JP2000046670A - 静電容量型圧力検出装置 - Google Patents

静電容量型圧力検出装置

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JP2000046670A
JP2000046670A JP21747898A JP21747898A JP2000046670A JP 2000046670 A JP2000046670 A JP 2000046670A JP 21747898 A JP21747898 A JP 21747898A JP 21747898 A JP21747898 A JP 21747898A JP 2000046670 A JP2000046670 A JP 2000046670A
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capacitor
capacitance
pressure
diaphragm
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Takahiro Kudo
高裕 工藤
Kimihiro Nakamura
公弘 中村
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Fuji Electric Co Ltd
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Fuji Electric Co Ltd
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    • G01L9/0041Transmitting or indicating the displacement of flexible diaphragms
    • G01L9/0072Transmitting or indicating the displacement of flexible diaphragms using variations in capacitance
    • G01L9/0073Transmitting or indicating the displacement of flexible diaphragms using variations in capacitance using a semiconductive diaphragm
    • GPHYSICS
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    • G01L9/12Measuring steady of quasi-steady pressure of fluid or fluent solid material by electric or magnetic pressure-sensitive elements; Transmitting or indicating the displacement of mechanical pressure-sensitive elements, used to measure the steady or quasi-steady pressure of a fluid or fluent solid material, by electric or magnetic means by making use of variations in capacitance, i.e. electric circuits therefor
    • G01L9/125Measuring steady of quasi-steady pressure of fluid or fluent solid material by electric or magnetic pressure-sensitive elements; Transmitting or indicating the displacement of mechanical pressure-sensitive elements, used to measure the steady or quasi-steady pressure of a fluid or fluent solid material, by electric or magnetic means by making use of variations in capacitance, i.e. electric circuits therefor with temperature compensating means

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 圧力センサのコンデンサ部にかかわる寄生容
量をとり除き、広い温度範囲にわたって正確に圧力を測
定する 【解決手段】 圧力に応じて変位するダイアフラムと固
定電極とによって形成される圧力検出用コンデンサの静
電容量値に基づいて該ダイアフラムの変位量を求め、求
めた変位量によって該ダイアフラムに印加された圧力を
検出する静電容量型圧力検出装置において、定電流供給
部によって抵抗を介して該圧力検出用コンデンサおよび
該固定コンデンサに定電流を供給し、該定電流供給手段
から該圧力検出用コンデンサおよび該固定コンデンサへ
の電流供給に基づいてそれぞれ検出信号および補正信号
を発生させ、該補正信号に基づいて該検出信号を補正
し、補正した信号によって該ダイアフラムの変位量およ
び該圧力を算出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ダイアフラムに
印加された圧力あるいは圧力差によって生じるダイアフ
ラムの変位を、ダイアフラムとそれに対向する対向電極
とによって形成されるコンデンサの静電容量値として検
出し、その検出値から圧力を算出する静電容量型圧カ検
出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図6は、従来の静電容量型圧力検出装置
で用いられる圧力センサの一例を表している。
【0003】この圧力センサ100は、シリコンからな
るダイアフラム80と、第1の導電性板81a及び81
bと、絶縁板82a及び82bと、支持体83a及び8
3bと、ガラス接合部84a及び84bと、第2の導電
性板85a及び85bとによって構成される。第1の導
電性板81a及び81bは、ダイアフラム80から一定
の間隔だけ離して対向設置されており、絶縁板82a及
び82bは、それぞれ第1の導電性板81a及び81b
と支持体83a及び83bを第2の導電性板85a及び
85bから絶縁して保持している。また、ダイアフラム
80はガラス接合部84a及び84bを介して支持体8
3a及び83bに固定されている。
【0004】圧力センサ100の中央部分には、図6に
示すように、第1の導電性板81a及び81bと絶縁板
82a及び82bと第2の導電性板85a及び85bを
貫通する導圧孔86a及び86bが形成されている。こ
の導圧孔86a及び86bはそれぞれ圧力P1とP2を
ダイアフラム80へと導入するためのものである。導圧
孔86a及び86bの内面には導体膜87a及び87b
が形成されており、この導体膜87a及び87bを介し
て、第2の導電性板85a及び85bはそれぞれ第1の
導電性板81a及び81bと電気的に接続される。この
ような構成をもつ圧力センサ100において、ダイアフ
ラム80の左右の部分はそれぞれ静電容量C1とC2を
もつコンデンサとして機能する。
【0005】図7は、この圧力センサ100とその支持
部を含む圧力検出部の構成例を表している。この圧力検
出部101内部の90と91に示す部分には、シリコン
オイル等の圧力伝達媒体(非圧縮性流体)が封入されて
おり、この圧力伝達媒体の中で圧力センサ100は導圧
孔86a側で支持部に固定されている。この圧力検出部
101において、導圧孔86aおよび86bからそれぞ
れ圧力P1およびP2が圧力伝達媒体を介してダイアフ
ラム80に伝達され、圧力P1とP2の差によって生じ
るダイアフラムの変位が静電容量値として検出される。
【0006】このような圧力センサ100を用いて圧力
を計測する場合、ダイアフラム80に加わる圧力差によ
って生じるコンデンサの静電容量値は10pFから10
0pF程度といった小さい値であるため、圧力計測に対
するコンデンサの寄生容量や装置の浮遊容量の影響が大
きく、その影響により出力特性が非直線的になったり、
測定誤差が生じるという問題がある。
【0007】これらの問題を解決するための従来技術と
して、例えば特開昭64−71211号公報に示すもの
がある。この特開昭64−71211号公報には、2つ
の静電容量(C1及びC2)の組み合わせ結果に基づい
て寄生容量の影響をキャンセルする方法が開示されてい
る。図8は特開昭64−71211号公報に開示された
方法を概略的に示すものである。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、特開昭
64−71211号公報に開示された方法では、寄生容
量の影響をキャンセルするには、2つの静電容量C1、
C2を用いて得られる4つの発振周波数(f1〜f4)
それぞれに対して、関連する寄生容量の値は常に等しく
なければならない。つまり、静電容量C1とC2の電極
間に介在する寄生容量は零でなければならない。
【0009】ここで、静電容量C1、C2の電極間で発
生する寄生容量を零にすることは原理的に不可能であ
り、もし仮に、ある一定温度で寄生容量をキャンセルす
るように調整が行えたとしても、静電容量C1、C2そ
れぞれの寄生容量の温度特性の差により出力誤差を生じ
ることになる。
【0010】寄生容量と等価な固定コンデンサを用いて
寄生容量をキャンセルする方法も考えらる。しかしなが
ら、このような固定コンデンサは通常プリント基板上な
どの圧カセンサから離れた場所に配置されるので、固定
コンデンサと圧カセンサの熱勾配の差により補正誤差を
生じるという問題があった。
【0011】また、本願の発明者らは、圧力検出用の静
電容量と同−の封液で満たされ、圧力に対してコンデン
サのギャップが変化しない基準容量を形成し、この基準
容量により寄生容量を補正する方法を発明しているが、
封液として一般的に用いられているシリコンオイルの場
合は、比誘電率が温度及び静圧依存性をもつので、静圧
のみを検出するセンサが必要となり、コストアップする
という問題がある。
【0012】また、特開昭64−71211号公報に開
示された方法は、2つの静電容量C1、C2に供給する
電流を抵抗で制限し、トランジスタスイッチで切換える
方式をとっているが、それぞれのトランジスタスイッチ
のオン抵抗差及び温度依存性の差により静電容量C1、
C2に供給される電流が変化するので、出力誤差を生じ
ることになる。
【0013】従って、本発明は上述のような欠点を解消
すべきなされたもので、その課題は温度による寄生容量
の影響を高精度にキャンセルすることのできる低コスト
で汎用性のある静電容量型圧カ検出装置を提供すること
にある。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、本発明の静電容量型圧力検出装置は、圧力に応じ
て変位するダイアフラムと固定電極とによって形成され
る圧力検出用コンデンサの静電容量値に基づいて該ダイ
アフラムの変位量を求め、求めた変位量によって該ダイ
アフラムに印加された圧力を検出する静電容量型圧力検
出装置であって、固定コンデンサと、抵抗を介して該圧
力検出用コンデンサおよび該固定コンデンサに定電流を
供給する定電流供給手段と、該定電流供給手段から該圧
力検出用コンデンサへの電流供給に基づいて該抵抗の抵
抗値と該圧力検出用コンデンサの静電容量に応じた検出
信号を発生させ、また、該定電流供給手段から該固定コ
ンデンサへの電流供給に基づいて該抵抗の抵抗値と該固
定コンデンサの静電容量に応じた補正信号を発生させる
信号発生手段と、該検出信号と該補正信号とに基づいて
該ダイアフラムの変位量を検出する演算・制御手段とを
備えている(請求項1に対応)。
【0015】この演算・制御手段は、前記検出信号を前
記補正信号を使って所定の演算式に基づいて補正し、こ
れにより前記圧力検出用コンデンサに影響を及ぼす寄生
容量をキャンセルして、極めて正確なダイアフラムの変
位量を求めることができる。そして、この変位量からダ
イアフラムに加わる圧力が正確に算出される。
【0016】本発明の静電容量型圧力検出装置は、さら
に、前記定電流供給手段からの前記圧力検出用コンデン
サへの接続と前記固定コンデンサへの接続とを切り換え
るスイッチ手段を備えていてもよい(請求項2に対
応)。このスイッチ手段を用いれば、定電流供給手段は
1つしか必要でなくなり、装置を小型軽量化することが
できる。さらに圧力検出用コンデンサと固定コンデンサ
に同一の回路から電流が供給されるので、供給電流量が
一定となり、誤差の極めて少ない補正が可能となる。
【0017】前記圧力検出用コンデンサは、前記ダイア
フラムの第1の面と該第1の面に対向する第1の固定電
極とによって形成される第1のコンデンサと、前記ダイ
アフラムの第2の面と該第2の面に対向する第2の固定
電極とによって形成される第2のコンデンサとによって
形成されてもよく、この場合、前記スイッチ手段は、前
記定電流供給手段からの該第1のコンデンサへの接続
と、該第2のコンデンサへの接続と、前記固定コンデン
サへの接続とを切り換える(請求項3に対応)。このよ
うに2つのコンデンサを使用して、ダイアフラムの変位
をより正確に測定することができる。また、この場合、
スイッチ手段によって各コンデンサへの電流供給が切り
換えられるので、装置は小型・軽量に制作される。
【0018】前記定電流供給手段は基準電圧発生手段を
備えており、前記圧力検出用コンデンサおよび前記固定
コンデンサに供給される電流の値は、該基準電圧発生手
段が発生する電圧と前記抵抗とによって決定される(請
求項4に対応)。また、さらに前記抵抗は第1の抵抗と
第2の抵抗とからなるものであってもよく、この場合、
前記圧力検出用コンデンサに供給される電流の値は、該
基準電圧発生手段が発生する電圧と該第1の抵抗とによ
って決定され、前記固定コンデンサに供給される電流の
値は、該基準電圧発生手段が発生する電圧と該第2の抵
抗とによって決定される(請求項5に対応)。また、こ
の場合、前記スイッチ手段は、前記定電流供給手段から
前記圧力検出用コンデンサに電流を供給する場合前記第
1の抵抗を選択し、前記定電流供給手段から前記固定コ
ンデンサに電流を供給する場合前記第2の抵抗を選択す
る(請求項6に対応)。
【0019】前記第1の抵抗は、前記圧力検出用コンデ
ンサの温度係数を打ち消すような温度係数をもっていて
もよい(請求項7に対応)。これにより、圧力検出用コ
ンデンサの静電容量の検出信号に関して、その温度依存
性をほぼ零にすることができ、温度による静電容量検出
値の変化を極めて抑えることができる。また、前記第2
の抵抗は前記固定コンデンサの温度係数よりも大きな温
度係数をもっていてもよい(請求項8に対応)。これに
より、前記固定コンデンサの静電容量の温度依存性が前
記第2の抵抗の抵抗値の温度依存性よりも高くなるの
で、前記固定コンデンサの静電容量を用いてより正確な
温度補正が可能となる。
【0020】前記演算・制御手段は、前記第1のコンデ
ンサと前記第2のコンデンサと前記固定コンデンサの静
電容量に応じた出力信号を用いて、下記(1)式の演算
により前記ダイアフラムの変位量を求める(請求項9に
対応)。 (T1−T2−A×f(Tref))/(T1+T2−B×f(Tref)) = Δd1/d1 ・・・(1) T1:前記第1のコンデンサの静電容量に応じた出力信
号 T2:前記第2のコンデンサの静電容量に応じた出力信
号 Tref:前記固定コンデンサの静電容量に応じた出力
信号 f:Trefを変数とする所定の関数 A、B:係数 Δd1:前記ダイアフラムの変位量 d1:前記ダイアフラムの前記第1の面と前記第1の固
定電極との間の距離または前記ダイアフラムの前記第2
の面と前記第2の固定電極との間の距離 前記固定コンデンサは前記圧力検出用コンデンサと実質
的に同じ温度環境の下に設置されている(請求項10に
対応)。これにより前記圧力検出用コンデンサに関して
発生する寄生容量を前記固定コンデンサからの信号によ
って表すことができるので、圧力検出用コンデンサから
の信号を固定コンデンサからの信号を用いて補正して、
圧力検出用コンデンサからの信号に含まれるその寄生容
量をキャンセルすることができる。これにより、圧力セ
ンサの温度変化の影響を受けない、極めて正確な圧力検
出が可能となる。
【0021】また、前記検出信号は前記圧力検出用コン
デンサの静電容量に比例する周期をもつパルス信号とし
て出力され、前記補正信号は前記固定コンデンサの静電
容量に比例する周期をもつパルス信号として出力されう
る(請求項11に対応)。これにより、圧力検出用コン
デンサや固定コンデンサに電流を供給する定電流供給手
段のなかで使用されるトランジスタ等のオン抵抗などに
よる検出信号および補正信号への悪影響を除去すること
ができる。
【0022】また、本発明の圧力検出方法は、圧力に応
じて変位するダイアフラムと固定電極とによって形成さ
れる圧力検出用コンデンサの静電容量値に基づいて該ダ
イアフラムの変位量を求め、求めた変位量によって該ダ
イアフラムに印加された圧力を検出する圧力検出方法で
あって、該圧力検出用コンデンサと固定コンデンサに定
電流を供給するステップと、該圧力検出用コンデンサへ
の電流供給に基づいて所定の抵抗と該圧力検出用コンデ
ンサの静電容量に応じた検出信号を発生させるステップ
と、該固定コンデンサへの電流供給に基づいて該所定の
抵抗と該固定コンデンサの静電容量に応じた補正信号を
発生させるステップと、該検出信号と該補正信号とに基
づいて該ダイアフラムの変位量を検出するステップとを
含んでいる(請求項12に対応)。
【0023】この圧力検出方法は、さらに、上記静電容
量型圧力検出装置において実行される処理の一部あるい
はすべてを含みうる。前記検出信号は前記補正信号を使
って所定の演算式に基づいて補正され、これにより前記
圧力検出用コンデンサに影響を及ぼす寄生容量をキャン
セルして、極めて正確なダイアフラムの変位量を求める
ことができる。そして、この変位量からダイアフラムに
加わる圧力が正確に算出される。前記固定コンデンサは
前記圧力検出用コンデンサと実質的に同じ温度環境の下
に設置されている。よって、前記圧力検出用コンデンサ
に関して発生する寄生容量を前記固定コンデンサからの
信号によって表すことができる。したがって本方法を用
いて、圧力検出用コンデンサからの信号を固定コンデン
サからの信号を使って補正して、圧力検出用コンデンサ
からの信号に含まれるその寄生容量をキャンセルするこ
とができる。
【0024】
【発明の実施の形態】図1は、本発明による静電容量型
圧力検出装置(以下、単に圧力検出装置と呼ぶ)の実施
形態の概略構成を表したブロック図である。
【0025】本実施形態の圧力検出装置は、圧カセンサ
1、検出部2、計数部3、演算・制御部4などを備えて
おり、圧力センサ1は複数のコンデンサ部C1〜Cn
(本明細書では、圧力センサ1において静電容量をもち
うる部分をコンデンサ部と呼ぶことにする)を有し、検
出部2は圧力センサ1のコンデンサ部C1〜Cnからの
信号を切り換えるスイッチ部11や、選択したコンデン
サ部の静電容量を周波数信号に変換する静電容量−周波
数変換部(単に変換部とも呼ぶ)12などを有してい
る。計数部3は、検出部2の出カパルスをカウンタ回路
等によってディジタル値に変換し、演算・制御部4は、
計数部3による計数結果に基づいて圧力センサ1のダイ
アフラムの変位量を求め、求めた変位量に応じた出力、
あるいは求めた変位量に対応する圧力を表す信号を出力
する。なお、演算・制御部4は、計数部3による計数結
果に基づいて、求めた圧力値の補正やスイッチ部11の
制御をも行う。
【0026】図2は、圧力センサ1の構造を示す断面図
である。この圧力センサ1は、例えば図6に示すような
圧力検出器101において、圧力センサ100の代わり
に用いられる。
【0027】図2に示すように、この圧力センサ1は、
シリコン基板20と、シリコン基板20を両側から挟ん
で固定する絶縁基板21a及び21bとを備えている。
シリコン基板20の中央部には、シリコン基板20の両
面からプラズマエッチング等を施すことによってダイア
フラム22が形成されている。このダイアフラム22
は、周囲のシリコン基板20よりも若干薄く平坦に作成
された平坦部23と、平坦部23の周囲にさらに薄く円
環状に形成された肉薄部24とにより構成される。
【0028】導電性基板としてのシリコン基板20は、
適当な電気伝導度(例えば、約0.1Ωcm)をもち、
〔100〕面を結晶面方位とするp型のシリコンウェハ
である。このようなシリコン基板20に、空隙25a及
び25bに相当する円形の凹みと、その外側のリング状
の肉薄部24を形成するためのリング溝とが、両面に2
回以上のプラズマエッチングを施すことによって形成さ
れている。リング状の肉薄部24の内側は平坦部23と
なっており、この平坦部23と肉薄部24とによって圧
力差により変位するダイアフラム22が構成される。こ
のとき、ダイアフラム22の平坦部23が圧力センサ1
の可動電極となる。なお、シリコン基板20及び肉薄部
23の厚さは測定対象となる圧力あるいは圧力差の大き
さによって決定される。
【0029】絶縁基板21a及び21bは、ムライト−
コージェライト系のセラミックのような絶縁部材ででき
ており、静電接合等によってシリコン基板20の周辺部
分と気密に接合されている。絶縁基板21a及び21b
としてムライト−コージェライト系のセラミックを使用
しているのは、シリコンの熱膨張係数に極めて近い熱膨
張係数をもち、しかも剛性の高いセラミックを得ること
ができるからである。
【0030】絶縁基板21a及び21bには、それぞれ
の固定電極26a及び26b、並びに電極27a及び2
7bが、クロム、白金、金の3層のマスクスパッタリン
グによって形成されており、圧力が導入されるそれぞれ
の導圧口28a及び28bの内壁を通して固定電極が電
極に接続されている。なお、図示していないが、絶縁基
板21a及び21bのそれぞれの静電接合面には、厚さ
1.6μmのパイレックスガラスのスパッタ膜が形成さ
れており、このパイレックスガラス膜によって静電接合
が可能となる。
【0031】上述のような構造により、シリコン基板2
0の可動電極である平坦部23と2つの固定電極26a
及び26bとで、変位により静電容量値が変化する1対
のコンデンサC1及びC2(これらの静電容量もC1、
C2と表す)が形成される。
【0032】圧力センサ1の内部の空隙25aと25b
および導圧口28aと28bは、シリコンオイル等の圧
力伝達媒体(非圧縮性流体)で満たされており、導圧口
28a及び28bからそれぞれ圧力P1およびP2が圧
力伝達媒体を介してダイアフラム22に伝達され、圧力
P1とP2の差によって生じるダイアフラムの変位がコ
ンデンサ部C1およびC2の静電容量値として検出され
る。
【0033】絶縁基板21aの下面には、導圧口28a
に導通する状態に位置決めされて、中央に貫通孔を有す
るムライト−コージェライト系のセラミックからなる絶
縁部材29が、金−錫共晶半田によって接合されてい
る。この絶縁部材29の上下面には、半田付けのための
クロム、白金、金の3層のスバッタ膜が形成されてい
る。絶縁部材29の下面には、同様に、導圧口28aに
導通する状態に位置決めされて、中央に貫通孔を有する
ステンレスからなる基台30が、金−錫共晶半田によっ
て接合されている。この基台8の半田付け部にも、クロ
ム、白金、金の3層のスパッタ膜が形成されている。こ
のようにして、圧力センサ1は圧力伝達媒体の中で、導
圧口28a側で絶縁部材29と基台30を介して例えば
図6に示したような圧力検出器101の中に固定されて
いる。
【0034】絶縁基板21bには、シリコン基板20と
の接合部の片隅に貫通孔31が形成されており、両基板
を接合した後、電極32がアルミのマスクスパッタリン
グによって形成されている。この電極32はシリコン基
板20からの引出し電極となっている。更に、シリコン
基板20との接合面ではない側の表面で、シリンコ基板
20と接合されている領域に対応する領域内に、ベアチ
ップを用いた検出回路40が配置されており、この検出
回路40には、電極28a、28b及び電極32からア
ルミ線による配線が接続されている。検出回路40が配
置されている領域は、圧カセンサ100の中で最も剛牲
の高い領域であり、しかも、コンデンサC1及びC2に
近く、配線による浮遊容量が少なくて済む領域である。
【0035】ダイアフラムの両面にかかる圧力P1と圧
力P2との差によって肉薄部24が変形し、平坦部23
が電極26a及び26bに垂直に変位し、可動電極であ
る平坦部23と固定電極26aとの間の静電容量値C1
と、平坦部23と固定電極26bとの問の静電容量値C
2とが相対的に変化し、その値を測定することによって
P1とP2との差が検出される。この圧カセンサにおい
て、一方の圧力を大気圧にすればゲージ圧センサとな
り、一方を真空にすれば絶対圧センサとなる。なお、検
出回路40は、固定コンデンサCcを含む図1の検出部
2の一部あるいは全ての回路に相当し、単一のICで作
成され圧力センサ1の上部に設置されている。
【0036】圧力の測定において、この圧力センサ1の
ダイアフラム22には圧力P1とP2が両側(上下)か
ら加わる。圧力P1とP2の大きさは任意であるが、こ
こではP2>P1である場合を例にとって説明する。
【0037】ダイアフラム22の両側から圧力P1とP
2(P2>P1)が加わると、その差圧に応じてダイア
フラム22は矢印の方向に変位する。その変位量は、コ
ンデンサ部C1とC2の静電容量を検出部2及び計数部
3によって検出し、演算・制御部4で下記(2)式の如
き演算を行うことにより求められる(ここではコンデン
サ部C1とC2の静電容量もC1とC2で表すことにす
る)。 [C1−C2−(Cs1−Cs2)〕/[C1+C2−(Cs1+Cs2)〕 = △d1/d1 ・・・(2) △d1:ダイアフラム22の変位量 d1:ダイアフラム22と固定電極26a又は26bと
の間隔(本実施形態ではどちらの間隔もともにd1とす
る) Cs1:静電容量C1の寄生容量 Cs2:静電容量C2の寄生容量 ここで、圧力センサ1の使用温度範囲にわたって固定コ
ンデンサCcの検出信号Trefが下記の(3)と
(4)式を満たすように、係数AとBおよび検出信号T
refの関数が予め設定されている。 (Cs1−Cs2)= A×f(Tref) ・・・(3) (Cs1+Cs2)= B×f(Tref) ・・・(4) f(Tref):固定コンデンサCcに応じた出力信号
の関数 A、B:係数 よって、上記式(3)と(4)を式(2)に代入し、静
電容量C1及びC2に応じた出力信号T1及びT2を用
いれば次式(5)が得られ、この式(5)を使って演算
・制御部4は、寄生容量およびその温度変化を考慮した
上で正確にダイアフラム22の変位量を求める。 (T1−T2−A×f(Tref))/(T1+T2−B×f(Tref)) =△d1/d1 ・・・(5) T1:静電容量C1に応じた出力信号 T2:静電容量C2に応じた出力信号 図3は、本実施形態の圧力検出装置の具体的構成を表し
た図である。この図に示すように、圧力センサ1はコン
デンサ部C1とC2を含んでおり、静電容量−周波数変
換を行う検出部2は、定電流回路部10と、スイッチ部
11と、カレントミラー回路13と、コンパレータ部1
4と、モノマルチ部15と、固定コンデンサCcによっ
て構成される。以下に各部の動作について説明する。
【0038】スイッチ部11はコンデンサ部C1とC2
及び固定コンデンサCcの切換えを行うべく、例えばM
OS型のトランジスタによるスイッチ51、52、5
3、及びスイッチ選択回路54により構成される。
【0039】定電流回路部10は、基準電圧発生回路5
5、オペアンプ56、電界効果トランジスタ57、抵抗
58(この抵抗値をR58とする)により構成され、基
準電圧発生回路55による設定電圧Vrefと、抵抗5
8を流れる電流ILにより生じる電圧(A)とが等しく
なるようにオペアンプ56が電界効果トランジスタ57
を制御する。従って電流ILはVref/R58とな
る。
【0040】カレントミラー回路13は、定電流回路部
12による発生電流ILと等しい電流Icを出力するも
ので、MOSトランジスタにより構成される。カレント
ミラー回路13の出力電流Icによってスイッチ部11
が選択したコンデンサ部に充電を行うと、充電電圧
(B)が上昇する。この充電電圧(B)がコンパレータ
部14の基準電圧発生回路59の設定電圧Vthに達す
ると、コンパレータ60は“L"レベルから“H"レベル
へとターンオンする。
【0041】例えば、コンデンサ部C1に充電を行なっ
た場合の充電時間tc1は次の式(6)のようになる。 tc1=C1×Vth/Ic =C1×R58×Vth/Vref ・・・(6) ここで、仮にVth=2×Vrefとすると、tc1は
次式(7)に示すように静電容量C1と抵抗R58のみ
の関数となる。 tc1=2×C1×R58 ・・・(7) モノマルチ部15は、コンパレータ部14の出力が
“H"レベルになった瞬間から、リセット時間tr後に
“L"レベルとなる信号を出力し、その信号によりトラ
ンジスタによるスイッチ61を“ON"する。これによ
り、コンデンサ部C1の電荷が放電するので電圧(B)
は“L"レベルに達し、再びコンデンサ部C1は電流I
cにより充電される。このような充放電動作を繰り返す
ことにより、検出部2からはコンデンサ部C1の静電容
量に比例した周期t1をもつパルス信号(周波数信号)
が出力される。このパルス信号の周期t1は次式(8)
で表される。 t1=tc1+tr=2×C1×R58+tr ・・・(8) このときの、充電時間tc1とリセット時間trと周期
t1との関係を図4に示す。なお、リセット時間trは
数100nsec程度であるので、信号変換における直
線性及び分解能への影響はほとんどない。
【0042】同様にして、コンデンサ部C2及び固定コ
ンデンサCcに比例した周波数信号も求められ、これら
は下記(9)、(10)式でそれぞれ表わされる。な
お、t2およびtrefは、それぞれコンデンサ部C2
および固定コンデンサCcを選択した場合に出力される
パルス信号の周期を表している。 t2=tc2+tr=2×C2×R58+tr ・・・(9) tref=tcref+tr=2×Cc×R58+tr ・・(10) 上記のようにして求められた周波数信号のパルス数は計
数部3によって計数され、その計数結果(パルス間隔
T、すなわちtcに比例した信号)は下記(11)、
(12)、(13)式となる。 T1=n×tc1×fclk ・・・(11) T2=n×tc2×fclk ・・・(12) Tref=n×trefXfclk ・・・(13) n:係数 fclk:計数クロック周波数 この計数結果をもとに演算・制御部4は、前述の式
(2)から(5)に基づいて出力補正演算を行い、寄生
容量の影響とその温度変化の影響が取り除かれた、静電
容量型センサのダイアフラム変位に比例した信号を出力
する。
【0043】但し、この方式の場合は、静電容量C1、
C2に比例した出力信号T1、T2の温度依存性を小さ
くするために抵抗(R)58の温度係数を小さくする
と、固定コンデンサCcの温度係数は抵抗に比べて−般
的に小さいので、固定コンデンサCcに比例した信号T
refの温度感度が小さくなる。この点を改良した例を
第2実施形態として以下に示す。
【0044】図5は、本発明による圧力検出装置の第2
実施形態を示す構成図である。なお、第1実施形態の構
成要素と同じ要素には同じ参照番号を付けその具体的説
明は省略する。
【0045】第2実施形態の圧力検出装置では、検出部
2の定電流回路部10が電流ILを設定するための抵抗
を2つ(2つ以上でもよい)内臓し、この2つの抵抗を
スイッチで切換えられるようにしたものであり、その他
の構成及び動作は第1の実施例と同様である。すなわ
ち、この圧力検出装置の検出部2は、抵抗70および7
1を備えており、スイッチ部11のスイッチ選択回路5
4'はスイッチ72および73を用いて抵抗70と抵抗
71を切り換える。ここで、スイッチ選択回路54'が
スイッチ51あるいはスイッチ52をオンとしてコンデ
ンサ部C1やC2を選択した場合は、スイッチ72がオ
ンとなって抵抗70が選択される。また、スイッチ選択
回路54'がスイッチ53をオンとして固定コンデンサ
部Ccを選択した場合は、スイッチ73がオンとなって
抵抗71が選択される。
【0046】抵抗70には圧力検出用のコンデンサ部
(C1とC2)の静電容量に関する温度係数を打ち消す
ような温度係数が与えられており、抵抗71にはほぼ零
の温度係数が与えられている。したがって、スイッチ選
択回路54'によってコンデンサ部C1およびC2と抵
抗70が組み合せられた場合、出力信号に対する温度変
化の影響は極めて小さく抑えられる。また固定コンデン
サCcと抵抗71が組み合せられた場合、出力信号には
固定コンデンサの温度変化の影響が大きく現われること
となる。言い換えれば、検出部2の出力周波数は、圧力
センサ1に加えられる圧力による静電容量の変化に対し
ては温度依存性がほぼ零で、温度検出における静電容量
(固定コンデンサCcの静電容量)の変化に対しては温
度依存性が大きくなるので、寄生容量の温度補正精度の
向上が可能となる。
【0047】温度係数に関する、定電流回路10の2つ
の抵抗70と71、コンデンサ部C1とC2及び固定コ
ンデンサCcの関係は以下の通りである。 コンデンサ部C1 − 抵抗70(静電容量C1の温度
依存性を打ち消す温度係数をもつ) コンデンサ部C2 − 抵抗70(静電容量C2の温度
依存性を打ち消す温度係数をもつ) 固定コンデンサCc − 抵抗71(静電容量Ccの温
度依存性に比べて大きな温度依存性をもつ) なお、以上では2つのコンデンサ部を一体化したものに
ついて説明したが、圧力検出用のコンデンサ部は1つで
も3つ以上あってもよい。また、コンデンサ部C1とC
2に対して上記のように1つの抵抗70を組み合せるの
ではなく、それぞれに対して別の抵抗を組み合せてもよ
い。
【0048】
【発明の効果】この発明によれば、固定コンデンサ(補
正用コンデンサ)から得られる信号を用いて、センサの
コンデンサ部(ダイアフラムとその対向電極で構成され
るコンデンサ)に関する寄生容量を、温度等による寄生
容量の変化を考慮した上でとり除くことができるので、
簡単な構成の装置で広い温度範囲にわたって正確に圧力
を測定することができる。また、コンデンサ部からの検
出信号と固定コンデンサからの信号を切り換えて、どち
らか一方を選択するスイッチを有えているので、装置は
さらに小型化される。更に、各コンデンサからの信号
は、各コンデンサの静電容量に応じた周期をもつパルス
信号に置き換えられるので、定電流回路部で使用される
トランジスタのスイッチのオン抵抗による検出信号への
影響がなくなり、より正確な圧力検出が可能となる。こ
れにより、低コストな装置による高精度な圧力測定が可
能となる。
【0049】また、スイッチを使って、センサのコンデ
ンサ部と固定コンデンサに対して抵抗値の温度係数の異
なる少なくとも2つの抵抗が対応させて用いられる。こ
のばあい、コンデンサ部に対しては、コンデンサ部の静
電容量の温度変化を打ち消すような温度依存性をもつ抵
抗が対応づけられ、また固定コンデンサに対しては、そ
の静電容量の温度依存性よりも大きな温度依存性をもつ
抵抗値の抵抗が対応づけられる。これにより、検出部か
ら出力される検出信号(出力周波数)が圧力検出用コン
デンサ部の静電容量に対応する場合、その検出信号の温
度依存性はほぼ零となり、検出信号が補正用(温度検出
用)の固定コンデンサの静電容量に対応する場合、その
検出信号は固定コンデンサの静電容量の温度変化の影響
を強く受けることになる。よって、広い温度範囲にわた
り寄生容量の補正精度の向上が可能となり、より正確な
高精度な圧力測定が達成される。
【0050】また、固定コンデンサは圧力センサに隣接
させて設置され、これにより両者は実質的に同一温度環
境下に置かれることになる。したがって、固定コンデン
サと圧カセンサ(特にそのコンデンサ部)の熱勾配の差
による補正誤差が生じることがないので、低コストな構
成で温度による寄生容量の影響を高精度にキャンセルす
ることができ、その結果高精度な圧力測定が可能とな
る。なお、前記静電容量−周波数変換部、あるいはその
なかの固定コンデンサを含む一部を一つのICで形成し
てセンサと同一環境下に配置し、前記抵抗のうち少なく
とも一つを拡散抵抗で形成してもよく、これによってよ
り正確な温度補正をおこうことができ、高精度な圧力測
定が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による静電容量型圧力検出装置の実施形
態の概略構成を表す図である。
【図2】実施形態の静電容量型圧力検出装置における圧
力センサの構成を示す図である。
【図3】実施形態の静電容量型圧力検出装置の具体的構
成を示す図である。
【図4】実施形態の静電容量型圧力検出装置における信
号の形態を表す図である。
【図5】実施形態の静電容量型圧力検出装置の第2の具
体的構成を示す図である。
【図6】従来の圧力センサの構成を示す図である。
【図7】従来の圧力検出装置の構成を示す図である。
【図8】コンデンサの寄生容量を取り除くための従来の
方法を説明するための図である。
【符号の説明】
1 圧力センサ 2 検出部 3 計数部 4 演算・制御装部 10 定電流回路部 11 スイッチ部 12 静電容量−周波数変換部 13 カレントミラー回路 14 コンパレータ部 15 モノマルチ部15 20 シリコン基板 21a、21B 絶縁基板 22 ダイアフラム 23 平坦部 24 肉薄部 25a、25b 空隙 26a、26b 固定電極 27a、27b 電極 28a、28b 導圧口 29 絶縁部材 30 基台 31 貫通孔 32 電極 40 検出回路 51、52、53 スイッチ 54、54' スイッチ選択回路 55 基準電圧発生回路 56 オペアンプ 57 電界効果トランジスタ 58、70、71 抵抗 59 基準電圧発生回路 60 コンパレータ 61、70、71 スイッチ

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】圧力に応じて変位するダイアフラムと固定
    電極とによって形成される圧力検出用コンデンサの静電
    容量値に基づいて該ダイアフラムの変位量を求め、求め
    た変位量によって該ダイアフラムに印加された圧力を検
    出する静電容量型圧力検出装置であって、 固定コンデンサと、 抵抗を介して該圧力検出用コンデンサおよび該固定コン
    デンサに定電流を供給する定電流供給手段と、 該定電流供給手段から該圧力検出用コンデンサへの電流
    供給に基づいて該抵抗の抵抗値と該圧力検出用コンデン
    サの静電容量に応じた検出信号を発生させ、また、該定
    電流供給手段から該固定コンデンサへの電流供給に基づ
    いて該抵抗の抵抗値と該固定コンデンサの静電容量に応
    じた補正信号を発生させる信号発生手段と、 該検出信号と該補正信号とに基づいて該ダイアフラムの
    変位量を検出する演算・制御手段と、 を備えた静電容量型圧力検出装置。
  2. 【請求項2】 さらに、前記定電流供給手段からの前記
    圧力検出用コンデンサへの接続と前記固定コンデンサへ
    の接続とを切り換えるスイッチ手段を備えた、請求項1
    に記載の静電容量型圧力検出装置。
  3. 【請求項3】 前記圧力検出用コンデンサは、前記ダイ
    アフラムの第1の面と該第1の面に対向する第1の固定
    電極とによって形成される第1のコンデンサと、前記ダ
    イアフラムの第2の面と該第2の面に対向する第2の固
    定電極とによって形成される第2のコンデンサとによっ
    て形成され、 前記スイッチ手段は、前記定電流供給手段からの該第1
    のコンデンサへの接続と、該第2のコンデンサへの接続
    と、前記固定コンデンサへの接続とを切り換える、請求
    項2に記載の静電容量型圧力検出装置。
  4. 【請求項4】 前記定電流供給手段は基準電圧発生手段
    を備えており、 前記圧力検出用コンデンサおよび前記固定コンデンサに
    供給される電流の値は、該基準電圧発生手段が発生する
    電圧と前記抵抗とによって決定される、請求項1から3
    のいずれかに記載の静電容量型圧力検出装置。
  5. 【請求項5】 前記定電流供給手段は基準電圧発生手段
    を備えており、前記抵抗は第1の抵抗と第2の抵抗とか
    らなり、 前記圧力検出用コンデンサに供給される電流の値は、該
    基準電圧発生手段が発生する電圧と該第1の抵抗とによ
    って決定され、前記固定コンデンサに供給される電流の
    値は、該基準電圧発生手段が発生する電圧と該第2の抵
    抗とによって決定される、請求項1から3のいずれかに
    記載の静電容量型圧力検出装置。
  6. 【請求項6】 前記スイッチ手段は、前記定電流供給手
    段から前記圧力検出用コンデンサに電流を供給する場合
    前記第1の抵抗を選択し、前記定電流供給手段から前記
    固定コンデンサに電流を供給する場合前記第2の抵抗を
    選択する、請求項5に記載の静電容量型圧力検出装置。
  7. 【請求項7】 前記第1の抵抗は、前記圧力検出用コン
    デンサの温度係数を打ち消すような温度係数をもってい
    る、請求項5または6に記載の静電容量型圧力検出装
    置。
  8. 【請求項8】 前記第2の抵抗は、前記固定コンデンサ
    の温度係数よりも大きな温度係数をもっている、請求項
    5または6に記載の静電容量型圧力検出装置。
  9. 【請求項9】 前記演算・制御手段は、前記第1のコン
    デンサと前記第2のコンデンサと前記固定コンデンサの
    静電容量に応じた出力信号を用いて、下記(1)式の演
    算により前記ダイアフラムの変位量を求める、請求項3
    に記載の静電容量型圧力検出装置。 (T1−T2−A×f(Tref))/(T1+T2−B×f(Tref)) = Δd1/d1 ・・・(1) T1:前記第1のコンデンサの静電容量に応じた出力信
    号 T2:前記第2のコンデンサの静電容量に応じた出力信
    号 Tref:前記固定コンデンサの静電容量に応じた出力
    信号 f:Trefを変数とする所定の関数 A、B:係数 Δd1:前記ダイアフラムの変位量 d1:前記ダイアフラムの前記第1の面と前記第1の固
    定電極との間の距離または前記ダイアフラムの前記第2
    の面と前記第2の固定電極との間の距離
  10. 【請求項10】 前記固定コンデンサは前記圧力検出用
    コンデンサと実質的に同じ温度環境の下に設置されてい
    る、請求項1から9に記載の静電容量型圧力検出装置。
  11. 【請求項11】 前記検出信号は、前記圧力検出用コン
    デンサの静電容量に比例する周期をもつパルス信号とし
    て出力され、前記補正信号は、前記固定コンデンサの静
    電容量に比例する周期をもつパルス信号として出力され
    る、請求項1から10のうちのいずれかに記載の静電容
    量型圧力検出装置。
  12. 【請求項12】 圧力に応じて変位するダイアフラムと
    固定電極とによって形成される圧力検出用コンデンサの
    静電容量値に基づいて該ダイアフラムの変位量を求め、
    求めた変位量によって該ダイアフラムに印加された圧力
    を検出する圧力検出方法であって、 該圧力検出用コンデンサと固定コンデンサに定電流を供
    給するステップと、 該圧力検出用コンデンサへの電流供給に基づいて所定の
    抵抗と該圧力検出用コンデンサの静電容量に応じた検出
    信号を発生させるステップと、 該固定コンデンサへの電流供給に基づいて該所定の抵抗
    と該固定コンデンサの静電容量に応じた補正信号を発生
    させるステップと、 該検出信号と該補正信号とに基づいて該ダイアフラムの
    変位量を検出するステップと、を含む圧力検出方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101078117B1 (ko) * 2008-03-18 2011-10-28 캐논 아네르바 가부시키가이샤 정전 용량 다이어프램 진공 게이지 및 진공 처리 장치

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KR101078117B1 (ko) * 2008-03-18 2011-10-28 캐논 아네르바 가부시키가이샤 정전 용량 다이어프램 진공 게이지 및 진공 처리 장치

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