JP2000046326A - 液体燃料気化式燃焼装置 - Google Patents

液体燃料気化式燃焼装置

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JP2000046326A
JP2000046326A JP10213699A JP21369998A JP2000046326A JP 2000046326 A JP2000046326 A JP 2000046326A JP 10213699 A JP10213699 A JP 10213699A JP 21369998 A JP21369998 A JP 21369998A JP 2000046326 A JP2000046326 A JP 2000046326A
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良彦 田中
Yasunari Okuda
康成 奥田
Hirokazu Kuwabara
宏和 桑原
Hiroki Hasegawa
宏樹 長谷川
Hitoshi Hara
人志 原
Nobuyoshi Kanda
宣儀 神田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】液体燃料気化式燃焼装置において、冬場など環
境温度が低い条件でも気化した液体燃料が再液化して白
煙などを放出する現象の発生を防止すること。 【解決手段】特に冬場など環境温度が低い条件におい
て、所要の指定信号を発生させるようにし、この指定信
号に応答することによって、燃焼運転時の燃焼温度ある
いは燃焼運転前の待機運転時の気化予熱温度について、
定常時よりも高く設定するようにしている。これによ
り、一旦気化した液体燃料が再液化することを無くせ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、気化された液体燃
料を、供給される空気と混合させて燃焼させる液体燃料
気化式燃焼装置に関する。この燃焼装置は、例えば給湯
装置などに利用される。
【0002】
【従来の技術】従来の液体燃料気化式燃焼装置を備える
給湯装置では、例えば運転スイッチをオンすると、燃焼
運転を実行するのではなく待機運転を実行するようにな
り、カランを開放するなどして給湯要求を受けたとき
に、燃焼運転を開始するようになっている。
【0003】前述の待機運転とは、燃焼運転を即座に実
行できるようにするために、液体燃料を気化する気化器
を所要温度に加熱して気化予熱を付与しておくようにす
るものである。
【0004】なお、従来では、上記待機運転時の気化予
熱温度や燃焼運転時の気化温度を、実験などによって一
義的に決定した所要値に固定している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記従来例では、冬場
など環境温度が低い条件になると、燃焼運転を開始した
ときに、気化器で一旦気化した液体燃料が再液化して、
白煙を放出するという現象が発生することがある。
【0006】この現象は、装置自体にとってはあまり問
題はないのであるが、ユーザーにとっては異常な事態が
発生したという感覚に陥ることがあって、装置が故障し
たのではという苦情を装置製造メーカーに対して連絡し
てくることもある。
【0007】なお、上記事情を考慮して、気化器の温度
を上述した固定値よりも高めに設定すると、夏場あるい
は温暖な地域での使用においては、過剰に高い温度とな
るために、電気消費量が無駄に増えることが懸念され
る。
【0008】したがって、本発明は、液体燃料気化式燃
焼装置において、冬場など環境温度が低い条件でも気化
した液体燃料が再液化して白煙などを放出する現象の発
生を防止することを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明では、特に冬場な
ど環境温度が低い条件において、所要の指定信号を発生
させるようにし、この指定信号に応答することによっ
て、燃焼運転時の燃焼温度あるいは燃焼運転前の待機運
転時の気化予熱温度について、定常時よりも高く設定す
るようにしている。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明の詳細を図面に示す実施形
態に基づいて説明する。この実施形態では、本発明の液
体燃料気化式燃焼装置を給湯装置に利用した例を挙げ
る。但し、本発明の液体燃料気化式燃焼装置が用いられ
る装置としては給湯装置だけに限定されるものではな
い。
【0011】図1ないし図4は本発明の実施形態1にか
かり、図1は、給湯装置を示す構成図、図2は、図1中
の液体燃料気化式燃焼装置の構成図、図3は、図1中の
コントローラの構成図、図4は、動作説明用の制御フロ
ー図である。
【0012】図中、Aは液体燃料気化式燃焼装置の全体
を示し、この燃焼装置Aは、熱交換缶体10と、気化器
20と、バーナ30と、燃料供給手段40と、送風機5
0と、ダンパ60とを備えた構成になっている。この燃
焼装置Aに対して、給湯回路70と、風呂追い炊き回路
80と、コントローラ90とが付設されており、これに
よって給湯装置が構成されている。
【0013】熱交換缶体10には、給湯回路70および
風呂追い炊き回路80の各熱交換管路72,82が貫通
されており、この熱交換缶体10の下部に気化器20と
バーナ30とが配置されている。
【0014】気化器20は、燃料供給手段40から供給
される灯油などの液体燃料を気化するもので、拡散羽根
21、気化ヒータ22、気化器温度センサ23、気化壁
面24、混合室25、混合室ヒータ26、モータ27、
給気温度センサ28、モータ回転数センサ29などを備
えている。この気化器20では、供給されてきた液体燃
料を拡散羽根21をモータ27で回転させることによっ
てその周囲の気化壁面24に飛散させるとともに、気化
ヒータ22および混合室ヒータ26での熱によって気化
させるようになっている。なお、給気温度センサ28
は、気化器20やバーナ30に送るために取り入れた空
気の温度を検出するもので、サーミスタ等で構成され
る。
【0015】バーナ30は、気化器20から供給される
気化燃料と送風機50から供給される空気とを点火燃焼
するもので、点火器31と炎検出器32とからなる。
【0016】燃焼供給手段40は、図示しない灯油タン
クからの灯油を気化器20に供給するもので、汲み上げ
ポンプ41、サブタンク42、定流量ポンプ43などを
備えている。
【0017】送風機50は、気化器20およびバーナ3
0に対して空気を供給するもので、送風ファン51、駆
動モータ52、回転数センサ53などを備えている。
【0018】ダンパ60は、気化器20と送風機50と
を連通する通風路の途中に設けられており、該通風路の
開度を制御するものである。このダンパ60は、図示し
ない電動モータ等の駆動手段によって、通風路を閉止す
る位置(図2実線参照)と、通風路を開放する位置(図
2破線参照)との2状態に変位させられる。ここでのダ
ンパ60は、閉止位置において通風路を完全に閉塞せず
に所要の通風を可能とする状態になっている。
【0019】このような構成要素10〜60を有する燃
焼装置Aでは、燃料供給手段40から供給される灯油な
どの液体燃料を気化器20で気化し、この気化燃料を送
風機50から供給される空気と所要比率で混合してバー
ナ30に送って燃焼させる。この燃焼熱によって、熱交
換缶体10内の給湯回路70および風呂追い炊き回路8
0の各熱交換管路72,82を通る水を加熱する。な
お、送風機50から供給されてダンパ60を通過した空
気は、一次空気として気化器20側に送られる他、二次
空気としてバーナ30に直接的に供給され、二次空気の
一部は無効空気となって熱交換缶体10内を通過する。
【0020】給湯回路70は、例えば水道水などを上記
燃焼装置Aで加熱された湯と水道水の一部とを混合して
給湯カラン(破線参照)などから出湯させるバイパスミ
キシング構造である。この給湯回路70は、入水管路7
1、熱交換管路72、出湯管路73、バイパス管路7
4、給湯管路75、入水流量センサ76、入水温度セン
サ77、出湯温度センサ78、給湯温度センサ79など
を備えている。給湯管路75は途中で一般給湯管路75
aと風呂落とし込み給湯管路75bとに分岐されてい
る。
【0021】風呂追い炊き回路80は、図示しない浴槽
の浴槽水を取り出して上記燃焼装置Aで所要温度に加熱
して浴槽に戻すもので、給湯回路70から所要温度の湯
を混合させることもできるような構造になっている。こ
の風呂追い炊き回路80は、風呂戻り管路81、熱交換
管路82、風呂往き管路83、バイパス管路84、循環
ポンプ85、水流スイッチ86などを備えている。
【0022】コントローラ90は、図3で示されるよう
に、コントローラ本体90aとリモートコントローラ9
0bとで構成されており、少なくとも図4に示す給湯運
転を実行する。リモートコントローラ90bには、少な
くとも運転スイッチ90c、運転条件変更スイッチ90
d、例えば緑色の運転ランプ90eなどが設けられてい
る。
【0023】なお、前述の給湯運転では、例えば給湯カ
ランが開放されるなどして入水流量センサ76で最低動
作水量MOQ以上を検出したときに、必要燃焼量に対し
てFF(フィードフォワード)制御による燃焼熱量にF
B(フィードバック)制御による燃焼熱量を加えること
で実際の燃焼熱量が必要燃焼熱量に近付くように、ダン
パ60の開閉と、送風機50の風量(送風ファン51に
よる回転数)と、定流量ポンプ43による燃料供給量と
を制御する。
【0024】次に、給湯運転に関する動作について図4
を用いて詳細に説明する。
【0025】すなわち、運転スイッチ90cがオンされ
ると、ステップn1で図4の制御フローが起動され、ス
テップn2〜n7で待機運転を実行することにより、気
化器20を所要温度に加熱して気化予熱を付与する状態
に保持する。
【0026】この待機運転では、ステップn2で気化ヒ
ータ22を駆動し、ステップn3で気化器温度センサ2
3の検出温度が所要の設定温度例えば200℃以上にな
ったか否かを判定する。ここで、設定温度未満の場合に
は、ステップn4で運転ランプ90eを点滅させること
により給湯要求を受け入れできないことを報知しつつ、
設定温度以上になるのを待ち、設定温度以上になると、
ステップn5で運転ランプ90eを継続点灯させること
により給湯要求を受け入れできることを報知する。
【0027】この後、ステップn6で給湯要求を受ける
のを待つ。この給湯要求とは、給湯カランが開放される
などして入水流量センサ76で最低動作水量MOQ以上
を検出したときのことを言う。
【0028】ここで、給湯要求がなければ、ステップn
7で気化器温度センサ23の検出温度に基づいて所要の
設定温度例えば210℃を保持するように気化ヒータ2
2を制御して上記ステップn6に戻る。
【0029】一方、給湯要求があると、ステップn8で
運転条件変更スイッチ90dがオンであるか否かを判定
する。ここで、運転条件変更スイッチ90dがオフであ
れば、ステップn9で定常条件の燃焼運転を、オンであ
れば、ステップn10で高温条件の燃焼運転を実行す
る。なお、いずれの条件でも燃焼運転では、バーナ3
0、送風機50ならびにダンパ60を制御して気化燃料
と空気とを混合した混合燃料を燃焼させるが、上記ステ
ップn9の定常条件での燃焼運転では、気化器20の加
熱温度を所要の設定温度例えば235℃とするように気
化ヒータ22を制御し、上記ステップn10の高温条件
での燃焼運転では、気化器20の加熱温度を所要の設定
温度例えば250℃にと定常時よりも高くするように気
化ヒータ22を制御する。
【0030】以上説明したように、実施形態1では、運
転条件変更スイッチ90dがオフの状態のとき、定常条
件での燃焼運転を行うが、オンの状態のときは気化器2
0の加熱温度を定常条件よりも高く設定した高温条件で
の燃焼運転を行わせるようにしている。そのため、例え
ば冬場などにおいて、運転条件変更スイッチ90dをオ
ンさせていれば、燃焼運転時において気化器20で一旦
気化した液体燃料が、混合室25で再液化して白煙が放
出される現象の発生を防止できるようになる。
【0031】図5は本発明の実施形態2にかかり、動作
説明用の制御フロー図である。この実施形態2では、要
するに、運転条件変更スイッチ90dがオン操作された
ときに、待機運転時と燃焼運転時との両方で気化ヒータ
22を高温条件で制御するようにしている。
【0032】つまり、運転スイッチ90cがオンされる
と、ステップn31で図5の制御フローが起動され、ス
テップn32で気化ヒータ22を駆動してから、ステッ
プn33〜n37,n41〜n44で待機運転を実行す
ることにより、気化器20を所要の設定温度に加熱して
気化予熱を付与する状態に保持する。
【0033】この実施形態2の場合、まず、ステップn
33で運転条件変更スイッチ90dがオンであるか否か
を判定する。ここで、運転条件変更スイッチ90dがオ
フであれば、ステップn34〜n39で定常条件の待機
運転および燃焼運転を、オンであれば、ステップn40
〜n45で高温条件の待機運転および燃焼運転を実行す
る。
【0034】なお、いずれの条件での待機運転でも、ス
テップn34,n40で気化器温度センサ23の検出温
度が所要の設定温度以上になったか否かを判定する。こ
こで、設定温度未満の場合には、ステップn35,n4
1で運転ランプ90eを点滅させることにより給湯要求
を受け入れできないことを報知しつつ、設定温度以上に
なるのを待つが、設定温度以上になると、ステップn3
6,n42で運転ランプ90eを継続点灯させることに
より給湯要求を受け入れできることを報知する。但し、
上記ステップn34の定常条件での設定温度は例えば2
00℃とされ、また、上記ステップn40の高温条件で
の設定温度は例えば210℃にと定常時よりも高く設定
されている。
【0035】この後、ステップn37,n43で給湯要
求を受けるのを待つ。ここでの給湯要求とは、給湯カラ
ンが開放されるなどして入水流量センサ76で最低動作
水量MOQ以上を検出したときのことを言う。
【0036】ここで、給湯要求がなければ、ステップn
38,n44で気化器温度センサ23の検出温度に基づ
いて所要の設定温度を保持するように気化ヒータ22を
制御して上記ステップn37,n43に戻る。なお、ス
テップn38の設定温度は、例えば210℃とされ、ま
た、ステップn44の設定温度は、例えば220℃にと
定常時よりも高く設定されている。
【0037】一方、給湯要求があると、ステップn3
9,n45でバーナ30、送風機50ならびにダンパ6
0を制御して気化燃料と空気とを混合した混合燃料を燃
焼させ、気化器温度センサ23の検出温度に基づいて所
要の設定温度を保持するように気化ヒータ22を制御す
る。但し、上記ステップn39の定常条件での設定温度
は例えば235℃とされ、また、上記ステップn45の
高温条件での設定温度は例えば250℃にと定常時より
も高く設定されている。
【0038】以上説明したように、実施形態2では、例
えば冬場などにおいて、運転条件変更スイッチ90dを
オンさせていれば、燃焼運転時において気化器20で一
旦気化した液体燃料が混合室25で再液化して白煙が放
出される現象の発生を上記実施形態1よりもさらに有効
に防止できるようになる。
【0039】特に、この実施形態2では、待機運転につ
いても高温条件と定常条件とを選択実行できるようにし
ていて、高温条件での待機運転において運転ランプ90
eを継続点灯させた時点での気化温度を定常時よりも高
くさせているから、仮に運転ランプ90eを継続点灯さ
せた直後に給湯要求を受けてステップn45の高温条件
での燃焼運転を行うような場合でも、一旦気化した液体
燃料が混合室25で再液化して白煙が放出される現象が
発生することを防止できるようになる。
【0040】但し、上記実施形態1のように、待機運転
時に気化ヒータ22を高温条件で制御しない場合だと、
待機運転に要するエネルギーを削減できると言える。
【0041】なお、本発明は上記実施形態のみに限定さ
れるものでなく、種々な応用や変形が考えられる。
【0042】(1) 上記各実施形態では、運転条件変
更スイッチ90dをリモートコントローラ90bに装備
するような例を挙げたが、このスイッチ90dについて
はユーザーが操作できないように給湯装置の筺体内部に
隠蔽した状態で設置することができる。この他、リモー
トコントローラ90dからユーザーに知らせない特定の
コードを入力するようにしたり、あるいは複数スイッチ
の同時操作で入力するようにしたりすることができる。
このようにすれば、ユーザーがいたずらに操作すること
を回避でき、保守管理業者がユーザーから連絡を受けた
ときだけ操作できるようになり、安易な運転条件変更に
よる動作不良の発生を回避できるようになる。
【0043】(2) 上記実施形態2では、待機運転時
と燃焼運転時との両方で気化ヒータ22を高温条件で制
御するようにしているが、この実施形態2において待機
運転時のみ高温条件で制御するようにして燃焼運転時に
は気化ヒータ22を定常条件で制御するようにしてもよ
い。
【0044】(3) 上記実施形態2において、ステッ
プn38,n44での設定温度については、例えば21
0℃に統一してもよい。
【0045】(4) 上記各実施形態では、人が運転条
件変更を指示するような例を挙げているが、例えば環境
温度センサを設置して、このセンサ検出出力に基づいて
運転条件変更を行わせるようにしてもよい。
【0046】
【発明の効果】請求項1ないし9の発明では、例えば冬
場など環境温度が低下する条件になったときでも、燃焼
運転時において一旦気化した液体燃料が再液化して白煙
が放出されるという現象の発生を防止することができ
る。
【0047】特に、請求項1ないし3の発明では、上記
効果に加えて、燃焼運転時の燃焼温度を変更するだけで
あるから、燃焼運転以外で消費するエネルギーの増大を
回避でき、無駄がない。
【0048】また、請求項6および7の発明では、特に
冬場など環境温度が低下する条件になったときに、燃焼
運転での燃焼温度と燃焼運転待機時における気化予熱温
度とをそれぞれ定常時よりも高く設定できるようにして
いるから、燃焼運転時において一旦気化した液体燃料が
再液化して白煙が放出されるという現象の発生を請求項
1ないし5の発明に比べてより有効に防止することがで
きる。
【0049】さらに、請求項8の発明では、指定信号が
入力されると、待機処理過程において燃焼要求を受け入
れ可能とする時点での気化予熱温度を定常時よりも高く
できるから、仮に燃焼要求受け入れ可能状態とした直後
に燃焼要求を受けたときでも、一旦気化した液体燃料が
再液化して白煙が放出される現象の発生を防止できるよ
うになる。
【0050】さらにまた、請求項9の発明では、ユーザ
ーあるいは保守管理者が必要と感じて操作したときの
み、上述した白煙発生防止対策を行わせることができる
から、安易な運転条件変更による動作不良の回避できる
ようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の燃焼装置を備えた給湯装置の実施形態
1を示す構成図
【図2】図1中の燃焼装置を示す構成図
【図3】実施形態1のコントローラの構成図
【図4】実施形態1の給湯装置の動作説明に供する制御
フロー図
【図5】本発明の燃焼装置を備えた給湯装置の実施形態
2で、図4に対応する制御フロー図
【符号の説明】 A 燃焼装置 10 熱交換缶体 20 気化器 22 気化器ヒータ 23 気化器温度センサ 30 バーナ 40 燃料供給手段 50 送風機 60 ダンパ 90 コントローラ 90a コントローラ本体 90b リモートコントローラ 90c 運転スイッチ 90d 運転条件変更スイッチ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 桑原 宏和 兵庫県神戸市中央区江戸町93番地 株式会 社ノーリツ内 (72)発明者 長谷川 宏樹 兵庫県神戸市中央区江戸町93番地 株式会 社ノーリツ内 (72)発明者 原 人志 兵庫県神戸市中央区江戸町93番地 株式会 社ノーリツ内 (72)発明者 神田 宣儀 兵庫県神戸市中央区江戸町93番地 株式会 社ノーリツ内 Fターム(参考) 3K005 AB03 AC05 BA00 CA05

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】気化された液体燃料を、供給される空気と
    混合させて燃焼させる液体燃料気化式燃焼装置におい
    て、 所要の指定信号に応答して、燃焼運転時の燃焼温度を定
    常時よりも高く設定する、ことを特徴とする液体燃料気
    化式燃焼装置。
  2. 【請求項2】液体燃料を気化する気化手段と、気化した
    液体燃料に混合させる空気を供給する供給手段と、気化
    された液体燃料と空気との混合気を燃焼させる燃焼手段
    と、燃焼要求に応じて燃焼運転を実行する管理手段とを
    含み、 前記管理手段が、所要の指定信号に応答して、燃焼運転
    時の気化温度を定常時よりも高く設定する、ことを特徴
    とする液体燃料気化式燃焼装置。
  3. 【請求項3】液体燃料を気化する気化手段と、気化した
    液体燃料に混合させる空気を供給する供給手段と、気化
    された液体燃料と空気との混合気を燃焼させる燃焼手段
    と、前記気化手段を加熱する加熱手段と、燃焼準備要求
    に応じて気化手段を所要温度に加熱して気化予熱を付与
    する待機運転および燃焼要求に応じて燃焼運転を実行す
    る管理手段とを含み、 前記管理手段が、所要の指定信号に応答して、燃焼運転
    時の気化温度を定常時よりも高く設定する、ことを特徴
    とする液体燃料気化式燃焼装置。
  4. 【請求項4】気化された液体燃料を、供給される空気と
    混合させて燃焼させる液体燃料気化式燃焼装置におい
    て、 所要の指定信号に応答して、燃焼運転待機時の気化予熱
    温度を定常時よりも高く設定する、ことを特徴とする液
    体燃料気化式燃焼装置。
  5. 【請求項5】液体燃料を気化する気化手段と、気化した
    液体燃料に混合させる空気を供給する供給手段と、気化
    された液体燃料と空気との混合気を燃焼させる燃焼手段
    と、前記気化手段を加熱する加熱手段と、燃焼準備要求
    に応じて気化手段を所要温度に加熱して気化予熱を付与
    する待機運転および燃焼要求に応じて燃焼運転を実行す
    る管理手段とを含み、 前記管理手段が、所要の指定信号に応答して、待機運転
    時の気化予熱温度を定常時よりも高く設定する、ことを
    特徴とする液体燃料気化式燃焼装置。
  6. 【請求項6】気化された液体燃料を、供給される空気と
    混合させて燃焼させる液体燃料気化式燃焼装置におい
    て、 所要の指定信号に応答して、燃焼運転待機時の気化予熱
    温度および燃焼運転時の燃焼温度をそれぞれ定常時より
    も高く設定する、ことを特徴とする液体燃料気化式燃焼
    装置。
  7. 【請求項7】液体燃料を気化する気化手段と、気化した
    液体燃料に混合させる空気を供給する供給手段と、気化
    された液体燃料と空気との混合気を燃焼させる燃焼手段
    と、前記気化手段を加熱する加熱手段と、燃焼準備要求
    に応じて気化手段を所要温度に加熱して気化予熱を付与
    する待機運転および燃焼要求に応じて燃焼運転を実行す
    る管理手段とを含み、 前記管理手段が、所要の指定信号に応答して、待機運転
    時の気化予熱温度および燃焼運転時の気化温度をそれぞ
    れ定常時よりも高く設定する、ことを特徴とする液体燃
    料気化式燃焼装置。
  8. 【請求項8】請求項3ないし7のいずれかの液体燃料気
    化式燃焼装置において、燃焼運転の前段で気化予熱を付
    与する待機運転が、目標の気化予熱温度まで昇温させる
    過程で、目標の気化予熱温度よりも低い所要の基準温度
    に到達したときに燃焼要求を受け入れ可能な状態にして
    それ以降給湯要求を受けるまでは目標の気化予熱温度を
    保持する形態とされるもので、当該待機運転を行うにあ
    たって、前記指定信号が入力されているとき、上記請求
    項3ないし7での処理の他に、前記基準温度を定常時よ
    りも高く設定するものである、ことを特徴とする液体燃
    料気化式燃焼装置。
  9. 【請求項9】請求項1ないし8のいずれかの液体燃料気
    化式燃焼装置において、人により操作されたときに前記
    所要の指定信号を発生する操作手段を備えている、こと
    を特徴とする液体燃料気化式燃焼装置。
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