JP2000047188A - 反射型カラーディスプレイ - Google Patents

反射型カラーディスプレイ

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JP2000047188A
JP2000047188A JP10217740A JP21774098A JP2000047188A JP 2000047188 A JP2000047188 A JP 2000047188A JP 10217740 A JP10217740 A JP 10217740A JP 21774098 A JP21774098 A JP 21774098A JP 2000047188 A JP2000047188 A JP 2000047188A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ディスプレイ構造を簡略化し、パネル作製工
程の簡素化、低コスト化を可能にし、高輝度、高精細な
カラー表示が可能となる反射型カラーディスプレイを提
供する。 【解決手段】 光変調素子3の一方の側に反射膜を設け
ると共に、表示側となる他方の側に、複数色をシーケン
シャルにフィルタリングする可変波長フィルタ2を設
け、前記光変調素子3を前記可変波長フィルタ2に同期
させて光変調し、RGB等の各色表示を可能にする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、反射型カラーディ
スプレイに関し、特にディスプレイ構造を簡略化して低
コストで高輝度、高精細なカラー表示を実現する技術に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来の反射型ディスプレイは、反射型L
CDが代表的であり、GH−LCD(ゲストホスト液
晶)型、反射TN型等が知られている。図21は反射型
GH−LCDの構成例である。反射側基板91上には各
画素に電位を供給するTFT92が設けられ、絶縁性を
有する平坦化膜93を介してRGB3色対応の画素電極
94に夫々接続されている。画素電極94(散乱性反射
画素電極)はアルミ等の反射金属で形成され、更に見や
すさを向上させるために電極表面に凹凸を設ける等して
散乱性を付与してあり、散乱性反射機能も備えている。
その上にPI(ポリイミド)、SiO膜等の配向膜95
が設けられている。
【0003】一方、表示側基板101には画素電極に対
応してRGBのカラーフィルタ102a、102b、1
02cが設けられ、画素間隙にはコントラストを強調す
るブラックマスク103を設けている。これらカラーフ
ィルタ102a、102b、102c及びブラックマス
ク103の表示側基板101の反対面に、透明共通電極
104と配向膜105が形成される。以上の反射側基板
91と反対側の表示側基板101を対向させ、スペーサ
(図示せず)を介して貼り合わせ、そのギャップに二色
性色素が添加された液晶106が注入される。この液晶
は、例えばツイスト配向ネマテック液晶、PC(コレス
テリック・ネマティック相転移)型液晶等が使用され
る。
【0004】図22は図21に示す反射型LCDの動作
説明図である。この場合、中央の画素の電極間のみ電圧
が印加され、左右の画素の電極間電圧はゼロとしてい
る。このとき、左右の画素の液晶分子が基板に対して平
行にツイスト配向しているため、添加された色素分子も
同様に配列し、入射光は吸収される。一方、中央の画素
の液晶分子は基板に対して垂直に配向し、色素分子も同
様に配列することにより入射光は透過して反射電極94
により散乱反射して再び表示側に出射される。このた
め、任意のカラー画像を反射表示させることができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の反射型LCDの構成にあっては、カラーフィルタに
より入射光の約2/3が吸収されてしまい、有効な光は
約1/3に減少することになる。また、カラーフィルタ
は当然必要となるので、パネル製造工程での負担が大き
いという問題があった。更に、R、G、Bのカラーフィ
ルタを平行配置しているため、1画素内を3つの画素変
調要素に分割する必要性がある。このため、表示面積、
画素数が一定の場合は、画素変調要素の数が3倍となっ
て、より高精細な素子形成が要求されるため、製造コス
トが上昇するという問題があった。そして、開口率が低
下するために反射光が低減し、また、画素変調要素の数
が3倍となることから、画像信号駆動回路も3倍となり
駆動回路のコストも大幅に増大するという問題があっ
た。
【0006】本発明は、このような従来の問題点に鑑み
てなされたもので、ディスプレイ構造を簡略化し、パネ
ル作製工程の簡素化、低コスト化を可能にし、高輝度、
高精細なカラー表示が可能となる反射型カラーディスプ
レイを提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的達成のため、請
求項1の反射型カラーディスプレイは、光変調素子の一
方の側に反射膜を設けると共に、表示側となる他方の側
に、複数色をシーケンシャルにフィルタリングする可変
波長フィルタを設け、前記光変調素子を前記可変波長フ
ィルタに同期させて光変調することを特徴としている。
【0008】この構成によれば、透過色が変更可能な可
変波長フィルタによりシーケンシャルにフィルタリング
すると共に、光変調素子を可変波長フィルタに同期させ
ることで、カラー表示を可能にすることができる。
【0009】請求項2の反射型カラーディスプレイは、
前記光変調素子が、ディスプレイの1画素を単位として
設けていることを特徴としている。
【0010】この構成によれば、従来カラーフィルタに
より3分割されていた画素領域を1個の光変調素子でカ
バーすることによって、広い開口率によるカラー表示と
パネル作製の低コスト化を実現することができる。
【0011】請求項3の反射型カラーディスプレイは、
前記変調素子が、液晶であることを特徴としている。
【0012】この構成によれば、入射光、反射光の透過
・吸収を液晶のオン・オフに同期して行うことで、可変
波長フィルタによるカラー表示を行うことができる。
【0013】請求項4の反射型カラーディスプレイは、
前記変調素子が、電気機械式の光変調素子であることを
特徴としている。
【0014】この構成によれば、入射光、反射光の透過
・吸収を電気機械式の光変調素子のオン・オフに同期し
て行うことで、可変波長フィルタによるカラー表示を行
うことができる。
【0015】請求項5の反射型カラーディスプレイは、
記可変波長フィルタが、印加する電圧に応じて異なる波
長帯の光を透過させることを特徴としている。
【0016】この構成によれば、印加する電圧を適宜設
定することにより、特定の波長帯の光を透過させ、或い
は非透過にすることができる。
【0017】請求項6の反射型カラーディスプレイは、
前記可変波長フィルタが、第1カラー偏光板と直線偏光
板に挟まれた第1TN液晶セルと、前記直線偏光板と第
2カラー偏光板に挟まれた第2TN液晶セルとを一体と
した構成であることを特徴としている。
【0018】この構成によれば、第1及び第2カラー偏
光板の分光透過特性と、第1及び第2TN液晶セルの透
過・吸収による二重変調によって、カラー透過光を出射
させることができる。
【0019】請求項7の反射型カラーディスプレイは、
前記可変波長フィルタが、第1カラー偏光板と直線偏光
板に挟まれた第1可変位相差セルと、前記直線偏光板と
第2カラー偏光板に挟まれた第2可変位相差セルとを一
体とした構成であることを特徴としている。
【0020】この構成によれば、第1、第2カラー偏光
板の分光透過特性と、第1、第2の可変位相差セルの透
過・吸収による二重変調により、カラー透過光を出射さ
せることができる。
【0021】請求項8の反射型カラーディスプレイは、
前記可変波長フィルタが、第1直線偏光板とカラー偏光
板に挟まれた第1可変位相差セルと、前記カラー偏光板
と固定位相差板及び第2直線偏光板に挟まれた第2可変
位相差セルとを一体とした構成であることを特徴として
いる。
【0022】この構成によれば、カラー偏光板の分光透
過特性と、第1、第2の可変位相差セルの透過・吸収に
よる二重変調により、カラー透過光を出射させることが
できる。
【0023】請求項9の反射型カラーディスプレイは、
前記可変位相差セルが、強誘電性液晶、反強誘電性液
晶、電傾効果液晶のいずれかの液晶からなることを特徴
としている。
【0024】この構成によれば、印加電圧の極性に応じ
て高速に液晶分子の光軸を変化させることができるた
め、より高速なカラー表示が可能となる。
【0025】請求項10の反射型カラーディスプレイ
は、前記可変位相差セルが、ネマチック液晶からなるこ
とを特徴としている。
【0026】この構成によれば、可変位相差セルをネマ
チック液晶により構成することで、強誘電性液晶である
ために、素子化における配向処理が比較的容易となり、
温度依存性を小さくすることができる。
【0027】請求項11の反射型カラーディスプレイ
は、前記可変波長フィルタが、赤、緑、青、非透過の少
なくとも2つ以上の透過色を制御することを特徴として
いる。
【0028】この構成によれば、可変波長フィルタの第
1、第2液晶セルへの印加電圧を適宜選択することによ
り、透過色を赤、緑、青、非透過としてカラー光の出射
・非出射を制御することができる。
【0029】
【発明の実施の形態】以下、本発明の各実施形態につい
て図面を参照して説明する。図1は本発明の第1実施形
態に係る反射型カラーディスプレイの構成図で、図2は
図1に示す可変波長フィルタの動作を説明する図であ
る。本実施形態の反射型カラーディスプレイ1において
は、図1に示すように可変波長フィルタ2と反射型LC
D3を備えている。
【0030】可変波長フィルタ2は、従来のR、G、B
カラーフィルタに代わるものであり、詳細は後述する。
この可変波長フィルタ2は、反射型LCD3の表示面側
に設けられている。反射型LCD3の、反射側基板10
上に配置されたTFT11、平坦化膜(絶縁膜)12、
散乱性反射画素電極13、配向膜14、表示側基板20
上に配置されたブラックマスク21、透明共通電極2
2、配向膜23、及び液晶層24の各構成要素は周知技
術のもので構成することができる。ここで、図21に示
す反射型LCDと明らかに異なる点は、R、G、B各色
毎のカラーフィルタを備えず、画素がR、G、B各色に
分離されず1画素に対して1つの画素変調要素で構成さ
れている点である。従って、図1の場合は全体の表示面
積が等しく、画素数が等しい場合、1つの画素変調要素
は図21の構成の反射型LCDと比較すると約3倍の面
積となる。
【0031】次に、本実施形態の可変波長フィルタ2a
を説明する。図2(a)は可変波長フィルタの動作を説明
する図であり、図2(b)は可変波長フィルタの波長に対
する透過率を示す図である。可変波長フィルタ2aは、
図2(a)に示すように制御電圧Vcの印加によってフィル
タ自身の透過波長が変化する素子である。本実施形態で
は、図2(b)に示すように、Vc=VBの印加で青色が透
過し、Vc=VGの印加で緑色が透過し、Vc=VRの印加
で赤色が透過し、Vc=VKの印加で可視光を非透過にす
るように動作する可変波長フィルタ2を使用する。この
可変波長フィルタ2aは、表示全面に亘ってその透過波
長が変化するものであり、画素等に分離される構成では
ない。
【0032】次に、反射型カラーディスプレイの動作原
理について説明する。図3に、図1及び図2に示す反射
型カラーディスプレイ1の動作を説明するタイミングチ
ャートを示した。図3によれば、1フィールド内を赤の
表示、緑の表示、青の表示の3つの期間に分割してい
る。即ち、フィールドシーケンシャル表示を行う。具体
的には、まず、可変波長フィルタ2を非透過(Vc
K)に制御し、その期間内にLCD3には赤の画像デ
ータを書き込む。通常、行順次に走査しながら各画素に
データが書き込まれる。次に、液晶の応答時間(遷移期
間)を待って、可変波長フィルタ2の透過波長を赤(V
c=VR)に制御する。これにより、赤の画像表示が行わ
れる。赤の表示期間の後、同様な手順で可変波長フィル
タ2の透過波長を、緑(Vc=VG)、青(Vc=VB)に
それぞれ制御して、緑、青の表示を行う。このような原
理で、カラーフィルタ無しで、マルチカラーやフルカラ
ーの反射型表示が可能となる。
【0033】通常、フリッカ(チラツキ)を発生させな
いためには、フィールド期間を17ms(1/60sec)
以下に設定する必要がある。従って、各色の書き込み、
表示期間は約6ms以下とする必要がある。このため実
際には、データ書き込み期間を1ms以下、液晶の応答を
2〜3ms以下にする必要があり、TFTにはポリシリコ
ンのような高速スイッチトランジスタを用いることが好
ましく、このような液晶として、R−OCB配向モード
液晶(Digest of AM-LCD '95, p.27, 1995参照)、コレ
ステリック液晶、強誘電性液晶、反強誘電性液晶等の高
速応答液晶が好ましい。
【0034】ここで、上記R−OCB配向モード液晶に
よる反射型カラーディスプレイの構成例を図4に示し
た。このR−OCB配向モード液晶による反射型LCD
4は、表示側透明基板20の外側に、位相差フィルム3
1、偏光板32を積層した構成になっている。液晶とし
て、反射電極10側が基板に垂直な配向、透明電極22
側が基板に平行な配向となったハイブリッド配向を用い
る。この例では電界印加により見かけの複屈折率が変化
し、付加された位相差フィルム31、偏光板32により
透過率を波長依存性なく変化させることが可能である。
【0035】本実施形態によれば、可変波長フィルタ2
の採用によってR、G、Bのカラーフィルタが不要にな
るので、パネル構成が簡素化されると共に開口率が拡大
され、高輝度、高精細なカラー表示が可能となる。尚、
可変波長フィルタ2の動作原理として、図3に示すよう
に加法混色によるRGBのフィールドシーケンシャル表
示を示したが、減法混色によるYMCのフィールドシー
ケンシャル表示でも良く、また、これらの組合わせであ
っても良い。さらに、液晶モードは上記以外のものでも
良く、LCDの構成も各種液晶モードに適した構成であ
れば何れでもよい。
【0036】次に、電気機械式の光変調素子を用いた本
発明の第2実施形態を説明する。図5は本実施形態に係
る電気機械式の光変調素子の斜視図であり、図6は図5
に示す光変調素子の動作説明図である。第1実施形態で
は光変調素子として反射型LCDを用いたが、本実施形
態においては、光変調素子としてマイクロマシンプロセ
スにより形成される電気機械式の反射型光変調素子アレ
イで構成している。
【0037】具体的には、図5に示すように光変調素子
は、クロム等の金属、又は透明導電膜にカーボン樹脂等
を積層した構造の光吸収性電極51、該光吸収性電極を
支持する片持ち梁52、絶縁性支柱53、光吸収膜5
4、透明絶縁膜55、入射光を散乱させることができる
散乱性反射電極56が基板57上に形成され、さらに個
々の光変調素子が一次元又は二次元に配列される。この
光変調素子の動作としては、まず、図6(a)に示すよう
に両電極間に電圧を印加しない場合は、光吸収電極51
により入射光は吸収される。一方、図6(b)に示すよう
に両電極間に電圧を印加した場合は、両電極間に働く静
電気力により光吸収電極51が撓み、入射光は散乱性反
射電極56(表面凹凸形状のアルミ等で形成)により反
射される。また、再度電圧をゼロにすると梁の弾性によ
り光吸収電極51は元の位置に復帰する。このようにし
て、光変調素子5は反射型LCDと同様な素子として動
作する。また、上記以外の素子であっても、同等な光変
調機能があれば如何なる反射形光変調素子でも適用可能
であり、本実施形態によっても、前記第1実施形態と同
様な作用効果を奏することができる。
【0038】次に、可変波長フィルタを用いた本発明の
第3実施形態を説明する。図7に本実施形態の可変波長
フィルタ2bの構成を示した。可変波長フィルタ2b
は、入射光側から第1カラー偏光板61、第1TN液晶
セル62、直線偏光板63、第2TN液晶セル64、第
2カラー偏光板65を備えており、実際には各構成部材
は貼合わせられて一体化されている。尚、入射光は白色
の自然光とする。
【0039】図7に示す第1カラー偏光板61及び第2
カラー偏光板65は、ヨウ素、染料等の2色性色素が透
明基材に配向された偏光フィルタである。第1カラー偏
光板61の特性は、図8(a)に示すように偏光軸が紙面
に垂直な成分の光は青色が透過し、その他の波長は吸収
される。また、偏光軸が紙面に平行な成分の光はイエロ
ーが透過し、その他の波長は吸収される。従って、入射
光が白色光線である場合、第1カラー偏光板61を透過
する光は青又はイエローの着色光となる。第2カラー偏
光板65の特性は図8(b)に示すように、偏光軸が紙面
に垂直な成分の光は赤色が透過し、その他の波長は吸収
される。また、偏光軸が紙面に平行な成分の光はシアン
が透過し、その他の波長は吸収される。
【0040】直線偏光板63は可視光の波長領域全体に
おいてニュートラルな透過特性を有する直線偏光板であ
って、その透過偏光軸は紙面に垂直である。通常、モノ
カラー偏光板を2枚使用して吸収軸を90°回転させて
貼り合わせた2色カラー偏光板、例えば、青とイエロ
ー、又は赤とシアン等のカラー偏光板は、ニュートラル
な直線偏光板と組合わせてカラー表示に使用される。第
1TN液晶セル62、第2TN液晶セル64は、画素分
割されていない透過型のTN液晶セルである。各々のT
N液晶セルの電極には液晶駆動用の交流電源が接続され
ており、その印加電圧をV1、V2とする。
【0041】第1TN液晶セル62は、V1=0のと
き、入射側の液晶配向方向が紙面に平行で、出射側の液
晶配向方向が紙面に垂直になるように配置する。また、
第2TN液晶セル64は、V2=0のとき、入射側の液
晶配向方向が紙面に垂直で、出射側の液晶配向方向が紙
面に平行になるように配置する。これらの第1TN液晶
セル62と、第2TN液晶セル64は共に、電圧無印加
時(OFF)には入射光の紙面に垂直な成分の光は偏光
軸が90°回転し、出射光は紙面に平行な成分の光とな
る。同様に、入射光の紙面に平行な成分の光は、その出
射光が紙面に垂直な成分の光となる。また、適当な電圧
を印加すると(ON)、液晶分子は基板に垂直な配向と
なり、入射光は光学的変化することなく出射される。
【0042】この場合の各液晶セルの駆動条件は、「O
FF」と「ON」の2通りであり、第1TN液晶セル6
2、第2TN液晶セル64の駆動条件の組合わせは全部
で4通りである。即ち、第1カラー偏光板61、第1T
N液晶セル62、直線偏光板63の構成で、第1TN液
晶セル62の駆動条件が「OFF」のときにイエローを
選択通過し、「ON」のときに青を選択通過する。ま
た、直線偏光板63、第2TN液晶セル64、第2カラ
ー偏光板65の構成で、第2TN液晶セル64の駆動条
件が「OFF」のときにシアンを選択透過し、「ON」
のときに赤を選択透過する。
【0043】本実施形態の可変波長フィルタ2bは、こ
れら2つのダブルの構成要素が直列に構成されたもので
あり、従って、各々のTN液晶セル62、64の駆動条
件と可変波長フィルタ2bの出射光の状態は、図9に示
す各状態に纏めることができる。即ち、第1TN液晶セ
ル62、第2TN液晶セル64共に「OFF」の場合は
出射光は緑、第1TN液晶セル62が「OFF」で、第
2TN液晶セル64が「ON」の場合は出射光は赤、第
1TN液晶セル62が「ON」で、第2TN液晶セル6
4が「OFF」の場合は出射光は青、両方共に「ON」
の場合は不透明、となる。このように、第1TN液晶セ
ル62と第2TN液晶セル64を制御することによっ
て、可変波長フィルタ2bの透過スペクトルを色の3原
色である赤、緑、青に任意選択でき、また、不透明とす
ることもできる。
【0044】尚、図1に示す本発明に使用する反射光に
関しては、カラーディスプレイの全体的な動作としてみ
ると、本実施形態の図7における第2カラー偏光板65
からの出射光は、図1に示すような反射型LCD3の構
成要素である光変調部の散乱性反射画素電極で反射され
る。そして、その反射光は再度、図7の右側から第2の
カラー偏光板65、第2TN液晶セル64、直線偏光板
63、第1TN液晶セル62、第1カラー偏光板61、
の順に透過することになる。この場合であっても先の場
合と同様な透過スペクトル特性が得られ、表示が可能な
ことは自明である。但し、この反射の場合は、往復の透
過であるため、透過スペクトルは1回の透過スペクトル
に比べて透過率は多少低下することもあるが、カラー偏
光板の透過率を十分に高く設定すれば問題はない。ま
た、液晶セルの駆動電圧を十分高めることにより、応答
時間を速めることが可能である。
【0045】また、図7に示す可変波長フィルタ2bの
更なる高速化のためには、例えば液晶素子として表面安
定化強誘電性液晶SSFLC等の利用が可能である。図
10は図7に示すTN液晶セルを可変位相差セルである
SSFLCに置き換えた場合の、液晶セルを入射側から
見た平面図である。図10(a)はSSFLC適当な電圧
+Vdを印加した場合の液晶分子の配向方向71と、可
変位相差セルの光軸方向72を示している。液晶分子の
配向方向71は、図7における紙面に平行な軸から45
°の角度となるように設定されており、このような配向
方向となるように可変位相差セルが調整されている。一
方、図10(b)はSSFLCに極性が反対の適当な電圧
−Vdを印加した場合の液晶分子の配向方向71と、可
変位相差セルの光軸方向72を示しており、図7におけ
る紙面に平行な軸に配向方向が一致する(0゜の角度と
なる)ように液晶が配向され、可変位相差セルが調整さ
れている。
【0046】このSSFLCは、印加電圧が+Vdの場
合、液晶セルのリターデーションR(=Δnd、但し、
d:セルギャップ、Δn:液晶の複屈折率)を250[n
m]に設定することにより、液晶セル6は複屈折板として
機能する。従って、図7における紙面に平行な成分の光
が入射された場合、透過光の殆どが紙面に垂直な成分の
光となる。これとは逆に、紙面に垂直な成分の光が入射
された場合、透過光の殆どが紙面に平行な成分の光とな
る。一方、印加電圧が−Vdの場合、見かけの複屈折は
ゼロとなり、セルの入射光は、その性質を変えずにセル
を透過する。上記の原理から、各SSFLCの(+V
d、−Vd)の駆動条件と可変波長フィルタの出射光の
状態は図11に示すようになり、緑、赤、青、不透明を
任意選択することができる。 また、この例では液晶素
子としてSSFLCを使用したが、単安定FLC、反強
誘電性液晶、電傾(エレクトロクリニック)効果液晶
等、印加電圧の極性に応じて高速に液晶分子の光軸を変
化できる液晶も使用可能である。
【0047】尚、この場合の可変波長フィルタをカラー
ディスプレイに使用する場合、可変波長フィルタの偏光
軸によって透過スペクトルが異なるので、光変調素子と
しての反射型LCDには偏光に依存しない方式のものが
望ましい。具体的には、前述のような反射型GH−LC
D等が好ましい。また、前述のような光変調素子として
偏光に依存しない反射型の電気機械式の光変調素子が好
ましい。
【0048】次に、他の可変波長フィルタを用いた本発
明の第4実施形態を説明する。図12は本実施形態に係
る可変波長フィルタ2cの構成図である。可変波長フィ
ルタ2cは、入射光側から第1直線偏光板81、第1可
変位相差セル82、カラー偏光板83、第2可変位相差
セル84、固定位相差板85、第2直線偏光板86、の
順に構成されている。実際にはこれら81〜86の各構
成部材が貼り合わせられて一体化されている。尚、入射
光は白色の自然光とする。
【0049】図13は図12に示す第1可変位相差セル
の入射側から見た平面図である。第1可変位相差セル8
2はネマチック液晶の複屈折特性を利用する。電圧無印
加時は第1可変位相差セル82の液晶は基板に平行に配
向し、その配向方向73は第1直線偏光板81の偏光軸
74から45°の方向である。液晶分子は複屈折体であ
り先の配向方向と複屈折の光軸と一致する。ここで、液
晶セルの複屈折をΔn、セル厚d[nm]、光の波長をλ[n
m]とし、第1可変位相差セル82を偏光軸が互いに直交
する直線偏光板で挟んで配置したときの透過スペクトル
Tsは、(1)式で表される。 Ts=sin2(πΔnd/λ) ……(1)
【0050】電圧無印加時のセルのリターデーションR
(=Δnd)を250[nm]に設定すると、可変位相差セ
ルに入射された光は可視光全域において略均一に透過す
る。図14はその透過スペクトルを示す図である。ま
た、第1可変位相差セル82に適当な電圧を印加する
と、液晶分子は殆ど基板に垂直に配向し、見かけの複屈
折Δnは略ゼロになる。従って、入射光は性質を殆ど変
えることなくセル82を透過する。このように、入射光
は、第1直線偏光板81により紙面に平行な成分の光の
みとなり、第1可変位相差セル82によって、第1可変
位相差セル82の電圧無印加時は偏光軸が90°回転
し、紙面に垂直な成分の光が透過する。一方、第1可変
位相差セル82の電圧印加時は紙面に平行な成分の光が
透過する。
【0051】図15は図12に示すカラー偏光板83の
透過スペクトルである。カラー偏光板83の透過スペク
トルは、紙面に平行な成分の光は550[nm]より短波長
域を透過し、紙面に垂直な成分の光は480[nm]より長
波長域を透過する。図16は図12に示す第2可変位相
差セル84の入射側から見た平面図である。この第2可
変位相差セル84の基本構成は第1の可変位相差セル8
2と同じであり、第2可変位相差セルの光軸75は第1
直線偏光板の偏光軸から45゜の方向である。但し、電
圧無印加時のセルのリターデーションR(=Δnd)は
160[nm]に設定してある。ここで、第2可変位相差セ
ル84に適当な電圧を印加すると、液晶分子は基板に対
して垂直に配向し、見かけの複屈折Δnは略ゼロにな
る。従って、入射光は性質を殆ど変えることなく第2可
変位相差セル84を透過する。
【0052】図17は図12に示す固定位相差板85の
入射側から見た平面図である。固定位相差板85の光軸
76は第1可変位相差セル82と同じく、第1直線偏光
板81の偏光軸74から45°の方向である。また、こ
のリターデーションR(=Δnd)は1100[nm]に設
定している。以上のことに基づいて、第2可変位相差セ
ル84と固定位相差板85を偏光軸が互いに直交、又は
平行する直線偏光板で挟んで配置したときの透過スペク
トルを図18に示す。ここで、図18(a)に示すよう
に、第2可変位相差セル84がOFF(V2:無印加)
のとき、両者の総合リターデーションRは、160[nm]
+1100[nm]=1260[nm]となる。また、図18
(b)に示すように、第2可変位相差セル84がON(V
2:印加)のとき、両者の総合リターデーションRは固
定位相差板85のリターデーションである1100[nm]
となる。また、直線偏光板が直交配置の場合は、その透
過率Tsが(1)式に従い、平行配置の場合は、その透
過率Tpは(2)式で表されるものとなる。 Tp=1−Ts ……(2)
【0053】図19は各要素原理に基づいた総合的な可
変波長フィルタの透過スペクトルである。図19(a)の
場合は、第1可変位相差セル82がON(V1:印
加)、第2可変位相差セル84もON(V2:印加)の
ときに、青色領域の波長を透過する。図19(b)の場合
は、第1可変位相差セル82がOFF(V1:無印加)
で第2可変位相差セル84がON(V2:印加)のとき
に、緑色領域の波長を透過する。また、図19(c)の場
合は、第1可変位相差セル82がOFF(V1:無印
加)で第2可変位相差セル84がOFF(V2:無印
加)のときで、赤色領域の波長を透過する。
【0054】上記特性の可変波長フィルタ2cにより、
第1可変位相差セル82及び第2可変位相差セル84の
印加電圧を制御することで、3原色である赤、緑、青を
任意に選択できる。尚、印加電圧を高めることで高速化
が可能である。また、先に挙げた液晶の他にもTN液
晶、ハイブリット配向ネマチック液晶等で見かけの複屈
折変化を利用した液晶で構成することも可能である。
【0055】尚、更なる高速化のためには、液晶として
SSFLC等の利用も可能である。図20にSSFLC
を用いた場合の可変位相差セルを入射側から見た平面図
を示した。これは即ち、図12に示した第1可変位相差
セル82と、第2可変位相差セル84をSSFLCで置
き換えた例である。図20(a)はセルに適当な電圧+V
dを印加した場合の液晶分子の配向方向71、即ち光軸
の位置を示している。液晶分子の配向方向71は、第1
直線偏光板81の偏光軸74から45°の方向となるよ
うに設定されており、このような配向方向となるように
可変位相差セルが調整されている。一方、図20(b)は
セルに極性が反対の適当な電圧−Vdを印加した場合の
液晶分子の配向方向、即ち光軸の位置を示している。液
晶分子の配向方向71は、第1直線偏光板81の偏光軸
74に一致する(0°の角度となる)ように液晶が配向
され、可変位相差セルが調整されている。
【0056】このSSFLCを用いた可変位相差セルに
よれば、印加電圧+Vdの場合、セルのリターデーショ
ンR(=Δnd)を前述のように選択することによって
複屈折板として機能させることができる。一方、印加電
圧が−Vdの場合、第1直線偏光板81の偏光軸74と
セルの光軸77が一致するため、入射光は性質を殆ど変
えることなく透過する。従って、前述と同様に可変波長
フィルタ2cの構成原理が適用できる。また、この例で
は液晶素子としてSSFLCを使用したが、単安定FL
C、反強誘電性液晶、電傾(エレクトロクリニック)効
果液晶等、印加電圧の極性に応じて高速に液晶分子の光
軸を変化できる液晶も使用可能である。
【0057】尚、図12に示す構成のような可変波長フ
ィルタ2cによれば、対象とする光の偏光軸が固定され
ているので、光変調素子としては、偏光を利用するタイ
プが好ましい。例えば、光変調素子として偏光板を表面
に配置させるR−OCB液晶素子や、反射TN型液晶素
子等がより好ましく、これらの液晶素子の直線偏光板
と、可変波長フィルタの直線偏光板との兼用が可能であ
り、経済的な構成とすることができる。
【0058】上記説明においては、TFT駆動の反射型
LCDを用いる例について言及してきたが、これ以外に
も、例えば、より低価格の表示ディスプレイ等に用いら
れる2端子型アクティブエレメントであるMIM(Metal
Insulator Metal)を用いたLCD等を変調素子に適用
することも可能である。また、強誘電性液晶、反強誘電
性液晶、コレステリック液晶等の高速液晶を用いた単純
マトリクス型のLCD等を変調素子に適用することも可
能である。
【0059】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
反射型LCDあるいは電気機械式変調素子アレイ等を用
いた変調素子の前面にカラー偏光板、液晶素子、直線偏
光板等で構成する可変波長フィルタを設け、複数色をシ
ーケンシャルにフィルタリングし、可変波長フィルタと
同期させつつ、1画素毎に設けられた光変調素子を設け
た反射型ディスプレイを構成したので、各色毎のカラー
フィルタが不要になり光変調素子の製造工程コストを低
減することができる。
【0060】また、表示面積、画素数を一定とした場
合、光変調素子の画素変調要素の数が1/3で済み、開
口率を拡大できると共に画像信号ドライバーICの数を
1/3に低減できるため、発光効率が向上し、コストが
低減され、変調素子の配線パターン密度の低減による歩
留まりを向上させることができる。さらに、従来と同じ
画素変調要素サイズ、配線パターン密度であれば、3倍
の高精細表示が可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係る反射型ディスプレ
イの構成図である。
【図2】図1に示す可変波長フィルタの説明図である。
【図3】図1に示す反射型ディスプレイの動作を説明す
るタイミングチャートである。
【図4】図1に示す反射型LCDにR−OCB配向モー
ド液晶を用いた例を示す図である。
【図5】本発明の第2実施形態に係る電気機械式反射変
調素子の斜視図である。
【図6】図5に示す電気機械式反射変調素子の動作説明
図である。
【図7】本発明の第3実施形態に係る可変波長フィルタ
の構成図である。
【図8】図7に示すカラー偏光板の分光特性を示す図で
ある。
【図9】図7に示す可変波長フィルタの出射光の状態を
示す図である。
【図10】表面安定化強誘電性液晶を用いた液晶セルを
入射側から見た平面図である。
【図11】図10に示す液晶セルの出射光の状態を示す
図である。
【図12】本発明の第4実施形態に係る可変波長フィル
タの構成図である。
【図13】図12に示す第1可変位相差セルの入射側か
ら見た平面図である。
【図14】図12に示す第1可変位相差セルを偏光軸が
互いに直交する直線偏光板で挟んで配置したときの透過
スペクトルを示す図である。
【図15】図12に示すカラー偏光板の透過スペクトル
を示す図である。
【図16】図12に示す第2可変位相差セルの入射側か
ら見た平面図である。
【図17】図12に示す固定位相差板の入射側から見た
平面図である。
【図18】図12に示す第2可変位相差セルと固定位相
差板を偏光軸が互いに直交、または平行する直線偏光板
で挟んで配置したときの透過スペクトルを示す図であ
る。
【図19】図12に示す可変波長フィルタの透過スペク
トルを示す図である。
【図20】表面安定化強誘電性液晶を用いた可変位相差
セルを入射側から見た平面図である。
【図21】従来の反射型LCDディスプレイの構成図で
ある。
【図22】図21に示す反射型LCDの動作説明図であ
る。
【符号の説明】
1 反射型カラーディスプレイ 2,2a,2b,2c 可変波長フィルタ 3、4 反射型LCD 5 電気機械式変調素子アレイ 61 第1カラー偏光板 62 第1TN液晶セル 63 直線偏光板 64 第2TN液晶セル 65 第2カラー偏光板 81 第1直線偏光板 82 第1可変位相差セル 83 カラー偏光板 84 第2可変位相差セル 85 固定位相差板 86 第2直線偏光板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2H089 HA25 HA40 KA15 QA06 QA11 QA12 QA14 RA07 TA04 TA09 TA14 2H091 FA11Y FB02 FD06 FD10 FD15 FD23 GA06 GA13 HA09 KA02 LA03 LA11 LA12 LA13 LA17 5C094 AA05 AA10 AA44 AA45 BA03 BA12 BA43 BA44 BA49 CA24 EA05 EA06 EB02 EB04 ED14 ED20

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光変調素子の一方の側に反射膜を設ける
    と共に、表示側となる他方の側に、複数色をシーケンシ
    ャルにフィルタリングする可変波長フィルタを設け、前
    記光変調素子を前記可変波長フィルタに同期させて光変
    調することを特徴とする反射型カラーディスプレイ。
  2. 【請求項2】 前記光変調素子は、ディスプレイの1画
    素を単位として設けていることを特徴とする請求項1記
    載の反射型カラーディスプレイ。
  3. 【請求項3】 前記光変調素子は、液晶であることを特
    徴とする請求項1又は請求項2記載の反射型カラーディ
    スプレイ。
  4. 【請求項4】 前記光変調素子は、電気機械式の光変調
    素子であることを特徴とする請求項1又は請求項2記載
    の反射型カラーディスプレイ。
  5. 【請求項5】 前記可変波長フィルタは、印加する電圧
    に応じて異なる波長帯の光を透過させることを特徴とす
    る請求項1〜請求項4のいずれか1項記載の反射型カラ
    ーディスプレイ。
  6. 【請求項6】 前記可変波長フィルタは、第1カラー偏
    光板と直線偏光板に挟まれた第1TN液晶セルと、前記
    直線偏光板と第2カラー偏光板に挟まれた第2TN液晶
    セルとを一体とした構成であることを特徴とする請求項
    1〜請求項4のいずれか1項記載の反射型カラーディス
    プレイ。
  7. 【請求項7】 前記可変波長フィルタは、第1カラー偏
    光板と直線偏光板に挟まれた第1可変位相差セルと、前
    記直線偏光板と第2カラー偏光板に挟まれた第2可変位
    相差セルとを一体とした構成であることを特徴とする請
    求項1〜請求項4のいずれか1項記載の反射型カラーデ
    ィスプレイ。
  8. 【請求項8】 前記可変波長フィルタは、第1直線偏光
    板とカラー偏光板に挟まれた第1可変位相差セルと、前
    記カラー偏光板と固定位相差板及び第2直線偏光板に挟
    まれた第2可変位相差セルとを一体とした構成であるこ
    とを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれか1項記載
    の反射型カラーディスプレイ。
  9. 【請求項9】 前記可変位相差セルは、強誘電性液晶、
    反強誘電性液晶、電傾効果液晶のいずれかの液晶からな
    ることを特徴とする請求項7又は請求項8記載の反射型
    カラーディスプレイ。
  10. 【請求項10】 前記可変位相差セルは、ネマチック液
    晶からなることを特徴とする請求項7又は請求項8記載
    の反射型カラーディスプレイ。
  11. 【請求項11】 前記可変波長フィルタは、赤、緑、
    青、非透過の少なくとも2つ以上の透過色を制御するこ
    とを特徴とする請求項1〜請求項10のいずれか1項記
    載の反射型カラーディスプレイ。
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