JP2000046552A - レーザ測量装置 - Google Patents

レーザ測量装置

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JP2000046552A
JP2000046552A JP10210118A JP21011898A JP2000046552A JP 2000046552 A JP2000046552 A JP 2000046552A JP 10210118 A JP10210118 A JP 10210118A JP 21011898 A JP21011898 A JP 21011898A JP 2000046552 A JP2000046552 A JP 2000046552A
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laser beam
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collimator lens
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Eiichi Ito
栄一 伊藤
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 整準のための構造を簡単にすることができ、
しかも整準作業を短時間で行うことができるレーザ測量
装置を提供する。 【解決手段】 光源であるレーザダイオード21はレー
ザ光光路14a端部に設置されており、LDアクチュエ
ータ34により、コリメータレンズ22の光軸に平行な
面内で移動可能となっている。レーザダイオード21か
ら出射され、ビームスプリッタ24を透過したレーザビ
ームL4は、集光レンズ28により2次元PSD29上
に集光される。制御部は、レーザビームL1のビーム軸
の鉛直方向を向いているときの、チルトセンサ34の測
定値および2次元PSD29へのレーザビームL4の入
射位置を記憶する。そして、レーザビームL1のビーム
軸の鉛直からの傾きに応じてレーザダイオード21の位
置を移動させることによりこのビーム軸の向きを調整す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、レーザビームによ
る基準線を所定の面に対して水平方向または垂直方向に
投射するレーザ測量装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、土木、建築などの分野では、
水平線や垂直線の墨出しを行うためのレーザ測量装置
(いわゆるレーザプレーナ)が使用されている。このレ
ーザ装置はレーザ光を出射する投光部を回転させてこの
レーザ光を周方向に走査し、レーザ光の軌跡によって壁
面などの被投射面に垂直または水平方向の基準線を投射
するものである。
【0003】図11は、従来のレーザ測量装置の構成を
示す断面図である。この図11は、水平方向へのレーザ
光走査を行うためにレーザ測量装置を鉛直方向に立てた
状態を示している。ハウジング81内に納めされた鏡筒
82は、レーザ測量装置の中心軸に沿ってその全体を貫
通する中空のレーザ光光路82bとこのレーザ光光路8
2bから直角に分岐した中空のレーザ光光路82aとか
ら構成されている。レーザ光光路82a内には、その端
面側からレーザダイオード83,アナモプリズム84が
固定されている。そして、レーザ光光路82aおよび8
2bの交点には、直角プリズム85が固定されている。
【0004】レーザ光光路82b内には、図11におい
て直角プリズム85から上方に向かって、前群レンズ8
6および後群レンズ87が固定されている。
【0005】鏡筒82の上端部には、ペンタプリズム8
9が納められた略円筒状の回転投光部88が、レーザ光
光路82bに直交する面内で回転自在に固定されてい
る。この回転投光部88の上端面および側方には、それ
ぞれ開口部が形成されている。
【0006】このような構成のレーザ測量装置におい
て、レーザ光光路82a端面に固定されたレーザダイオ
ード83からレーザビームL10が出射されると、そのレ
ーザビームL10は直角プリズム85において回転投光部
88側に90゜屈曲され、前群レンズ86および後群レ
ンズ87を透過してペンタプリズム89に入射する。ペ
ンタプリズム89に入射したレーザビームL10は、第1
反射面89aおよびこの第1反射面に対して45゜傾い
た第2反射面89bによって漸次反射される。そして、
第1反射面89aおよび第2反射面89bで反射された
レーザビームL11は、光入射面89dに対して直角をな
している光出射面89cから出射される。
【0007】また、第1反射面89aには部分反射膜が
形成されている。従って、一部のレーザビームL12がこ
の第1反射面89aを透過し、この第1反射面89a上
に固定された楔形プリズム90を透過して回転投光部8
8上端面の開口部から出射される。
【0008】そして、回転投光部88がレーザ光光路8
2bに直交する面内で回転されることにより、レーザビ
ームL11は、回転投光部88の回転軸を中心に回転す
る。従って、この回転軸に直交する基準平面がレーザビ
ームL11により形成される。また、回転投光部88の上
端から出射されるレーザビームL12は天井などに測量基
準点などを示すための基準スポットを形成する。
【0009】このように、レーザ測量装置から出射され
たレーザビームL11は、壁面などに基準平面を形成する
ため、正確に水平に出射される必要がある。同様に、天
井等に基準スポットを形成するレーザビームL12も正確
に鉛直に出射される必要がある。よって、レーザ測量装
置の使用時には、レーザビームL11が正確に水平方向に
出射されるように、整準作業を行う必要がある。
【0010】以下、レーザビームL11が正確に水平に出
射されるための整準機構を説明する。鏡筒82の上端側
には、半球面形状を有する膨出部91が形成されてお
り、ハウジング81内に形成された摺動孔81a内に当
接した状態で保持されている。鏡筒82のハウジング8
1に対する保持は、この部分の接触によってのみなされ
ているので、摺動孔81a内で膨出部91の半球面部分
を回転させることにより、鏡筒82全体をあらゆる方向
に傾動させることができる。
【0011】また、ハウジング81内には、レベル調整
用モータ98によって回転されるスクリュー97が設け
られている。このスクリュー97には、ナット99が螺
合されている。このナット99はスクリュー97の回転
に伴って上下動される。ナット99の外面には、作動ピ
ン101が突出形成されている。作動ピン101には膨
出部91に形成された駆動アーム96と連通するピン1
00が接触しており、これにより、膨出部91のX方向
(紙面内での回転方向)の回転が規制されている。
【0012】さらに、鏡筒82内において直角プリズム
85の下方には、鏡筒82のX方向の傾きを検出するX
方向のチルトセンサ103が固定されている。このチル
トセンサ103によって検知された傾きに応じてレベル
調整用モータ98の回転制御が行われ、これによって、
スクリュー97が回転される。するとこのスクリュー9
7の回転に伴ってナット99が上下動され、作動ピン1
01およびピン100を介して連通された膨出部91が
X方向に回転される。なお、X方向のチルトセンサの側
方には、Y方向(図面中鉛直方向に沿って紙面に直交す
る面内での回転方向)の傾きを検出するY方向のチルト
センサ102が固定されている。また、図面中には示さ
れていないが、ハウジング81内には、チルトセンサ1
02によって検出されるY方向の傾きの大きさに応じ
て、膨出部91のY方向の回転を規制するための機構も
X方向と同様に設けられている。このようにして、鏡筒
82が常に鉛直方向を向くように、すなわち、レーザビ
ームL11が常に水平に出射されるように調整される。従
って、レーザビームL11は常に正確な基準面を形成する
ことができる。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たような従来のレーザ測量装置の構造では、レーザビー
ムL11を水平に出射させるための整準作業は、レベル調
整用モータ98やスクリュー97,ナット99等を用い
て鏡筒82を傾けることにより行われている。このため
に、レーザ測量装置の構造が複雑になってしまうという
問題があった。
【0014】また、鏡筒の傾きが変化すると、チルトセ
ンサ102,103の測定値は計測可能に安定するまで
一定の時間がかかる。このため、従来のように鏡筒82
を傾けることによる調整を行った場合、鏡筒82の傾き
が変化する度にチルトセンサ102,103の測定値が
安定するのを待たなければならない。このため、整準作
業を行うために長時間を要していた。
【0015】そこで、整準のための構造を簡単にするこ
とができ、しかも整準作業を短時間で行うことができる
レーザ測量装置を提供することを、本発明の課題とす
る。
【0016】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明のレーザ測量装置の第1の態様は、レーザ光
源と、前記レーザ光源から出射されたレーザビームを平
行ビームにするコリメータレンズと、前記コリメータレ
ンズを保持する鏡筒と、前記レーザ光源を前記レーザビ
ームのビーム軸に直交する面内で移動させるために前記
鏡筒に取り付けられたレーザ光源移動手段と、前記鏡筒
の水平面に対する傾斜角を検出する水平センサと、前記
水平センサによって検出された前記傾斜角の大きさに応
じて前記レーザ光源移動手段を駆動制御する制御手段と
を備える。
【0017】すなわち、第1態様のレーザ測量装置は、
水平センサによって検出された鏡筒の水平からの傾きの
大きさに応じてレーザ光源の位置を変化させている。す
ると、コリメータレンズを透過した平行ビームのビーム
軸の向きを変化させることができる。従って、従来のよ
うに、鏡筒を傾ける複雑な整準機構を設ける必要がない
ため、レーザ測量装置の構造を簡素化することができ
る。また、第1態様のレーザ測量装置では、レーザ光源
の位置を移動させることによってのみビーム軸の向きを
調節しているので、レーザ測量装置全体の向きを変える
必要がない。よって、水平センサの測定値は常に一定で
あるので、従来のように、水平センサの測定値が安定す
るまでの時間を要しない。よって、整準作業の時間を短
縮することができる。
【0018】また、上記課題を解決するための本発明の
レーザ測量装置の第2の態様は、レーザ光源と、前記レ
ーザ光源から出射されたレーザビームを平行ビームにす
るコリメータレンズと、前記コリメータレンズを保持す
る鏡筒と、前記コリメータレンズを前記レーザビームの
ビーム軸に直交する面内で移動させるために前記鏡筒に
取り付けられたコリメータレンズ移動手段と、前記鏡筒
の水平面に対する傾斜角を検出する水平センサと、前記
水平センサによって検出された前記傾斜角の大きさに応
じて前記レーザ光源移動手段を駆動制御する制御手段と
を備える。
【0019】すなわち、第2態様のレーザ測量装置で
は、コリメータレンズの位置をレーザ光源に対して移動
させることによりビーム軸の向きの調整を行っている。
これにより、第1態様と同様、レーザ測量装置の構造を
簡素化することができ、しかも整準作業の時間を短縮す
ることができる。
【0020】上記各態様のレーザ測量装置は、前記コリ
メータレンズを透過したレーザビームを90゜偏向する
反射部材と、前記反射部材を回転させることによりこの
反射部材によって偏向されたレーザビームの出射方向を
一定平面内で回転させる回転手段とをさらに備えるもの
であってもよい。このとき、前記反射部材はペンタプリ
ズムであってもよい。
【0021】また、上記態様のレーザ測量装置は、前記
レーザ光源から出射されたレーザビームを2以上の分離
したレーザビームに分割するビーム分割手段と、前記ビ
ーム分割手段によって分割されたレーザビームのうちの
1つを集光する集光レンズと、前記集光レンズの焦点面
上に配置され、前記集光レンズによって集光されたレー
ザビームの入射位置を検知する光位置検出手段とをさら
に備え、前記制御手段は前記レーザ光源またはコリメー
タレンズの移動量を前記光位置検出手段に入射した前記
レーザビームの入射位置の変化量から算出するものであ
ってもよい。
【0022】このような構成のレーザ測量装置を採用す
れば、レーザ光源またはコリメータレンズの移動量を、
ビーム分割手段により分割されたビームの光位置検出素
子への入射位置の変化量に対応させて検出することがで
きる。よって、ビーム軸の向きをより精密に調整するこ
とができる。このとき、前記ビーム分割手段は入射光の
一部を透過するとともに残りを反射するビームスプリッ
タであってもよいし、前記光位置検出手段は2次元ポジ
ション・センシティブ・ディテクタ(PSD)であって
もよい。
【0023】上記構成のレーザ測量装置は、前記ビーム
分割手段によって分割されたレーザビームの他の1つを
90゜偏向する反射部材と、前記反射部材を回転させる
ことによりこの反射部材によって偏向されたレーザビー
ムの出射方向を一定平面内で回転させる回転手段とをさ
らに備えるものであってもよい。このとき、前記反射部
材はペンタプリズムであってもよい。また、このとき、
前記水平センサによって検出される傾斜角は前記ビーム
分割手段によって分割され前記反射部材に入射するレー
ザビームのビーム軸の鉛直に対する傾きに対応するもの
であってもよい。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて、本発明の
実施の形態を説明する。
【0025】<第1実施形態>図1は、本発明の第1実
施形態によるレーザ測量装置を構成する投光装置の構成
を示す断面図である。この図1は、水平方向へのレーザ
光走査を行うためにレーザ測量装置を鉛直方向に立てた
ときの投光装置の状態を示している。
【0026】投光装置11は、レーザ測量装置のハウジ
ング(図示せず)内に固定された鏡筒14と、ベアリン
グ19を介して鏡筒14に回転自在かつ同軸に保持され
た回転投光部15とから構成されている。鏡筒14に
は、その機械軸lz(回転投光部15の回転軸に一致)
に沿ったレーザ光光路14bと、このレーザ光光路14
bに直交するレーザ光光路14aとが、形成されてい
る。また、回転投光部15には、レーザ光光路14bに
連通するとともにその回転軸と同軸に形成された中空の
レーザ光光路15a,およびこのレーザ光光路15aに
連通するとともに端面方向および側方に開口を有するペ
ンタプリズム収納部15bが、形成されている。
【0027】(レーザ出射光学系)鏡筒14内のレーザ
光光路14aおよび14bの交点には、ビーム分割手段
としてのビームスプリッタ24が固定されている。ま
た、このレーザ光光路14aの一方の端部には、レーザ
光源移動手段としてのLDアクチュエータ34が固定さ
れている。このLDアクチュエータ34は、レーザ光光
路14aに対して垂直な面内で2次元的に移動されるよ
うに構成されたXYステージである。このLDアクチュ
エータ34には、レーザダイオード21が固定されてい
るため、このレーザダイオード21は、レーザ光光路1
4aに直交する面内で2次元的に移動可能となってい
る。
【0028】また、このレーザダイオード21とビーム
スプリッタ24との間には、コリメータレンズ22およ
びアナモプリズム23が固定されている。さらに、回転
投光部15のペンタプリズム収容部15bには、ペンタ
プリズム27および楔形プリズム30が固定されてい
る。
【0029】レーザ光源としてのレーザダイオード21
は、レーザビームL0を出射する。コリメータレンズ2
2は、レーザダイオード21から出射されたレーザビー
ムL 0を平行光にするレンズである。また、アナモプリ
ズム23は、コリメータレンズ22を透過したレーザビ
ームL0の断面形状を真円形に修正するための光学素子
である。
【0030】ビームスプリッタ24内には、レーザビー
ムL0のビーム軸に対してペンタプリズム27側に45
゜傾いた、部分透過膜24aが形成されている。この部
分透過膜24aは、70〜80%の反射率を有するた
め、レーザビームL0の20〜30%を透過させるとと
もに残りのレーザ光を反射する特性を有している。従っ
て、アナモプリズム23を透過したレーザビームL0
70〜80%がペンタプリズム27側へ反射される。
【0031】このビームスプリッタ24を反射したレー
ザビームL1は、レーザ光光路14b内に固定された前
群レンズ25および後群レンズ26に入射する。これら
前群レンズ25および後群レンズ26は、入射されたレ
ーザビームL1のビーム径を拡大するビームエキスパン
ダを構成する。
【0032】後群レンズ26を透過したレーザビームL
1が入射するペンタプリズム27は、回転投光部15の
ペンタプリズム収容部15b内に、この回転投光部15
と一体に回転するように固定されている。このペンタプ
リズム27は、レーザビームL1が入射する光入射面2
7cと、この光入射面27cに対して22.5゜傾いて
いるとともにこの光入射面27cから入射したレーザ光
を反射する第1反射面27aと、この第1反射面27a
に対して45゜傾いているとともにこの第1反射面27
aで反射されたレーザ光を再度反射する第2反射面27
bと、光入射面27cに対して直角をなしているととも
に第2反射面27bで反射されたレーザビームL3を出
射する光出射面27dとを有している。なお、第2反射
面27bには、図示せぬ増反射膜がアルミニウム蒸着に
よって形成されているので、この第2反射面27bにお
いてレーザ光は100%内面反射する。一方、第1反射
面27aには、反射率が70〜80%の部分透過膜が形
成されている。従って、20〜30%のレーザビームL
2がこの第1反射面27aを透過し、楔形プリズム30
を通って投光装置12の上端から出射される。
【0033】ペンタプリズム27の光出射面27dから
出射されたレーザビームL3は、ペンタプリズム収容部
15bの側方に開口した投光用窓15c,および図示せ
ぬハウジングの窓を透過して出射される。このようにし
て出射されたレーザビームL 3は、回転投光部15ごと
ペンタプリズム27がレーザビームL1に直交する面内
で回転することにより、壁面などに垂直または水平方向
の基準線を投射する。
【0034】(回転機構)次に、回転投光部15を鏡筒
14に対して回転させるための機構を説明する。ベアリ
ング19を介して鏡筒14に対して回転自在に接続され
た回転投光部15の外周面には、ギア35が固定されて
いる。一方、鏡筒14の上端面には、外方に向けて突出
させたブラケット36が設けられている。このブラケッ
ト36には、投光部回転用モータ37が固定されてお
り、この投光部回転用モータ37の回転軸に取り付けら
れたピニオン38が回転投光部15のギア35に噛み合
っている。この投光部回転用モータ37を回転させるこ
とにより、投光用窓15cから出射されるレーザ光L3
の出射方向が回転投光部15の回転軸を中心に回転する
ので、この回転軸に直交する基準平面が形成される。
【0035】(整準機構)図2は、図1のレーザ測量装
置10における整準機構を説明するための、鏡筒14内
に固定された各部材の一部を示す図である。上述のよう
に、レーザビームL3によって壁面などに垂直または水
平方向の基準線を投射するためには、レーザビームL3
の出射方向が正確に調整されている必要がある。例え
ば、図1の状態においては、水平方向の基準線を投射す
るレーザビームL3が正確に水平に投射されなければな
らない。以下、このようなレーザビームL3の出射方向
を調整するための整準機構を、図1および図2を用いて
説明する。
【0036】鏡筒14のレーザ光光路14aのレーザダ
イオード21に対向する端面には、光位置検出手段とし
ての2次元ポジション・センシティブ・ディテクタ(以
下、「PSD」という)29が、その受光面をビームス
プリッタ24側に向けて固定されている。また、レーザ
光光路14a内の2次元PSD29とビームスプリッタ
24との間には、集光レンズ28が固定されている。こ
の集光レンズ28と2次元PSD29との間の距離は、
集光レンズ28の焦点距離f2に等しい。よって、レー
ザダイオード21から出射され、ビームスプリッタ24
に入射したレーザビームL0のうち、部分透過膜24a
を透過した20〜30%のレーザビームL4は、集光レ
ンズ28を透過して2次元PSD29上に集光される。
2次元PSD29は、光の入射位置を検出する機器であ
る。2次元PSDへのレーザビームL4の入射位置は、
この2次元PSD29の各出力端子から出力される電流
比に基づいて算出される。なお、この2次元PSD29
の各出力端子は制御部33に接続されている。
【0037】また、鏡筒14のレーザ光光路14bの下
端部には、x方向(図2の紙面内での回転方向)におけ
る水平からの傾きを検出するチルトセンサ31(水平セ
ンサ)が固定されている。そして、チルトセンサ31の
側方には、y方向(鉛直方向l0に沿って紙面に直交す
る面内での回転方向)の水平からの傾きを検出するチル
トセンサ32が固定されている。チルトセンサ31,3
2は気泡管内の気泡の位置変化を電気抵抗変化としてと
らえて電気信号に変換することにより水平からの傾きを
検出するものである。すなわち、チルトセンサ31,3
2の上面には、それぞれ2個の電極(図示せず)がx方
向またはy方向に対象な位置関係で設けられているとと
もに、その下面全域には共通の電極が受けられている。
従って、各チルトセンサ31,32内で気泡の位置が変
化するとこれら上面上の各電極と共通電極との間の静電
容量の比が変化する。各チルトセンサ31,32はこれ
ら各電極を介して制御部33に接続されており、各電極
に生じる静電容量同士の比の変化から鏡筒14の傾きの
変化量が算出される。さらに、レーザダイオード21の
位置を移動させるためのLDアクチュエータ34も制御
部33に接続されている。
【0038】図2の状態では、図示せぬ測定装置が用い
られることにより、レーザビームL 3が正確に水平に出
射され、レーザビームL1が鉛直方向l0に出射されるよ
うに、鏡筒14の向きが調整されているものとする。な
お、このとき、レーザビームL1のビーム軸と、鏡筒1
4の機械軸lzは完全に一致しているものとする。この
ときのチルトセンサ31,32の測定値,およびレーザ
ビームL4の2次元PSD29への入射位置は、初期値
として制御部33へ記憶される。このときの、レーザビ
ームL4の2次元PSD29への入射位置のPSD中心
座標a0からのx方向における距離をa1とする。ここ
で、鏡筒機械軸lzと鉛直方向l0とは完全に一致した状
態であるので、各チルトセンサ31,32による測定値
は、鏡筒14の機械軸lzが鉛直であるときの値を示す
が、鏡筒機械軸lzとレーザビームL1のビーム軸との位
置関係によっては、この測定値が必ずしも鉛直時の値を
示す必要はない。
【0039】図3は、図2の状態からペンタプリズム2
7の光出射面27dから出射されたレーザビームL3
ビーム軸が水平からx方向に+Δω゜傾いたとき、すな
わちレーザビームL1のビーム軸が鉛直から+Δω゜傾
いた状態を示している(図3のx方向において、時計方
向の向きを+としている)。このとき、鏡筒14の機械
軸lzも同様に図2の状態から鉛直方向l0に対して+Δ
ω゜傾いた状態となっているため、チルトセンサ31の
測定値も初期値から+Δω゜の傾きに相当する値だけ変
化する。
【0040】すると、制御部33によりチルトセンサ3
1の測定値が読み込まれる。制御部33は、チルトセン
サ31の測定値からレーザビームL1のビーム軸の傾斜
量+Δω゜を算出する。それに応じて、LDアクチュエ
ータ34が駆動制御され、レーザビームL1のビーム軸
が鉛直になるように、レーザダイオード21が、x方向
(すなわち図面の上下方向)に1次元的に移動される。
図4に、レーザダイオード21が移動されることによっ
て、レーザビームL1のビーム軸が鉛直になるように調
整された様子を示す。レーザビームL1が鉛直方向l0
出射されるよう調整するためには、レーザダイオード2
1から出射されるレーザビームL0のビーム軸を、コリ
メータレンズ22の光軸に対して+Δω゜だけ傾斜させ
る必要がある。レーザビームL0のビーム軸が、コリメ
ータレンズ22の光軸に対して+Δω゜傾斜されたと
き、x方向におけるレーザビームL4の2次元PSD2
9への入射位置の初期値a1からのズレ量bは、b=f2
tan(+Δω゜)となる。従って、制御部33は、2
次元PSD29によって測定されたレーザビームL4
入射位置を常にモニタしながらLDアクチュエータ34
を駆動制御し、2次元PSD29に入射するレーザビー
ムL4の入射位置の中心座標a0からのx方向のズレがa
1+b=a1+f2tan(+Δω゜)となるように、レ
ーザダイオード21の位置を移動させるのである。この
ときのレーザダイオードの移動量c1は、c1=f1ta
n(+Δω)(但し、f1はコリメータレンズの焦点距
離)で表される。これにより、レーザビームL1のビー
ム軸は、図3の状態から−Δω゜だけ傾斜されて鉛直方
向l0を向くようになる。従って、回転投光部13から
出射されるレーザビームL3のビーム軸が水平になるよ
う調整される。
【0041】なお、ここでは、チルトセンサ31によっ
て検出される、レーザビームL1のビーム軸の傾きのx
方向の調整のみについて説明したが、チルトセンサ32
によって検出されるy方向のビーム軸の調整も、同様に
して行われる。
【0042】すなわち、本実施形態のレーザ測量装置で
は、レーザビームL3によって形成される基準平面の水
平からの傾きに応じてレーザダイオード21の位置を調
整することによりレーザビームL3の出射方向を調整し
ている。また、レーザダイオード21の位置を移動させ
たときの各ビーム軸の向きの変化を、コリメータレンズ
22の光軸上に設置した2次元PSD29へのレーザビ
ームL4の入射位置によって監視している。このため、
レーザダイオード21の僅かな移動量を高精度に調整す
ることができる。
【0043】このように、本実施形態のレーザ測量装置
は、レーザダイオード21を同一平面内で移動させるこ
とにより整準を行っているので、従来のように鏡筒全体
を傾けるための複雑な構造を必要としない。このため、
レーザ測量装置の構造を簡単にすることができる。ま
た、本実施形態のレーザ測量装置は、整準の際に鏡筒1
1をハウジングに対して傾ける必要がないため、整準作
業の途中でチルトセンサ31,32の測定値が変化する
こともない。よって、従来のように、チルトセンサの測
定値が安定するための時間を必要としないので、整準作
業を短時間に行うことができる。
【0044】<第2実施形態>本実施形態のレーザ測量
装置は、レーザダイオード21の位置を移動させる代わ
りにコリメータレンズ22の位置を移動させることによ
ってレーザビームL1のビーム軸の向きを調整して整準
を行うことを特徴とし、他の部分を第1実施形態と同一
とする。
【0045】図5に、第2実施形態のレーザ測量装置に
おける整準機構およびレーザ出射光学系の一部を示す。
この図5は、図示せぬ測定装置が用いられることによ
り、ペンタプリズム27の光出射面27dから出射され
るレーザビームL3のビーム軸が水平となるように調整
されている状態、すなわちレーザビームL1のビーム軸
が鉛直方向l0を向くように調整されている状態を示
す。レーザ光源としてのレーザダイオード41は、レー
ザ光光路14aの端部に固定されている。レーザダイオ
ード41とビームスプリッタ24との間には、コリメー
タレンズ移動手段としてのコリメータレンズアクチュエ
ータ44が固定されている。コリメータレンズアクチュ
エータ44はレーザ光光路14aに対して垂直な面内で
移動されるXYステージである。このコリメータレンズ
アクチュエータ44には、コリメータレンズ42が固定
されているため、このコリメータレンズ42は、レーザ
光光路14aに直交する面内で2次元的に移動可能とな
っている。
【0046】制御部43は、チルトセンサ31,32,
2次元PSD29,およびコリメータレンズアクチュエ
ータ44に接続されており、チルトセンサ31,32か
ら出力された信号からレーザビームL1のビーム軸の鉛
直方向l0からの傾きを計算し、この傾きの量に応じて
コリメータレンズアクチュエータ44を駆動制御してコ
リメータレンズ42の位置を移動させる。このとき、制
御部43は、レーザビームL4の2次元PSD29への
入射位置を監視し、この入射位置の移動量がコリメータ
レンズ42の移動されるべき量に相当するように、コリ
メータレンズアクチュエータ44の駆動制御を行ってい
る。
【0047】以下、本実施形態のレーザ測量装置の整準
機構の動作を説明する。まず、図5の状態ではレーザビ
ームL1のビーム軸は鉛直方向l0を向くように調整され
ている。第1実施形態と同様、このとき、レーザビーム
1のビーム軸と鏡筒14の機械軸lzとは完全に一致し
ているものとする。このときのチルトセンサ31,32
の測定値,およびレーザビームL4の2次元PSD29
への入射位置は、初期値として制御部43へ記憶され
る。このときの、レーザビームL4の2次元PSD29
への入射位置のPSD中心a0からのx方向の距離をa2
とする。図6は、ペンタプリズム27から出射されるレ
ーザビームL3のビーム軸が図5の状態からx方向に+
Δω゜傾いたとき、すなわち、レーザビームL1のビー
ム軸が鉛直方向l0に対してx方向に+Δω゜傾いた状
態を示している。このとき、鏡筒14の機械軸lzも同
様に、鉛直方向l0に対してx方向に+Δω゜傾いた状
態であるため、チルトセンサ31の測定値も+Δω゜相
当変化する。
【0048】すると、制御部43によりチルトセンサ3
1の測定値が読み込まれる。制御部43は、チルトセン
サ31の測定値からレーザビームL1の鉛直方向l0に対
する傾斜量(+Δω゜)を算出する。それに応じて、コ
リメータレンズアクチュエータ44が駆動制御される。
すなわち、ビームスプリッタ24の部分透過膜24aへ
のレーザビームL0の入射角が図6の状態に対して+Δ
ω゜だけ小さくなるように、コリメータレンズ42の位
置が移動される。
【0049】図7に、コリメータレンズアクチュエータ
44によってコリメータレンズ42の位置が移動された
様子を示す。レーザビームL1が鉛直方向に出射される
ためには、部分透過膜24aに入射するレーザビームL
0のビーム軸の向きを、集光レンズ28の光軸に対して
+Δω゜だけ傾斜させる必要がある。レーザビームL 0
のビーム軸の向きが+Δω゜傾斜されると、部分透過膜
24aを透過して2次元PSD29に入射するレーザビ
ームL4のビーム軸も+Δω゜だけ傾斜される。このと
き、集光レンズ28によって集光されたレーザビームL
4の2次元PSD29への入射位置の初期値a2からの変
化量bは、b=f2tan(+Δω゜)となる。従っ
て、制御部43は、2次元PSD29から出力されたレ
ーザビームL4の入射位置を常に監視しながらコリメー
タレンズアクチュエータ44を駆動制御する。これによ
り、2次元PSD29に入射するレーザビームL4の入
射位置のx方向の座標のPSD中心a0からのズレ量が
2+b=a2+f2tan(+Δω゜)となるように、
コリメータレンズ42の位置がx方向に沿って移動され
るのである。このときの、コリメータレンズ42の移動
量c2は、c2=f1tan(+Δω゜)で表される。こ
のようにして、レーザビームL1のビーム軸が鉛直方向
0となり、回転投光部15から出射されるレーザビー
ムL3のビーム軸が水平となるように調整される。
【0050】このように、本実施形態では、ビームスプ
リッタ24を透過するレーザビームL4の2次元PSD
29への入射位置を常に監視しながら、コリメータレン
ズ42の位置を移動させることにより、整準作業を行っ
ている。従って、第1実施形態と同様、レーザ測量装置
の構造を従来よりも簡単にすることができる。また、本
実施形態のレーザ測量装置は、第1実施形態と同様、整
準作業を従来よりも短時間で行うことができる。
【0051】<第3実施形態>図8に本発明の第3実施
形態におけるレーザ測量装置の整準機構およびレーザ出
射光学系の一部を示す。本第3実施形態は、鉛直方向に
レーザ走査するために、鏡筒14を図1の状態に対して
90゜回転させて用いられる場合に適用される。
【0052】x方向(紙面内での回転方向)のチルトセ
ンサ51は、レーザビームL1のビーム軸方向が水平方
向となるように、図1の状態に対してx軸方向に90゜
回転された状態で固定されている。そして、第1実施形
態と同様、チルトセンサ51は、LDアクチュエータ3
3や2次元PSD29とともに制御部53に接続されて
いる。
【0053】以下、本実施形態のレーザ測量装置の整準
機構の動作を説明する。まず、制御部53は、図8のよ
うに、レーザ光L1のビーム軸が水平方向l0’となるよ
うに調整されているときの、チルトセンサ51の測定値
と2次元PSD29へのレーザビームL4の入射位置を
記憶する。なお、このとき、レーザビームL1のビーム
軸と鏡筒14の機械軸lz’とは完全に一致しているも
のとする。このとき、レーザビームL4の2次元PSD
29への入射位置のPSD中心a0からのx方向におけ
る距離をa3とする。そして、図9に示すように、レー
ザビームL1のビーム軸が水平方向l0’から+Δω゜ず
れた場合には、2次元PSD29へのレーザビームL4
のx方向の入射位置のPSD中心a0からの距離がa3
2tan(+Δω)となるように、LDアクチュエー
タ33を駆動させてレーザダイオード21の位置を移動
させる。このようにして、レーザビームL1のビーム軸
が図9の状態より−Δω゜移動されて水平方向l0’を
向くように調節することができる(図10参照)。
【0054】このように、本実施形態では、鉛直方向の
レーザ走査を行うために、レーザ測量装置を水平方向に
向けて使用する場合でも、第1実施形態と同様にレーザ
ダイオード21の位置を移動させることにより、レーザ
ビームL0のビーム軸の向きを傾斜させて、レーザビー
ムL1のビーム軸が水平になるように調整することがで
きる。
【0055】
【発明の効果】本発明によれば、複雑な整準機構を必要
とせず、レーザ測量装置の構造を簡素化することができ
る。また、整準作業を短時間で行うことができるレーザ
測量装置を提供することができる。
【0056】
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1実施形態によるレーザ測量装置
の構造を示す断面図
【図2】 本発明の第1実施形態によるレーザ測量装置
の整準機構を説明するための図
【図3】 図2においてレーザビームL1のビーム軸が
+Δω゜傾いた状態を示す図
【図4】 図3の状態において整準作業が行われた状態
を示す図
【図5】 本発明の第2実施形態によるレーザ測量装置
の整準機構を説明するための図
【図6】 図5においてレーザビームL1のビーム軸が
+Δω゜傾いた状態を示す図
【図7】 図6の状態において整準作業が行われた状態
を示す図
【図8】 本発明の第3実施形態によるレーザ測量装置
の整準機構を説明するための図
【図9】 図8においてレーザビームL1のビーム軸が
+Δω゜傾いた状態を示す図
【図10】 図9の状態において整準作業が行われた状
態を示す図
【図11】 従来技術のレーザ測量装置の構造を示す断
面図
【符号の説明】
21,41 レーザダイオード 22,42 コリメータレンズ 24 ビームスプリッタ 27 ペンタプリズム 28 集光レンズ 29 2次元PSD 31,32,51,52 チルトセンサ 33,43,53 制御部 34 LDアクチュエータ 44 コリメータレンズアクチュエータ L0,L1,L3,L4 レーザ光 l0 鉛直方向 l0’ 水平方向 lz 鏡筒機械軸

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】レーザ光源と、 前記レーザ光源から出射されたレーザビームを平行ビー
    ムにするコリメータレンズと、 前記コリメータレンズを保持する鏡筒と、 前記レーザ光源を前記レーザビームのビーム軸に直交す
    る面内で移動させるために前記鏡筒に取り付けられたレ
    ーザ光源移動手段と、 前記鏡筒の水平面に対する傾斜角を検出する水平センサ
    と、 前記水平センサによって検出された前記傾斜角の大きさ
    に応じて前記レーザ光源移動手段を駆動制御する制御手
    段とを備えるレーザ測量装置。
  2. 【請求項2】レーザ光源と、 前記レーザ光源から出射されたレーザビームを平行ビー
    ムにするコリメータレンズと、 前記コリメータレンズを保持する鏡筒と、 前記コリメータレンズを前記レーザビームのビーム軸に
    直交する面内で移動させるために前記鏡筒に取り付けら
    れたコリメータレンズ移動手段と、 前記鏡筒の水平面に対する傾斜角を検出する水平センサ
    と、 前記水平センサによって検出された前記傾斜角の大きさ
    に応じて前記コリメータレンズ移動手段を駆動制御する
    制御手段とを備えるレーザ測量装置。
  3. 【請求項3】前記コリメータレンズを透過したレーザビ
    ームを90゜偏向する反射部材と、 前記反射部材を回転させることによりこの反射部材によ
    って偏向されたレーザビームの出射方向を一定平面内で
    回転させる回転手段とをさらに備える請求項1または請
    求項2に記載のレーザ測量装置。
  4. 【請求項4】前記反射部材はペンタプリズムである請求
    項3記載のレーザ測量装置。
  5. 【請求項5】前記レーザ光源から出射されたレーザビー
    ムを2以上の分離したレーザビームに分割するビーム分
    割手段と、前記ビーム分割手段によって分割されたレー
    ザビームのうちの1つを集光する集光レンズと、前記集
    光レンズの焦点面上に配置され、前記集光レンズによっ
    て集光されたレーザビームの入射位置を検知する光位置
    検出手段とをさらに備え、 前記制御手段は前記レーザ光源またはコリメータレンズ
    の移動量を前記光位置検出手段に入射した前記レーザビ
    ームの入射位置の変化量から算出する請求項1または請
    求項2に記載のレーザ測量装置。
  6. 【請求項6】前記ビーム分割手段は入射光の一部を透過
    するとともに残りを反射するビームスプリッタである請
    求項5記載のレーザ測量装置。
  7. 【請求項7】前記光位置検出手段は2次元ポジション・
    センシティブ・ディテクタ(PSD)である請求項5記
    載のレーザ測量装置。
  8. 【請求項8】前記ビーム分割手段によって分割されたレ
    ーザビームの他の1つを90゜偏向する反射部材と、 前記反射部材を回転させることによりこの反射部材によ
    って偏向されたレーザビームの出射方向を一定平面内で
    回転させる回転手段とをさらに備える請求項5記載のレ
    ーザ測量装置。
  9. 【請求項9】前記反射部材はペンタプリズムである請求
    項8記載のレーザ測量装置。
  10. 【請求項10】前記水平センサによって検出される傾斜
    角は前記ビーム分割手段によって分割され前記反射部材
    に入射するレーザビームのビーム軸の鉛直に対する傾き
    に対応する請求項8または請求項9に記載のレーザ測量
    装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2002267442A (ja) * 2001-03-07 2002-09-18 Sokkia Co Ltd 半導体レーザ測距装置
CN112639401A (zh) * 2018-09-12 2021-04-09 罗伯特·博世有限公司 具有改进的激光图案投影的激光标线仪
CN114069374A (zh) * 2020-07-29 2022-02-18 刘建圣 激光稳源系统与激光源模块

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CN112639401A (zh) * 2018-09-12 2021-04-09 罗伯特·博世有限公司 具有改进的激光图案投影的激光标线仪
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