JP2000047947A - 電子機器 - Google Patents

電子機器

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JP2000047947A
JP2000047947A JP10217845A JP21784598A JP2000047947A JP 2000047947 A JP2000047947 A JP 2000047947A JP 10217845 A JP10217845 A JP 10217845A JP 21784598 A JP21784598 A JP 21784598A JP 2000047947 A JP2000047947 A JP 2000047947A
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timer
housing
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Takaaki Hasegawa
孝明 長谷川
Takashi Kawakami
孝志 川上
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Tokyo Sanyo Electric Co Ltd
Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Tokyo Sanyo Electric Co Ltd
Tottori Sanyo Electric Co Ltd
Sanyo Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 メモリ内に記憶されている情報が不正に取り
出されることを防止する。 【解決手段】 筐体の開封により光発電素子２００が光
を検出すると、前記素子２００は電力信号をスイッチ２
０１及びインターフェイス３を介してＣＰＵ１００へ送
出する。この電力信号を受信したＣＰＵ１００はメモリ
１０１を制御することにより、メモリ１０１に記憶され
ている内容を消去する。

Description

【発明の詳細な説明】
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は電子機器に関する。
【０００２】
【従来の技術】一般的な携帯電話装置や電子手帳等の電
子機器には、機器を動作させる為の基本プログラムや、
毎日のスケジュール等からなる個人情報を記憶可能な記
憶素子が設けられている。又、このような電子機器の多
くには、他人が電子機器の筐体を開封し、記憶素子に記
憶されている内容を使用者に無断で読み取ることを防止
する為に様々な技術が施されている。例えば、ネジ頭部
に星型形状の凹凸面を有し通常のドライバーでは取り外
しが不可能な特殊ネジを使用し筐体を封印する技術や、
記憶素子をエポキシ樹脂で覆うことにより前記記憶素子
の固定や保護を施す等の技術がある（例えば、特開平８
−１８４６０８号公報参照）。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】前記特殊ネジで筐体を
封印する方法では、筐体のみを破壊することにより前記
記憶素子の情報を盗み出すことが可能である為、完全に
記憶素子の情報を守ることは難しい。又、前述の記憶素
子をエポキシ樹脂で覆う方法では、前記記憶素子の温度
が上昇し、前記記憶素子の性能を低下させる可能性があ
る。
【０００４】
【課題を解決するための手段】本発明は上述の課題に鑑
みてなされたものであり、本発明の電子機器は、光を検
出する手段と、情報を記憶する手段と、前記光検出手段
の検出に応じて前記記憶手段により記憶された情報を消
去する手段とを有している。
【０００５】
【発明の実施の形態】図１は本発明を適用してなる携帯
電話装置の第１の実施例の回路構成を示すブロック図で
ある。
【０００６】本実施例装置は、メイン回路部１と、発電
部２と、これらを接続するインターフェイス３とからな
る。
【０００７】メイン回路部１のＣＰＵ（Ｃｅｎｔｒａｌ
Ｐｒｏｃｅｓｓｉｎｇ Ｕｎｉｔ）１００は、後述す
る制御プログラムに基づいて以下で説明する各回路の制
御を司る。メモリ１０１は、例えばＥＥＰＲＯＭ（Ｅｌ
ｅｃｔｒｉｃａｌｌｙ Ｅｒａｓａｂｌｅ Ｐｒｏｇｒ
ａｍｍａｂｌｅ Ｒｅａｄ Ｏｎｌｙ Ｍｅｍｏｒｙ）
からなり、個々の電話装置に対応した認証ＩＤ（Ｉｄｅ
ｎｔｉｆｉｃａｔｉｏｎ）や制御プログラム等の情報が
格納されている。テンキー１０２は、電話番号や後述す
る暗証番号等の入力に使用する。電源回路１０３は、逆
流防止用のダイオードや、バッテリー１０４からの電圧
を電話装置を動作させる為の電圧に変換するレギュレー
タ等を有している。
【０００８】発電部２は、光発電素子２００、スイッチ
２０１、トリガボタン２０２を有する。前記光発電素子
２００は、例えば太陽電池からなり、光を受けると電力
信号を発生する。スイッチ２０１は、例えばトランジス
タからなるスイッチング回路である。トリガボタン２０
２は、前記スイッチ２０１を閉となすように指示する為
のボタンである。
【０００９】電波の送受信を行う為の送受信回路等の電
話装置の基本回路は本実施例と直接関係しない為、図示
しない。
【００１０】図１のブロック図に示す各回路を有した基
板は通常密封された光の届かない筐体内に設けられてい
る。又、前記テンキー１０２及びトリガボタン２０２
は、筐体の外面に設けられている。
【００１１】次に、本実施例の動作を以下に説明する。
【００１２】トリガボタン２０２は、インターフェイス
３に接続されている。前記ボタンが押下されるとその押
下信号がインターフェイス３を介してＣＰＵ１００に送
出される。
【００１３】ＣＰＵ１００は、インターフェイス３、メ
モリ１０１、テンキー１０２、電源回路１０３に接続さ
れ、前記信号の検知に応じて、インターフェイス３を介
してスイッチ２０１へ該スイッチ２０１を閉状態にさせ
る為の制御信号を送出する。
【００１４】スイッチ２０１は、一端がインターフェイ
ス３に、他端が光発電素子２００に接続される。又、ス
イッチ２０１は、前記制御信号に応じて閉状態となる。
尚、前記スイッチ２０１は、一度閉状態になると、後述
する暗証番号が入力されない限りその状態を維持する。
【００１５】光発電素子２００は、上述したように光を
受光すると発電を行い、電力信号を出力する。この電力
信号は、前記スイッチ２０１が閉状態の場合には、前記
スイッチ２０１及びインターフェイス３を介してＣＰＵ
１００へ送出される。
【００１６】前記ＣＰＵ１００は前記電力信号を受信す
ると、メモリ１０１へ該メモリ１０１に記憶されている
内容を消去するよう制御信号を送出する。
【００１７】メモリ１０１は、前記制御信号を受信する
と記憶されている情報の消去を行う。
【００１８】上述した如く、本実施例では、筐体が開封
され、前記光発電素子２００が光を受光すると、メモリ
１０１に記憶されている情報が消去される。
【００１９】しかし、前記電話装置の修理を行う為に電
話装置の筐体を開封せざるを得ない場合には、前記光発
電素子２００が光を検出すると、使用者の意に反してメ
モリ１０１に記憶されている内容が消去される。
【００２０】この様な状況に対処すべく、本実施例の装
置では、テンキー１０２よりメモリ１０１に予め記憶さ
れている暗証番号と同一の暗証番号を入力することによ
り、ＣＰＵ１００がスイッチ２０１を開状態となるよう
に制御する。具体的には、ＣＰＵ１００は、テンキー１
０２から入力された暗証番号を検出すると、この入力暗
証番号をメモリ１０１に記憶されている暗証番号と比較
し、一致した場合には、スイッチ２０１を開状態とする
為に前記スイッチ２０１に制御信号を送出する。
【００２１】このように、本実施例の装置では、暗証番
号を入力することにより筐体開封時でもメモリ１０１の
記憶内容の消去を禁止することができる。
【００２２】尚、上述の携帯電話装置の各回路は、バッ
テリー１０４から供給される電力により駆動される。従
って、バッテリー１０４の出力電圧が低下すると、各回
路は動作できなくなる。このような状態で筐体が開封さ
れると、光発電素子２００から電力信号が出力されて
も、ＣＰＵ１００は、メモリ１０１の内容を消去できな
い。そこで、バッテリー１０４の出力電圧が低下してい
る場合には、前記光発電素子２００からの出力を各回路
の駆動電力として利用すればよい。これにより、バッテ
リ１０４の出力電圧が低下した場合でも、筐体開封時に
は、ＣＰＵ１００等は通常の動作を行い、メモリ１０１
の内容を消去できる。
【００２３】図２は本発明を適用してなる携帯電話装置
の第２の実施例の回路構成を示すブロック図である。
【００２４】第１実施例との相違点はトリガボタン２０
２に換えて、タイマー２０３とタイマーボタン２０４を
付加したことにある。
【００２５】前記タイマーボタン２０４は、前記タイマ
ー２０３の計時開始制御を行う。
【００２６】前記タイマー２０３は、前記タイマーボタ
ン２０４の押下に応答して所定時間の計時を開始する。
【００２７】図２のブロック図に示す各回路を有した基
板は、第１実施例同様、通常密封された光の届かない筐
体内に設けられている。又、テンキー１０２及び前記タ
イマーボタン２０４は筐体外面に設けられている。
【００２８】尚、図１に示した第１実施例と同一の個所
には同一符号を付して説明を省略する。
【００２９】次に、第２実施例の電話装置の動作を以下
に説明する。
【００３０】タイマーボタン２０４の押下により、タイ
マー２０３が、所定時間の計時を開始し、その後、前記
タイマー２０３が所定時間の計時を終了すると、前記タ
イマー２０３からインターフェイス３を介してＣＰＵ１
００へ信号が送出される。ＣＰＵ１００は、前記タイマ
ー２０３からの信号を受信すると、インターフェイス３
を介して前記スイッチ２０１に制御信号を送出し、前記
スイッチ２０１を閉状態となす。
【００３１】尚、前記スイッチ２０１は、第１実施例と
同様に一度閉状態になると、暗証番号が入力されない限
り閉状態を維持する。
【００３２】第２実施例の電話装置は、第１実施例の電
話装置と同様に、光検出素子２００が光を検出すると、
前記素子２００は電力信号を出力する。この時、スイッ
チ２０１が閉状態であれば、前記電力信号はインターフ
ェイスを介してＣＰＵ１００へ供給されるので、ＣＰＵ
１００は前記電力信号に基づいて、メモリ１０１の記憶
内容を消去する。
【００３３】一方、前記スイッチ２０１は、タイマーボ
タン２０４押下後、所定時間（タイマー２０３の計時時
間）の間は開状態が保持され、前記所定時間が経過した
時点で閉状態となる。
【００３４】従って、上記タイマー２０３の計時時間
を、電話装置の組立て終了後から出荷までの期間（例え
ば２、３日）或いは、店頭に並べられるまでの期間（例
えば数週間）に設定しておくことにより、前記期間内に
装置に不具合が発見された場合には、一々暗証番号を入
力せずとも筐体を開封し、修理することができる。
【００３５】尚、本実施例では本発明を電話装置に適用
したが、パーソナルコンピュータや電子手帳等の電子機
器に本発明を適用することが可能であることは言うまで
もない。又、本実施例では光発電素子として太陽電池を
使用したが、例えば、赤外線を検出可能な光検出素子等
を用いても良い。
【００３６】
【発明の効果】上述のように、本発明の電子機器は、筐
体が開封されると光発電素子が光を検出し、該検出に応
じてプログラムメモリ内に記憶されている情報を消去す
る機能を有しているので、筐体を開封してメモリ内の情
報が取り出されることを防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明を適用して成る第１実施例の電話装置の
ブロック図である。
【図２】本発明を適用して成る第２実施例の電話装置の
ブロック図である。
【符号の説明】
１ メイン回路部 ２ 発電部 ３ インターフェイス １００ ＣＰＵ １０１ メモリ １０２ テンキー １０３ 電源回路 １０４ バッテリー ２００ 光発電素子 ２０１ スイッチ ２０２ トリガボタン ２０３ タイマー ２０４ タイマーボタン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 川上 孝志 鳥取県鳥取市南吉方３丁目201番地 鳥取 三洋電機株式会社内 Ｆターム(参考） 5B017 AA03 BA08 BB00 5B019 HB10 HF05

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項１】 光を検出する手段と、情報を記憶する手
    段と、前記光検出手段の検出に応じて前記記憶手段によ
    り記憶された情報を消去する手段とを備えたことを特徴
    とする電子機器。
  2. 【請求項２】 前記請求項１の電子機器であって、更
    に、前記情報消去手段の動作を制御する手段を備えたこ
    とを特徴とする電子機器。
  3. 【請求項３】 前記請求項１の電子機器であって、更
    に、計時動作を行う計時手段を有し、前記計時手段の計
    時時刻に応じて前記情報消去手段を動作させることを特
    徴とする電子機器。
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