JP2000050403A - ハイブリッド電気自動車用電源装置 - Google Patents
ハイブリッド電気自動車用電源装置Info
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- JP2000050403A JP2000050403A JP10219356A JP21935698A JP2000050403A JP 2000050403 A JP2000050403 A JP 2000050403A JP 10219356 A JP10219356 A JP 10219356A JP 21935698 A JP21935698 A JP 21935698A JP 2000050403 A JP2000050403 A JP 2000050403A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】回路の小型軽量化を図りつつ、安全性に優れ、
かつ、補機蓄電手段側から主蓄電手段への逆送電が可能
なハイブリッド電気自動車用電源装置を提供すること。 【解決手段】ハイブリッド電気自動車の主蓄電手段1は
DC/DCコンバータ(5、6、7)を通じて補機蓄電
手段21、22を充電する。特に、本構成では、主蓄電
手段1の充電用の昇圧回路10、11、16としてトラ
ンス非内蔵型の軽量な昇圧回路を用い、主蓄電手段1の
充電時に補機蓄電手段22の低位端をスイッチ12〜1
5からなる低位端接地開放手段で非接地とするので、主
蓄電手段1の充電時に誤って主蓄電手段1の高位端又は
それに接続される高圧電気系統に触れることがあって
も、この主蓄電手段1の高位端の対地インピーダンスが
極めて大きいので感電障害が生じることがない。
かつ、補機蓄電手段側から主蓄電手段への逆送電が可能
なハイブリッド電気自動車用電源装置を提供すること。 【解決手段】ハイブリッド電気自動車の主蓄電手段1は
DC/DCコンバータ(5、6、7)を通じて補機蓄電
手段21、22を充電する。特に、本構成では、主蓄電
手段1の充電用の昇圧回路10、11、16としてトラ
ンス非内蔵型の軽量な昇圧回路を用い、主蓄電手段1の
充電時に補機蓄電手段22の低位端をスイッチ12〜1
5からなる低位端接地開放手段で非接地とするので、主
蓄電手段1の充電時に誤って主蓄電手段1の高位端又は
それに接続される高圧電気系統に触れることがあって
も、この主蓄電手段1の高位端の対地インピーダンスが
極めて大きいので感電障害が生じることがない。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ハイブリッド電気
自動車用電源装置に関する。
自動車用電源装置に関する。
【0002】
【従来の技術】内燃機関により駆動される発電機から主
蓄電手段や走行モータへ給電する従来のハイブリッド電
気自動車では、主蓄電手段から給電されるエンジン始動
用モータにより内燃機関が始動される。尚、この始動用
のモータとしては上記発電機などを用いることができ
る。
蓄電手段や走行モータへ給電する従来のハイブリッド電
気自動車では、主蓄電手段から給電されるエンジン始動
用モータにより内燃機関が始動される。尚、この始動用
のモータとしては上記発電機などを用いることができ
る。
【0003】特開昭62−173901号公報は、電気
自動車の走行モータ給電用の主蓄電手段から補機給電用
のDC/DCコンバータを介して補機駆動用の補機蓄電
手段に給電する電気自動車を提案している。この種の電
気自動車では、通常、低電圧(たとえば12V)で給電
される補機に比較して走行モータなど高電圧機器に対し
て格段に高電圧(たとえば300V)で給電できるの
で、高電圧機器の損失低減や小形軽量化などの効果を実
現でき、一方、補機へは電圧変動が少ない電源電圧を供
給できるという利益が生じる。
自動車の走行モータ給電用の主蓄電手段から補機給電用
のDC/DCコンバータを介して補機駆動用の補機蓄電
手段に給電する電気自動車を提案している。この種の電
気自動車では、通常、低電圧(たとえば12V)で給電
される補機に比較して走行モータなど高電圧機器に対し
て格段に高電圧(たとえば300V)で給電できるの
で、高電圧機器の損失低減や小形軽量化などの効果を実
現でき、一方、補機へは電圧変動が少ない電源電圧を供
給できるという利益が生じる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
たハイブリッド電気自動車は、エンジンを搭載しない純
電気自動車などに比べて主蓄電手段が小容量であるので
残容量の変動や長期放置時などによりエンジン始動がで
きない場合が考えられる。この場合、上記補機蓄電手段
及び補機給電用のDC/DCコンバータをもつハイブリ
ッド電気自動車では、主蓄電手段の残量不足時でも補機
蓄電手段側からエンジン始動用モータへ給電することに
よりエンジンを始動することが考えられる。
たハイブリッド電気自動車は、エンジンを搭載しない純
電気自動車などに比べて主蓄電手段が小容量であるので
残容量の変動や長期放置時などによりエンジン始動がで
きない場合が考えられる。この場合、上記補機蓄電手段
及び補機給電用のDC/DCコンバータをもつハイブリ
ッド電気自動車では、主蓄電手段の残量不足時でも補機
蓄電手段側からエンジン始動用モータへ給電することに
よりエンジンを始動することが考えられる。
【0005】すなわち、補機蓄電手段は各種補機への給
電のための常時ある電圧レベルの電力が貯えられてお
り、主蓄電手段でエンジンを始動できないような緊急事
態が生じた場合には補機への安定電圧の給電に優先して
まずエンジンを始動させることが重要であり、エンジン
さえ始動できればその後の補機蓄電手段の再充電は速や
かに実現できる筈である。
電のための常時ある電圧レベルの電力が貯えられてお
り、主蓄電手段でエンジンを始動できないような緊急事
態が生じた場合には補機への安定電圧の給電に優先して
まずエンジンを始動させることが重要であり、エンジン
さえ始動できればその後の補機蓄電手段の再充電は速や
かに実現できる筈である。
【0006】このような補機蓄電手段による主蓄電手段
の充電には、上記補機給電用のDC/DCコンバータを
双方向性として逆送電することが回路構成の簡素化の点
で有利である。しかし、主蓄電手段や補機蓄電手段の少
なくとも一方を電池で構成する場合、電池を充電する場
合には、規定の放電電圧値よりも相当過大な充電電圧で
充電される必要があり、主蓄電手段や補機蓄電手段の少
なくとも一方をコンデンサ(特に大容量の電気二重層コ
ンデンサ)で構成する場合にも、コンデンサは放電によ
り顕著に端子電圧が低下するので十分な放電電力を得る
ためには、規定の放電電圧値よりも相当過大な充電電圧
で充電される必要がある。その結果、DC/DCコンバ
−タの補機蓄電手段充電時における直流電圧降圧比の逆
数よりも主蓄電手段充電時における直流電圧昇圧比をか
なり高く設定せねばならないという問題が派生する。
の充電には、上記補機給電用のDC/DCコンバータを
双方向性として逆送電することが回路構成の簡素化の点
で有利である。しかし、主蓄電手段や補機蓄電手段の少
なくとも一方を電池で構成する場合、電池を充電する場
合には、規定の放電電圧値よりも相当過大な充電電圧で
充電される必要があり、主蓄電手段や補機蓄電手段の少
なくとも一方をコンデンサ(特に大容量の電気二重層コ
ンデンサ)で構成する場合にも、コンデンサは放電によ
り顕著に端子電圧が低下するので十分な放電電力を得る
ためには、規定の放電電圧値よりも相当過大な充電電圧
で充電される必要がある。その結果、DC/DCコンバ
−タの補機蓄電手段充電時における直流電圧降圧比の逆
数よりも主蓄電手段充電時における直流電圧昇圧比をか
なり高く設定せねばならないという問題が派生する。
【0007】これに対し、補機給電用のDC/DCコン
バ−タ(降圧回路)とは別個に、主蓄電手段と補機蓄電
手段との間に上記降圧回路の降圧比とは独立に設定した
昇圧比をもつ昇圧回路を設ければ、上記電圧変換比の差
に伴う問題は解決される筈である。ところが、このよう
な降圧回路と昇圧回路とを独立に設ける場合、回路構成
がどうしても複雑化するという問題を派生する。特にト
ランスは重量および体格の点で大きな負担となる。
バ−タ(降圧回路)とは別個に、主蓄電手段と補機蓄電
手段との間に上記降圧回路の降圧比とは独立に設定した
昇圧比をもつ昇圧回路を設ければ、上記電圧変換比の差
に伴う問題は解決される筈である。ところが、このよう
な降圧回路と昇圧回路とを独立に設ける場合、回路構成
がどうしても複雑化するという問題を派生する。特にト
ランスは重量および体格の点で大きな負担となる。
【0008】そこで、昇圧回路を昇圧トランスをもたな
い構成とすることも考えられるが、この場合、補機蓄電
手段の低位端が通常は車体に接地されるので、主蓄電手
段の高位端およびそれにつながる電気系統が小さい接地
インピーダンスで高い対地電圧をもつこととなり、感電
障害を低減する工夫を更に施す必要性が生じる。本発明
は上記問題点に鑑みなされたものであり、回路の小型軽
量化を図りつつ、安全性に優れ、かつ、補機蓄電手段側
から主蓄電手段への逆送電が可能なハイブリッド電気自
動車用電源装置を提供することをその目的としている。
い構成とすることも考えられるが、この場合、補機蓄電
手段の低位端が通常は車体に接地されるので、主蓄電手
段の高位端およびそれにつながる電気系統が小さい接地
インピーダンスで高い対地電圧をもつこととなり、感電
障害を低減する工夫を更に施す必要性が生じる。本発明
は上記問題点に鑑みなされたものであり、回路の小型軽
量化を図りつつ、安全性に優れ、かつ、補機蓄電手段側
から主蓄電手段への逆送電が可能なハイブリッド電気自
動車用電源装置を提供することをその目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の構成によ
れば、ハイブリッド電気自動車の主蓄電手段はDC/D
Cコンバータを通じて補機蓄電手段を充電する。特に、
本構成では、主蓄電手段の充電用の昇圧回路をトランス
非内蔵型の軽量な昇圧回路を用い、主蓄電手段充電時に
補機蓄電手段の低位端をスイッチなどの低位端接地開放
手段で非接地とするので、主蓄電手段充電時に誤って主
蓄電手段の高位端又はそれに接続される高圧電気系統に
触れることがあっても、この主蓄電手段の高位端の対地
インピーダンスが極めて大きいので感電障害が生じるこ
とがなく、安全性に優れるという効果を奏することがで
きる。
れば、ハイブリッド電気自動車の主蓄電手段はDC/D
Cコンバータを通じて補機蓄電手段を充電する。特に、
本構成では、主蓄電手段の充電用の昇圧回路をトランス
非内蔵型の軽量な昇圧回路を用い、主蓄電手段充電時に
補機蓄電手段の低位端をスイッチなどの低位端接地開放
手段で非接地とするので、主蓄電手段充電時に誤って主
蓄電手段の高位端又はそれに接続される高圧電気系統に
触れることがあっても、この主蓄電手段の高位端の対地
インピーダンスが極めて大きいので感電障害が生じるこ
とがなく、安全性に優れるという効果を奏することがで
きる。
【0010】請求項2記載の構成によれば請求項1記載
の構成において更に、 補機蓄電手段を、低位端が常時
接地される常時接地蓄電手段と、低位端接地開放手段を
なす一対のスイッチ手段を通じて両端が常時接地蓄電手
段に個別に接続される接地解除可能蓄電手段とで構成
し、主蓄電手段充電時にスイッチ手段の開放により常時
接地蓄電手段から接地解除可能蓄電手段を電気絶縁する
ので、確実に請求項1記載の構成を実現できる他、主蓄
電手段充電時中でも、補機蓄電手段から補機や制御装置
に給電できるという利点がある。
の構成において更に、 補機蓄電手段を、低位端が常時
接地される常時接地蓄電手段と、低位端接地開放手段を
なす一対のスイッチ手段を通じて両端が常時接地蓄電手
段に個別に接続される接地解除可能蓄電手段とで構成
し、主蓄電手段充電時にスイッチ手段の開放により常時
接地蓄電手段から接地解除可能蓄電手段を電気絶縁する
ので、確実に請求項1記載の構成を実現できる他、主蓄
電手段充電時中でも、補機蓄電手段から補機や制御装置
に給電できるという利点がある。
【0011】また、接地解除可能蓄電手段は通常は十分
に容量を確保した状態で常時接地蓄電手段から分離して
おくことも可能であり、この場合には常時接地蓄電手段
が放電した場合でもエンジン始動が可能となる。ただ
し、この場合には、常時接地蓄電手段の容量低下時に接
地解除可能蓄電手段から適宜常時接地蓄電手段に送電し
たり、またはその逆送電を行うことができる。
に容量を確保した状態で常時接地蓄電手段から分離して
おくことも可能であり、この場合には常時接地蓄電手段
が放電した場合でもエンジン始動が可能となる。ただ
し、この場合には、常時接地蓄電手段の容量低下時に接
地解除可能蓄電手段から適宜常時接地蓄電手段に送電し
たり、またはその逆送電を行うことができる。
【0012】更に、常時接地蓄電手段を二次電池、接地
解除可能蓄電手段を電気二重層コンデンサとする場合に
は、通常は接地解除可能蓄電手段を常時接地蓄電手段か
ら分離しておいてその漏洩電流による損失を回避し、主
蓄電手段充電時にのみ、まず常時接地蓄電手段から接地
解除可能蓄電手段に必要な電力を充電し、その後、接地
解除可能蓄電手段を常時接地蓄電手段から分離し、その
後、接地解除可能蓄電手段で主蓄電手段を充電すること
が最も好適である。
解除可能蓄電手段を電気二重層コンデンサとする場合に
は、通常は接地解除可能蓄電手段を常時接地蓄電手段か
ら分離しておいてその漏洩電流による損失を回避し、主
蓄電手段充電時にのみ、まず常時接地蓄電手段から接地
解除可能蓄電手段に必要な電力を充電し、その後、接地
解除可能蓄電手段を常時接地蓄電手段から分離し、その
後、接地解除可能蓄電手段で主蓄電手段を充電すること
が最も好適である。
【0013】なお、本構成によれば2つの低圧蓄電手段
を必要とするので、装置構造が増大するように考えられ
るが、そうではなく、これら両方の低圧蓄電手段の容量
により補機蓄電手段の最大定格容量とすることができ
る。請求項3記載の構成によれば請求項1記載のハイブ
リッド電気自動車用電源装置において更に、補機蓄電手
段を、低位端が常時接地される常時接地蓄電手段と、低
位端接地開放手段をなすスイッチ手段を通じて一端が常
時接地蓄電手段に接続される接地解除可能蓄電手段とで
構成し、接地解除可能蓄電手段は常時接地蓄電手段とは
別の手段を通じて主蓄電手段から充電手段を充電する。
を必要とするので、装置構造が増大するように考えられ
るが、そうではなく、これら両方の低圧蓄電手段の容量
により補機蓄電手段の最大定格容量とすることができ
る。請求項3記載の構成によれば請求項1記載のハイブ
リッド電気自動車用電源装置において更に、補機蓄電手
段を、低位端が常時接地される常時接地蓄電手段と、低
位端接地開放手段をなすスイッチ手段を通じて一端が常
時接地蓄電手段に接続される接地解除可能蓄電手段とで
構成し、接地解除可能蓄電手段は常時接地蓄電手段とは
別の手段を通じて主蓄電手段から充電手段を充電する。
【0014】このようにすれば、低位端接地開放手段を
なすスイッチ手段を請求項2の構成よりも減らすことが
できる。請求項4記載の構成によれば請求項1記載のハ
イブリッド電気自動車用電源装置において更に、低位端
接地開放手段は、補機蓄電手段の低位端と接地端との間
に介設されるので、補機蓄電手段を複数設けなくてもよ
いという利点が生じる。
なすスイッチ手段を請求項2の構成よりも減らすことが
できる。請求項4記載の構成によれば請求項1記載のハ
イブリッド電気自動車用電源装置において更に、低位端
接地開放手段は、補機蓄電手段の低位端と接地端との間
に介設されるので、補機蓄電手段を複数設けなくてもよ
いという利点が生じる。
【0015】
【発明の実施の形態】本発明のハイブリッド電気自動車
では、主蓄電手段はエンジン始動用のモ−タに給電して
エンジンを始動させる。エンジン始動用のモ−タとして
は、エンジンにより駆動されて発電して主蓄電手段を充
電する発電機が一般に用いられる。この発電機として走
行モ−タを用いることもできる。
では、主蓄電手段はエンジン始動用のモ−タに給電して
エンジンを始動させる。エンジン始動用のモ−タとして
は、エンジンにより駆動されて発電して主蓄電手段を充
電する発電機が一般に用いられる。この発電機として走
行モ−タを用いることもできる。
【0016】主蓄電手段や補機蓄電手段としては、電池
又は電気二重層コンデンサを用いることができる。スイ
ッチ手段としては、手動スイッチの他、リレーや半導体
スイッチング素子を用いることもできる。本発明の好適
な実施態様を以下の実施例を参照して説明する。
又は電気二重層コンデンサを用いることができる。スイ
ッチ手段としては、手動スイッチの他、リレーや半導体
スイッチング素子を用いることもできる。本発明の好適
な実施態様を以下の実施例を参照して説明する。
【0017】
【実施例1】(構成)本発明のハイブリッド電気自動車
の電源装置の一実施例を図1を参照して説明する。この
電源装置は、主蓄電手段(主バッテリ)1、補機蓄電手
段(補機バッテリ)2、エンジン3、発電機(エンジン
始動用モータを兼ねる発電電動機)4、高圧回路5、ト
ランス6、低圧回路7、コントロ−ラ9、リアクトル1
0、スイッチング(チョッパ)回路11、リレー接点1
2〜15、ダイオード16を備えている。
の電源装置の一実施例を図1を参照して説明する。この
電源装置は、主蓄電手段(主バッテリ)1、補機蓄電手
段(補機バッテリ)2、エンジン3、発電機(エンジン
始動用モータを兼ねる発電電動機)4、高圧回路5、ト
ランス6、低圧回路7、コントロ−ラ9、リアクトル1
0、スイッチング(チョッパ)回路11、リレー接点1
2〜15、ダイオード16を備えている。
【0018】高圧回路5、トランス6及び低圧回路7は
本発明でいう降圧回路(DC/DCコンバ−タ)をな
し、スイッチング回路11、リアクトル10およびダイ
オード16は本発明でいう昇圧回路を構成している。リ
レー接点12、13は本発明でいう低位端接地開放手段
をなし、コントロ−ラ9は本発明でいう制御手段をな
す。
本発明でいう降圧回路(DC/DCコンバ−タ)をな
し、スイッチング回路11、リアクトル10およびダイ
オード16は本発明でいう昇圧回路を構成している。リ
レー接点12、13は本発明でいう低位端接地開放手段
をなし、コントロ−ラ9は本発明でいう制御手段をな
す。
【0019】補機蓄電手段2は、電池21、22からな
り、電池21は低位端が接地されて本発明でいう常時接
地蓄電手段をなし、電池22は両端がリレー接点12、
13を個別に通じて電池21と並列接続されて本発明で
いう接地解除可能蓄電手段をなす。主蓄電手段1は、た
とえば発電電動機からなる走行モ−タ4と電力授受可能
に接続されており、走行モ−タ4は、伝達トルク遮断可
能に車輪及びエンジン3に結合されている。これら走行
モ−タ4、エンジン3および車輪(図示せず)間の連結
方式には各種の方式があるが、本発明の要旨ではないの
で説明は省略する。
り、電池21は低位端が接地されて本発明でいう常時接
地蓄電手段をなし、電池22は両端がリレー接点12、
13を個別に通じて電池21と並列接続されて本発明で
いう接地解除可能蓄電手段をなす。主蓄電手段1は、た
とえば発電電動機からなる走行モ−タ4と電力授受可能
に接続されており、走行モ−タ4は、伝達トルク遮断可
能に車輪及びエンジン3に結合されている。これら走行
モ−タ4、エンジン3および車輪(図示せず)間の連結
方式には各種の方式があるが、本発明の要旨ではないの
で説明は省略する。
【0020】高圧回路5は、いわゆるブリッジ回路から
なり、それぞれNMOSトランジスタからなるハイサイ
ドスイッチ5a及びローサイドスイッチ5bを直列接続
してなる第1の相インバ−タ回路と、それぞれNMOS
トランジスタからなるハイサイドスイッチ5c及びロー
サイドスイッチ5dを直列接続してなる第2の相インバ
−タ回路と、各スイッチ5a〜5d個々に逆並列接続さ
れるダイオード5e〜5hとからなる。スイッチ5a、
5bの接続点はトランス6の大巻数の一次巻線6aの一
端に接続され、スイッチ5c、5dの接続点はトランス
6の一次巻線6aのの他端に接続されている。ハイサイ
ドスイッチ5a、5cの他端は主蓄電手段1の高位電源
端としてリアクトル12及びダイオード14を通じて主
蓄電手段1の高位端に接続され、ローサイドスイッチ5
b、5dの他端は主蓄電手段1の低位端に接続されてい
るトランス6は、互いに逆方向に巻装された一対の小巻
数の二次巻線6b、6cを有しており、両二次巻線6
b、6cの各一端は接続されて低圧回路7を通じて補機
蓄電手段2の低位端に接続され、両二次巻線6b、6c
の接続端はリアクトル10を通じて補機蓄電手段2の高
位端に接続されている。
なり、それぞれNMOSトランジスタからなるハイサイ
ドスイッチ5a及びローサイドスイッチ5bを直列接続
してなる第1の相インバ−タ回路と、それぞれNMOS
トランジスタからなるハイサイドスイッチ5c及びロー
サイドスイッチ5dを直列接続してなる第2の相インバ
−タ回路と、各スイッチ5a〜5d個々に逆並列接続さ
れるダイオード5e〜5hとからなる。スイッチ5a、
5bの接続点はトランス6の大巻数の一次巻線6aの一
端に接続され、スイッチ5c、5dの接続点はトランス
6の一次巻線6aのの他端に接続されている。ハイサイ
ドスイッチ5a、5cの他端は主蓄電手段1の高位電源
端としてリアクトル12及びダイオード14を通じて主
蓄電手段1の高位端に接続され、ローサイドスイッチ5
b、5dの他端は主蓄電手段1の低位端に接続されてい
るトランス6は、互いに逆方向に巻装された一対の小巻
数の二次巻線6b、6cを有しており、両二次巻線6
b、6cの各一端は接続されて低圧回路7を通じて補機
蓄電手段2の低位端に接続され、両二次巻線6b、6c
の接続端はリアクトル10を通じて補機蓄電手段2の高
位端に接続されている。
【0021】低圧回路7は、それぞれダイオード7a、
7bからなる整流回路からなる。コントロ−ラ9は、高
圧回路5のスイッチ5a〜5d及びスイッチング回路1
1及びリレー接点12〜15を開閉制御する。コントロ
−ラ9には、主蓄電手段1及び電池21の端子電圧と、
図示しない外部コントロ−ラから入力される補機蓄電手
段充電信号及び主蓄電手段充電信号とに基づいて、上記
各スイッチ5a〜5d、スイッチング回路11、リレー
接点12〜15を開閉制御する。
7bからなる整流回路からなる。コントロ−ラ9は、高
圧回路5のスイッチ5a〜5d及びスイッチング回路1
1及びリレー接点12〜15を開閉制御する。コントロ
−ラ9には、主蓄電手段1及び電池21の端子電圧と、
図示しない外部コントロ−ラから入力される補機蓄電手
段充電信号及び主蓄電手段充電信号とに基づいて、上記
各スイッチ5a〜5d、スイッチング回路11、リレー
接点12〜15を開閉制御する。
【0022】(動作)コントローラ9によりなされる上
記電源装置の動作を説明する。電源オンとともになされ
るリセット動作の後、図示しない車両制御用の外部コン
トロ−ラからの補機蓄電手段充電指令信号が存在するか
どうかを調べ、なければ補機蓄電手段2の端子電圧V2
が所定の最低しきい値VT2未満かどうかを調べ、V2
がVT2以上であれば補機蓄電手段充電不要と判定して
後述のS108へ進む。
記電源装置の動作を説明する。電源オンとともになされ
るリセット動作の後、図示しない車両制御用の外部コン
トロ−ラからの補機蓄電手段充電指令信号が存在するか
どうかを調べ、なければ補機蓄電手段2の端子電圧V2
が所定の最低しきい値VT2未満かどうかを調べ、V2
がVT2以上であれば補機蓄電手段充電不要と判定して
後述のS108へ進む。
【0023】一方、補機蓄電手段充電指令信号が存在す
るか、または、端子電圧V2が所定の最低しきい値VT
2未満であれば、DC/DCコンバ−タに後述する通常
送電すなわち主蓄電手段1から補機蓄電手段2への送電
を実施させ、その後、補機蓄電手段2の電圧V2が所定
のしきい値VT2’に達したかどうかを調べ達したらル
ーチンの最初にリタ−ンする。
るか、または、端子電圧V2が所定の最低しきい値VT
2未満であれば、DC/DCコンバ−タに後述する通常
送電すなわち主蓄電手段1から補機蓄電手段2への送電
を実施させ、その後、補機蓄電手段2の電圧V2が所定
のしきい値VT2’に達したかどうかを調べ達したらル
ーチンの最初にリタ−ンする。
【0024】S108では、図示しない上記車両制御用
の外部コントロ−ラからのエンジン始動が指令されてい
るかどうかを調べ、指令されていれば主蓄電手段1の端
子電圧V1が所定の最低しきい値VT1未満かどうかを
調べ、V1がVT1以上であれば、主蓄電手段はエンジ
ン始動可能と判定してルーチンの最初にリタ−ンする。
の外部コントロ−ラからのエンジン始動が指令されてい
るかどうかを調べ、指令されていれば主蓄電手段1の端
子電圧V1が所定の最低しきい値VT1未満かどうかを
調べ、V1がVT1以上であれば、主蓄電手段はエンジ
ン始動可能と判定してルーチンの最初にリタ−ンする。
【0025】一方、エンジン始動指令が存在するにもか
かわらず端子電圧V1が所定の最低しきい値VT1未満
であれば、DC/DCコンバ−タ3に後述する逆送電指
令すなわち補機蓄電手段2から主蓄電手段1への送電を
実施させ、その後、主蓄電手段1の電圧V1が所定のし
きい値VT1’に達したかどうかを調べ、達したらルー
チンの最初にリタ−ンする。
かわらず端子電圧V1が所定の最低しきい値VT1未満
であれば、DC/DCコンバ−タ3に後述する逆送電指
令すなわち補機蓄電手段2から主蓄電手段1への送電を
実施させ、その後、主蓄電手段1の電圧V1が所定のし
きい値VT1’に達したかどうかを調べ、達したらルー
チンの最初にリタ−ンする。
【0026】なお、S108において、エンジン始動指
令の代わりにマニュアルスイッチによる強制主蓄電手段
充電指令の有無を判定してもよい。 (通常送電)以下、上記通常送電について説明する。こ
の通常送電では、リレー接点12、13を導通し、リレ
ー接点14、15を開放するのが通常であるが、上述し
たように全て開放してもよく、全て導通させてもよい。
あるいはリレー接点12、13だけを導通させてリレー
接点14、15だけを開放してもよい。ただし、後述す
る逆送電時以外においてリレー接点14、15を開放す
れば、たとえばダイオード16の故障などが生じても、
電池22は保護されることができる。なお、この通常送
電時にリレー接点14、15を開放する場合、少なくと
も主蓄電手段1の充電の直前には電池22は充電されて
いる必要があり、このため、この直前において、また
は、電池22の電圧が低下した場合にリレー接点12、
13を導通させる必要がある。そして、高圧回路5をイ
ンバ−タ動作をさせるために、スイッチ5a、5dを導
通させ、スイッチ5b、5cを遮断するモ−ドと、スイ
ッチ5a、5dを遮断し、スイッチ5b、5cを導通さ
せるモ−ドとを一定周期で交互に繰り返す。補機バッテ
リ2の電圧V2をモニタして、その大きさすなわち補機
バッテリ2の残量に応じてこれらスイッチ5a〜5dの
デュ−ティ比を制御してもよい。
令の代わりにマニュアルスイッチによる強制主蓄電手段
充電指令の有無を判定してもよい。 (通常送電)以下、上記通常送電について説明する。こ
の通常送電では、リレー接点12、13を導通し、リレ
ー接点14、15を開放するのが通常であるが、上述し
たように全て開放してもよく、全て導通させてもよい。
あるいはリレー接点12、13だけを導通させてリレー
接点14、15だけを開放してもよい。ただし、後述す
る逆送電時以外においてリレー接点14、15を開放す
れば、たとえばダイオード16の故障などが生じても、
電池22は保護されることができる。なお、この通常送
電時にリレー接点14、15を開放する場合、少なくと
も主蓄電手段1の充電の直前には電池22は充電されて
いる必要があり、このため、この直前において、また
は、電池22の電圧が低下した場合にリレー接点12、
13を導通させる必要がある。そして、高圧回路5をイ
ンバ−タ動作をさせるために、スイッチ5a、5dを導
通させ、スイッチ5b、5cを遮断するモ−ドと、スイ
ッチ5a、5dを遮断し、スイッチ5b、5cを導通さ
せるモ−ドとを一定周期で交互に繰り返す。補機バッテ
リ2の電圧V2をモニタして、その大きさすなわち補機
バッテリ2の残量に応じてこれらスイッチ5a〜5dの
デュ−ティ比を制御してもよい。
【0027】二次巻線6b、6cは逆向きに巻装されて
いるので、それらの出力端は、補機バッテリ2の低位端
を0Vとした場合に交互に正電位と負電位とになる。二
次巻線6b、6cの出力端が補機バッテリ2の高位端よ
り正電位となると、ダイオ−ド7a、7b及びリアクト
ル10を通じて補機バッテリ2が充電される。これによ
り、補機バッテリ2は、リアクトル10からなる平滑回
路を通じてリップル除去された直流電流により充電され
る。 (逆送電)以下、上記逆送電について説明する。
いるので、それらの出力端は、補機バッテリ2の低位端
を0Vとした場合に交互に正電位と負電位とになる。二
次巻線6b、6cの出力端が補機バッテリ2の高位端よ
り正電位となると、ダイオ−ド7a、7b及びリアクト
ル10を通じて補機バッテリ2が充電される。これによ
り、補機バッテリ2は、リアクトル10からなる平滑回
路を通じてリップル除去された直流電流により充電され
る。 (逆送電)以下、上記逆送電について説明する。
【0028】この逆送電の間中、リレー接点12〜15
は導通され、リレー接点14、15は導通される。な
お、この逆送電開始時には電池22には主蓄電手段1へ
の送電に十分な電力量が蓄電されているものとする。ス
イッチング素子5a〜5dは遮断される。そして、スイ
ッチング回路11を一定周期で断続させ、これによりリ
アクトル10の磁気エネルギの放出、蓄積に伴う高電圧
がダイオード16を通じて主バッテリ1に印加され、を
充電する。
は導通され、リレー接点14、15は導通される。な
お、この逆送電開始時には電池22には主蓄電手段1へ
の送電に十分な電力量が蓄電されているものとする。ス
イッチング素子5a〜5dは遮断される。そして、スイ
ッチング回路11を一定周期で断続させ、これによりリ
アクトル10の磁気エネルギの放出、蓄積に伴う高電圧
がダイオード16を通じて主バッテリ1に印加され、を
充電する。
【0029】この実施例によれば、少なくとも逆送電中
はリレー接点12、13が開放されるので、主バッテリ
1の高位端の対地インピーダンスを高く保持することが
でき、感電事故を防止することができる。更に、主バッ
テリ1にエンジン始動に必要な電力が充電された時点で
逆充電を停止するので、補機バッテリ2の無用の消耗を
防止することができる。
はリレー接点12、13が開放されるので、主バッテリ
1の高位端の対地インピーダンスを高く保持することが
でき、感電事故を防止することができる。更に、主バッ
テリ1にエンジン始動に必要な電力が充電された時点で
逆充電を停止するので、補機バッテリ2の無用の消耗を
防止することができる。
【0030】
【実施例2】本発明のハイブリッド電気自動車の電源装
置の他の実施例を図2を参照して説明する。この電源装
置は、図1に示す実施例1の装置において、低圧回路7
に、アノードがそれぞれ二次巻線6b、6cの一端に個
別に接続される一対のダイオード7c、7dを追加し、
このダイオード7c、7dのカソードをリレー接点12
を介してリアクトル10に接続したものである。
置の他の実施例を図2を参照して説明する。この電源装
置は、図1に示す実施例1の装置において、低圧回路7
に、アノードがそれぞれ二次巻線6b、6cの一端に個
別に接続される一対のダイオード7c、7dを追加し、
このダイオード7c、7dのカソードをリレー接点12
を介してリアクトル10に接続したものである。
【0031】この電源装置の通常送電動作は実施例1の
それと同じであるので、逆送電動作のみを以下に説明す
る。このリレー接点12は、他のリレー接点13〜15
とは独立動作可能となっており、少なくとも主バッテリ
1により電池22を充電する場合には導通させる。この
実施例においても、電池22による主バッテリ1の充電
時には電池22の低位端はリレー接点13の開放により
非接地となり、電池22の高位端はリレー接点12の開
放により遮断されるので、電池22は対地電位からフロ
ーティングとされ、実施例1と同様の作用効果を奏する
ことができる。
それと同じであるので、逆送電動作のみを以下に説明す
る。このリレー接点12は、他のリレー接点13〜15
とは独立動作可能となっており、少なくとも主バッテリ
1により電池22を充電する場合には導通させる。この
実施例においても、電池22による主バッテリ1の充電
時には電池22の低位端はリレー接点13の開放により
非接地となり、電池22の高位端はリレー接点12の開
放により遮断されるので、電池22は対地電位からフロ
ーティングとされ、実施例1と同様の作用効果を奏する
ことができる。
【0032】
【実施例3】本発明のハイブリッド電気自動車の電源装
置の他の実施例を図3を参照して説明する。この電源装
置は、図2に示す実施例2の装置において、リレー接点
12を省略したものである。
置の他の実施例を図3を参照して説明する。この電源装
置は、図2に示す実施例2の装置において、リレー接点
12を省略したものである。
【0033】この実施例においても、電池22による主
バッテリ1の充電時には電池22の低位端はリレー接点
13の開放により非接地となり、電池22の高位端はダ
イオード7c、7dにより接地端から遮断されるので、
電池22は対地電位からフローティングとされ、実施例
1と同様の作用効果を奏することができる。
バッテリ1の充電時には電池22の低位端はリレー接点
13の開放により非接地となり、電池22の高位端はダ
イオード7c、7dにより接地端から遮断されるので、
電池22は対地電位からフローティングとされ、実施例
1と同様の作用効果を奏することができる。
【0034】
【実施例4】本発明のハイブリッド電気自動車の電源装
置の他の実施例を図4を参照して説明する。この電源装
置は、図2に示す実施例2の装置において、電池21を
省略し、電池22を補機蓄電手段(補機バッテリ)をな
す電池2に代替したものである。ただし、この実施例に
おいても、補機バッテリ2の低位端はリレー接点13を
通じて接地されるものとする。また、この実施例におい
て、リレー接点13と15とは逆動作するように設けら
れる。このようにすれば通常送電時には、補機バッテリ
2の低位端がリレー接点13を通じて接地されるもの
の、リレー接点15は開放されるために、主バッテリ1
の端子電位が固定されることはない(低対地インピーダ
ンスで接地端に接続されることはない)。
置の他の実施例を図4を参照して説明する。この電源装
置は、図2に示す実施例2の装置において、電池21を
省略し、電池22を補機蓄電手段(補機バッテリ)をな
す電池2に代替したものである。ただし、この実施例に
おいても、補機バッテリ2の低位端はリレー接点13を
通じて接地されるものとする。また、この実施例におい
て、リレー接点13と15とは逆動作するように設けら
れる。このようにすれば通常送電時には、補機バッテリ
2の低位端がリレー接点13を通じて接地されるもの
の、リレー接点15は開放されるために、主バッテリ1
の端子電位が固定されることはない(低対地インピーダ
ンスで接地端に接続されることはない)。
【0035】このようにすれば、補機バッテリ2による
主バッテリ1の充電時には補機バッテリ2の低位端は非
接地となるので、補機バッテリ2は対地電位からフロー
ティングとされ、実施例1と同様の作用効果を奏するこ
とができる。
主バッテリ1の充電時には補機バッテリ2の低位端は非
接地となるので、補機バッテリ2は対地電位からフロー
ティングとされ、実施例1と同様の作用効果を奏するこ
とができる。
【0036】
【実施例5】本発明のハイブリッド電気自動車の電源装
置の他の実施例を図5を参照して説明する。この電源装
置は、主バッテリ1の低位端にのみリレー接点15を設
けたものである。
置の他の実施例を図5を参照して説明する。この電源装
置は、主バッテリ1の低位端にのみリレー接点15を設
けたものである。
【0037】このようにすれば、通常送電時には、リレ
ー接点15の開放により主バッテリ1の端子電位が固定
されることはない(低対地インピーダンスで接地端に接
続されることはない)。
ー接点15の開放により主バッテリ1の端子電位が固定
されることはない(低対地インピーダンスで接地端に接
続されることはない)。
【図1】実施例1のハイブリッド電気自動車の電源装置
を示す回路図である。
を示す回路図である。
【図2】実施例2のハイブリッド電気自動車の電源装置
を示す回路図である。
を示す回路図である。
【図3】実施例3のハイブリッド電気自動車の電源装置
を示す回路図である。
を示す回路図である。
【図4】実施例4のハイブリッド電気自動車の電源装置
を示す回路図である。
を示す回路図である。
【図5】実施例5のハイブリッド電気自動車の電源装置
を示す回路図である。
を示す回路図である。
1は主蓄電手段(主バッテリ)、2は補機蓄電手段(補
機バッテリ2)、3はエンジン、4は発電電動機(エン
ジン始動用モータ)、5は高圧回路(降圧回路)、6は
トランス(降圧回路)、7は低圧回路(降圧回路)、9
はコントローラ、10はリアクトル(昇圧回路)、11
はスイッチング回路(昇圧回路)、12〜15はリレー
接点(低位端接地開放手段)、16はダイオード(昇圧
回路)、21は電池(常時接地蓄電手段)、22は電池
(接地解除可能蓄電手段)
機バッテリ2)、3はエンジン、4は発電電動機(エン
ジン始動用モータ)、5は高圧回路(降圧回路)、6は
トランス(降圧回路)、7は低圧回路(降圧回路)、9
はコントローラ、10はリアクトル(昇圧回路)、11
はスイッチング回路(昇圧回路)、12〜15はリレー
接点(低位端接地開放手段)、16はダイオード(昇圧
回路)、21は電池(常時接地蓄電手段)、22は電池
(接地解除可能蓄電手段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3D035 AA00 BA01 5H111 BB02 BB06 CC01 CC02 CC16 CC24 DD02 DD11 FF02 FF03 FF14 GG10 5H730 AA15 AA17 AS00 AS04 AS05 AS13 AS17 BB14 BB27 BB57 BB81 DD04 DD16 EE03 XX03 XX11 XX41
Claims (4)
- 【請求項1】ハイブリッド電気自動車のエンジン始動用
モータに給電する主蓄電手段と、 低位端が接地される車載補機駆動用の補機蓄電手段と、 前記両蓄電手段の間に設けられて前記主蓄電手段の電力
により前記補機蓄電手段を充電するトランス内蔵の降圧
回路と、 前記降圧回路とは独立に前記両蓄電手段間に設けられて
前記補機蓄電手段の電力により前記主蓄電手段を充電す
るトランス非内蔵の昇圧回路と、 前記昇圧回路を通じての主蓄電手段充電時に前記補機蓄
電手段の低位端を非接地とする低位端接地開放手段と、 前記降圧回路、昇圧回路および低位端接地開放手段を開
閉制御する制御手段と、 を備えることを特徴とするハイブリッド電気自動車用電
源装置。 - 【請求項2】請求項1記載のハイブリッド電気自動車用
電源装置において、 前記補機蓄電手段は、 低位端が常時接地される常時接地蓄電手段と、 前記低位端接地開放手段をなす一対のスイッチ手段を通
じて両端が前記常時接地蓄電手段に個別に接続され、主
蓄電手段充電時に前記スイッチ手段の開放により前記常
時接地蓄電手段から分離される接地解除可能蓄電手段
と、 を備えることを特徴とするハイブリッド電気自動車用電
源装置。 - 【請求項3】請求項1記載のハイブリッド電気自動車用
電源装置において、 前記補機蓄電手段は、 低位端が常時接地される常時接地蓄電手段と、 前記低位端接地開放手段をなすスイッチ手段を通じて一
端が前記常時接地蓄電手段の一端に接続され、前記DC
/DCコンバ−タから前記常時接地蓄電手段とは別に充
電され、主蓄電手段充電時に前記スイッチ手段の開放に
より前記常時接地蓄電手段から分離される接地解除可能
蓄電手段と、 を備えることを特徴とするハイブリッド電気自動車用電
源装置。 - 【請求項4】請求項1記載のハイブリッド電気自動車用
電源装置において、 低位端接地開放手段は、前記補機蓄電手段の低位端と接
地端との間に介設されて、主蓄電手段充電時に開放され
るスイッチ手段からなることを特徴とするハイブリッド
電気自動車用電源装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10219356A JP2000050403A (ja) | 1998-08-03 | 1998-08-03 | ハイブリッド電気自動車用電源装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10219356A JP2000050403A (ja) | 1998-08-03 | 1998-08-03 | ハイブリッド電気自動車用電源装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000050403A true JP2000050403A (ja) | 2000-02-18 |
Family
ID=16734161
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10219356A Pending JP2000050403A (ja) | 1998-08-03 | 1998-08-03 | ハイブリッド電気自動車用電源装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000050403A (ja) |
Cited By (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2009104219A1 (ja) * | 2008-02-20 | 2009-08-27 | 有限会社ダルトン | 加熱溶断装置 |
WO2009128373A1 (ja) * | 2008-04-18 | 2009-10-22 | シャープ株式会社 | 双方向dc/dcコンバータおよびパワーコンディショナ |
KR101024307B1 (ko) | 2011-02-15 | 2011-03-29 | 이오에스 코포레이션 | 직류/직류 변환 컨버터 회로 |
CN102501754A (zh) * | 2011-11-10 | 2012-06-20 | 中国第一汽车股份有限公司 | 一种单电机深度混合动力系统 |
WO2014071598A1 (en) * | 2012-11-09 | 2014-05-15 | Abb Technology Ltd. | A step-up dc autotransformer for hvdc and a system thereof |
CN106100350A (zh) * | 2016-07-21 | 2016-11-09 | 湖南纽帕科技有限公司 | 一种电动汽车辅助电源 |
KR20170000408U (ko) * | 2015-07-20 | 2017-02-01 | 셔랫, 리처드 | Dc 에너지 전달 장치, 애플리케이션, 부품 및 방법 |
US9713993B2 (en) | 2014-07-22 | 2017-07-25 | Richard H. Sherrat And Susan B. Sherratt Trust Fund | DC energy transfer apparatus, applications, components, and methods |
CN115056662A (zh) * | 2022-06-23 | 2022-09-16 | 重庆长安新能源汽车科技有限公司 | 能兼容低电压直流充电桩的充电系统、控制方法及车辆 |
-
1998
- 1998-08-03 JP JP10219356A patent/JP2000050403A/ja active Pending
Cited By (13)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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US8705251B2 (en) | 2008-04-18 | 2014-04-22 | Sharp Kabushiki Kaisha | Bidirectional DC/DC converter and power conditioner |
KR101024307B1 (ko) | 2011-02-15 | 2011-03-29 | 이오에스 코포레이션 | 직류/직류 변환 컨버터 회로 |
CN102501754A (zh) * | 2011-11-10 | 2012-06-20 | 中国第一汽车股份有限公司 | 一种单电机深度混合动力系统 |
WO2014071598A1 (en) * | 2012-11-09 | 2014-05-15 | Abb Technology Ltd. | A step-up dc autotransformer for hvdc and a system thereof |
US9713993B2 (en) | 2014-07-22 | 2017-07-25 | Richard H. Sherrat And Susan B. Sherratt Trust Fund | DC energy transfer apparatus, applications, components, and methods |
US10814806B1 (en) | 2014-07-22 | 2020-10-27 | Richard H. Sherratt and Susan B. Sherratt Revocable Trust Fund | DC energy transfer apparatus, applications, components, and methods |
KR200486036Y1 (ko) * | 2015-07-20 | 2018-03-26 | 셔랫, 리처드 | Dc 에너지 전달 장치, 애플리케이션, 부품 및 방법 |
KR20170000408U (ko) * | 2015-07-20 | 2017-02-01 | 셔랫, 리처드 | Dc 에너지 전달 장치, 애플리케이션, 부품 및 방법 |
KR200488692Y1 (ko) * | 2015-07-20 | 2019-03-07 | 셔랫, 리처드 | Dc 에너지 전달 장치, 애플리케이션, 부품 및 방법 |
CN106100350A (zh) * | 2016-07-21 | 2016-11-09 | 湖南纽帕科技有限公司 | 一种电动汽车辅助电源 |
CN115056662A (zh) * | 2022-06-23 | 2022-09-16 | 重庆长安新能源汽车科技有限公司 | 能兼容低电压直流充电桩的充电系统、控制方法及车辆 |
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