JP2000048235A - メダル送出装置 - Google Patents

メダル送出装置

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JP2000048235A
JP2000048235A JP10214450A JP21445098A JP2000048235A JP 2000048235 A JP2000048235 A JP 2000048235A JP 10214450 A JP10214450 A JP 10214450A JP 21445098 A JP21445098 A JP 21445098A JP 2000048235 A JP2000048235 A JP 2000048235A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 メダル等の送り出し動作を安定して行え、か
つ、メダル通路に多量のメダル等を配置するができるメ
ダル投入装置を提供すること。 【解決手段】 メダル通路6に配置されたメダル等をメ
ダル排出部28から順次送り出すメダル送出装置1にお
いて、メダル群の一方端のメダル等をメダル排出部に送
り出す送出位置と、待機位置とに移動可能な送り出し部
材12と、送り出し部材12を待機位置から送出位置に
移動させる送出動作、および送り出し部材12を送出位
置から待機位置に移動させる送出開放動作を行う送出部
材駆動手段14,14bと、メダル通路に沿って移動可
能なメダル押出し部22と、送出開放動作の動力をメダ
ル押出し部に伝達して直進運動させる押出し部駆動手段
とを備え、メダル押出し部は、直進運動に伴って、メダ
ル群の他方端を押圧し、メダル群をメダル排出部方向に
移動させることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、メダルや硬貨等の
遊戯価値媒体をゲーム機等のメダル投入口に送り出すメ
ダル送出装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、メダルやコイン等を一枚ずつ
送り出して、遊戯機や自動販売機等のメダル等の投入口
に投入するメダル送出装置が知られている。かかるメダ
ル送出装置に関連する技術として、例えば、実開昭62
−107885号公報に掲載されたメダル投入装置や、
実開平6−19071号公報に掲載された硬貨処理装置
がある。
【0003】実開昭62−107885号公報の第5図
に示されたメダル投入装置は、面方向に複数枚重ねられ
たメダルをコイルバネによって送り板54の半円状切欠
54aに押出し、この送り板54が回転することにより
メダルがメダル投入口等へ投入されるという技術であ
り、この技術を用いれば、メダルを直接手で投入口に入
れる必要がなくなる。
【0004】また、実開平6−19071号公報の硬貨
処理装置では、投入口へ硬貨を近づけると、ソレノイド
の駆動によりシャッタ部が開いて硬貨を投入することが
でき、投入された硬貨はコイルバネの付勢力を受けた押
圧板により回転円板側へ移動される。そして、回転円板
の凹部へ挿入された硬貨は、当該凹部が下向きになった
際に鑑別部のシュートに放出されるように構成されてい
る。この技術によれば、装置内に一括投入された硬貨を
一枚ずつ鑑別部に送ることができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、実開昭62−
107885号公報および実開平6−19071号公報
に掲載された技術には、ともに以下のような欠点があ
る。すなわち、上記いずれの技術においても、コイルバ
ネの付勢力のみによってメダル収容部に収容されたメダ
ルを回転円板まで押しており、メダル収容部に多数枚の
メダルが収容されている場合はメダルに加わる付勢力は
大きくなり、少数枚のメダルしか収容されていない場合
はメダルに加わる付勢力は小さくなる。そのため、メダ
ル収容部からメダルが次々に送り出されて収容枚数が減
るにつれて、メダルを押す力が変化することになり、回
転円板への送り出し動作が不安定となる。
【0006】回転円板へメダルを送り出す付勢力を一定
にするため、メダル収容部の収容領域の全長を短くする
ことで、コイルバネが最も伸びた状態と最も縮んだ状態
の長さの差を少なくすることが考えられるが、これでは
多量のメダルを扱うことができず、効率が悪い。
【0007】本発明は、かかる事情に鑑みてなされたも
のであり、メダル等の送り出し動作を安定して行え、か
つ、メダル通路に多量のメダル等を配置するができるメ
ダル投入装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明は、遊戯価値媒体であるメダルや硬貨等が面
方向に重ねられて成るメダル群を通過可能に支持するメ
ダル通路を有し、当該メダル通路に配置されたメダル等
をメダル排出部から順次送り出すメダル送出装置におい
て、メダル群の一方端に位置するメダル等をメダル排出
部に送り出す送出位置と、メダル群から離間した待機位
置とに移動可能なメダル送り出し部材と、メダル送り出
し部材を待機位置から送出位置に移動させる送出動作、
およびメダル送り出し部材を送出位置から待機位置に移
動させる送出開放動作を行う送出部材駆動手段と、メダ
ル群の他方端と対向すると共に、メダル通路に沿って移
動可能なメダル押出し部と、送出部材駆動手段の送出開
放動作の動力をメダル押出し部に伝達して、メダル押出
し部を直進運動させるメダル押出し部駆動手段と、を備
え、メダル押出し部は、直進運動に伴って、メダル群の
他方端を押圧し、当該メダル群をメダル排出部方向に移
動させることを特徴とする。
【0009】本発明に係るメダル送出装置によれば、ア
クチュエータ等の送出部材駆動手段が送出動作を行うこ
とによってメダル送り出し部材が送出位置に移動し、メ
ダル排出部から、メダル通路に重ねて配置されたメダル
や硬貨等(以下、メダルや硬貨等を「メダル等」とい
い、重ねられたメダル等を「メダル群」という。)の一
方端に位置するメダル等、すなわち、先頭のメダル等が
外部に放出され、ゲーム機等のメダル投入口等に送り出
される。先頭のメダル等を送り出すと、今度は二番目に
あったメダル等が先頭になる。先頭のメダル等を送り出
した後、送出部材駆動手段が送出開放動作を行うことに
よってメダル送り出し部材が送出位置から待機位置に移
動し、さらに、送出部材駆動手段の送出開放動作の動力
は、メダル押出し部駆動手段によってメダル押出し部に
伝達されて、メダル押出し部は直進運動を行う。そし
て、メダル押出し部は、直進運動をしながらがメダル群
の他方端を押圧し、メダル群をメダル排出部方向に移動
させる。
【0010】これにより、二番目のメダル等が、メダル
送り出し部材によってメダル排出部から外部へ送り出さ
れる場所に位置することになる。そして、送出部材駆動
手段の送出動作によって、メダル排出部から、二番目に
あったメダル等が外部に放出される。ここで、上述した
ように、本発明においては、メダル等をメダル排出部側
へ押し出すメダル押出し部そのものが、送出部材駆動手
段の送出開放動作に連動してメダル排出部方向へ移動す
るため、メダル通路上のメダル等の枚数が違っても、メ
ダル等を押す力を殆ど一定にすることができる。そのた
め、メダル等の送り出し動作が安定するだけでなく、メ
ダル通路に多量のメダル等を配置することができる。
【0011】また、本発明のメダル押出し部駆動手段
が、送出部材駆動手段の送出開放動作に連動して回転す
る回転部材と、回転部材の回転運動を直進運動に変換す
る運動変換手段と、直進運動を運動変換手段からメダル
押出し部に伝達する運動伝達手段とを備え、メダル押出
し部が、直進運動が伝達されることによりメダル群をメ
ダル排出部方向に移動させるように構成することが望ま
しい。
【0012】このような構成を採用した場合、送出部材
駆動手段が送出開放動作を行うと、この送出開放動作に
連動して回転部材が回転する。この回転部材の回転運動
は、運転変換手段によって直進運動に変換され、さら
に、この直進運動は、運動伝達手段によって運動変換手
段からメダル押出し部に伝達される。そして、直進運動
が伝達されたメダル押出し部は、メダル群をメダル排出
部方向に直進的に押し出す。これにより、次に送り出さ
れるべきメダル等が、メダル送り出し部材によってメダ
ル排出部から外部へ送り出される場所に位置することに
なる。そして、送出部材駆動手段の送出動作によって、
メダル排出部から、メダル等が外部に放出される。
【0013】また、上記運動変換手段としては種々のも
のが採用され得るが、特に、ラックアンドピニオン機構
から構成することが望ましい。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照して、本発
明に係るメダル送出装置の好適な実施形態について詳細
に説明する。尚、同一要素又は同一機能を有する要素に
は同一符号を用いるものとし、重複する記載は省略す
る。
【0015】図1は、本実施形態のメダル送出装置1を
示す正面図である。本実施形態のメダル送出装置1は、
ゲーム機2のメダル投入口4にメダルを一枚ずつ投入す
るための装置である。メダル送出装置1は、主に、メダ
ル群5を支持するメダル通路6が形成されたホルダ8、
メダルの図中右方向への動きを規制するメダルストッパ
10、メダル送り出し部材であるメダル送り出し棒1
2、送出部材駆動手段であるソレノイド14、爪車(回
転部材)17と係止爪19とから成るラチェット部1
6、ラック18、このラック18と噛み合うピニオン2
0、メダル群5をメダルストッパ10方向に押し出すメ
ダル押出し板22、そして、これらを収容する収容ケー
ス24から構成されている。
【0016】ホルダ8には、当該ホルダ8内にメダルを
入れるための切り欠き26が形成されている。また、メ
ダル通路6上のメダルの枚数を確認しやすくするため、
ホルダ8は透明にしてある。さらに、ホルダ8の図中右
端とメダルストッパ10との間には、メダル一枚分の厚
さより多少広い程度の隙間があり、メダルが排出される
メダル排出部28が形成されている。メダル送出装置1
は、このメダル排出部28がゲーム機2のメダル投入口
4と対向するように配置されている。
【0017】メダル群5の後端(図中左端)には、メダ
ル押出し板22の一方の面が当接しており、メダル押出
し板22の他方の面は、バネ32によってラック18と
繋がれている。また、メダル押出し板22の他方の面の
ほぼ中央には、引き出しレバー30の一端が固着されて
いる。この引き出しレバー30は、バネ32内に介挿さ
れるとともに、ラック18に形成された貫通穴18hを
スライド自在に貫通している。さらに、当該引き出しレ
バー30の他端には、取っ手34が取り付けられてい
る。取っ手34を引くことにより、メダル押出し板22
がバネ32の付勢力に抗して貫通穴18h側に移動し、
メダル通路6上にメダルを補充することができる。
【0018】ソレノイド(プッシュプルソレノイド)1
4は、収容ケース24に固定されており、プランジャ1
4aを備えている。ソレノイド14のプランジャ14a
は、通電により図1における上方向に移動する。プラン
ジャ14aの上部および下部には、それぞれピン14c
とピン14dが突設されている。プランジャ14aのピ
ン14cは、プランジャ14aとメダル送り出し棒12
とを繋ぐ第1リンク36に形成された長孔36a内に遊
嵌配置されている。また、プランジャ14aのピン14
dは、プランジャ14aと爪車17とを繋ぐ第2リンク
38に形成された長孔38a内に遊嵌配置されている。
さらに、第2リンク38とソレノイド14との間には、
両者を繋ぐバネ14bが設けられており、プランジャ1
4aは、このバネ14b内に介挿されている。そして、
ソレノイド14を通電してプランジャ14aを上方に移
動させた後に通電を解除すると、バネ14bの復元力に
よってプランジャ14aは元の位置に戻る。すなわち、
バネ14bは、ソレノイド14とともに送出部材駆動手
段を構成している。
【0019】第2リンク38の図中右端には、ピン40
の一端が第2リンク38に対して回転不能に挿し込まれ
ており、ピン40の他端は、爪車17の係合子17iの
中心に係合子17iに対して回転不能に挿し込まれてい
る。本実施形態の爪車17は、ピン40を中心にして第
2リンク38を時計方向に回転させた場合に、係合子1
7iが外輪17oに対して空転し、外輪17oが回転し
ないように構成されている。また、外輪17oには、収
容ケース24に固定された係止爪19が掛けられてお
り、外輪17oの時計方向への回転の規制をより確実に
している。一方、第2リンク38を反時計方向に回転さ
せた場合は、外輪17oが係合子17iと共に半時計方
向に回転するように構成されている。
【0020】爪車17と収容ケース24との間には、ピ
ニオン20が設けられており、このピニオン20は、爪
車17の外輪17oとともに回転するように構成されて
いる。すなわち、このピニオン20は、第2リンク38
が時計方向に回転しても回転しないが、第2リンク38
が反時計方向に回転したときは、同様に反時計方向に回
転する。ピニオン20の下方には、ピニオン20ととも
に運動変換手段を構成するラック18が配置されてい
る。このラック18は、ピニオン20の歯と噛み合って
おり、ピニオン20の回転に伴って図1において左右に
移動する。尚、プランジャ14aがソレノイド14本体
内に引き込まれた状態から元の位置に戻るまでに、ラッ
ク18がメダル一枚分の厚さだけ右方に移動するように
構成されている。
【0021】第1リンク36は、回転支軸42によって
収容ケース24に繋がれており、第1リンク36の図中
右端には、長孔36bが形成されている。そして、この
長孔36b内に、メダル送り出し棒12に突設されたピ
ン44が遊嵌配置されている。メダル送り出し棒12
は、先端の厚さがメダル一枚の厚さよりも薄い先細形状
となっている。また、メダル送り出し棒12の両側面に
は、メダル送り出し棒12の図中左右方向の移動を規制
する移動防止部材46a,46bが配置されている。
【0022】次に、本実施形態に係るメダル送出装置1
のメダル送り出し動作について説明する。まず、取っ手
34を引き、切り欠き26からメダルを入れて、メダル
通路6上にメダル群5をセットする。取っ手34を手放
すと、バネ32の付勢力によってメダル群5は図中右方
向に移動され、先頭のメダル5aは、メダルストッパ1
0に押し付けられる。このとき、メダル5aは、メダル
排出部28、すなわち、メダル送り出し棒12の先端と
メダル投入口4との間の領域に位置することになる。メ
ダル群5をメダル通路6にセットしたら、今度は、ソレ
ノイド14の電源装置(図示しない)をオンにして、ソ
レノイド14を通電する。
【0023】図2は、ソレノイド14を通電したときの
メダル送出装置1を示す図である。ソレノイド14を通
電すると、まず、プランジャ14aが上方に移動する。
そして、プランジャ14aの移動に伴って、第2リンク
38は、ピン14dから上向きの力を受け、ピン40を
中心にして時計方向に回転する。このとき、爪車17の
係合子17iは、ピン40と一体的に回転し、外輪17
o内を空転する。また、バネ14bがソレノイド14本
体と第2リンク38とに挟まれて、バネ14bに復元力
が蓄積される。
【0024】また、プランジャ14aが上方に移動する
と、第1リンク36は、ピン14cから上向きの力を受
け、支軸42を中心にして時計方向に回転する。さら
に、第1リンク36の時計方向の回転力がメダル送り出
し棒12のピン44に伝達されて、メダル送り出し棒1
2が下方のメダル排出部28に向かって移動する。メダ
ル送り出し棒12の先端がメダル排出部28に深く挿し
込まれると、メダル群5の先頭のメダル5aがメダル排
出部28から押し出され、ゲーム機2のメダル投入口4
に投入される。この際、メダル送り出し棒12の両側面
は、移動防止部材46a,46bによって図における左
右方向の移動が規制されているため、正確に先頭のメダ
ル5aをメダル投入口4に送出することができる。
【0025】メダル5aをメダル投入口4に送り出した
後、ソレノイド14への通電が解除される。通電解除
は、図示しない電源装置が自動的に行うようにしてもよ
いし、作業者が行うようにしてもよい。ソレノイド14
への通電を解除すると、プランジャ14aがバネ14b
の復元力によって下方に移動され、このプランジャ14
aの移動に伴って第1リンク36が反時計方向に回転す
る。このとき、第1リンク36の回転に伴って、メダル
送り出し棒12が引き上げられて元の位置に戻る。メダ
ル送り出し棒12が元の位置に戻ると、メダル群5がバ
ネ32の復元力によって右方に移動され、二番目にあっ
たメダル5a’が先頭になってメダルストッパ10に押
し付けられる。
【0026】また、プランジャ14aの下方への移動に
伴って、第2リンク38が反時計方向に回転する。この
とき、第2リンク38の回転に伴って、係合子17iと
ピニオン20も反時計方向に回転する。さらに、ピニオ
ン20の反時計方向の回転に伴って、ラック18が図中
右方に移動する。ラック18が右方に直進運動すると、
この直進運動が運動伝達手段であるバネ32によってメ
ダル押出し板22に伝達されて、メダル押出し板22は
図中右方へ向かって直進運動を開始する。すなわち、第
2リンク38、爪車17、ピニオン20、ラック18、
及びバネ32を介して、プランジャ14aの動力がメダ
ル押出し板22に伝達されて、メダル押出し板22が直
進運動を行うことになる。ここで、ラック18がメダル
1枚分の厚さだけ右方に移動するため、上述のメダル5
aがメダルストッパ10に押し付けられている状態のメ
ダル押出し板22とラック18との間隔(すなわちバネ
32の長さ)と、メダルが一枚減ってメダル5a’がメ
ダルストッパ10に押し付けられている状態のメダル押
出し板22とラック18との間隔とが殆ど同じ長さにな
り、バネ32に蓄積される復元力も二つの状態において
殆ど等しくなる。
【0027】このため、先頭にあったメダル5aが送出
された後に二番目にあったメダル5a’がメダルストッ
パ10に押し付けられる力と、メダル5a’が押し出さ
れた後に三番目のメダルが押し付けられる力もほぼ等し
くなり、メダルの送り出し動作が安定する。しかも、メ
ダル押出し板22とラック18との間隔は、メダルの枚
数にかかわらず殆ど一定に保たれるため、メダル通路6
を長くして多量のメダルを配置することができる。
【0028】以上、本発明者によってなされた発明を実
施形態に基づき具体的に説明したが、本発明は上記実施
形態に限定されるものではない。例えば、メダル排出部
は、ホルダとメダルストッパの隙間でなく、メダル通路
に形成した穴にしてもよい。また、メダル排出部から送
り出されるメダルは一枚である必要はなく、二枚以上送
り出すようにしてもよい。さらに、本発明のメダル送出
装置は、メダルのみならず、硬貨も送り出すことができ
る。また、メダル押出し板は必ずしも必要でなく、バネ
のみでメダル群をメダル排出部に向けて押し出すように
してもよい。この場合、バネは、運動伝達手段であると
同時に、メダル押出し部の役割も担うことになる。
【0029】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係るメダ
ル送出装置によれば、送出部材駆動手段が送出動作を行
うことによってメダル送り出し部材が送出位置に移動
し、メダル排出部から、メダル通路に配置されたメダル
群の一方端に位置するメダル等が外部に放出され、ゲー
ム機等のメダル投入口等に送り出される。先頭のメダル
等を送り出した後、送出部材駆動手段が送出開放動作を
行うことによってメダル送り出し部材が送出位置から待
機位置に移動し、さらに、送出部材駆動手段の送出開放
動作の動力は、メダル押出し部駆動手段によってメダル
押出し部に伝達されて、メダル押出し部は直進運動を行
う。そして、メダル押出し部は、直進運動をしながらが
メダル群の他方端を押圧し、メダル群をメダル排出部方
向に移動させる。
【0030】これにより、二番目のメダル等が、メダル
送り出し部材によってメダル排出部から外部へ送り出さ
れる場所に位置することになる。そして、送出部材駆動
手段の送出動作によって、メダル排出部から、二番目に
あったメダル等が外部に放出される。ここで、本発明に
おいては、メダル等をメダル排出部側へ押し出すメダル
押出し部そのものが、送出部材駆動手段の送出開放動作
に連動してメダル排出部方向へ移動するため、メダル通
路上のメダル等の枚数が違っても、メダル等を押す力を
殆ど一定にすることができる。そのため、メダル等の送
り出し動作が安定するだけでなく、メダル通路に多量の
メダル等を配置することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ソレノイドが通電されていない状態のメダル送
出装置を示す図である。
【図2】ソレノイドが通電された状態のメダル送出装置
を示す図である。
【符号の説明】
1…メダル送出装置、2…ゲーム機、4…メダル投入
口、6…メダル通路、8…ホルダ、10…メダルストッ
パ、12…メダル送り出し棒、14…ソレノイド、16
…ラチェット部、17…爪車、19…係止爪、18…ラ
ック、20…ピニオン、22…メダル押出し板、24…
収容ケース、28…メダル排出部、46a,46b…移
動防止部材。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 遊戯価値媒体であるメダルや硬貨等が面
    方向に重ねられて成るメダル群を通過可能に支持するメ
    ダル通路を有し、当該メダル通路に配置された前記メダ
    ル等をメダル排出部から順次送り出すメダル送出装置に
    おいて、 前記メダル群の一方端に位置する前記メダル等を前記メ
    ダル排出部に送り出す送出位置と、前記メダル群から離
    間した待機位置とに移動可能なメダル送り出し部材と、 前記メダル送り出し部材を前記待機位置から前記送出位
    置に移動させる送出動作、および前記メダル送り出し部
    材を前記送出位置から前記待機位置に移動させる送出開
    放動作を行う送出部材駆動手段と、 前記メダル群の他方端と対向すると共に、前記メダル通
    路に沿って移動可能なメダル押出し部と、 前記送出部材駆動手段の前記送出開放動作の動力を前記
    メダル押出し部に伝達して、前記メダル押出し部を直進
    運動させるメダル押出し部駆動手段と、を備え、 前記メダル押出し部は、前記直進運動に伴って、前記メ
    ダル群の他方端を押圧し、当該メダル群を前記メダル排
    出部方向に移動させることを特徴とするメダル送出装
    置。
  2. 【請求項2】 前記メダル押出し部駆動手段は、 前記送出部材駆動手段の前記送出開放動作に連動して回
    転する回転部材と、 前記回転部材の回転運動を直進運動に変換する運動変換
    手段と、 前記直進運動を前記運動変換手段から前記メダル押出し
    部に伝達する運動伝達手段と、を備え、 前記メダル押出し部は、前記直進運動が伝達されること
    により前記メダル群を前記メダル排出部方向に移動させ
    ることを特徴とする請求項1記載のメダル送出装置。
  3. 【請求項3】 前記運動変換手段は、ラックアンドピニ
    オン機構から成ることを特徴とする請求項2記載のメダ
    ル送出装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2006230863A (ja) * 2005-02-28 2006-09-07 Aruze Corp 遊技機
CN106005562A (zh) * 2016-07-19 2016-10-12 昆山沃优自动化设备科技有限公司 一种塑封推钞机构

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