JP2000050421A - 電気車 - Google Patents

電気車

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JP2000050421A
JP2000050421A JP10215353A JP21535398A JP2000050421A JP 2000050421 A JP2000050421 A JP 2000050421A JP 10215353 A JP10215353 A JP 10215353A JP 21535398 A JP21535398 A JP 21535398A JP 2000050421 A JP2000050421 A JP 2000050421A
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servomotors
torque command
pinion gear
torque
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Masami Mochizuki
政美 望月
Nobutoshi Morita
信稔 守田
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TOMOE ELECTRIC MANUFACTURING C
Tomoe Electric Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
TOMOE ELECTRIC MANUFACTURING C
Tomoe Electric Manufacturing Co Ltd
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  • Electric Propulsion And Braking For Vehicles (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】複数のサーボモータを搭載した電気車の走行安
定性を確保する。 【解決手段】トルク制御ボックス1は、前後輪およびピ
ニオンギアのサーボモータのトルク制御を行う。平均速
度演算器51は、前後輪モータのエンコーダ6,7から
の帰還速度と、ピニオンギアモータのエンコーダ8から
の2つの帰還速度との平均速度を算出する。減算器4
1,42は、各々、エンコーダ6,7からの帰還速度と平
均速度との差をとり、減算器43は、エンコーダ8から
の帰還速度と平均速度との差をとる。P型制御器48,
49,50は、各々、減算器41,42,43の出力に応
じた補正値を出力する。一方、減算器40は、速度指令
値と平均速度との差をとり、PI型制御器47は、減算
器40の出力に応じた平均トルク指令を発生する。加算
器44,45,46は、それぞれ、各モータドライバに、
そのモータに対する補正値と平均トルク指令とを加算し
たトルク指令を与える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電気車に係り、特
に、バッテリー式電気機関車に搭載されている複数のサ
ーボモータの同期制御技術に関する。
【0002】
【従来の技術】急勾配路を登坂等する鉄道の運行方式と
してアプト式が知られている。このアプト方式とは、急
勾配の線区におけるバッテリー式電気機関車の牽引力を
向上させるため、2本の走行レール間に敷設されたラッ
クレールと、バッテリー式電気機関車に設けられたピニ
オンギアとの噛み合わせる方式である。従って、アプト
方式のバッテリー式電気機関車には、通常、前後の走行
車輪を駆動するための2つのサーボモータの他に、ピニ
オンギアを駆動するためのサーボモータが搭載されてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記従来の
バッテリー式電気機関車には、複数のサーボモータが搭
載されているため、サーボモータ間相互のトルクおよび
速度のアンバランスによって、走行安定性および牽引性
能が低下することがある。とくに、バッテリー式電気機
関車が急勾配路を走行する際には、互いに特性の異なる
2種類のサーボモータ(走行車輪駆動用のモータおよび
ピニオンギア駆動用モータ)が駆動されるため、その走
行が不安定となりがちである。
【0004】そこで、本発明は、複数のサーボモータに
よって駆動される電気車の走行安定性および牽引性能を
向上させることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明は、複数の走行車輪と、前記各走行車輪を駆
動する複数のサーボモータと、与えられたトルク指令に
したがって前記各サーボモータを制御する複数のドライ
バとを備えた電気車であって、前記各サーボモータ毎に
それぞれ設けられ、当該サーボモータの速度を検出する
複数の速度検出手段と、与えられた目標速度と前記各速
度検出手段がそれぞれ検出した速度とに基づいて、前記
各ドライバに与えるトルク指令をそれぞれ算出するトル
ク制御手段とを備えることを特徴とする電気車を提供す
る。
【0006】本発明に係る電気車によれば、トルク制御
手段のトルク制御によって、各走行車輪を駆動するサー
タモータ間相互のトルクおよび速度のアンバランスが抑
制されるため、走行安定性の向上と牽引性能の向上とが
達成される。
【0007】また、このような電気車に、さらに、ピニ
オンギアと、前記ピニオンギアを駆動するサーボモータ
と、前記ピニオンギアを駆動するサーボモータの速度を
検出する速度検出手段と、前記ピニオンギアを駆動する
サーボモータを、与えられたトルク指令にしたがって制
御するドライバとを設け、前記トルク制御手段が、前記
目標速度と、前記各走行車輪を駆動するサーボモータに
それぞれ設けられた速度検出手段が検出した速度と、前
記ピニオンギアを駆動するサーボモータに設けられた速
度検出手段が検出した速度とに基づいて、前記各走行車
輪を駆動するサーボモータのドライバにそれぞれ与える
トルク指令と、前記ピニオンギアを駆動するサーボモー
タのドライバに与えるトルク指令とをそれぞれ算出する
ようにすれば、各走行車輪を駆動するサータモータとピ
ニオンギアを駆動するサーボモータとの間のトルクおよ
び速度のアンバランスも解消されるため、急勾配路にお
ける走行安定性と牽引性能がさらに向上する。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、添付の図面を参照しなが
ら、本発明に係る実施の一形態について説明する。
【0009】最初に、図1及び図2により、本実施の形
態に係るバッテリー式電気機関車の駆動系について説明
する。
【0010】本バッテリー式電気機関車100の車体に
は、図1に示すように、2本の平底型走行レール105
a上を走行する前後の走行車輪101a,101bの
他、2本の走行レール105aの間に敷設されたラック
レール105b上を走行するピニオンギア102が取り
付けられている。
【0011】そして、前後の走行車輪101a,101
bの車軸には、図2に示すように、それぞれの電磁ブレ
ーキ付き減速機200a,200bを介して、別々のサ
ーボモータ103a,103bの出力が伝達されるよう
になっている。そして、前後の走行車輪101a,10
1bの回転を停止させるため、前後の走行車輪101
a,101bの車軸には、それぞれ、油圧式のディスク
ブレーキ203a,203bが装備されている。なお、
これら前後の走行車輪101a,101bは、図3に示
したように、いずれも、その外周部に、走行レール10
5aとの粘着係数μが高い材料(例えば、セラミック粒
子5〜25vol%含有のセラミック粒子分散強化アル
ミ二ウム基複合材料)で形成された環状の踏面形成部材
が嵌め込み固定されているため、平坦路(ゆるやかな勾
配路を含む)のみならず急勾配路においても駆動され、
ピニオンギア102と共に本バッテリー式電気機関車1
00の走行に寄与する。
【0012】一方、ピニオンギア102のスプロケット
軸には、電磁ブレーキ付き減速機201およびアイドル
ギア(不図示)を介して、サーボモータ202の出力が伝
達されるようになっている。そして、ピニオンギア10
2の回転を停止させるため、ピニオンギア102のスプ
ロケット軸にも、油圧式のディスクブレーキ204が装
備されている。
【0013】そして、コントローラ104が、運転者に
よる操作スイッチ類の操作に応じた速度指令をトルク制
御ボックスに送り、トルク制御ボックスが、各サーボモ
ータ103a,103b,202のトルク制御を行い、本
バッテリー式電気機関車100の走行安定性が確保され
る(これについての詳細は、後述する)。
【0014】なお、106は、サーボモータ103a,
103b,202その他の器機等の電力供給源となる着
脱式のバッテリー106であり、107は、走行速度等
の走行状態に関する各種情報を表示する計器類であり、
108および109は、前方をモニタリングするための
CCDカメラおよびモニタであり、110および111
は、前照灯および回転灯であり、112は、他の車両を
連結するための連結器である。
【0015】次に、図4および図5により、本実施の形
態に係るバッテリー式電気機関車の3軸制御系について
説明する。
【0016】本バッテリー式電気機関車の3軸制御系
は、図4に示すように、トルク制御ボックス37、トル
ク制御ボックス1に速度指令を送るコントローラ10
4、制御対象である3つのサーボモータ103a,10
3b,202、トルク制御ボックス1からのトルク指令
に応じて各サーボモータ103a,103b,202を駆
動するドライバ2,3,4、各サーボモータ103a,1
03b,202の速度をフィードバックするエンコーダ
6,7,8等から構成されている。そして、前後の走行車
輪駆動用のサーボモータ103a,103bに設けられ
ている各エンコーダ6,7からの帰還速度信号と、ピニ
オンギア駆動用のサーボモータ202に設けられている
エンコーダ8のからの帰還速度信号とは、それぞれ、ト
ルク制御ボックス1に入力されるようになっている。
【0017】そして、トルク制御ボックス1は、図5に
示すように、4台の分周器(2台は不図示)、平均速度演
算器51、複数の減算器40,41,42,43、複数の
加算器44,45,46、比例・積分型(PI)制御器4
7、複数の比例型(P)制御器48,49,50を有してい
る。
【0018】さて、前述したように、前後の走行車輪1
01a,101bは、いずれも、その踏面が、走行レー
ル105aとの粘着係数μが高い材料によって形成され
ているため、急勾配路走行の際にはピニオンギア102
と共に駆動される。このときのトルク制御ボックス1の
各部の処理を以下に示す。
【0019】前後の走行車輪駆動用のサーボモータ10
3a,103bに設けられている各エンコーダ6,7から
の帰還速度信号は、それぞれ、そのまま、分周器(不図
示)に入力されるが、ピニオンギア駆動用のサーボモー
タ202に設けられているエンコーダ8のからの帰還速
度信号だけは、2つに分岐され、それぞれが、別々の分
周器9に入力される。このようにエンコーダ8からの帰
還速度信号を分岐させているのは、ピニオンギア駆動用
のサーボモータ202を、擬似的に2台のサーボモータ
として取り扱うためである。
【0020】平均速度演算器51は、前後の走行車輪駆
動用のサーボモータ103a,103bに設けられてい
る2つのエンコーダ6,7からの帰還速度値と、ピニオ
ンギア駆動用のサーボモータ202に設けられている2
台の分周器9からの帰還速度値との平均速度値を算出す
る。
【0021】減算器41は、平均速度演算器51が算出
した平均速度値と、前輪駆動用のサーボモータ103a
に設けられているエンコーダ6からの帰還速度値との差
分を算出する。そして、比例型(P)制御器48は、予め
設定された比例ゲイン(P)に応じて、減算器41が算出
した差分を増幅することによって、補正値信号を発生す
る。同様に、減算器42は、平均速度演算器51が算出
した平均速度値と、後輪駆動用のサーボモータ103b
に設けられているエンコーダ7からの帰還速度値との差
分を算出し、減算器43は、平均速度演算器51が算出
した平均速度値と、ピニオンギア駆動用のサーボモータ
202に設けられている2台の分周器9のうちの一方の
分周器からの帰還速度値との差分を算出する。そして、
比例型(P)制御器49は、減算器42が算出した差分を
増幅することによって補正値信号を発生し、比例型(P)
制御器50は、減算器43が算出した差分を増幅するこ
とによって補正値信号を発生する。
【0022】一方、減算器40は、コントローラ104
から与えられた速度指令値と、平均速度演算器51が算
出した平均速度値との差分(偏差)を算出する。そして、
比例・積分型(PI)制御器47は、予め設定された比例
ゲイン(P)および積分ゲイン(I)に応じて、減算器40
が算出した偏差を増幅することによって、平均トルク指
令を発生する。
【0023】そして、加算器44は、比例・積分型(P・
I)制御器47から与えられた平均トルク指令値に、比
例型(P)制御器48から与えられた補正値を加算し、こ
の加算値を、トルク指令として、前輪駆動用のサーボモ
ータ103aのドライバ2に与える。同様に、加算器4
5は、比例・積分型(P・I)制御器47から与えられた平
均トルク指令値に、比例型(P)制御器49から与えられ
た補正値を加算し、この加算値を、トルク指令として、
後輪駆動用のサーボモータ103bのドライバ3に与え
る。また、加算器46は、比例・積分型(P・I)制御器4
7から与えられた平均トルク指令値に、比例型(P)制御
器50から与えられた補正値を加算し、この加算値を、
トルク指令として、ピニオンギア駆動用のサーボモータ
202のドライバ4に与える。なお、各ドライバ2,3,
4と加算器44,45,46との間に、それぞれ、トルク
指令値を所定の範囲に制限するトルクリミッタを設けれ
ば、各ドライバ2,3,4に与えられるトルク指令値の過
度の変動を抑制することができる。
【0024】本バッテリー式電気機関車100が急勾配
路を走行する際には、トルク制御ボックス1が、このよ
うにして前後の走行車輪駆動用のサーボモータ103
a,103bおよびピニオンギア駆動用のサーボモータ
202のトルク制御を行うため、サーボモータ間のトル
クや速度のアンバランスが抑制され、急勾配路における
走行安定性が向上する。また、全てのサーボモータ10
3a,103b,202の駆動力が効率的に活用されるた
め、バッテリー式電気機関車100の牽引性能が向上す
る。より具体的に説明すると、例えば加速中に前輪10
1aが空転しはじめた場合には、前輪駆動用のサーボモ
ータ103aの速度の増大に伴い平均速度が増大し、偏
差が負となるため、平均トルク指令が下がるが、この平
均トルク指令値に正の補正量が加えられたものが、後輪
駆動用のサーボモータ103bのドライバ3に与えられ
るトルク指令値となる一方で、この平均トルク指令値に
負の補正量が加えられたものが、前輪駆動用のサーボモ
ータ103aのドライバ2に与えられるトルク指令値と
なる。すなわち、空転していない後輪駆動用のサーボモ
ータ103bのドライバ3に与えられるトルク指令値が
さほど変化しない一方で、前輪駆動用のサーボモータ1
03aのドライバ2に与えられるトルク指令が減少し、
走行レールと前輪との粘着状態がすみやかに回復する。
減速中に前輪101aがロックした場合も同様である。
【0025】もちろん、本バッテリー式電気機関車10
0が平坦路(ゆるやかな勾配路を含む)を走行する際に
は、トルク制御ボックス1が、前後の走行車輪駆動用の
サーボモータ103a,103bのトルク制御が行うた
め、平坦路における走行安定性および牽引性能が確保さ
れることは言うまでもない。なお、ピニオンギア駆動用
のサーボモータ202が駆動されない平坦路走行時にお
ける制御系は、図5の制御系から、ピニオンギア駆動用
のサーボモータ202に関連する部分を除いたものと同
様である(図6参照)。
【0026】そして、トルク制御ボックス1は、図5に
示すように、4台の分周器(2台は不図示)、平均速度演
算器51、複数の減算器40,41,42,43、複数の
加算器44,45,46、比例・積分型(PI)制御器4
7、複数の比例型(P)制御器48,49,50を有してい
る。
【0027】なお、本実施の形態においては、ピニオン
ギア駆動用のサーボモータ202に設けられているエン
コーダ8のからの帰還速度信号だけを2つに分岐するこ
とによって、ピニオンギア駆動用のサーボモータ202
を、擬似的に2台のサーボモータとして扱っているが、
必ずしも、このようにする必要はない。例えば、図8に
示すように、前後の走行車輪駆動用のサーボモータ10
3a,103bに設けられている各エンコーダ6,7から
の帰還速度信号と同様に、ピニオンギア駆動用のサーボ
モータ202に設けられているエンコーダ8からの帰還
速度信号も分岐せずにそのまま1台の分周器9に入力
し、その分周器9からの出力信号を2つに分岐させて、
平均速度演算器51に与えるようにしても構わない。
【0028】さて、以上においては、2軸(4輪)のバッ
テリー式電気機関車を例に挙げて、本発明の一実施の形
態を説明したが、電気系統も連結する連結器を用いて複
数台のバッテリー式電気機関車を連結した列車、すなわ
ち、4軸、最大6軸のサーボモータのトルク制御に、本
発明を適用しても同様な効果を得ることができる。その
一例として、図7に、4軸制御系のブロック図を示す。
このような4軸制御系によれば、少なくとも1台のバッ
テリー式電気機関車に設けられているトルク制御ボック
スが4つのサーボモータについてそれぞれトルク制御を
行うため、4つのサーボモータ間相互のトルクおよび速
度のアンバランスが抑制され、列車全体の走行安定性お
よび駆動力が向上する。また、各バッテリー式電気機関
車の走行車輪として、図3に示したような走行車輪(高
粘着性の踏面形成部材が装着された走行車輪)を用いた
場合には、列車全体の走行安定性および駆動力のさらな
る向上が期待できる。なお、図7には、サーボモータに
対するトルク指令を発生するPI型制御器を複数設けた
4軸制御系を示しているが、4軸制御系、6軸制御系の
構成として、図6に示したような構成(1台のPI型制
御器が発生した平均トルク指令から、各サーボモータに
対するトルク指令をそれぞれ算出する構成)を採用して
も構わない。
【0029】なお、以上説明した駆動系は、バッテリー
式電気機関車に限らず、他の電気車に適用可能であるこ
とは言うまでもない。
【0030】
【発明の効果】本発明によれば、複数のサーボモータを
搭載した電気車の走行安定性および牽引性能を向上させ
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態に係るバッテリー式電気
機関車の外観図である。
【図2】図1のA−A断面図である。
【図3】(a)は、本発明の実施の一形態に係るバッテリ
ー式電気機関車の走行車輪の要部切欠き図であり、(b)
は、その部分正面図である。
【図4】本発明の実施の一形態に係るバッテリー式電気
機関車の3軸制御系のブロック図である。
【図5】本発明の実施の一形態に係るバッテリー式電気
機関車の制御系の詳細なブロック図である。
【図6】本発明の実施の一形態に係るバッテリー式電気
機関車の制御系の詳細なブロック図である。
【図7】本発明の実施の一形態に係る列車の4軸制御系
のブロック図である。
【図8】本発明の実施の一形態に係るバッテリー式電気
機関車の3軸制御系のブロック図である。
【符号の説明】
1…トルク制御ボックス 2,3,4…ドライバ 6,7,8…エンコーダ 9…分周器 40,41,42,43,44,45,46…減算器 47…比例・積分型(P・I)制御器 48,49,50…比例型(P)制御器 51…平均値演算器 100…バッテリー式電気機関車 101a…走行車輪(前輪) 101b…走行車輪(後輪) 102…ピニオンギア 103a…前輪駆動用のサーボモータ 103b…後輪駆動用のサーボモータ 105a…平底型の走行レール 105b…ラックレール 200a,200b…電磁ブレーキ付き減速機 201…電磁ブレーキ付き減速機 202…ピニオンギア駆動用のサーボモータ 203a,203b…油圧式ディスクブレーキ 204…油圧式ディスクブレーキ 104…コントローラ 106…バッテリー 107…計器類 108…CCDカメラ 109…モニタ 110…前照灯 111…回転灯 112…連結器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5H115 BA02 BA04 BA11 BB01 BC06 CA01 EE05 FA06 FA22 FA23 FB08 FC02 JA02 KC07 KD01

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の走行車輪と、前記各走行車輪を駆動
    する複数のサーボモータと、与えられたトルク指令にし
    たがって前記各サーボモータを制御する複数のドライバ
    とを備えた電気車であって、 前記各サーボモータ毎にそれぞれ設けられ、当該サーボ
    モータの速度を検出する複数の速度検出手段と、 与えられた目標速度と前記各速度検出手段がそれぞれ検
    出した速度とに基づいて、前記各ドライバに与えるトル
    ク指令をそれぞれ算出するトルク制御手段とを備えるこ
    とを特徴とする電気車。
  2. 【請求項2】請求項1記載の電気車であって、 さらに、 ピニオンギアと、 前記ピニオンギアを駆動するサーボモータと、 前記ピニオンギアを駆動するサーボモータの速度を検出
    する速度検出手段と、 前記ピニオンギアを駆動するサーボモータを、与えられ
    たトルク指令にしたがって制御するドライバとを備え、 前記トルク制御手段は、 前記目標速度と、前記各走行車輪を駆動するサーボモー
    タにそれぞれ設けられた速度検出手段が検出した速度
    と、前記ピニオンギアを駆動するサーボモータに設けら
    れた速度検出手段が検出した速度とに基づいて、前記各
    走行車輪を駆動するサーボモータのドライバにそれぞれ
    与えるトルク指令と、前記ピニオンギアを駆動するサー
    ボモータのドライバに与えるトルク指令とをそれぞれ算
    出することを特徴とする電気車。
  3. 【請求項3】請求項1または2記載の電気車であって、 前記トルク制御手段は、 前記各速度検出手段が検出した速度の平均速度を算出す
    る手段と、 前記平均速度と前記目標速度との偏差に基づいて、平均
    トルク指令値を算出する手段と、 前記各サーボモータ毎に、それぞれ、当該サーボモータ
    の速度検出手段が検出した速度と前記平均速度との差分
    に応じて前記平均トルク指令値を補正し、当該補正後の
    平均トルク指令を、当該サーボモータのドライバにトル
    ク指令として与える手段とを備えることを特徴とする電
    気車。
  4. 【請求項4】請求項1、2および3のうちのいずれか1
    項記載の電気車であって、 前記各走行車輪の外周には、それぞれ、走行レールの形
    成材料に対して高粘着材料で形成された踏面形成部材が
    装着されていることを特徴とする電気車。
  5. 【請求項5】複数台の電気車が連結された列車であっ
    て、 前記複数台の電気車のそれぞれは、 走行レールの形成材料に対して高粘着材料で形成された
    踏面形成部材が装着された複数の走行車輪と、 前記各走行車輪を駆動する複数のサーボモータと、 前記各サーボモータを制御する複数のドライバと、 前記各サーボモータ毎にそれぞれ設けられ、当該サーボ
    モータの速度を検出する複数の速度検出手段とを備え、 前記複数の電気車のうちの少なくとも1台は、 与えられた目標速度と前記複数の電気車の各速度検出手
    段が検出した速度とに基づいて、前記複数の電気車の各
    サーボモータのドライバに与えるトルク指令をそえぞれ
    算出するトルク制御手段を備えることを特徴とする列
    車。
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