JP2000045656A - 移動扉への通電装置及びこれを備えた防災用扉 - Google Patents

移動扉への通電装置及びこれを備えた防災用扉

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JP2000045656A
JP2000045656A JP10246482A JP24648298A JP2000045656A JP 2000045656 A JP2000045656 A JP 2000045656A JP 10246482 A JP10246482 A JP 10246482A JP 24648298 A JP24648298 A JP 24648298A JP 2000045656 A JP2000045656 A JP 2000045656A
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Mitsuaki Shoji
光昭 庄司
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 移動するケーブルを廃し、僅かなスベースで
済み、外観上の煩わしさのない簡便な移動扉への通電装
置及びこれを備えた簡易な防災用扉を得ること。 【解決手段】 上方に敷設されたレールに回動自在な戸
車が枢着された移動可能な扉の該レールに平行して敷設
された非導電体製のベース板と該ベース板に固着された
上下一対の平行する導電体製配線材の導電部と、扉上部
に固着され上下一対の摺動孔が穿設され該摺動孔から出
入り可能な一対の導電体製電極を装着する電極収納部と
該電極に固着されたストッパー及びばねを内臓するばね
収納部とが連設された非導電体製ホルダーとばね固着具
と引出し導線とを有する電源導入部とを備え、対向配置
した配線材と電極間の接圧をばねによって常時保持し該
配線材端末側よりの電気信号を扉まで伝達可能とした移
動扉への通電装置及びこれを自動切換装置に連結した防
災用扉。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、レールの沿って移
動可能な扉への通電装置及びこれを備えた防災用扉の改
良に関する。
【0002】
【従来の技術】移動可能な扉、例えば病院、老人ホー
ム、オフィス、倉庫、一般住宅等の出入り口にとりつけ
てある重量のある引戸において、火災等の緊急事態が発
生した場合、煙の吹き出し、火災の延焼等を防止する必
要性から出入口は引戸で閉止した状態としておき、避難
者や消火活動のための消防士等が出入する際に引戸を自
由に開くことができるようにしなければならない。この
対策として、本発明者は先に特開平7−189389号
公報記載の防災用扉の自動切換装置を開発した。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記先行技術では、火
災等の発生時に扉の開閉作動制御を火災報知器等からの
信号より電磁石を勵磁せしめて切換えていた。そのため
に、移動可能な扉まで電源からの通電をしなければなら
ず、従来は長尺のケーブルを吊下げたまま移動させてい
た。このため、ケーブルの上下左右の移動空間が必要な
上に、外観上も煩しものであった。本発明は、前記先行
技術における移動するケーブルを廃し、僅かなスペース
で済み、外観上の煩わしさのない簡便な移動扉への通電
装置及びこれを備えた作動性の確実な簡易な防災用扉を
得ることを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に、請求項1の発明にあっては、上方に敷設されたレー
ルに回動自在な戸車が枢着された移動可能な扉の該レー
ルに平行して敷設された非導電体製のベース板と該ベー
ス板に固着された上下一対の平行する導電体製配線材の
導電部と、前記扉上部に固着され上下一対の摺動孔が穿
設され該摺動孔から出入り可能な一対の導電体製電極を
装着する電極収納部と該電極に固着されたストッパー及
びばねを内臓するばね収納部とが連設された非導電体製
ホルダーとばね固着具と引出し導線とを有する電源導入
部とを備え、対向配置した前記配線材と電極間の接圧を
前記ばねによって常時保持し該配線材端末側よりの電気
信号を前記扉まで伝達可能とした移動扉への通電装置に
より解決した。請求項2の発明にあっては、ベース板に
配線材に合わせた断面形状の一対の溝を刻設し該溝に該
配線材を嵌着して接着した請求項1に記載の移動扉への
通電装置とするのが好ましい。請求項3の発明にあって
は、ばね収納部を円弧部と該円弧内面に突出する突出部
よりなる筒状とし該ばね収納部に円筒状の止め輪収納部
を連設し、E形止め輪を電極の溝に嵌着したストッパー
と前記止め輪収納部に抜出し不能に圧入された孔止め輪
によるばね固着具との間にコイルばねを挟着し、前記E
形止め輪の開口する周面と前記突出部の位置を合わせて
前記電極の配線材との接圧による前後方向移動を許容し
周囲方向への回動を制限可能とした請求項1又は2に記
載の移動扉への通電装置とするのが好ましい。請求項4
の発明にあっては、両方向係止クラッチ機構を組込んだ
制御歯車体を扉上部に回動可能に固設し該制御歯車体の
外輪歯車部と戸車の歯車部を噛合させ、前記両方向係止
クラッチ機構により前記戸車の回動で移動する前記扉を
任意位置で停止し、逆方向の移動を所定トルク以内で阻
止可能とすると共に、請求項1〜3のいずれかに記載の
移動扉への通電装置からの電気信号で作動する自動切換
装置を前記扉上部に設けて前記外輪歯車部と歯車部との
噛合を解除可能とした防災用扉により解決した。請求項
5の発明にあっては、自動切換装置は、扉上部に固設さ
れた取付金具に回動可能に枢着され上部に制御歯車体が
支持され外輪歯車部と歯車部の噛合い解除方向に付勢す
るばねを有する回動板と、前記取付金具の回動板下部に
接して固設さればねで非通電時に突出方向に付勢された
出入材が嵌装された電磁石と、前記取付金具に回動可能
に枢着され前記電磁石の非通電時に前記出入材先端と係
合可能で係合解除方向にばねで付勢された揺動片と、前
記揺動片より前記取付金具の開口部を貫通して突設され
たリセット受けとを備え、前記電磁石への通電装置から
の電気信号による前記出入材と揺動片との係合解除によ
り前記回動板を前記外輪歯車部と歯車部の噛合い解除方
向に回動可能としリセット受けの駆動により噛合い復元
可能とした請求項4に記載の防災用扉とするのが好まし
い。
【0005】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図面に基づ
き以下詳細に説明する。図1は、本発明の通電装置及び
防災扉の一例の概略全体正面図である。図2は、図1の
防災扉上部を示す概略斜視図である。図3は、図1の通
電装置の電源導入部で、(a)裏面図、(b)A・A断
面図、(c)B・B断面図である。図4は、図3の通電
装置の電源導入部の分解斜視図である。図5は、図1の
通電装置の導電部で、(a)ベースの正面図(b)ベー
スのC・C断面図、(c)配線材の一例の正面図、
(d)配線材の他例の正面図である。図6は、本発明の
防災扉の自動切換装置の一例の両方向係止クラッチ機構
を組込んだ制御歯車体の縦断裏面図である。図7は、図
6の制御歯車体の両方向係止クラッチ機構の作動中の一
部縦断裏面図である。図8は、図6、7の両方向係止ク
ラッチ機構の分解斜視図である。図9は、本発明の自動
切換装置の一例で、(a)平面図、(b)側面図、
(c)、通常時における裏面図、(d)緊急時における
裏面図、(e)リッセト具の側面図である。図10は、
図3〜5及び図9の通電装置及び自動切換装置の組立て
概略斜視図である。以下の説明において、扉の自動切換
装置及び通電装置を装着した方(図1において手前側)
を前又は表側とし反対側を後又は裏側とし、前側から後
側に向かって見て左右、上下として説明する。又同様な
構成については符号記載及び詳細説明を省略する。
【0006】図1は、出人口を開閉する吊戸式の大形で
重い引戸の扉に実施した本発明の防災扉の例で、自動切
換装置X及び通電装置Yを備えている。大形で重い可動
体よりなる扉1は、これに取付けた戸車3によって出入
口Aの上壁部Bに閉成方向に向かって次第に下降するよ
うに左下がりに僅かに傾斜して配設されたレールCに回
動自在に吊下し開閉可能に取付けられている。先ず、自
動切換装置Xについて詳述する。図6〜9も参照して、
戸車3は、その主軸4を扉1の上框に取付けた取付金具
2に固定し、主軸4はボールベアリング軸受5を介して
回転自在に外輪体6を取付け、外輪体6には上記レール
Cに係合するレール係合講7が形成され、その片側に歯
車部8が形成されている。制御歯車体9は、支軸10と
外輪歯車部11との間に両方向係止クラッチ機構12が
組込まれて外輪歯車部11を回転可能に制御し、外輪歯
車部11を上記戸車3の歯車部8と噛合するようにその
支軸10を取付部材である回動板23の上部裏側に略コ
字形に折曲げ形成した取付片23aに固定する。回動板
23は、その上部をピン26を支点として取付金具2の
本体2aに回動可能に枢着すると共に、取付片23aに
取付けた制御歯車体9と反対側の下方に切換機構である
電磁石24が取付けられ、ピン26に中心部が巻回され
上端が取付片23aに固定され下端が電磁石24の先端
縁部に当接された線条ばね23bが装着されている。線
条ばね23bは、図9(c)に示す戸車3の歯車部8と
外輪歯車部11の噛合い位置から図9(d)に示す歯車
部8と外輪歯車部11の噛合い解除位置へ矢印R方向に
付勢されている。回動板23は上部と下部がずれた形状
とされ、下部の一方が電磁石24の先端直上本体2aに
固着されたストッパー23cに当接する非通電時の図9
(c)に示す位置から、下部の一方がストッパー23c
から離隔し通電時の図9(d)に示す位置へ矢印R方向
移動可能とされている。電磁石24には非通電時に突出
方向にコイルばね25aで付勢された出入材25を嵌装
して、その先端を取付金具2の本体2a下部で電磁石2
4に向き合う位置に突設されたピン27aを支点として
回動可能に枢着された揺動片27の先端係止部27dが
電磁石24非通電時に係合可能とされている。揺動片2
7は内部空間部を有し一端を該空間部に他端を取付金具
2の本体2aに固着しピン27aに中心部が巻回された
線条ばね27bが装着され、ピン27aを中心として図
9(c)に示す略水平位置から図9(d)に示す斜め上
方位置への矢印N方向に付勢されている。揺動片27の
電磁石24寄り一端中央部にパイプ状のリセット受け2
7cが手前に向けて突設されている。回動板23の下部
は線条ばね23b及び27bの作用によって、揺動片2
7の電磁石24寄り一端が図9(c)に示す位置から揺
動片27の矢印N方向への移動によって図9(d)に示
す位置へ移動可能とされている。取付金具2は、略方形
板状材製本体2aの左右上側部に後向きに折曲げ形成し
た一対のホルダー取付片2bと、本体2aの下部に穿設
されたピン27aを中心とする揺動片27の揺動に伴っ
てリセット受け27cが通過可能な形状の開口部2c
と、下端縁に一対の略U字形の切欠部をもち取付金具本
体2aと直角に後向きに折曲げ形成した扉取付片2dと
を有している。ホルダー取付片2bは、後述する電源導
入部35のホルダー36を固着するためのもので、一方
側のみあればよいが、開き勝手によって、レールCの端
部に装着されている戸当たり50に当接しないようにす
るため、左右選択可能に両側に設けておいた方が使い勝
手がよい。リセット具28は、図9(e)に示す通り、
基部は円筒状材で先端にリセット受け27cに着脱可能
な径を有するピン28aが突設され、図9(b)に二点
鎖線で示す通り、取付金具2の手前側よりリセット受け
27cにピン28aを嵌着して簡易に操作駆動可能であ
る。リセット具28に代えてフック、紐等によってリセ
ット受け27cを復元方向へ駆動することとしでもよ
い。図9(c)に示す電磁石24への非通電時には、揺
動片27の先端係止部27dが出入材25と係合し、制
御歯車体9の外輪歯車部11と戸車3の歯車部8が噛合
状態にあるが、図9(d)に示す電磁石24への通電時
には、電磁石24の動磁で出入材25が揺動片27の先
端係止部27dから離脱するように矢印V方向に作動
し、これにより回動板23の下部が矢印Rに示すように
回動して、外輪歯車部11と歯車部8の噛合が外れて間
隙wを保つことができる。
【0007】制御歯車体9の両方向係止クラッチ機構1
2は、基本的には上記先行技術の特開平7−18939
号公報に開示されている両方向係止クラッチと同様の機
構である。この両方向係止クラッチ機構12は、図6〜
8に示すように、外輪歯車部11に回動不能に嵌合した
内筒体13内に、支軸10を中心として、制御板14、
回動保持体15、受けリング16、ローラーピン17、
弾性線材18よりなる部材が組込まれている。外輪歯車
部11は、一側が壁面11aで、他側が開口11bをも
つ筒状に形成されている。そして壁面11aに穿設した
貫通孔11cに支軸10を挿通し、ぞの外周面部に形成
した嵌合凹部11dに嵌合した軸受リング21に支軸1
0を挿通する。内筒体13は、一側が壁面13aで、他
側が開口13bをもつ筒状に形成されている。そして壁
面13aには支軸10を挿通する貫通孔13cが穿設さ
れ、支軸10に嵌合した軸受リング21にワッシャー2
2を介して内筒体13を外輪歯車部11内に回動不能に
嵌合する。制御板14は、支軸10を挿通する貫通孔1
4aが穿設された略環状に形成され、貫通孔14aの内
周面の所定箇所、本例では3箇所に凹溝14bが切欠さ
れている。この凹溝14bは中央部が最浅部14cで、
その両側が深くなるような略つの形状に退避溝部14
d、14dが形成されている。また外周部にも凹溝14
bに向かって略円弧状の遊動切欠部14eが形成されて
いる薄板材からなり、この制御板14を複数枚、例えば
10枚重合して回動保持体15の両側に、これを挟み込
むように夫々内筒体13内に回動不能に嵌合する。回動
保持体15は、中央部に支軸10を挿通する貫通孔15
aが穿設され、その内周面には、制御板14の凹溝14
aに対応する3箇所に、凹溝14aよりも幅狭のローラ
ーピンを支持する保持溝15bが形成され、また外周部
には保持溝45bに対応する箇所に弾性線材18を挿入
する線材嵌合溝15cが切欠されている。受けリング1
6は、回動保持体15に嵌合して、回動保持体15と一
体に内筒体13内に回動可能に嵌合する。ローラーピン
17は、支軸10の外周面と制御板14の凹溝14b及
び回動保持体15の保持溝15bに形成された空間部分
に亘って挿入される。弾性線材18は、制御板14の遊
動切欠部14e及び回動保持体15の線材嵌合溝15c
に挿入され、その一端は、内筒体13の壁面13aに穿
設された小孔13dに挿入係止し、他端を内筒体13の
開口13bに回動不能に密嵌した押え板19に穿設され
た小孔19bに挿入係止する。そして、押え板19の貫
通孔19aに支軸10を貫通して、支軸10にワッシャ
ー22を介して軸受リング21を嵌合し、軸受リング2
1を軸受蓋板20の嵌合凹部20bに嵌入すると共に、
軸受蓋板20に穿設した貫通孔20aに支軸10を挿通
して、軸受蓋板20を外輪歯車部11の開口11bに密
嵌して両方向係止クラッチ機構12が組立てられる。前
記の通り組立てられた自動切換装置xは、扉1の上框に
取付金具2の扉取付片2dの一対の切欠部を例えばボル
ト等の固着具によって前後位置を調整して固着される。
ここで、自動切換装置Xは前記構成に限定されず、例え
ば特開平7−18939号公報記載のものを用いること
もできる。
【0008】次に、図2〜5、10を参照して本発明の
通電装置Yを詳述する。通電装置Yは、導電部30と電
源導入部35とからなっている。導電部30は、ベース
板31と、ベース板31に固着される配線材32又は3
3とを有している。ベース板31は、図5(a)、
(b)に示す様に非導電体例えば硬質プラスチック製の
幅狭の長尺材で、断面形状として表面側に中心間隔Pで
幅Q一対の長方形溝31aと、溝31aから外側に通
ずる幅Qの一対の通電口31bとを有しベース板31
長手方向に延びている。又ベース板31の幅中心線に沿
って長手方向に間隔をおいて穿設された複数の取付孔3
1cと、裏面側より幅Qの長方形溝31aの略幅中心
部に長手方向に間隔をおいて注入口31dが穿設されて
いる。注入口31dの裏面側入り口部は接着剤を注入し
易いように皿状に形成するのが好ましい。配線材32及
び33は導電体例えば銅製の長尺材で、配線材32は図
5(c)に示す通り断面方形の板材で、前記ベース板3
1の溝31aに嵌挿可能な断面形状の幅Qにとられ一
方端末部(本例では右側)に導線連結孔32aが穿設さ
れている。又配線材33は図5(d)に示す通り断面台
形の棒材で端末部に導線連結孔33aが穿設されている
が、この場合にはベース板31は配線材33が嵌挿可能
のように溝31aの断面形状を方形から手前側大寸の台
形に代える必要がある。配線材32及び33の断面形状
は前記に限定されず、例えば円形、多角形、異形などで
あってもよく、その場合には長方形溝31aはその形状
に合わせる必要がある。ここで、ベース板31と配線材
32又は33との固着は接着剤の注入によっているが、
これに限定されず配線材32又は33を直接ベース板3
1にねじ込み、接着してもよい。導線連結孔32a又は
33aには通常一対の電源用導線45が連結され、コネ
クタ46を介して電源部34に導通されるが、電源部3
4は特に限定は無く例えば火災報知器等からの信号に連
動するよう離隔位置にある機器より通電操作されるもの
である。
【0009】電源導入部35は、図3、4を参照して、
ホルダー36と、電極37と、ストッパー38と、コイ
ルばね39と、ばね固着具として止め輪40と、引出し
用導線41と固着具42とを有している。ホルダー36
は非導電体例えば硬質プラスチック製の略方形体で、細
幅前後面の上下に幅方向中心線を合わせ前記ベース板3
1の長方形溝31a中心間隔Pと同じ間隔で裏面側より
穿設された各一対の直径dの摺動孔36aよりなる電極
摺動部と、摺動孔36aの手前中部に断面で直径dより
僅かに大きい直径Dの円弧部36bと円弧内面に突出す
る例えば略台形状の突出部36cとよりなる一対のばね
収納部と、前面側に直径Dの嵌合孔36dよりなる一対
の止め輪収納部とが連設され同軸に各孔が穿設されてい
る。又ホルダー36の上下中間には空洞の中抜き部36
fが設けられているが、これは重量軽量化と、成形性の
向上のためであり、必ずしも必要とはしない。更にホル
ダー36左右側面の下部には、電極摺動部、ばね収納部
及び止め輪収納部の各孔と交差しない位置で直交する方
向に略長円形の固着孔36eが穿設されている。これ
は、後述する固着孔36eに例えばボルト等の固着具4
2を嵌挿しホルダー取付片2bの一方(図1、2、10
の例では左側)に固着し、前後に多少可動性をもたせる
ために略長円形とし位置調整可能としているが、必ずし
もこの位置調整が必要でない場合には一対の丸孔を穿設
することとしてもよい。電極摺動部には摺動孔36aを
貫通して一対の電極37が装着され、ばね収納部には各
一対のストッパー38及びコイルばね39が内臓され、
嵌合孔36dには一対の孔止め輪40が装着可能とされ
ている。電極37は、摺動孔36aに摺動可能な直径d
の円筒体の導電体例えば銅製の一対で、裏面側先端部が
曲面に形成され、手前側より引出し用導線41を挿着可
能な円筒状孔37aが穿設され、手前寄り表面周囲にス
トッパー38が嵌着可能なリング状の溝37電極37は
bが刻設されている。この直径dは、前記通電口31b
の幅Qよりも僅かに小さくとられている。
【0010】ストッパー38は、金属弾性材製のE形止
め輪の一対で、電極37の溝37bに嵌着されて、ホル
ダー36への装着時にはばね収納部の最裏面側に達して
電極37の裏側への突出量を制限可能としている。スト
ッパー38は開口する周面38aをもち突出部36cに
向合わせることにより容易にばね収納部への挿入が可能
であるが、周面38aが周囲方向への回動すると該周面
38aが突出部36cに邪魔されて回動が制限可能とさ
れている。コイルばね39は、通常金属ばね材製の一対
で、ばね収納部に遊嵌可能な外径及び後述する電極37
と配線材32又は33との接圧を保持可能な強さを有し
ている。孔止め輪40は、通常金属弾性材製の一対で、
中心部円筒ボス状で周辺部花弁状の形状をもち嵌合孔3
6dに一旦圧入すると花弁先端部の圧力により抜出が不
能とされている。引出し用導線41は、電極37の円筒
状孔37aに例えば半田付け等により一方端末が固着さ
れ他方端末が手前側に延長されコネクタ43を介して一
対の電磁石用導線44を経て電磁石24に連結可能とさ
れている。ここで、ストッパー38としては前記E形止
め輪に限定されず、電極37の溝37b付近に電極37
の突出を制限可能とするリング状体を固着するか、ばね
固着具としては前記孔止め輪40に限定されず止め輪収
納部のねじにナット状体を螺合して固着するとかピン類
を埋込むなどによって、ストッパーとばね固着具の間に
コイルばね39を挟着保持可能とすることとしてもよ
い。又引出し用導線41は、電極37に一方端末が固着
されているが、これに限定されずコイルばね39又はば
ね固着具の孔止め輪40を導電性をもたせてこのいずれ
かに固着することとしてもよい。
【0011】通電装置Yの組立てについて説明する。導
電部30は、予めベース板31の一対の溝31aに一対
の配線材32を嵌着し注入口31dから接着剤を注入し
て配線材32をベース板31に固着し、上壁部B上部に
傾斜して配設されたレールCの直上に該レールCと平行
にベース板31を敷設し、取付孔31cに木ねじ等の固
着具を挿入して上壁部Bに固定され、このとき一対の配
線材32はそれぞれ中心間隔PでレールCの走行面に平
行にとられている。次に、ベース板31に嵌着し固着さ
れた配線材32の端末部の導線連結孔32aに一対の電
源用導線45を連結し、コネクタ46を介して電源部3
4と導通して組立てが完了する。ここで、ベース板31
の敷設は必ずしもレールCの直上に限定されず、戸車3
の妨げとならない位置でレールCと平行に敷設すればよ
い。電源導入部35は、ストッパー38を溝37bに嵌
着固定し、引出し用導線41の端末が円筒状孔37aに
固着された電極37をその裏側先端部よりホルダー36
の摺動孔36aに挿入し、ストッパー38がばね収納部
の最裏面側に達する位置で電極37前部がばね収納部に
突出する状態に装着する。次いで電極37前部に中心部
に引出し用導線41を通したコイルばね39後端部を遊
嵌し、更に中心部に引出し用導線41を通した孔止め輪
40をコイルばね39前端に当接して嵌合孔36dに圧
入し花弁先端部の圧力により抜出しを不能状態とし、コ
イルばね39をストッパー38と孔止め輪40の間に挟
着保持する。ストッパー38は開口する周面38aをば
ね収納部の突出部36cに向合わせることにより容易に
ばね収納部への挿入が可能である。次いで、ホルダー3
6の固着孔36eより一対の固着具42を嵌挿しホルダ
ー取付片2aの一方に固着するが、その際一対の配線材
32が通電口31b側に一対の電極37の裏側先端部が
摺動するように位置調整する。配線材32の中心間隔P
で、ホルダー36の一対の摺動孔36aの中心間隔Pで
ありしたがって一対の電極37も中心間隔Pであり、戸
車3がレールC上を回動して扉1が移動しても常時配線
材32が電極37先端部と対向位置にあって常時接触
し、扉1に揺れが生じても、コイルばね39の弾力作用
によって、電極37裏側先端部の配線材32と接触状態
で接圧を適正値に保持することができる。
【0012】自動切換装置Xの作動について説明する。
通常の図9(c)に示す電磁石24への非通電時には、
揺動片27の先端の係止部が出入材25に係合され、両
方向係止クラッチ機構12を組込んだ制御歯車体9は、
その外輪歯車部11と戸車3の歯車部8とが噛合状態に
あるので、扉1を開放方向Sに移動すると、これに取付
けた戸車3は外輪体6のレール係合溝7がレールC上を
図9(c)に示すように反時計方向Tに回転移動するの
で、戸車3の主軸4はボールベアリング軸受5を介して
扉1の全重量を受けて堅牢に且つ円滑に作動し、扉戸1
は軽快に走行することができる。これと同時に戸車3の
外輪体6はその歯車部8が制御歯車体9と噛合している
ので、制御歯車体9を図9(c)に示すように時計方向
Uに回転する。これにより外輪歯車部11に組込まれで
いる両方向係止クラッチ機構12は作動し、これに従っ
て図6に示すように内筒体13内の制御板14を時計方
向に回転するので、これに形成した凹溝14bの中央最
浅部14cに係止状態に位置しているローラーピン17
は、図7に示すように左側の退避溝部14dに移動する
が、その際、弾性線材18は制御歯車体9の回転によっ
てその弾性に抗して反時計方向に弓状に湾曲する。これ
は弾性線材18の中央部分が回動保持体15の線材嵌合
溝15cに挿入保持されているのに対して、両端を係止
している内筒体13と押え板19が、制御歯車体9の時
計方向の回転により、その弾性に抗して弓状に湾曲され
るものであるから、常に回動保持体15に時計方向の弾
発力が作用した状態でローラーピン17は、制御歯車体
9が時計方向に回転しつづける限り、左側の退避溝部1
4dに移動してフリー状態を保つ、これによって両方向
係止クラッチ12は支軸10に対して非係止状態となっ
て、該支軸10の周囲を外輪歯車部11と共に自由に回
転することができ、扉1を軽快に開放方向Sに移動する
ことができる。
【0013】扉1を完全に開放し、あるいは開放動作を
途中で止めると、レールCが閉成方向(Sと反対)に傾
斜しているため、扉1は閉成方向に所定内のトルクが付
与され、戸車3は上記と逆に時計方向に回転しようとす
るので、これに連動する制御歯車体9に反時計方向の回
転力が作用し、外輪歯車部11に組込まれている両方向
係止クラッチ機構12が作動し、これに従って内筒体1
3内の制御板14は時計方向に回転するので、図7に示
すように制御板14の凹溝14bの左側の退避溝部14
dにフリー状態に位置しているローラーピン17は、凹
溝14bの中央最浅部14c方向に移動しようとすると
共に、弓状に湾曲している弾性線材18の弾性復元力で
回動保持体15の時計方向の回転も作用して中央最浅部
14cに押戻されて図6に示すように係止状態となり制
御歯車体9を停止し、これに噛合っている戸車3の回転
を止める。これにより、扉1は閉成方向に逆戻りするこ
となく、全開位置または任意の停止位置で開放状態とな
って、振動等の不用意な外力が加わっても扉1は容易に
閉成することはない。さらに、この状態から、閉成方向
に所定以上のトルクを加えると、戸車3を介して制御歯
車体9は反時計方向に回転して両方向係止クラッチ機構
12が作動し、これに従って内筒体13内の制御板14
は反時計方向に回転するので、図6に示すように制御板
14の凹溝14bの中央最浅部14cに押戻されて係止
状態となっているローラーピン17は、右側の退避溝部
14dに移動してフリー状態を保つ、これによって両方
向係止クラッチ12は支軸10に対して非係止状態とな
って、支軸10の周囲を外輪歯車部11と共に自由に回
転することができ、扉1を軽快に閉成方向に走行するこ
とができる。そして閉成後において、両方向係止クラッ
チ機構12は、上記とは逆に開放方向に僅かなトルクを
加えただけでは、ローラーピン17が14bの中央最浅
部14cに係止してしまうため、停止力が働くことにな
る。したがって、開放方向に振動等の不用意な外力等が
加わっても扉1が容易に開放してしまうことはない。な
お、この停止力に抗して扉1を開放する場合には、この
停止力を解除できる程度の大きさのトルクを加えれば、
ローラーピン17の位置が退避溝部14d位置へ移動
し、再び開放作動できる。
【0014】図9(c)に示す電磁石24への非通電時
には、揺動片27の先端係止部27dが出入材25に係
合し、制御歯車体9の外輪歯車部11と戸車3の歯車部
8が噛合状態にあるが、このとき電磁石24に嵌装され
た出入材25はコイルばね25aで矢印Vと反対方向の
突出方向に付勢されており、揺動片27は線条ばね27
bによって斜め上方矢印N方向へ付勢されており、回動
板23は線条ばね23bによって矢印R方向に付勢され
ている。一方、電磁石24への通電時には、電磁石24
に嵌装された出入材25は電磁石24の勵磁によって一
旦矢印V方向に移動して揺動片27の先端係止部27d
と出入材25との係合がはずされて、揺動片27は矢印
N方向へ回動しこれと共に、線条ばね23bの作用によ
って回動板23の下部後側と揺動片27の電磁石24寄
りの手前側一端とが当接した状態で、回動板23は矢印
R方向に、それぞれ図9(c)に示す位置から図9
(d)に示す位置へと移動可能とされている。その結
果、図9(c)に示す電磁石24への非通電時には、制
御歯車体9の外輪歯車部11と戸車3の歯車部8が噛合
状態にあるが、電磁石24への通電時には電磁石24の
勵磁で出入材25が揺動片27の先端係止部27dから
離脱するように矢印V方向に作動し、これにより回動板
23の下部が矢印Rに示すように回動して、図9(d)
に示す通り、制御歯車体9の外輪歯車部11と戸車3の
歯車部8の噛合が外れて間隙wを保つことができる。直
後に出入材25はコイルばね25aの作用で矢印Vと反
対方向に突出状態になる。ここで、外輪歯車部11と歯
車部8の噛合が外れ、戸車3はフリーに回転できる状態
となる。これによって、戸車3は傾斜したレールC上を
回転走行して、扉1を容易に閉成方向に移動して出入口
Aを完全に閉鎖し、煙が吹き出し、火災の延焼を確実に
防止することができる。その上、戸車3は自由に回転で
きる状態となっているので、扉1をフリー、軽快に開口
して、避難者や消火活動のための消防士等が容易に出入
することができる。図9(d)に示す状態から図9
(c)に示す状態への復元は、リセット具28のピン2
8aをリセット受け27cに嵌着して取付金具2の開口
部2cに沿って揺動片27を矢印Nと反対方向に人力で
移動し、回動板23の下部を矢印Rと反対方向に移動
し、外輪歯車部11と歯車部8が噛合状態に復元するこ
とができる。ここで、リセット具28でなく、フック、
紐等によってリセット受け27cを復元方向へ駆動して
もよい。ここで、自動切換装置として例えば特開平7−
18939号公報記載のものを用いた場合外輪歯車部1
1と歯車部8の噛合いは重力によって外しているのに対
し、前記詳述した自動切換装置Xにおいては、各所のば
ねによって積極的に作動せしめており、作動の確実性が
向上し、塵埃などによる影響を回避することができる。
【0015】通電装置Yの作動を説明する。ホルダー3
6はホルダー取付片2aの一方に固着する際に一対の配
線材32の通電口31b側に一対の電極37の先端部曲
面が摺動するよう調整されているので、扉1の開閉動作
中において戸車3がレールC上を回動し扉1が移動して
どの位置にあっても常時一対の配線材32が対応する一
対の電極37と接触状態にあり、たとえ扉1に揺れが生
じても、コイルばね39の弾力作用によって、電極37
と配線材32との接圧を適正値に保持することができ
る。又、ストッパー38をE形止め輪とした場合にはコ
イルばね収納部への挿入後はコイルばね39の弾性変形
の範囲内で前後方向には移動可能であるが、周囲方向へ
の回動は周面38aが突出部36cに邪魔されて回動が
制限されるので、電極37が一対の配線材32と接触状
態で移動する際に回動してその結果として引出し用導線
41が捻転するのを防止するのに有効である。そして、
火災等の緊急事態が発生した場合、離隔した場所に設置
されている火災報知器等に連動して電源部34に通電操
作され場合、電源34の一方極→電源用導線45の一方
→配線材32の一方→電極37の一方→引出し用導線4
1の一方→電磁石用導線44の一方→電磁石24→電磁
石用導線44の他方→引出し用導線41の他方→電極3
7の他方→配線材32の他方→電源用導線45の他方→
電源34の他方極との回路が形成されて、電磁石24を
確実に勵磁作動させることができる。
【0016】
【発明の効果】本発明の移動扉への通電装置によれば、
簡便な装置で、長尺のケーブルを吊下げたまま移動させ
る必要がなく、ケーブルの上下左右の移動空間が不要な
上に、外観上の煩しさがなく、扉の移動による揺れにも
対応可能である。又上記移動扉への通電装置と両方向係
止クラッチ機構をもった自動切換装置とを用いた防災用
扉は、火災等の緊急時に扉の開閉作動を自動的に切換え
ることができ、簡易な構造で作動が確実である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の通電装置及び防災扉の一例の概略全体
正面図である。
【図2】図1の防災扉上部を示す概略斜視図である。
【図3】図1の通電装置の電源導入部で、(a)裏面
図、(b)A・A断面図、(c)B・B断面図である。
【図4】図3の通電装置の電源導入部の分解斜視図であ
る。
【図5】図1の通電装置の導電部で、(a)ベースの正
面図(b)ベースのC・C断面図、(c)配線材の一例
の正面図、(d)配線材の他例の正面図である。
【図6】本発明の防災扉の自動切換装置の一例の両方向
係止クラッチ機構を組込んだ制御歯車体の縦断裏面図で
ある。
【図7】図6の制御歯車体の両方向係止クラッチ機構の
作動中の一部縦断裏面図である。
【図8】図6、7の両方向係止クラッチ機構の分解斜視
図である。
【図9】本発明の自動切換装置の一例で、(a)平面
図、(b)側面図、(c)、通常時における裏面図、
(d)緊急時における裏面図(e)リセット具の側面図
である。
【図10】図3〜5及び図9の通電装置及び自動切換装
置の組立て概略斜視図である。
【符号の説明】
1 扉 2 取付金具 2a 本体 2b、23a、 取付片 2c 開口部 3 戸車 6 外輪体 7 係合溝 8 歯車部 9 制御歯車体 11 外輪歯車部 12 両方向係止クラッチ機構 23 回動板 23b、27b 線条ばね 23c、38 ストッパー 24 電磁石 25 出入材 26、27a、28a ピン 27 揺動片 27c リセット受け 27d 係止部 28 リセット具 30 導電部 31 ベース板 31a、37b 溝 31b 通電口 32、33 配線材 35 電源導入部 36 ホルダー 36a 摺動孔 36b 円弧部 36c 突出部 36d 嵌合孔 37 電極 39 コイルばね 40 止め輪 41、44、45 導線 C レール P 中心間隔 X 自動切換装置 Y 通電装置

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上方に敷設されたレールに回動自在な戸
    車が枢着された移動可能な扉の該レールに平行して敷設
    された非導電体製のベース板と該ベース板に固着された
    上下一対の平行する導電体製配線材の導電部と、前記扉
    上部に固着され上下一対の摺動孔が穿設され該摺動孔か
    ら出入り可能な一対の導電体製電極を装着する電極収納
    部と該電極に固着されたストッパー及びばねを内臓する
    ばね収納部とが連設された非導電体製ホルダーとばね固
    着具と引出し導線とを有する電源導入部とを備え、対向
    配置した前記配線材と電極間の接圧を前記ばねによって
    常時保持し該配線材端末側よりの電気信号を前記扉まで
    伝達可能としたことを特徴とする移動扉への通電装置。
  2. 【請求項2】 ベース板に配線材に合わせた断面形状の
    一対の溝を刻設し該溝に該配線材を嵌着して接着したこ
    とを特徴とする請求項1に記載の移動扉への通電装置。
  3. 【請求項3】 ばね収納部を円弧部と該円弧内面に突出
    する突出部よりなる筒状とし該ばね収納部に円筒状の止
    め輪収納部を連設し、E形止め輪を電極の溝に嵌着した
    ストッパーと前記止め輪収納部に抜出し不能に圧入され
    た孔止め輪によるばね固着具との間にコイルばねを挟着
    し、前記E形止め輪の開口する周面と前記突出部の位置
    を合わせて前記電極の配線材との接圧による前後方向移
    動を許容し周囲方向への回動を制限可能としたことを特
    徴とする請求項1又は2に記載の移動扉への通電装置。
  4. 【請求項4】 両方向係止クラッチ機構を組込んだ制御
    歯車体を扉上部に回動可能に固設し該制御歯車体の外輪
    歯車部と戸車の歯車部を噛合させ、前記両方向係止クラ
    ッチ機構により前記戸車の回動で移動する前記扉を任意
    位置で停止し、逆方向の移動を所定トルク以内で阻止可
    能とすると共に、請求項1〜3のいずれかに記載の移動
    扉への通電装置からの電気信号で作動する自動切換装置
    を前記扉上部に設けて前記外輪歯車部と歯車部との噛合
    を解除可能としたことを特徴とする防災用扉。
  5. 【請求項5】 自動切換装置は、扉上部に固設された取
    付金具に回動可能に枢着され上部に制御歯車体が支持さ
    れ外輪歯車部と歯車部の噛合い解除方向に付勢するばね
    を有する回動板と、前記取付金具の回動板下部に接して
    固設さればねで非通電時に突出方向に付勢された出入材
    が嵌装された電磁石と、前記取付金具に回動可能に枢着
    され前記電磁石の非通電時に前記出入材先端と係合可能
    で係合解除方向にばねで付勢された揺動片と、前記揺動
    片より前記取付金具の開口部を貫通して突設されたリセ
    ット受けとを備え、前記電磁石への通電装置からの電気
    信号による前記出入材と揺動片との係合解除により前記
    回動板を前記外輪歯車部と歯車部の噛合い解除方向に回
    動可能としリセット受けの駆動により噛合い復元可能と
    したことを特徴とする請求項4に記載の防災用扉。
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