JP2001356928A - 試験評価システム - Google Patents

試験評価システム

Info

Publication number
JP2001356928A
JP2001356928A JP2000177435A JP2000177435A JP2001356928A JP 2001356928 A JP2001356928 A JP 2001356928A JP 2000177435 A JP2000177435 A JP 2000177435A JP 2000177435 A JP2000177435 A JP 2000177435A JP 2001356928 A JP2001356928 A JP 2001356928A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
test evaluation
information
test
internal system
internal
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000177435A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroyuki Tanaka
浩行 田中
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ricoh Co Ltd filed Critical Ricoh Co Ltd
Priority to JP2000177435A priority Critical patent/JP2001356928A/ja
Publication of JP2001356928A publication Critical patent/JP2001356928A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 試験評価の対象となる複写機等の装置の内部
システムの試験評価を容易にする。 【解決手段】 本発明は、試験評価の対象となるプリン
タ装置、複写機、ファクシミリ装置等の内部システム2
と、これに接続される外部システム3とを有する。内部
システム2と外部システム3とは、相互に情報の伝達を
行う通信手段を備えている。外部システム3は、前記通
信手段を介して内部システム2のプログラムを実行する
ことができる。なお、内部システム2はプログラムの実
行の結果を外部システム3に前記通信手段を介して送
る。また、内部システム2または外部システム3は、操
作部の操作に対応した操作手順を記憶し、この記憶した
前記操作手順を実行することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、プリンタ装置、
複写機、ファクシミリ装置等の試験・評価システムに係
り、特にプリンタ装置、複写機、ファクシミリ装置等に
外部インタフェースを備え、この外部インタフェースを
介して接続された外部システムとの間で、情報の相互通
信を行うことによってプリンタ装置、複写機、ファクシ
ミリ装置等の試験および評価を実行する試験・評価シス
テムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、プリンタ装置、複写機、ファクシ
ミリ装置等のデバッグ、障害解析および品質保証に関す
る試験には、これらの装置の制御を行うソースコードの
内部にテストコードを組み込み、テストコードを含むソ
ースコードをアセンブル、コンパイル、リンクして実行
形式のファイルとし、テスト対象となるこれらの装置の
制御部にロードする方法がある。この方法は、主に装置
開発の初期段階で用いられ、低レベルの機能をテスト
(デバッグ)する場合に用いられる。一般的に、開発が
進むにつれ制御コマンドが整備され、より高レベルの機
能をテスト(デバッグ)を行う必要が生じる。図12、
図13に従来のアプリケーションプログラムのテスト
(デバッグ)の実施イメージ図を示す。図12に示すよ
うに、アプリケーションプログラムA101のテスト
(デバッグ)を実施するためには、専用のテストコード
101を作成し、これをコンパイル、リンクして実行可
能な形式に変換した後、ローディングして実行する。複
数のアプリケーション、例えば同図中のアプリケーショ
ンプログラムB101を持つ場合には、これに対しても
同様に専用のテストコード102を作成し、これをコン
パイルおよびリンクした後、ローディングして実行する
ことによってテスト(デバッグ)を実施していた。ま
た、図13に示すように、専用、あるいは共通の下位モ
ジュール群(関数群)を用いることで、一つ、または複
数のアプリケーションが機能を実現するようなシステム
の場合においても同様に、各アプリケーションC10
1,D101に対するテストコード104、105を記
述し、コンパイル、リンクした後にローディングして実
行する。さらに、同図中に示したような構成の場合にお
いては、下位モジュール(関数)単体についても、テス
ト・デバッグをする必要があり、例えば、同図中テスト
コード103の様に、モジュール単体テストのコードを
記述、コンパイルおよびリンクし、これをローディング
して実行することにより単体テストを行っている。
【0003】例えば、アプリケーションの一つとして、
プリンタ機能を捉え、ホスト・コンピュータから送られ
たコマンドを忠実に実行する機能をテスト・デバッグす
る場合を考える。このデバッグを行う場合には、ホスト
・コンピュータから所定のテストを実行させるために、
テストコードが記述されているソースファイルをアセン
ブル、コンパイルおよびリンクして実行形式ファイルを
作成して、テスト対象であるプリンタ装置が接続されて
いるシステムに実行形式ファイルをローディングし、テ
スト(デバッグを含む)を行う。このような手順で、例
えば印字に関する特定の処理を実行した後、ホスト・コ
ンピュータから送られたコマンドおよびデータと実行結
果を比較して、コマンド通りに動作したことを確認す
る。そのため、必要なデータを、例えばプリント機能を
用いて出力する方法を用いたり、あるいは内部に十分な
メモリ領域を確保できる場合には、内部のメモリに格納
する方法を用い、ホスト・コンピュータがデバッグ用に
送ったコマンドおよびデータをチェックし、次に、コマ
ンドが意味する内容を評価担当者が解釈した上で、実際
の実行結果がコマンドの指示通りであるかを確認しなけ
ればならない。このとき、実行結果に異常が認められた
場合は、上記ソースファイルリストおよびプログラム説
明書あるいはテスト仕様書等を参照にして発生した障害
の解析を行う必要がある。一般的に、プログラム説明書
およびテスト仕様書には、各コマンドの説明やテスト内
容は記述されていても、具体的に、どのようなコマンド
がどのような順序で発行されているかの詳細な説明はな
い。従って、より詳細な解析を実現するためには、評価
担当者がソースファイルのリストを解読することが不可
欠であり、それには、ソースを記述したプログラム言語
を理解していなければならない。あるいは、評価担当者
の負担を低減するために、より詳細なテスト仕様書を作
成する必要があるが、テスト仕様書作成者に別の負担が
発生することになる。即ち、評価担当者が、ソースファ
イルリスト、プログラム説明書およびテスト仕様書のみ
ならず、テストコードのソースファイルを記述したプロ
グラム言語についても理解するか、あるいは、テスト仕
様書作成者がテスト仕様書を詳細に記述するかのいずれ
かが必要となり、開発および評価に携わる者の負荷が非
常に大きいものになっている。しかも、テストコードは
逐次更新・追加されていく性質のものであり、テスト評
価に要する労力は膨大なものとなる。
【0004】さらに、複写機のテストを想定した場合に
は、別の問題が生じる。複写機(複合機の複写機機能を
含む)に対するコマンドは、通常、複写機本体に具備さ
れている操作部からの入力による。このような操作部
は、ハードキーやタッチパネルから構成され、評価担当
者が実際に操作して評価する必要がある。加えて、例外
的な操作に対する保護機能を含めた評価を行う場合に
は、例えば複写実行中にトレーを開く等の通常行わない
操作(いわゆる、いじわる操作)を行う必要があるた
め、評価担当者の労力は膨大なものとなっている。しか
も、このような複写機のテストにおける状態変化は、表
示画面やLED、ランプ等で大まかな状態が表示される
ため、操作者(評価担当者)が注意深く監視しておく必
要があり、さらに、全ての操作を手操作で実施するため
再現性が悪く、不具合が生じた場合でも、原因の特定が
難しいという問題がある。また、複写機、ファクシミ
リ、プリンタ、あるいはこれら機能を併せ持つ複合機等
をテストする場合を想定すると、外部装置から使用され
るために用意された各種コマンド以外にも、内部でのみ
用いられている非公開のコマンド(モジュール・関数呼
出、メッセージ等)を使用できることが望ましいが、従
来のシステムでは、これら内部のコマンド等については
遮蔽されており、使用することができないという問題が
ある。このような問題を解決するため、例えば特開平6
−312560号公報には、プリンタ・デバッグ・モー
ドを選択する選択手段と、この選択手段による選択モー
ドを記憶する記憶手段と、各プリンタ・コマンドの解釈
を保持するコマンド解釈記憶手段とを設け、プリンタ・
デバッグ・モードが選択されたとき、入力されたプリン
ト・コマンドに対応するコマンド解釈結果をコマンド解
釈記憶手段より読み出して印字することにより、評価担
当者がコマンド内容を解釈する作業を不要とし、プリン
タ・デバッグの労力の低減を図ることが開示されてい
る。
【0005】また、特開平6−238993号公報に
は、テストプログラムをテスト項目毎に、そのテスト手
順を所定の記述言語で記述したテストコマンドファイル
と、テストコマンドファイルを翻訳して実際のテスト手
順列を生成するテスト手順作成部と、生成されたテスト
手順列を実行コマンド列に変換するコマンドコード変換
部とからなるテスト制御部とで構成し、テスト手順列を
コマンドコード変換部で実行コマンド列に変換して実行
する際、テスト手順列とテスト結果とを対にして出力す
るように構成することで、あるいは、上記実行コマンド
列を、所定のコードに変換し、上記実行コマンド列のテ
スト結果と対にして出力するように構成することで、表
示印刷装置のテストにおける効率の向上を図ることが開
示されている。さらに、特開平10−301734号公
報には、装置内で発生した不具合の検知手段によって装
置内で発生した不具合を検知し、発生した不具合に識別
コードを割り当てる手段を用いて予め不具合の種類を識
別可能にするための識別コードを割り当て、この予め割
り当てられた識別コードを記憶する手段によって不具合
の内容と識別コードを関連付けたテーブルを記憶し、不
具合発生時には、テーブルを用いて発生した不具合点に
対応する識別コードを検索する手段を用いて発生した識
別コードに置き換え、検索手段によって検索された識別
コードを別の記憶手段に保存する手段によって発生した
不具合点を記憶し、不具合点の解消後もその内容を保持
し、この内容を必要に応じて適当な処理を施すことによ
って発生した不具合点の解析精度、効率の向上を図るこ
とが開示されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、特開平
6−312560号公報に開示されている方法において
は、プリンタ等に対して外部装置からの描画コマンドに
対するデバッグに関しては有効であるが、操作部からの
キー入力等には対応できないという課題があり、また、
複合機等に対しては、通常のプリンタ・コマンド以外の
内部で用いられているコマンドの比率が高くなるが、こ
れらに対するデバッグに関しては使用することができな
いという問題がある。特開平6−238993号公報に
開示されている方法においては、所定の記述言語によっ
て記述されたコマンドコードを実際の手順に変換する機
能を具備することで、評価担当者が複雑なプログラム言
語を理解する必要をなくし、その負担を軽減している
が、操作部からのキー入力等には対応できない課題があ
る。また、特開平6−238993号公報に開示されて
いる方法においては、特開平6−312560号公報に
開示されている方法と同様に、複合機等に対しては、通
常のプリンタ・コマンド以外の内部で用いられているコ
マンドの比率が高くなるが、これらに対するデバッグに
関しては使用することができないという問題がある。特
開平10−301734号公報に開示されている方法に
おいては、装置内部の状態を記憶することができるた
め、評価担当者が、表示部、LED、ランプ等の状態の
変化を注意深く監視し続ける必要をなくして監視の負担
を低減しているが、テストプログラムの作成および内容
把握に関する負担が大きいという問題がある。
【0007】また、特開平6−238993号公報およ
び特開平10−301734号公報に記載されている方
法においては、テスト(デバッグ)に要するモジュール
を全て装置内部に具備する必要があり、さらにテスト
(デバッグ)を実施する際には、特別なデバッグモード
を起動する必要があるという問題があり、また、そのた
め装置が実際に使用される場合とは条件が異なってしま
うとともに、テスト(デバッグ)用コードも装置内部に
保持する必要があるため、大規模なテスト(デバッグ)
を行うことが現実的に難しいという問題がある。さら
に、特開平6−312560号公報、特開平6−238
993号公報および特開平10−301734号公報に
記載されている方法においては、キーおよびタッチパネ
ル等の操作部を介して行われるテストの省力化に関して
はなんら解決を与えていないという問題があり、また、
装置内部で用いられるコマンド(関数、メッセージ、モ
ジュール等を含む)等を用いて実施されるテストに関し
ても、これを実現する手段がないという問題がある。本
発明の課題は、このような課題を解決することにある。
すなわち、本発明のの目的は、複写機、ファクシミリ装
置、プリンタ装置あるいはこれらの複合機能を持つ装置
の試験および評価の対象となる内部システムの初期開発
段階から製品評価段階まで、統一された試験および評価
を実行し、試験および評価を容易に実現するとともに、
試験および評価の効率を高めることができる試験評価シ
ステムを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、請求項1に記載の発明は、プリンタ装置、複写機、
ファクシミリ装置およびこれらの機能を有する複合装置
を試験および評価の対象とした内部システムと、この内
部システムに接続される外部システムとからなる試験評
価システムにおいて、前記内部システムおよび前記外部
システムは相互に情報を伝達する通信手段を備え、前記
内部システムのプログラムを前記外部システムにより実
行することができることを特徴とする。請求項2に記載
の発明は、請求項1に記載の発明において、前記内部シ
ステムは、前記外部システムから伝送されてくるメッセ
ージを解析して実行するモジュールを備え、前記通信手
段を介して前記外部システムにより前記内部システムの
プログラムを実行することができ、かつ、前記内部シス
テムから前記プログラムを実行した結果の情報を前記外
部システムに伝送することができることを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項1および請求項2のい
ずれか1つに記載の発明において、前記内部システム
は、これを操作する操作部を備え、前記通信手段を介し
て前記外部システムに前記操作部の操作に対応した操作
手順を記憶するか、または、前記内部システムに前記操
作部の操作に対応した操作手順を記憶することを特徴と
する。請求項4に記載の発明は、請求項3に記載の発明
において、前記内部システムは、前記通信手段を介して
前記外部システムに記憶された操作手順の情報に基づく
か、または、前記内部システムに記憶された操作手順の
情報に基づいて前記操作部を実際に操作した場合と同様
な操作手順を実行することができることを特徴とする。
請求項5に記載の発明は、請求項1、請求項2、請求項
3および請求項4のいずれか1つに記載の発明におい
て、前記内部システムは、前記操作部からの操作手順の
情報を処理する処理モジュールを備え、この処理モジュ
ールにより処理した処理情報を記憶する記憶手段を有
し、かつ、この記憶手段の前記処理情報に基づいて前記
操作手順を実行することができることを特徴とする。
【0009】請求項6に記載の発明は、請求項1、請求
項2、請求項3、請求項4および請求項5のいずれか1
つに記載の発明において、前記内部システムおよび前記
外部システムは、前記操作部からの操作手順の情報を所
定の記述言語に変換して記憶する言語変換記憶手段を備
え、かつ、この言語変換記憶手段の前記所定の記述言語
の情報に基づいて前記操作手順を実行することができる
ことを特徴とする。請求項7に記載の発明は、請求項
1、請求項2、請求項3、請求項4、請求項5および請
求項6のいずれか1つに記載の発明において、前記内部
システムおよび前記外部システムは、所定の記述言語の
情報を実行可能な実行情報に変換して記憶する変換記憶
手段を備え、前記外部システムまたは前記内部システム
が前記変換記憶手段の前記実行情報に基づいて前記操作
手順を実行することができることを特徴とすることを特
徴とする。請求項8に記載の発明は、請求項7に記載の
発明において、前記内部システムおよび前記外部システ
ムは、前記変換記憶手段からの前記実行情報を複数の実
行単位毎に逐次に実行する実行手段を備えたことを特徴
とする。請求項9に記載の発明は、請求項1、請求項
2、請求項3、請求項4、請求項5、請求項6、請求項
7および請求項8のいずれか1つに記載の発明におい
て、前記外部システムは、前記通信手段を介して前記内
部システムからの操作手順の情報に対応した状態または
操作部の機能キーおよびタッチパネルに対応した状態の
一部または全てを表示する表示装置を有することを特徴
とする。請求項10に記載の発明は、請求項9に記載の
発明において、前記表示装置は、前記内部システムの操
作部の機能キーおよびタッチパネルと同じ画面を表示
し、前記外部システムのキー入力手段を操作して操作手
順の入力および実行状態を表示することを特徴とする。
請求項11に記載の発明は、請求項1、請求項2、請求
項3、請求項4、請求項5、請求項6、請求項7、請求
項8および請求項9のいずれか1つのに記載の試験評価
システムにおいて、前記内部システムは、操作手順の情
報に対応した状態または操作部の機能キーおよびタッチ
パネルに対応した状態の一部または全てを表示する表示
装置を有することを特徴とする。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を添付
図面に基づいて説明する。図1は本発明の実施の形態に
係る試験評価システムの概要を示すブロックである。図
1において、試験評価システム1は、試験評価の対象と
なるプリンタ装置、複写機、ファクシミリ装置等の内部
システム(装置)2と、この内部システム2と接続され
るパーソナルコンピュータやワークステーション等の外
部システム(装置)3とから構成されている。内部シス
テム2は、OSや各種デバイスドライバーからなるシス
テム部4、アプリケーションプログラム5、下位モジュ
ール群6および通信手段としてのインタフェース部7を
備える。一方、外部システム3は、各種テストコード
8、アプリケーションプログラム9、コード変換モジュ
ール10および通信手段としてのインタフェース部11
を備える。内部システム2のインタフェース部7と外部
システム3のインタフェース部11とは、通信回線や接
続コードを介して接続されている。これらのインタフェ
ース部7、11を通して内部システム2と外部システム
3との間で各種データが相互に伝達される。図2、図3
および図4は、本発明の第1実施の形態に係る試験評価
システムを示すブロック図である。図2は、内部システ
ム2のアプリケーションプログラムAおよびアプリケー
ションプログラムBの試験および評価をそれぞれ外部シ
ステム3のテストコードT1、テストコードT2で実行
する例を示す。また、図3は、内部システム2のアプリ
ケーションプログラムA、アプリケーションプログラム
Bおよび専用の下位モジュール群(関数群)6の試験お
よび評価を外部システム3のテストコードTで実行する
例を示す。さらに、図4は、内部システム2のアプリケ
ーションプログラムC、アプリケーションプログラムD
および共通の下位モジュール群(関数群)6の試験およ
び評価をそれぞれ外部システム3のテストコードT4、
テストコードT5、テストコードC3で実行する例を示
す。つまり、テストコードを内部システム2に搭載せ
ず、外部システム3に搭載したテストコードT、T1、
T2、T3、T4、T5を用いて内部システム2のアプ
リケーションプログラムA、B、C、Dや下位モジュー
ル群(関数群)6の試験評価を実行することができる。
【0011】本実施の形態では、外部システム3のアプ
リケーションプログラムおよびモジュールは、例えばC
言語を用いて記述する。外部システム3の記述言語は、
例えばC言語およびC++言語を用いて記述する。な
お、記述言語は、他のプログラミング言語、あるいはア
センブラ言語等を用いてもよい。内部システム2と外部
システム3との間の情報の伝達は、内部システム2およ
び外部システム3にそれぞれインタフェース部7、11
を設け、通信プロトコルを同じにして行う。例えば、内
部システム2と外部システム3との間の情報の伝達は、
通信回線を介してイーサネット(登録商標)またはイン
ターネットのインタフェースを用いて行われ、また、R
S−232CまたはIEEE488/IEEE488.
2(GP−IB)のインタフェースを用いて行われる。
本実施の形態では、外部システム3から内部システム2
の関数に引数を設定し、その関数を実行させた後に返値
を取得することができる。これにより、内部システム2
のモジュールおよびアプリケーションプログラムに対す
る開発者レベルのテスト(デバッグ)を外部システム3
を用いて開発および実行することができる。開発者は、
各モジュール、アプリケーションプログラムを開発する
に当たり作成したテストプログラムを外部システム3か
ら実行できるよう変換し、内部システム2にテストプロ
グラムのコードを組み込まないことで、より実際の製品
に近い状態での試験評価が可能となる。また、開発者が
テストプログラムを提供したテスト項目に関しては、内
部システム2の利用に関する特別な知識を持たない者で
も、外部システム3を用いてテストプログラムを実行す
ることができる。また、内部システム2における各モジ
ュールおよびアプリケーションプログラムに変更があっ
た場合にも、コードリリース時の一連のテストを開発者
以外の手に委ねることができる。このように、開発者
は、開発時に作成したテストプログラムを評価担当者に
渡すことでコードリリース時に実施すべき一連のルーチ
ンワーク的なテストを実行することから解放される。一
方、評価担当者は、一定の環境でテストを実施すること
が可能となり、装置内制御部の開発における試験評価の
分業ができるため、開発者の負担を低減して開発効率を
向上することができる。
【0012】図5は本発明の第2実施の形態に係る試験
評価システムを示すブロック図である。図5に示すよう
に、内部システム2は、操作パネルコントローラ12お
よびシステムモニタマネージャー13等のモジュールを
備え、操作部としての操作パネル(例えば、機能キー、
タッチパネル、表示装置、及びLED等のインジケータ
等)14からのキー情報を操作パネルコントローラ1
2、システムモニタマネージャー13を経由して各アプ
リケーションプログラムA、B、Cに供給するととも
に、インターフェース部7を介して外部システム3に伝
送する機能を有する。また、内部システム2は、外部シ
ステム3から伝達された疑似的なキー情報をシステムモ
ニタマネージャー13から供給されたキー情報と同様に
該当するアプリケーションプログラム(例えば、アプリ
ケーションプログラムA)に送る機能を有する。外部シ
ステム3は、キー操作記憶再生プログラム15およびキ
ー操作記憶編集プログラム16を備え、インターフェー
ス部11を介して伝達されてくる内部システム2の操作
パネルのキー情報を記憶して編集し再生するとともに、
再生したキー情報をインターフェース部11を介して内
部システム2に伝達する。このように構成された本実施
の形態では、操作パネルから入力された一連の操作手順
を外部システム3に記憶再生することができる。操作パ
ネルコントローラ12は操作パネル14の制御を行い、
操作パネル14のデバイスドライバとして機能する。シ
ステムモニタマネージャー13は、内部システム2の全
体のリソース管理を行うとともに、本実施の形態では、
システムモニタ/マネージャー13のキー情報に関する
処理機能(処理モジュール)に、外部システム3とのイ
ンターフェース部7と情報の受け渡しを行う機能を有す
るので、キー情報の記憶再生機能を実現することができ
る。
【0013】なお、システムの構成によっては、操作パ
ネルコントローラ12に相当する部分に外部システム3
とのインターフェース部7と情報の受け渡しを行う機能
を追加することにより、キー情報の記憶再生機能を実現
することができる。あるいは、アプリケーションプログ
ラムA、B、C自体に同様の機能を追加することによ
り、キー情報の記憶再生機能を実現するようにしてもよ
い。従来、例えば製品に対する機能品質評価試験等で
は、評価担当者が操作パネルからのキー入力を手動で行
い、各種のテストを実施していた。本来、このようなテ
ストに関しては、テスト仕様書に基づいて指定された手
順で操作を行う必要があるが、より複雑なテストを実施
する際には、評価担当者が操作ミスを犯すこともあり得
る。特に、膨大な量のテストを多種多様の機種に応じて
実施する場合、テストに要する時間を短縮するために、
評価者は可能な限りの早さで操作を行うことが想定さ
れ、操作ミスが発生する可能性も高くなってしまう。と
ころが、より複雑な操作テストを実施した時に予期しな
い結果が得られた場合、果たして操作ミスなのか、アプ
リケーションプログラム等の不具合なのかを判断するこ
とが難しいという問題がある。このような問題に対し
て、本実施の形態では、評価担当者が手動によって操作
パネル14からキー入力を実施する場合、一連のキー操
作手順を記憶機能を用いて記憶することにより、予期し
ない結果が得られた時に、操作ミスか、アプリケーショ
ンプログラム等の不具合かを区別することが可能とな
る。また、テスト仕様等として規定されている一連の操
作手順を予め記憶させておき、実際の試験・評価時には
外部システム3から再生機能を用いて一連の操作手順を
実施させることにより、操作手順を再現してキー操作ミ
スを防ぐことができる。また、操作手順の再生機能にお
いては、1実行単位毎の実行、指定実行単位数の操作実
行、または指定位置(指定操作)までの実行等の再生モ
ード(実行機能)を備える。これにより、記述言語によ
る手続きの検証および動作の確認を容易に行うことがで
きる。さらに、本実施の形態では、キーの操作手順の情
報の記憶再生のみならず、各アプリケーションの操作パ
ネルに対する表示情報(命令)を取得することができる
ため、再生時においてアプリケーションプログラムが表
示画面を書き換える場合等にタイミングを調整する情報
として利用することができる。また、本実施の形態で
は、そのキー操作手順の記憶再生モジュールへの追加機
能として、実際に操作パネル14より入力されたキー入
力を、キー入力操作手順記述言語による記述に変換する
言語変換機能を備える。これにより、実際のキー操作の
履歴を目視で確認することができる(図6参照)。さら
に、本実施の形態では、キー入力の操作手順の記述言語
に変換されたデータを編集するモジュール、またはその
他のテキストエディタ等を用いることにより、実際にキ
ー入力された操作手順から各種のテスト・プログラムを
生成することが可能となる(図7参照)。これらの機能
(モジュール)により、内部システム2の操作部(キー
操作パネル等)を介しての入力(操作)から直接操作手
順を生成して編集し、実行することができる。
【0014】なお、本実施例の形態では、操作パネル1
4からキー入力された操作手順、または所定のキー入力
操作手順記述言語に沿って記述された操作手順を外部シ
ステム3に保存し、再生したが、キー操作の記憶再生プ
ログラムおよびキー操作記憶編集プログラムを内部シス
テム2の制御系に構築し、外部システム3を用いないで
試験評価を実施してもよい。図8は図5に示す内部シス
テム2のデータフロー図である。本実施の形態における
内部システム2、特に操作パネルコントローラ12の内
部の構成とシステムモニタ/マネージャー13、各アプ
リケーションプログラムA、B、C間の主なデータのフ
ローを示す。図9は本発明の第3実施の形態に係る試験
評価システムを示すブロック図である。本実施の形態
は、内部システム2にキー操作記憶再生プログラム17
を設けた点が図5の構成と異なり、例えば、複写機能の
みを持つ複写機等の試験・評価に対して有効なものであ
る。本実施の形態では、特に外部システム3とのインタ
ーフェース部7を必要とせず、操作パネル14から入力
された操作手順を記憶再生する手段を内部システム2に
備え、予め規定された特定のパネル操作等によって操作
手順の記憶再生を内部システム2のみで実施する。操作
手順は内部システム2の内部メモリに格納され、ある特
定のパネル操作によって消去することができる。これに
より、特別な評価システム(外部システム3)を準備し
なくても、内部システム2の操作パネル14を介して行
われる入力による試験評価を実施することができる。本
実施の形態においては、特に市場に出された複写機等の
装置に対してサービスマン等が容易に機能チェックする
ことができる。本実施の形態は、内部システム2に組み
込まれる試験評価用モジュールのコードのサイズを可能
な限り低減するため、外部システム3とのインタフェー
ス部(通信手段)7を備えていないが、外部システム3
との通信機能を有する内部システム2においては、外部
システム3と内部システム2の両方に、上記の操作手順
の記憶再生機能を設けてもよい。
【0015】図10は本発明の第4実施の形態に係る試
験評価システムを示すブロック図である。本実施の形態
は、外部システム3の表示装置に疑似キー操作パネルを
表示する疑似キー操作パネル表示プログラム18を設け
た点が図5の構成と異なる。本実施の形態は、外部シス
テム3の表示装置に、内部システム2が有する操作パネ
ル14を表現した画像(液晶等のディスプレイ、LED
およびパイロットランプ等の表示デバイスならびにテン
キー、割り込みキーおよび選択キー等の各種ハードキー
等)を表示し、外部システム3でキー操作する操作パネ
ル14または操作手順の情報に対応した状態の表示画面
と同様の表示を実現し、内部システム2で実際に操作パ
ネル14を手動で操作する場合と同様に、外部システム
3が有するマウス等のポインティングデバイス、テンキ
ーまたはカーソルキー等を用いて操作手順を入力するこ
とができる。また、外部システム3の表示装置には、内
部システム2の操作パネル14のレイアウトおよびキー
配列等を表示するだけではなく、キー操作に応じて表示
内容の変更、LEDまたはランプ等の明滅を表示して操
作手順の実行状態を表示することが可能となり、操作パ
ネル14のエミュレータとして使用することができる。
これにより、実際に内部システム2を接続しなくても、
また担当者が記述言語を理解していない場合において
も、外部システム3の表示装置を用いて内部システム2
の試験評価をするテストコードの作成ができる。また、
キー入力による操作手順記述言語を用いてテストコード
を作成する場合、実際に試験評価の対象となる内部シス
テム2が手元にない場合でも、外部システム3の表示装
置を用いてテストコードのデバッグ、動作確認を視覚的
に実施することができる。即ち、1台のテスト対象の内
部システム2に対して、複数の評価担当者が外部システ
ム3の表示装置を用いてテストコードを作成することが
できる。図11は本発明の第5実施の形態に係る試験評
価システムを示すブロック図である。本実施の形態は、
内部システム2に、コピー機能部19、コピー機能コン
トローラ20、FAX機能部21、FAX機能コントロ
ーラ22、プリンタ機能部23およびプリンタ機能コン
トローラ24を設け、複合機能を有するシステムに構成
した点が図5の構成と異なる。
【0016】本実施の形態は、図5、図9および図10
に示す実施の形態が有する「内部システム2の操作パネ
ル14から、操作パネルコントローラ12、システムモ
ニタマネージャー13を経由して各アプリケーションプ
ログラムA、B、Cに送られるキー押下情報(操作手
順)」に加え、コピー機能部19からコピー機能コント
ローラ20を経由し、FAX機能部21からFAX機能
コントローラ22を経由し、プリンタ機能部23からプ
リンタ機能コントローラ24を経由し、さらにシステム
モニタマネージャー13を経由して各アプリケーション
プログラムA、B、Cに送られる情報をインターフェー
ス7を介して外部システム3に伝送する機能を備える。
本実施の形態においては、外部システム3は、キー操作
記憶再生モジュール25、キー操作記憶編集モジュール
26、疑似キー操作パネル表示モジュール27、アプリ
ケーションコンバートモジュール28およびアプリケー
ションソートコード29を設けている。また、本実施の
形態は、「外部システム3から伝送される疑似的なキー
押下情報」に加え、外部システム3から伝送されるコピ
ー機能部19の擬似的な状態情報等をコピー機能コント
ローラ20経由で、FAX機能部21の擬似的な状態情
報等をFAX機能コントローラ22経由で、プリンタ機
能部23の擬似的な状態情報等をプリンタ機能コントロ
ーラ24経由で、システムモニタマネージャー13に伝
送することにより、システムモニタマネージャー13を
介してこれらの状態情報をあたかも内部システム2の操
作パネル14から入力されたキー情報と同じように該当
するアプリケーションプログラムA、B、Cに送ること
ができる。これにより、操作パネル14、コピー機能部
19、FAX機能部21またはプリンタ機能部23から
発信された各種情報をインタフェース部7を介して外部
システム3に伝送することができる。システムモニタマ
ネージャー13は、内部システム2の全体のリソース管
理を行い、外部システム3とのインターフェース部7と
情報の受け渡しを行う機能を備えることで、各種情報の
外部システム3への伝送機能を実現する。システムの構
成によっては、操作パネルコントローラ12、コピー機
能コントローラ20、FAX機能コントローラ22ある
いはプリンタ機能コントローラ24に同様の機能を追加
することにより、外部システム3への情報伝送を実現す
ることもできる。また、該当するアプリケーションプロ
グラムA、B、C自体に同様の機能を追加することによ
っても、外部システム3への情報伝送を実現することが
できる。
【0017】さらに、本実施の形態は、内部システム2
に、各種情報を外部システム3へ伝送する機能のみなら
ず、各アプリケーションプログラムA、B、Cが操作パ
ネル14をはじめとする各機能部に対する情報(命令)
を取得する機能を備える。また、各アプリケーションプ
ログラムA、B、Cから伝送されたごとく各機能部に情
報(命令)を伝送する機能を備えるので、外部システム
3に設けたアプリケーションプログラムも、実際の内部
システム2のアプリケーションプログラムA、B、Cと
同様の動作を行うことができる。これにより、本実施の
形態では、試験評価の対象の内部システム2に通信手段
を介して接続された外部システム3から、内部システム
2のアプリケーションプログラムA、B、Cと同様の動
作を実行することができる。従って、実際の内部システ
ム2内のアプリケーションプログラムA、B、Cのコー
ドを変更することなく、外部システム3の上記アプリケ
ーションプログラムの複製コードに対して変更および修
正を施し、試験評価を行うことにより、より安全にアプ
リケーションプログラムの修正および変更を行うことが
できる。また、外部システム3においては、様々なツー
ル等を用いることが可能となるため、より詳細で複雑な
デバッグを、実際にテスト対象装置を動作させた状態で
行うことが可能となる。さらに、外部システム3として
様々なツール等を用いることが可能となるため、より詳
細で複雑な試験評価を実際に内部システム2のテストを
動作させた状態で実行することができる。
【0018】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に記載の
発明は、通信手段を介して内部システムのプログラムを
外部システムにより実行することができるから、各種試
験、デバッグおよび評価のためのモジュールを最小限に
して内部システムに搭載することにより、内部システム
の資源、例えば、メモリー、CPU、ハードディスク、
またはソフトプログラムの規模を最小限とすることがで
きる。また、請求項1に記載の発明は、内部システムを
実際に製品として使用される時の条件に近い状態で試験
評価を実施することができる。さらに、請求項1に記載
の発明は、試験評価のプログラムを外部システム側で作
成、保存、実行することが可能であり、内部システムの
有無に拘らず、試験評価のプログラムを外部システムで
開発することができ、試験・評価の効率を向上すること
ができる。請求項2に記載の発明は、外部システムから
通信手段を介してメッセージを伝達し、内部システムの
モジュールは、リモートメッセージを解析して試験評価
を実行するので、内部システムの資源、例えば、メモリ
ー、CPU、ハードディスク、またはソフトプログラム
の規模を最小限とすることができる。また、請求項2に
記載の発明は、内部システムを実際に製品として使用さ
れる時の条件に近い状態で試験評価を実施することがで
きるとともに、試験評価の実行結果、内部システムで用
いられている信号、コマンド、メッセージ等の情報を外
部システムに伝送することが可能となり、テスト結果や
対象装置内の状態等も外部システム側で取得することが
できるため、より複雑な試験評価を実行することができ
る。請求項3に記載の発明は、請求項1および請求項2
のいずれか1つのに記載の発明の効果に加えて、内部シ
ステムの機能キーやタッチパネルを有する操作部の操作
に対応した操作手順を内部システムまたは外部システム
に記憶することができるので、複雑な操作手順によって
内部システムの試験評価に不具合が発生した場合でも、
同じ操作手順を容易に再現することができる。請求項4
に記載の発明は、請求項3に記載の発明の効果に加え
て、内部システムの操作部を操作することなく、実際に
操作部を操作した場合と同等の結果を得られるため、内
部システムの試験・評価のための操作手順を自動化する
ことができ、試験評価を効率的に実行することができ
る。
【0019】請求項5に記載の発明は、請求項1乃至請
求項4のいずれか1つのに記載の発明の効果に加えて、
メッセージ、コード、関数コール等の信号(操作手順の
情報)を特定の処理モジュールが管理するため、操作部
からの操作手順の情報を記憶再現する際に、内部システ
ムの動作状態に応じて記憶再現のタイミングを調整する
ことができる。請求項6に記載の発明は、請求項1乃至
請求項5のいずれか1つのに記載の発明の効果に加え
て、操作部からの操作手順の情報を所定の記述言語に変
換することにより、目視の確認や後の編集等の処理が容
易な試験評価コード(テストプログラム)を生成するこ
とができる。請求項7に記載の発明は、請求項1乃至請
求項6のいずれか1つのに記載の発明の効果に加えて、
記述言語で記された試験評価コード(テストプログラ
ム)を実行可能な実行情報に変換し、外部システムまた
は内部システムから起動して実行することにより、試験
評価の自動化を図ることができる。また、請求項7の発
明は、特に、内部システムに実行可能な実行情報(テス
トコード)を持たせたり、ダウンロードすることができ
るため、操作手順入力を実行情報に変換後、またはダウ
ンロード後は内部システム単独でテストコードを実行さ
せることができる。請求項8に記載の発明は、請求項7
に記載の発明の効果に加えて、変換記憶手段からの実行
情報をステップ単位またはブロック単位で実行するの
で、特に、実行情報(テスト・コード)のデバッグに有
効となるとともに、内部システムの詳細な動作確認に対
し、または試験評価の途中で手動操作が必要な試験・評
価に対しても適切に対応することができる。請求項9に
記載の発明は、請求項1乃至請求項8のいずれか1つの
に記載の発明の効果に加えて、内部システムの操作手順
の情報に対応した状態または操作部の機能キーおよびタ
ッチパネルに対応した状態の一部または全てを外部シス
テムの表示装置に表示するので、内部システムから離れ
た場所から内部システムの試験評価の動作を目視で確認
することができる。請求項10に記載の発明は、請求項
9に記載の発明の効果に加えて、内部システムの操作部
の機能キーおよびタッチパネルと同じ画面を表示装置に
表示するので、内部システムの操作部を実際に操作して
いる時と同様に、外部システムから操作手順の入力する
ことが可能となり、容易にテスト・コードを作成するこ
とができる。請求項11に記載の発明は、請求項1乃至
請求項9のいずれか1つのに記載の発明の効果に加え
て、内部システムに表示装置を備え、操作手順の情報に
対応した状態または操作部の機能キーやタッチパネルに
対応した状態の一部または全てを表示するため、内部シ
ステムのみで容易にテストコードを作成して試験評価の
結果を確認することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る試験評価システムの
概要を示すブロック図である。
【図2】本発明の第1実施の形態に係る試験評価システ
ムを示すブロック図である。
【図3】本発明の第1実施の形態の他の例に係る試験評
価システムを示すブロック図である。
【図4】本発明の第1実施の形態の他の例に係る試験評
価システムを示すブロック図である。
【図5】本発明の第2実施の形態に係る試験評価システ
ムを示すブロック図である。
【図6】図5の試験評価システムにおけるキー入力操作
手順の記述言語による記述変換を説明するための図であ
る。
【図7】図5の試験評価システムにおけるキー入力され
た操作手順からの各種テスト・プログラムの生成を説明
するための図である。
【図8】図5の示す試験評価システムにおける内部シス
テムの制御のデータフローを示す図である。
【図9】本発明の第3実施の形態に係る試験評価システ
ムを示すブロック図である。
【図10】本発明の第4実施の形態に係る試験評価シス
テムを示すブロック図である。
【図11】本発明の第5実施の形態に係る試験評価シス
テムを示すブロック図である。
【図12】従来のアプリケーションプログラムのテスト
/デバッグの実施を説明するためのイメージ図である。
【図13】従来のアプリケーションプログラムのテスト
/デバッグの実施を説明するためのイメージ図である。
【符号の説明】
1 試験評価システム、2 内部システム、3 外部シ
ステム、4 システム部、5 アプリケーションプログ
ラム、6 下位モジュール、7 インターフェース部、
8 各種テストコード、9 アプリケーションプログラ
ム、10 コード変換モジュール、11 インターフェ
ース部、12 操作パネルコントローラ、13 システ
ムモニタ/マネジャー、14 操作パネル、15 キー
操作記憶編集プログラム、16 キー操作記憶/再生プ
ログラム、17 類似キー操作パネル表示プログラム、
19 コピー機能部、20 コピー機能コントローラ、
21FAX機能部、22 FAX機能コントローラ、2
3 プリンタ機能部、24プリンタ機能コントローラ、
25 キー操作記憶再生モジュール、26 キー操作記
憶編集モジュール、27 類似キー操作パネル表示モジ
ュール、28 アプリケーションコンバートモジュー
ル、29 アプリケーションソートコード。

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プリンタ装置、複写機、ファクシミリ装
    置およびこれらの機能を有する複合装置を試験および評
    価の対象とした内部システムと、この内部システムに接
    続される外部システムとからなる試験評価システムにお
    いて、前記内部システムおよび前記外部システムは相互
    に情報を伝達する通信手段を備え、前記内部システムの
    プログラムを前記外部システムにより実行することがで
    きることを特徴とする試験評価システム。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の試験評価システムにお
    いて、前記内部システムは、前記外部システムから伝送
    されてくるメッセージを解析して実行するモジュールを
    備え、前記通信手段を介して前記外部システムにより前
    記内部システムのプログラムを実行することができ、か
    つ、前記内部システムから前記プログラムを実行した結
    果の情報を前記外部システムに伝送することができるこ
    とを特徴とする試験評価システム。
  3. 【請求項3】 請求項1および請求項2のいずれか1つ
    に記載の試験評価システムにおいて、前記内部システム
    は、これを操作する操作部を備え、前記通信手段を介し
    て前記外部システムに前記操作部の操作に対応した操作
    手順を記憶するか、または、前記内部システムに前記操
    作部の操作に対応した操作手順を記憶することを特徴と
    する試験評価システム。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載の試験評価システムにお
    いて、前記内部システムは、前記通信手段を介して前記
    外部システムに記憶された操作手順の情報に基づくか、
    または、前記内部システムに記憶された操作手順の情報
    に基づいて前記操作部を実際に操作した場合と同様な操
    作手順を実行することができることを特徴とする試験評
    価システム。
  5. 【請求項5】 請求項1、請求項2、請求項3および請
    求項4のいずれか1つに記載の試験評価システムにおい
    て、前記内部システムは、前記操作部からの操作手順の
    情報を処理する処理モジュールを備え、この処理モジュ
    ールにより処理した処理情報を記憶する記憶手段を有
    し、かつ、この記憶手段の前記処理情報に基づいて前記
    操作手順を実行することができることを特徴とする試験
    評価システム。
  6. 【請求項6】 請求項1、請求項2、請求項3、請求項
    4および請求項5のいずれか1つに記載の試験評価シス
    テムにおいて、前記内部システムおよび前記外部システ
    ムは、前記操作部からの操作手順の情報を所定の記述言
    語に変換して記憶する言語変換記憶手段を備え、かつ、
    この言語変換記憶手段の前記所定の記述言語の情報に基
    づいて前記操作手順を実行することができることを特徴
    とする試験評価システム。
  7. 【請求項7】 請求項1、請求項2、請求項3、請求項
    4、請求項5および請求項6のいずれか1つに記載の試
    験評価システムにおいて、前記内部システムおよび前記
    外部システムは、所定の記述言語の情報を実行可能な実
    行情報に変換して記憶する変換記憶手段を備え、前記外
    部システムまたは前記内部システムが前記変換記憶手段
    の前記実行情報に基づいて前記操作手順を実行すること
    ができることを特徴とすることを特徴とする試験評価シ
    ステム。
  8. 【請求項8】 請求項7に記載の試験評価システムにお
    いて、前記内部システムおよび前記外部システムは、前
    記変換記憶手段からの前記実行情報を複数の実行単位毎
    に逐次に実行する実行手段を備えたことを特徴とする試
    験評価システム。
  9. 【請求項9】 請求項1、請求項2、請求項3、請求項
    4、請求項5、請求項6、請求項7および請求項8のい
    ずれか1つに記載の試験評価システムにおいて、前記外
    部システムは、前記通信手段を介して前記内部システム
    からの操作手順の情報に対応した状態または操作部の機
    能キーおよびタッチパネルに対応した状態の一部または
    全てを表示する表示装置を有することを特徴とする試験
    評価システム。
  10. 【請求項10】 請求項9に記載の試験評価システムに
    おいて、前記表示装置は、前記内部システムの操作部の
    機能キーおよびタッチパネルと同じ画面を表示し、前記
    外部システムのキー入力手段を操作して操作手順の入力
    および実行状態を表示することを特徴とする試験評価シ
    ステム。
  11. 【請求項11】 請求項1、請求項2、請求項3、請求
    項4、請求項5、請求項6、請求項7、請求項8および
    請求項9のいずれか1つのに記載の試験評価システムに
    おいて、前記内部システムは、操作手順の情報に対応し
    た状態または操作部の機能キーおよびタッチパネルに対
    応した状態の一部または全てを表示する表示装置を有す
    ることを特徴とする試験評価システム。
JP2000177435A 2000-06-13 2000-06-13 試験評価システム Pending JP2001356928A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000177435A JP2001356928A (ja) 2000-06-13 2000-06-13 試験評価システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000177435A JP2001356928A (ja) 2000-06-13 2000-06-13 試験評価システム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001356928A true JP2001356928A (ja) 2001-12-26

Family

ID=18679032

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000177435A Pending JP2001356928A (ja) 2000-06-13 2000-06-13 試験評価システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2001356928A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005063422A (ja) * 2003-07-29 2005-03-10 Ricoh Co Ltd 画像形成装置、情報処理方法、情報処理プログラム、及び記録媒体
US7933033B2 (en) 2003-07-29 2011-04-26 Ricoh Company, Ltd. Image forming apparatus, image processing method, image processing program and recording medium
JP2015049630A (ja) * 2013-08-30 2015-03-16 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 画像形成装置及び画像形成装置のアプリケーション画面テストシステム
JP2015528978A (ja) * 2012-05-23 2015-10-01 エルジー・ケム・リミテッド バッテリーパックに対する診断テストファイルを生成するシステム及び方法
WO2017047040A1 (ja) * 2015-09-14 2017-03-23 セイコーエプソン株式会社 機器による装置の取扱説明方法、機器およびプログラム

Cited By (16)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9344596B2 (en) 2003-07-29 2016-05-17 Ricoh Company, Ltd. Information processing system, method and recording medium
US9092182B2 (en) 2003-07-29 2015-07-28 Ricoh Company, Ltd. Information processing system, method and recording medium
US7933033B2 (en) 2003-07-29 2011-04-26 Ricoh Company, Ltd. Image forming apparatus, image processing method, image processing program and recording medium
US8339649B2 (en) 2003-07-29 2012-12-25 Ricoh Company, Ltd. Information processing system, method and recording medium
JP2005063422A (ja) * 2003-07-29 2005-03-10 Ricoh Co Ltd 画像形成装置、情報処理方法、情報処理プログラム、及び記録媒体
US10148846B2 (en) 2003-07-29 2018-12-04 Ricoh Company, Ltd. Information processing system, method and recoding medium
JP4602705B2 (ja) * 2003-07-29 2010-12-22 株式会社リコー 画像形成装置、情報処理方法、情報処理プログラム、及び記録媒体
US9787867B2 (en) 2003-07-29 2017-10-10 Ricoh Company, Ltd. Information processing system, method and recording medium
US8593678B2 (en) 2003-07-29 2013-11-26 Ricoh Company, Ltd. Information processing system, method and recording medium
JP2015528978A (ja) * 2012-05-23 2015-10-01 エルジー・ケム・リミテッド バッテリーパックに対する診断テストファイルを生成するシステム及び方法
JP2015049630A (ja) * 2013-08-30 2015-03-16 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 画像形成装置及び画像形成装置のアプリケーション画面テストシステム
WO2017047040A1 (ja) * 2015-09-14 2017-03-23 セイコーエプソン株式会社 機器による装置の取扱説明方法、機器およびプログラム
JP2017056570A (ja) * 2015-09-14 2017-03-23 セイコーエプソン株式会社 機器による装置の取扱説明方法、機器およびプログラム
CN107949482A (zh) * 2015-09-14 2018-04-20 精工爱普生株式会社 基于设备实现的装置使用说明方法、设备和程序
CN107949482B (zh) * 2015-09-14 2020-11-17 精工爱普生株式会社 基于设备实现的装置使用说明方法、对装置的使用进行说明的设备和记录介质
US11167566B2 (en) 2015-09-14 2021-11-09 Seiko Epson Corporation Device and method of apparatus handling description by the device

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0785510B1 (en) Program debugging system for debugging a program having a graphical user interface
US7849364B2 (en) Kernel-mode in-flight recorder tracing mechanism
US6077312A (en) Apparatus, program product and method of debugging utilizing a context sensitive breakpoint
CN101046767B (zh) 用于自动测试基于图形的编程工具的方法和系统
EP1650663A2 (en) Automated Software Testing using a layered architecture
CN105760301A (zh) 一种基于Monkey命令的自动化测试方法及系统
US20050223360A1 (en) System and method for providing a generic user interface testing framework
US20050160405A1 (en) System and method for generating code coverage information
JP2000122886A (ja) 半導体試験装置のプログラム作成方式
US20050229161A1 (en) Generic user interface testing framework with load-time libraries
CN103649924A (zh) 嵌入式装置、程序产生装置和程序
Hoffman Test automation architectures: Planning for test automation
US8117255B2 (en) Systems and methods for smart client remote data monitoring
JP7115342B2 (ja) デバッグ支援システムおよびデバッグ支援方法
CN113742215B (zh) 一种自动配置和调用测试工具进行测试分析的方法及系统
JP4009517B2 (ja) プログラム開発支援装置およびコンパイル方法
Arts et al. Trace analysis of Erlang programs
JP2001356928A (ja) 試験評価システム
JP2002507303A (ja) プログラミング装置
JPH10133914A (ja) 計算機システム及びデバイス入出力シミュレータ
JP4957521B2 (ja) ソフトウェア部分テストシステム、それに用いる方法およびプログラム
US11958511B2 (en) Train signal system and linkage method therefor
CN111881056A (zh) 一种自动化测试框架及测试方法
CN114327648B (zh) 一种驱动调试方法、装置、电子设备及存储介质
JP2008077278A (ja) テストシミュレータ

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20050411

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20050418

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20050617

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20050719

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20050920

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20051017

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20051216

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20060124