JP2000051897A - 真空缶体の全熱供給装置 - Google Patents
真空缶体の全熱供給装置Info
- Publication number
- JP2000051897A JP2000051897A JP10262231A JP26223198A JP2000051897A JP 2000051897 A JP2000051897 A JP 2000051897A JP 10262231 A JP10262231 A JP 10262231A JP 26223198 A JP26223198 A JP 26223198A JP 2000051897 A JP2000051897 A JP 2000051897A
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- Japan
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- sludge
- steam
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- temp
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- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 真空缶体内に投入された汚泥に生蒸気を70
〜140℃にして直吹きし、総括伝熱係数を3,000
kcal/m2・h・℃以上にして汚泥を会合コロイド
化し、凝集剤なしで汚泥水分の99.6%以上を脱水す
る事に成功し、脱水ケーキの含水率も20〜60%にし
た。 【構成】 (1)の真空缶体、(8)の蒸気ボイラー、
(9)全熱蒸気発生装置、(19)の全熱蒸気用ノズル
で構成される。
〜140℃にして直吹きし、総括伝熱係数を3,000
kcal/m2・h・℃以上にして汚泥を会合コロイド
化し、凝集剤なしで汚泥水分の99.6%以上を脱水す
る事に成功し、脱水ケーキの含水率も20〜60%にし
た。 【構成】 (1)の真空缶体、(8)の蒸気ボイラー、
(9)全熱蒸気発生装置、(19)の全熱蒸気用ノズル
で構成される。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は環境問題としてその解決
を急がれている汚泥の処理に関するものである。
を急がれている汚泥の処理に関するものである。
【0002】
【従来の技術】真空缶体内に投入された汚泥は真空缶体
のジャケットから伝導伝熱された熱量で所定の蒸発温度
まで加熱されていた。
のジャケットから伝導伝熱された熱量で所定の蒸発温度
まで加熱されていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】真空缶体を構成するジ
ャケットに送られた蒸気の有する熱量はジャケットの壁
体を通じて汚泥に供給されるので、総括伝熱係数は15
0kcal/m2・h・℃と低く、缶体壁体に接する汚
泥は熱量を受け易いが、缶体中心部の汚泥は熱量を受け
難く、そのため攪拌装置を設けるが不十分で、蒸発の立
上りに時間がかかると言う問題があった。
ャケットに送られた蒸気の有する熱量はジャケットの壁
体を通じて汚泥に供給されるので、総括伝熱係数は15
0kcal/m2・h・℃と低く、缶体壁体に接する汚
泥は熱量を受け易いが、缶体中心部の汚泥は熱量を受け
難く、そのため攪拌装置を設けるが不十分で、蒸発の立
上りに時間がかかると言う問題があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明では、ボイラーか
ら出た蒸気を全熱蒸気発生装置で70〜140℃の蒸気
にした後、直接缶体内の汚泥に吹き込み総括伝熱係数を
3,000kcal/m2・h・℃として汚泥温度を急
速に上昇させ、会合コロイド化して、凝集剤なしで汚 泥水分の99.6%まで脱水する事を可能として課題を
解決した。前図のグラフは実施例から温度15℃含水率
98%の汚泥を全熱蒸気により70〜140℃まで温度
上昇させた後、真空蒸発を行なった場合の脱水量・含水
率時間変化グラフで全熱蒸気によって加温された初期の
脱水量が著しく多いのが判る。
ら出た蒸気を全熱蒸気発生装置で70〜140℃の蒸気
にした後、直接缶体内の汚泥に吹き込み総括伝熱係数を
3,000kcal/m2・h・℃として汚泥温度を急
速に上昇させ、会合コロイド化して、凝集剤なしで汚 泥水分の99.6%まで脱水する事を可能として課題を
解決した。前図のグラフは実施例から温度15℃含水率
98%の汚泥を全熱蒸気により70〜140℃まで温度
上昇させた後、真空蒸発を行なった場合の脱水量・含水
率時間変化グラフで全熱蒸気によって加温された初期の
脱水量が著しく多いのが判る。
【0005】
【作用及び効果】本発明により、貯留槽で温度が15℃
位になっている含水率98%の汚泥を凝集剤を用いず、
総括伝熱係数3,000kcal/m2・h・℃以上の
全熱蒸気で急速に加熱して会合コロイド化し、短時間で
汚泥水分の99.6%まで脱水する事に成功した。凝集
剤を一切使用しないため、装置の製作が簡単になり無人
運転も可能となった。またランニングコストは凝集剤を
使う従来型真空脱水機の1/3以下で、装置のイニシャ
ルコストも従来型の真空脱水機の半分以下となり汚泥処
理に大きな効果が生じる事になった。
位になっている含水率98%の汚泥を凝集剤を用いず、
総括伝熱係数3,000kcal/m2・h・℃以上の
全熱蒸気で急速に加熱して会合コロイド化し、短時間で
汚泥水分の99.6%まで脱水する事に成功した。凝集
剤を一切使用しないため、装置の製作が簡単になり無人
運転も可能となった。またランニングコストは凝集剤を
使う従来型真空脱水機の1/3以下で、装置のイニシャ
ルコストも従来型の真空脱水機の半分以下となり汚泥処
理に大きな効果が生じる事になった。
【0006】
【図1】真空缶体と全熱蒸気用ノズルに接続された全熱
蒸気発生装置を示すフロシートである。
蒸気発生装置を示すフロシートである。
1 真空缶体 2 汚泥投入管 3 缶体内汚泥 4 復水器 5 復水冷却器 6 水封式真空ポンプ 7 セパレートタンク 8 蒸気ボイラー 9 全熱蒸気発生装置 10 蒸気配管 10 蒸気配管 11 減圧蒸気発生装置 12 減温器 13 減圧蒸気回収装置 14 ドレン回収用ジェット弁真空ポンプ 15 掻取装置 16 脱水ケーキ排出口 17 減速機 18 ジャケット 19 全熱蒸気用ノズル 20 減圧蒸気管 21 通過蒸気管 22 排出管 23 貯留槽 24 冷却水 25 蒸発水分吐出管
Claims (1)
- 【請求項1】 (図1)(8)の蒸気ボイラーから出た
蒸気を、減圧弁・圧力制御弁からなる、(9)の全熱蒸
気発生装置で70〜140℃の温度にした後、(1)の
真空缶体にある、(3)の缶体内汚泥に、(19)の全
熱蒸気用ノズルから全熱蒸気を直吹きし、汚泥温度を所
定の蒸発温度まで上昇させ会合コロイド化して蒸発を促
進する装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10262231A JP2000051897A (ja) | 1998-08-12 | 1998-08-12 | 真空缶体の全熱供給装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10262231A JP2000051897A (ja) | 1998-08-12 | 1998-08-12 | 真空缶体の全熱供給装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000051897A true JP2000051897A (ja) | 2000-02-22 |
Family
ID=17372907
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10262231A Pending JP2000051897A (ja) | 1998-08-12 | 1998-08-12 | 真空缶体の全熱供給装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000051897A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN113354228A (zh) * | 2021-06-30 | 2021-09-07 | 中国石油化工股份有限公司 | 一种超临界水氧化处理含油污泥的方法 |
-
1998
- 1998-08-12 JP JP10262231A patent/JP2000051897A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN113354228A (zh) * | 2021-06-30 | 2021-09-07 | 中国石油化工股份有限公司 | 一种超临界水氧化处理含油污泥的方法 |
CN113354228B (zh) * | 2021-06-30 | 2022-07-15 | 中国石油化工股份有限公司 | 一种超临界水氧化处理含油污泥的方法 |
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