JP2000045582A - 閉鎖システム - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、ドアの内側側面と協働しかつラッ
チの駆動のための閉鎖部品に回転上固定的に接続された
内側回転ノブ及び外側回転ノブを有するドアのための閉
鎖システムに関する。 【解決手段】 内側回転ノブは、その上に閉鎖部品が回
転上固定的に配置されたスリーブに回転上固定的に接続
されている。外側回転ノブは回転上固定的にシャフトに
接続しており、シャフトは内側回転ノブのスリーブを通
って伸長しかつ内側回転ノブ内に配置された結合ユニッ
トに回転上固定的に接続されている。結合ユニットは自
由な回転状態では内側回転ノブに関して自由に回転可能
でありかつ駆動状態では回転上固定的に内側回転ノブに
結合される。さらに、結合ユニットは、自由回転状態と
駆動状態とを切り替えるために、外側回転ノブ内に設け
られたコード入力装置に接続されている。コード入力装
置は、電気的信号路の他は光信号路を介し、かつ外側回
転ノブの軸を通過して伸長する。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の技術分野】本発明は、ドアの内面と協動して、
ラッチの作動のために閉鎖部品に接続されている内側回
転ノブ及び外側回転ノブを有するドア用の閉鎖システム
に関する。

【０００２】

【背景技術】かかる閉鎖システムにおいて、ドアは、ド
アの内側面から、キーや内側回転ノブによる任意の形式
のアクセス資格が無い状態で、ロックしたり、解錠する
ことができる。本発明の目的は、経済的なレイアウトに
よって、できるだけ簡単な方法で外側回転ノブを介して
ラッチの動作を選択的に可能にしたり防ぐことを可能に
する閉鎖システムを提供することである。

【０００３】

【発明の概要】上記目的は、本発明による閉鎖システム
によって達成される。本発明の閉鎖システムは、ドアの
内側側面と協働しかつラッチの駆動のための閉鎖部品に
回転上固定的に接続された内側回転ノブ及び外側回転ノ
ブを有するドアのための閉鎖システムであって、内側回
転ノブはスリーブに回転上固定的に接続しており、スリ
ーブ上に閉鎖部品が回転上固定的に配置されており、外
側回転ノブは回転上固定的にシャフトに接続しており、
シャフトは内側回転ノブのスリーブを通って伸長しかつ
回転上固定的に結合ユニットに接続しており、結合ユニ
ットは内側回転ノブ内に配置され、結合ユニットは自由
な回転状態では内側回転ノブに関して自由に回転可能で
ありかつ駆動状態では回転上固定的に内側回転ノブに結
合され、結合ユニットが自由回転状態と駆動状態との間
の切り替えのためにコード入力ユニットに接続され、コ
ード入力ユニットは電気的信号路や光信号路を介して外
側回転ノブに配置され、電気的信号路や光信号路は外側
回転ノブの軸を介して伸長する。

【０００４】本発明の内側回転ノブのスリーブを介した
外側回転ノブのシャフトの通路と、内側回転ノブにおい
て設けられた結合ユニットへのシャフトの回転上固定的
接続とは、外側回転ノブと内側回転ノブとの間の回転上
固定的接続を生成する簡単且つ空間節約可能性を提供す
る。結合ユニットは、本発明により、外側回転ノブのシ
ャフトに回転上固定的に接続され、空間を利用する。こ
の空間は、有効な方法で内側回転ノブ内で利用され、故
に、外側回転ノブのコード入力ユニットに対して提供さ
れる。

【０００５】例えばケーブルや光ガイド等の接続線が使
用されるとき、信号路用の本発明のシャフトの利用は、
特に有効である。何となれば、回転ノブが回転すると
き、シャフトと結合ユニットとの間の回転上固定的接続
は、線が、線に接続されている回転ノブの部品に対し
て、特に結合ユニットおよびコード入力装置に対して、
回転されることを防ぎ、故に、これらの破壊を妨ぐ。

【０００６】さらに、本発明によれば、閉鎖システムの
結合ユニットとコード入力装置とは、回転ノブに一体化
され、故に、既存のドアを改造して、本発明の閉鎖シス
テムを比較的に少ない労力且つコストで、さらにドアの
光学的な外見を変更せずに、使用できる。本発明の好ま
しい実施例によれば、結合ユニットは、トランスポンダ
ユニットの部品として形成され、コード入力装置は、ト
ランスポンダユニットの受信ユニットとして形成され
る。

【０００７】このように、従来のキーなしで動作する閉
鎖システムが提供される。このシステムによって、アク
セスが認証されているユーザは、信号を受信ユニット
に、例えばチェックカードの形を採る携帯送信機を介し
て送信することによって、外側回転ノブを内側回転ノブ
に回転上固定的に接続でき、アクセスが得られる。本発
明の更なる好ましい実施例において、内側回転ノブのス
リーブと外側回転ノブのシャフトとは、互いに軸方向に
変位可能である。このように、厚みが異なるドアリーフ
に対する閉鎖システムの簡単且つ無段適用が可能にな
る。

【０００８】更なる本発明の好適な実施例によれば、閉
鎖部品は内側回転ノブのスリーブ上にて軸方向に変位自
在である。このように、閉鎖システムは単にスリーブ上
の閉鎖部品の変位によって、ドアリーフ内のラッチの軸
上位置に適合させることができる。更なる本発明の好適
な実施例によれば、閉鎖部品は閉鎖部品に対して回転可
能なシリンダアダプタに接続されている。

【０００９】このように、本発明の閉鎖システムは慣習
的な錠シリンダの代わりにドア錠に挿入され、ドアが、
単純な方法で本発明の閉鎖システムに置換され得る。更
なる本発明の好適な実施例によれば、シリンダアダプタ
及び閉鎖部品は、好ましくはプラスチック製の共通の軸
受スリーブへ押圧しつけられ、そして、それは内側回転
ノブのスリーブに軸方向に変位自在である。

【００１０】シリンダアダプタ及び閉鎖部品は、この装
置において、軸受スリーブによって特に単純な方法で１
つののユニットに結合される。更なる本発明の好適な実
施例によれば、閉鎖部品、好ましくはシリンダアダプタ
及び閉鎖部品の共通の軸受スリーブは、フロントにて、
その一方又は他方の軸端で、内側回転ノブのスリーブを
選択的に押圧され得るようにできる。

【００１１】結果として、閉鎖部品の非対称構造につい
て、ドアリーフ内のラッチの軸の位置への適応は、単に
内側回転ノブのスリーブ上の閉鎖部品、すなわちシリン
ダアダプタからなるユニット及び閉鎖部品を回すことに
よって得られることができる。特に、これは選択的に閉
鎖部品をドアの内側であるか外側の側面の直接の近傍へ
の配置を可能にする。

【００１２】

【発明の実施の形態】本発明の更に有効な実施例を、以
下の説明、図面、従属請求項に記載する。次に、本発明
を、図面を参照しながら説明する。図１に示す本発明の
閉鎖システムは、ドアリーフ８０の内側面に配置された
内側回転ノブ１０と、外側回転ノブ５０とからなる。回
転ノブ１０、５０は、ドアリーフ８０から離間して対向
する側面にそれぞれプラスチック製のハウジング１１，
５１を有する。ハウジング１１，５１は、同様にプラス
チックからなるカバーキャップ１３、５３によってそれ
ぞれ包囲されている。カバーキャップ１３、５３は、そ
れぞれドアリーフ８０に接続されたローズ(rose)１５、
５５まで延在する。

【００１３】内側回転ノブ１０のハウジング１１は、金
属製のスリーブ１２に回転上固定的に接続されている。
スリーブ１２は、ドアリーフ８０に配置されたロック９
０を介して伸長して、ドアリーフ８０の内部で終わる。
中空シャフト５２も、同様に金属からなるとともに、外
側回転ノブ５０のハウジング５１に回転上固定的に接続
され、内側回転ノブ１０のスリーブ１２を介してハウジ
ング１１の内部まで延在する。

【００１４】スリーブ１２及びシャフト５２の軸方向の
固定、さらには２つの回転ノブ１０、５０の固定は、ロ
ーズ１５、５５の固定バネ１７、５７によって生じる。
固定バネ１７、５７は、器具によってはずせるように、
スリーブ１２及びシャフト５２に形成された固定凹部１
８、５８にはめ込まれる。この固定に関しては、１９９
５年７月１９日に出願されたドイツ国実用新案第２９５
１１ ５４７号を引用例として取り込むものである。

【００１５】３パーツアダプタユニットは、シリンダア
ダプタ３４と、閉鎖部品３０と、軸受スリーブ３６とか
ら成り、このユニットは、内側回転ノブ１０のスリーブ
１２に接して配置されている。シリンダアダプタ３４
は、金属製であり、断面形状をドアリーフ８０と平行な
面内に有する。このシリンダアダプタ３４は、例えばプ
ロファイルドシリンダや、ラウンドシリンダ、楕円形シ
リンダ等の従来のロックシリンダに相当する。かかるプ
ロファイルドシリンダは、ヨーロッパ、特にドイツにお
いて広く使用され、例えばＷ０９７／３０２５２号とし
て刊行された特許協力条約出願ＰＣＴ／ＤＥ９７／００
２８４号の、図７の例えば部品３，３３や対応する記載
に見ることができる。シリンダアダプタ３４は、ドアリ
ーフ８０及びロック９０の対応する開口部に挿入され、
このように、ロック９０に回転上固定的に取り付けられ
る。

【００１６】閉鎖部品３０は、同様に金属から成り、ス
リーブ状軸受部３１を含む。スリーブ状軸受部３１に接
して、閉鎖鼻部３３が、ロックのラッチ(図示せず)の作
動のために形成される。閉鎖鼻部３３は、図１の構成に
おいて、内側回転ノブ１０に隣接するスリーブ状軸受部
３１の軸方向の端部と同一面で終わる。従って、閉鎖部
品３１は非対称構造を有する。

【００１７】シリンダアダプタ３４および閉鎖部品３０
は、閉鎖部品３０の軸受部３１がシリンダアダプタ３４
の２つのリング状軸受部３５との間に位置するように、
プラスチック製の軸受スリーブ３６に対して互いに回転
可能に配置される。閉鎖鼻部３３用の凹部３８が、シリ
ンダアダプタ３４に設けられ、シリンダアダプタ３４に
対して３６０゜の閉鎖部品３０の回転を可能にする。故
に、シリンダアダプタ３４も、同様に非対称に構成され
る。

【００１８】本発明の閉塞ユニットの回転軸を中心にし
て、回転ノブ１０，５０とスリーブ１２とシャフト５２
と閉鎖部品３０とが回転される。従って、この回転軸の
位置は、ドアリーフ８０及びロック９０におけるシリン
ダアダプタ３４と対応する開口部とによって判別され
る。内側回転ノブのスリーブ１２は、案内スロット１９
を有する。この案内スロット１９は、軸方向に沿って伸
長し、スリーブ１２の自由端部から始まるスリーブ壁に
おいて切り込み部(cut)として形成される。案内スロッ
ト１９は、閉鎖部品３０の案内作動リブ３２と協動す
る。案内作動リブ３２は、スリーブ状軸受部３１の内壁
に、閉鎖鼻部３３とは反対側の側部にモールド成形さ
れ、軸受部３１の全長に亘って軸方向に延在している。

【００１９】スロット３７は、軸受スリーブ３６に形成
され、図１において軸受スリーブ３６の左側の軸方向端
部から始まる切り込みとして形成されている。その結
果、軸受スリーブ３６も非対称構造を有する。閉鎖部品
３０の案内駆動リブ３２は、案内駆動リブが内側回転ノ
ブスリーブ１２の内壁とほぼ同一になるまで、軸受スリ
ーブ３６のスロット３７を経由して、スロット３７とア
ライメントされた内側回転ノブ１２の案内スロット１９
に突出する。

【００２０】案内通路４２が形成される円筒形結合ユニ
ット４０は、内側回転ノブ１０のハウジング１１の内部
に配置される。外側回転ノブ５０のシャフト５２のシャ
フト５２は、案内通路４２へと突出し、自由端部にて平
らになる。故に、これは、案内通路４２の自由横断面に
相当する非円形断面を有する。故に、シャフト５２、さ
らに外側回転ノブ５０は、結合ユニット４０に回転上固
定的に接続される。

【００２１】案内通路４２におけるシャフト５２の挿入
の最大の深さは、当接部５６によって決められる。この
当接部５６は、外側回転ノブ５０に近接するほぼ同一面
となる領域の端部に形成されている。接続部品２４は、
プラグとして形成され、案内通路４２内に軸方向に変位
自在に配置され、ソケット部品５９に差し込まれる。ソ
ケット部品５９は、外側回転ノブ３０のシャフト５２に
回転上固定的且つ軸方向に対して可動に接続されてい
る。接続部品２４の断面は、シャフト５２の非円形断面
に相当し、さらに、案内通路４２の自由断面に相当す
る。案内通路４２において、接続部品２４は回動できな
いようになっている。

【００２２】結合ユニット４０の案内通路４２は、ドア
リーフ８０から離れた端面の前で、小径の孔２５に差し
込まれる。孔２５は、カバーキャップ１３に形成された
孔１３ａを介して外方にリードされる。ソケット部品５
９は、外側回転ノブ５０に配置されたコード入力装置に
接続され、電気接続線２２を介してそのカバーキャップ
５３によってカバーされている。電気接続線２２は、中
空シャフト５２の中を延在し、信号供給線からなる。コ
ード入力装置は、トランスポンダユニットの受信ユニッ
トとして形成され、接続部品２４を介してトランスポン
ダユニットの制御作動ユニットに接続されている。制御
作動ユニットは、結合ユニット４０と一体形成されてい
る。このように、結合ユニット４０は、トランスポンダ
ユニットの部品である。

【００２３】閉鎖システムの電源用の電池ユニットや再
充電可能蓄電ユニット用の空間は、外側回転ノブ５０に
設けられる。制御作動ユニットは、エレクトロニクス部
品に加えて、ピン状ドライバ２９を作動できるモータを
有する。ピン状ドライバ２９は、閉鎖ユニットの回転軸
と平行に延在するとともに、かかる回転軸に対して変位
する。図１において、ピン状ドライバ２９は、実際には
格納されおり、通常は見ることができない。しかし、そ
の動作位置を、装置の理解を簡単にするために、破線で
示す。接続線２２は、モータの給電用に設けられてい
る。

【００２４】モータによって、ドライバは、駆動位置お
よび自由回転位置との間で移動させることができ、ドラ
イバは、駆動位置で凹部１４と係合し、自由回転位置で
凹部１４との係合を解除する。凹部１４の各々は、内側
回転ノブ１０のスリーブ１２によって１部品として接続
された駆動円板１６に孔の形状で形成される。複数の凹
部１４は、駆動円板１６のリム領域の周縁方向に分布す
るように配置されている。駆動円板１６は、ハウジング
１１の端面領域と、そこに配置される結合ユニット４０
の接触面とを形成する。

【００２５】従って、結合ユニット４０は、モータによ
って駆動状態、または自由回転状態に選択的に移行させ
ることができる。ドライバが凹部１４のうちの１つへ突
出するとき、結合ユニットは駆動状態にある。そして、
これによって、内側回転ノブ１０が回転でき、さらに、
外側回転ノブ５０による閉鎖鼻部３３の回転が可能にな
る。

【００２６】動作センサ(図示せず)が、結合ユニット４
０に配置されて、結合ユニットの回転運動を検出し、さ
らに、利用可能な対応する信号を作ることによって、結
合ユニットが回動している時、駆動状態と自由回転状態
との間でのドライバの軸方向の移動をブロックするよう
に機能する。次に、本発明の閉鎖システムの動作を説明
する。

【００２７】ローズ１５の固定バネ１７がスリーブ１２
の固定凹部１８にはまるまで、内側回転ノブ１０のスリ
ーブ１２は、そこへ押し込まれたアダプタユニットによ
って、ドアリーフ８０とこのために設けられたロック９
０との開口部に押し込まれる。この点で、シリンダアダ
プタ３４と閉鎖部品３０と軸受スリーブ３６とから成る
アダプタユニットの非対称設計によって、アダプタユニ
ットは、ロック９０へと導入される前に、閉鎖鼻部３
３、または前方で閉鎖部品３０の対向配置された軸方向
端部のいずれか一方によって、内側回転ノブ１０のスリ
ーブ１２の上へと選択的に押しこむことができる。

【００２８】このように、本発明の閉鎖システムは、ド
アとともに使用され、ロック９０は、ドアリーフ８０の
外側面または内側面のいずれに拘わらず、ドアリーフ８
０の一方の側面に近接して配置される。図面の構成にお
いて、ドアリーフ８０は、内側回転ノブ１０に隣接する
ロック９０の側面の方が、反対側の側面よりも薄く、故
に、閉鎖部品３０は、閉鎖鼻部３３がドアの内側面に近
接するように、スリーブ１２に配置される。

【００２９】その後、アダプタユニットは、スリーブ１
２の所望の軸方向位置に持ってこられ、ここで、閉鎖鼻
部３３は、ロック９０のラッチを動かすことができる。
これは、例えば、端部が円錐形の従来のロッキングネジ
によって得られる。この円錐形端部は、ドアの側縁部か
ら挿入されて、プロファイルドロックシリンダにおいて
螺合孔２７と係合し、円錐端部は、スリーブ１２に沿っ
たアダプタユニットの移動を引き起こす。

【００３０】このため、アダプタユニットは、スリーブ
１２に前後に単に押しこまれ、軸受スリーブ３６は、ス
リーブ１２の外壁に沿って摺動し、閉鎖部品３０の案内
駆動リブ３２は、スリーブ１２の案内スロット１９によ
って案内される。次に、外側回転ノブ５０のシャフト５
２は、スリーブ１２を通過し、その自由端部は、ローズ
５５の固定バネ５７がシャフト５２の固定凹部５８へと
はめ込まれるまで、結合ユニット４０の案内通路４２に
押しこまれる。

【００３１】シャフト５２の自由端部に取り付けられる
ソケット部品５９と案内通路４２に配置される接続部品
２４との間の電気プラグ接続を確立するために、接続部
品２４は、カウンタホールディング器具(ｃｏｕｎｔｅ
ｒ‐ｈｏｌｄｉｎｇ)によって外部から動作される。、
この器具は、カバーキャップ１３の孔１３ａ及び結合ユ
ニット４０の孔２３を介して押しこまれる。

【００３２】ソケット部品５９及び接続部品２４の正し
い相対アラインメントは、シャフト５２と案内通路４２
と接続部品２４との非円形断面によって確実になり、正
しい相対角度配向を有する時だけ、シャフト５２のスリ
ーブ１２への挿入を可能にする。シャフト５２の当接部
５６は、ドアの厚みが小さいときに、シャフト５２が結
合ユニット４０にあまりにも遠くまで貫通することを防
ぐとともに、ドアリーフ８０から離れて対向する結合ユ
ニット４０の側部領域に配置されている回路基板や他の
電子部品に対して接続部品２４を押し込む。

【００３３】このように、スリーブ１２でのアダプタユ
ニットの軸方向変位と、非対称に造られたアダプタユニ
ットを回す可能性と、更にはスリーブ１２及びシャフト
５２の伸縮自在な差し込みと、によって、ドアリーフの
厚みが異なる場合や、ドアリーフ８０内でのロック９０
の軸方向位置が異なる場合の両方において、本発明の閉
鎖システムの適用を可能にする。

【００３４】この適用は、ドアリーフに取り付けられて
いる閉鎖システムの組立の間に、上記方法で簡単に行わ
れる。閉鎖システムの部品において、この適合方法にお
いて構造上変える必要があるものは存在しない。内側回
転ノブ１０を回転させると、閉鎖部品３０は、スリーブ
１２に形成された案内スロット１９と閉鎖部品３０の中
で案内駆動リブ３２とを介して取り去られ、同様に、シ
リンダアダプタ３４に対して軸受スリーブ３６と共に回
転される。なお、軸受スリーブ３６は、案内駆動リブ３
２を介して同様に駆動される。このように、ロック９０
のラッチは、閉鎖鼻部３３を介して動かされ、ドアは、
内側回転ノブ１０によっていつでもロックされたり、解
錠され得る。

【００３５】トランスポンダユニットの受信ユニットと
して形成された外側回転ノブ５０のコード入力ユニット
は、例えば無線信号や誘導信号(inductive signal)の形
をとる資格コードに応答する。この無線信号や誘導信号
は、送信機を介して受信ユニットに伝送されるものであ
る。また、この送信機は、基本的に任意に形成すること
ができる。

【００３６】例えば、送信機は、チェックカードなどの
形をとり、アクセスが認証されている人によって運ばれ
ている。資格コードを受け取ると直ちに、自由回転状態
から駆動状態へと変化するために、すなわち、外側回転
ノブ５０を介してロック９０のラッチの作動を可能にし
たりまたは防ぐために、結合ユニット４０のモータは、
接続線２２を介して受信ユニットによって制御される。

【００３７】結合ユニット４０の動作センサは、回転運
動を検出するために形成され、結合ユニット４０が回転
している限り、駆動位置から自由回転位置、またはその
逆のドライバの移動が起きていないことを保証するもの
である。動作センサは、例えば、ロック内での金属部品
の通過を検出する近接センサである。これは、例えば、
閉鎖システムに、所定の時間間隔が終了した後、結合ユ
ニット４０の駆動位置への移動に続いて、ドライバが自
由回転位置へと自動的に戻ることを保証する自動時間制
御を設ける場合に、有効である。外側回転ノブ３０およ
び内側回転ノブ１０の自動分離は、認証された人がこの
時間間隔の終了後に外側回転ノブ５０を動かす時、動作
センサによって防止される。

【００３８】本発明の閉鎖システムの上記実施例におい
て、接続線２２の形をとる電気信号路は、外側回転ノブ
５０の中空シャフトを通って延在する。または、他の実
施例として、例えば光ガイドの形をとる光信号路を設け
ることができる。上記トランスポンダユニットの代わり
に、符号化信号を電気信号や光信号に変換できる所望の
コード入力ユニットを、これらの信号によって制御され
て駆動状態と自由回転状態との間で変化できる結合ユニ
ットと共に、本発明の閉鎖システムにおいて基本的に使
用することができる。例えば、コード入力ユニットは、
指紋や他の個人の身体的特徴を区別するように設計さ
れ、アクセスが認証されている指紋や他の身体的特徴が
確認されたときに、結合ユニットの切り替えを許容する
ものである。

【図面の簡単な説明】

【図１】ドアリーフに取り付けられた本発明にによる閉
鎖システムの実施例の軸を含む断面図である。

【符号の説明】

１０ 内側回転ノブ １１ ハウジング １２ スリーブ １３ カバーキャップ １３ａ 孔 １４ 凹部 １５ ローズ １６ 駆動円板 １７ 固定バネ １８ 固定凹部 １９ 案内スロット ２２ 接続線 ２４ 接続部品 ２５ 孔 ３０ 閉鎖部品 ３１ 閉鎖部品の軸受部 ３２ 案内駆動リブ ３３ 閉鎖鼻部 ３４ シリンダアダプタ ３５ シリンダアダプタの軸受部 ３６ 軸受スリーブ ３７ 軸受スリーブのスロット ３８ シリンダアダプタの凹部 ４０ 結合ユニット ４２ 案内通路 ５０ 外側回転ノブ ５１ ハウジング ５２ シャフト ５３ カバーキャップ ５４ 非円形断面領域 ５５ ローズ ５６ 当接部 ５７ 固定バネ ５８ 固定凹部 ５９ ソケット部品 ８０ ドアリーフ ９０ ロック

フロントページの続き (72)発明者 ギュンター ウールマン ドイツ連邦共和国 デー−97204 ヘーフ ベルグ セオドア−ホイス−シュトラーセ 10

Claims (21)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 ドアの内側側面と協働しかつラッチの駆
   動のための閉鎖部品（３０）に回転上固定的に接続され
   た内側回転ノブ（１０）及び外側回転ノブ（５O）を有
   するドアのための閉鎖システムであって、 内側回転ノブ（１０）はスリーブ（１２）に回転上固定
   的に接続しており、スリーブ（１２）上に閉鎖部品（３
   ０）が回転上固定的に配置されており、 外側回転ノブ（５０）は回転上固定的にシャフト（５
   ２）に接続しており、シャフト（５２）は内側回転ノブ
   （１０）のスリーブ（１２）を通って伸長しかつ回転上
   固定的に結合ユニット（４０）に接続しており、結合ユ
   ニット（４０）は内側回転ノブ（１０）内に配置され、
   結合ユニット（４０）は自由な回転状態では内側回転ノ
   ブ（１０）に関して自由に回転可能でありかつ駆動状態
   では回転上固定的に内側回転ノブ（１０）に結合され、
   結合ユニット(４０)が自由回転状態と駆動状態との間を
   切り替えるためにコード入力装置に接続され、コード入
   力装置は外側回転ノブ（５０）内に電気的信号路及び光
   信号路のいずれか一方を介して配置され、電気的信号路
   及び光信号路のいずれか一方は外側回転ノブ（５０）の
   シャフト(５２)を介して伸長することを特徴とする閉鎖
   システム。
2. 【請求項２】 結合ユニット（４０）はトランスポンダ
   ユニットの部品として形成され、コード入力装置はトラ
   ンスポンダユニットの受信ユニットとして形成されるこ
   とを特徴とする請求項１記載の閉鎖システム。
3. 【請求項３】 外側回転ノブ（５０）のシャフト（５
   ２）は、少なくとも結合ユニット（４０）のガイドチャ
   ネル（４２）に伸長する領域内において、結合ユニット
   （４９）のガイドチャネル（４２）の自由な断面に対応
   する非円形断面を有することを特徴とする請求項１また
   は請求項２記載の閉鎖システム。
4. 【請求項４】 内側回転ノブ（１０）のスリーブ（１
   ２）と外側回転ノブ（５０）のシャフト（５２）とは、
   互いに軸方向に変位可能であることを特徴とする請求項
   １から３の少なくとも１に記載の閉鎖システム。
5. 【請求項５】 解放可能な接続、特に、電気プラグ接続
   は、外側回転ノブ（３０）のシャフト（５２）の自由な
   端と、結合ユニット（４０）の案内通路（４２）に配置
   された接続部品（２４）と、の間に確立され、外側回転
   ノブ（５０）のシャフト（５２）の自由な端が好ましく
   はソケットとして形成されかつ接続部品（２４）がプラ
   グとしてとして形成されていることを特徴とする請求項
   １から４のうちのいずれか１記載の閉鎖システム。
6. 【請求項６】 外側回転ノブ（５０）のシャフト（５
   ２）の自由な端に結合可能な接続部品（２４）は、結合
   ユニット（４０）のガイドチャネル（４２）に軸方向に
   変位自在に配置され、接続部品（２４）は、カウンタホ
   ールディング器具によって、外側回転ノブ（５０）から
   離れて示している内側回転ノブ（１０）の側面から、好
   ましくは作用され得ることを特徴とする請求項１から５
   のいずれか１記載の閉鎖システム。
7. 【請求項７】 コード入力装置は、特にプラスチックか
   らなり外側回転ノブ（５０）のシャフト（５２）に対し
   て回転する上で固定された状態で接続されたハウジング
   （５１）に少なくとも部分的に配置されたことを特徴と
   する請求項１から６のいずれか１記載の閉鎖システム。
8. 【請求項８】 結合ユニット（４０）は、略円筒状に設
   計され、少なくとも部分的にハウジング（１１）に配置
   され、特にプラスチックからなるハウジングが内側回転
   ノブ（１０）のスリーブ（１２）に回転上固定的に接続
   され、ハウジングの自由な断面が好ましくは結合ユニッ
   ト（４０）の断面にほぼ対応していることを特徴とする
   請求項１から７のいずれか１記載の閉鎖システム。
9. 【請求項９】 結合ユニット（４０）は、特に、コード
   入力装置による制御可能な結合ユニット（４０）のモー
   ターによって、自由な回転位置及び駆動位置間にて、軸
   方向に移動できる少なくとも一つの好ましくは針状のド
   ライバを含み、前記ドライバは駆動位置にて内側回転ノ
   ブ（１０）の凹部（１４）への結合することを特徴とす
   る請求項１から８のいずれか１記載の閉鎖システム。
10. 【請求項１０】 結合ユニット（４０）のドライバのた
    めの円周方向に分布される少なくとも一つの凹部、好ま
    しくは複数の凹部（１４）は、駆動円板（１６）に形成
    され、駆動円板は内側回転ノブ（１０）のスリーブ（１
    ２）に回転上固定的に接続され、特に、一体的に形成さ
    れ、好ましくは、結合ユニット（４０）のための円筒形
    のハウジング（１１）の１端面表面領域を形成すること
    を特徴とする請求項１から９のいずれか１記載の閉鎖シ
    ステム。
11. 【請求項１１】 結合（４０）は、結合ユニット（４
    ０）の回転運動を検出して、この種の回転運動の間、結
    合ユニット（４０）のドライバの軸の動きを係止するた
    めに形成された動作センサを含むことを特徴とする請求
    項１から１０のいずれか１記載の閉鎖システム。
12. 【請求項１２】 当接部（５６）は外側回転ノブ（５
    ０）のシャフト（５２）上に形成され、ガイドチャネル
    （４２）の挿入開口をはずませる結合ユニット（４０）
    の領域と協働することを特徴とする請求項１から１１の
    いずれか１記載の閉鎖システム。
13. 【請求項１３】 各場合において、少なくとも一つの固
    定凹部（１８、５８）好ましくは周囲の溝として形成さ
    れた凹部は、内側回転ノブ（１０）のスリーブ（１２）
    及び外側回転ノブ（５０）のシャフト（５２）の少なく
    とも一方上に形成され、内側回転ノブ（１０）及び外側
    回転ノブ（５０）の軸の固定のために、ドアの錠プレー
    ト又はローズ（１５、５５）、特に錠プレート又はロー
    ズ（１５、５５）の固定バネ（１７、５７）とそれぞれ
    着脱自在となることが可能であることを特徴とする請求
    項１から１２のいずれか１記載の閉鎖システム。
14. 【請求項１４】 閉鎖部品（３０）は内側回転ノブ（１
    ０）のスリーブ（１２）上に、軸方向に変位自在である
    ことを特徴とする請求項１から１３のいずれか１記載の
    閉鎖システム。
15. 【請求項１５】 軸の方向に伸長する案内スロット（１
    ９）は、閉鎖部品（３０）の案内駆動リブ（３２）のた
    めに、内側回転ノブ（１０）のスリーブ（１２）の壁に
    形成されることを特徴とする請求項１から１４のいずれ
    か１記載の閉鎖システム。
16. 【請求項１６】 閉鎖部品（３０）は、閉鎖部品（３
    ０）に関して回転可能なシリンダアダプタ（３４）に接
    続されていることを特徴とする請求項１から１５のいず
    れか１記載の閉鎖システム。
17. 【請求項１７】 閉鎖部品（３０）は、シリンダアダプ
    タ（３４）の他方の軸端よりもその一方の軸端により近
    いことを特徴とする請求項１から１６のいずれか１記載
    の閉鎖システム。
18. 【請求項１８】 シリンダアダプタ（３４）及び閉鎖部
    品（３０）は、好ましくはプラスチックからなり内側回
    転ノブ（１０）のスリーブ（１２）にて軸方向に変位自
    在である共通の軸受スリーブ（３６）に押圧されている
    ことを特徴とする請求項１から１７のいずれか１記載の
    閉鎖システム。
19. 【請求項１９】 閉鎖部品（３０）、好ましくはシリン
    ダアダプタ（３４）及び閉鎖部品(３０）の共通軸受ス
    リーブ（３６）は、一方又は他方の軸端で正面にて内側
    回転ノブ（１０）のスリーブ（１２）上へ、選択的に押
    圧され得ることを特徴とする請求項１から１８のいずれ
    か１記載の閉鎖システム。
20. 【請求項２０】 シリンダアダプタ（３４）は、２つの
    特に環状の軸受部（３５）を有し、軸受部がそれぞれ軸
    受スリーブ（３６）の軸端に押圧され、軸受部の間に、
    軸受スリーブ（３６）に押圧される閉鎖部品（３０）の
    軸受部（３１）が配置されることを特徴とする請求項１
    から１９のいずれか１記載の閉鎖システム。
21. 【請求項２１】 内側回転ノブ（１０）のスリーブ（１
    ２）の案内スロット（１９）と協働している閉鎖部品
    （３０）の案内駆動リブ（３２）は、好ましくは閉鎖部
    品（３０）の軸受部（３１）上に形成され、軸受スリー
    ブ（３６）の内部へ、軸受スリーブ（３６）の溝（３
    ７）を通過することを特徴とする請求項１から２０のい
    ずれか１記載の閉鎖システム。