JP2000048744A - X線イメージ管およびその製造方法 - Google Patents
X線イメージ管およびその製造方法Info
- Publication number
- JP2000048744A JP2000048744A JP24642496A JP24642496A JP2000048744A JP 2000048744 A JP2000048744 A JP 2000048744A JP 24642496 A JP24642496 A JP 24642496A JP 24642496 A JP24642496 A JP 24642496A JP 2000048744 A JP2000048744 A JP 2000048744A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- input
- ray image
- substrate
- input substrate
- image
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Measurement Of Radiation (AREA)
- Formation Of Various Coating Films On Cathode Ray Tubes And Lamps (AREA)
- Image-Pickup Tubes, Image-Amplification Tubes, And Storage Tubes (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 解像力の低下を少なくしたX線イメージ管を
提供すること。 【解決手段】 X線像を電子像に変換する入力スクリー
ン13を有する入力部と、この入力部で変換された電子
像を可視像に変換する出力部15と、入力部および出力
部が設けられた真空外囲器11とを具備したX線イメー
ジ管において、入力スクリーン13が形成される入力基
板12面が粒状の研磨剤で研磨されている。
提供すること。 【解決手段】 X線像を電子像に変換する入力スクリー
ン13を有する入力部と、この入力部で変換された電子
像を可視像に変換する出力部15と、入力部および出力
部が設けられた真空外囲器11とを具備したX線イメー
ジ管において、入力スクリーン13が形成される入力基
板12面が粒状の研磨剤で研磨されている。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、解像度を向上させ
たX線イメージ管およびその製造方法に関する。
たX線イメージ管およびその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】X線イメージ管はX線像を可視像に変換
する電子管で、医療用診断装置などいろいろな分野に利
用されている。このようなX線イメージ管は、X線像を
電子像に変換する入力部や、電子像を可視像に変換する
出力部などを真空外囲器内に配置した構造となってい
る。入力部は、入力基板と入力基板上に形成された入力
スクリーンから構成され、入力基板には、通常、X線透
過率のよいアルミニウムまたはアルミニウム合金(以
下、単にアルミニウムという。)などの金属が使用され
ている。
する電子管で、医療用診断装置などいろいろな分野に利
用されている。このようなX線イメージ管は、X線像を
電子像に変換する入力部や、電子像を可視像に変換する
出力部などを真空外囲器内に配置した構造となってい
る。入力部は、入力基板と入力基板上に形成された入力
スクリーンから構成され、入力基板には、通常、X線透
過率のよいアルミニウムまたはアルミニウム合金(以
下、単にアルミニウムという。)などの金属が使用され
ている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】入力部を構成する入力
基板としてアルミニウムを用いる場合、アルミニウムの
板材をプレスなどで曲面に加工している。このとき、プ
レスによって入力基板面に鋭い凹凸が発生し、凹凸部分
に異物が付着することがある。このように異物が付着し
た入力基板面に入力スクリーンを形成すると、これらの
異物が、X線イメージ管で生成される画像にしみなどを
発生する原因になる。
基板としてアルミニウムを用いる場合、アルミニウムの
板材をプレスなどで曲面に加工している。このとき、プ
レスによって入力基板面に鋭い凹凸が発生し、凹凸部分
に異物が付着することがある。このように異物が付着し
た入力基板面に入力スクリーンを形成すると、これらの
異物が、X線イメージ管で生成される画像にしみなどを
発生する原因になる。
【0004】したがって、このようなしみが発生しない
ように入力スクリーンを形成する前に、プレス加工され
た入力基板をあらかじめエッチング処理し、入力基板に
付着した異物などを除去している。しかし、エッチング
処理を行うと、入力基板の表面がさらに荒れ、凹凸がよ
り深くそして鋭くなってしまう。
ように入力スクリーンを形成する前に、プレス加工され
た入力基板をあらかじめエッチング処理し、入力基板に
付着した異物などを除去している。しかし、エッチング
処理を行うと、入力基板の表面がさらに荒れ、凹凸がよ
り深くそして鋭くなってしまう。
【0005】ここで、従来のX線イメージ管の入力部の
構造について図5で説明する。図5は入力部の一部を抜
き出して示した断面図で、符号41は入力基板で、入力
基板41の表面はエッチング処理などによって鋭い凹凸
になっている。この表面粗さは0.5〜2.0μm程度
の範囲になっている。また、入力基板41面に、外部か
ら入力するX線像を電子像に変換する入力スクリーン4
2が形成されている。入力スクリーン42は、X線像を
光像に変換する蛍光層42Aや、保護層42B、そして
光像を電子像に変換する光電層42Cなどから構成さ
れ、蛍光層42Aは微細な多数の柱状結晶のピラ−Pで
形成されている。
構造について図5で説明する。図5は入力部の一部を抜
き出して示した断面図で、符号41は入力基板で、入力
基板41の表面はエッチング処理などによって鋭い凹凸
になっている。この表面粗さは0.5〜2.0μm程度
の範囲になっている。また、入力基板41面に、外部か
ら入力するX線像を電子像に変換する入力スクリーン4
2が形成されている。入力スクリーン42は、X線像を
光像に変換する蛍光層42Aや、保護層42B、そして
光像を電子像に変換する光電層42Cなどから構成さ
れ、蛍光層42Aは微細な多数の柱状結晶のピラ−Pで
形成されている。
【0006】このような構造の入力部に、入力基板41
を通してX線が入射すると、入力スクリーン42の蛍光
層42AでX線は光に変換される。蛍光層42Aで変換
された光の一部は入力基板41面に到達し、入力基板4
1面の鋭い凹凸で矢印Yのように乱反射する。このと
き、一部の光は同じピラ−P内を図の上方に進むが、一
部は横方向に位置する他のピラ−Pに入射し、X線イメ
ージ管の解像力を低下させる。
を通してX線が入射すると、入力スクリーン42の蛍光
層42AでX線は光に変換される。蛍光層42Aで変換
された光の一部は入力基板41面に到達し、入力基板4
1面の鋭い凹凸で矢印Yのように乱反射する。このと
き、一部の光は同じピラ−P内を図の上方に進むが、一
部は横方向に位置する他のピラ−Pに入射し、X線イメ
ージ管の解像力を低下させる。
【0007】本発明は、上記した欠点を解決するもの
で、解像力の低下を少なくしたX線イメージ管を提供す
ることを目的とする。
で、解像力の低下を少なくしたX線イメージ管を提供す
ることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、アルミニウム
またはアルミニウム合金からなる入力基板と、この入力
基板面上に付着されたX線像を電子像に変換する入力ス
クリーンと、この入力スクリーンで変換された前記電子
像を出力像に変換する出力部とを具備したX線イメージ
管において、前記入力スクリーンが形成される前記入力
基板面が粒状の研磨剤で研磨されこの面上に前記入力ス
クリーンが設けられている。
またはアルミニウム合金からなる入力基板と、この入力
基板面上に付着されたX線像を電子像に変換する入力ス
クリーンと、この入力スクリーンで変換された前記電子
像を出力像に変換する出力部とを具備したX線イメージ
管において、前記入力スクリーンが形成される前記入力
基板面が粒状の研磨剤で研磨されこの面上に前記入力ス
クリーンが設けられている。
【0009】また、本発明のX線イメージ管の製造方法
は、プレスで板材を曲面に加工して入力基板を形成する
工程と、曲面に加工された前記入力基板の凹面側に研磨
剤を載せ、かつ、前記入力基板を運動させて前記入力基
板面を研磨する工程と、研磨された前記入力基板面上に
X線像を電子像に変換する入力スクリーンを形成する工
程とを備えている。
は、プレスで板材を曲面に加工して入力基板を形成する
工程と、曲面に加工された前記入力基板の凹面側に研磨
剤を載せ、かつ、前記入力基板を運動させて前記入力基
板面を研磨する工程と、研磨された前記入力基板面上に
X線像を電子像に変換する入力スクリーンを形成する工
程とを備えている。
【0010】また、研磨剤が、入力基板材料よりもビッ
カース硬度が高い金属またはセラミックス製の微小球状
のボールとなっている。
カース硬度が高い金属またはセラミックス製の微小球状
のボールとなっている。
【0011】上記した構成によれば、入力スクリーンが
形成される入力基板面が粒状の研磨剤で研磨されてい
る。このとき、研磨剤の研磨で鋭い凹凸がなくなり、入
力基板面はある周期性を持ったなめらかで高低差の少な
い凹凸面になっている。このため、入力基板面における
光の乱反射が少なくなり、解像力の低下が防止される。
また、この場合、入力基板面のなめらかな凹面が凹面鏡
のように作用する。このため、入力基板面を平坦な鏡面
に研磨した構造(特開平4−154032号公報参照)
に比較し、同じ凹面に位置する近接した同一のピラー集
団内に反射光が集まる集光率が高くなる。このような働
きによっても解像力の低下が抑制される。なお、この発
明では、入力基板面の研磨に、入力基板の材料よりもビ
ッカース硬度の高い金属またはセラミックスの微小粒状
のボールを使用する。具体的には、例えばステンレス鋼
やジルコニア・セラミックスのボールで、平均粒径は
0.1mm〜数mmの範囲、例えば0.5mmであり、
微小球状である。このような微小ボールの使用により、
周期性を持つなめらかで高低差の少ない凹凸面を形成で
きる。このとき、入力基板として使用される例えばアル
ミニウムの板材には、図6で示すように研磨前にはその
表面にロールすじが形成されているが、このようなロー
ルすじもボールによる研磨で少なくなる。このようにロ
ールすじによる凹凸の粗さがなくなるため、構造ノイズ
が減少する。
形成される入力基板面が粒状の研磨剤で研磨されてい
る。このとき、研磨剤の研磨で鋭い凹凸がなくなり、入
力基板面はある周期性を持ったなめらかで高低差の少な
い凹凸面になっている。このため、入力基板面における
光の乱反射が少なくなり、解像力の低下が防止される。
また、この場合、入力基板面のなめらかな凹面が凹面鏡
のように作用する。このため、入力基板面を平坦な鏡面
に研磨した構造(特開平4−154032号公報参照)
に比較し、同じ凹面に位置する近接した同一のピラー集
団内に反射光が集まる集光率が高くなる。このような働
きによっても解像力の低下が抑制される。なお、この発
明では、入力基板面の研磨に、入力基板の材料よりもビ
ッカース硬度の高い金属またはセラミックスの微小粒状
のボールを使用する。具体的には、例えばステンレス鋼
やジルコニア・セラミックスのボールで、平均粒径は
0.1mm〜数mmの範囲、例えば0.5mmであり、
微小球状である。このような微小ボールの使用により、
周期性を持つなめらかで高低差の少ない凹凸面を形成で
きる。このとき、入力基板として使用される例えばアル
ミニウムの板材には、図6で示すように研磨前にはその
表面にロールすじが形成されているが、このようなロー
ルすじもボールによる研磨で少なくなる。このようにロ
ールすじによる凹凸の粗さがなくなるため、構造ノイズ
が減少する。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明の実施形態について図1を
参照して説明する。符号11はX線イメージ管を構成す
る真空外囲器で、真空外囲器11の前面は入力窓12に
なっている。入力窓12の内面には、入射するX線像を
電子像に変換する入力スクリーン13が形成されてい
る。また、真空外囲器11の側壁部分に沿って、電子像
を加速、集束する複数の電極14a〜14cが配置され
ている。そして、真空外囲器11の後部には、電子像を
可視像に変換する出力部15が設けられている。
参照して説明する。符号11はX線イメージ管を構成す
る真空外囲器で、真空外囲器11の前面は入力窓12に
なっている。入力窓12の内面には、入射するX線像を
電子像に変換する入力スクリーン13が形成されてい
る。また、真空外囲器11の側壁部分に沿って、電子像
を加速、集束する複数の電極14a〜14cが配置され
ている。そして、真空外囲器11の後部には、電子像を
可視像に変換する出力部15が設けられている。
【0013】次に、入力窓12部分に入力スクリーン1
3が形成された入力部の構造について図2を参照して説
明する。図2は入力部の一部を抜き出して示した断面図
で、この実施形態の場合、入力窓12は、入力スクリー
ン13を形成するための入力基板として利用されてい
る。そして、入力窓12は、例えばアルミニウムなどの
板材を曲面にプレス加工し、その後、エッチング処理
し、さらに、後で説明するように表面が研磨されてい
る。このような加工や処理で、入力窓12の表面は、周
期性を持つなめらかで高低差の少ない凹凸面となってい
る。また、入力スクリーン13は、X線像を光像に変換
する蛍光層13Aや、保護層13B、そして光像を電子
像に変換する光電層13Cなどから構成され、蛍光層1
3Aは微細な多数の柱状結晶のピラ−Pで形成されてい
る。
3が形成された入力部の構造について図2を参照して説
明する。図2は入力部の一部を抜き出して示した断面図
で、この実施形態の場合、入力窓12は、入力スクリー
ン13を形成するための入力基板として利用されてい
る。そして、入力窓12は、例えばアルミニウムなどの
板材を曲面にプレス加工し、その後、エッチング処理
し、さらに、後で説明するように表面が研磨されてい
る。このような加工や処理で、入力窓12の表面は、周
期性を持つなめらかで高低差の少ない凹凸面となってい
る。また、入力スクリーン13は、X線像を光像に変換
する蛍光層13Aや、保護層13B、そして光像を電子
像に変換する光電層13Cなどから構成され、蛍光層1
3Aは微細な多数の柱状結晶のピラ−Pで形成されてい
る。
【0014】この場合、入力窓12の凹凸平均ピッチは
50〜150μmの範囲で、平均深さは0.5〜1.0
μmの範囲となっている。また、ピラーPの径は10μ
m程度で、1つの凹部に形成される複数のピラーPを1
つのピラー集団とすると、例えば表面の凹凸のピッチが
100μmの場合、1つのピラー集団は約100本のピ
ラーPで構成される。
50〜150μmの範囲で、平均深さは0.5〜1.0
μmの範囲となっている。また、ピラーPの径は10μ
m程度で、1つの凹部に形成される複数のピラーPを1
つのピラー集団とすると、例えば表面の凹凸のピッチが
100μmの場合、1つのピラー集団は約100本のピ
ラーPで構成される。
【0015】上記した構成の入力部にX線が入射する
と、X線は入力窓12を透過し、蛍光層13Aで光に変
換される。そして、蛍光層13Aで変換された光の一部
は入力窓12の表面に達し、矢印Yのように反射され
る。このとき、入力窓12の面は周期性を持ったなめら
かな凹凸面に形成されているため、入力窓12表面の凹
部は凹面鏡のように作用する。このため、入力窓12表
面における不規則な反射が少なくなり、矢印Yで示した
ように共通の凹部に形成された同じ集団のピラーPに入
射する。この結果、解像度の低下が抑えられ、また、低
域における空間周波数特性が向上し、鮮鋭度の良い画像
が得られる。
と、X線は入力窓12を透過し、蛍光層13Aで光に変
換される。そして、蛍光層13Aで変換された光の一部
は入力窓12の表面に達し、矢印Yのように反射され
る。このとき、入力窓12の面は周期性を持ったなめら
かな凹凸面に形成されているため、入力窓12表面の凹
部は凹面鏡のように作用する。このため、入力窓12表
面における不規則な反射が少なくなり、矢印Yで示した
ように共通の凹部に形成された同じ集団のピラーPに入
射する。この結果、解像度の低下が抑えられ、また、低
域における空間周波数特性が向上し、鮮鋭度の良い画像
が得られる。
【0016】ここで、入力窓12の研磨方法について図
3を参照して説明する。符号12は入力基板で、例え
ば、X線イメージ管を構成する真空外囲器の入力窓部分
である。入力基板12は、アルミニウムなどの板材を曲
面にプレス加工し、その後、エッチング処理したもの
で、入力基板の凹面側に表面研磨用の多数のボール31
が載せられている。ボール31は平均直径が0.5mm
程度の大きさで粒状をしている。なお、入力基板12は
回転軸32によって研磨装置33に結合され、研磨装置
33は駆動装置34に接続されている。
3を参照して説明する。符号12は入力基板で、例え
ば、X線イメージ管を構成する真空外囲器の入力窓部分
である。入力基板12は、アルミニウムなどの板材を曲
面にプレス加工し、その後、エッチング処理したもの
で、入力基板の凹面側に表面研磨用の多数のボール31
が載せられている。ボール31は平均直径が0.5mm
程度の大きさで粒状をしている。なお、入力基板12は
回転軸32によって研磨装置33に結合され、研磨装置
33は駆動装置34に接続されている。
【0017】上記した構成において、駆動装置34は研
磨装置33を矢印Y方向に往復運動させ、同時に、回転
軸32を回転させ入力基板12に回転運動を行わせてい
る。この運動で入力基板12面とボール31が擦れ、入
力基板12面が研磨される。研磨された入力基板12面
は図4に示すように、周期性を持ったなめらかで高低差
の少ない凹凸面に形成されている。また、図4から分か
るように、アルミニウムの板材そのものが持つ入力基板
12面のロールすじの凹凸も減少している。
磨装置33を矢印Y方向に往復運動させ、同時に、回転
軸32を回転させ入力基板12に回転運動を行わせてい
る。この運動で入力基板12面とボール31が擦れ、入
力基板12面が研磨される。研磨された入力基板12面
は図4に示すように、周期性を持ったなめらかで高低差
の少ない凹凸面に形成されている。また、図4から分か
るように、アルミニウムの板材そのものが持つ入力基板
12面のロールすじの凹凸も減少している。
【0018】なお、上記した実施の形態では、真空外囲
器の前面に位置する入力窓部分に入力部を直接形成して
いる。しかし、入力窓とは別に独立した入力基板に入力
スクリーンを形成し、このような構造の入力部を真空外
囲器内の入力窓の近くに配置する構成にすることもでき
る。また、入力基板面を研磨する際、入力基板に一方向
の往復運動と回転運動とを与えているが、そのいずれか
一方の運動を与えて研磨することもできる。また、往復
運動や回転運動に限るものでなく、ボールが入力基板面
に擦れるような動きであれば任意の運動を与えることが
できる。
器の前面に位置する入力窓部分に入力部を直接形成して
いる。しかし、入力窓とは別に独立した入力基板に入力
スクリーンを形成し、このような構造の入力部を真空外
囲器内の入力窓の近くに配置する構成にすることもでき
る。また、入力基板面を研磨する際、入力基板に一方向
の往復運動と回転運動とを与えているが、そのいずれか
一方の運動を与えて研磨することもできる。また、往復
運動や回転運動に限るものでなく、ボールが入力基板面
に擦れるような動きであれば任意の運動を与えることが
できる。
【0019】
【発明の効果】本発明によれば、解像力の低下を防止し
たX線イメージ管を実現できる。
たX線イメージ管を実現できる。
【図1】本発明の実施の形態を示す概略の断面図であ
る。
る。
【図2】本発明の実施形態における入力部の概略の断面
図である。
図である。
【図3】本発明の実施形態における入力基板の研磨方法
を説明する図である。
を説明する図である。
【図4】本発明の入力基板面の構造を顕微鏡写真により
表した図である。
表した図である。
【図5】従来例における入力部の概略の断面図である。
【図6】従来例の入力基板面の構造を顕微鏡写真により
表した図である。
表した図である。
11…真空外囲器 12…入力窓 13…入力スクリーン 13A…蛍光層 13B…保護層 13C…光電層 14a〜14c…電極 15…出力部 31…ボール 32…回転軸 33…研磨装置 34…駆動装置 P…ピラー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 関島 義信 神奈川県川崎市川崎区日進町7番地1 東 芝電子エンジニアリング株式会社内 Fターム(参考) 2G088 FF02 GG20 JJ10 KK32 5C028 KK15 5C037 GG05 GH03 GH19
Claims (3)
- 【請求項1】 アルミニウムまたはアルミニウム合金か
らなる入力基板と、この入力基板面上に付着されたX線
像を電子像に変換する入力スクリーンと、この入力スク
リーンで変換された前記電子像を出力像に変換する出力
部とを具備したX線イメージ管において、前記入力スク
リーンが形成される前記入力基板面が粒状の研磨剤で研
磨されこの面上に前記入力スクリーンが設けられている
ことを特徴とするX線イメージ管。 - 【請求項2】 プレスで板材を曲面に加工して入力基板
を形成する工程と、曲面に加工された前記入力基板の凹
面側に研磨剤を載せ、かつ、前記入力基板を運動させて
前記入力基板面を研磨する工程と、研磨された前記入力
基板面上にX線像を電子像に変換する入力スクリーンを
形成する工程とを備えるX線イメージ管の製造方法。 - 【請求項3】 研磨剤が、入力基板材料よりもビッカー
ス硬度が高い金属またはセラミックス製の微小球状のボ
ールであることを特徴とする請求項2記載のX線イメー
ジ管の製造方法。
Priority Applications (6)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24642496A JP2000048744A (ja) | 1996-09-18 | 1996-09-18 | X線イメージ管およびその製造方法 |
DE69726252T DE69726252T2 (de) | 1996-09-18 | 1997-09-18 | Röntgenbildröhre und herstellungsverfahren für dieselbe |
PCT/JP1997/003298 WO1998012731A1 (fr) | 1996-09-18 | 1997-09-18 | Tube a image radiologique et son procede de fabrication |
CN97191267A CN1104026C (zh) | 1996-09-18 | 1997-09-18 | X射线图像管及其制造方法 |
US09/068,453 US6169360B1 (en) | 1996-09-18 | 1997-09-18 | X-ray image intensifier and method for manufacturing thereof |
EP97940412A EP0869533B1 (en) | 1996-09-18 | 1997-09-18 | X-ray image tube and method for manufacturing the same |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24642496A JP2000048744A (ja) | 1996-09-18 | 1996-09-18 | X線イメージ管およびその製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000048744A true JP2000048744A (ja) | 2000-02-18 |
Family
ID=17148282
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP24642496A Pending JP2000048744A (ja) | 1996-09-18 | 1996-09-18 | X線イメージ管およびその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000048744A (ja) |
-
1996
- 1996-09-18 JP JP24642496A patent/JP2000048744A/ja active Pending
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US6847041B2 (en) | Scintillator panel, radiation detector and manufacture methods thereof | |
JP5013864B2 (ja) | 画像形成装置に用いるターゲット媒体の光学的分断方法および画像形成装置に用いる検知器コンポーネント | |
US20040042585A1 (en) | Pixellated micro-columnar film scintillator | |
CA2360931A1 (en) | X-ray pixel detector device and fabrication method | |
FR2634562A1 (fr) | Procede de fabrication d'un scintillateur et scintillateur ainsi obtenu | |
US4598207A (en) | Storage and reconstruction apparatus for radiation image | |
CN1234502A (zh) | X射线成像仪 | |
CN1104026C (zh) | X射线图像管及其制造方法 | |
JP2000048744A (ja) | X線イメージ管およびその製造方法 | |
EP0331019A2 (en) | X-ray image intensifier and method of manufacturing the same | |
EP0403802A3 (en) | X-ray image intensifier and method of manufacturing input screen | |
US7067789B2 (en) | Method and device for producing X-ray image detector, and X-ray image detector | |
JP3614214B2 (ja) | 断層撮影装置 | |
JP2758206B2 (ja) | X線イメージ管 | |
JP2514952B2 (ja) | X線イメ−ジ管 | |
JP4201933B2 (ja) | 放射線励起蛍光面の加工方法および加工装置、それによるイメージインテンシファイア | |
EP0762505A3 (en) | Apparatus for detecting radiation and method for manufacturing such apparatus | |
JP4473495B2 (ja) | X線イメージ検出器およびx線イメージ検出器の製造方法 | |
JPH08233558A (ja) | タイヤ接地面の画像処理装置 | |
JP3970937B2 (ja) | X線イメージ管及びその製造方法 | |
JP2000059686A (ja) | 画像変換装置 | |
CN1105803A (zh) | X射线图像增强器 | |
JP2008272018A (ja) | コリメータ、放射線検出システム、x線ct装置、およびコリメータの製造方法 | |
JPH11285486A (ja) | X線診断装置 | |
JPH0322325A (ja) | X線イメージ管 |