JP2000052650A - 電気凝固印刷用陽極表面被覆剤およびそれを用いた電気凝固印刷方法 - Google Patents

電気凝固印刷用陽極表面被覆剤およびそれを用いた電気凝固印刷方法

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JP2000052650A
JP2000052650A JP22550598A JP22550598A JP2000052650A JP 2000052650 A JP2000052650 A JP 2000052650A JP 22550598 A JP22550598 A JP 22550598A JP 22550598 A JP22550598 A JP 22550598A JP 2000052650 A JP2000052650 A JP 2000052650A
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ink
anode
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electrocoagulation
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Atsushi Betto
温 別当
Toshio Oyama
敏男 大山
Hiroyuki Kawashima
大幸 川島
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Toyo Ink Mfg Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 【解決手段】オルガノポリシロキサンを含む電気凝固印
刷用陽極表面被覆剤、および下記の工程を含む電気凝固
印刷方法:(a)不動態表面を有する陽極、および陰極
を用意する工程;(b)該陽極表面をオルガノポリシロ
キサンを含む被覆剤のミクロ液滴で被覆する工程;
(c)陰陽両電極間に充填された電解凝固可能なポリマ
ーを含む印刷インキの電気凝固によって、所望の画像に
対応する凝固インキのドットを該陽極表面上に形成する
工程;および(d)該凝固インキのドットを被印刷体へ
転写させることにより被印刷体上に画像を形成する工
程。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電気凝固印刷分野
における改良に関するものであり、特に、印刷工程で電
気凝固印刷インキに混入しても該インキの粘度を増加さ
せず、印刷物の非画像部に好ましくない汚れ(地汚れ)
を引き起こさない改良された電気凝固印刷用陽極表面被
覆剤、およびそれを用いた電気凝固印刷方法に関する。
【0002】
【従来の技術】電気凝固印刷は、コンピューターからの
デジタル画像信号で直接印刷物を得ることができる全く
版を必要としない印刷方式であり、従来の印刷方式、例
えばオフセット印刷、凸版印刷、スクリーン印刷、グラ
ビア印刷などと異なり、版の製作、版替えなどの工程を
必要としないため、印刷作業に要する時間が短い。ま
た、本印刷法では、水性インキを使用することができる
ため、油性インキを使用する印刷法と比べて、大気汚
染、火災の危険性、作業時の安全衛生などの点で優れて
いる。
【0003】電気凝固印刷法および装置については、ア
メリカ特許第4,895,629号(登録日:1990
年1月23日)、第5,538,601号(登録日:1
996年7月23日)、第5,693,206号(登録
日:1997年12月2日)などに記載されている。電
気凝固印刷法では、陽極表面が洗浄された後、油性物質
が陽極表面に塗布され、該表面上に電解凝固可能なポリ
マーを含む印刷インキ(電気凝固印刷インキ)の電気凝
固によって画像に対応する凝固インキのドットが形成さ
れ、陽極表面に残存する凝固させなかった電気凝固印刷
インキ、即ち非凝固インキが取り除かれ、露出された凝
固インキのドットが被印刷体に転写され、それによって
被印刷体に画像が印刷される。
【0004】電気凝固印刷装置は、不動態表面を有する
陽極、陽極表面洗浄手段、油性物質塗布手段、電気凝固
印刷インキ供給手段、陽極と一定の距離に離間されて配
置される複数の陰極、非凝固インキ除去手段、および陽
極上の凝固インキのドットを被印刷体に転写する手段を
有している。
【0005】前記アメリカ特許で説明されているよう
に、油性物質は、凝固インキの陽極への付着を弱め、ま
た陽極の腐食を防止する目的で使用され、油性物質塗布
手段により陽極表面に塗布される。また、電気凝固印刷
インキの電気凝固後に残存する非凝固インキは、非凝固
インキ除去手段、例えば軟質ゴム製スキージで陽極表面
をこすることなどにより陽極表面から取り除かれ、電気
凝固印刷インキ供給手段へ戻すことにより再利用され
る。油性物質としてオレイン酸または酸化クロムを含む
オレイン酸を使用した場合、約1時間印刷を行うと電気
凝固印刷インキの粘度が増加する。電気凝固印刷インキ
の粘度が増加すると、電気凝固印刷インキ供給手段によ
り該インキを供給できにくくなり、電気凝固印刷インキ
供給量の低下によって画像部の欠損が生じないよう頻繁
に調節しなければならないといった問題や、軟質ゴム製
スキージで非凝固インキを陽極表面から完全に取り除き
にくくなり、陽極表面に残存した非凝固インキにより非
画像部に望ましくない汚れ、すなわち地汚れが生じ、得
られた印刷物の品質が低下するという問題を引き起こし
ていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、従来
技術に基づく既存の油性物質では解決し得なかった前記
の欠点を解決することである。即ち、印刷中に電気凝固
印刷インキの粘度を増加させず、被印刷体の非画像部に
好ましくない地汚れを引き起こすことがない電気凝固印
刷用陽極表面被覆剤、および地汚れによる画像品質の低
下がない電気凝固印刷物を作成できる電気凝固印刷方法
を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、軟質ゴム
製スキージで陽極表面をこすることなどにより陽極表面
から取り除かれた非凝固インキは陽極表面に塗布された
電気凝固印刷用陽極表面被覆剤を含んでおり、電気凝固
印刷時間が長くなるにつれて、電気凝固印刷インキ中に
電気凝固印刷用陽極表面被覆剤が徐々に混入してその濃
度が増加することを確認している。例えば、電気凝固印
刷用陽極表面被覆剤としてオレイン酸を用いて約1時間
印刷を行った場合、印刷終了後の電気凝固印刷インキ
は、約0.2重量%のオレイン酸を含んでおり、電気凝
固印刷インキ中にオレイン酸が混入すると該インキの粘
度が著しく増加すること、他の不飽和脂肪酸でも同様で
あることを確認している。この現象は、電気凝固印刷イ
ンキにオレイン酸が混入すると、インキ中の顔料分散が
不安定化するためにおこると考えられる。本発明者ら
は、前記の実状を鑑み鋭意検討を重ねた結果、オルガノ
ポリシロキサンは電気凝固印刷インキ中に混入しても該
インキの粘度を増加させないことを見出し、本発明に至
った。
【0008】即ち、本発明は、オルガノポリシロキサン
を含む電気凝固印刷用陽極表面被覆剤に関する。また、
本発明は、下記の工程を含む電気凝固印刷方法に関す
る: (a)不動態表面を有する陽極、および陰極を用意する
工程; (b)該陽極表面をオルガノポリシロキサンを含む被覆
剤のミクロ液滴で被覆する工程; (c)陰陽両電極間に充填された電解凝固可能なポリマ
ーを含む印刷インキの電気凝固によって、所望の画像に
対応する凝固インキのドットを該陽極表面上に形成する
工程;および (d)該凝固インキのドットを被印刷体へ転写させるこ
とにより被印刷体上に画像を形成する工程。
【0009】
【発明の実施の形態】次に、本発明の電気凝固印刷用陽
極表面被覆剤について詳細に説明する。なお、以下の説
明で用いる「被覆剤」は、全て「電気凝固印刷用陽極表
面被覆剤」を表す。本発明の被覆剤に使用されるオルガ
ノポリシロキサンとしては、直鎖状オルガノポリシロキ
サンと分岐状オルガノポリシロキサンが挙げられる。
【0010】直鎖状オルガノポリシロキサンは、化学式
(1)で示される化合物である。 式中、R1〜R6は水素または疎水基、nは1〜200
0の整数を表す。
【0011】化学式(1)中のR1〜R6は水素または
疎水基であり、疎水基としては、アルキル基、アリール
基などを挙げることができる。特に、R1〜R6が全て
メチル基であるジメチルポリシロキサン、R1〜R3が
メチル基、R4〜R6が水素であるメチルハイドロジェ
ンポリシロキサン、R1〜R3がメチル基、R4〜R6
がフェニル基であるメチルフェニルポリシロキサンが好
ましい。
【0012】分岐状オルガノポリシロキサンは、化学式
(1)中のR2およびまたはR5の部位にさらにオルガ
ノポリシロキサンが結合した構造である。R2およびま
たはR5を除くR1〜R6は水素または疎水基であり、
疎水基としては、アルキル基、アリール基などを挙げる
ことができる。特に、R2およびまたはR5を除くR1
〜R6が全てメチル基である分岐状ジメチルポリシロキ
サンが好ましい。
【0013】本発明の被覆剤に使用されるオルガノポリ
シロキサンは、30℃で液体であることが好ましい。3
0℃で固体状のオルガノポリシロキサンでは、適度な流
動性を有する被覆剤を得にくい傾向があり、該被覆剤の
ミクロ液滴で陽極表面を被覆するには、被覆剤塗布手段
や陽極表面を加熱するなどの手段が必要となる場合があ
る。オルガノポリシロキサンの粘度は、整数nが1〜2
000の範囲である場合、30℃で概ね1〜10000
00mPa・sになる。適度な流動性を有する被覆剤を
得るには、オルガノポリシロキサンの粘度が30℃で約
1〜10000mPa・sであることが好ましい。該粘
度範囲を得るための化学式(1)中のnの範囲は、概ね
1〜1000である。
【0014】また、本発明の被覆剤に使用されるオルガ
ノポリシロキサンは、揮発性を有しないものが好まし
い。揮発性を有するオルガノポリシロキサンを含む被覆
剤は、電気凝固印刷時間が長くなるにつれて被覆剤の組
成が変化する傾向がある。オルガノポリシロキサンが揮
発性を有しないためには、分子量が概ね400以上であ
ることが好ましく、その際の化学式(1)中のnは、概
ね4以上である。さらに、本発明の被覆剤に使用される
オルガノポリシロキサンの表面張力は、20℃において
40mN/m以下であることが好ましく、概ね15mN
/m以上である。表面張力が40mN/mを越えるオル
ガノポリシロキサンを使用した被覆剤は、ミクロ液滴で
陽極表面を十分に被覆するのが困難となる傾向がある。
【0015】本発明の被覆剤に使用されるオルガノポリ
シロキサンの配合量は、被覆剤の総重量に対して、40
〜100重量%であることが好ましい。オルガノポリシ
ロキサンの配合量が40重量%より少ない場合、被覆剤
に使用されるオルガノポリシロキサン以外の原材料によ
って、被覆剤の流動性が不足したり、電気凝固印刷イン
キの粘度を増加させたりといった悪影響が生じる傾向が
ある。 本発明の被覆剤は、陽極表面を研磨する、また
は被覆剤を適度な粘度に調整するなどの目的で、さらに
無機フィラーなどを含むことことができる。
【0016】無機フィラーの例としては、酸化アルミニ
ウム、二酸化セリウム、酸化クロム(III)、酸化第
一銅、酸化第二銅、酸化第一鉄、酸化第二鉄、酸化鉛、
酸化マグネシウム、酸化マンガン(III)、二酸化チ
タン、酸化亜鉛、硫酸バリウム、炭酸カルシウム、二酸
化ケイ素(シリカ)、などが挙げられる。二酸化ケイ素
は、親水性のものが好ましい。また、BET法(窒素吸
収法)により測定した比表面積が、100〜600m2
/gである二酸化ケイ素が好ましい。無機フィラーは、
単独ないし2種以上を混合して用いることができる。
【0017】無機フィラーの配合量は、陽極表面を適度
に研磨する量、または被覆剤を適度な粘度に調整する量
であり、具体的には、被覆剤の総重量に対して約1〜5
0重量%であることが好ましい。無機フィラーを本発明
の被覆剤に安定に分散させるため、分散剤を用いること
ができる。分散剤としては、アニオン性、ノニオン性、
カチオン性、両イオン性界面活性剤などを使用すること
ができる。
【0018】本発明の被覆剤は、凝固インキのドットの
陽極への付着をさらに弱める目的で、不飽和脂肪酸を含
むことができる。ただし、不飽和脂肪酸は電気凝固印刷
インキの粘度を増加させる作用があるので、その配合量
は、被覆剤の総重量に対して30重量%以下とすること
が好ましく、特に20重量%以下とすることが好まし
い。不飽和脂肪酸の例としては、アラキドン酸、オレイ
ン酸、リノール酸、リノレイン酸、パルミトレイン酸、
およびミリストオレイック酸などを挙げることができ
る。また、本発明の被覆剤は、不飽和脂肪酸のトリグリ
セリドが主成分である不飽和植物油、例えば、コーン
油、アマニ油、オリーブ油、ピーナッツ油、ひまわり
油、および大豆油、さらに、カルナバワックスなどの不
飽和植物ワックスなども含むことができる。不飽和脂肪
酸、不飽和植物油、不飽和植物ワックスは、単独ない
し、2種以上を混合して用いることができる。
【0019】本発明の被覆剤の表面張力は、20℃にお
いて40mN/m以下であることが好ましく、概ね15
mN/m以上である。被覆剤の表面張力が40mN/m
を越える場合、該被覆剤のミクロ液滴で陽極表面を十分
に被覆するのが困難となる傾向がある。被覆剤の表面張
力は、使用される原材料を適宜選択することにより調整
することができる。また、本発明の被覆剤の粘度は、高
級アルコール、デキストリンを変性させて油溶性にした
増粘剤、油溶性を持つ高分子材料などを用いて、電気凝
固印刷に悪影響を与えない範囲で適宜調整することがで
きる。
【0020】本発明の被覆剤は、使用される原材料の粘
度が低い場合、混合機などを用いて単に撹拌混合するこ
とにより製造することができる。原材料の粘度が高い場
合は、必要に応じて加熱溶解などを行い、混合機などを
用いて撹拌混合することにより製造することができる。
無機フィラーを被覆剤に配合する場合、混合機でも製造
可能であるが、分散機を用いて無機フィラーを微粒化す
ることが好ましい。分散機は、一般に使用される、例え
ば、ローラーミル、ボールミル、ペブルミル、アトライ
ター、サンドミルなどを用いることができる。
【0021】所望の粒度分布を有する無機フィラーを含
む被覆剤は、分散条件、例えば、分散機の粉砕メディア
のサイズ、粉砕メディアの充填率、分散処理時間、吐出
速度、被覆剤の粘度などを適宜調節することにより得る
ことができる。被覆剤中に分散された無機フィラーの最
大粒子径は10μm以下であることが好ましく、さらに
好ましくは5μm以下である。本発明の被覆剤中に粗大
粒子などが予期せずに混入した場合、電解凝固可能なポ
リマーを含む印刷インキの電気凝固を妨げ画像品質を低
下させるため、粗大粒子などを濾過などにより取り除く
ことが好ましい。濾過装置は、重力、減圧、加圧式や遠
心分離を用いた従来公知の装置いずれのものでも使用可
能である。
【0022】次に、本発明の電気凝固印刷方法について
説明する。本発明の電気凝固印刷方法は、下記の工程
(a)〜(d)を含む。 (a)不動態表面を有する陽極、および陰極を用意する
工程; (b)該陽極表面をオルガノポリシロキサンを含む被覆
剤のミクロ液滴で被覆する工程; (c)陰陽両電極間に充填された電解凝固可能なポリマ
ーを含む印刷インキの電気凝固によって、所望の画像に
対応する凝固インキのドットを該陽極表面上に形成する
工程;および (d)該凝固インキのドットを被印刷体へ転写させるこ
とにより被印刷体上に画像を形成する工程。
【0023】さらに好ましくは、本発明の電気凝固印刷
方法は、下記の工程(1)〜(7)を含む。(1)不動
態表面を有する陽極、および陰極を用意する工程; (2)陽極表面を洗浄する工程; (3)陽極表面をオルガノポリシロキサンを含む被覆剤
のミクロ液滴で被覆する工程; (4)陰陽両電極間を電解凝固可能なポリマーを含む印
刷インキで充填する工程; (5)所望の画像に対応する選択された陰極に電圧を印
加して、電気凝固印刷用陽極表面被覆剤のミクロ液滴で
被覆された陽極表面上に所望の画像を表す凝固インキの
ドットを形成する工程;(6)凝固させなかった電気凝
固印刷インキ、即ち非凝固インキを陽極表面から除去す
る工程;および (7)陽極表面上に形成された凝固インキのドットを被
印刷体へ転写させることにより所望の画像を被印刷体上
に形成する工程。
【0024】ここで使用されている「電解凝固可能なポ
リマーを含む印刷インキの電気凝固」という表現は、前
記プロセスの工程(c)および工程(5)に適用し、陰
極に電圧を印加して陽極表面上の不動態皮膜の破壊によ
り陽極表面から多価金属イオンが溶出し、該多価金属イ
オンと印刷インキに含まれる電解凝固可能なポリマーと
の化学結合により印刷インキが凝固し、陽極表面上に凝
固インキのドットが形成されることを意味する。陽極表
面から溶出する前記多価金属イオンは、例えばステンレ
ス鋼またはアルミニウムからなる陽極が電気凝固印刷法
に用いられる場合、3価の鉄または3価のアルミニウム
イオンである。
【0025】電気凝固印刷インキは、電解凝固可能なポ
リマー、着色剤、可溶性電解質、および液状媒体を少な
くとも含んでおり、さらに金属イオン封鎖剤を含むこと
が好ましい。電解凝固可能なポリマーは、多価金属イオ
ンと化学結合可能なポリマーであり、アミド基、アミノ
基、カルボキシル基などの官能基を有することが好まし
い。着色剤としては、一般の印刷インキ、塗料、および
記録剤などに使用されている顔料および染料を用いるこ
とができる。着色剤が顔料である場合、顔料を液状媒体
に安定に分散させるため、分散剤を用いることができ
る。可溶性電解質としてハロゲン化物、液状媒体として
水、金属イオン封鎖剤としてポリアミノカルボン酸とそ
の塩類を用いることができる。
【0026】図1は、本発明の電気凝固印刷用陽極表面
被覆剤を使用して印刷を行う電気凝固印刷装置1の概要
を示している。電気凝固印刷装置1は、複数の足部3で
ベースプレート5が立設されており、このベースプレー
ト5上には複数のフレーム7が上下方向へ延伸して立設
されている。このフレーム7の上部には一対の垂直プレ
ート9が設けられ、各垂直プレート9に駆動モータ(図
示せず)によって回転自在なシリンダ状陽極11が挟持
されている。この陽極11は図1において紙面に対して
垂直方向に延伸され、不動態皮膜を有する陽極表面を有
している。
【0027】また、電気凝固印刷装置1には、陽極11
に沿って陽極表面に本発明の被覆剤を塗布し、陽極表面
上に被覆剤のミクロ液滴を形成する被覆剤塗布手段13
と、電気凝固印刷インキを陽極に供給する温度調節手段
(図示せず)を備えた電気凝固印刷インキ供給手段15
と、電解凝固可能なポリマーを含む印刷インキの電気凝
固によって、所望の画像を表す凝固インキの複数のドッ
トを前記陽極表面上に形成する陰極17を有する印刷ヘ
ッド19が設けられ、さらに、非凝固インキを陽極表面
から除去するためのスキージのような非凝固インキ除去
手段21が設けられている。そして、得られた陽極表面
上の所望の画像を表す凝固インキの複数のドットと被印
刷体Wとを接触させて、凝固インキのドットを陽極表面
から前記被印刷体へと転写させ、それによって前記被印
刷体に前記画像を印刷する手段として圧胴23が設けら
れている。
【0028】また、陽極11の下方には、陽極表面上に
残留する凝固インキ、被覆剤などを洗浄することで陽極
表面から除去する温度調節手段(図示せず)を備えた陽
極表面洗浄手段25が設けられている。 このような構
成により、回転している陽極11の陽極表面に被覆剤塗
布手段13により本発明の被覆剤のミクロ液滴が塗布さ
れたのち、電気凝固印刷インキ供給手段15により一定
の距離に位置する陰極17と陽極11との間に電気凝固
印刷インキが供給される。供給された該インキは、所望
の画像に対応する選択された陰極に電圧を印加すること
により凝固インキのドットを形成し、非凝固インキはス
キージ21により陽極表面から除去される。
【0029】次いで、陽極表面上に形成された凝固イン
キのドットは、陽極11と圧胴23との間で被印刷体W
が凝固インキのドットと接触することによって、被印刷
体Wに転写されることにより、所望の画像が印刷され
る。多色印刷は、図1に示す電気凝固印刷装置1を所望
の台数用意し、各電気凝固印刷装置1の陽極表面上に形
成された所望の色相を有する凝固インキのドットによる
画像を、それぞれの転写位置で見当を合わせて転写する
ことにより可能となる。例えば、図1に示す電気凝固印
刷装置1を4台タンデムに配置して、4台の装置で黄、
藍、紅、墨インキを順次印刷することにより、プロセス
印刷が可能となる。
【0030】また、本発明の被覆剤を使用して印刷を行
う電気凝固印刷装置としては、前記アメリカ特許第5,
538,601号(登録日:1996年7月23日)に
記載されている種類のセンタードラム式印刷装置であっ
ても良い。この印刷方式は、陽極表面洗浄手段、被覆剤
塗布手段、電気凝固印刷インキ供給手段、陽極と一定の
距離に位置する複数の陰極、非凝固インキ除去手段、お
よび転写手段からなる印刷ユニットを、不動態表面を有
するシリンダ形状の回転する単一の陽極のまわりに配置
するシステムである。例えば、4つの印刷ユニットを単
一の陽極のまわりに配置し、4つの印刷ユニットで黄、
藍、紅、墨インキを順次印刷することにより、プロセス
印刷が可能となる。
【0031】
【実施例】以下、本発明を実施例により更に詳しく説明
するが、本発明の技術思想を逸脱しない限り、本発明は
これらの実施例に何ら限定されるものではない。実施例
中、pHは電気化学計器社製ガラス電極式水素イオン濃
度計を、粘度はトキメック社製B型粘度計を、表面張力
は協和界面科学社製自動表面張力計CBVP−Z型を、
それぞれ用いて測定した。なお、表面張力は20℃で、
pHは25℃で、粘度は30℃で、それぞれ測定した。
また、印刷物の反射濃度は、X-Rite社製X-Rit
e(登録商標)MODEL408を用いて測定した。
【0032】(製造例1)電気凝固印刷用墨インキを、
以下の原材料から製造した。 −カーボンブラック顔料 8.8重量% (「Carbon Black Monarch120」:キャボット社) −アニオン性分散剤水溶液(有効成分約42重量%) 0.75重量% (「CLOSPERSE 2500」:ボーム・フィラテックス・カナダ社) −アニオン性アクリルアミドポリマー 8.8重量% (「ACCOSTRENGTH 86」:三井サイテック社) −塩化カリウム(可溶性電解質) 8.8重量% −EDTA2ナトリウム2水和物(金属イオン封鎖剤) 0.03重量% −水(液状媒体) 72.82重量% 合計 100重量% 最初に、サンドミル(分散機)を用いて、顔料、分散
剤、水を含む顔料分散体を製造し、次に、該顔料分散体
にアクリルアミドポリマーを添加し、さらに塩化カリウ
ムと金属イオン封鎖剤を混和した後、濾過・脱泡を行っ
て電気凝固印刷用墨インキを製造した。該インキのpH
は約4.1、粘度は約470mPa・sであった。
【0033】(製造例2)電気凝固印刷用黄インキを、
以下の原材料から製造例1の墨インキと同様の方法で製
造した。 −アゾ系黄顔料 11.75重量% (「Permanent Yellow DGR pigment」:クラリアント社) −アニオン性分散剤水溶液(有効成分約42重量%) 4.2重量% (「CLOSPERSE 2500」:ボーム・フィラテックス・カナダ社) −アニオン性アクリルアミドポリマー 7.0重量% (「ACCOSTRENGTH 86」:三井サイテック社) −塩化カリウム(可溶性電解質) 8.4重量% −EDTA2ナトリウム2水和物(金属イオン封鎖剤) 0.03重量% −水(液状媒体) 68.62重量% 合計 100重量% 得られた電気凝固印刷用黄インキのpHは約4.1、粘
度は約470mPa・sであった。
【0034】(製造例3)アゾ系黄顔料をアゾ系紅顔料
(「Permanent Rubin F6B」:クラ
リアント社)10.5重量%に、水を69.87重量%
に代えた以外は、製造例2と同様の原材料および方法で
電気凝固印刷用紅インキを製造した。該インキのpHは
約4.1、粘度は約480mPa・sであった。
【0035】(製造例4)アゾ系紅顔料を銅−フタロシ
アニン系顔料(「Heliogen BlueD707
2DD」:BASF社)に代えた以外は、製造例3と同
様の原材料および方法で電気凝固印刷用藍インキを製造
した。該インキのpHは約4.1、粘度は約490mP
a・sであった。
【0036】[実施例1]ジメチルポリシロキサン
(分子量:3500、n:47、粘度:47.5mPa
・s、表面張力:19.6mN/m)を被覆剤として、
アメリカ特許第5,693,206号に記載された種類
の図1に示す電気凝固印刷装置において使用した。該印
刷装置は、ステンレス鋼からなる陽極、洗剤を含む高圧
水により陽極を洗浄する装置、被覆剤のミクロ液滴を陽
極表面に形成する装置、電気凝固印刷インキ供給装置、
陽極と一定の距離に離間されて配置される直径約50マ
イクロメータの複数の陰極、非凝固インキを軟質ポリウ
レタン製スキージにより陽極表面から除去する装置、お
よびポリウレタン製圧胴から構成されている。電気凝固
印刷インキ、陽極を洗浄する装置に用いられる洗浄液を
40℃に加温し、電気凝固印刷インキおよび陽極表面を
40℃に保持した。電気凝固印刷インキは製造例1の墨
インキを使用した。電気凝固印刷インキ供給装置におけ
る電気凝固印刷インキの液面が下がると、該インキを追
加して液面を一定に保持した。電気凝固印刷インキの粘
度は印刷中ほとんど増加せず、約2時間印刷を行った後
の該インキの粘度は550mPa・sであった。被印刷
体の非画像部の反射濃度は0.01であり、地汚れのな
い優れた品質の印刷物であった。被印刷体に転写された
凝固インキの反射濃度は1.31であった。
【0037】さらに、電気凝固印刷インキとして製造例
2〜4で得られた黄、紅、藍インキを用いて前記の電気
凝固印刷装置で各々印刷を行った。黄、紅、藍インキと
も、粘度は印刷中ほとんど増加せず、約2時間印刷を行
った後の該インキの粘度は、それぞれ550、560、
580mPa・sであった。被印刷体の非画像部の反射
濃度は0.01であり、地汚れのない優れた品質の印刷
物であった。被印刷体に転写された凝固インキの反射濃
度は、それぞれ1.2、1.27、1.27であった。
また、製造例1〜4で得られた墨、藍、紅、黄インキ
に、本実施例の被覆剤0.5重量%を混和し、密閉して
40℃、24時間保存後、該インキの粘度を測定したと
ころ、それぞれ、520、520、530、540mP
a・sであり、著しいインキの粘度増加は無かった
【0038】[実施例2]被覆剤としてメチルハイドロ
ジェンポリシロキサン(分子量:3500、n:58、
粘度:26mPa・s、表面張力:19.8mN/
m)、および電気凝固印刷インキとして製造例1の墨イ
ンキを用いて、実施例1と同じ条件および方法で印刷を
行った。電気凝固印刷インキの粘度は印刷中ほとんど増
加せず、約2時間印刷を行った後の該インキの粘度は5
50mPa・sであった。被印刷体の非画像部の反射濃
度は0.01であり、地汚れのない優れた品質の印刷物
であった。被印刷体に転写された凝固インキの反射濃度
は1.31であった。 また、製造例1の電気凝固印刷
用墨インキに、本実施例の被覆剤0.5重量%を混和
し、密閉して40℃、24時間保存後、該インキの粘度
を測定したところ530mPa・sであり、著しいイン
キの粘度増加は無かった
【0039】[実施例3]被覆剤としてメチルフェニル
ポリシロキサン(分子量:3500、n:25、粘度:
50mPa・s、表面張力:26mN/m)を用いた以
外は、実施例2と同じ条件および方法で印刷を行った。
電気凝固印刷インキの粘度は印刷中ほとんど増加せず、
約2時間印刷を行った後の該インキの粘度は560mP
a・sであった。被印刷体の非画像部の反射濃度は0.
01であり、地汚れのない優れた品質の印刷物であっ
た。被印刷体に転写された凝固インキの反射濃度は1.
3であった。 また、製造例1の電気凝固印刷用墨イン
キに、本実施例の被覆剤0.5重量%を混和し、密閉し
て40℃、24時間保存後、該インキの粘度を測定した
ところ520mPa・sであり、著しいインキの粘度増
加は無かった
【0040】[実施例4]実施例1のジメチルポリシロ
キサンを95重量%、シリカ(デグサ(Deguss
a)社製「FK500LS」、BET表面積:約450
m2/g)を5重量%含む被覆剤を、サンドミル(分散
機)を用いて混合・分散することにより製造した。得ら
れた被覆剤の粘度は3000mPa・sであった。該被
覆剤の表面張力は、粘度が高いため、正確に測定できな
かった。該被覆剤を用いた以外は、実施例2と同じ条件
および方法で印刷を行った。電気凝固印刷インキの粘度
は印刷中ほとんど増加せず、約2時間印刷を行った後の
該インキの粘度は530mPa・sであった。被印刷体
の非画像部の反射濃度は0.01であり、地汚れのない
優れた品質の印刷物であった。被印刷体に転写された凝
固インキの反射濃度は1.32であった。 また、製造
例1の電気凝固印刷用墨インキに、本実施例の被覆剤
0.5重量%を混和し、密閉して40℃、24時間保存
後、該インキの粘度を測定したところ510mPa・s
であり、著しいインキの粘度増加は無かった
【0041】[実施例5]実施例3のメチルフェニルポ
リシロキサンを85重量%、オレイン酸(分子量:28
2、粘度:20mPa・s、表面張力:22.8mN/
m)を15重量%含む被覆剤を混合、撹拌することによ
り製造した。得られた被覆剤の粘度は45mPa・s、
表面張力は28.7mN/mであった。 該被覆剤を用
いた以外は、実施例2と同じ条件および方法で印刷を行
った。電気凝固印刷インキの粘度は印刷中著しく増加せ
ず、約2時間印刷を行った後の該インキの粘度は680
mPa・sであった。被印刷体の非画像部の反射濃度は
0.01であり、地汚れのない優れた品質の印刷物であ
った。被印刷体に転写された凝固インキの反射濃度は
1.32であった。 また、製造例1の電気凝固印刷用
墨インキに、本実施例の被覆剤0.5重量%を混和し、
密閉して40℃、24時間保存後、該インキの粘度を測
定したところ700mPa・sであり、著しいインキの
粘度増加はほとんど無かった
【0042】[実施例6]実施例3のメチルフェニルポ
リシロキサンを84重量%、オレイン酸を10重量%、
実施例4で用いたシリカを6重量%含む被覆剤を、実施
例4と同様の方法で製造した。得られた被覆剤の粘度は
3000mPa・sであった。該被覆剤の表面張力は、
粘度が高いため、正確に測定できなかった。該被覆剤を
用いた以外は、実施例2と同じ条件および方法で印刷を
行った。電気凝固印刷インキの粘度は印刷中著しく増加
せず、約2時間印刷を行った後の該インキの粘度は62
0mPa・sであった。被印刷体の非画像部の反射濃度
は0.01であり、地汚れのない優れた品質の印刷物で
あった。被印刷体に転写された凝固インキの反射濃度は
1.33であった。 また、製造例1の電気凝固印刷用
墨インキに、本実施例の被覆剤0.5重量%を混和し、
密閉して40℃、24時間保存後、該インキの粘度を測
定したところ650mPa・sであり、著しいインキの
粘度増加はほとんど無かった
【0043】[比較例1]被覆剤としてオレイン酸を用
いた以外は、実施例2と同じ条件および方法で印刷を行
った。 電気凝固印刷インキの粘度は、印刷開始から除
々に増加し、約2時間印刷を行うと2500mPa・s
となり著しく増加した。被印刷体の非画像部の反射濃度
は0.06と高く、得られた印刷物の品質は劣ってい
た。被印刷体に転写された凝固インキの反射濃度は1.
33であった。 また、製造例1の電気凝固印刷用墨イ
ンキに、本実施例の被覆剤0.5重量%を混和し、密閉
して40℃、24時間保存後、該インキの粘度を測定し
たところ2000mPa・sであり、該インキの粘度は
著しく増加した
【0044】
【発明の効果】本発明により、印刷中に電気凝固印刷イ
ンキの粘度を増加させない被覆剤を提供できるようにな
った。本発明により、印刷時間が長くなっても地汚れが
印刷物に生じない良好な品質の印刷物を安定して得るこ
とができるようになった。
【0045】
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の電気凝固印刷用陽極表面被覆
剤が使用される電気凝固印刷装置の一例を示す図であ
る。
【符号の説明】
1 電気凝固印刷装置 3 足部 5 ベースプレート 7 フレーム 9 垂直プレート 11 陽極 13 電気凝固印刷用陽極表面被覆剤塗布手段 15 電気凝固印刷インキ供給手段 17 陰極 19 印刷ヘッド 21 非凝固インキ除去手段 23 圧胴 25 陽極表面洗浄手段 27 ガイドローラ W 被印刷体
フロントページの続き Fターム(参考) 4J038 DL031 DL041 NA01 PC02 4J039 AD12 AE11 BA04 BA10 BA29 BC39 BC59 BC60 BE01 BE22 EA15 EA16 EA17 EA19 GA34

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】オルガノポリシロキサンを含む電気凝固印
    刷用陽極表面被覆剤。
  2. 【請求項2】オルガノポリシロキサンが、化学式(1)
    で示される化合物である請求項1記載の電気凝固印刷用
    陽極表面被覆剤。 式中、R1〜R6は水素または疎水基、nは1〜200
    0の整数を表す。
  3. 【請求項3】オルガノポリシロキサンが、化学式(1)
    中のR1〜R6がいずれもメチル基であるジメチルポリ
    シロキサンである請求項2記載の電気凝固印刷用陽極表
    面被覆剤。
  4. 【請求項4】オルガノポリシロキサンが、化学式(1)
    中のR1〜R3がメチル基、R4〜R6が水素であるメ
    チルハイドロジェンポリシロキサンである請求項2記載
    の電気凝固印刷用陽極表面被覆剤。
  5. 【請求項5】オルガノポリシロキサンが、化学式(1)
    中のR1〜R3がメチル基、R4〜R6がフェニル基で
    あるメチルフェニルポリシロキサンである請求項2記載
    の電気凝固印刷用陽極表面被覆剤。
  6. 【請求項6】電気凝固印刷用陽極表面被覆剤の総重量に
    対して、オルガノポリシロキサンを40〜100重量%
    含む請求項1ないし5いずれか1項に記載の電気凝固印
    刷用陽極表面被覆剤。
  7. 【請求項7】下記の工程を含む電気凝固印刷方法: (a)不動態表面を有する陽極、および陰極を用意する
    工程; (b)該陽極表面をオルガノポリシロキサンを含む被覆
    剤のミクロ液滴で被覆する工程; (c)陰陽両電極間に充填された電解凝固可能なポリマ
    ーを含む印刷インキの電気凝固によって、所望の画像に
    対応する凝固インキのドットを該陽極表面上に形成する
    工程;および (d)該凝固インキのドットを被印刷体へ転写させるこ
    とにより被印刷体上に画像を形成する工程。
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