵臂及扭转梁悬架 |
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