JP2000048530A - 単一リ―ル・テ―プカ―トリッジのリ―ダピンを受け入れる弾性的なバイアスをかけられたパ―キングシ―ト - Google Patents
単一リ―ル・テ―プカ―トリッジのリ―ダピンを受け入れる弾性的なバイアスをかけられたパ―キングシ―トInfo
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Abstract
給リール・ロックと組み合わせて動作する単一リール・
テープカートリッジのリーダ装置の弾力性パーキングシ
ートを提供する。パーキングシートは架台組立体を備
え、これはリーダピンを受け入れる形状をしている。架
台組立体は、カートリッジハウジングのテープアクセス
ポートの内部にある窪みの中に取付けられているが、二
つの限界位置の間を、テープがカートリッジハウジング
に入りまたは出るときにテープの経路にほぼ平行な経路
に沿って直線的に滑動できる。架台組立体は、少なくと
も一つの片寄せばねによりテープ出行方向にバイアスを
かけられているので、テープがカートリッジハウジング
の中に完全に巻き戻されると、リーダピンがテープアク
セスポートに入って架台組立体に接触し、架台組立体を
窪みの中に滑入させ、片寄せばねを圧縮する。片寄せば
ねの圧縮は、リール・ロックが係合するにつれて巻き戻
し機構により維持される。
Description
カートリッジに関するものであり、更に詳細に記せば、
テープカートリッジがテープ駆動機構から取り外される
前の、単一リール・カートリッジ内データ記憶テープの
パーキングに関する。
ンピュータ構成要素の発展と同様である。第1に、オー
プンリール装置(旧型のオープンリール・オーディオ・
テープレコーダに幾らか似ている)がデータを記憶する
のに使われていた。1972年に、最初のIBM-PCが導
入される10年も前に、3M社は、データ記憶用に設計さ
れた最初の1/4インチ・テープカートリッジを導入し
た。この3Mからの草分け的カートリッジは、二重リー
ル構成であった。やや10年以上遅れて、単一リール・テ
ープカートリッジおよび単一リール・カートリッジ・テ
ープ駆動機構が導入された。
磁気テープを巻く単一供給リールを囲むハウジングを備
えている。ターミネータ、またはリーダ装置が一般に磁
気テープの自由端に取付けられている。リーダ装置の断
面は、テープの断面より大きく、テープが供給リールに
巻き戻されるときはいつでも、ハウジング内部のリーダ
装置座(シート)により捕らえられることができる。リ
ーダ装置は、ブロック、球、長球、棒、またはT形タブ
の形状にすることができる。リールにはハウジング内の
中心開口から露出している中心駆動ハブがある。カート
リッジをテープ駆動機構に挿入すると、駆動スピンドル
が駆動ハブに係合し、駆動機構内のプライミング機構が
テープの自由端を捕らえ、直接にまたは間接にテープを
テープ駆動機構の読取り/書込ヘッド上方に通し、テー
プをテープ駆動機構内に設けられた巻取りリールに取付
ける。テープは次に通常の仕方でアクセスされる(すな
わち、読み書きされる)。テープが駆動機構によりアク
セスされてしまってから、磁気テープは、カートリッジ
の単一供給リールに巻き戻され、カートリッジを駆動機
構から取り外すことができるように巻取りリールから取
り外される。これは、供給リールおよ巻取りリールを共
に組み込んだ二重リール・カートリッジとは対照的であ
る。
するのに廉価で且つ必要な記憶空間が少ないので二重リ
ール・カートリッジの人気ある代替品になりつつある。
事実、単一リール・カートリッジ駆動機構は、データ処
理システム用大容量テープ基準データ支援解決法に対す
る好適な構成に急速になりつつある。直径100mmのリ
ールに巻かれた600メートルの12.7mm幅テープを使用
すれば、単一リール・カートリッジは、約100ギガバイ
トの未圧縮データを、また 圧縮すれば約200ギガバイト
のデータを記憶できる。
関連する幾つかの短所が存在する。一つの短所は、テー
プ駆動機構の複雑さの増大である。磁気テープを二つの
リールに取り外し不能に取付ける二重リール・カートリ
ッジとは異なり、単一リール・テープカートリッジは、
40年以前に好評だったオープンリール・オーディオ・テ
ーププレヤー/レコーダと全く同様に、「プライム」さ
れねばならない。すなわち、リーダ装置を幾分掴み、取
付けた磁気テープを読取り/書込ヘッドの上に通し、巻
取りリールに取付けなければならない。オープンリール
機構の場合、このプロセスは、人間の器用さにより行な
われたが、単一リール・カートリッジのプロセスは、プ
ライミング機構により自動的に行なわれる。単一リール
・カートリッジの好適実施形態に使用されるプライミン
グ機構の動作を、続いて簡潔に説明することにする。こ
れらの仕事の性格は平凡ではないため、プライミング機
構は、テープ駆動機構のコストを上げ、別の故障モード
をテープ装置に加える複雑な装置である。
は、巻き戻されてリーダ装置を留めて(パーキングし
て)おくとき、テープに応力がかかることである。これ
は、巻き戻しテープを完全に載荷したときカートリッジ
・リールがかなりな角運動量を有するためである。した
がって、テープがカートリッジ・リールの回転に伴い完
全に巻き戻されてリーダ装置に捕らえられると、磁気テ
ープが衝撃荷重により伸びたり破壊したりすることがあ
る。したがって、現在生産中のほとんどの単一リール・
テープ装置は、角運動量をテープが破壊しないまたは永
久伸張させない安全なレベルまで減らすために、完全に
巻取り状態に近づくにつれて巻き戻し速度を劇的に下げ
ている。
関連する他の問題は、カートリッジをテープ駆動機構か
ら取り外した後、テープにかかる張力を維持する必要性
があることである。リール・ロック機構は導入される可
能性のある弛みの量を減らしたが、ロック機構は一般に
使用中、回転が連続的でなく、複数の個別ロック位置を
有するので、張力を維持できない。張力が維持されなけ
れば、テープの外層が弛んで滑ることがある。この滑り
は一定量のテープ送り整列不良を生ずるばかりでなく、
テープの縁と供給リールのフランジとの間の接触がテー
プの磨耗を増大させ、テープが供給リールから巻き解さ
れるにつれて幾らかの追加摩擦を生ずることがある。
を図1および図2に示す。カートリッジ10は、テープ供
給リールを囲むハウジング11を備えている。滑りドア12
がテープ・アクセスポートおよびリーダ装置駐留場所を
覆っている(そのいずれをもこの図には示してない)。
ドア12は、単一リール・テープカートリッジ10がテープ
駆動機構に挿入されたときテープ・アクセスポートを露
出させるために側方に滑る。被駆動歯車(ここでは被駆
動カプラともいう)21がテープ供給リール(テープリー
ル自身はハウジング11により囲まれていてこの図では見
えない)の中心ハブに組み込まれている。被駆動歯車21
は、テープ駆動機構の部分である駆動歯車(ここでは駆
動カプラともいう)と係合している。被駆動歯車は、そ
こを通してカートリッジ10の内部のリール・ロック機構
を解放することができる中心穴22を備えていることに
注目する。駆動および被駆動歯車は、回転運動を供給リ
ールに与えるのに利用されているが、スプラインまたは
摩擦を使用する他の形式のカプラを歯車形式の代わりに
置き換えることができる。
び図4の単一リール・カートリッジの切断図で示す。被
駆動歯車21は、リール31に堅く固定されている。被駆動
歯車21の裏側(すなわち、駆動歯車に係合しない側)に
は第1のロック用歯車32が堅く固定されている。第1の
ロック用歯車32は、第1の組の歯33を備えているが、リ
ールの回転軸38の傍に中心を有し、リール31および被駆
動歯車21とともに回転する。第1のロック用歯車32の第
1の組の歯33は、被駆動歯車21がテープ駆動機構の駆動
歯車36から解放されたとき第2のロック用歯車35の第2
の組の歯34と係合する。第2のロック用歯車35は、回転
せず、駆動機構ハウジング11に堅く固定されたペデスタ
ル37に滑動可能に取付けられているが、リール31の回転
軸38の方向で第1のロック用歯車32の方に向かって弾力
的なバイアス(片寄せの力)をかけられている。第2の
ロック用歯車の弾力的バイアスは、ペデスタルと第2の
ロック用歯車35との間で圧縮される、ペデスタル37の内
部にあるコイルばね(図示せず)により与えられる。テ
ープ駆動機構の駆動歯車36が被駆動歯車21に係合する
と、駆動歯車36の上にある突起39が被駆動歯車21の中心
穴を通過し、第2のロック用歯車35を、少なくともその
歯を第1のロック用歯車32の歯から解放するに十分な距
離持ち上げる。第1および第2の組の歯(それぞれ33お
よび34)の各歯は、好適には、両ロック用歯車の歯が係
合するとリール31の巻き解し方向の回転が阻止されるよ
うに、傾斜路形状をしている。ロック用歯車の少なくと
も一方は、等間隔歯の完全な補足を備えていなければな
らない。各ロック用歯車には有限数の歯が存在するの
で、リール31を、完全な補足の歯を有するロック用歯車
の歯の数に等しい複数の位置にロックすることができ
る。各ロック位置間の角距離は、360度をロック位置の
全数で割ったものに等しい。たとえば、各ロック用歯車
の歯が全部で60であれば、リールを、回転するにつれ
て、6度離れた、60の異なる角位置にロックすることが
できる。したがって、テープを完全に巻き戻してしかも
なお緊張していると、両ロック用歯車の歯が好適に互い
に整列している場合に限り、その同じ程度の緊張度が残
る。歯車が好適に整列していなければ、最大6度の弛み
が可能である。テープの線形弛みは計算しやすい。たと
えば、直径が100mmで周囲が約250mmの最外側ループ
を有するリールでのテープの最大弛み量は、314/60、す
なわち約5mmである。テープ弛みの量は平均その量の
半分、すなわち約2mmであるが、システムは5mmの
最悪の場合の筋書きに適合することができなければなら
ない。5mmの弛みはかなりなテープ滑りを生ずること
がある。ロック用歯車の歯の数を増やすことにより、テ
ープ弛みを減らすことができると合理的に仮定してよ
い。このことは理論的には正しいが、歯がすり減り反復
使用に無効になるまでにロック用歯車に設けることがで
きる歯(特にプラスチック歯)の数には制限がある。
その駐留場所に捕らえられるとき、磁気テープにかか
る、または磁気テープに取付けられたテープにかかる応
力を減らすばかりでなく、磁気テープがカートリッジ内
に巻き戻され、テープ駆動機構から取り外され、特に穏
やかではないことがあるハンドリングを受け、変化する
温度状態で長期間保管してから、テープにかかる張力を
維持する改善されたテープリーダ装置駐留機構である。
ッジのリーダ装置のための弾力性パーキングシートを提
供する。本発明は、個別の等間隔ロック位置を有するリ
ールロックと組み合わせて動作する。本発明の好適実施
形態では、リーダ装置は、ダンベルに似たピン状をして
おり、パーキングシートは、ピンの端を受け入れる形状
を成し、カートリッジハウジングのテープアクセスポー
ト内の窪みに滑動可能に取付けられた架台組立体を備え
ている。架台組立体は、テープがカートリッジ・ハウジ
ングに入ったり出たりするにつれてテープの移動と大略
一致する経路に沿って二つの限界位置の間を滑動可能で
ある。架台組立体は、少なくとも一つの片寄せばねでテ
ープ出口方向にバイアスをかけられているので、テープ
が完全にカートリッジ内に巻き戻されると、リーダピン
は架台組立体と接触し、架台組立体を窪みの中で滑ら
せ、片寄せばねが圧縮されるようにする。
は、テープが完全に巻き戻されたとき圧縮の状態にあ
り、リーダピンが架台組立体に静置されている。カート
リッジのカプラが巻き戻し機構から解放される前に、パ
ーキングシートが圧縮状態にありながらリールロックが
係合する。パーキングシートの走行は、通常カプラを巻
き戻し機構から解放することによりテープに導入される
弛みを克服するのに十分である。
に、弾力パーキングシートは、リーダピンが巻き戻し動
作の終わりにパーキングシートを打つときリーダテープ
が受ける衝撃を吸収するという別の長所を備えている。
巻き戻しテープが載荷された回転供給リールの、および
リーダピンの運動量の大部分は、リーダテープに移され
てリーダテープを伸張させるのではなく、片寄せばねに
移されてばねを圧縮するようにし、リール、テープ、お
よびリーダピンに関連する運動エネルギは、架台組立体
が窪み内を滑るにつれて摩擦により消散される。リーダ
ピンがカートリッジの窪みに入り、弾力座を打つとき、
幾分の跳ね返りは避けられないが、跳ね返りの影響は、
運動エネルギの摩擦消散を補助する。この衝撃吸収形体
は、巻き戻し動作中テープが破壊、伸張する傾向を大幅
に減らし、テープリーダ駐留速度を高くすることができ
るようにする。
度に合わせて描かれてはいない。図面の図は、主として
本発明に関連する特徴を示すことを目的としている。明
瞭にするために、テープカートリッジの機能に必要な多
数の特徴を省略してある。しかし、テープカートリッジ
の設計および製造に関する当業者は、本発明を現存する
単一リール・テープカートリッジ装置に組み込むことに
ほとんど困難を感じないはずである。
ル・テープカートリッジのリーダピンの弾力性パーキン
グシートを提供する。弾力性パーキングシートは、二つ
の位置の間を直線移動できる弾力的にバイアスをかけら
れたリーダピン架台組立体を備えているが、個別の等間
隔に設けられたロック位置を有するリール・ロックと組
み合って動作し、保管中の巻き戻しテープの弛みを防止
する。弾力性パーキングシートはまた、リーダピンが、
巻き戻し動作中カートリッジ・ハウジングのリーダピン
保管窪みに入るときテープにかかる応力を減らす。
ジの多数の構成要素を、図1、図2、図3、および図4
に示すカートリッジの類似構成要素と同じ番号で識別し
ている。これは、本発明をこの開示の背景の説明の章で
リール・ロック機構の説明に関連して図示し説明したカ
ートリッジ10に組み込むことができると仮定しているた
め行なったものである。
ール・テープカートリッジ10がテープ駆動機構51に挿入
されている。テープ駆動機構51またはテープカートリッ
ジ10のすべての特徴を図示しようとはしていないことを
理解すべきである。主として概略図であるこの図面の目
的は、カートリッジ10の供給リール31から第1のアイド
ラ・プーリ52の周り、読取り/書込ヘッド54の上、第2
のアイドラ・プーリ55の周りを通ってテープ駆動機構51
の巻取りリール56まで導くテープ53の経路を示すことで
ある。巻取りリール56にはハブ57がある。ハブ57は、一
般に円筒形状であるが、扁平側面を備えている。扁平側
面は、ロケータピン60およびそれに留められたリーダピ
ン61を備えたプライマブロック59を受け入れる形状にな
っている。巻取りリール56のフランジ58は、テープが巻
取りリール56に巻かれるときロケータピン60の端および
リーダピン61の端を案内し、プライマブロック59をハブ
57の扁平側面に対してその正しい位置に導く位置決め溝
62を備えている。プライマブロック59は、その扁平側面
に取付けられたときハブ57の円筒形状を完成するような
形状になっている。この図面の図を概略図と考えること
ができるので、被駆動歯車21を丁度透明材料で作られて
いるように描いてある。通常、下面図でだけ図示したよ
うに見える。テープ・プライム機構、テープ駆動電子装
置、制御器、被駆動歯車に係合する駆動歯車36、または
テープ駆動動作に不可欠の多数の他のハードウェアを描
こうとはしていない。それを通して駆動歯車36の突起39
が第2のロック用歯車35を持ち上げ(図3および図4を
参照してください)、それによりリール・ロック機構30
を解放するる被駆動歯車21の中心穴22は、この図で明瞭
に見える。
と、図5の単一リール・テープカートリッジ10がテープ
駆動機構51から分離して図示されている。カートリッジ
10は、被駆動歯車21を中心且つ軸方向に組み込んだ供給
リール31を備えている。またこの図に見えるのはリール
・ロック解放穴22、リーダ装置(この場合にはリーダピ
ン)61、およびカートリッジハウジング11の内部にある
テープ・アクセスポート63である。アクセスポート63
は、頂点A、B、C、およびDを有する多角形の領域の
ほぼ内部にあるカートリッジハウジングの通路である
が、アクセスポート63の開口64を横断する滑動可能なア
クセスドア12を備えている。カートリッジ10は、リーダ
ピン61を磁気テープ53(図5を参照)に接続するリーダ
テープを備えることができ、リーダテープは供給リール
31に固定されている。本発明の好適実施形態では、磁気
テープ53とリーダピン61との間にリーダテープを使用し
ていない。リーダピン61は、架台の窪み66の中でアクセ
スポート63の中にある第1の位置67Aと第2の位置67B
との間を直線移動する架台組立体65に据えられている。
架台組立体65は、一対の圧縮コイルばね68(この図では
一つだけが見える)によりテープ・アクセスポート開口
64の方にバイアスをかけられている。ばね68は、架台組
立体65とカートリッジハウジング11との間で圧縮されて
いる。架台組立体65は切り欠かれてリーダピン61を受け
ていることに注目。切り欠き69(この上平面図では一つ
だけが見える)はリーダピン61の側方移動を防止してい
る。
ートリッジ10の好適実施形態について、プライミング機
構が如何に動作するかを簡潔に説明するのが順序であ
る。今度は図7、図8、および図9を参照すると、リー
ダピン61は一般に、磁気テープ53を取付ける中心部分71
A、中心部分71Aの両側にある二つの直径減少部分72、
および中心部分71Aと同じ直径の二つの端部71Bを有す
る棒、または円筒の形状をしている。リーダピン61以外
のリーダ装置が本発明により考えられている。たとえ
ば、リーダ装置をブロック形状にすることができ、また
は磁気テープ53の自由端を捕らえ得るT形の薄層から成
るタブで強化することができる。この後者の場合には、
テープ53が巻き戻されるときテープを「T」の垂直部分
に取付け、架台組立体65が「T」の水平部分を捕らえる
ことになる。リーダテープ74の第1の端は、テープ駆動
機構51の巻取りリール56に固定され、テープ駆動機構51
の読取り/書込ヘッド54の上を通過する(図5を参
照)。リーダテープ74の第2の端は、リーダピン61が架
台組立体65により両端71Bで保持されるにつれてリーダ
ピン61の狭い部分72の周りにクリップされるようになっ
ている一対の溝77を備えたプライマ・ブロック59に取付
けられている。リーダテープ74の長さは、巻取りリール
のハブ58の直径を示す指標となるので、プライマ・テー
プ74が巻取りリール56に巻き付くにつれて、プライマ・
ブロック59および取付けられたリーダピン61はリールハ
ブ57の扁平側に対して適合することになる。プライマ・
ブロック59および取付けられたリーダピン61がリールハ
ブ57の扁平側に適合してから、磁気テープ53がハブ57お
よびプライマ・ブロック59の周りに巻き付く。プライミ
ング機構は、磁気テープ53がカートリッジ10の中に完全
に巻き戻されると、プライマ・ブロック59を捕らえ、こ
れをリーダピン61から切り離す。新しいカートリッジが
テープ駆動機構に挿入されると、プライミング機構は、
プライマ・ブロック59をリーダピン61に取付ける。プラ
イミング機構は、架台組立体65の横移動が架台の窪み66
により制限されるにつれて、プライマ・ブロック59を、
リーダピン61におよびリーダピン61から、一般にテープ
出行経路に垂直な方向に、取付けおよび取り外す。リー
ダピン61のこの方向の横移動は、架台組立体65の切り欠
き68により制限される。プライミング機構はこの開示の
重点ではないので、これをここでは図示しない。各片寄
せばね68は、架台組立体65の窪み76に嵌まっている。
テープアクセスポート63、および架台の窪み66の詳細を
更に明瞭に見ることができる。架台組立体65は、テープ
出行経路の方向に見ると、テープの出口角がテープが供
給リール31から巻き解されるにつれて変わるのでテープ
53のための隙間を与えるためにC形をしている。テープ
53が架台組立体65に入る角度はカートリッジのテープ供
給リール31から巻き解されたテープの量によって変わる
ので、架台組立体65を一方の側で開いておかなければな
らない。アクセスドア12は、ドア閉鎖ばね(図示せず)
で通常遮蔽位置に保持されている。テープ駆動機構に挿
入されると、ドア12は後方にドア窪み70に押し込まれ、
テープアクセスポート63を開く。
してきたが、当業者には、それに特許請求の範囲で規定
した本発明の範囲および精神から逸脱することなく変更
および修正を加えることができることが明らかであろ
う。たとえば、この開示の背景説明の章で説明したよう
に、テープ供給リールに回転移動を与えるカブラは、歯
車装置として開示したが、これを業界で既知の他のどん
な形式のカプラとしてもよい。すなわち、それらはスプ
ライン型のまたは摩擦結合のものでよい。他に、コイル
ばね68の代わりに他の形式の片寄せ装置を使用すること
ができる。一つ以上の板ばねまたは捻りばねをコイルば
ねの代わりに置き換えることができる。他に、弾力性フ
ォームから作った一つ以上の圧縮可能パッドをばねの代
わりに置き換えることができる。泡が崩壊するとき空気
が細孔から押し出されるので通気孔フォーム材はエネル
ギ吸収作用を与えるが、ポリマ複合材から製造したフォ
ームは長期間圧縮すればその元の寸法まで拡大する能力
を失うことがある。
ッジの斜視図である。
ッジの斜視図である。
ク機構を有する単一リール・テープカートリッジの切断
斜視図である。
由にしている状態の、図3の単一リール・テープカート
リッジの切断斜視図である。
いる単一リール・テープカートリッジ駆動機構の切断上
平面図である。
ートリッジの切断上平面図である。
立面図である。
ダピンに取付けられようとしている架台組立体の上平面
図である。
付けられたリーダピンが据えられている架台組立体の側
部立面図である。
る。
Claims (11)
- 【請求項1】テープ駆動装置に挿入する単一リール・テ
ープカートリッジにおいて、 テープアクセスポートを有するカートリッジハウジング
と、 前記ハウジングの内部にあって、回転軸の周りを回転で
きるテープ供給リールと、 前記リールに軸が固定され、前記駆動装置の回転可能な
動力駆動カプラに係合するようになっていて、それによ
り駆動カプラの回転運動を前記リールに伝える被駆動カ
プラと、 前記リールに取り外し出来ないように結合された第1の
端およびリーダ装置に結合された第2の端を有し、前記
リーダ装置とともに、前記テープ駆動装置によって、前
記カートリッジハウジングから取り出せるようになって
いる磁気テープと、 前記ハウジング内の複数の位置のどれか一つで前記供給
リールをロツクするようになっているリール・ロック
と、 前記アクセスポートの内部で、前記テープが前記ハウジ
ングを出る経路に沿って滑動可能に移動でき、前記テー
プが前記リールに完全に巻き戻されたとき前記リーダ装
置を受け入れるためのパーキングシートを備えている架
台組立体と、 前記架台組立体をテープ出口方向にバイアスさせる手段
と、を備えていることを特徴とするテープカートリッ
ジ。 - 【請求項2】前記バイアスさせる手段は、前記架台と前
記カートリッジハウジングとの間で圧縮可能な少なくと
も一つのコイルばねを備えていることを特徴とする請求
項1に記載のテープカートリッジ。 - 【請求項3】前記架台組立体は、第1の位置と第2の位
置との間で直線的に滑動し得ることを特徴とする請求項
1に記載のテープカートリッジ。 - 【請求項4】前記リールをロックし得る前記複数の位置
の各々は、隣接位置から等角度間隔に設けられているこ
とを特徴とする請求項1に記載のテープカートリッジ。 - 【請求項5】前記第1の位置と第2の位置との間の距離
は、完全に巻き戻されたときの前記テープの最外側ルー
プの円周を、前記リールをロックし得る位置の数で割っ
たものより大きいことを特徴とする請求項4に記載のテ
ープカートリッジ。 - 【請求項6】前記リール・ロックが、 前記リールとともに回転する前記カプラに取付けられ、
第1の組の歯と前記回転軸に一致する中心とを備えてい
る第1のリールロック用歯車と、 前記ハウジングに回転出来ないように固定され、前記回
転軸に沿って移動することができ、第2の組の歯と前記
回転軸に一致する中心とを備え、前記第2の組の歯は第
1の組の歯と係合するようになっていて、前記テープが
前記リールからゆるまないようにしているものである第
2のリールロック用歯車と、を備えていることを特徴と
する請求項1に記載のテープカートリッジ。 - 【請求項7】前記架台組立体がC形断面を有し、且つC
形断面により形成され、それにより前記経路を導く溝を
備えていることを特徴とする請求項1に記載のパーキン
グシート。 - 【請求項8】前記バイアスさせる手段は、一対のコイル
ばねを備え、その一方はテープ経路の上に設置され、他
方はテープ経路の下に設置されていることを特徴とする
請求項7に記載のパーキングシート。 - 【請求項9】前記架台組立体が前記アクセスポート内に
ある架台窪みの中を滑ることを特徴とする請求項1に記
載のテープカートリッジ。 - 【請求項10】前記リーダ装置が棒状をしており、前記
架台組立体は、前記テープが前記カートリッジハウジン
グの中に完全に巻き戻されたとき前記棒状リーダ装置を
受け入れる切り欠きを備えていることを特徴とする請求
項1に記載のテープカートリッジ。 - 【請求項11】前記切り欠き付き架台組立体が、前記テ
ープが完全に巻き戻されたとき、前記リーダ装置の横移
動を制限することを特徴とする請求項1に記載のテープ
カートリッジ。
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