JP2000047862A - ソフトウエア開発支援方法および装置並びに記録媒体 - Google Patents

ソフトウエア開発支援方法および装置並びに記録媒体

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JP2000047862A
JP2000047862A JP10211566A JP21156698A JP2000047862A JP 2000047862 A JP2000047862 A JP 2000047862A JP 10211566 A JP10211566 A JP 10211566A JP 21156698 A JP21156698 A JP 21156698A JP 2000047862 A JP2000047862 A JP 2000047862A
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creating
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test
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JP10211566A
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Kazuhiro Teramine
和裕 寺峯
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Original Assignee
NEC Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ソフトウエア部品を組み合わせてソフトウエ
アを効率的に開発する。 【解決手段】 ソフトウエア部品を属性によって、実行
形式ファイル作成用部品21とテストドライバ/スタブ
用部品22とに区別して管理し、これら部品間の参照関
係を保持すると共に、部品間のインタフェースの整合性
を管理する部品管理手段24と、実行形式ファイル作成
用部品を組み合わせたプログラム3およびテストドライ
バ/スタブ用部品を組み合わせたテストプログラム6を
同一の作業領域2において個別に作成するプログラム作
成手段23とを備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ソフトウエア部
品を組み合わせてソフトウエアを開発するソフトウエア
開発支援方法、それを用いた装置、および、そのプログ
ラムを記録した記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のソフトウエア開発支援装置では、
ソフトウエアの開発にあたり、まず、プロジェクトやワ
ークスペースなどと呼ばれる作業領域においてソースコ
ードやソフトウエア部品を作成する。次に、これらのソ
フトウエア部品を組み合わせてプログラムを作成する。
そして、最終的に、このプログラムのコンパイルおよび
リンクを行って、実行形式ファイルを作成する。
【0003】また、従来のソフトウエア開発支援装置に
おいて、テストドライバおよびスタブ(以下、「テスト
ドライバ/スタブ」とも表記する。)が必要となるテス
トを実施する場合には、新規にテスト用の作業領域を作
成する。そして、この新規の作業領域において、テスト
ドライバおよびスタブに相当するものを作成して、テス
トを実施する。
【0004】このように、従来は、プログラム作成用の
作業領域と、テスト用の作業領域とを別々に作成してそ
れぞれ使用していた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
ソフトウエア開発支援装置には、次のような二つの種類
の問題点があった。第1の種類の問題点は、プログラム
作成用の作業領域とテスト用の作業領域とを別々に使用
するために生じる。すなわち、従来のソフトウエア開発
支援装置においては、ごく簡単なテストであっても、新
規にテスト用の作業領域を作成しなければならない。こ
のため、ソフトウエア開発が非効率となってしまう。
【0006】その上、従来のソフトウエア開発支援装置
においては、ライブラリに対してテストを実施する場
合、テストを実施したい機能を、テストプログラム側か
ら使用する。このため、外部に公開(export)さ
れていない機能のテストを実施すると、テスト対象のプ
ログラムが、外部に公開されてしまう。
【0007】また、第2の種類の問題点は、テスト対象
のプログラムを修正したことを、テストプログラムに通
知する手段がないために生じる。すなわち、テスト対象
のプログラムを修正しても、その修正がテストプログラ
ムに及ぼす影響をテストプログラムの実行時または再リ
ンク時まで知ることができない。
【0008】本発明は、上記の問題を解決すべくなされ
たものであり、ソフトウエアを効率的に開発することが
できるソフトウエア開発支援技術の提供を目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】この発明のソフトウエア
開発支援方法によれば、ソフトウエア部品を組み合わせ
たソフトウエアの開発を支援するにあたり、実行形式フ
ァイル作成用のソフトウエア部品と、テストドライバま
たはスタブを必要とする単体テストを実施するためのテ
ストプログラム作成用のソフトウエア用部品とを区別す
るための属性を、各ソフトウエア部品に与えておき、属
性に基づいて、実行形式ファイル作成用のソフトウエア
部品と、テストプログラムを作成するためのソフトウエ
ア部品とを管理することにより、実行形式ファイルを作
成する作業領域と同一の作業領域で単体テストを実施す
る方法としてある。
【0010】このように、この発明によれば、実行形式
ファイルを作成するためのソフトウエア部品とテストド
ライバ/スタブを実施するためのソフトウエア部品とを
区別するための属性を各ソフトウエア部品に与える。そ
して、この属性によって、実行用形式ファイル作成用部
品の集合とテストドライバ/スタブ用部品の集合とを同
一の作業領域内で個別に管理する。
【0011】その結果、プログラム作成と、テストとを
同一の作業領域内で個別に実施することができる。この
ため、プログラム作成用の作業領域と別にテスト用の作
業領域を設けることなく、同一の作業領域でテストを実
施することができる。したがって、ソフトウエアの開発
を効率よく行うことができる。
【0012】さらに、プログラム作成用の作業領域にお
いてテストも実施できるので、テストを実施したい機能
を、外部に非公開としたままで、テストすることができ
る。その上、テスト後にテストドライバとなった部品を
削除する必要もないので、ソフトウエアの開発を効率よ
く行うことができる。
【0013】また、この発明のソフトウエア開発支援方
法において、好ましくは、実行形式ファイル作成用のソ
フトウエア部品と、当該ソフトウエア部品を参照するテ
ストプログラム用のソフトウエア部品との参照関係を保
持し、テストドライバまたはスタブとテストプログラム
とのインタフェースの整合性を監視し、単体テストの結
果、実行形式ファイル作成用のソフトウエア部品の異常
が修正された場合であって、インタフェースに変更が生
じた場合に、修正されたソフトウエア部品を参照するテ
ストプログラム用のソフトウエア部品に参照関係に基づ
いて前記変更を通知し、かつ、通知を受けたソフトウエ
ア部品を表示することが望ましい。
【0014】このようにすれば、目的プログラムが修正
されて、インタフェースが変更された場合に、参照関係
に基づいて、修正すべきテストドライバ/スタブ用部品
の範囲をリアルタイム認識することができる。その結
果、テストプログラムの修正漏れやテスト実行時のエラ
ーの発生を防止することができる。
【0015】また、この発明の実施にあたり、好ましく
は、テストプログラムを実行形式ファイルとして実行す
ると良い。このように、テストプログラムを実行ファイ
ル形式に変換してから実行すれば、テストプログラムが
複雑なためにインタプリタ実行速度が遅くなる場合で
も、テストプログラムの実行速度を高速化することがで
きる。
【0016】(装置)また、この発明のソフトウエア開
発支援装置によれば、ソフトウエア部品作成手段と、作
業領域において、ソフトウエア部品を組み合わせてプロ
グラムを作成するプログラム作成手段と、プログラムを
コンパイルおよびリンクして実行形式ファイルを作成す
る実行ファイル作成手段とを備えたソフトウエア開発支
援装置において、ソフトウエア部品を、実行形式ファイ
ル作成用の部品と、テストドライバまたはスタブを必要
とする単体テストを実施するためのテストプログラム作
成用の部品とに区別するための属性を、各ソフトウエア
部品に与えて、各当該ソフトウエア部品を管理するソフ
トウエア部品管理手段を備え、プログラム作成手段は、
作業領域において、属性によって区別された実行形式フ
ァイル作成用部品を組み合わせて前記プログラムを作成
する共に、属性によって区別されたテストプログラム作
成用部品を組み合わせてテストプログラムを作成する構
成としてある。
【0017】このように、この発明によれば、ソフトウ
エア管理手段は、実行形式ファイルを作成するためのソ
フトウエア部品とテストドライバ/スタブを実施するた
めのソフトウエア部品とを区別するための属性を各ソフ
トウエア部品に与える。そして、この属性によって、実
行用形式ファイル作成用部品の集合とテストドライバ/
スタブ用部品の集合とを同一の作業領域内で個別に管理
する。
【0018】その結果、この発明では、プログラム作成
と、テストとを同一の作業領域内で個別に実施すること
ができる。このため、プログラム作成用の作業領域と別
にテスト用の作業領域を設けることなく、同一の作業領
域でテストを実施することができる。したがって、ソフ
トウエアの開発を効率よく行うことができる。
【0019】また、この発明のソフトウエア開発支援装
置において、好ましくは、部品管理手段は、実行形式フ
ァイル作成用部品と、当該実行形式ファイル作成用部品
を参照するテストプログラム作成用部品との参照関係を
格納する記憶手段を有し、かつ、実行形式ファイル作成
用部品と、テストプログラム作成用部品との間のインタ
フェースの整合性を管理し、前記単体テストの結果、実
行形式ファイル作成用部品が修正されて、インタフェー
スが変更された場合に、前記参照関係に基づいて、修正
された実行形式ファイル作成用部品を参照するテストプ
ログラム用部品に通知する機能を有することが望まし
い。
【0020】このようにすれば、目的プログラムが修正
されて、インタフェースが変更された場合に、参照関係
に基づいて、修正すべきテストドライバ/スタブ用部品
の範囲をリアルタイム認識することができる。その結
果、テストプログラムの修正漏れやテスト実行時のエラ
ーの発生を防止することができる。
【0021】また、この発明の記録媒体によれば、ソフ
トウエア部品を組み合わせたソフトウエアの開発を支援
するにあたり、実行形式ファイル作成用のソフトウエア
部品と、テストドライバまたはスタブを必要とする単体
テストを実施するためのテストプログラム作成用のソフ
トウエア用部品とを区別するための属性を、各ソフトウ
エア部品に与える処理と、属性に基づいて、実行形式フ
ァイル作成用のソフトウエア部品と、テストプログラム
を作成するためのソフトウエア部品とを管理することに
より、実行形式ファイルを作成する作業領域と同一の作
業領域で前記単体テストを実施させる処理をコンピュー
タに実行させるためのプログラムが記録されている。
【0022】この発明の記録媒体に記録されたプログラ
ムをコンピュータに読み込ませて実行させることによ
り、実行形式ファイルを作成するためのソフトウエア部
品とテストドライバ/スタブを実施するためのソフトウ
エア部品とを区別するための属性を各ソフトウエア部品
に与えることができる。そして、この属性によって、実
行用形式ファイル作成用部品の集合とテストドライバ/
スタブ用部品の集合とを同一の作業領域内で個別に管理
することができる。
【0023】その結果、この発明では、プログラム作成
と、テストとを同一の作業領域内で個別に実施すること
ができる。このため、プログラム作成用の作業領域と別
にテスト用の作業領域を設けることなく、同一の作業領
域でテストを実施することができる。したがって、ソフ
トウエアの開発を効率よく行うことができる。
【0024】また、この発明の記録媒体において、好ま
しくは、実行形式ファイル作成用部品と、テストプログ
ラム作成用部品との間のインタフェースの整合性を管理
し、単体テストの結果、実行形式ファイル作成用部品が
修正されて、インタフェースが変更された場合に、修正
された実行形式ファイル作成用部品を参照するテストプ
ログラム用部品に通知する処理をコンピュータに実行さ
せるためのプログラムが記録されていることが望まし
い。
【0025】このプログラムをコンピュータに実行させ
れば、目的プログラムが修正されてインタフェースが変
更された場合に、修正すべきテストドライバ/スタブ用
部品の範囲をリアルタイム認識することができる。その
結果、テストプログラムの修正漏れやテスト実行時のエ
ラーの発生を防止することができる。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、この発明
の実施の形態について説明する。なお、この発明は図示
例にのみ限定されるものではない。 <第1の実施の形態>まず、図1を参照して、第1の実
施の形態のソフトウエア開発支援装置の構成について説
明する。図1は、ソフトウエア開発支援装置を説明する
ための機能ブロック図である。
【0027】図1に示すように、この実施の形態のソフ
トウエア開発支援装置は、ソフトウエア部品作成手段1
と、作業領域2と、実行形式ファイル作成手段4と、イ
ンタプリタ実行手段7とにより構成されている。
【0028】このソフトウエア部品作成手段1は、ソフ
トウエアの再利用を目的とした機能単位であるソフトウ
エア部品を作成する。また、ソフトウエア部品作成手段
1は、エディタまたはツールとも呼ばれる。
【0029】また、実行形式ファイル作成手段4は、作
業領域2で作成されたプログラム3を、コンパイルおよ
びリンクして実行形式ファイル5を作成する。また、イ
ンタプリタ実行手段7は、テストプログラムのインタプ
リタを実行する。
【0030】また、作業領域2は、実行形式ファイル作
成用部品21と、テストドライバ/スタブ用部品22
と、プログラム作成手段23と、部品管理手段24と、
表示手段25とを含む。
【0031】この実行形式ファイル作成用部品21は、
目的とするプログラムを作成するための部品であり、こ
の部品を組み合わせて開発されたプログラムをコンパイ
ルおよびリンクすることにより実行形式ファイルを作成
する。
【0032】また、テストドライバ/スタブ用部品22
は、テストプログラムを作成するための部品であり、実
行形式ファイル作成用部品21と組み合わせて作成され
たプログラムのドライバまたはスタブとなる部品であ
る。
【0033】また、プログラム作成手段23は、ソフト
ウエア部品を組み合わせてプログラムを作成する。ま
た、プログラム作成手段23は、部品間の関係や制御の
流れを記述するための機能を有する。また、プログラム
作成手段23は、エディタまたはツールとも呼ばれる。
【0034】また、部品管理手段24は、作業領域2に
存在する全てのソフトウエア部品の名前と、ソフトウエ
ア部品が保持する属性とを管理する。この属性によっ
て、実行形式ファイル作成用部品であるソフトウエア部
品と、テストドライバ/スタブ用部品であるソフトウエ
ア部品とが区別される。また、部品管理手段24は、プ
ログラム作成手段23で関係づけられた部品間の関係を
保持するとともに、部品間のインタフェースの整合性を
管理する。
【0035】また、表示手段25は、作業領域2に存在
するソフトウエア部品の一覧を表示するための機能を有
する。
【0036】次に、図2を参照して、この実施の形態の
ソフトウエア開発支援方法、すなわち、ソフトウエア開
発支援装置の動作の一例について説明する。図2は、ソ
フトウエア開発支援方法を説明するためのフローチャー
トである。
【0037】なお、この第1の実施の形態におけるソフ
トウエア開発支援方法の処理は、コンピュータにおいて
プログラムの制御により実行される。このプログラム
は、例えば、記録媒体により提供される。記録媒体とし
ては、例えば、磁気ディスク、半導体メモリ、その他の
任意の、コンピュータで読み取り可能なものを使用する
ことができる。
【0038】先ず、ソフトウエア部品作成手段1によ
り、ソフトウエア部品である実行形式ファイル作成用部
品21を作業領域2に作成する。そして、プログラム作
成手段23により、これらの実行形式ファイル作成用部
品21を組み合わせて、プログラム3を作成する(図2
のA1)。
【0039】この際、プログラム作成手段23により、
互い関連付けられた部品間の参照関係を記述する。そし
て、この参照関係は、部品管理手段24の内部メモリ
(図示せず)に格納される。
【0040】次に、ソフトウエア部品作成手段1によ
り、ソフトウエア部品であるテストドライバ/スタブ部
品22を作業領域2に作成する。そして、プログラム作
成手段23により、これらのテストドライバ/スタブ部
品22を組み合わせて、テストプログラム6を作成する
(図2のA2)。
【0041】次に、インタプリタ実行手段7により、テ
ストプログラム6に対してテストを実施(インタプリタ
を実行)する(図2のA3)。
【0042】次に、テスト結果を判断して(図2のA
4)、テスト結果に異常がなかった場合には、実行形式
ファイル作成手段4により、プログラム3のコンパイル
およびリンクを行って、実行形式ファイルを作成する
(図2のA5)。そして、作業を終了する。
【0043】一方、テスト結果に異常があった場合に
は、プログラム作成者は、異常の原因箇所の実行形式フ
ァイル作成用部品21を修正する(図2のA6)。修正
があった場合、修正した部品のインタフェースに変更が
あったか否かを判断する(図2のA7)。そして、イン
タフェースに変更がなかった場合には、A3のステップ
へ戻り、テストを繰り返す。
【0044】一方、インタフェースに変更があった場合
には、さらに、その修正した部品がテストドライバ/ス
タブ用部品22から参照されているか否かを判断する
(図2のA8)。そして、参照されていない場合には、
A3のステップへ戻り、テストを繰り返す。
【0045】一方、参照されている場合には、部品管理
手段24により、テストドライバ/スタブ用部品22に
インタフェースが変更されたことをリアルタイムに通知
する。通知されたテストドライバ/スタブ用部品22
は、表示手段25によりプログラム作成者へ、当該テス
トドライバ/スタブ用部品22も修正が必要なことを視
覚的に伝える(図2のA6〜A9)
【0046】そして、プログラム作成者は、修正が必要
なテストドライバ/スタブ用部品を修正する(図2のA
10)。修正後、A3のステップへ戻り、テスト結果に
異常がなくなるまで、上述したようにして、テストを繰
り返す。
【0047】次に、より具体的な動作例について説明す
る。最終的にライブラリを作成する場合、図1に示した
実行形式ファイル作成用部品21は、このライブラリを
構成する機能単位の集合と考えられる。そして、上述ス
テップA1〜A5のように、これらの部品21を組み合
わせてプログラム3を作成する。そして、プログラム3
のコンパイルおよびリンクを行って、ライブラリである
実行形式ファイル5を最終的に作成する。
【0048】一方、テストを実施するためにテストドラ
イバ/スタブ用部品22を作成する。そして、これらの
部品22を実行形式ファイル作成用部品21と組み合わ
せる。例えば、図1に示したように、テストドライバ/
スタブ用部品22のうちの第1テスト部品が、実行形式
作成用部品21のうちの第1部品を参照するものとし
て、組み合わせる(図2のA2)。
【0049】この組み合わせにあたり、部品管理手段2
4により、部品間の参照関係を保持する。ここで、図3
に、この参照関係の管理データ例のテーブルを示す。な
お、このテーブルは、部品管理手段24の内部記憶部に
記憶されている。
【0050】図3に示すように、このテーブルでは、n
(nは1以上の整数)個の実行形式ファイル作成要部品
とm(mは1以上の整数)個のテストドライバ/スタブ
用部品とからなる各ソフトウエア部品に、1番目から
(n+m)番目までの通し番号のIDを与えている。
【0051】また、このテーブルでは、ソフトウエア部
品に属性を与えている。すなわち、ソフトウエア部品が
実行形式ファイル作成用部品である場合には、属性とし
て「0」を与えている。一方、ソフトウエア部品がテス
トドライバ/スタブ用部品である場合には、属性として
「1」を与えている。
【0052】また、このテーブルでは、テストドライバ
/スタブ用部品と実行形式ファイル作成用部品との組み
合わせを参照部品として示している。すなわち、テスト
ドライバ/スタブ用部品が参照している実行形式ファイ
ル作成用部品を示している。具体的には、テストドライ
バ/スタブ用部品のうちの第1テスト用部品(テスト部
品1)は、実行形式ファイル作成用部品のうちの第1部
品(部品1)を参照していることが示されている。
【0053】そして、作成されたテストプログラムを用
いてテストを実施した結果、テスト結果に異常があり、
その原因が第1部品にあった場合、プログラム作成者
は、第1部品を修正する必要がある(A3およびA
4)。仮に、第1部品のインタフェースの変更を伴う修
正を施した場合、例えば、第1部品の持つ関数名を変更
した場合、部品管理手段24は、第3に示したテーブル
を検索し、第1部品(部品1)を参照している部品、す
なわち第1テスト用部品(テスト部品1)にメッセージ
を通知する。
【0054】この実施の形態の場合、図1に示し得よう
に、第1部品から第1テスト部品にメッセージが通知さ
れる。通知された第1テスト部品は、自信の修正が必要
なことを、表示手段25を用いてプログラム作成者にリ
アルタイムに伝達する。たとえば、プログラム作成者が
走査するGUI(グラフィカル・ユーザ・インタフェー
ス)上で第1テスト部品のアイコンの色を変更する方法
が考えられる(A9)。
【0055】そして、プログラム作成者は、第1テスト
部品を修正し、再びテストを実施する(A10)。この
一連の処理を繰り返して、テスト結果に異常がなくなれ
ば処理は終了となる。
【0056】<第2の実施の形態>次に、第2の実施の
形態について説明する。図4に示すように、第2の実施
の形態のソフトウエア開発支援装置の構成は、図1に示
したインタプリタ実行手段7がない点以外は、第1の実
施の形態と同じである。そして、第2の実施の形態で
は、テストプログラム6は、インタプリタ実行手段の代
わりに、実行形式ファイル作成手段4により、コンパイ
ルおよびリンクされる。その結果、テストプログラム6
は、実行形式ファイルとして実行される。
【0057】次に、図5を参照して、第2の実施の形態
のソフトウエア開発支援方法の一例、すなわち、ソフト
ウエア開発支援装置の動作例について説明する。図5
は、第2の実施の形態のソフトウエア開発支援方法を説
明するためのフローチャートである。
【0058】図5のフローチャートに示す、A1、A2
およびA4〜A10の処理内容は、上述の第1の実施の
形態における処理内容と同じであるので、その詳細な説
明を省略する。そして、第2の実施の形態では、テスト
プログラム6を実行形式ファイル作成手段4でコンパイ
ルおよびリンクして、実行形式ファイルを作成する(図
5のB1)。
【0059】次に、その実行形式ファイルを用いてテス
トを実行する(図5のB2)。この実施の形態では、テ
ストプログラムが複雑なために実行速度が遅くなる場合
でも、テストプログラム6を実行ファイル形式に変換し
てから実行するため、インタプリタ実行する場合に比べ
て、テストプログラムの実行速度を高速化できる。
【0060】
【発明の効果】以上、詳細に説明した様に、この発明に
よれば、実行形式ファイルを作成するためのソフトウエ
ア部品とテストドライバ/スタブを実施するためのソフ
トウエア部品とを区別するための属性を各ソフトウエア
部品に与える。そして、この属性によって、実行用形式
ファイル作成用部品の集合とテストドライバ/スタブ用
部品の集合とを同一の作業領域内で個別に管理する。
【0061】その結果、プログラム作成と、テストとを
同一の作業領域内で個別に実施することができる。この
ため、プログラム作成用の作業領域と別にテスト用の作
業領域を設けることなく、同一の作業領域でテストを実
施することができる。したがって、ソフトウエアの開発
を効率よく行うことができる。
【0062】さらに、プログラム作成用の作業領域にお
いてテストも実施できるので、テストを実施したい機能
を、外部に非公開としたままで、テストすることができ
る。その上、テスト後にテストドライバとなった部品を
削除する必要もないので、ソフトウエアの開発を効率よ
く行うことができる。
【0063】また、この発明によれば、テストドライバ
/スタブ用部品とテスト対象のプログラム(目的プログ
ラム)とのインタフェースの整合性を監視する。そし
て、インタフェースに変更が生じた場合、その影響が及
ぶテストドライバ/スタブ用部品に、変更が生じたこと
をリアルタイムに通知する。
【0064】その結果、目的プログラムが修正されて、
インタフェースが変更された場合に、修正すべきテスト
ドライバ/スタブ用部品の範囲をリアルタイム認識する
ことができる。その結果、テストプログラムの修正漏れ
やテスト実行時のエラーの発生を防止することができ
る。
【0065】また、この発明において、テストプログラ
ムを実行ファイル形式に変換してから実行すれば、テス
トプログラムが複雑なためにインタプリタ実行速度が遅
くなる場合でも、テストプログラムの実行速度を高速化
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の形態のソフトウエア開発支援装置
を説明するための機能ブロック図である。
【図2】第1の実施の形態のソフトウエア開発支援方法
を説明するためのフローチャートである。
【図3】第1の実施の形態においける部品間の参照関係
の管理データである。
【図4】第2の実施の形態におけるソフトウエア開発支
援装置を説明するための機能ブロック図である。
【図5】第2の実施の形態におけるソフトウエア開発支
援方法を説明するためのフローチャートである。
【符号の説明】
1 ソフトウエア部品作成手段 2 作業領域 3 プログラム 4 実行形式ファイル作成手段 5 実行形式ファイル 6 テストプログラム 7 インタプリタ実行手段 21 実行形式ファイル作成用部品 22 テストドライバ/スタブ用部品 23 プログラム作成手段 24 部品管理手段 25 表示手段

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ソフトウエア部品を組み合わせたソフ
    トウエアの開発を支援するにあたり、 実行形式ファイル作成用のソフトウエア部品と、テスト
    ドライバまたはスタブを必要とする単体テストを実施す
    るためのテストプログラム作成用のソフトウエア用部品
    とを区別するための属性を、各前記ソフトウエア部品に
    与えておき、 前記属性に基づいて、前記実行形式ファイル作成用のソ
    フトウエア部品と、前記テストプログラムを作成するた
    めのソフトウエア部品とを管理することにより、実行形
    式ファイルを作成する作業領域と同一の作業領域で前記
    単体テストを実施することを特徴とするソフトウエア開
    発支援方法。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のソフトウエア開発支援
    方法において、 前記実行形式ファイル作成用のソフトウエア部品と、当
    該ソフトウエア部品を参照する前記テストプログラム用
    のソフトウエア部品との参照関係を保持し、 前記テストドライバまたはスタブと前記テストプログラ
    ムとのインタフェースの整合性を監視し、 前記単体テストの結果、前記実行形式ファイル作成用の
    ソフトウエア部品の異常が修正された場合であって、前
    記インタフェースに変更が生じた場合に、修正されたソ
    フトウエア部品を参照するテストプログラム用のソフト
    ウエア部品に前記参照関係に基づいて前記変更を通知
    し、かつ、通知を受けたソフトウエア部品を表示するこ
    とを特徴とするソフトウエア開発支援方法。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2に記載のソフト
    ウエア開発支援方法において、 前記テストプログラムを実行形式ファイルとして実行す
    ることを特徴とするソフトウエア開発支援方法。
  4. 【請求項4】 ソフトウエア部品作成手段と、作業領域
    において、前記ソフトウエア部品を組み合わせてプログ
    ラムを作成するプログラム作成手段と、前記プログラム
    をコンパイルおよびリンクして実行形式ファイルを作成
    する実行ファイル作成手段とを備えたソフトウエア開発
    支援装置において、 前記ソフトウエア部品を、実行形式ファイル作成用の部
    品と、テストドライバまたはスタブを必要とする単体テ
    ストを実施するためのテストプログラム作成用の部品と
    に区別するための属性を、各前記ソフトウエア部品に与
    えて、各当該ソフトウエア部品を管理するソフトウエア
    部品管理手段を備え、 前記プログラム作成手段は、前記作業領域において、前
    記属性によって区別された前記実行形式ファイル作成用
    部品を組み合わせて前記プログラムを作成する共に、前
    記属性によって区別された前記テストプログラム作成用
    部品を組み合わせて前記テストプログラムを作成するこ
    とを特徴とするソフトウエア開発支援装置。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載のソフトウエア開発支援
    装置において、 前記部品管理手段は、 前記実行形式ファイル作成用部品と、当該実行形式ファ
    イル作成用部品を参照するテストプログラム作成用部品
    との参照関係を格納する記憶手段を有し、かつ、 前記実行形式ファイル作成用部品と、前記テストプログ
    ラム作成用部品との間のインタフェースの整合性を管理
    し、前記単体テストの結果、前記実行形式ファイル作成
    用部品が修正されて、前記インタフェースが変更された
    場合に、前記参照関係に基づいて、修正された実行形式
    ファイル作成用部品を参照するテストプログラム用部品
    に通知することを特徴とするソフトウエア開発支援装
    置。
  6. 【請求項6】 ソフトウエア部品を組み合わせたソフ
    トウエアの開発を支援するにあたり、 実行形式ファイル作成用のソフトウエア部品と、テスト
    ドライバまたはスタブを必要とする単体テストを実施す
    るためのテストプログラム作成用のソフトウエア用部品
    とを区別するための属性を、各前記ソフトウエア部品に
    与える処理と、 前記属性に基づいて、前記実行形式ファイル作成用のソ
    フトウエア部品と、前記テストプログラムを作成するた
    めのソフトウエア部品とを管理することにより、実行形
    式ファイルを作成する作業領域と同一の作業領域で前記
    単体テストを実施させる処理をコンピュータに実行させ
    るためのプログラムが記録されたことを特徴とする記録
    媒体。
  7. 【請求項7】 請求項6に記載の記録媒体において、 前記実行形式ファイル作成用部品と、前記テストプログ
    ラム作成用部品との間のインタフェースの整合性を管理
    し、前記単体テストの結果、前記実行形式ファイル作成
    用部品が修正されて、前記インタフェースが変更された
    場合に、修正された実行形式ファイル作成用部品を参照
    するテストプログラム用部品に通知する処理をコンピュ
    ータに実行させるためのプログラムが記録されたことを
    特徴とする記録媒体。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007213203A (ja) * 2006-02-08 2007-08-23 Fuji Electric Holdings Co Ltd プログラム開発支援システム
JP2009176201A (ja) * 2008-01-28 2009-08-06 Hitachi Ltd ソフトウェア開発支援の装置、そのプログラム、及び方法

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