JP2000047175A

JP2000047175A - 液晶表示ユニット

Info

Publication number: JP2000047175A
Application number: JP10223745A
Authority: JP
Inventors: 弘幸 ▲篭▼澤; Hiroyuki Kagosawa; Hideo Matsui; 秀夫松井
Original assignee: Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Current assignee: Panasonic Holdings Corp
Priority date: 1998-07-24
Filing date: 1998-07-24
Publication date: 2000-02-18

Abstract

(57)【要約】【課題】液晶表示ユニットの保護パネルと一体化でき
る液晶ホルダーにより、液晶表示ユニットの組立てが簡
単にできるようにする。【解決手段】液晶表示ユニットの各部品を保持して組
み立てるための液晶ホルダーに、プラスティック材料を
使用し、弾性のある取付用爪を設ける。液晶ホルダーに
各部品を収容して、取付用爪を基板の取付穴に挿入す
る。取付用爪の弾性により、基板の取付穴に固定される
ので、一動作で組立てを行なうことができる。液晶ホル
ダーに透明プラスティック材を使用すれば、保護パネル
と一体化でき、コストダウンが可能である。また、液晶
ホルダーに着色することにより、液晶表示ユニットの外
観デザインを美しく仕上げることができる。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、液晶表示ユニット
に関し、特に、電気機器等に利用する液晶表示ユニット
の液晶ホルダーに関する。

【０００２】

【従来の技術】図５〜図８は、従来の液晶表示ユニット
の構成を示す図である。図５は、従来の液晶表示ユニッ
トの外観斜視図である。図６は、従来の液晶表示ユニッ
トの断面図である。図７は、従来の液晶表示ユニットの
分解斜視図である。図８は、従来の液晶表示ユニットの
背面斜視図である。

【０００３】従来の液晶表示ユニットは、図６に示すよ
うに、液晶表示素子１とプリント基板６が、ゴムコネク
タ４を挟みこんで配置されている。液晶ホルダー２は、
液晶表示用の穴部10（図５）を有し、穴部10の反対側に
板状の係止片７が形成されている。プリント基板６に
は、バックライト用の発光体（ＬＥＤ）８が設けられ、
液晶ホルダー２の係止片７と相対する位置に、取付穴９
が形成されている。集光スペーサ３は、発光体８を囲む
ように取り付けられている。集光スペーサ３の上部に、
拡散シート５が配置されている。拡散シート５は、液晶
表示素子１とプリント基板６で挟まれている。

【０００４】液晶ホルダー２の内部に、液晶表示素子
１、拡散シート５、集光スペーサ３、ゴムコネクタ４
を、図７のような方向に組み込む。その後、ゴムコネク
タ４に押圧力を加えながら、液晶ホルダー２の係止片７
を、プリント基板６の取付穴９に挿入する。係止片７が
貫通した時、図８のように、係止片７を90°曲げること
により固定する。

【０００５】また、図６のように、液晶表示素子１の保
護と品位向上のため、液晶表示素子１の上面には、保護
パネル12が組み込まれている。

【０００６】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の液晶表示ユニットでは、液晶ホルダーが板金材料で
形成されているため、取付け時に、係止片の数だけ曲げ
作業を行なう必要があり、作業効率が悪いという問題が
あった。

【０００７】本発明は、このような従来の問題を解決す
るものであり、取付けが簡単な液晶表示ユニットを提供
することを目的とする。

【０００８】本発明の他の目的は、液晶ホルダーに透明
材料を使用することにより、保護パネルと一体化して、
コストダウンすることである。

【０００９】さらに他の目的は、液晶ホルダーにプラス
ティック材料を使用することにより、カラーバリエーシ
ョンを増やし、デザイン性を向上させることである。

【００１０】

【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明では、液晶表示ユニットを、プラスティック
材料を使用した液晶ホルダーに、弾性のある取付用爪を
設ける構成とした。このように構成したことにより、液
晶ホルダーを一動作にて基板に取り付けることができ
る。

【００１１】また、液晶表示ユニットを、透明なプラス
ティック材の液晶ホルダーを用いる構成とした。このよ
うに構成したことにより、保護パネルと液晶ホルダーを
一体化して、コストダウンできる。

【００１２】また、液晶表示ユニットを、着色したプラ
スティック材の液晶ホルダーを用いる構成とした。この
ように構成したことにより、液晶表示ユニットの外観デ
ザインを美しくできる。

【００１３】

【発明の実施の形態】本発明の請求項１記載の発明は、
液晶表示素子と、バックライト用ＬＥＤを取り付けた基
板と、前記液晶表示素子と前記基板を電気的に接続する
ためのゴムコネクタと、集光スペーサと、前記各部品を
取り付けるための取付用爪を設けたプラスティック材料
からなる液晶ホルダーとを具備する液晶表示ユニットで
あり、液晶ホルダーを一動作にて基板に取り付けること
を可能にするという作用を有する。

【００１４】本発明の請求項２記載の発明は、請求項１
記載の液晶表示ユニットにおいて、前記液晶ホルダーが
透明な液晶ホルダーであるものであり、保護パネルと液
晶ホルダーの一体化を可能とするという作用を有する。

【００１５】本発明の請求項３記載の発明は、請求項１
記載の液晶表示ユニットにおいて、前記液晶ホルダーが
着色されている液晶ホルダーであるものであり、液晶表
示ユニットの外観デザインを改善するという作用を有す
る。

【００１６】以下、本発明の実施の形態について、図１
〜図４を参照しながら詳細に説明する。

【００１７】（実施の形態）本発明の実施の形態は、取
付用爪を設けたプラスティックの液晶ホルダーで、液晶
表示素子と、ゴムコネクタと、集光スペーサなどを基板
に取り付けた液晶表示ユニットである。

【００１８】図１〜図４は、本発明の実施の形態の液晶
表示ユニットの構成を示す図である。図１は、本発明の
実施の形態の液晶表示ユニットの外観図である。基板の
取付穴に、液晶ホルダーの取付用爪を挿入して固定した
図である。図１において、液晶ホルダー21は、各部品を
基板に取り付けるためのものである。基板25は、バック
ライト用のＬＥＤを搭載した基板である。取付用爪26
は、液晶ホルダーを基板に取り付けるための爪である。
取付穴27は、取付用爪を挿入するために基板に設けた穴
である。

【００１９】図２は、本発明の実施の形態の液晶表示ユ
ニットの外観図である。液晶ホルダー21の上面に、液晶
表示用の穴部10を設けたものである。図２において、穴
部10は、液晶表示用の窓である。

【００２０】図３は、本発明の実施の形態の液晶表示ユ
ニットの各部品の分解斜視図である。図３において、液
晶表示素子22は、液晶を透明電極で挟んだ表示素子であ
る。集光スペーサ23は、バックライトの光を集めるとと
もに、ＬＥＤとの間隔を保つためのスペーサである。ゴ
ムコネクタ24は、基板と液晶表示素子を電気的に接続す
るための手段である。ＬＥＤ28は、バックライト用の発
光ダイオードである。上ケース29は、保護と飾りのため
のケースである。拡散シート30は、バックライトを一様
に拡散するための散光シートである。

【００２１】図４は、図１の液晶表示ユニットのＡ−Ａ
断面図である。図１に上ケース29を追記して位置関係を
示したもので、液晶ホルダー21の上面が、上ケース29の
表面と同一平面となるように露出している。上ケース29
が、保護パネルの機能も同時に果たしている。

【００２２】上記のように構成された、本発明の実施の
形態の液晶表示ユニットにおいて、液晶ホルダーの機能
を以下に説明する。

【００２３】液晶ホルダー21は、透明なプラスティック
材料にて作られており、側面には取付用爪26が設けられ
ている。基板25には、取付用爪26と相対する位置に、取
付穴27をあけてある。基板25には、バックライト用のＬ
ＥＤ28が配置されており、液晶表示素子22を底面より照
射するようになっている。バックライトの色むらが生じ
ないよう、一定距離を保つための集光スペーサ23と拡散
シート30が設けられている。液晶表示素子22と基板25と
の電気的接続は、ゴムコネクタ24にて行なわれている。

【００２４】図３に示すように、液晶ホルダー21に、液
晶表示素子22、拡散シート30、集光スペーサ23、ゴムコ
ネクタ24の順番に重ねた後、取付用爪26を取付穴27に挿
入し、取付けを行なう。液晶ホルダー21にプラスティッ
ク材料を使用することにより、弾力性のある取付用爪26
を設けることができ、液晶ホルダー21を一動作にて基板
25に取り付けることができる。

【００２５】液晶ホルダー21に透明材を使用することに
より、図１に示す構成のように、液晶表示窓と保護パネ
ルを設けることなく、液晶前面を液晶ホルダー21で覆っ
て保護できる。保護パネルを使用したものと比較し、品
位を落とすことなく、保護パネルと液晶ホルダーの一体
化によるコストダウンができる。

【００２６】図２に示した構成では、液晶ホルダー21の
上面に、液晶表示用の穴部10を設けている。図１に示し
た液晶表示ユニットのように、液晶ホルダー21の上面で
保護パネルの機能を果たすことはできないが、液晶ホル
ダー21の色を上ケース29の表面の色と異なるものとして
成形することにより、保護パネルの周囲を上ケースとは
異なる色で縁取りできるという、デザイン上の多様性が
容易に実現できる。

【００２７】また、液晶ホルダー21にプラスティック材
を使用したので、液晶ホルダー21に着色が可能となる。
液晶表示ユニットのカラーバリエーションが増え、外観
のデザイン性が向上する。

【００２８】上記のように、本発明の実施の形態では、
液晶表示ユニットを、取付用爪を設けたプラスティック
材料からなる液晶ホルダーで、液晶表示素子と、電気的
に接続するためのゴムコネクタと、集光スペーサを、バ
ックライト用ＬＥＤを設けた基板に取り付ける構成とし
たので、液晶ホルダーをワンタッチで基板に取り付ける
ことができ、液晶ホルダーを透明にしたり着色して、外
観デザインを美しくすることもできる。

【００２９】

【発明の効果】上記の説明から明らかなように、本発明
では、液晶表示ユニットを、プラスティック材料の液晶
ホルダーに弾性のある取付用爪を設けたもので組み立て
る構成としたので、液晶ホルダーを一動作で基板に取り
付けることができるという効果が得られる。

【００３０】また、液晶表示ユニットの液晶ホルダーを
透明プラスティック材料で構成することにより、保護パ
ネルと一体化してコストダウンできるという効果を有す
る。

【００３１】また、液晶表示ユニットの液晶ホルダーを
着色プラスティック材料で構成することにより、液晶表
示ユニットのカラーバリエーションを増やして、外観デ
ザインを改善できるという効果が得られる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の実施の形態の液晶表示ユニットの組み
立て斜視図、

【図２】本発明の実施の形態の液晶表示ユニットに表示
窓のある液晶ホルダーを使用した場合の組み立て斜視
図、

【図３】本発明の実施の形態の液晶表示ユニットの分解
図、

【図４】本発明の実施の形態の液晶表示ユニットの断面
図、

【図５】従来の液晶表示ユニットの斜視図、

【図６】従来の液晶表示ユニットの断面図、

【図７】従来の液晶表示ユニットの分解図、

【図８】従来の液晶表示ユニットの背面斜視図である。

【符号の説明】

１、22 液晶表示素子２、21 液晶ホルダー３、23 集光スペーサ４、24 ゴムコネクタ５、30 拡散シート６、25 基板７係止片８、28 ＬＥＤ９、27 取付穴 10 穴部 11、29 上ケース 12 保護パネル 26 取付用爪

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】液晶表示素子と、バックライト用ＬＥＤ
を取り付けた基板と、前記液晶表示素子と前記基板を電
気的に接続するためのゴムコネクタと、集光スペーサ
と、前記各部品を取り付けるための取付用爪を設けたプ
ラスティック材料からなる液晶ホルダーとを具備するこ
とを特徴とする液晶表示ユニット。
【請求項２】前記液晶ホルダーが透明な液晶ホルダー
であることを特徴とする請求項１記載の液晶表示ユニッ
ト。
【請求項３】前記液晶ホルダーが着色されている液晶
ホルダーであることを特徴とする請求項１記載の液晶表
示ユニット。