JP2000046235A - ゲートバルブ装置 - Google Patents

ゲートバルブ装置

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JP2000046235A
JP2000046235A JP10226529A JP22652998A JP2000046235A JP 2000046235 A JP2000046235 A JP 2000046235A JP 10226529 A JP10226529 A JP 10226529A JP 22652998 A JP22652998 A JP 22652998A JP 2000046235 A JP2000046235 A JP 2000046235A
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Japan
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valve
operation rod
valve body
gate
rod
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JP10226529A
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Genichi Horikoshi
源一 堀越
Masayuki Ozaki
昌之 尾崎
Isao Akutsu
功 阿久津
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Diavac Ltd
Original Assignee
Diavac Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ゲ−トバルブ装置を大型化することなく、し
かも弁体の可動部材としてベロ−ズ等の弾性部材を用い
ることなく、確実に動作し得る、信頼性、耐久性に優れ
たゲ−トバルブ装置を提供する。 【解決手段】 弁ケ−ス1aと、前記弁ケ−スに取り付
けられる、弁口4が形成された弁口部材2と、前記弁口
部材の弁口の開放、閉塞を行う弁体8と、前記弁体が一
端部に取り付けられ、その略中間部分が支持された操作
棒9と、前記操作棒の他端部に取り付けられ、弁体を弁
口位置と非弁口位置の間を移動させるために操作棒を揺
動させる揺動手段16、17、と、前記操作棒の他端部
に取り付けられ、操作棒に取り付けられた弁体を弁口部
材に押圧し、弁口を閉塞するために、操作棒をてこ運動
させるてこ運動手段14、15とを備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はゲ−トバルブ装置に
関し、特に、弁体を揺動運動及びてこ運動をさせること
により、弁口の開閉を行うゲ−トバルブ装置に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来からゲ−トバルブ装置は、半導体製
造分野等の各種分野において広く用いられている。この
ゲ−トバルブ装置を大きく分けると特開平3−5677
7号公報に示されるような弁体が揺動運動する揺動式ゲ
−トバルブ装置と、特開平3−138077号公報に示
されるような弁体がてこ運動するてこ運動式ゲ−トバル
ブ装置とがある。
【0003】まず、特開平5−56777号公報に示さ
れた揺動式ゲ−トバルブ装置について、図5に基づいて
説明する。図に示すように、このゲ−トバルブ装置は、
弁外側ケ−ス51の両側壁に環状の弁口部材52、53
を取付け、これらの弁口部材52、53にそれぞれ開口
した弁口54、55を同一直線上に整合させ、外側ケ−
ス51の上端にフランジ56を固着し、このフランジ5
6にケ−ス上蓋57をシ−ル58を介してボルトにより
着脱自在に取り付けられている。また、一方の弁口部材
52には固定弁座59が取り付けられ、他方の弁口部材
53には二重のベロ−ス61を介して環状弁座板62を
連結した可動弁座63が設けられている。なお、この可
動弁座63にはシ−ル64が取り付けられている。
【0004】更に、図中、67はゲ−ト板であって、ゲ
−ト板67の上端には操作棒68が取り付けられ、この
操作棒68とケ−ス上蓋57との間をベロ−ス69によ
って連結して気密にシ−ルされている。前記操作棒68
の上端部にキャップ70がナットにより固定されてい
る。このキャップ70を上蓋57上にボルトにより固定
したブラケット71に枢支軸72により枢支して、ゲ−
ト板67が弁口54、55と整合する弁口閉止位置とそ
の側方(紙面の前後方向)の開放位置との間を、枢支軸
72を支点として振り子運動し得るよう支持されてい
る。
【0005】また、二重ベロ−ス61の内側のベロ−ス
空間65には弁開閉用エアシリンダ装置(図示せず)に
接続された加圧空気供給管66が接続されている。これ
により、両弁座59、63間の弁口閉止位置にゲ−ト板
67が図5に示すように弁座59、63からそれぞれ離
間した状態で位置する際に、ベロ−ズ空間65内に加圧
空気が導入されることによって二重ベロ−ス61が伸長
してゲ−ト板67を弁座59、63間によって挟着し、
ゲ−ト板67が弁口54、55を気密に遮断し、これに
より弁を閉止する。
【0006】他方、弁開放時にはベロ−ズ空間65から
加圧ガスを排出することにより、二重ベロ−ス61がそ
の弾性により収縮してゲ−ト板67の両側から弁座5
9、63を離間させる。そして、ゲ−ト板67を枢支軸
72を支点として振り子運動させ、これにより弁を開放
する。
【0007】また、特開平3−138077号公報に示
された弁体がてこ運動するてこ運動式ゲ−トバルブ装置
について、図6に基づいて説明する。図にに示すよう
に、ゲ−トバルブ装置は、このケ−シング81の弁室8
2b内に、前面にOリング85を備えた弁体86を摺動
自在に配置するとともに、ケ−シング81の連結部82
cの開口端をOリング87を介して蓋体88で気密的に
閉塞し、この蓋体88の内部を移動自在に挿通させた弁
軸89の先端を上記弁体86に直結する。更に、上記弁
体86と蓋体88にそれぞれ伸縮自在な蛇腹状のベロ−
ス90の両端部をそれぞれ連結する。
【0008】これにより、弁棒86が図6のX方向に前
進した時に弁体86のOリング87の先端を本体部材2
の内周面に当接させて、この流入部82aと弁室82b
との間を閉鎖して流体の流れをここで遮断し、弁棒86
が同図Y方向に後退した時、この圧接を解いて流入部8
2aと弁室82b、さらには吐出用部材83の内部とを
連通させて、流体が流入部82a、更には吐出用部材8
3に流れるバルブを構成する。なお、弁棒86は図示し
ないがてこ運動によりXY方向に移動可能に構成されて
いるのが一般的である。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところで、特開平3−
138077号公報に示されたてこ運動式ゲ−トバルブ
装置は、弁体86がてこ運動によって直動するように構
成されているために、ゲ−トバルブ装置が大型化すると
いうという技術的課題があった。特に、弁体86の移動
方向に長型化するというという技術的課題があった。
【0010】一方、特開平5−56777号公報に示さ
れた揺動式ゲ−トバルブ装置は、前記したてこ運動式ゲ
−トバルブ装置と違い、弁体(ゲ−ト板67)が揺動す
るため弁体の移動方向に長型化するというという弊害は
生じない。しかしながら、従来の揺動式ゲ−トバルブ装
置は、二重のベロ−ス61を介して可動弁座板62を移
動させる構成を採用しているため、ゲ−トバルブ装置の
耐久性は、ベロ−ス61の耐久性によるところが大きい
という技術的課題があった。
【0011】すなわち、前記べロ−スはゴム等の弾性体
により構成されており、ゲ−トバルブ装置を通過する処
理ガスに曝されるほか、処理ガスの温度の影響を受け
る。特に、半導体製造過程で用いた場合、半導体製造過
程において用いられる高温の各種ガス(例えば、ヒ素、
ガリウム、塩素、Poly−Si、フッ素等)と接触す
る。その結果、前記べロ−スの弾性特性は変化し、ひい
てはべロ−ス自体が破損する等の技術的課題があった。
また、半導体製造工程において、ベロ−スに反応生成物
が蓄積し、ベロ−スの寿命を短くするという問題があっ
た。このような環境下におかれるベロ−スを可動弁座板
を移動させる手段として用いることは、ゲ−トバルブ装
置自体の信頼性、耐久性を向上させる面からも好ましい
ものではなかった。
【0012】本発明は上記技術的課題を解決するために
なされたものであり、ゲ−トバルブを大型化することな
く、しかも弁体の可動部材としてベロ−ズ等の弾性部材
を用いることなく、確実に動作し得る、信頼性、耐久性
に優れたゲ−トバルブ装置を提供すること目的とするも
のである。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明にかかるゲ−トバ
ルブ装置は、弁ケ−スと、前記弁ケ−スに取り付けられ
る、弁口が形成された弁口部材と、前記弁口部材の弁口
の開放、閉塞を行う弁体と、前記弁体が一端部が取り付
けられ、その略中間部分が支持された操作棒と、前記操
作棒の他端部に取り付けられ、弁体を弁口位置と非弁口
位置の間を移動させるために操作棒を揺動させる揺動手
段と、前記操作棒の他端部に取り付けられ、操作棒に取
り付けられた弁体を弁口部材に押圧し、弁口を閉塞する
ために、操作棒をてこ運動させるてこ運動手段とを備え
ていることを特徴としている。
【0014】本発明にかかるゲ−トバルブ装置はこのよ
うに構成されているため、ゲ−トバルブ装置が大型化す
ることはなく、特に、弁体の移動方向に長型化すること
はなく、ゲ−トバルブ装置の小型化が図られる。また、
ベロ−スような弾性部材を介して弁体(可動弁座板)を
移動させる構成を備えていないため、ゲ−トバルブ装置
の耐久性を向上させることができる。その結果、ゲ−ト
バルブ装置自体の信頼性、耐久性を向上させることがで
きる。
【0015】ここで、てこ運動手段は、前記揺動手段に
よって弁体が弁口部材の弁口に位置した状態において、
前記操作棒の他端部を弁口方向に移動させ、操作棒に取
り付けられた弁体を弁口部材に押圧、圧接するように構
成されていることが望ましい。
【0016】また、前記揺動手段は、揺動自在に軸支さ
れたシリンダと、前記シリンダに対して伸縮自在に形成
されたピストンロッドと、前記ピストンロッドと操作棒
とを連結する連結手段とを備えていることが望ましく、
前記てこ運動手段は、前記ピストンロッドの移動によっ
て回転する内周部にねじ部が形成された固定ねじ部と、
前記固定ねじ部と噛合し、前記固定ねじ部の回転によっ
て上下動する外周部にねじ部が形成された昇降ねじ部と
を備えたねじジャッキ部であることが望ましい。
【0017】前記連結手段は、ピストンロッドの先端に
一端が回動自在に設けられたレバ−であって、前記レバ
−に対して内周部にねじ部が形成された固定ねじ部が一
体に形成されると共に、前記固定ねじ部と噛合し、前記
固定ねじ部の回転によって上下動する外周部にねじ部が
形成された昇降ねじ部が操作棒の端部に設けられている
ことが望ましい。
【0018】このように構成されているため、弁体はピ
ストンロッドの移動によって揺動運動し、弁口方向に移
動する。そして弁体が弁口部材の弁口に位置した状態に
おいて、ピストンロッドによってレバ−が回動し、固定
ねじ部を回動させる。前記固定ねじ部の回動によって、
昇降ねじ部は上昇し、操作棒の他端部を弁口方向に移動
させ、操作棒に取り付けられた弁体を弁口部材に押圧、
圧接する。このように弁体を揺動運動からてこ運動に連
続的に移行でき、弁体の一連の連続的な動きによって、
弁口の開放、閉塞を行うことができる。
【0019】また、前記弁体は、弁体の周側部に形成さ
れ、弁口部材と気密に当接する当接部と、弁体の内側部
に形成された凹部とを備え、前記凹部の略中心部分にお
いて、前記操作棒と連結されていることが望ましい。こ
のように弁体の内側部には形成された凹部が形成されて
いるため、弁体の周側部に形成された当接部を弁口部材
に気密に当接させることができる。
【0020】更に、前記操作棒の弁体側部には、弁体を
加熱するためのヒ−タが配されていることが望ましい。
このように弁体をヒ−タによって加熱しているため、こ
のゲ−トバルブ装置を半導体製造工程において用いて
も、弁体に反応生成物が蓄積することはない。その結
果、当接部を弁口部材に気密に当接させることができ、
ゲ−トバルブ装置として長期的に安定して使用すること
ができる。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明にかかる実施形態に
ついて図面を参照して詳細に説明する。ここで、図1は
本発明に係るゲ−トバルブ装置の内部正面図であり、図
2は図1の側面断面図であり、図3及び図4は本発明に
係るゲ−トバルブ装置の動作状態を示す概略図である。
図に示すように、1aは弁ケ−スであって、前記弁ケ−
ス1aの両側壁には、弁口4、5が形成された環状の弁
口部材2、3が取付けられている。これらの弁口部材
2、3にそれぞれ開口した弁口4、5は同一直線上に配
置されるように、弁口部材2、3は弁ケ−ス1aに取り
付けられる。また、前記弁口部材2、3の端部は、シ−
ル部材6及び後述する保持部材7を介して機構ケ−ス1
bに取り付けられている。
【0022】また、前記弁ケ−ス1aの内部には弁体8
が収納され、この弁体8上面には球状部8aが形成さ
れ、前記球状部8aが操作棒9に形成された凹部9aに
嵌合することによって、前記操作棒9に対して、弁体8
が揺動自在に取り付けられる。また、前記弁体8は、弁
体8の周側部に形成され、弁口部材2と気密に当接する
当接部8bと、弁体8の内側部に形成された凹部8cと
を備えている。前記凹部8cの略中心部分において、前
記操作棒9の凹部9aと弁体8の球状部8aとが揺動自
在に嵌合している。更に、前記弁体8の当接部8bの下
面には前記弁口4の外周囲に位置するように環状のパッ
キン8dが設けられている。なお、弁体8は上記構成を
備えているため、前記操作棒9によって円板中心部に力
が作用すると、円板中心部はひずみ、弁体8は弁口部材
2と気密に当接する。
【0023】また操作棒9の一端には、前記したように
弁体8が取り付けられると共に、その略中間部分に球状
部9bが形成され、前記球状部9bはシ−ル部材21を
介して保持部材7によって保持されている。また、流通
するガスの外部への漏れを防止するため、前記保持部材
7に一端部が固定され、他端部が操作棒9にシ−ル部材
11を介して固定されたベロ−ズ10が設けられてい
る。更に、前記保持部材7と操作棒9の隙間を閉塞する
閉塞部材12が保持部材7の裏面に取り付けられてい
る。これによって、弁室13は弁ケ−ス1a、シ−ル部
材6、保持部材7、ベロ−ズ10シ−ル部材11によっ
て密閉され、機構室22と分けられている。
【0024】なお、前記ベロ−ズ10は、弁体8を可動
する部材ではなく、弁室8を流通するガスが機構室22
に流入するのを防止するために設けられたものであっ
て、万一、ベロ−ズ10が破損しても、保持部材7の裏
面には閉塞部材12が設けられているため、流通するガ
ス等が機構室22に流入する等の事故を防止することが
できる。
【0025】また前記操作棒9の他端は、ねじジャッキ
部14に連結されている。また前記ねじジャッキ部14
にはレバ−15が設けられ、前記レバ−15は基台18
に平行に回動自在なシリンダ17のピストンロッド16
に、ガイドコロ24を介して連結されている。前記ねじ
ジャッキ部14は、外周部にねじ部が形成された昇降ね
じ部14aと、前記昇降ねじ部14aのねじ部と噛合す
るねじ部が内周部に形成されると共に、その外周部に前
記レバ−15が一体に形成された固定ねじ部14bとか
ら構成されている。なお、前記固定ねじ部14bは固定
ねじ部14bの揺動が規制されるまで、基台18の上を
平行に移動するように構成されている。
【0026】このように、ねじジャッキ部14が形成さ
れているため、ピストンロッド16の平行回動移動に伴
い、ガイドコロ24を介してその平行回動運動が伝達さ
れ、当初固定ねじ部14bは基台18上面と平行に揺動
する。そして、所定位置において、固定ねじ部14bの
揺動が規制された状態において、更にピストンロッド1
6が移動すると、ピストンロッド16はレバ−15を回
動させ、固定ねじ部14bを基台18上に押し付ける。
そして更に、レバ−15を回動させると、固定ねじ部1
4bと昇降ねじ部14aと噛合しているため、昇降ねじ
部14aが上昇する。
【0027】また、前記シリンダ17の下面には支軸1
9が設けられ、前記シリンダ17がその軸を中心に揺動
可能に構成されている。更に、前記ねじジャッキ部14
の移動方向には、前記ねじジャッキ部14の移動を阻止
する突起部20が形成されている。
【0028】また、図2に示すように、前記操作棒9の
弁体側部には、弁体8を加熱するためのヒ−タ23が配
置されている。このように弁体8をヒ−タ23によって
加熱することにより、ゲ−トバルブ装置を半導体製造工
程において用いても、弁体8に反応生成物が蓄積するこ
とはない。なお、図2中、25は前記ヒ−タ23に電力
を供給する接続線である。
【0029】次に、本発明にかかるゲ−トバルブ装置の
動作について、図3及び図4に基づいて説明する。な
お、図3は弁口4が開放したした状態を示した図であっ
て、図4は弁口2が閉塞された状態を示した図である。
図3に示すように、弁口4が開いた状態にあっては、ピ
ストンロッド16は収縮した状態にあり、弁体8は非弁
口位置において弁口部材2から浮いた状態にある。
【0030】そして、ピストンロッド16が収縮した状
態から徐々に伸長するにつれて、シリンダ17は支軸1
9を中心に徐々に反時計方向に回動する。このとき、ピ
ストンロッド16は基台18と平行に回動、伸長する。
したがって、ねじジャッキ部14は基台18上面を基台
18に対して平行に揺動すると共に、ガイドコロ24の
中心とガイドコロ24と操作棒の接触点を通る線分(0
9−024)と、レバ−15の中心線(ガイドコロ24
とねじジャッキ部14の中心を結ぶ線分)とのなす角度
(∠09−024−014)、及びレバ−15と操作棒
9とのなす角度(∠024−014−09)が変化する
ことなく、移動する。その結果、弁体8は弁口部材2か
ら浮いた状態を維持しつつ、操作棒9の球状部9bを中
心に揺動する。
【0031】そして、弁体8が弁口4に位置する弁口位
置まで揺動すると、ねじジャッキ部14が突起部20に
当接し、移動(摺動)が阻止される。この状態におい
て、前記ピストンロッド16がさらに伸長を続けると、
ねじジャッキ部14と基台18の平行揺動から解除さ
れ、ピストンロッド16はレバ−15を回動させ、固定
ねじ部14bを回動させる。このとき、図2に示すよう
に固定ねじ部14bは基台18上に接し、固定ねじ部1
4bと噛合している昇降ねじ部14aを上昇させる。そ
の結果、操作棒9の弁体8は球状部9bを中心として、
弁口2方向に揺動し、弁体8を弁口部材2に当接させ
る。このとき、操作棒9の凹部9aと弁体8の球状部8
aとは揺動自在に連結されているため、弁体8の中央部
に荷重(押し付け力)を集中させることができ、弁体8
は凹部8cの薄板部分のバネ力により弁口部材2に対し
て平行に当接する。
【0032】そしてまた、弁体8が弁口部材2に対して
平行に当接した状態から、更にピストンロッド16を伸
長させ、昇降ねじ部14aを上昇させると、操作棒9は
前記球状部9bを支点としていわゆるてこ運動によっ
て、弁体8を弁口部材2に押圧、圧接させる。このと
き、弁体8にはその内側部分に凹部8cが形成されてい
るため、前記押圧によって弁体8に変形(たわみ)が生
ずる。その結果、弁体8の当接部8bは弁口部材2に対
して、圧接、密着させることができる。特に、弁体8の
当接部8bにはパッキン8dが設けられているため、弁
口部材2に対して密着させることができる。その結果、
図4に示すように弁体8によって弁口4を閉塞すること
ができる。
【0033】また、図4に示した弁口4の閉塞状態から
弁口4を開放するには、ピストンロッド16を収縮させ
ることによって、前記した動作と逆の動作、すなわち、
昇降ねじ部14aを下降させることにより、弁体8は弁
口部材2の押圧、圧接状態から開放される。更に、ピス
トンロッド16を収縮すると、弁体8は弁口部材2から
離れ、操作棒9は球状部9bを中心に揺動し、図3に示
す状態に復帰する。
【0034】なお、上記実施形態ではべロ−ズ10を用
いて、弁室13と機構室22とを分けたが、このベロ−
ズ10は特に必要ではなく、閉塞部材12のみによっ
て、弁室13と機構室22とを分けても良い。ただし、
実施形態のようにべロ−ズ10を用いた場合には、より
弁室13の気密が図られるため好ましい。
【0035】また、上記実施形態ではヒ−タ23を設け
た場合について説明したが、反応生成物等が発生しない
場合には、特に必要としない。
【0036】
【発明の効果】本発明にかかるゲ−トバルブ装置は、弁
体を揺動させると共に、いわゆるてこ運動により弁口部
材に押圧、圧接し、弁口を閉塞するように構成されてい
るため、従来のような摺動形式のゲ−トバルブ装置のよ
うに大型化することはない。特に、長型化することはな
い。また、弁体の可動部材としてベロ−ズが用いられて
いないため、べロ−スの弾性特性変化、破損による影響
を受けることなく、ゲ−トバルブ装置を使用することが
できる。その結果、ゲ−トバルブ装置の耐久性が向上
し、長期間の使用上の信頼性を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明にかかるゲ−トバルブ装置の内
部の正面図である。
【図2】図2は、本発明にかかるゲ−トバルブ装置の側
面断面図である。
【図3】図3は、本発明にかかるゲ−トバルブ装置の動
作状態を示す内部の概略正面図である。
【図4】図4は、本発明にかかるゲ−トバルブ装置の動
作状態を示す内部の概略正面図である。
【図5】図5は、従来のゲ−トバルブ装置を示す断面図
である。
【図6】図6は、従来のゲ−トバルブ装置を示す断面図
である。
【符号の説明】 1a 弁ケ−ス 2 弁口部材 3 弁口部材 4 弁口 5 弁口 7 保持部材 8 弁体 9 操作棒 9b 球状部 10 ベロ−ズ 11 シ−ル部材 12 閉塞部材 13 弁室 14 ねじジャッキ部 14a 昇降ねじ部 14b 固定ねじ部 15 レバ− 16 ピストンロッド 17 シリンダ 18 基台 19 支軸 20 突起部 22 機構室 23 ヒ−タ 24 ガイドコロ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 阿久津 功 千葉県八千代市大和田新田495番地 大亜 真空株式会社内 Fターム(参考) 3H053 AA02 AA22 AA25 AA31 BD10 DA09 DA12 3H063 AA05 BB12 BB22 BB32 BB36 BB37 BB41 DA15 DB44 GG11 GG15

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 弁ケ−スと、前記弁ケ−スに取り付けら
    れる、弁口が形成された弁口部材と、前記弁口部材の弁
    口の開放、閉塞を行う弁体と、前記弁体が一端部に取り
    付けられ、その略中間部分が支持された操作棒と、前記
    操作棒の他端部に取り付けられ、弁体を弁口位置と非弁
    口位置の間を移動させるために操作棒を揺動させる揺動
    手段と、前記操作棒の他端部に取り付けられ、操作棒に
    取り付けられた弁体を弁口部材に押圧し、弁口を閉塞す
    るために、操作棒をてこ運動させるてこ運動手段とを備
    えていることを特徴とするゲ−トバルブ装置。
  2. 【請求項2】 てこ運動手段は、前記揺動手段によって
    弁体が弁口部材の弁口に位置した状態において、前記操
    作棒の他端部を弁口方向に移動させ、操作棒に取り付け
    られた弁体を弁口部材に押圧、圧接するように構成され
    ていることを特徴とする請求項1に記載されたゲ−トバ
    ルブ装置。
  3. 【請求項3】 前記揺動手段は、揺動自在に軸支された
    シリンダと、前記シリンダに対して伸縮自在に形成され
    たピストンロッドと、前記ピストンロッドと操作棒とを
    連結する連結手段とを備えていることを特徴とする請求
    項1または請求項2に記載されたゲ−トバルブ装置。
  4. 【請求項4】 前記てこ運動手段は、前記ピストンロッ
    ドの移動によって回転する内周部にねじ部が形成された
    固定ねじ部と、前記固定ねじ部と噛合し、前記固定ねじ
    部の回転によって上下動する外周部にねじ部が形成され
    た昇降ねじ部とを備えたねじジャッキ部であることを特
    徴とする請求項1または請求項2に記載されたゲ−トバ
    ルブ装置。
  5. 【請求項5】 前記連結手段は、ピストンロッドの先端
    に一端が回動自在に設けられたレバ−であって、前記レ
    バ−に対して内周部にねじ部が形成された固定ねじ部が
    一体に形成されると共に、前記固定ねじ部と噛合し、前
    記固定ねじ部の回転によって上下動する外周部にねじ部
    が形成された昇降ねじ部が操作棒の端部に設けられてい
    ることを特徴とする請求項3に記載されたゲ−トバルブ
    装置。
  6. 【請求項6】 前記弁体は、弁体の周側部に形成され、
    弁口部材と気密に当接する当接部と、弁体の内側部に形
    成された凹部とを備え、前記凹部の略中心部分におい
    て、前記操作棒と連結されていることを特徴とする請求
    項1乃至請求項5のいずれかに記載されたゲ−トバルブ
    装置。
  7. 【請求項7】 前記操作棒の弁体側部には、弁体を加熱
    するためのヒ−タが配されていることを特徴とする請求
    項1乃至請求項6のいずれかに記載されたゲ−トバルブ
    装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2004286131A (ja) * 2003-03-24 2004-10-14 Smc Corp ゲートバルブ
JP6427254B1 (ja) * 2017-12-13 2018-11-21 株式会社ブイテックス ゲートバルブの開閉機構

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