JP2000048687A - 転流式直流遮断器 - Google Patents

転流式直流遮断器

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JP2000048687A
JP2000048687A JP10213711A JP21371198A JP2000048687A JP 2000048687 A JP2000048687 A JP 2000048687A JP 10213711 A JP10213711 A JP 10213711A JP 21371198 A JP21371198 A JP 21371198A JP 2000048687 A JP2000048687 A JP 2000048687A
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commutation
electrode
current
circuit breaker
commutation switch
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Minoru Hosoda
稔 細田
Toru Yoshida
亨 吉田
Yoshihiko Matsuda
佳彦 松田
Shigetoshi Ouchi
茂俊 大内
Yasunari Yamada
耕也 山田
Takashi Kadowaki
孝志 門脇
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Hitachi Ltd
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Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】直流遮断器で確実に直流電流を遮断することが
出来る転流式直流遮断器を提供することにある。 【解決手段】本発明の転流式直流遮断器は、真空遮断器
と転流スイッチを長円穴を有するリンクを介して機械的
に連結することによって、真空遮断器と転流スイッチの
開閉ストローク寸法にかかわりなく真空遮断器の一方の
電極より他方の電極を離し、他方の電極が電極間の絶縁
距離を充分取れる開極位置になってから、転流スイッチ
を閉じるようにすることにある。 【効果】この結果、電極間の絶縁距離を充分取れた状態
で、アーク電流に転流電流が重畳するので、交流波形の
アーク電流は電流零点で確実に遮断できるようになっ
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、真空遮断器を開極
後、転流スイッチを投入して振動転流電流を直流電流に
重畳して転流し遮断する転流回路を改良した直流遮断器
に関する。
【0002】
【従来の技術】特開昭57−182923号公報に記載されてい
る直流遮断装置は、電極と転流スイッチが、直接連結さ
れており、電極と転流スイッチの開閉ストローク寸法が
同一となっている。
【0003】このため、転流スイッチが開極するのは、
電極が完全開極位置近くになってからとなり、電極の絶
縁回復には充分な位置であるが、電極でのアーク時間が
長くなると共に、転流電流の通電が遅いために、時間と
共に遮断電流が増加するような回路を遮断する場合に
は、電極での遮断電流が大きくなってしまうと言う問題
があることがわかった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、電極が絶縁
回復する位置まで開極した時点で転流スイッチを投入さ
せる様にすると共に、転流電流の通電開始をできるだけ
早くして電極でのアーク時間を最短にすることで、安定
した遮断が行えるようにした直流遮断器に関する。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の直流遮断器は、
真空遮断器の電極駆動部と転流スイッチ駆動部を長円穴
を有するリンクを介して機械的に連結し、電極の開閉ス
トローク寸法と、転流スイッチの開閉ストローク寸法を
相違させても、電極が開離して絶縁回復するまで動作し
た時点で転流スイッチを投入でき、且つ、電極でのアー
ク時間を最短にできるように転流スイッチを投入するよ
うにしたことにある。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施例を図1,
図2により説明する。
【0007】図1の直流電源1を有する直流回路2は、
転流式直流遮断器3と負荷としてのリアクタンス4及び
抵抗5を接続している。転流式直流遮断器3は直流回路
2に転流回路6と真空遮断器7を接続している。
【0008】転流回路6は直流回路2に並列にコンデン
サ8,リアクトル9,転流スイッチ10,エネルギー吸
収装置11を直列に接続している。11は直流回路2の
電磁エネルギーを吸収する為のエネルギー吸収装置であ
る。
【0009】図2に示す真空遮断器7は、真空容器12
内に一対の電極13,14を配置し、各電極裏面より真
空容器外にロッド15,16が伸びている。一方のロッ
ド16と真空容器端板との間にはベローズ17を取り付
けている。ベローズ17はロッド16を矢印方向に移動
させる役目をしている。ロッド16は操作ロッド18に
連結し、操作ロッド18と操作器19とリンク20とは
ビンにより連結している。転流スイッチ10の可動電極
操作ロッド30は、ロッド16に長円穴31Aを有する
リンク31を介してピン34で連結されており、電極1
3,14が接触している状態では、操作ロッド30を引
張って転流スイッチ10の可動電極32を開極状態に保
持している。また可動電極32は、圧縮ばね33によっ
て常に回路する方向の力が作用しています。
【0010】真空遮断器7は操作器19を駆動して一方
の操作ロッド18及びロッド16を矢印方向に移動し、
可動電極14を固定電極13より引き離すように移動し
て行くと、両電極間にアーク電流Iが流れると共に、ロ
ッド16の動作によって、このロッド16に連結された
転流スイッチ10の可動電極が開路する方向に動作し、
両電極間の絶縁距離を充分確保した開極位置で操作転流
スイッチ10を閉じます。転流スイッチ10が閉じた後
も、長円穴31Aによって、ロッド16は動作を阻害さ
れることなく矢印方向に移動します。転流電流2Iがア
ーク電流Iに重畳し、アーク電流は交流波形となり電流
零点で確実に遮断できるようになります。
【0011】このように、本発明の転流式直流遮断器3
は、両電極間の絶縁距離を確保した開極位置で転流スイ
ッチ10を閉じるように長円穴31Aをリンク31を介
して機械的に連結することで、真空遮断器7の電極開閉
ストローク寸法に比べて、転流スイッチ10の開閉スト
ローク寸法を小さくすることができるので、転流電流通
電開始タイミングを最適に設定することが可能となる。
従って、アーク電流は電流零点で確実に遮断できるよう
になったので、事故拡大を防止出来るようになった。
【0012】
【発明の効果】以上本発明の転流式直流遮断器によれ
ば、アーク電流は電流零点で確実に遮断できるようにな
ったので、事故拡大を防止出来るようになった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例として示した転流式直流遮断器
の回路図である。
【図2】本発明の実施例として示した図1の真空遮断器
の縦断面図である。
【符号の説明】 2…直流回路、3…転流式直流遮断器、7…真空遮断
器、10…転流スイッチ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 松田 佳彦 茨城県日立市国分町一丁目1番1号 株式 会社日立製作所国分工場内 (72)発明者 大内 茂俊 茨城県日立市国分町一丁目1番1号 株式 会社日立製作所国分工場内 (72)発明者 山田 耕也 茨城県日立市国分町一丁目1番1号 株式 会社日立製作所国分工場内 (72)発明者 門脇 孝志 茨城県日立市幸町三丁目2番2号 株式会 社日立エンジニアリングサービス内 Fターム(参考) 5G028 AA05 FB01 FC01 FC02

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】直流回路で使用され、接離可能な電極を有
    する遮断器と、該遮断器の電極間に直列に接続され、コ
    ンデンサと転流スイッチとを有する転流回路を備えた直
    流遮断器において、電極部と転流スイッチを長穴のリン
    クを介して機械的に連結し、電極が所定寸法まで開極し
    たことをもって転流スイッチを投入させるようにしたこ
    とを特徴とする転流式直流遮断器。
  2. 【請求項2】前記遮断器として真空遮断器を使用するこ
    とを特徴とする請求項1の直流遮断器。
JP10213711A 1998-07-29 1998-07-29 転流式直流遮断器 Pending JP2000048687A (ja)

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