JP2000051147A - 内視鏡 - Google Patents

内視鏡

Info

Publication number
JP2000051147A
JP2000051147A JP10224599A JP22459998A JP2000051147A JP 2000051147 A JP2000051147 A JP 2000051147A JP 10224599 A JP10224599 A JP 10224599A JP 22459998 A JP22459998 A JP 22459998A JP 2000051147 A JP2000051147 A JP 2000051147A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
bending
fixing
bending angle
stopper
angle setting
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP10224599A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4183805B2 (ja
Inventor
Osamu Mizuta
修 瑞田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Olympus Optical Co Ltd filed Critical Olympus Optical Co Ltd
Priority to JP22459998A priority Critical patent/JP4183805B2/ja
Publication of JP2000051147A publication Critical patent/JP2000051147A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4183805B2 publication Critical patent/JP4183805B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Instruments For Viewing The Inside Of Hollow Bodies (AREA)
  • Endoscopes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は、湾曲部の最大湾曲角度を規制するた
めの湾曲角度設定手段の構成部材の固定強度が高く、着
脱が容易で、しかも操作部を小型、軽量化することがで
きる内視鏡を提供することを最も主要な特徴とする。 【解決手段】湾曲角度設定機構53の固定部材68を地
板24へ固定する固定ねじ145、147を地板24の
上面である湾曲角度設定機構53の装着面と側面に設け
るようにしたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、細長い挿入部の先
端部側に配設された湾曲部を湾曲操作するための湾曲操
作機構が挿入部の基端部に連結された操作部の内部に配
設された内視鏡に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、軟性の内視鏡には細長い挿入部
の基端部に手元側の操作部が連結されている。また、挿
入部は可撓性を備えた細長い可撓管部の先端に湾曲部、
先端構成部が順次連結されて構成されている。さらに、
操作部には湾曲部を遠隔的に湾曲操作する湾曲操作ノブ
が配設されている。ここで、操作部の内部には湾曲操作
ノブに連結された湾曲操作機構が配設されている。ま
た、挿入部には湾曲操作機構による湾曲操作を湾曲部に
伝達する操作ワイヤ等の伝達機構が内挿されている。そ
して、湾曲操作ノブの回転操作にともない湾曲操作機構
を介して操作ワイヤが牽引駆動されて湾曲部が湾曲操作
される構成になっている。
【0003】また、湾曲部の湾曲操作機構として例え
ば、実公昭63−34643号公報に示された構成のも
のがある。ここでは、湾曲操作ノブの回転軸の内端部に
固定されたスプロケットにチェーンが巻き掛けられ、こ
のチェーンの両端部が連結部材を介して操作ワイヤに連
結されている。さらに、連結部材には衝突部が固定され
ている。
【0004】また、操作部の内部には湾曲部の最大湾曲
角度を規制するための湾曲角度設定機構が設けられてい
る。この湾曲角度設定機構には連結部材の衝突部と当接
して連結部材の移動を規制するストッパと、このストッ
パの位置を操作ワイヤの移動方向に沿って移動させるね
じ部材と、操作部の基板に固定されてストッパ位置調整
用のねじ部材を回転自在に支持するL字状の支持部材
と、連結部材の移動をガイドする仕切壁等の各構成部材
が設けられている。
【0005】そして、連結部材の衝突部とストッパとを
当接させて連結部材の移動を規制することにより、湾曲
部の最大湾曲角度を規制するとともに、湾曲角度設定機
構のねじ部材によってストッパの位置を操作ワイヤの移
動方向に沿って移動させることにより、湾曲部の最大湾
曲角度を任意に設定可能になっている。
【0006】また、従来の湾曲角度設定機構では最大湾
曲角を規制するためのねじ部材及びストッパが固定され
ているL字状の支持部材は操作部の内部に配設された基
板の一部、あるいは基板とは別部材によって形成されて
いる。ここで、L字状の支持部材を基板とは別部材で形
成した場合にはL字状の支持部材の根元に基板と平行な
曲げ面を設け、ねじ部材及びストッパと干渉しない位置
では基板のおもて面から、干渉する位置では基板の裏面
側から基板に対して固定されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】一般に、内視鏡の操作
部の内部には基板の裏面側に送気管路、送水管路、吸引
管路、ライトガイドケーブル等の内蔵物が配置されてい
る。そのため、上記実公昭63−34643号公報の装
置のようにL字状の支持部材を基板の裏面側から固定す
る場合にはその作業時に内蔵物を破損しないように慎重
に作業を行う必要があるので、作業性が悪い問題があ
る。
【0008】また、衝突部がストッパに衝突して最大湾
曲角度を規制する際にはL字状の支持部材の壁面に負荷
が加わるが、L字状の支持部材の壁面は基板に対して直
接固定されておらず、L字状の支持部材の曲げ面を介し
て基板に固定されているため、L字状の支持部材の根元
の曲げ部には高い強度が必要となる。しかしながら、こ
の部分に高い強度を持たせるためにはL字状の支持部材
の壁面の肉厚を厚く設定したり、一般的に重量の重い強
度の高い材料を用いたりする必要があるため、操作部が
大型化し、重くなる問題がある。
【0009】本発明は上記事情に着目してなされたもの
で、その目的は、湾曲部の最大湾曲角度を規制するため
の湾曲角度設定部材の固定強度が高く、着脱が容易で、
しかも操作部を小型、軽量化することができる内視鏡を
提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、細長い挿入部
の基端部に操作部が連結され、前記挿入部を構成する可
撓管の先端に湾曲部が連結されるとともに、前記挿入部
に内挿された操作ワイヤの先端部が前記湾曲部の先端に
固定され、かつ前記操作ワイヤの基端部側が前記操作部
側に導かれ、前記操作部に配された板状部材に、前記湾
曲部を湾曲操作するための湾曲操作機構と、この湾曲操
作機構と前記操作ワイヤの基端部側とを連結する連結部
材と、この連結部材が当接する当接部を有し、この当接
部の位置を前記操作ワイヤの移動方向に沿って調整して
前記湾曲部の湾曲角度を設定する湾曲角度設定手段とが
配設された内視鏡において、前記湾曲角度設定手段の構
成部材を前記板状部材へ固定する固定手段を前記板状部
材の上面である湾曲角度設定手段の装着面と側面に設け
たことを特徴とする内視鏡である。そして、板状部材に
おける湾曲操作機構の装着面側に、湾曲角度設定手段の
構成部材を着脱する作業時には板状部材の上面及び側面
から湾曲角度設定手段の構成部材を板状部材に着脱する
作業を行うようにしたことにより、操作部内における内
蔵物の無い方向からのみその作業を行うことができ、内
蔵物の配置を考慮せずにその作業を簡単に行える。さら
に、湾曲角度設定手段の構成部材が板状部材の上面及び
側面の2方向から固定されることにより、その固定が強
固に行われるようにしたものである。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の第1の実施の形態
を図1(A),(B)乃至図11を参照して説明する。
図1(A)は本実施の形態の内視鏡1全体の概略構成を
示すものである。
【0012】本実施の形態の内視鏡1には体腔内に挿入
される細長い挿入部2の後端部に手元側の操作部3が連
結されている。この操作部3にはユニバーサルコード4
の基端部が連結されている。このユニバーサルコード4
の先端部にはコネクタ5が連結されている。そして、内
視鏡1のユニバーサルコード4はコネクタ5を介して図
示しない光源装置、ビデオプロセッサに接続されてい
る。
【0013】また、挿入部2は先端から硬質の先端構成
部6と、この先端構成部6の後端に形成された湾曲部7
と、この湾曲部7の後端に形成されて可撓性を有する可
撓管部8とを順次連結して構成されている。なお、湾曲
部7は上下方向および左右方向の2方向にそれぞれ湾曲
操作されるとともに、これらの2方向の湾曲操作を組合
わせることにより、任意の方向に向けて湾曲操作可能に
なっている。
【0014】また、先端構成部6には図1(B)に示す
ように外周面の一側部に略平面状に切欠された側視型の
観察部6aが形成されている。この観察部6aには挿入
部2の中心線方向と垂直な方向に向けて配設された対物
レンズ9と、この対物レンズ9の方向に向けて開口する
ノズル10とが設けられている。
【0015】さらに、先端構成部6の内部には図示しな
い撮像素子が対物レンズ9と対向配置されている。そし
て、対物レンズ9で捉えた映像を図示しない撮像素子で
電気的な映像信号に変換するようになっている。なお、
撮像素子には映像信号を送るための映像ケーブル121
(図11参照)が接続されている。この映像ケーブル1
21は挿入部2、操作部3及びユニバーサルコード4内
に順次挿通されてコネクタ5に導かれている。
【0016】さらに、ノズル10には挿入部2内に内挿
された送気管路122(図11参照)、送水管路123
(図11参照)が連結されている。それらの管路は操作
部3に設けられた図示しない送気送水シリンダ及びユニ
バーサルコード4を経てコネクタ5に導かれている。
【0017】また、先端構成部6には対物レンズ9と同
方向に向いた照明レンズ11が設けられている。この照
明レンズ11の内部にはライトガイドファイバー124
(図11参照)の端部が配設されている。このライトガ
イドファイバー124は挿入部2,操作部3及びユニバ
ーサルコード4に順次内挿されてコネクタ5に導かれて
いる。
【0018】さらに、対物レンズ9及びノズル10の近
傍には同方向に開口する処置具起上台収納部12が形成
されている。この収納部12内には処置具起上台13が
配設されている。
【0019】次に、図1(A)に戻り、操作部3の構成
について説明する。操作部3はその外部を操作部ケーシ
ング14及び保持部ケーシング15によって水密的に覆
われている。ここで、保持部ケーシング15の挿入部2
側の端部には可撓管部8の急激な屈曲を防止するための
弾性ゴムよりなる後述する折れ止め部材16が配設され
ている。
【0020】また、操作部ケーシング14には湾曲部7
を上下方向に湾曲操作するためのUD湾曲操作ノブ22
B及び左右方向に湾曲操作するためのRL湾曲操作ノブ
22Aが同軸に配設されている。これらの上下方向のU
D湾曲操作ノブ22B及び左右方向のRL湾曲操作ノブ
22Aは操作部ケーシング14の内部に配設された後述
する湾曲操作機構17(図2参照)に連結されている。
【0021】また、UD湾曲操作ノブ22B及びRL湾
曲操作ノブ22Aと同軸に、処置具起上台13を起上、
倒置するための起上ノブ18が配設されている。この起
上ノブ18は、操作部ケーシング14の内部の後述する
起上操作機構19(図2参照)に連結されている。
【0022】さらに、操作部ケーシング14にはビデオ
プロセッサ等の周辺機器を遠隔操作するためのスイッチ
20が複数設けられたスイッチボックス21が水密的に
固定されている。なお、保持部ケーシング15には図示
しない処置具を導入するための処置具導入口23が設け
られている。
【0023】また、操作部3の内部には図2に示すよう
に湾曲操作機構17及び起上操作機構19が設けられて
いる。これらの機構は操作部3の内部に配設された板状
の地板(板状部材)24に固定されている。この地板2
4はアルミニウムを射出成形するダイカストによって形
成されている。そして、この地板24は操作部ケーシン
グ14に対して固定板130を介してねじ止め固定され
ている。
【0024】また、図3は操作部ケーシング14に覆わ
れた部分の湾曲操作機構17の拡大図、図4は湾曲操作
ノブ22の中心軸に沿う断面図である。本実施の形態の
湾曲操作機構17には湾曲部7を左右方向に湾曲操作す
るためのRL湾曲操作機構17Aと、湾曲部7を上下方
向に湾曲操作するためのUD湾曲操作機構17Bとが設
けられている。ここで、図4に示すように地板24の上
面にはRL湾曲操作機構17Aが配置されている。さら
に、このRL湾曲操作機構17Aの上側には仕切板25
を挟んでUD湾曲操作機構17Bが配置されている。そ
して、UD湾曲操作機構17Bの上面にはカバー部材2
7が配設されている。
【0025】また、地板24にはUD湾曲操作ノブ22
B及びRL湾曲操作ノブ22Aの中心線位置に配置され
る軸部材26の下端部が固定ねじ140によってねじ止
め固定されている。この軸部材26の上端部は仕切板2
5及びカバー部材27を貫通した状態で操作部ケーシン
グ14の外側に延出されている。
【0026】さらに、軸部材26の外側には円筒状のR
L回転筒体32Aと、このRL回転筒体32Aの外側に
配置されたUD回転筒体32Bとがそれぞれ独立に回転
自在に装着されている。
【0027】また、軸部材26の下端部側には2つのス
プロケット、すなわちRL湾曲操作機構17AのRLス
プロケット28Aと、UD湾曲操作機構17BのUDス
プロケット28Bとがそれぞれ回転可能に支持されてい
る。ここで、RLスプロケット28Aは内側のRL回転
筒体32Aの下端部に、またUDスプロケット28Bは
UD回転筒体32Bの下端部にそれぞれ固定されてい
る。
【0028】さらに、RL回転筒体32Aの上端部には
RL湾曲操作ノブ22Aが、またUD回転筒体32Bの
上端部にはUD湾曲操作ノブ22Bがそれぞれ連結され
ている。そして、RLスプロケット28AはRL回転筒
体32Aを介してRL湾曲操作ノブ22Aに連結され、
UDスプロケット28BはUD回転筒体32Bを介して
UD湾曲操作ノブ22Bに連結されている。
【0029】また、RLスプロケット28AにはRLチ
ェーン部材29A、UDスプロケット28BにはUDチ
ェーン部材29Bがそれぞれ巻回されている。ここで、
仕切板25にはUDスプロケット28B及びRLスプロ
ケット28Aと対向する挿入部2側の縁部に押え部30
が樹脂のアウトサート成形によって一体的に形成されて
いる。この押え部30はUDスプロケット28B及びR
Lスプロケット28Aの位置を規制すると共に、UDス
プロケット28B及びRLスプロケット28AからRL
チェーン部材29A及びUDチェーン部材29Bを引き
離すものである。
【0030】さらに、仕切板25の両側辺部にはRLチ
ェーン部材29A及びUDチェーン部材29Bの側方へ
のはみ出しを防止し、さらに湾曲操作時に生じるRLチ
ェーン部材29A及びUDチェーン部材29Bの弛みを
吸収するための空間部131を形成する側壁部31が樹
脂のアウトサート成形によって一体的に形成されてい
る。
【0031】また、RLスプロケット28A及びUDス
プロケット28Bの外周部にはRLチェーン部材29A
及びUDチェーン部材29Bの外れを防止するカバー部
材33が地板24に対して固定ねじ141でねじ止め固
定されている。このカバー部材33にはRL回転筒体3
2A及びUD回転筒体32Bが内挿される筒部材34が
固定ねじ142でねじ止め固定されている。
【0032】また、図5は保持部ケーシング15によっ
て覆われた部分の湾曲操作機構17の拡大図を示す。こ
の図5に示すようにRLチェーン部材29A及びUDチ
ェーン部材29Bの各チェーン部材29の端部には連結
部材38の基端部が連結されている。この連結部材38
の先端部側には挿入部2内に配設された操作ワイヤ39
の基端部が連結されている。この操作ワイヤ39の先端
部は湾曲部7の先端に固定されている。なお、この操作
ワイヤ39は複数のワイヤを撚り合わせることで製作さ
れ、柔軟性を有する撚り線ワイヤを用いている。
【0033】また、この操作ワイヤ39はガイドコイル
40に内挿されている。このガイドコイル40の先端部
は可撓管部8の先端に固定されている。なお、このガイ
ドコイル40の基端部側は可撓管部8に内挿されて操作
部3に導かれている。さらに、このガイドコイル40の
手元側端部には図5に示すように係止ブロック41が半
田等によって固定されている。この係止ブロック41は
地板24に固定ねじ152でねじ止め固定されたL字状
の係合板42に係合固定されている。
【0034】そして、RL湾曲操作ノブ22Aの回転操
作時にはこのノブ22Aの回転がRL回転筒体32Aを
介してRLスプロケット28Aに伝達され、このRLス
プロケット28Aがノブ22Aとともに回転するように
なっている。さらに、このRLスプロケット28Aの回
転にともないRLチェーン部材29Aが走行駆動され、
このRLチェーン部材29Aの走行動作にともない連結
部材38を介して操作ワイヤ39が牽引駆動されて湾曲
部7が左右方向に湾曲操作されるようになっている。
【0035】同様に、UD湾曲操作ノブ22Bの回転操
作時にはこのノブ22Bの回転がUD回転筒体32Bを
介してUDスプロケット28Bに伝達され、このUDス
プロケット28Bがノブ22Bとともに回転するように
なっている。さらに、このUDスプロケット28Bの回
転にともないUDチェーン部材29Bが走行駆動され、
このUDチェーン部材29Bの走行動作にともない連結
部材38を介して操作ワイヤ39が牽引駆動されて湾曲
部7が上下方向に湾曲操作されるようになっている。
【0036】また、操作部ケーシング14の先端部には
保持部ケーシング15の後端部と嵌合するリング状の嵌
合凹部14aが形成されている。そして、保持部ケーシ
ング15の後端部は操作部ケーシング14の嵌合凹部1
4aに嵌着され、その端面及び内面が操作部ケーシング
14の嵌合凹部14aに当接した状態で連結されてい
る。さらに、保持部ケーシング15の後端部と操作部ケ
ーシング14の嵌合凹部14aとの当接部にはOリング
134が装着され、この当接部が水密的にシールされて
いる。
【0037】また、図6(A)〜(C)は連結部材38
と操作ワイヤ39との連結部を示すものである。ここ
で、連結部材38の後端部にはチェーン部材29(RL
チェーン部材29AおよびUDチェーン部材29B)と
の連結部38Aが設けられている。
【0038】さらに、連結部材38には操作ワイヤ39
の基端部を係脱可能に係止するワイヤ係止部43が設け
られている。このワイヤ係止部43には図6(C)に示
すように連結部材38の一側面に開口された係合空間4
3Aが設けられている。この係合空間43には内部側に
向けて突設された複数の係合凸部44が操作ワイヤ39
の軸方向に沿って並設されている。ここで、係合空間4
3内には操作ワイヤ39の軸方向に沿って円形溝132
を複数連設させることにより、隣接する円形溝132間
の連設部分によってこれらの係合凸部44が形成されて
いる。
【0039】また、連結部材38の他側面(係合空間4
3の底面)には図6(A),(B)に示すように操作ワ
イヤ39の軸方向に沿って延設された長孔52と、連結
部材38の外面側に突出させた略爪状の当接部88とが
形成されている。ここで、長孔52はチェーン部材29
との連結部38A側に配置され、係合空間43より狭い
幅に設定されている。さらに、当接部88は長孔52よ
りも操作ワイヤ39との連結部側に配置されている。
【0040】また、操作ワイヤ39の手元側端部には略
管状の止め部材45が半田143によって固定されてい
る。この止め部材45には手元側に大径部46、先端側
に小径部47がそれぞれ形成されている。さらに、小径
部47には係合部材49が装着されている。
【0041】この係合部材49は連結部材38の円形溝
132と略同径の円柱形状に形成されている。そして、
この係合部材49にはその円柱形状の中心線と垂直方向
に延設され、その上面及び底面の略中央に貫通した貫通
孔48が設けられている。この貫通孔48は止め部材4
5の小径部47より大径で、大径部46より小径に設定
されている。
【0042】さらに、係合部材49には貫通孔48に止
め部材45の小径部47を挿通した際に大径部46の端
部が当接する位置に平面部50(図6(C)参照)が形
成されている。なお、本実施の形態の係合部材49には
貫通孔48の他端側の開口部にも同様の平面部50が形
成されている。そのため、係合部材49は貫通孔48の
左右対称の形状となっている。
【0043】そして、係合部材49を円形溝132に挿
入することで凸部44によって操作ワイヤ39の軸方向
の動きが規制された状態で止め部材45が係合空間43
内に係合固定されている。これにより、操作ワイヤ39
の連結位置を操作ワイヤ39の軸方向に沿って移動可能
な状態で係止するワイヤ固定位置の調整手段が構成され
ている。
【0044】さらに、係合部材49の係合位置より手元
側には円形溝132と略同径で円柱形状の規制部材51
が配設されている。そして、規制部材51が円形溝13
2に係合されることにより、係合空間43内での止め部
材45の動きを規制するようになっている。
【0045】また、地板24には図5に示すように、連
結部材38の移動をガイドするガイド壁133が地板2
4から略垂直に立設されている。このガイド壁133は
連結部材38の係合空間43の開口側に当接し、連結部
材38の移動をガイドするようになっている。また、ガ
イド壁133側に配設されている連結部材38、係合部
材49、規制部材51の稜線にはそれぞれ面取りが施さ
れている。
【0046】また、操作部3の内部には湾曲部7の上下
方向および左右方向の2方向のそれぞれの最大湾曲角度
を設定するための湾曲角度設定機構(湾曲角度設定手
段)53及び2つの連結部材38の側方の走行位置を規
制する2つのガイド部材54がそれぞれ設けられてい
る。ここで、2つのガイド部材54には図7に示すよう
に金属板をU字状に曲げることでU字部59がそれぞれ
形成されている。このU字部59の端面部の一方にはガ
イド部材54の長手方向と略平行で、地板24の側方に
配設されるように曲げられた固定用曲げ面55が形成さ
れている。さらに、U字部59の他方の端面部には固定
用曲げ面55の外側の面に当接した状態で配設される当
接用曲げ面56が形成されている。
【0047】また、固定用曲げ面55には固定用貫通孔
139が設けられて、当接用曲げ面56は固定用貫通孔
139を覆わないように配置されている。また、2つの
ガイド部材54は上下2段に積み重ねられた状態で固定
用曲げ面55の固定用貫通孔139を介して係合部材5
8に固定ねじ146によってそれぞれねじ止め固定され
ている。ここで、U字部59の端部は図8(B)に示す
ように係合部材58に設けられた係合溝60に係合固定
され、U字部59の幅が規制されている。このとき、ガ
イド部材54は固定用曲げ面55のみで係合部材58に
固定されているが、当接用曲げ面56は固定用曲げ面5
5に当接した状態で配設されているため当接用曲げ面5
6側のU字部59は内側に突出することが無い。そのた
め、当接用曲げ面56側のU字部59が内側に突出して
連結部材38の摺動を妨げることはない。
【0048】また、係合部材58にはガイド部材54の
中心線と略同方向に開放するU字状の切り欠き部61が
設けられている。さらに、U字部59の長手方向の略中
央部にはU字部59の幅を規制するスペーサ57がそれ
ぞれ接着等により一体的に固定されている。なお、U字
部59の地板24側に配設される面には地板24の方向
に突出する抜け止め用曲げ部67が突設されている。
【0049】次に、湾曲角度設定機構53について説明
する。この湾曲角度設定機構53には地板24に対して
固定される1つの固定部材(湾曲角度設定手段構成部
材)68と、上下方向および左右方向の2方向のそれぞ
れの最大湾曲角度を調整するための2つの調整ねじ(湾
曲角度設定手段構成部材)69と、2つのストッパ(湾
曲角度設定手段構成部材)70とが設けられている。こ
こで、固定部材68は地板24の上面と平行な固定面7
1と、地板24の側方に配設される側を固定面71と垂
直に折り曲げた側面壁72と、その側面壁72の先端側
端部を連結部材38の摺動方向と略垂直に折り曲げたね
じ受け面73とによって形成されている。さらに、ねじ
受け面73には上下方向および左右方向の各方向のガイ
ド部材54と相対する位置にねじ挿通孔74がそれぞれ
形成されてる。
【0050】また、ストッパ70は調整ねじ69のねじ
部75が螺合可能なねじ穴部76が設けられた保持部7
7と、ねじ穴部76の中心線と垂直方向に突出したスト
ッパ部78とから構成されている。さらに、固定部材6
8のねじ受け面73に設けられたねじ挿通孔74にはそ
の先端側よりねじ部75が挿通される。そして、このね
じ部75がストッパ70のねじ穴部76に螺合されるこ
とで固定部材68、調整ねじ69、ストッパ70が一体
化されている。
【0051】また、調整ねじ69の手元側の端部にはね
じ溝が形成されていない回転支持部79が設けられてい
る。この回転支持部79は係合部材58に設けられた回
転孔80に回転可能な状態で支持されている。ここで、
調整ねじ69の回転支持部79とは反対側の端部には固
定部材68のねじ挿通孔74より大径の調整部81が設
けられている。そして、調整部81とストッパ70との
隙間を固定部材68の肉厚より大きく設定しておくこと
により、その隙間分だけ固定部材68と調整ねじ69及
びストッパ70はその軸方向に沿って相対的に移動可能
となる。
【0052】また、調整部81の先端側の端面には十字
状の溝部82が形成されている。この溝部82にはネジ
止め部材83の規制部84が係脱可能に係合されるよう
になっている。そして、この溝部82にはネジ止め部材
83の規制部84が係合された状態で、固定部85が固
定部材68の側面壁72に固定ねじ144によってねじ
止め固定されることにより、調整ねじ69の回転を規制
するようになっている。これによって固定部材68と調
整ねじ69及びストッパ70の相対移動が不能となり、
係合部材58に対しては回転支持部79と回転孔80と
の係合方向に対してのみ相対的に移動可能となってい
る。
【0053】また、本実施の形態の湾曲角度設定機構5
3では連結部材38の当接部88とストッパ70のスト
ッパ部78とを当接させて連結部材38の移動を規制す
ることにより、湾曲部3の最大湾曲角度を規制するよう
になっている。さらに、調整ねじ69の調整部81の溝
部82とネジ止め部材83の規制部84との係合を解除
した状態で、湾曲角度設定機構53の調整ねじ69を回
転操作することによってストッパ70を操作ワイヤ39
の移動方向に沿って移動させ、ストッパ部78の位置を
調整することにより、湾曲部3の最大湾曲角度を任意に
設定可能になっている。
【0054】また、地板24には図8(A)に示すよう
に固定部材68の固定面71を収容する凹部87が形成
されている。この凹部87は地板24に沿って連結部材
38が摺動する面より固定面71の肉厚分低い位置に形
成されている。そして、この凹部87には固定面71が
地板24の上面側から地板24に対して固定ねじ(固定
手段)145によってねじ止め固定されている。さら
に、固定面71の先端側端部には下側のガイド部材54
の抜け止め用曲げ部67が略当接した状態で配設されて
いる。
【0055】また、固定部材68の側面壁72には固定
用凸部86が形成されている。そして、固定部材68は
固定用凸部86において固定面71での固定方向と垂直
で、地板24の側方からも固定ねじ(固定手段)147
によってねじ止め固定されている。
【0056】また、上下の2つのガイド部材54は、上
下の2つのガイド部材54のU字部59間に仕切板25
を挟み込み、かつ上側のガイド部材54のU字部59の
上にカバー部材27を配した状態に組付けられる。この
状態で、上下の2つのガイド部材54は、スペーサ57
が固定されている部分で、地板24の連結部材38が摺
動する面と同一の面に固定ねじ(固定手段)153によ
ってねじ止め固定されている。このとき、ガイド部材5
4のU字部59の間には連結部材38の当接部88及び
ストッパ70のストッパ部78がそれぞれ挿入された状
態で配設されている。
【0057】そして、本実施の形態では湾曲角度設定機
構53の固定部材68が地板24の上面及び側面から固
定ねじ145、147によって着脱可能に固定されてい
る。また、地板24には図8(B)に示すように係合部
材58の支柱62が固定されている。この支柱62には
円柱状の係合部63と、この係合部63の上端部に形成
され、係合部63より小径の取付け方向規制部64と、
この取付方向規制部64の上端部にけられ、係合部63
より大径の垂直位置規制部65とが設けられている。
【0058】さらに、垂直位置規制部65には図5及び
図8(A)に示すように、垂直位置規制部65の円周の
一部を切り欠くことで固定用切り欠き66が形成されて
いる。ここで、係合部材58の切り欠き61は支柱62
の係合部63及び取付方向規制部64と対応する形状と
なっており、地板24から垂直位置規制部65の下面ま
で長さは係合部材58の長さと略同等となっている。
【0059】そして、支柱62は固定用切り欠き66を
保持した状態で図8(B)に示すように地板24に対し
てその裏面側から固定ねじ148によってねじ止め固定
されている。さらに、この支柱62の係合部63及び取
付方向規制部64には、係合部材58がその取り付け方
向及び垂直方向の動きが規制され、かつこの支柱62の
中心に対して回転可能な状態で係合固定されている。
【0060】また、図9は起上ノブ18の近傍の起上操
作機構19を示すものである。この起上操作機構19に
は湾曲操作ノブ22と同軸に回動可能に支持された操作
リング35が設けられている。この操作リング35には
起上ノブ18が固定されている。さらに、この操作リン
グ35には連結部材89の一端部が回動可能に連結され
ている。
【0061】この連結部材89の他端部にはピストン9
0が同様に回動可能に連結されている。このピストン9
0には挿入部2に内挿されている図示しない起上ワイヤ
の基端部が固定されている。この起上ワイヤの先端部は
処置具起上台13に連結されている。そして、起上ノブ
18の操作によって処置具起上台13の起上及び倒置が
可能となっている。
【0062】なお、図9に示すように支柱62の固定用
切り欠き66は、処置具起上台13を倒置した状態で連
結部材89が配置される位置と相対するように配置され
ているため、処置具起上台13を倒置した際に支柱62
が連結部材89と干渉することは無い。
【0063】また、本実施の形態の操作部3と挿入部2
との連結部に配設されている折れ止め部材16の構成を
図10(A),(B)を参照して説明する。なお、図1
0(A)は折れ止め部材16と保持部ケーシング15の
連結部近傍の断面図を、図10(B)は折れ止め部材1
6の可撓管部8側端部の断面図をそれぞれ示す。ここ
で、地板24の先端側の端部には図10(A)に示すよ
うに円筒部材91の基端部が固定ねじ149でねじ止め
固定されている。この円筒部材91の先端部には可撓管
部8の基端部が固定ねじ150でねじ止め固定されてい
る。
【0064】また、円筒部材91の基端部側には保持部
ケーシング15の先端部が外装されている。さらに、こ
の円筒部材91の先端側には折れ止め部材16が外装さ
れている。
【0065】また、円筒部材91には分岐部材93が固
定ねじ151でねじ止め固定されている。この分岐部材
93は先端構成部6の収納部12に開口を有する処置具
挿通管路92と、処置具導入口23への通路を形成する
口金部材94とを連結するものである。ここで、分岐部
材93と口金部材94との連結部には異形のパッキン9
5が配設されることで水密が保たれている。同様に、口
金部材94と保持部ケーシング15との間もOリング1
34及びゴム製の水密蓋96によって水密が保たれてい
る。
【0066】さらに、分岐部材93の手元側には吸引管
路97の先端部が連結されている。この吸引管路97の
基端部側は図11に示すように地板24の裏面側を走行
する状態で配設されて図示しない吸引シリンダに導かれ
ている。なお、映像ケーブル121、送気管路122、
送水管路123及びライトガイドファイバー124も地
板24の裏面側を走行する状態で配設されている。
【0067】また、口金部材94が配設されている位置
より先端側の円筒部材91の外周面にはねじ部98が形
成されている。この口金部材94のねじ部98には固定
リング100の内周面の雌ねじ部が螺合され、保持部ケ
ーシング15を操作部ケーシング14方向に付勢した状
態で配設されている。
【0068】さらに、固定リング100より先端側の円
筒部材91の外周面には折れ止め部材16の固定用のね
じ部101が設けられている。ここで、折れ止め部材1
6は金属製の略円筒状の受け部材99と、その外周面を
覆うように配設された略円筒状の折れ止めゴム102と
から構成されている。そして、この折れ止め部材16は
受け部材99をねじ部101に螺合させることで円筒部
材91に固定されている。
【0069】また、受け部材99と当接する保持部ケー
シング15の端部との間にはOリング135が、受け部
材99と当接する可撓管部8との間にはOリング136
がそれぞれ配設され、水密状態が保たれている。
【0070】さらに、折れ止めゴム102における可撓
管部8側の端部外周面には図10(B)に示すように円
環状の凹部103が形成されている。そして、この折れ
止めゴム102の凹部103の先端側には薄肉部137
が形成されている。
【0071】また、薄肉部137の内径寸法は可撓管部
8の外径寸法と同等か、多少大きく設定されている。さ
らに、この折れ止めゴム102の先端側の薄肉部137
の部分には薄肉でゴム製の弾性チューブ104の後端部
が凹部103に当接した状態で被覆されている。この弾
性チューブ104の先端部は可撓管部8の外周面に被覆
されている。そして、折れ止めゴム102の先端側の薄
肉部137と可撓管部8との接合部の周囲はこの弾性チ
ューブ104によって覆われている。なお、弾性チュー
ブ104の内径寸法は可撓管部8の外径寸法より小さく
設定されており、例えば折れ止めゴム102の内径寸法
の90%以下程度に設定されている。これにより、弾性
チューブ104と可撓管部8との間は強固に密着し、さ
らに折れ止めゴム102の薄肉部137も可撓管部8に
密着する方向に付勢されて密着した状態で装着されてい
る。また、折れ止めゴム102の先端側の凹部103の
深さは弾性チューブ104の肉厚と略同等に設定されて
いる。
【0072】次に、上記構成の作用について説明する。
まず、本実施の形態の内視鏡1の湾曲操作について説明
する。操作部3のいずれか一方の湾曲操作ノブ、例えば
RL湾曲操作ノブ22Aを所望の方向に回転させると、
RL回転筒体32Aを介してRLスプロケット28Aに
回転動作が伝達され、このRLスプロケット28Aに巻
回されたRLチェーン部材29Aが手元側に引き込まれ
る。
【0073】このとき引き出される側のRLチェーン部
材29Aは押え部30によってRLスプロケット28A
から引き離されるためRLチェーン部材29AがRLス
プロケット28Aに絡み付くことで湾曲操作を妨げるこ
とが無い。また、引き離されたチェーン部材29には弛
みが生じるが、側壁部31によって側面が覆われた空間
部131でその弛みが吸収され、側壁部31が側方に突
出することもないため、良好な操作性が得られる。さら
に、押え部30及び側壁部31は仕切板25に対して一
体的に成形されているため、組立作業が不要で製作が容
易である。
【0074】また、RLチェーン部材29Aが手元側に
引き込まれる動作にともない連結部材38、係合部材4
9及び止め部材45を介して操作ワイヤ39が手元側に
引き込まれる。これにより、湾曲部7が所望の方向に湾
曲される。このとき、操作ワイヤ39に張力が加わる
と、その撚り方法によって操作ワイヤ39は回転する
が、止め部材45は係合部材49に対して相対的に回転
可能であるためにその回転は吸収される。そのため、止
め部材45と操作ワイヤ39の固定部には上記回転に起
因する負荷が加わることは無く、操作性を妨げる事も無
い。
【0075】また、止め部材45と係合部材49とを別
体としているため、止め部材45の体積を縮小でき、操
作ワイヤ39を半田によって固定する際の作業が容易で
ある。さらに、湾曲部7の湾曲方向と逆の止め部材45
には、操作ワイヤ39を介して手元側に押込まれる方向
に負荷が加わるが、規制部材51によって止め部材45
の位置が規制されているため、係合部材49から止め部
材45が外れることは無く、連結部材38を介してRL
チェーン部材29Aが手元側に押込まれ、前記空間部1
31でRLチェーン部材29Aが弛むことで上記負荷が
吸収される。
【0076】また、RL湾曲操作ノブ22Aをさらに回
転させると連結部材38の当接部88がストッパ70の
ストッパ部78に当接することでその回転範囲、つまり
湾曲部7の最大湾曲角度が規制される。ここで、連結部
材38の当接部88とストッパ70のストッパ部78と
が当接した状態でさらにRL湾曲操作ノブ22Aに負荷
を加えると調整ねじ69の調整部81によってねじ受け
面73との当接部が手元側に引き込まれるため、固定部
材68には固定面71と側面壁72との間に相対的に捩
じれる負荷が加わる。しかし、固定部材68は固定面7
1と固定用凸部86において、その直交する2方向から
固定ねじ145、147によって地板24に固定されて
いるため、上記負荷に対しても高い固定強度が得られ
る。
【0077】なお、ここではRL湾曲操作ノブ22Aを
所望の方向に回転させる場合の作用について説明した
が、UD湾曲操作ノブ22Bを所望の方向に回転させる
場合の作用についても同様である。
【0078】また、湾曲部7の最大湾曲角度を設定する
揚合にはネジ止め部材83を固定している固定ねじ14
4を外し、調整ねじ69の溝部82と規制部84との係
合を外す。これによって調整ねじ69は回動可能とな
る。この状態で、回転支持部79と係合部材58の回転
孔80とを係合させたまま、調整ねじ69を回転させる
とストッパ70はねじ部75に案内されて操作ワイヤ3
9の移動方向に移動する。この操作によってストッパ7
0のストッパ部78を操作ワイヤ39の移動方向に移動
させることにより、ストッパ70のストッパ部78と連
結部材38の当接部88との当接位置を調整することで
湾曲部7の最大湾曲角度が設定される。
【0079】また、上記作業で湾曲部7の最大湾曲角度
が調整しきれない場合にはストッパ70をストッパ部7
8の位置が異なる他のストッパ70に付け替える必要が
ある。その場合、調整ねじ69を手元側に引き出すこと
で回転支持部79と係合部材58の回転孔80との係合
を外し、さらに固定部材68を固定している2個所の固
定ねじ147、145を外すことで、操作部3の地板2
4から湾曲角度設定機構53を一体的に取外すことが出
来る。
【0080】そして、ストッパ70をストッパ部78の
位置が異なるものに付け替え、上記と逆の作業で湾曲角
度設定機構53を操作部3の地板24に組付け、ストッ
パ70のストッパ部78の位置を調整することで湾曲部
7の所望の最大湾曲角度を得ることができる。このと
き、固定部材68の固定は地板24の上面側からとそれ
と直交する側面側から2個所の固定ねじ147、145
をねじ込む作業によって行われる。そのため、地板24
の裏面側に配設された内蔵物に影響を与えないため、そ
れらに損傷を与えることは無い。
【0081】次に、折れ止め部材16の作用について説
明する。挿入部2を体腔内に挿入する場合、その挿入動
作の進行にともない可撓管部8は操作部3に対してさま
ざまな方向に屈曲させる操作が行われる。この際、操作
部3と可撓管部8との接合部では弾性を有する折れ止め
ゴム102によって可撓管部8はなだらかに屈曲するた
め、可撓管部8の座屈が防止される。
【0082】さらに、弾性チューブ104によって折れ
止めゴム102の薄肉部137は可撓管部8を強く締め
付けた状態で取付けられているため、上記操作によって
も弾性チューブ104と可撓管部8との当接部及び弾性
チューブ104と折れ止めゴム102の薄肉部137と
の当接部に隙間が生じることはない。また、弾性チュー
ブ104及び折れ止めゴム102の薄肉部137は薄肉
であるため可撓管部8を強く締め付けても柔軟であり、
負荷は軽微であるため可撓管部8が座屈することはな
い。さらに、折れ止めゴム102の凹部103の深さと
弾性チューブ104の肉厚は略同等であるため、外観上
も滑らかである。
【0083】次に、繰返して湾曲部7を湾曲操作するこ
とで操作ワイヤ39に生じる弛みを除去する方法につい
て説明する。この場合には、まず操作部3の保持部ケー
シング15を外して湾曲操作機構17を露出する必要が
あり、それには折れ止め部材16を外す必要がある。
【0084】この折れ止め部材16を外す際には、まず
弾性チューブ104を切断して除去する。ここで、弾性
チューブ104はチューブ状の部材であるため安価であ
り、しかも小さいため持ち運びが容易である。
【0085】次に、折れ止め部材16をねじ込み方向と
は逆方向に回転させ、受け部材99と円筒部材91との
螺合を外した後に折れ止め部材16を先端方向に移動さ
せる。このとき、弾性チューブ104が外された折れ止
め部材16は可撓管部8に接するか、または多少隙間が
生じた状態であるため、上記回転操作や先端方向にずら
す際に可撓管部8を損傷することが無く、さらに治具等
を使用する必要が無いため作業が容易である。
【0086】次に、水密蓋96及び口金部材94と分岐
部材93の連結を外して口金部材94を取り去り、固定
リング100を回転させてねじ部98との螺合を外す。
これにより、保持部ケーシング15の固定状態が解除さ
れ、保持部ケーシング15を先端側にずらすことで湾曲
操作機構17が外部に露出される。
【0087】続いて、連結部材38の側方のガイド部材
54を外し、連結部材38の部分で操作ワイヤ39の弛
みを除去する作業スペースを確保する必要がある。この
とき、ガイド部材54を外すに当たってはその側方の湾
曲角度設定機構53も併せて外す必要がある。
【0088】それらを外す際には、まず固定部材68を
固定している2本の固定ねじ147、145を外す。こ
の際、地板24の裏面側の内蔵物を損傷することが無い
ことは前述の通りである。
【0089】また、固定部材68の固定面71とガイド
部材54の抜け止め用曲げ部67は略当接した状態で配
設されているため回転支持部79と回転孔80の係合が
外れることはなく、湾曲角度設定機構53とガイド部材
54は一体化された状態が保たれる。
【0090】その後、スペーサ57が固定された部分で
ガイド部材54、仕切板25及びカバー部材27を固定
している固定ねじ153を外す。これにより、湾曲角度
設定機構53、ガイド部材54及びスペーサ57が一体
化された部材は支柱62に対して係合部材58が係合さ
れたのみの状態となる。
【0091】続いて、上記一体化された部材を挿入部2
の方向に引き出す。このとき、ガイド部材54や抜け止
め用曲げ部67が係合板42や地板24に干渉する揚合
には支柱62を支点とした回転操作を組み合せることで
一体的に外すことができる。
【0092】この状態で、次に、操作ワイヤ39の弛み
を除去する作業が行われる。ここでは、まず連結部材3
8を地板24の側方に引き出すことで係合空間43の円
形溝132と係合部材49との係合を外す。このとき、
ガイド部材54及び湾曲角度設定機構53が外され、広
い作業スペースが確保されているため作業性が良い。
【0093】次に、操作ワイヤ39の弛み量に合わせて
各方向の操作ワイヤ39の調整長さを決定し、その長さ
分、規制部材51の円形溝132への係止位置を手元側
にずらす。このとき、連結部材38の長孔52を介して
規制部材51を外側に押出すことで規制部材51を容易
に円形溝132から外すことが出来る。
【0094】その後、係合部材49を規制部材51が係
合されている位置より2つ分挿入部2側の円形溝132
に係合する。このとき、その前後に形成された凸部44
によって係合部材49がその軸方向にずれることはな
い。以上の作業によって操作ワイヤ39の弛みは除去さ
れ、湾曲操作ノブ22の遊びは解消される。
【0095】次に、再組立の作業として、まず湾曲角度
設定機構53、ガイド部材54及びスペーサ57が一体
化された部材を上記と逆の作業で操作部3の地板24に
組付ける。このとき、ストッパ70のストッパ部78の
位置は分解前と同じ位置に配置される。なお、最大湾曲
角度の減少は操作ワイヤ39の弛みによって生じるの
で、上記作業で操作ワイヤ39の弛みを除去しているた
め、再組立作業時には最大湾曲角度の再設定を行う必要
は無い。
【0096】次に、固定リング100、口金部材94及
び折れ止め部材16をそれぞれ組付け、最後に新しい弾
性チューブ104を組付ける。この弾性チューブ104
を組付ける際には挿入部2の最大径及び折れ止めゴム1
02の薄肉部137より大径で、折れ止めゴム102に
おける凹部103より手元側の部分より小径の図示しな
い作業用パイプに弾性チューブ104を外装し、その作
業用パイプを先端構成部6側から挿入する。この作業用
パイプは折れ止めゴム102の凹部103に当接するこ
とでそれ以上手元側へ引き込むことはできないため、固
定の位置決め作業が容易である。その後、弾性チューブ
104を保持した状態で、作業用パイプを引き抜くが、
その際には弾性チューブ104の端面と折れ止めゴム1
02の凹部103とを密着させた状態で作業用パイプを
引き抜くことで外観が平滑な状態で組み立てられる。
【0097】そこで、上記構成のものにあっては次の効
果を奏する。すなわち、本実施の形態では湾曲角度設定
機構53の固定部材68は、地板24における湾曲操作
機構17の装着面側に、地板24の上面と側面から固定
ねじ145、147によってそれぞれ固定するようにし
たので、操作部3内における地板24の裏面側の吸引管
路97、映像ケーブル121、送気管路122、送水管
路123及びライトガイドファイバー124などの内蔵
物の無い方向からのみ湾曲角度設定機構53の固定部材
68の着脱作業を行うことができる。そのため、湾曲角
度設定機構53の着脱作業時に、地板24の裏面側の吸
引管路97、映像ケーブル121、送気管路122、送
水管路123及びライトガイドファイバー124などの
内蔵物を破損するおそれが無いので、湾曲角度設定機構
53の固定部材68の着脱作業を操作部3内における地
板24の裏面側の内蔵物の配置を考慮せずに簡単に行う
ことができる。
【0098】さらに、湾曲角度設定機構53の固定部材
68が地板24に固定された状態では湾曲角度設定機構
53の固定部材68は、地板24における湾曲操作機構
17の装着面側で、地板24の上面側の固定ねじ145
と、地板24の側面側の固定ねじ147とによって2方
向から固定しているので、湾曲部7が最大湾曲角度まで
湾曲された際にストッパ70のストッパ部78と連結部
材38の当接部88とが当接することによって加わる負
荷に対して高い固定強度が得られる。その結果、従来の
ように湾曲角度設定機構の構成部品に重量の重い強度の
高い材料を用いる必要がないので、操作部3を小型、軽
量化する上で有利となる。
【0099】また、図12および図13は本発明の第2
の実施の形態を示すものである。本実施の形態は第1の
実施の形態(図1(A),(B)乃至図11参照)の内
視鏡1の湾曲操作機構17のガイド部材54の構成を次
の通り変更したものである。
【0100】すなわち、本実施の形態のガイド部材54
は湾曲部7を湾曲させないニュートラル時の連結部材3
8の先端側端部の近傍で2分割され、それぞれU字状に
形成された手元側ガイド部材105と先端側ガイド部材
106とによって構成されている。ここで、ガイド部材
54の手元側ガイド部材105と先端側ガイド部材10
6との分割位置は湾曲角度設定機構53より先端側に配
置されている。なお、図12における連結部材38の配
置は、湾曲部7を湾曲させないニュートラルの状態を示
している。
【0101】また、手元側ガイド部材105及び先端側
ガイド部材106は第1の実施の形態のガイド部材54
と同様に、それぞれ2段に積み重ねられた状態で配置さ
れている。
【0102】また、手元側ガイド部材105の先端側端
部には、スペーサ57、仕切板25及びカバー部材27
が第1の実施の形態と同様の位置関係で配されており、
それらは固定部材68の固定面71に対して固定ねじ1
54で直接固定されている。
【0103】さらに、先端側ガイド部材106は手元側
ガイド部材105と同様の位置関係でスペーサ57、仕
切板25及びカバー部材27が2個所に設けられてお
り、その部分で地板24に対してそのおもて面側から固
定ねじ155で固定されている。
【0104】ここで、地板24に設けた凹部87は第1
の実施の形態と同様に固定面71の上面が地板24の連
結部材38が摺動する面と同位置の高さとなるようにそ
の深さが設定されている。その他の構成は第1の実施の
形態と同様である。
【0105】次に、上記構成の作用について説明する。
本実施の形態では湾曲操作ノブ22(UD湾曲操作ノブ
22B及びRL湾曲操作ノブ22A)に遊びが生じた場
合、まず湾曲操作ノブ22をニュートラルの位置にセッ
トする。続いて、そのニュートラル位置から各方向に湾
曲操作ノブ22を回転させ湾曲部7が湾曲し始まるのま
での回転角度を測定する。そして、この角度とスプロケ
ット28のピッチ円の直径より各方向の操作ワイヤ39
の弛み量が算出される。
【0106】その後、第1の実施の形態と同様の作業に
よって保持部ケーシング15を外し、操作ワイヤ39の
弛みを除去する方向の先端側ガイド部材106を固定し
ている固定ねじ155を外す。このとき、湾曲部7をニ
ュートラルの状態としておけば連結部材38の側方には
手元側ガイド部材105が配されているため、連結部材
38の位置は規制されている。
【0107】次に、湾曲操作ノブ22を操作ワイヤ39
の弛みを除去したい方向と逆方向に回転させる。つま
り、湾曲部7を上方向に湾曲させるための操作ワイヤ3
9の弛みを除去する際には下方向に回転させる。そうす
ると湾曲させた方向の連結部材38は手元側に引き込ま
れる。このとき、それと逆の操作ワイヤ39の弛みを除
去したい側の連結部材38は先端側に引き出されて連結
部材38は先端側ガイド部材106が取り外された位置
に配される。
【0108】その状態では連結部材38は側方に引き出
すことが可能となる。このとき、湾曲させた方向の連結
部材38は依然として手元側ガイド部材105によって
側方への動きを規制されたままの状態で保持される。
【0109】そうなると第1の実施の形態で示した止め
部材45の係合部材49及び規制部材51と、連結部材
38の円形溝132との係合位置を手元側にずらす作業
が行え、操作ワイヤ39の弛みを除去することができ
る。なお、操作ワイヤ39の弛み量は事前に測定されて
いるため、ここで連結部材38がニュートラルの位置に
配されていなくても上記作業の支障となることは無い。
【0110】そこで、本実施の形態では操作ワイヤ39
の弛みの除去作業時に湾曲角度設定機構53全体を外す
こと無く、ガイド部材54の一部である先端側ガイド部
材106を外すのみで操作ワイヤ39の弛みの除去が行
えるため作業が容易である。
【0111】また、操作ワイヤ39の弛みを除去する方
向以外の連結部材38はその位置が規制されたままの状
態であるため作業の妨げとなることはない。さらに、先
端側ガイド部材106の固定は地板24の上面側のみか
ら行われているため内蔵物に損傷を与えることも無い。
【0112】また、図14(A),(B)および図15
(A)〜(C)は本発明の第3の実施の形態を示すもの
である。本実施の形態は第1の実施の形態(図1
(A),(B)乃至図11参照)の内視鏡1の湾曲操作
機構17の構成を次の通り変更したものである。なお、
図14(A)は保持部ケーシング15に覆われた部分の
湾曲操作機構17の上面図を示すものである。
【0113】本実施の形態の支柱62は図14(B)に
示すように地板24を間に挟み込んだ状態で固定リング
107を介して固定ねじ156で固定されている。これ
によって支柱62は地板24に対して回動可能な状態で
保持されている。
【0114】また、本実施の形態の支柱62には第1の
実施の形態では係合部材58に設けられていた回転孔8
0が設けられている。そして、この支柱62の回転孔8
0に調整ネジ69の回転支持部79が回動可能に支持さ
れている。
【0115】さらに、支柱62にはガイド部材54の端
部が係合されている。図15(B)は支柱62とガイド
部材54との係合部を示している。本実施の形態のガイ
ド部材54には第1の実施の形態に示した固定用曲げ面
55及び当接用曲げ面56が設けられておらず、支柱6
2側に配されるガイド部材54の両端部は対称形状とな
っている。
【0116】そして、このガイド部材54の端部にはU
字状の切り欠き部108が設けられている。また、支柱
62にはガイド部材54の切り欠き部108との係合位
置にこの切り欠き部108と相対した形状の係合溝10
9が設けられている。そして、支柱62の係合溝109
にガイド部材54の切り欠き部108を係合させるとそ
れらはU字状の係合面に沿って接するため両者間の相対
的な回動が不能となる。なお、ここで、切り欠き部10
8と係合溝109との係合部位を接着固定することによ
ってその係合方向に対しても移動不能に固定しも良い。
【0117】さらに、支柱62の上面には図15(A)
に示すように回転規制溝110が形成されている。この
回転規制溝110と相対する操作部ケーシング14の先
端側口元には同様の規制溝111が設けられている。そ
して、支柱62の回転規制溝110及び操作部ケーシン
グ14の規制溝111には回転止め部材112が挿通さ
れて係合固定されており、支柱62と地板24との回動
が規制されている。その他のガイド部材54及び湾曲角
度設定機構53の固定構造等は第1の実施の形態と同様
である。
【0118】次に、上記構成の作用について説明する。
本実施の形態では操作ワイヤ39に弛みが生じた場合に
は、まず第1の実施の形態と同様にガイド部材54及び
湾曲角度設定機構53を固定している固定ねじ145,
147,153を外すが、その際に内蔵物に損傷を与え
ることが無いことは前述の通りである。
【0119】その後、回転止め部材112を外す。これ
により、支柱62は地板24に対して相対的に回動可能
となる。このとき、湾曲角度設定機構53及びガイド部
材54は支柱62に対して回動不能のため、それらは支
柱62の中心軸を支点に一体的に回動可能となる。図1
5(C)は湾曲角度設定機構53及びガイド部材54を
支柱62の中心軸を支点に回動させた状態を示してい
る。その状態では連結部材38の側方への規制が無くな
るため、このままの状態で第1の実施の形態に示した操
作ワイヤ39の弛み除去作業が行える。
【0120】そこで、上記構成のものにあっては次の効
果を奏する。すなわち、本実施の形態では操作ワイヤ3
9の弛み除去作業時には固定ねじ145,147,15
3以外の部材を外すこと無く、図15(C)に示すよう
に湾曲角度設定機構53及びガイド部材54を支柱62
を支点に横方向に回転させるのみで連結部材38の側方
に広い作業スペースを確保することができる。そのた
め、湾曲角度設定機構53及びガイド部材54を支柱6
2を支点に回転させたままの状態で、操作ワイヤ39の
弛み除去作業が行えるので、部品の管理が容易で作業性
も良い。
【0121】また、図16(A),(B)乃至図19は
本発明の第4の実施の形態を示すものである。本実施の
形態は第1の実施の形態(図1(A),(B)乃至図1
1参照)の内視鏡1の湾曲操作機構17の連結部材38
と操作ワイヤ39との連結構造を次の通り変更したもの
である。
【0122】すなわち、本実施の形態の連結部材38に
は係合空間43に第1の実施の形態に示したような凸部
44は形成されておらず、図17(A),(B)に示す
ように略長方形状の係合空間43が形成されている。
【0123】また、止め部材45は第1の実施の形態と
同様の構成であるが、それに係合される係合部材49は
係合空間43の内面形状に沿った形状となっている。そ
して、この係合部材49は係合空間43内をその軸方向
に摺動可能となっている。
【0124】また、連結部材38には当接部88よりも
先端側端部近傍にスペーサ挿入孔125が形成されてい
る。このスペーサ挿入孔125は係合空間43の先端側
端部近傍に連通し、スペーサ挿入孔125の幅は係合空
間43の幅と略同一に設定されている。
【0125】さらに、係合部材49の先端側にはスペー
サ挿入孔125と略同形の調整用スペーサ127が配設
されている。この調整用スペーサ127は係合部材49
と同様に外形が係合空間43の内面に沿った形状に形成
されている。さらに、この調整用スペーサ127には図
18(A)に示すように止め部材45の小径部47の外
径寸法より多少大きい幅の切り欠き126が形成されて
いる。
【0126】また、図17(A)に示すように調整用ス
ペーサ127を係合空間43に先端側端部に当接した状
態で配した際には、調整用スペーサ127の少なくとも
一部がスペーサ挿入孔125より先端側の係合空間43
に配され、残りの部分がスペーサ挿入孔125に掛かる
位置に配されるように係合空間43の形状及び調整用ス
ペーサ127の軸方向の長さが設定されている。
【0127】さらに、連結部材38の係合空間43の手
元側端部には調整用スペーサ127より幅が広く軸方向
の長さは略同一のストッパ挿入孔113が設けられてい
る。そして、このストッパ挿入孔113を介してそれと
略同形のストッパ114が係合空間43に挿通されてい
る。
【0128】このストッパ114の先端側には規制用ス
トッパ115が複数配設されている。この規制用ストッ
パ115は調整用スペーサ127と同様の外形に形成さ
れている。ここで、最も先端側の規制用ストッパ115
は操作ワイヤ39の手元側端部に略当接した状態で配設
されている。
【0129】また、図18(B)に示すようにストッパ
114には着脱用孔116が設けられている。さらに、
この着脱用孔116の基端部には着脱用凹部117が形
成されている。
【0130】また、図18(C)に示すように規制用ス
トッパ115の根元部には着脱用切り欠き118が設け
られている。さらに、ストッパ挿入孔113の先端側に
は係合空間43より幅が狭く、規制用ストッパ115の
軸方向の長さと略同じ長さの切り欠き119が設けられ
ている。
【0131】また、ガイド部材54の板厚、板幅、材質
(弾性係数)及び固定位置はこのガイド部材54を固定
ねじ153で固定した際、U字部59の幅bの弾性変形
範囲がストッパ114の幅より小さくなるように設定さ
れている。そして、固定ねじ153を外した際にはガイ
ド部材54の両端部間の長さcによる弾性変形範囲がス
トッパ114の幅より大きくなるように設定されてい
る。
【0132】また、図19はストッパ114及び規制用
ストッパ115を外すための治具123である。この治
具123は保持部120と、軸部121と、軸部121
より略垂直方向に突出したフック部122とによって構
成されている。また、フック部122及び軸部121は
着脱用孔116に挿通可能な大きさに設定されている。
【0133】次に、上記構成の作用について説明する。
本実施の形態ではガイド部材54が固定ねじ153固定
されている場合、その弾性変形範囲によってU字部59
の幅bがストッパ114の幅より大きくなることは無い
ため、ストッパ114が連結部材38から脱落すること
は無い。
【0134】また、規制用ストッパ115は操作ワイヤ
39の端部に当接した状態で配設されている。その時、
最も先端側に配置されている調整用スペーサ127は少
なくとも一部がスペーサ挿入孔125と相対しない位置
に配置されているため、調整用スペーサ127が脱落す
ることも無い。
【0135】また、調整用スペーサ127が2個以上配
設されている場合も調整用スペーサ127の少なくとも
一部はスペーサ挿入孔125より手元側に配置されるた
め同様に脱落することは無い。
【0136】そして、操作ワイヤ39に弛みが生じた場
合には、まず第1の実施の形態と同様に保持部ケーシン
グ15を外す。続いて、ガイド部材54を固定している
固定ねじ153を完全に外れない程度に緩める。
【0137】その後、U字部59の間より治具123の
フック部122及び軸部121を着脱用孔116に挿入
し、着脱用凹部117にフック部122を引っかけて引
き抜く。この時、U字部59の幅は弾性変形の範囲内で
着脱用孔116の幅以上に広がるため、ガイド部材54
が塑性変形すること無くストッパ114を外すことが出
来る。
【0138】次に、操作ワイヤ39の弛み量に合わせて
必要数の規制用ストッパ115を外す。この場合、上記
治具123を切り欠き119から係合空間43に導き、
規制用ストッパ115を手元側のストッパ挿入孔113
に相対する位置にずらす。
【0139】続いて、治具123を隣り合う規制用スト
ッパ115の間に挿入し、フック部122を着脱用切り
欠き118に引っかけて引き出すことで規制用ストッパ
115が取り除かれる。
【0140】その後、規制用ストッパ115を外した数
と同数の調整用スペーサ127を切り欠き126側から
スペーサ挿入孔125を介して係合空間43に挿入す
る。そうすることによって操作ワイヤ39の端部が相対
的に手元側に移動し、その弛みが除去される。
【0141】最後に、ガイド部材54を固定している固
定ねじ153を絞め込むことでストッパ114及び調整
用スペーサ127は連結部材38から脱落しない状態と
なる。
【0142】そこで、上記構成のものにあってはガイド
部材54を固定している固定ねじ153を緩めるのみで
操作ワイヤ39の弛みの除去が行えるため、その作業が
極めて容易である。
【0143】また、ガイド部材54を固定している固定
ねじ153は地板24の上面から固定されているため、
内蔵物に損傷を与えないことは第1の実施の形態と同様
である。
【0144】さらに、本発明は上記実施の形態に限定さ
れるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種
々変形実施できることは勿論である。次に、本出願の他
の特徴的な技術事項を下記の通り付記する。 記 (付記項1) 先端に湾曲部を有する挿入部と、挿入部
の後端に連結された操作部と、挿入部に内挿され、一端
が湾曲部の先端に固定され、他端が操作部内に導かれた
操作ワイヤと、操作部の内部に配された板状部材と、板
状部材の上面に、湾曲部を湾曲操作するための湾曲操作
機構と、湾曲操作機構と操作ワイヤを連結する連結部材
と、連結部材が当接する当接部を有するとともに当接部
の位置を変更自在に設けた湾曲角度設定部材とを配設し
た内視鏡において、湾曲角度設定部材を、板状部材上面
及び側面から固定したことを特徴とする内視鏡。
【0145】(付記項2) 板状部材の上面とは、湾曲
操作機構が取り付けられている方向であることを特徴と
する付記項1に記載の内視鏡。 (付記項3) 板状部材の上面とは、内蔵物が配置され
ていない方向であることを特徴とする付記項1に記載の
内視鏡。
【0146】(付記項4) 側面とは上面と直交した面
であることを特徴とする付記項1に記載の内視鏡。 (付記項5) 先端に湾曲部を有する挿入部と、挿入部
の後端に連結され、内部に湾曲部を湾曲操作するための
湾曲操作機構を有する操作部と、挿入部に内挿され、一
端が湾曲部の先端に固定され、他端が操作部内に導かれ
た操作ワイヤと、湾曲操作機構と操作ワイヤの連結部に
設けられた連結部材と、湾曲操作時に連結部材の走行を
規制するガイド部材を有する内視鏡において、ガイド部
材は少なくとも湾曲部を湾曲操作しない状態で連結部材
と相対する位置に配される第1のガイド部材とそれ以外
の部分に配される第2のガイド部材によって構成される
ことを特徴とする内視鏡。
【0147】(付記項6) 第1のガイド部材を手元側
に、第2のガイド部材をその先端側に配し、その分割位
置より手元側に湾曲部の湾曲角度を設定するための湾曲
角度設定部材を配したことを特徴とする付記項5に記載
の内視鏡。
【0148】(付記項7) 先端に湾曲部を有する挿入
部と、挿入部の後端に連結され外部をケーシングに覆わ
れた操作部と、挿入部に内挿され、一端が湾曲部の先端
に固定され、他端が操作部内に導かれた操作ワイヤと、
操作部の内部に配された地板と、地板に固定され湾曲部
を湾曲操作するための湾曲操作機構と、湾曲操作機構と
操作ワイヤの連結部に設けられた連結部材と、連結部材
と当接することで湾曲部の湾曲角度を設定するための湾
曲角度設定部材と、湾曲操作時の連結部材の走行を規制
するためのガイド部材を有する内視鏡において、湾曲角
度設定部材及びガイド部材を地板に対して回転可能な状
態で支持したことを特徴とする内視鏡。
【0149】(付記項8) 地板に対して回転可能な状
態で支持された支柱に対し、湾曲角度設定部材及びガイ
ド部材を前記支柱に対して回動不能に固定したことを特
徴とする付記項7に記載の内視鏡。
【0150】(付記項9) 湾曲角度設定部材及びガイ
ド部材を地板に対して回転可能な状態で支持するととも
に、その回転を規制する手段を設けたことを特徴とする
付記項7に記載の内視鏡。
【0151】(付記項10) 支柱を地板に対して回転
可能に支持すると共に、支柱に設けた回転規制溝と、回
転規制溝と相対する位置のケーシングの内面に設けた規
制溝に回転止め部材を係合することにより支柱部材の回
転を規制したことを特徴とする付記項7に記載の内視
鏡。
【0152】(付記項1〜10の従来技術) 付記項1
〜10の従来技術には実公昭63−34643号公報が
ある。 (付記項1〜4が解決しようとする課題) 実公昭63
−34643号公報の問題点 最大湾曲角を規制するためのネジ及びストッパが固定さ
れているL字状の壁部は基板の一部あるいは別部材によ
って形成されている。壁部を別部材で形成する場合には
壁部の根元に基板と平行な曲げ面を設け、ネジ及びスト
ッパと干渉しない位置では基板のおもて面から、干渉す
る位置では裏面側より基板に対して固定されている。こ
こで基板の裏面側には送気管路、送水管路、吸引管路、
ライトガイドケーブル等の内蔵物が配置されているた
め、裏面側から固定する際には内蔵物を破損しないよう
に慎重に作業を行う必要があり作業性が悪かった。また
衝突部材がストッパに衝突して最大湾曲角度を規制する
際には壁面に負荷が加わるが、壁面は基板に対して直接
固定されておらず、曲げ面を介して固定されているため
壁面根元の曲げ部には高い強度が必要となる。この部分
に高い強度を持たせるために壁面の肉厚を厚く設定した
り、一般的に重量の重い強度の高い材料を用いたりする
必要があるため操作部が大型化し、重くなるとの問題点
があった。
【0153】(付記項1〜4の目的) 付記項1〜4の
目的は、湾曲部の最大湾曲角度を規制するための部材の
固定強度が高く、着脱が容易で、しかも小型化で軽量化
な操作部を有する内視鏡を提供することである。
【0154】(付記項1〜4の作用) 湾曲角度設定部
材の固定が地板の上面と側面から行われるため、その固
定が強固に行われる。また内蔵物の無い方向からのみ固
定するので内蔵物の配置を考慮せずに作業が行える。
【0155】(付記項1〜4の効果) 付記項1〜4の
効果は、湾曲部の最大湾曲角度を規制するための部材の
固定強度が高く、着脱が容易で、しかも小型化で軽量化
な操作部を有する内視鏡が提供されることである。
【0156】(付記項5、6が解決しようとする課題)
湾曲部を繰返し湾曲操作することでワイヤに弛みが生
じると、アングル操作ノブの操作に湾曲部が追従しない
ノブ遊びの現象や所望の湾曲角度が得られない現象が生
じる。この場合、ワイヤとチェーンを連結する連結部材
においてワイヤの弛みを除去する必要があるがその際に
は最大湾曲角度を規制するための壁部、ストッパ、ネジ
や、連結部材の通路を形成する仕切壁を個々に外す必要
があり作業が面倒であった。また仕切壁を外すと連結部
材の外側方向への動きを規制が無くなるため、調整して
いない方向の連結部材が暴れてしまい、作業の妨げとな
っていた。
【0157】(付記項5、6の目的) 付記項5、6の
目的は、湾曲部を湾曲操作するためのワイヤの弛み除去
作業が容易な内視鏡を提供することである。 (付記項5、6の作用) 操作ワイヤの弛みを除去する
際には連結部材と相対しない位置の第2のガイド部材を
外す。この状態では連結部材の位置は第1のガイド部材
によって規制されている。次に湾曲操作ノブを調整作業
を行いたい方向と逆方向に回転させることによって、そ
の方向の連結部材が手元側に引き込まれ、調整作業を行
いたい方向の連結部材が挿入側に引き出される。従って
連結部材を第2のガイド部材を外した位置に配すること
ができる。その状態では操作ワイヤの弛みを除去するた
めの作業スペースが確保され、しかも他の方向の連結部
材は第1のガイド部材によってその位置が規制されてい
る。
【0158】(付記項5、6の効果) 付記項5、6の
効果は、湾曲部を湾曲操作するためのワイヤの弛み除去
作業が容易な内視鏡が提供されることである。 (付記項7〜10が解決しようとする課題) ワイヤの
弛みを除去する際には最大湾曲角度を規制するための壁
部、ストッパ、ネジや、連結部材の通路を形成する仕切
壁を個々に外す必要があり作業が面倒であった。
【0159】(付記項7〜10の目的) 付記項7〜1
0の目的は、湾曲部を湾曲操作するためのワイヤの弛み
除去作業が容易な内視鏡を提供することである。 (付記項7〜10の作用) ガイド部材や湾曲角度設定
部材を操作部から分離せずに回転させることで、操作ワ
イヤの弛みを除去するための作業スペースが確保され
る。 (付記項7〜10の効果) 付記項7〜10の効果は、
湾曲部を湾曲操作するためのワイヤの弛み除去作業が容
易な内視鏡が提供されることである。
【0160】
【発明の効果】本発明によれば湾曲角度設定手段の構成
部材を板状部材へ固定する固定手段を板状部材の上面で
ある湾曲角度設定手段の装着面と側面に設けたので、湾
曲部の最大湾曲角度を規制するための湾曲角度設定手段
の構成部材の固定強度が高く、着脱が容易で、しかも操
作部を小型、軽量化することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施の形態を示すもので、
(A)は内視鏡全体の概略構成図、(B)は先端構成部
の周辺部分を示す斜視図。
【図2】 第1の実施の形態の内視鏡における操作部の
内部構成を示す縦断面図。
【図3】 第1の実施の形態の内視鏡における湾曲操作
機構の要部の縦断面図。
【図4】 第1の実施の形態の内視鏡における湾曲操作
ノブの中心軸に沿う要部の縦断面図。
【図5】 第1の実施の形態の内視鏡における保持部ケ
ーシングによって覆われた部分の内部構成を示す要部の
縦断面図。
【図6】 第1の実施の形態の内視鏡における連結部材
を示すもので、(A)は一側部側の側面図、(B)は内
部構成を示す縦断面図、(C)は他側部側の側面図。
【図7】 第1の実施の形態の内視鏡における湾曲操作
機構の着脱ユニットの分解斜視図。
【図8】 (A)は第1の実施の形態の内視鏡における
湾曲操作機構の着脱ユニットのねじ止め状態を示す側面
図、(B)は湾曲操作機構の着脱ユニットの支柱部分の
縦断面図。
【図9】 第1の実施の形態の内視鏡における処置具起
上台を倒置した状態を示す要部の縦断面図。
【図10】 (A)は第1の実施の形態の内視鏡におけ
る折れ止め部材と保持部ケーシングとの連結部付近の縦
断面図、(B)は折れ止め部材における可撓管部側の端
部を示す要部の縦断面図。
【図11】 第1の実施の形態の内視鏡における地板の
裏面側を示す要部の平面図。
【図12】 本発明の第2の実施の形態の内視鏡におけ
る保持部ケーシングによって覆われた部分の湾曲操作機
構の構成を示す要部の縦断面図。
【図13】 第2の実施の形態の内視鏡における湾曲操
作機構の一体化ユニットのねじ止め状態を示す側面図。
【図14】 本発明の第3の実施の形態を示すもので、
(A)は内視鏡における保持部ケーシングによって覆わ
れた部分の内部構成を示す要部の縦断面図、(B)は湾
曲操作機構の一体化ユニットのねじ止め状態を示す側面
図。
【図15】 (A)は図14(A)の15A−15A線
断面図、(B)は第3の実施の形態の内視鏡における湾
曲角度設定機構と支柱との係合部を示す要部の横断面
図、(C)は第3の実施の形態の内視鏡における湾曲角
度設定機構とガイド部材との一体化ユニットを回動させ
た状態を示す要部の縦断面図。
【図16】 (A)は本発明の第4の実施の形態の内視
鏡における湾曲操作機構の一体化ユニットのねじ止め状
態を示す側面図、(B)は第4の実施の形態の内視鏡に
おける連結部材の一側部側を示す側面図。
【図17】 (A)は第4の実施の形態の内視鏡におけ
る連結部材の内部構成を示す縦断面図、(B)は連結部
材の他側部側の側面図。
【図18】 (A)は図17(A)の18A−18A線
断面図、(B)は図17(A)の18B−18B線断面
図、(C)は図17(B)の18C−18C線断面図。
【図19】 第4の実施の形態の内視鏡における着脱作
業用の治具を示す斜視図。
【符号の説明】
2 挿入部 3 操作部 7 湾曲部 8 可撓管部 17 湾曲操作機構 24 地板(板状部材) 38 連結部材 39 操作ワイヤ 53 湾曲角度設定機構(湾曲角度設定手段) 68 固定部材(湾曲角度設定手段構成部材) 69 調整ねじ(湾曲角度設定手段構成部材) 70 ストッパ(湾曲角度設定手段構成部材) 88 当接部 145、147 固定ねじ(固定手段)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 細長い挿入部の基端部に操作部が連結さ
    れ、前記挿入部を構成する可撓管の先端に湾曲部が連結
    されるとともに、 前記挿入部に内挿された操作ワイヤの先端部が前記湾曲
    部の先端に固定され、かつ前記操作ワイヤの基端部側が
    前記操作部側に導かれ、 前記操作部に配された板状部材に、前記湾曲部を湾曲操
    作するための湾曲操作機構と、この湾曲操作機構と前記
    操作ワイヤの基端部側とを連結する連結部材と、この連
    結部材が当接する当接部を有し、この当接部の位置を前
    記操作ワイヤの移動方向に沿って調整して前記湾曲部の
    湾曲角度を設定する湾曲角度設定手段とが配設された内
    視鏡において、 前記湾曲角度設定手段の構成部材を前記板状部材へ固定
    する固定手段を前記板状部材の上面である湾曲角度設定
    手段の装着面と側面に設けたことを特徴とする内視鏡。
JP22459998A 1998-08-07 1998-08-07 内視鏡 Expired - Fee Related JP4183805B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP22459998A JP4183805B2 (ja) 1998-08-07 1998-08-07 内視鏡

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP22459998A JP4183805B2 (ja) 1998-08-07 1998-08-07 内視鏡

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2000051147A true JP2000051147A (ja) 2000-02-22
JP4183805B2 JP4183805B2 (ja) 2008-11-19

Family

ID=16816259

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP22459998A Expired - Fee Related JP4183805B2 (ja) 1998-08-07 1998-08-07 内視鏡

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4183805B2 (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007054452A (ja) * 2005-08-26 2007-03-08 Pentax Corp 内視鏡の湾曲操作装置
CN104545769A (zh) * 2013-10-10 2015-04-29 上海澳华光电内窥镜有限公司 一种内窥镜链条限位机构
EP2910176A4 (en) * 2013-01-11 2016-08-17 Olympus Corp TILT ANGLE MECHANISM FOR AN ENDOSCOPE
WO2022008445A1 (en) * 2020-07-08 2022-01-13 Karl Storz Se & Co. Kg Deflection control mechanism for a steerable flexible endoscope, steerable flexible endoscope, endoscope assembly set, and method for assembling a flexible endoscope
WO2022008442A1 (en) * 2020-07-08 2022-01-13 Karl Storz Se & Co. Kg Deflection control mechanism for a steerable flexible endoscope, steerable flexible endoscope, endoscope assembly set, and method for assembling a flexible endoscope

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007054452A (ja) * 2005-08-26 2007-03-08 Pentax Corp 内視鏡の湾曲操作装置
EP2910176A4 (en) * 2013-01-11 2016-08-17 Olympus Corp TILT ANGLE MECHANISM FOR AN ENDOSCOPE
CN104545769A (zh) * 2013-10-10 2015-04-29 上海澳华光电内窥镜有限公司 一种内窥镜链条限位机构
CN104545769B (zh) * 2013-10-10 2017-03-01 上海澳华光电内窥镜有限公司 一种内窥镜链条限位机构
WO2022008445A1 (en) * 2020-07-08 2022-01-13 Karl Storz Se & Co. Kg Deflection control mechanism for a steerable flexible endoscope, steerable flexible endoscope, endoscope assembly set, and method for assembling a flexible endoscope
WO2022008442A1 (en) * 2020-07-08 2022-01-13 Karl Storz Se & Co. Kg Deflection control mechanism for a steerable flexible endoscope, steerable flexible endoscope, endoscope assembly set, and method for assembling a flexible endoscope

Also Published As

Publication number Publication date
JP4183805B2 (ja) 2008-11-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US11311179B2 (en) Endoscope
EP1738678A1 (en) Endoscope
WO2016188537A1 (en) An endoscope
US9351631B2 (en) Bending angle adjustment mechanism for endoscope and endoscope having the bending angle adjustment mechanism
EP3202303A1 (en) Endoscope
JP2001061762A (ja) 内視鏡の組立方法
JP2011177383A (ja) 内視鏡の操作ワイヤ連結装置及び内視鏡
US9271634B2 (en) Bending angle adjustment mechanism for endoscope
JP2000051147A (ja) 内視鏡
JP3294872B2 (ja) 内視鏡の湾曲操作装置
US20240081625A1 (en) Chambered handle for a medical device
JP4076252B2 (ja) 内視鏡
JP4363682B2 (ja) 内視鏡の操作ワイヤの弛み除去方法とその装置
JP4384297B2 (ja) 内視鏡
JP2000051146A (ja) 内視鏡
JP3851702B2 (ja) 内視鏡
JP2000206422A (ja) 対物レンズ移動機構付き内視鏡
JP3831049B2 (ja) 内視鏡
JP3658204B2 (ja) 内視鏡装置
JP2840008B2 (ja) 内視鏡における連結装置
JP3264466B2 (ja) 内視鏡における操作ワイヤ固定装置
JP3264467B2 (ja) 内視鏡における操作ワイヤ固定装置
JPS62164432A (ja) 内視鏡
JP4464493B2 (ja) 内視鏡システム
JP3338129B2 (ja) 内視鏡におけるアングル角調整装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20050609

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20080410

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080422

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080619

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20080826

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20080903

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110912

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110912

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120912

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130912

Year of fee payment: 5

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees