JP2000050010A - 光導波路型イメージセンサ - Google Patents

光導波路型イメージセンサ

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JP2000050010A
JP2000050010A JP10219101A JP21910198A JP2000050010A JP 2000050010 A JP2000050010 A JP 2000050010A JP 10219101 A JP10219101 A JP 10219101A JP 21910198 A JP21910198 A JP 21910198A JP 2000050010 A JP2000050010 A JP 2000050010A
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JP
Japan
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optical waveguide
light
substrate
image sensor
array
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JP10219101A
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English (en)
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Ryuta Iijima
竜太 飯島
Yuji Maruo
祐二 丸尾
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Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 読み取り画素以外からの光による迷光を防止
する。 【解決手段】 光源8からの照射光が原稿7面に反射し
て、図示しないマイクロレンズアレイに対応する光導波
路アレイ2に入射し、図示しない受光素子で電気信号に
変換される。下部クラッド基板4、上部基板5の原稿側
側面11,13など光が入射すべきレンズ面以外にも光
線が当たる面があるため、光源8の照射光が原稿7面で
反射するとき、レンズ面以外から入射する光線がクラッ
ドに侵入して迷光となり、また、読み取り画素以外の光
でレンズ面に照射される光10はクラッドをそのまま走
り迷光となる。これを防止するために前記各基板に遮光
部12,14を設ける。迷光強度を減少させ、高コント
ラストな画像情報を得ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光導波路型イメー
ジセンサに関し、より詳細には、ハードコピー画像の一
次元読み取り光学系等に用いられる光導波路型イメージ
センサに関する。
【0002】
【従来の技術】図7は、一般的な光導波路を用いたイメ
ージセンサを概念的に説明する図で、一画素に一つ対応
するマイクロレンズ1と、このマイクロレンズ1により
読み取られた画像情報を伝送する光導波路2、さらに、
光導波路2により縮小された画像情報を電気信号に変換
する受光素子3とからなっており、これらは、解像度に
相当する数だけ備えられ、従来のレンズによる縮小光学
系を用いたイメージセンサよりも装置の小型化を可能に
している(特開平7−301730号公報)。また、前
記光導波路は、クラッドの下横部が設けられている下部
クラッド基板と上部基板とで、コア材を挾み込む構造に
なっている。さらに、前記マイクロレンズアレイは後述
する下部クラッド基板と共に、一体射出成型で作られ、
容易に大量生産が可能である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】図8は、従来の光導波
路型イメージセンサによる原稿読み取りを説明するため
の図で、図中、4は下部クラッド基板(下部光導波路基
板)、5は上部基板、6はクラッド接着層、7は原稿、
8はLED(Light Emission Diode)などの光源、9
はマイクロレンズ面から入射する原稿読み取り画素の
光、10はマイクロレンズ面から入射する原稿読み取り
画素以外の光、11は上部基板の原稿側側面、15は原
稿読み取り画素以外の光である。
【0004】光源(LED)8からの照射光は、原稿7
面で反射し、マイクロレンズ面から入射する原稿読み取
り画素の光9となり、光導波路2を経て図示しない受光
素子に入射する。従来の光導波路型イメージセンサは、
上部基板5の原稿側側面11に、光が入射すべきレンズ
面以外にも光線が当たり得る面を持っているため、光源
8の照射光が原稿7面で反射するとき、レンズ面以外か
ら入射する光線はクラッドに侵入して迷光となる。ま
た、読み取り画素以外の光でレンズ面に照射される光1
0はクラッドをそのまま走り迷光となる。受光素子の受
光画素のサイズは光導波路の結合作業の高精度化を避け
るためにコア径サイズよりもいくらか広くなっている。
その結果、クラッドを走る迷光強度が高いと実際に受光
素子で読み取るSN比は非常に低くなるという問題点が
あった。
【0005】この場合、特開平4−55871号公報に
開示された技術のように、マイクロレンズアレイのレン
ズ面以外に粗面加工等による乱反射面を形成する方法
や、特開平2−39103号公報にあるように、透明基
板上に作製しようとするレンズの位置,大きさ,数に対
応した開口をあけた遮光膜を、蒸着,リフトオフ法によ
り形成し、適当な型を用いて前記透明基板上において、
例えば、射出成形法により遮光マスクの開口部分にレン
ズを形成する方法により、レンズ面以外に遮光部を形成
することが可能となっているが、これらの手法を光導波
路型イメージセンサに用いた場合、前者では、乱反射面
による遮光では多くの漏れ光が侵入してしまうこと、後
者では、下部光導波路基板とマイクロレンズアレイの一
体射出成形が不可能であること、さらに、直径125μ
m以下のマイクロレンズ(200dpi以上)では遮光
マスクの開口部分とレンズ型の位置合わせが非常に困難
であるなどの問題点がある。更に、これらの手法では、
読み取り画素以外の光がレンズ面に照射されることによ
る迷光は全く減少しないという問題点がある。
【0006】本発明は、上述の実情に鑑みてなされたも
ので、読み取り画素以外からの光による迷光の入射を防
止するハードコピー画像の一次元読み取り光学系等に用
いられる光導波路型イメージセンサを提供するものであ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、一次
元に配列されたマイクロレンズアレイと、該マイクロレ
ンズアレイに対応して光導波路アレイが配置された光導
波路基板と、該光導波路により伝送された光を受光して
電気信号に変換する受光素子を備えた原稿面上の画像情
報を読み取る光導波路型イメージセンサであって、前記
光導波路アレイが、クラッドの下横部を設けた下部光導
波路基板と上部基板とで挟み込まれる構造の光導波路型
イメージセンサにおいて、前記上部基板の原稿側側面に
遮光部を有し、且つ前記下部光導波路基板の原稿側側面
において、マイクロレンズが一次元配列されている領域
を挟んでいる二つの面のうち、前記下部光導波路基板側
の面に遮光部を有することを特徴とするものである。
【0008】請求項2の発明は、一次元に配列されたマ
イクロレンズアレイと、該マイクロレンズアレイに対応
して光導波路アレイが配置された光導波路基板と、該光
導波路により伝送された光を受光して電気信号に変換す
る受光素子を備えた原稿面上の画像情報を読み取る光導
波路型イメージセンサであって、前記光導波路アレイ
が、クラッドの下横部を設けた下部光導波路基板と上部
基板とで挟み込まれる構造の光導波路型イメージセンサ
において、前記マイクロレンズアレイが一次元配列され
ている領域を挟んでいる二つの面の内の下部光導波路基
板の原稿側の面に遮光部を設け、前記上部基板は不透明
な基板を用いたことを特徴とするものである。
【0009】請求項3の発明は、一次元に配列されたマ
イクロレンズアレイと、該マイクロレンズアレイに対応
して光導波路アレイが配置された光導波路基板と、該光
導波路により伝送された光を受光して電気信号に変換す
る受光素子を備えた原稿面上の画像情報を読み取る光導
波路型イメージセンサであって、前記光導波路アレイ
が、クラッドの下横部を設けた下部光導波路基板と上部
光導波路基板とで挟み込まれる構造の光導波路型イメー
ジセンサにおいて、前記光導波路アレイが挿入される上
部支持基板と下部支持基板を有するキャビネットを具備
し、前記各光導波路基板が、前記マイクロレンズアレイ
が一次元配列されている領域を挟んでいる二つの面の内
の下部光導波路基板の原稿側の面に遮光部を設け、前記
上部支持基板の前記原稿側部分を光線通過面を有する遮
光部としたことを特徴とするものである。
【0010】請求項4の発明は、請求項3の発明におい
て、前記光線通過面の光軸方向の距離を前記原稿側の面
から前記マイクロレンズアレイまでの距離の30%以上
としたことを特徴とするものである。
【0011】請求項5の発明は、請求項1乃至3いずれ
かの発明において、前記下部光導波路基板の原稿側の面
に設けられた遮光部の厚さを前記原稿側の面から前記マ
イクロレンズアレイまでの距離の30%以上としたこと
を特徴とするものである。
【0012】請求項6の発明は、請求項3の発明におい
て、前記キャビネットに遮光部の構造を持たせたことを
特徴とするものである。
【0013】請求項7の発明は、一次元に配列された複
数のマイクロレンズアレイと、該マイクロレンズアレイ
に対応する光導波路アレイが配置された光導波路基板
と、該光導波路により伝送された光を受光して電気信号
に変換する受光素子を備えた原稿面上の画像情報を読み
取る光導波路型イメージセンサであって、前記光導波路
アレイが、クラッドの下横部を設けた下部光導波路基板
と上部光導波路基板とで挟み込まれる構造の光導波路型
イメージセンサにおいて、前記光導波路アレイが挿入さ
れる上部支持基板と下部支持基板を有するキャビネット
を具備し、前記下部支持基板に、前記原稿側の面から前
記マイクロレンズアレイまでの距離の30%以上の距離
を有する遮光部を設け、前記上部支持基板に、前記原稿
側部分を光線通過面を有する遮光部を設け、前記上部基
板を不透明基板として、前記光導波路アレイを上下反対
方向に挿入したことを特徴とするものである。
【0014】
【発明の実施の形態】本発明が適用されるイメージセン
サは、それ自体、図7で示したものと同様の構造を有
し、マイクロレンズ1により集光された光信号を光導波
路2によりCCDリニアセンサ(受光素子)3に伝達す
る構造になっている。受光素子3はバイポーラやCMO
Sセンサでも良い。
【0015】イメージセンサのマイクロレンズアレイ部
分は、曲率半径160μm(±5μm),直径120μ
m(±5μm)の球面レンズが125μmピッチで、2
048個配置されている。光導波路は、8×8μmのコ
アサイズで、マイクロレンズアレイ側はマイクロレンズ
の光軸に合わせて一本ずつ配列され、受光素子側は14
μmピッチで配列されている。マイクロレンズ−光導波
路間距離は515μmである。マイクロレンズアレイと
光導波路は、材質がポリメチルメタクリレート(PMM
A)で、一体射出成形によりマイクロレンズ付き光導波
路として作成される。
【0016】(第1の実施形態)図1は、本発明の光導
波路型イメージセンサの一部断面構成図で、光源(LE
D)8からの照射光を原稿7面で反射させて、その反射
光を上記のマイクロレンズ付き光導波路2によって受光
素子に導き、読み取る態様を示し、図中、既述の図8の
構成部品と同じ部品には同じ参照番号が付されているの
で説明を省略する。
【0017】光導波路の作製方法は射出成形により、ク
ラッドの下横部が形成された下部クラッド基板4にコア
となる紫外線硬化樹脂を充填後、紫外線照射する。その
上に下部クラッド基板4と屈折率が等しい紫外線硬化樹
脂であるクラッド接着層6を塗布して、紫外線照射す
る。その上を上部基板5で覆っている。
【0018】再び、図1において、図中、12は上部基
板5の原稿側側面11の遮光部、13は下部クラッド基
板(下部光導波路基板)4の原稿側側面、14は下部ク
ラッド基板4の原稿側側面13の遮光部、15は原稿側
側面から入射する原稿読み取り画素以外の光(迷光)で
ある。
【0019】上部基板5のマイクロレンズ側(原稿側)
側面11はあらかじめ、遮光部12として、例えばアク
リル系の不透明塗料で塗装されている。マイクロレンズ
が設けられている側面には、マイクロレンズが一次元配
列されている領域を挟んでいる二つの面の内、下部クラ
ッド基板4の原稿側側面13に厚さ50μmのアルミ板
を遮光部14として取り付けている。
【0020】図1は、図8と比較して、マイクロレンズ
付き光導波路2の原稿7面から直接侵入してくる迷光1
5,15を遮光部12,14によって遮断している。
【0021】図2は、本発明の光導波路型イメージセン
サの他の実施例を示す図で、図中、12′は、例えば、
不透明なアクリル製の上部基板である。なお、図1及び
図8と同じ構成部品には、同じ参照番号を付し、説明を
省略する(以下、同じ)。図1の上部基板5の代わりに
前記アクリル製の上部基板12′を取り付けるだけで、
原稿7面から侵入してくる迷光に加え、読み取り画素の
下方向からマイクロレンズに入射する光が上部基板1
2′に広がって発生する迷光も吸収することができる。
【0022】図3は、本発明の光導波路型イメージセン
サの更に他の実施例を示す図で、図中、14′は、図1
の厚さ50μmのアルミ板からなる遮光板14の代わり
に使用する原稿−マイクロレンズアレイ間距離と同程度
の距離を有する遮光板である。このような遮光板14′
を使用することにより、原稿7面から侵入してくる迷光
に加え、読み取り画素の下方向からのマイクロレンズに
入射する光を遮断することができる。この効果は、アル
ミ板の厚さを厚くすればするほど効果が増すことが分か
っている。
【0023】(第2の実施形態)図4は、本発明の光導
波路型イメージセンサの更に他の実施例を示す図で、図
中、16はキャビネット、16′はセンサの上部支持
部、16″はセンサの下部支持部、17は下部支持部1
6″の位置決め部、18は上部支持部16′に設けられ
た上部遮光部である。光導波路型イメージセンサの取り
付け方法は、マイクロレンズ付き光導波路2をセンサの
上部支持部16′及び下部支持部16″間にZ方向から
挿入する。このとき、本実施例では、原稿からマイクロ
レンズアレイまでの距離が2mmに設定してあり、その
距離は下部支持部16″の位置決め部17により規定さ
れる。
【0024】図5は、図4の光導波路型イメージセンサ
の読み取り部分の拡大図で、図中、19は、上部支持部
16′に設けられた上部遮光部18の読み取り画素から
マイクロレンズまでの光線が通過する光線通過面であ
る。上部遮光部18を下方に向け位置決め部17近傍ま
で延長し、且つ位置決め部17に遮光効果を持たせるこ
とにより、上部基板5や下部クラッド基板4のレンズ面
以外から侵入してくる迷光15を減少させる。また、上
部遮光部18の光線通過面19の光軸方向の長さを、本
実施例では1mm程度にしており、原稿からマイクロレ
ンズアレイまでの距離の30%以上とし、さらに、遮光
効果を持つ位置決め部17を原稿7面まで延長すること
により、画像情報と関係のない読み取り画素以外の上下
方向からの光10がレンズ面に照射されるのを防ぎ、そ
の結果、レンズから侵入する迷光強度を大幅に減少する
ことができる。
【0025】上部遮光部18や遮光作用のある位置決め
17部は、キャビネット16の一部として形成すること
により、部品であるマイクロレンズ付き光導波路2を該
キャビネット16に取り付けるだけで、容易に遮光効果
を得ることが可能である。
【0026】図6は、本発明の光導波路型イメージセン
サの更に他の実施例を示す光導波路型イメージセンサの
読み取り部分の拡大図で、前記遮光作用のあるキャビネ
ット16に、マイクロレンズ付き光導波路2の上部基板
5を、例えば、不透明なアクリル製にし、且つ上下方向
を反対にして挿入する。この構成により、図5の上部遮
光部18の読み取り画素からマイクロレンズ1までの光
線側の面19の長さを短くしても、レンズから侵入する
迷光強度を大幅に減少することができる。
【0027】また、図5,図6では、光源(LED)8
付近の上部遮光部18はキャビネット16と同じ素材で
あるように描かれているが、遮光作用のある他の部品を
キャビネット16に取り付けても良く、例えば、バネ状
板金などを取り付けて、その先を上部遮光部18の作用
を持つように加工しても良い。
【0028】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、一次元に配列
されたマイクロレンズアレイと、該マイクロレンズアレ
イに対応して光導波路アレイが配置された光導波路基板
と、該光導波路により伝送された光を受光して電気信号
に変換する受光素子を備えた原稿面上の画像情報を読み
取る光導波路型イメージセンサであって、前記光導波路
アレイが、クラッドの下横部を設けた下部光導波路基板
と上部基板とで挟み込まれる構造の光導波路型イメージ
センサにおいて、前記上部基板の原稿側側面に遮光部を
有し、且つ前記下部光導波路基板の原稿側側面におい
て、マイクロレンズが一次元配列されている領域を挟ん
でいる二つの面のうち、前記下部光導波路基板側の面に
遮光部を有するので、容易に迷光強度を減少することが
でき、高コントラストな画像情報を得ることができる。
【0029】請求項2の発明によれば、一次元に配列さ
れたマイクロレンズアレイと、該マイクロレンズアレイ
に対応して光導波路アレイが配置された光導波路基板
と、該光導波路により伝送された光を受光して電気信号
に変換する受光素子を備えた原稿面上の画像情報を読み
取る光導波路型イメージセンサであって、前記光導波路
アレイが、クラッドの下横部を設けた下部光導波路基板
と上部基板とで挟み込まれる構造の光導波路型イメージ
センサにおいて、前記マイクロレンズアレイが一次元配
列されている領域を挟んでいる二つの面の内の下部光導
波路基板の原稿側の面に遮光部を設け、前記上部基板は
不透明な基板を用いたので、簡単な構成で請求項1の発
明と同じ効果を得ることができる。
【0030】請求項3の発明によれば、一次元に配列さ
れたマイクロレンズアレイと、該マイクロレンズアレイ
に対応して光導波路アレイが配置された光導波路基板
と、該光導波路により伝送された光を受光して電気信号
に変換する受光素子を備えた原稿面上の画像情報を読み
取る光導波路型イメージセンサであって、前記光導波路
アレイが、クラッドの下横部を設けた下部光導波路基板
と上部光導波路基板とで挟み込まれる構造の光導波路型
イメージセンサにおいて、前記光導波路アレイが挿入さ
れる上部支持基板と下部支持基板を有するキャビネット
を具備し、前記各光導波路基板が、前記マイクロレンズ
アレイが一次元配列されている領域を挟んでいる二つの
面の内の下部光導波路基板の原稿側の面に遮光部を設
け、前記上部支持基板の前記原稿側部分を光線通過面を
有する遮光部としたので、簡単な構成で請求項1の発明
と同じ効果を得ることができる。
【0031】請求項4の発明によれば、請求項3の発明
の効果に加えて、前記光線通過面の光軸方向の距離を前
記原稿側の面から前記マイクロレンズアレイまでの距離
の30%以上としたので、レンズ面より侵入する光のう
ち、光導波路に伝達される画像情報に関係のない光を大
幅に減少させることができる。
【0032】請求項5の発明によれば、請求項1乃至3
いずれかの発明の効果に加えて、前記下部光導波路基板
の原稿側の面に設けられた遮光部の厚さを前記原稿側の
面から前記マイクロレンズアレイまでの距離の30%以
上としたので、レンズ面より侵入する光のうち、光導波
路に伝達される画像情報に関係のない光を大幅に減少さ
せることができる。
【0033】請求項6の発明によれば、請求項3の発明
の効果に加えて、前記キャビネットに遮光部の構造を持
たせたので、キャビネットに光導波路を取り付けるだけ
で請求項1の発明と同じ効果を得ることができる。
【0034】請求項7の発明によれば、一次元に配列さ
れた複数のマイクロレンズアレイと、該マイクロレンズ
アレイに対応する光導波路アレイが配置された光導波路
基板と、該光導波路により伝送された光を受光して電気
信号に変換する受光素子を備えた原稿面上の画像情報を
読み取る光導波路型イメージセンサであって、前記光導
波路アレイが、クラッドの下横部を設けた下部光導波路
基板と上部光導波路基板とで挟み込まれる構造の光導波
路型イメージセンサにおいて、前記光導波路アレイが挿
入される上部支持基板と下部支持基板を有するキャビネ
ットを具備し、前記下部支持基板に、前記原稿側の面か
ら前記マイクロレンズアレイまでの距離の30%以上の
距離を有する遮光部を設け、前記上部支持基板に、前記
原稿側部分を光線通過面を有する遮光部を設け、前記上
部基板を不透明基板として、前記光導波路アレイを上下
反対方向に挿入したので、前記上部支持基板の前記原稿
側部分の遮光部の光線通過面の光軸方向の距離が短くて
も、請求項4と同等以上の効果を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の光導波路型イメージセンサの一部断面
構成図である。
【図2】本発明の光導波路型イメージセンサの他の実施
例を示す図である。
【図3】本発明の光導波路型イメージセンサの更に他の
実施例を示す図である。
【図4】本発明の光導波路型イメージセンサの更に他の
実施例を示す図である。
【図5】図4の光導波路型イメージセンサの読み取り部
分の拡大図である。
【図6】本発明の光導波路型イメージセンサの更に他の
実施例を示す光導波路型イメージセンサの読み取り部分
の拡大図である。
【図7】従来の光導波路を用いたイメージセンサを概念
的に説明する図である。
【図8】従来の光導波路型イメージセンサによる読み取
りを説明する図である。
【符号の説明】
1…マイクロレンズ、2…光導波路、3…受光素子、4
…下側クラッド基板、5…上部基板、6…クラッド接着
層、7…原稿、8…光源(LED)、9…マイクロレン
ズ面から入射する原稿読み取り画素の光、10…マイク
ロレンズ面から入射する原稿読み取り画素以外の光、1
1…上部基板の原稿側側面、12…上部基板の原稿側側
面の遮光部、12′…遮光板、13…下側クラッド基板
の原稿側側面、14…下部クラッド基板の原稿側側面の
遮光部、14′…遮光板、15…原稿読み取り画素以外
の光、16…キャビネット、16′…センサの上部支持
部、16″…センサの下部支持部、17…位置決め部、
18…上部遮光部、19…光線通過面。
フロントページの続き Fターム(参考) 2H037 AA04 BA02 BA12 BA23 CA12 2H042 AA09 AA15 AA29 2H046 AA05 AA32 AA48 AB06 AD11 AZ04 AZ08 5C051 AA01 DB02 DB04 DB21 DB22 DB25 DC04 DC07 EA00

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一次元に配列されたマイクロレンズアレ
    イと、該マイクロレンズアレイに対応して光導波路アレ
    イが配置された光導波路基板と、該光導波路により伝送
    された光を受光して電気信号に変換する受光素子を備え
    た原稿面上の画像情報を読み取る光導波路型イメージセ
    ンサであって、前記光導波路アレイが、クラッドの下横
    部を設けた下部光導波路基板と上部基板とで挟み込まれ
    る構造の光導波路型イメージセンサにおいて、前記上部
    基板の原稿側側面に遮光部を有し、且つ前記下部光導波
    路基板の原稿側側面において、マイクロレンズが一次元
    配列されている領域を挟んでいる二つの面のうち、前記
    下部光導波路基板側の面に遮光部を有することを特徴と
    する光導波路型イメージセンサ。
  2. 【請求項2】 一次元に配列されたマイクロレンズアレ
    イと、該マイクロレンズアレイに対応して光導波路アレ
    イが配置された光導波路基板と、該光導波路により伝送
    された光を受光して電気信号に変換する受光素子を備え
    た原稿面上の画像情報を読み取る光導波路型イメージセ
    ンサであって、前記光導波路アレイが、クラッドの下横
    部を設けた下部光導波路基板と上部基板とで挟み込まれ
    る構造の光導波路型イメージセンサにおいて、前記マイ
    クロレンズアレイが一次元配列されている領域を挟んで
    いる二つの面の内の下部光導波路基板の原稿側の面に遮
    光部を設け、前記上部基板は不透明な基板を用いたこと
    を特徴とする光導波路型イメージセンサ。
  3. 【請求項3】 一次元に配列されたマイクロレンズアレ
    イと、該マイクロレンズアレイに対応して光導波路アレ
    イが配置された光導波路基板と、該光導波路により伝送
    された光を受光して電気信号に変換する受光素子を備え
    た原稿面上の画像情報を読み取る光導波路型イメージセ
    ンサであって、前記光導波路アレイが、クラッドの下横
    部を設けた下部光導波路基板と上部光導波路基板とで挟
    み込まれる構造の光導波路型イメージセンサにおいて、
    前記光導波路アレイが挿入される上部支持基板と下部支
    持基板を有するキャビネットを具備し、前記各光導波路
    基板が、前記マイクロレンズアレイが一次元配列されて
    いる領域を挟んでいる二つの面の内の下部光導波路基板
    の原稿側の面に遮光部を設け、前記上部支持基板の前記
    原稿側部分を光線通過面を有する遮光部としたことを特
    徴とする光導波路型イメージセンサ。
  4. 【請求項4】 前記光線通過面の光軸方向の距離を前記
    原稿側の面から前記マイクロレンズアレイまでの距離の
    30%以上としたことを特徴とする請求項3に記載の光
    導波路型イメージセンサ。
  5. 【請求項5】 前記下部光導波路基板の原稿側の面に設
    けられた遮光部の厚さを前記原稿側の面から前記マイク
    ロレンズアレイまでの距離の30%以上としたことを特
    徴とする請求項1乃至3いずれかに記載の光導波路型イ
    メージセンサ。
  6. 【請求項6】 前記キャビネットに遮光部の構造を持た
    せたことを特徴とする請求項3に記載の光導波路型イメ
    ージセンサ。
  7. 【請求項7】 一次元に配列された複数のマイクロレン
    ズアレイと、該マイクロレンズアレイに対応する光導波
    路アレイが配置された光導波路基板と、該光導波路によ
    り伝送された光を受光して電気信号に変換する受光素子
    を備えた原稿面上の画像情報を読み取る光導波路型イメ
    ージセンサであって、前記光導波路アレイが、クラッド
    の下横部を設けた下部光導波路基板と上部光導波路基板
    とで挟み込まれる構造の光導波路型イメージセンサにお
    いて、前記光導波路アレイが挿入される上部支持基板と
    下部支持基板を有するキャビネットを具備し、前記下部
    支持基板に、前記原稿側の面から前記マイクロレンズア
    レイまでの距離の30%以上の距離を有する遮光部を設
    け、前記上部支持基板に、前記原稿側部分を光線通過面
    を有する遮光部を設け、前記上部基板を不透明基板とし
    て、前記光導波路アレイを上下反対方向に挿入したこと
    を特徴とする光導波路型イメージセンサ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004101809A (ja) * 2002-09-09 2004-04-02 Sharp Corp 光通信モジュール

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JP2004101809A (ja) * 2002-09-09 2004-04-02 Sharp Corp 光通信モジュール

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