JP2000047905A - 予防保守システム及び予防保守システムに接続された端末装置 - Google Patents

予防保守システム及び予防保守システムに接続された端末装置

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JP2000047905A
JP2000047905A JP10213942A JP21394298A JP2000047905A JP 2000047905 A JP2000047905 A JP 2000047905A JP 10213942 A JP10213942 A JP 10213942A JP 21394298 A JP21394298 A JP 21394298A JP 2000047905 A JP2000047905 A JP 2000047905A
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Japan
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terminal device
unit
preventive maintenance
statistical information
maintenance system
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JP10213942A
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Naoyuki Nishimura
尚幸 西村
Katsumaru Sunaga
勝丸 砂賀
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Fujitsu Ltd
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Fujitsu Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 既存の端末装置の機能を利用して、予防保守
のために必要な情報を収集する予防保守システムを提供
する。 【解決手段】 複数の端末装置110とネットワークを
介して接続された監視端末装置120とからなる予防保
守システムにおいて、端末装置110は、自身を構成す
る各機器の動作状態に関する統計情報を蓄積する蓄積手
段111と、転送要求に応じて統計情報をネットワーク
を介して監視端末装置120に送出する転送手段112
とを備えた構成であり、監視端末装置120は、複数の
端末装置110に対して転送要求を送出することによ
り、統計情報を収集する収集手段121と、収集された
統計情報を解析して、動作状態が不良となる可能性の高
い部品を検出する解析手段122と、解析手段122に
よる解析結果を出力する出力手段123とを備えた構成
であることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数の端末装置と
ホストコンピュータとを通信回線を介して接続した情報
処理システムなどにおいて、各端末装置に備えられた様
々な機器や部品が損耗する前に必要な対策を講じるため
の予防保守システムに関するものである。例えば、金融
機関に設置されている自動取引装置などの端末装置は、
様々な情報を蓄積するためのディスク装置やメモリとと
もに、記帳用のプリンタや入金処理のための貨幣計数装
置などの機械部品を備えており、端末装置が稼働するた
めには、当然ながら、これらの機器が正常に動作してい
ることが必要である。一方、プリンタ装置や貨幣計数装
置などのように機械部品を多く含む装置では、動作時間
や動作回数に応じて、プリンタヘッドなどの部品が磨耗
したり、トナーやインクのような消耗品が消費されてい
くので、一定期間ごとに部品の交換や消耗品の補充など
を行うことにより、部品の損耗や消耗が表面化すること
を防ぐ予防保守が重要である。
【0002】
【従来の技術】図9に、従来の予防保守システムを適用
した情報処理システムの構成例を示す。図9に示した端
末装置410において、業務制御部411は、入出力制
御部412を介して操作パネル413などからの入力情
報を受け取り、この入力情報に応じて、入出力制御部4
12を介してプリンタ414や貨幣計数装置415など
の動作を制御するとともに、回線制御部416およびネ
ットワークを介してホストコンピュータ401との間で
必要な情報や指示を授受する構成となっている。
【0003】このとき、業務制御部411は、プリンタ
414や貨幣計数装置415を動作させるごとに、ファ
イル制御部417を介してディスク装置418内に設け
たログ情報ファイルに、部品の損耗や消耗に関する統計
情報として、通帳などへの印字回数や貨幣計数の実行回
数などを蓄積している。また、図9に示した端末装置4
10において、ログ解析部419は、保守作業者が入出
力制御部412を介して入力した指示に応じて動作を開
始し、上述したログ情報ファイルに蓄積された各機器に
関する統計情報を読み出して、次回の定期点検以前に交
換が必要となることが予想される部品を検出し、該当す
る部品のリストを保守作業者に提供する構成となってい
る。
【0004】このログ解析部419は、各部品に対応す
る統計情報についての閾値を保持する閾値テーブルを備
えており、ログ情報ファイルから読み出した統計情報と
該当する閾値との比較結果に基づいて、交換が必要な部
品を検出している。例えば、プリンタや貨幣計数機など
のユニットを構成する印字ヘッドや搬送用ローラなどの
様々な機械部品それぞれについては、設計段階などにお
いてその寿命が検討されているから、それぞれ該当する
動作時間や動作回数などに相当する値を閾値として保持
しておけばよい。
【0005】また、ディスク装置やメモリについては、
アクセスの際に発生した再読出処理の発生回数やエラー
チェックコードによる復元処理の発生回数について、適
切な閾値を保持しておけばよい。このようにして得られ
た検出結果は、入出力制御部412を介してプリンタ4
14に出力され、保守作業者は、検出結果として得られ
た部品のリストに基づいて、必要な部品を手配してい
た。
【0006】従来は、このようにして、稼働中に蓄積し
た統計情報に基づいて、保守作業者が現場で交換が必要
な部品を検出することにより、プリンタの印字ヘッドや
通帳の搬送用のローラのような部品やインクなどの消耗
品が実際に損耗したり消耗したりして動作しなくなる前
に、該当する部品を交換することができ、予防保守を実
現していた。
【0007】更に、各端末装置において蓄積される統計
情報に対して、遠隔監視を導入したシステムの例もあ
る。図10に、遠隔監視を導入した予防保守システムを
適用した情報処理システムの構成例を示す。図10にお
いて、端末装置420は、図9に示した端末装置410
に解析起動部421および結果送出部422を付加し、
この解析起動部421が、定期的にログ解析部419を
起動して、結果送出部422が、得られた検出結果を回
線制御部415を介して監視端末装置430に送出する
構成となっている。
【0008】また、監視端末装置430において、収集
処理部431は、回線制御部432を介して各端末装置
420における検出結果を収集し、入出力制御部433
を介してCRTディスプレイ434やプリンタ435に
出力する構成となっている。したがって、遠隔監視を導
入した場合は、保守作業者は、現場に赴く前に、監視端
末装置430を介して、該当する端末装置420におい
て交換が必要とされる部品のリストを入手することがで
きるから、予め、必要な部品などを手配した上で現場に
出向き、その場で予防保守として必要とされる全ての作
業を終了することができる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述したよ
うに、保守作業者が端末装置410のログ解析部419
を起動する方式では、現場に出向くまで予防保守が必要
な部品が分からないので、対策が後手に回ったり、二度
手間になってしまったりする恐れがある。
【0010】これに対して、遠隔監視を導入したシステ
ムでは、監視端末装置430によって、ネットワークを
介して接続された全ての端末装置420における検出結
果を集中して管理しているので、保守作業者を現場に派
遣する際には、予め必要な部品を手配しておくことがで
きる。しかしながら、図9に示したような個別方式の予
防保守システムが適用された情報処理システムに、上述
したような遠隔監視を導入するためには、端末装置41
0側に解析起動部421および結果送出部422の機能
を追加する必要があり、ソフトウェアを大幅に修正する
必要がある。
【0011】個別方式の予防保守が適用されている端末
装置410は膨大な数に上っているため、これらの既存
の端末装置410に、新たに予防保守のための遠隔監視
システムを導入するのは現実的でない。本発明は、既存
の端末装置の機能を利用して、予防保守のために必要な
情報を収集する予防保守システム及び予防保守システム
に接続された端末装置を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】図1に、本発明の予防保
守システムの原理ブロック図を示す。請求項1の発明
は、複数の端末装置110とネットワークを介して接続
された監視端末装置120とからなる予防保守システム
において、端末装置110は、自身を構成する各機器の
動作状態を判定するための指標となる統計情報を蓄積す
る蓄積手段111と、転送要求に応じて、蓄積手段11
1に蓄積された統計情報をネットワークを介して監視端
末装置120に送出する転送手段112とを備えた構成
であり、監視端末装置120は、複数の端末装置110
に対して、それぞれ蓄積された統計情報の転送要求する
転送要求を送出し、この転送要求に応じてネットワーク
に送出された統計情報を収集する収集手段121と、収
集手段121によって収集された統計情報を解析して、
動作状態が不良となる可能性の高い部品を検出する解析
手段122と、解析手段122による解析結果を出力す
る出力手段123とを備えた構成であることを特徴とす
る。
【0013】請求項1の発明は、監視端末装置120に
設けた収集手段121からの転送要求に応じて、各端末
装置110の転送手段112が動作することにより、各
端末装置110においてそれぞれ蓄積された統計情報そ
のものを監視端末装置120側で収集し、解析手段12
2によって一括して解析し、解析結果を出力手段123
を介して保守作業者の一覧に供することができる。
【0014】ここで、各端末装置110は、自身に備え
られたディスク装置内の任意のファイルをネットワーク
に送出する機能を例外なく備えているから、上述した転
送手段112の機能を端末装置110の既存の機能を利
用して実現することができる。請求項2の発明は、請求
項1に記載の予防保守システムにおいて、監視端末装置
120に備えられた収集手段121は、予め決定された
予定情報に基づいて、統計情報の収集対象となる端末装
置110を選択する予定管理手段124と、予定管理手
段124によって選択された端末装置110を宛先とし
て転送要求を送出する要求送出手段125と、ネットワ
ークを介して統計情報を受信して、解析手段122の処
理に供する受信手段126とを備えた構成であることを
特徴とする。
【0015】請求項2の発明は、予定情報により、収集
対象の端末装置110および収集を実行する日時を指定
しておけば、予定管理手段124からの指示に応じて、
要求送出手段125が動作することにより、各端末装置
110から統計情報を収集する作業を自動化することが
できる。請求項3の発明は、請求項1に記載の予防保守
システムにおいて、端末装置110に備えられた転送手
段112は、転送要求に応じて、蓄積手段111に蓄積
された統計情報の一部を抽出する抽出手段113と、抽
出手段113によって抽出された統計情報の一部をネッ
トワークに送出する送出手段114とを備えた構成であ
ることを特徴とする。
【0016】請求項3の発明は、転送要求に応じて、抽
出手段113と送出手段114とが動作することによ
り、蓄積手段111に蓄積された統計情報の一部を選択
的に監視端末装置120に送出して、トランザクション
の縮小を図ることができる。請求項4の発明は、予防保
守に必要な統計情報を解析する解析手段122を備えた
予防保守システムにネットワークを介して接続された端
末装置において、自身を構成する各機器の動作状態を判
定するための指標となる統計情報を蓄積する蓄積手段1
11と、転送要求に応じて、前記蓄積手段111に蓄積
された統計情報をネットワークを介して前記解析手段1
22に送出する情報転送手段115とを備えたことを特
徴とする。
【0017】請求項4の発明は、情報転送手段115
が、転送要求に応じて動作することにより、蓄積手段1
11内の統計情報を予防保守システムに設けられた解析
手段122の処理に供することができる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて、本発明の
実施形態について詳細に説明する。
【0019】図2に、請求項1の予防保守システムの実
施形態を示す。図2において、予防保守システムは、n
個の端末装置2101 〜210n と監視端末装置220
とをネットワークを介して接続した構成となっている。
以下、端末装置2101 〜210n を総称する際は、単
に、端末装置210と称する。
【0020】図2に示した端末装置210において、業
務処理部211は、図9に示した業務制御部411に相
当するものであり、この業務処理部211において、フ
ァイル転送部212は、制御処理部213を介して受け
取ったホスト側からの要求に応じて、ファイル制御部4
17を介してディスク装置418にアクセスし、指定さ
れたファイルを回線制御部416を介して送出する構成
となっている。
【0021】一方、図2に示した監視端末装置220に
おいて、ログ収集部221は、請求項1で述べた収集手
段121に相当するものであり、入出力制御部433を
介して入力された収集指示に応じて、指定された端末装
置210に対してログ情報ファイルを転送する旨の転送
要求を回線制御部432を介して送出し、また、回線制
御部432を介して受け取ったログ情報ファイルの内容
をログ解析部222の処理に供する構成となっている。
【0022】このログ解析部222は、図9に示したロ
グ解析部419に相当するものであり、受け取った統計
情報を閾値テーブル内の該当する閾値と比較し、その比
較結果に応じて交換が必要な部品のリストを作成し、入
出力制御部433を介してCRTディスプレイ(CR
T)434やプリンタ435に出力する構成となってい
る。
【0023】したがって、この場合は、保守作業者が、
監視端末装置220に備えられたキーボード223など
を操作して、いずれかの端末装置210を指定して収集
指示を入力すればよい。図3に、この予防保守システム
の動作を表す流れ図を示す。ログ収集部221は、保守
作業者によって入力された収集指示を入出力制御部43
3を介して受け取ると(ステップ301)、この収集指
示に基づいて、ログ情報ファイルの転送を要求する転送
要求を作成し(ステップ302)、指定された端末装置
210を宛先として回線制御部432を介してネットワ
ークに送出する(ステップ303)。
【0024】このようにして送出された転送要求は、該
当する端末装置210の回線制御部416によって受信
され、制御処理部213を介してファイル転送部212
に渡される(ステップ311)。これに応じて、ファイ
ル転送部212は、請求項1で述べた転送手段112
(請求項4で述べた情報転送手段115)として動作
し、ファイル制御部417を介して、請求項1で述べた
蓄積手段111に相当するディスク装置418からログ
情報ファイルを読み出し(ステップ312)、このログ
情報ファイルを回線制御部416を介して、要求元の監
視端末220に送出して(ステップ313)、処理を終
了すればよい。
【0025】一方、上述したようにして端末装置210
から転送されたログ情報ファイルを受け取ったときに、
ログ収集部221は、ステップ304の肯定判定として
待ち状態を終了し、このログ情報ファイルの内容をログ
解析部222に送出すればよい。これに応じて、ログ解
析部222は、請求項1で述べた解析手段122として
動作し、ログ情報ファイルに含まれる各部品についての
統計情報と閾値テーブルとに基づいて、交換が必要な部
品を検出し(ステップ305)、検出結果を入出力制御
部433を介して、請求項1で述べた出力手段123に
相当するCRTディスプレイ434およびプリンタ43
5による出力処理に供して(ステップ306)、処理を
終了すればよい。
【0026】このように、既存の端末装置210に転送
処理部212として備えられたファイル転送機能を利用
して、統計情報そのものを監視端末装置220に転送す
る構成とすれば、既存の端末装置の機能をそのまま利用
して、遠隔監視を導入した場合と同様に、予防保守のた
めに必要な情報を収集することができる。これにより、
保守作業者は、現場に赴く前に、監視端末220に備え
られたCRTディスプレイ434やプリンタ435を介
して、注目している端末装置210についてのログ解析
結果を得ることができ、必要な部品などを手配した上
で、現地に向かうことが可能になる。
【0027】この場合に、監視端末装置220のログ解
析部222は、従来の端末装置410において行ってい
た処理と同等のログ解析処理を実行すればよいので、従
来のログ解析部419を実現するためのソフトウェアを
そのまま利用することができるので、監視端末装置22
0側のログ収集部221を実現するためのソフトウェア
のみを新たに開発すればよい。
【0028】したがって、既存の端末装置全てに解析起
動部421および結果送出部422の機能を追加する場
合に比べて、ソフトウェアの開発コストを大幅に低減す
ることができる。また、監視端末装置220によって、
各端末装置210の統計情報を自動的に収集することも
可能である。
【0029】図4に、請求項2の予防保守システムを適
用した情報処理システムの構成を示す。図4に示した監
視端末装置220は、スケジュール管理部231とスケ
ジュール情報保持部232と端末管理表233を備えて
構成されており、このスケジュール管理部231は、ス
ケジュール情報保持部232に保持されたスケジュール
情報と端末管理表233に保持された管理情報とに基づ
いて、ログ収集部221に対して、該当する端末装置2
10からログ情報を収集する旨を指示する構成となって
いる。
【0030】この場合に、端末管理表233は、予め、
各端末装置210と通信回線を接続するために必要な情
報を管理情報として、例えば、端末装置210を識別す
るための端末IDと電話番号との組み合わせを保持してお
けばよい。また、スケジュール情報保持部232は、入
出力制御部433を介して、端末IDとログ情報を収集す
べき日時とを含んだ情報を受け取ってスケジュール情報
として保持しておき、スケジュール管理部231の処理
に供すればよい。
【0031】したがって、スケジュール管理部231
が、定期的にスケジュール情報保持部232を参照し、
現在の日時と一致するスケジュール情報で指定された端
末IDに基づいて端末管理表を参照し、得られた電話番号
を宛先として指定して、ログ収集部221にログ情報の
収集動作を指示することにより、請求項2で述べた予定
管理手段124の機能を実現し、予め指定したスケジュ
ールに従って、ログ収集部221を起動し、ログ情報の
収集作業を自動的に実行させることが可能である。
【0032】例えば、定期点検の対象となる全ての端末
装置210について、点検が予定されている日時に先立
ってログ情報を収集する旨のスケジュール情報を予め入
力しておけばよい。また、この場合は、ログ収集部22
1および回線制御部432により、請求項2で述べた要
求送出手段124および受信手段126の機能が果たさ
れている。
【0033】これにより、定期点検に際して改めてログ
情報を収集する作業を省略し、保守作業者は、ログ情報
の解析結果から必要な部品を手配する作業に専念するこ
とができ、保守作業者の作業負担を軽減し、予防保守作
業をより有効に機能させることができる。また、この場
合は、個々の端末装置がログ情報の解析結果を送信する
場合とは異なり、情報処理システムに備えられた全ての
端末装置210と監視端末装置220との通信に費やさ
れるトラフィックなどを考慮して、スケジュールを一括
して決定することができる。
【0034】ところで、情報処理システムに備えられた
端末装置210それぞれが非常に広い範囲に分散して設
置されている場合には、例えば、図5に示すように、そ
れぞれネットワークに接続された複数の保守サービス拠
点2401 〜240m により、比較的近接して設置され
ている端末装置210ごとに予防保守作業が分担されて
いる。
【0035】次に、このような予防保守作業の分担に従
って、監視端末装置220において得られたログ情報の
解析結果を各保守サービス拠点に配分する方法について
説明する。以下、保守サービス拠点2401 〜240m
を総称する際には、単に、保守サービス拠点240と称
する。
【0036】図5に示した予防保守システムにおいて、
監視端末装置220は、図4に示した監視端末装置22
0に、部署管理表234と解析結果送信部235とを付
加し、この解析結果送信部235が、部署管理表234
に従って、ログ解析部222から受け取った解析結果を
該当する保守サービス拠点240に備えられたファクシ
ミリ装置241に送信する構成となっている。
【0037】ここで、部署管理表234は、例えば、各
端末装置210を示す端末IDに対応して、保守作業を担
当する保守サービス拠点240を示す拠点IDおよび該当
する保守サービス拠点240のファクシミリ装置241
の電話番号を保持しておけばよい。また、解析結果送信
部235は、ログ解析部222から解析結果とともに受
け取った端末IDに基づいて、上述した部署管理表234
を参照し、得られた電話番号を回線制御部432に宛先
として指定するとともに、解析結果をファクシミリ情報
に変換し、回線制御部432を介して送出すればよい。
【0038】このようにして、各端末装置210で蓄積
されたログ情報の解析結果を、自動的に保守作業を担当
する保守サービス拠点240のファクシミリ装置241
に送信することができる。これにより、監視端末装置2
20の操作者が、端末装置210ごとに解析結果を保守
サービス拠点240に配信する作業を省略することがで
きるから、予防保守システムの省力化を図ることができ
る。
【0039】ところで、請求項1または請求項2で述べ
た予防保守システムを適用した場合は、上述したよう
に、既存のシステムに適用する際のソフトウェア開発工
数を削減できる利点がある一方、従来の遠隔制御を適用
したシステムに比べて、端末装置210側から監視端末
装置220に送信されるデータ量が大きくなるために、
情報処理システム全体としてのトラフィックの輻輳を招
く恐れがある。
【0040】以下、個々の端末装置210側から監視端
末装置220へ送信する情報量を削減し、輻輳を回避す
る方法について説明する。図6に、請求項3の予防保守
システムを適用した情報処理システムの構成を示す。図
6に示した端末装置210において、ディスク装置41
8は、予防保守対象となる各機器ごとにログ情報ファイ
ル214を備えており、制御処理部213は、ファイル
制御部417を介して、各機器に関する統計情報を該当
するログ情報ファイル214に蓄積する構成となってい
る。
【0041】この場合は、監視端末装置220のログ情
報収集部222によって、注目している機器に対応する
ログ情報ファイル214を指定してファイル転送を要求
すれば、ファイル転送部212がこの転送要求に応じた
処理をそのまま実行することにより、請求項3で述べた
抽出手段113および送出手段114の機能を実現し、
該当するログ情報ファイル214のみを選択的に回線制
御部416を介してネットワークに送出することができ
る。
【0042】このようにして、転送要求に応じて、各端
末装置210から転送する情報量を縮小してトランザク
ションを縮小することにより、ログ情報の収集作業によ
って通信回線が占有される期間を短縮し、ネットワーク
の輻輳を防ぐことができる。更に、ネットワークの負荷
が小さい時間帯などを選んで、ログ情報の収集作業を適
切に分散させてスケジューリングすれば、ネットワーク
への負荷の増大を最小限度に抑えることができる。
【0043】また、ここで、端末装置210に備えられ
たディスク装置418やメモリの読出エラーの増大など
は不定期に現れるのに対して、プリンタ414や貨幣計
数装置415を構成する機械部品の損耗による不調は、
部品の寿命と明らかな相関を持って現れる。したがっ
て、プリンタ414などのように、主に機械部品の寿命
と相関して不調が現れる機器については、半年に一度程
度に設定されている定期点検の際にログ情報を収集すれ
ば十分であり、一方、不定期に不調が現れる機器につい
ては、不調が現れる前兆を捉えるべく、適切な間隔でロ
グ情報を収集する必要がある。
【0044】このように、機器ごとにログ情報を収集す
べき間隔が異なっている場合には、上述したように、各
機器ごとのログ情報ファイル215を選択的に収集する
ことにより、必要な情報の転送のためにのみ通信回線を
有効に利用することができるので、特に効果的である。
一方、図7に示すように、ディスク装置418に各機器
対応の統計情報が、システム内で統一された形式で1つ
のログ情報ファイル215にまとめて蓄積されている場
合は、転送要求に応じて、ファイル転送部212および
ファイル制御部417が抽出手段113として動作し、
ログ情報ファイル215内の指定された機器に対応する
範囲を読み出して、回線制御部416を介して送出する
構成とすればよい。
【0045】また、図8に示すように、端末装置210
に圧縮処理部216を付加し、この圧縮処理部216を
介して、転送処理部212がログ情報を回線制御部41
6に送出する構成とし、監視端末装置220側に設けた
伸長処理部236により、圧縮されたログ情報を伸長し
て、ログ解析部222の処理に供する構成としても良
い。
【0046】この場合は、既存の高能率圧縮技術を利用
して圧縮処理部216を構成すれば、更なるトランザク
ションの縮小が可能となり、ネットワークの輻輳を防ぐ
効果が高くなる反面、既存の端末装置210に圧縮処理
部216の機能を追加する必要が生じる。
【0047】
【発明の効果】以上に説明したように、請求項1および
請求項4の発明によれば、端末装置に元来備えられてい
る転送機能を利用して、各端末装置において蓄積された
統計情報を監視端末装置に集約し、一括して解析するこ
とにより、保守作業者は、解析結果に基づいて、必要な
部品を手配した上で現地に赴くことが可能となり、予防
保守作業を効率よく進めることができる。
【0048】更に、請求項2の発明によれば、各端末装
置から統計情報を収集する作業を自動化して、保守作業
者の作業を支援することができるから、保守作業者は、
必要な部品の調達などに集中することができる。また、
請求項3の発明によれば、転送要求で指定された機器に
関する統計情報を選択的に転送することにより、各端末
装置から転送する情報量を縮小してトランザクションを
縮小することができ、ネットワークの輻輳を防ぐことが
可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の予防保守システムの原理ブロック図で
ある。
【図2】請求項1の予防保守システムの実施形態を示す
図である。
【図3】予防保守システムの動作を表す流れ図である。
【図4】請求項2の予防保守システムの実施形態を示す
図である。
【図5】本発明の予防保守システムの応用例を示す図で
ある。
【図6】請求項3の予防保守システムの実施形態を示す
図である。
【図7】抽出手段の別実施形態を示す図である。
【図8】予防保守システムの別構成例を示す図である。
【図9】従来の予防保守システムを適用した情報処理シ
ステムの構成例を示す図である。
【図10】従来の予防保守システムを適用した情報処理
システムの構成例を示す図である。
【符号の説明】
110、210、410、420 端末装置 111 蓄積手段 112 転送手段 113 抽出手段 114 送出手段 115 情報転送手段 120、230、430 監視端末装置 121 収集手段 122 解析手段 123 出力手段 124 予定管理手段 125 要求送出手段 126 受信手段 211 業務処理部 212 ファイル転送部 213 制御処理部 214、215 ログ情報ファイル 216 圧縮処理部 221 ログ収集部 222、419 ログ解析部 223 キーボード 231 スケジュール管理部 232 スケジュール情報保持部 233 端末管理表 234 部署管理表 235 解析結果送信部 236 伸長処理部 240 保守サービス拠点 241 ファクシミリ(FAX)装置 401 ホストコンピュータ 411 業務制御部 412、433 入出力制御部 413 操作パネル 414、435 プリンタ 415 貨幣計数装置 417 ファイル制御部 418 ディスク装置 421 解析起動部 422 結果送出部 431 収集処理部 434 CRTディスプレイ(CRT)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5B042 AA10 CC07 EA20 FB10 FD15 FD21 5B085 AC03 AC10 AC14 AC16 BE01 5B089 GA14 GA21 GB02 HA01 JA36 JA37 JB15 KA14 KB04 MC03

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の端末装置とネットワークを介して
    接続された監視端末装置とからなる予防保守システムに
    おいて、 端末装置は、 自身を構成する各機器の動作状態を判定するための指標
    となる統計情報を蓄積する蓄積手段と、 転送要求に応じて、前記蓄積手段に蓄積された統計情報
    をネットワークを介して前記監視端末装置に送出する転
    送手段とを備えた構成であり、 監視端末装置は、 前記複数の端末装置に対して、それぞれ蓄積された前記
    統計情報の転送要求する転送要求を送出し、この転送要
    求に応じてネットワークに送出された統計情報を収集す
    る収集手段と、 前記収集手段によって収集された統計情報を解析して、
    動作状態が不良となる可能性の高い部品を検出する解析
    手段と、 前記解析手段による解析結果を出力する出力手段とを備
    えた構成であることを特徴とする予防保守システム。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の予防保守システムにお
    いて、 監視端末装置に備えられた収集手段は、 予め決定された予定情報に基づいて、統計情報の収集対
    象となる端末装置を選択する予定管理手段と、 前記予定管理手段によって選択された端末装置を宛先と
    して転送要求を送出する要求送出手段と、 ネットワークを介して統計情報を受信して、解析手段の
    処理に供する受信手段とを備えた構成であることを特徴
    とする予防保守システム。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の予防保守システムにお
    いて、 端末装置に備えられた転送手段は、 転送要求に応じて、蓄積手段に蓄積された統計情報の一
    部を抽出する抽出手段と、 前記抽出手段によって抽出された統計情報の一部をネッ
    トワークに送出する送出手段とを備えた構成であること
    を特徴とする予防保守システム。
  4. 【請求項4】 予防保守に必要な統計情報を解析する解
    析手段を備えた予防保守システムにネットワークを介し
    て接続された端末装置において、 自身を構成する各機器の動作状態を判定するための指標
    となる統計情報を蓄積する蓄積手段と、 転送要求に応じて、前記蓄積手段に蓄積された統計情報
    をネットワークを介して前記解析手段に送出する情報転
    送手段とを備えたことを特徴とする予防保守システムに
    接続された端末装置。
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