JP2000044612A - オレフィンの気相重合方法 - Google Patents

オレフィンの気相重合方法

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JP2000044612A
JP2000044612A JP10216863A JP21686398A JP2000044612A JP 2000044612 A JP2000044612 A JP 2000044612A JP 10216863 A JP10216863 A JP 10216863A JP 21686398 A JP21686398 A JP 21686398A JP 2000044612 A JP2000044612 A JP 2000044612A
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ethylene
carbon atoms
hydrogen
olefin
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JP10216863A
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Yuji Yano
祐治 矢野
Mamoru Miyamoto
守 宮本
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Ube Corp
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Ube Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 メタロセン系触媒を用いた流動床気相重合プ
ロセスにおいて、重合反応条件を大幅に変更することな
く、簡便な方法でメルトインデックスの調節されたエチ
レンを主成分とするオレフィン重合体を得ることが出来
る重合方法を提供すること。 【解決手段】 反応器内に水素および炭素数3〜8の飽
和炭化水素存在下、メタロセン系触媒含有固体成分を流
動床反応器に供給するエチレンを主成分とするオレフィ
ンの気相重合方法において、反応器内に供給するエチレ
ン濃度に対して水素濃度および炭素数3〜8の飽和炭化
水素濃度とを調整することにより、オレフィン重合体の
メルトインデックス(MI)を調節することを特徴とす
るオレフィンの気相重合方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、メタロセン系触媒
を用いたエチレンを主成分とするオレフィンの気相重合
方法に関する。特に、メタロセン系触媒含有固体成分を
流動床反応器に供給するオレフィンの気相重合方法にお
いて、調節されたメルトインデックス(MI)を有する
オレフィン重合体を得ることが出来る気相重合方法に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、オレフィン重合体は、溶液、バル
ク、スラリーあるいは気相の各重合方法で製造されてき
た。近年、触媒の活性も著しく向上して生成重合体から
触媒残渣を分離する工程を必要としないプロセスが普及
しており、特に流動床反応器中でオレフィンを気相重合
する方法は工業的価値が高く、注目されている。
【0003】特開平9−216913号公報には、メタ
ロセン系触媒の存在下において、オレフィンを重合させ
るに際して、重合系内の水素濃度をコントロールして、
一定範囲のインデックスを有するオレフィン重合体を製
造することを目的として、メタロセン系遷移金属化合物
からなるオレフィン重合触媒を収容した重合反応器を具
備してなる重合装置を使用し、該反応器にオレフィンを
導入してこれを重合させることからなるオレフィン重合
体の製造法において、該重合装置内に存在する水素の少
なくとも一部を選択的に除去することを特徴とする、オ
レフィン重合体の製造法が開示されている。
【0004】また、特開平9−95511号公報には、
特定の触媒の存在下に、オレフィン類を気相状態におい
て重合または共重合する方法において、反応器内の水素
濃度を、反応系内に存在するオレフィン類の総和1モル
に対して0.1×10-4〜15×10-4モルの範囲にな
るように調整することにより、ポリオレフィンの分子量
を調節することを特徴とするポリオレフィンの製造方法
が開示されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】メタロセン系触媒を用
いて重合装置内の流動床反応器中でエチレンを主成分と
するオレフィン重合体を製造する場合、メタロセン触媒
が水素を放出するため、低い水素濃度範囲では、メルト
インデックスの調節されたエチレンを主成分とするオレ
フィン重合体を容易に得ることが困難な場合があった。
そのため、メタロセン系触媒を用いた流動床気相重合プ
ロセスにおいて、簡便な方法で広い範囲で特に低いメル
トインデックスの調節されたエチレンを主成分とするオ
レフィン重合体を得る重合方法が望まれていた。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、メタロセン系
触媒を用いた流動床気相重合プロセスにおいて、簡便な
方法でメルトインデックスを調節するオレフィン重合体
の重合方法を提供することを目的とする。特に、低いメ
ルトインデックスのオレフィン重合体の調節が、容易に
制御可能な、例えば高い水素濃度範囲で製造することを
目的とする。
【0007】本発明は、反応器内に水素および炭素数3
〜8の飽和炭化水素存在下、メタロセン系触媒含有固体
成分を流動床反応器に供給するエチレンを主成分とする
オレフィンの気相重合方法において、反応器内に供給す
る水素濃度および炭素数3〜8の飽和炭化水素濃度とを
下記(A)および(B)で調整することにより、オレフ
ィン重合体のメルトインデックス(MI)を調節するこ
とを特徴とするオレフィンの気相重合方法に関する。 (A) 水素濃度/エチレン濃度 (B) 炭素数3〜8の飽和炭化水素濃度/エチレン濃
【0008】好ましくは、本発明は、反応器内に供給す
る水素濃度および炭素数3〜8の飽和炭化水素濃度とを
下記(A1)および(B1)の範囲で調整することによ
り、オレフィン重合体のメルトインデックス(MI)を
調節することを特徴とするオレフィンの気相重合方法に
関する。 (A1) 水素濃度/エチレン濃度=(0.1〜20)
×10-4、 (B1) 炭素数3〜8の飽和炭化水素濃度/エチレン
濃度=0.001〜0.7
【0009】さらに、本発明は、反応器内に水素および
炭素数3〜8の飽和炭化水素存在下、メタロセン系触媒
含有固体成分を流動床反応器に供給するエチレンを主成
分とするオレフィンの気相重合方法において、反応器内
に供給する水素濃度、炭素数3〜8の飽和炭化水素濃度
および炭素数3〜8のオレフィン濃度とを下記(D)お
よび(E)で調整することにより、オレフィン重合体の
メルトインデックス(MI)を調節することを特徴とす
るオレフィンの気相重合方法に関する。 (D) 水素濃度/エチレン濃度 (E) (炭素数3〜8の飽和炭化水素濃度+炭素数3
〜8のオレフィン濃度)/エチレン濃度
【0010】さらに好ましくは、本発明は、反応器内に
供給する水素濃度、炭素数3〜8の飽和炭化水素濃度お
よび炭素数3〜8のオレフィン濃度とを調整すること
が、下記(D1)および(E1)の範囲で調整すること
を特徴とするオレフィンの気相重合方法に関する。 (D1) 水素濃度/エチレン濃度=(0.1〜20)
×10-4、 (E1) (炭素数3〜8の飽和炭化水素濃度+炭素数
3〜8のオレフィン濃度)/エチレン濃度=0.001
〜0.7
【0011】
【発明の実施の態様】本発明のオレフィンの気相重合方
法は、反応器内に水素および炭素数3〜8の飽和炭化水
素存在下、メタロセン系触媒含有固体成分を流動床反応
器に供給するエチレンを主成分とするオレフィンの気相
重合方法において、反応器内に供給する水素濃度および
炭素数3〜8の飽和炭化水素濃度とを下記(A)および
(B)で調整することにより、オレフィン重合体のメル
トインデックス(MI)を調節することを特徴とするオ
レフィンの気相重合方法に関する。 (A) 水素濃度/エチレン濃度 (B) 炭素数3〜8の飽和炭化水素濃度/エチレン濃
【0012】上記の反応器内に供給する水素濃度および
炭素数3〜8の飽和炭化水素濃度とを下記(A1)およ
び(B1)の範囲で調整することが好ましい。 (A1) 水素濃度/エチレン濃度=0.1×10-4
上、さらに0.2×10 -4以上、特に0.5×10-4
上、20×10-4以下、さらに15×10-4以下、特に
10×10-4以下 (B1) 炭素数3〜8の飽和炭化水素濃度/エチレン
濃度=0.001以上、さらに0.0015以上から、
0.7以下、さらに0.6以下、特に0.5以下
【0013】さらに、本発明は、反応器内に水素および
炭素数3〜8の飽和炭化水素存在下、メタロセン系触媒
含有固体成分を流動床反応器に供給するエチレンを主成
分とするオレフィンの気相重合方法において、反応器内
に供給する水素濃度、炭素数3〜8の飽和炭化水素濃度
および炭素数3〜8のオレフィン濃度とを下記(D)お
よび(E)で調整することにより、オレフィン重合体の
メルトインデックス(MI)を調節することが好まし
い。 (D) 水素濃度/エチレン濃度 (E) (炭素数3〜8の飽和炭化水素濃度+炭素数3
〜8のオレフィン濃度)/エチレン濃度
【0014】上記の反応器内に供給する水素濃度、炭素
数3〜8の飽和炭化水素濃度および炭素数3〜8のオレ
フィン濃度とを調整することが、下記(D1)および
(E1)の範囲で調整することが好ましい。 (D1) 水素濃度/エチレン濃度=0.1×10-4
上、さらに0.2×10 -4以上、特に0.5×10-4
上、20×10-4以下、さらに15×10-4以下、特に
10×10-4以下 (E1) (炭素数3〜8の飽和炭化水素濃度+炭素数
3〜8のオレフィン濃度)/エチレン濃度=0.001
以上、さらに0.0015以上から、0.7以下、さら
に0.6以下、特に0.5以下
【0015】上記の水素濃度の調整は、水素濃度が変動
しない調整であることが好ましい。水素濃度が変動しな
い調整とは、特定の水素濃度設定値に対して、好ましく
は反応条件で設定した水素濃度に対して、−10%以
上、さらに−7%以上、特に−5%以上、+10%以
下、さらに+7%以下、特に+5%以下が好ましい。
【0016】上記の水素濃度が変動しない調整とは、特
定の水素濃度設定値に対して、好ましくは反応条件で設
定した水素濃度に対して、−20ppm以上、さらに−
10ppm以上、特に−5ppm以上、+20ppm以
下、さらに+10ppm以下、特に+5ppm以下が好
ましい。
【0017】反応器内に供給する水素濃度は、50pp
m以上(50×10-4vol%以上)、さらに70pp
m以上(70×10-4vol%以上)、特に80ppm
以上(80×10-4vol%以上)が好ましい。該範囲
より水素濃度が小さい場合、メタロセン触媒が水素を放
出するものでは、反応器内の水素濃度の制御が難しくオ
レフィン重合体のメルトインデックス(MI)を調節す
ることが困難になる。
【0018】上記オレフィン重合体のメルトインデック
ス(MI)は、好ましくは0.01〜100(g/10
分)、より好ましくは0.05〜50(g/10分)、
さらに好ましくは0.1〜30(g/10分)、特に好
ましくは0.1〜10(g/10分)のメルトインデッ
クス(MI)を調節することが出来る。
【0019】本発明の本発明のオレフィンの気相重合方
法により、メルトインデックス(MI)の調節したオレ
フィン重合体を容易に製造することができる。特に、本
発明のオレフィンの気相重合方法により、高い水素濃度
の調整下、例えば50ppm以上(50×10-4vol
%以上)、さらに70ppm以上(70×10-4vol
%以上)、特に80ppm以上(80×10-4vol%
以上)で、低いメルトインデックス(MI)、例えば
0.1〜6(g/10分)、好ましくは0.1〜5(g
/10分)、さらに好ましくは0.1〜1.5(g/1
0分)、特に好ましくは0.1〜1(g/10分)に調
節したオレフィン重合体を容易に製造することができ
る。
【0020】上記オレフィン重合体の密度は、特に密度
範囲は一般的な範囲であり、0.900〜0.970
(g/cm3)、さらに0.900〜0.960(g/
cm3)、特に0.900〜0.950(g/cm3)の
範囲が好ましい。
【0021】上記濃度は、モル濃度が好ましい。
【0022】上記流動床反応器としては、例えば、特開
昭58−201802号公報、特開昭59−12640
6号公報、特開平2−233708号公報、特開平4−
234409号公報、特開平7−62009号公報など
に記載の流動床反応器を用いることができる。
【0023】上記炭素数3〜8の飽和炭化水素として
は、プロパンなどの炭素数3の飽和炭化水素、n−ブタ
ン、i−ブタンなどの炭素数4の飽和炭化水素、n−ペ
ンタン、i−ペンタン、ネオペンタン、シクロペンタン
などの炭素数5の飽和炭化水素、n−へキサン、イソヘ
キサン、3−メチルペンタン、ネオヘキサン、2,3−
ジメチルブタン、シクロヘキサンなどの炭素数6の飽和
炭化水素、n−ヘプタン、2−メチルヘキサン、3−メ
チルヘキサン、3−エチルペンタン、2,2−ジメチル
ペンタン、2,3−ジメチルペンタン、2,4−ジメチ
ルペンタン、3,3−ジメチルペンタン、2,2,3−
トリメチルブタン、シクロヘプタン、メチルシクロヘキ
サンなどの炭素数7の飽和炭化水素、n−オクタン、2
−メチルヘプタン、3−メチルヘプタン、4−メチルヘ
プタン、3−エチルへキサン、2,2−ジメチルへキサ
ン、2,3−ジメチルへキサン、2,4−ジメチルへキ
サン、2,5−ジメチルへキサン、3,3−ジメチルへ
キサン、3,4−ジメチルへキサン、2−メチル−3−
エチルペンタン、3−メチル−3−エチルペンタン、
2,2,3−トリメチルペンタン、2,2,4−トリメ
チルペンタン、2,3,3−トリメチルペンタン、2,
3,4−トリメチルペンタン、2,2,3,3−テトラ
メチルブタン、シクロオクタン、ジメチルシクロヘキサ
ン、エチルシクロヘキサンなどの炭素数8の飽和炭化水
素、あるいはこれらの混合物が好適に用いられる。特
に、炭素数5〜6の飽和炭化水素あるいはこれらの混合
物が、(1)流動反応器内で気体であり、流動反応器外
では、液化し、容易に回収、取扱いが出来る、(2)オ
レフィン重合体より容易に除去できるので好ましく用い
ることが出来る。特に、n−ペンタン、i−ペンタン、
n−へキサンは、安価で製造コストを下げることが出来
る。
【0024】上記炭素数3〜8の飽和炭化水素は、気相
状態で反応容器に供給される。また、上記炭素数3〜8
の飽和炭化水素は、反応容器内では気相状態である。
【0025】上記メタロセン系触媒としては、周期律表
第IV又はV族遷移金属のメタロセン化合物と、有機アル
ミニウム化合物及び/又はイオン性化合物の組合せが用
いられる。
【0026】周期律表第IV又はV族遷移金属としては、
チタン(Ti)、ジルコニウム(Zr)、ハフニウム
(Hf)、バナジウム(V)などが好ましい。
【0027】上記メタロセン化合物とは、少なくとも一
個のシクロペンタジエニル基、置換シクロペンタジエニ
ル基(例えば、メチル、ジメチル、ペンタメチルなどの
アルキル置換シクロペンタジエニル基、インデニル基、
フルオレニル基)を配位子とするもの、あるいはそれら
のシクロペンタジエニル基がヒドロカルビル基(例え
ば、アルキレン基、置換アルキレン基)、ヒドロカルビ
ル珪素(例えば、シラニレン基、置換シラニレン基、シ
ラアルキレン基、置換シラアルキレン)などによって架
橋されたもの、さらにシクロペンタジエニル基が酸素、
窒素、燐原子に架橋されたもの(例えば、オキサシラニ
レン基、置換オキサシラニレン基、オキサシラアルキレ
ン基、置換オキサシラアルキレン基、アミノシリル基、
モノ置換アミノシリル基、ホスフィノシリル基、モノ置
換ホスフィノシリル基)を配位子とする、いわゆる公知
のメタロセン化合物をいずれも使用できる。
【0028】それらの具体例としては、特開昭58−1
9309号公報、同60−35006号公報、同61−
130314号公報、同61−264010号公報、同
61−296008号公報、同63−222177号公
報、同63−251405号公報、特開平1−6621
4号公報、同1−74202号公報、同1−27560
9号公報、同1−301704号公報、同1−3194
89号公報、同2−41303号公報、同2−1314
88号公報、同3−12406号公報、同3−1395
04号公報、同3−179006号公報、同3−185
005号公報、同3−188092号公報、同3−19
7514号公報、同3−207703号公報、同5−2
09013号公報、特表平1−501950号公報、同
1−502036号公報、及び同5−505593号公
報に記載されたものが挙げられる。
【0029】本発明においては、上記以外の触媒とし
て、特開昭61−130314号公報、同61−264
010号公報、同63−142004号公報、特開平1
−129004号公報、同1−301704号公報、同
2−75605号公報、同3−12406号公報、同3
−12407号公報、同4−227708号公報、同4
−268308号公報、同4−300887号公報、同
6−25343号公報などに記載されているようなメタ
ロセン化合物が挙げられる。
【0030】これらのメタロセン化合物は、それ自体が
2対称要素を有する錯体を形成できる架橋型、及び/
又は多置換配位子を有する。その具体例としては、ジメ
チルシリル(2,4−ジメチルシクロペンタジエニル)
(3',5'−ジメチルシクロペンタジエニル)ジルコニウ
ムジクロライド、ジメチルシリル(2,4−ジメチルシ
クロペンタジエニル)(3',5'−ジメチルシクロペンタ
ジエニル)ハフニウムジクロライドなどのケイ素架橋型
メタロセン化合物、、エチレンビスインデニルジルコニ
ウムジクロライド、エチレンビスインデニルハフニウム
ジクロライド、エチレンビス(メチルインデニル)ジルコ
ニウムジクロライド、エチレンビス(メチルインデニル)
ハフニウムジクロライドなどのインデニル系架橋型メタ
ロセン化合物が挙げられる。
【0031】上記メタロセン化合物との組合せで用いら
れる有機アルミニウム化合物としては、一般式、(−A
l(R)O−)nで示される直鎖状、あるいは環状重合体
(Rは炭素数1〜10の炭化水素基であり、一部ハロゲ
ン原子及び/又はRO基で置換されたものも含む。nは
重合度であり、5以上、好ましくは10以上である)で
あり、具体例としてRがそれぞれメチル、エチル、イソ
ブチル基である、メチルアルモキサン、エチルアルモキ
サン、イソブチルエチルアルモキサンなどが挙げられ
る。
【0032】上記イオン性化合物としては、一般式、C
+・A-で示され、C+は有機化合物、有機金属化合物、
あるいは無機化合物の酸化性のカチオン、又はルイス塩
基とプロトンからなるブレンステッド酸であり、メタロ
セン配位子のアニオンと反応してメタロセンのカチオン
を生成することができる。
【0033】A-は嵩高く、非配位性のアニオンであ
り、メタロセンに配位せずにメタロセンカチオンを安定
化することができるものである。それらの具体例として
は、特開平4−253711号公報、同4−30558
5号公報、特公表平5−507756号公報、同5−5
02906号公報に記載されたようなものを用いること
ができる。
【0034】特に、テトラキス(ペンタフルオロフェニ
ル)ボレートアニオンとトリフェニルカルボニウムカチ
オンあるいはジアルキルアニリニウムカチオンとのイオ
ン化合物が好ましい。これらのイオン化合物は、前記の
有機アルミニウム化合物と併用することができる。
【0035】上記の重合触媒は、無機化合物、又は有機
高分子化合物に担持して用いることができる。担体とし
ての無機化合物としては、無機酸化物、無機塩化物、無
機水酸化物が好ましく、少量の炭酸塩、硫酸塩を含有し
たものも採用できる。特に好ましいものは無機酸化物で
あり、シリカ、アルミナ、マグネシア、チタニア、ジル
コニア、カルシアなどを挙げることができる。これらの
無機酸化物は、平均粒子径が1〜300μm、比表面積
が50〜1000m2/gの多孔性微粒子が好ましく、例
えば100〜800℃で熱処理して用いることができ
る。有機高分子化合物としては、側鎖に芳香族環、置換
芳香族環、あるいはヒドロキシ基、カルボキシル基、エ
ステル基、ハロゲン原子などの官能基を有するものが好
ましい。具体例としては、ポリエチレン、ポリプロピレ
ン、ポリブテンなどの化学変成によって前記官能基を有
するα−オレフィンホモポリマー、α−オレフィンコポ
リマー、アクリル酸、メタクリル酸、塩化ビニル、ビニ
ルアルコール、スチレン、ジビニルベンゼンなどのホモ
ポリマー、共重合体、さらにそれらの化学変成物を挙げ
ることができる。これらの有機高分子化合物は、平均粒
子径が5〜250μmの球状微粒子が用いられる。
【0036】上記気相重合の条件としては、重合反応温
度が通常50〜120℃、さらに60〜100℃が好ま
しい。有機アルミニウム化合物に対する固体触媒中の遷
移金属の原子比(Al/M)が好ましくは1〜100
0、重合反応圧力が常圧以上、さらに0.3MPa・G
以上、特に0.5MPa・G以上、10MPa・G以
下、さらに6MPa・G以下、5MPa・G以下の条件
下で行うことが好ましい。
【0037】また、重合活性の向上、生成ポリマーの形
状保持、重合反応器への触媒導入の容易さ、重合反応器
への触媒付着防止、流動床反応器内での流動性の向上な
どを目的として、エチレンあるいはエチレンを主成分と
し炭素数3〜8のオレフィンの一定量を予備的に重合し
た後、この予備重合体を触媒として本重合に使用でき
る。予備重合は、例えば、不活性炭化水素溶媒中のスラ
リー法において、通常、重合温度−20〜70℃、好ま
しくは−10〜60℃、重合時間30分〜100時間、
触媒固体中の遷移金属1mg原子当たり重合体が1〜1
00g得られる条件で行う。
【0038】本発明で用いられるオレフィンとしては、
エチレンと、プロピレン、ブテン−1、ペンテン−1、
4−メチルペンテン−1、ヘキセン−1、オクテン−1
などの直鎖状α−オレフィンや、シクロペンテン、シク
ロヘキセンなどの環状α−オレフィンなどの炭素数3〜
8のオレフィンあるいはこれらの混合物を挙げられる。
【0039】本発明の重合方法は、エチレンの単独重
合、エチレンを主成分とし炭素数2〜8のオレフィンと
の共重合に好適に用いることができる。特に、エチレン
を主成分とし炭素数2〜8の重合性オレフィンとを共重
合させて、直鎖状低密度ポリエチレン(LLDPE)を
製造する方法に好適に用いることができる。
【0040】上記のエチレンを主成分としては、反応器
に供給する重合性オレフィン成分の中で、エチレンが2
0モル%以上、さらに30モル%以上、よりさらに40
モル%以上、特に50モル%以上、より特に60モル%
以上が好ましい。
【0041】本発明の反応器内に供給する水素濃度およ
び炭素数3〜8の飽和炭化水素濃度とを下記(A)およ
び(B)で調整することにより、オレフィン重合体のメ
ルトインデックス(MI)を調節することとは、(水素
濃度/エチレン濃度)の値がほぼ一定の場合に(炭素数
3〜8の飽和炭化水素濃度/エチレン濃度)を大きくす
ることにより、小さなメルトフローレート(MI)の重
合体を製造することができることを意味する。また、
(炭素数3〜8の飽和炭化水素濃度/エチレン濃度)の
値がほぼ一定の場合に(水素濃度/エチレン濃度)を大
きくすることにより、大きなメルトフローレート(M
I)の重合体を製造することができることを意味する。 (A) 水素濃度/エチレン濃度 (B) 炭素数3〜8の飽和炭化水素濃度/エチレン濃
【0042】本発明の反応器内に供給する水素濃度、炭
素数3〜8の飽和炭化水素濃度および炭素数3〜8のオ
レフィン濃度とを下記(D)および(E)で調整するこ
とにより、オレフィン重合体のメルトインデックス(M
I)を調節することとは、(水素濃度/エチレン濃度)
の値がほぼ一定の場合に(炭素数3〜8の飽和炭化水素
濃度/エチレン濃度)を大きくすることにより、小さな
メルトフローレート(MI)の重合体を製造することが
できることを意味する。また、(炭素数3〜8の飽和炭
化水素濃度/エチレン濃度)の値がほぼ一定の場合に
(水素濃度/エチレン濃度)を大きくすることにより、
大きなメルトフローレート(MI)の重合体を製造する
ことができることを意味する。 (D) 水素濃度/エチレン濃度 (E) (炭素数3〜8の飽和炭化水素濃度+炭素数3
〜8のオレフィン濃度)/エチレン濃度
【0043】図1は、気相重合反応装置の説明図の一例
である。図1を参照して、本発明の実施態様の一例を概
略的に説明する。気相反応混合物は、反応器の気相流動
層部分1で重合され、反応器の頂部から抜き出され、循
環ライン5を通じて熱交換器6及びコンプレサー7を経
由して反応器の下部より再導入される。補充供給原料
が、原料供給ライン8から供給される。触媒あるいは別
の容器で予め少量のオレフィンで予備重合処理した予備
重合体は、供給ライン9から供給される。製造された重
合体は、気相流動層部分の高さが一定になるように反応
器から抜き取りライン10により連続的または断続的に
抜き出される。ガス濃度の測定は、ガスを循環ライン5
よりガス濃度測定ライン11へ抜き出し、ガス濃度測定
器12を用いて行う。
【0044】
【実施例】以下に、実施例を挙げて、本発明についてさ
らに具体的に説明する。本発明は、これらの実施例のみ
に限定されるものでない。
【0045】オレフィン重合体の特性の測定方法は、以
下の通りである。 (1)密度:JIS K7112に準拠して、190
℃、21.6Kg荷重におけるメルトフローレイト測定
時に得られるストランドを100℃で1時間熱処理し、
1時間かけて室温まで徐冷したサンプルを密度勾配管で
用いて測定した。 (2)メルトフローレイト(MI) :JIS K72
10に準拠して、メルトインデクサーを用いて、190
℃における2.16Kg荷重での10分間にストランド
状に押し出される樹脂の重量を測定することにより求め
た。
【0046】ガスの分析方法は、以下の方法で行った。
絶対検量線法により作成した検量線は、高千穂化学工業
社製の標準ガスを、カラム充填剤は、横河電機社より入
手したものを用いて行った。
【0047】1.水素濃度の測定方法:φ2mm×0.
5m(カラム充填剤YGC−5150Q−0825)、
φ2mm×1m(カラム充填剤YGC−5111K)、
φ2mm×1m(カラム充填剤YGC−5102B)の
3本のカラムを直列に接続したものを用い、検出器とし
てTCD、キャリアーガス(Ar)、キャリアーガス流
速(60〜300ml/min)、カラム温度(65
℃)で分析を行った。水素濃度は、得られた分析データ
を、インテグレータを用いて、ベースラインの処理方法
としてPeek height法、絶対検量線法により
作成した検量線を用いて、算出した。
【0048】2.エチレン濃度の測定方法:φ2mm×
0.5m(カラム充填剤YGC−5150Q−082
5)、φ2mm×2m(カラム充填剤YGC−5111
K)の2本のカラムを直列に接続したものを用い、検出
器としてFID、キャリアーガス(水素)、キャリアー
ガス流速(60〜300ml/min)、カラム温度
(65℃)で分析を行った。エチレン濃度は、得られた
分析データを、インテグレータを用いて、ベースライン
の処理方法としてPeek height法、絶対検量
線法により作成した検量線を用いて、算出した。
【0049】3.ヘキセン−1、i−ペンタン濃度の測
定方法:φ2mm×2m(カラム充填剤YGC−515
0Q−1125)、φ2mm×3m(カラム充填剤YG
C−5150Q−1825)の2本のカラムを直列に接
続したものを用い、検出器としてFID、キャリアーガ
ス(水素)、キャリアーガス流速(60〜300ml/
min)、カラム温度(65℃)で分析を行った。ヘキ
セン−1およびn−ペンタン濃度は、得られた分析デー
タを、インテグレータを用いて、ベースラインの処理方
法としてPeek height法、絶対検量線法によ
り作成した検量線を用いて、算出した。
【0050】[実施例1] (エチレンとヘキセン−1との気相重合)図1に示した流
動床気相反応器を用いて、重合触媒としては、メタロセ
ン系触媒を用い、表1に示したガス濃度と反応条件によ
り、水素および飽和炭化水素としてi−ペンタン存在
下、エチレンとヘキセン−1との共重合を行った。気相
反応器に供給する水素、エチレン、ヘキセン−1および
i−ペンタンのガス濃度は、図1に示した反応装置に示
すガス濃度測定ライン11より抜き出し、ガス濃度測定
器12を用いて測定した。エチレン、ヘキセン−1、水
素およびi−ペンタンのガス濃度は、それぞれ58.0
vol%、1.5vol%、88×10-4vol%、
1.1vol%であり、表1に示す。表1に示した特性
を有するオレフィン重合体が安定して得られた。
【0051】[実施例2〜10]実施例1と同じ流動床
気相反応装置およびメタロセン触媒を用いて、表1に示
したガス濃度と反応条件により、エチレンとヘキセン−
1との共重合を行った。表1に示した特性を有するオレ
フィン重合体が安定して得られた。
【0052】
【表1】
【0053】
【発明の効果】本発明は、メタロセン系触媒を用いた流
動床気相重合プロセスにおいて、重合反応条件を大幅に
変更することなく、簡便な方法でメルトインデックスの
調節されたエチレンを主成分とするオレフィン重合体を
得ることが出来る。
【0054】本発明は、高い水素濃度条件下で低いメル
トインデックスに調節したエチレンを主成分とするオレ
フィン重合体を容易に得ることが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】気相重合反応装置の説明図の一例である。
【符号の説明】 1 反応の気相流動層部分、 2 流動床反応器、 4 流動化グリッド、 5 循環ライン、 6 熱交換器、 7 コンプレッサー、 8 原料供給ライン、 9 触媒供給ライン、 10 オレフィン重合体抜き取りライン、 11 ガス濃度測定用ライン、 12 ガス濃度測定器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4J011 AA05 MA01 MA03 MA04 MA08 MA09 MA19 MB01 MB02 4J028 AA01A AB00A AB01A AC01A AC10A AC20A AC28A AC39A BA01B BA02B BB01B BC12B BC25B CA24C CA25C CA27C CA28C CA29C CB02C EB02 EB03 EB04 EB05 EB07 EB08 EB09 EB10 EC01 EC02 FA04 FA09 GA05 GA08 4J100 AA02P AA03P AA03Q AA04P AA04Q AA07P AA07Q AA16P AA16Q AA17P AA17Q AA19P AA19Q AR04P AR04Q AR05P AR05Q CA01 CA04 DA42 FA04 FA10 FA22

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 反応器内に水素および炭素数3〜8の飽
    和炭化水素存在下、メタロセン系触媒含有固体成分を流
    動床反応器に供給するエチレンを主成分とするオレフィ
    ンの気相重合方法において、反応器内に供給する水素濃
    度および炭素数3〜8の飽和炭化水素濃度とを下記
    (A)および(B)で調整することにより、オレフィン
    重合体のメルトインデックス(MI)を調節することを
    特徴とするオレフィンの気相重合方法。 (A) 水素濃度/エチレン濃度 (B) 炭素数3〜8の飽和炭化水素濃度/エチレン濃
  2. 【請求項2】 反応器内に供給する水素濃度および炭素
    数3〜8の飽和炭化水素濃度とを下記(A1)および
    (B1)の範囲で調整することにより、オレフィン重合
    体のメルトインデックス(MI)を調節することを特徴
    とする請求項1記載のオレフィンの気相重合方法。 (A1) 水素濃度/エチレン濃度=(0.1〜20)
    ×10-4、 (B1) 炭素数3〜8の飽和炭化水素濃度/エチレン
    濃度=0.001〜0.7
  3. 【請求項3】 反応器内に水素および炭素数3〜8の飽
    和炭化水素存在下、メタロセン系触媒含有固体成分を流
    動床反応器に供給するエチレンを主成分とするオレフィ
    ンの気相重合方法において、反応器内に供給する水素濃
    度、炭素数3〜8の飽和炭化水素濃度および炭素数3〜
    8のオレフィン濃度とを下記(D)および(E)で調整
    することにより、オレフィン重合体のメルトインデック
    ス(MI)を調節することを特徴とするオレフィンの気
    相重合方法。 (D) 水素濃度/エチレン濃度 (E) (炭素数3〜8の飽和炭化水素濃度+炭素数3
    〜8のオレフィン濃度)/エチレン濃度
  4. 【請求項4】 反応器内に供給する水素濃度、炭素数3
    〜8の飽和炭化水素濃度および炭素数3〜8のオレフィ
    ン濃度とを調整することが、下記(D1)および(E
    1)の範囲で調整することを特徴とする請求項3記載の
    オレフィンの気相重合方法。 (D1) 水素濃度/エチレン濃度=(0.1〜20)
    ×10-4、 (E1) (炭素数3〜8の飽和炭化水素濃度+炭素数
    3〜8のオレフィン濃度)/エチレン濃度=0.001
    〜0.7
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2003504170A (ja) * 1998-08-06 2003-02-04 バーゼル、ポリオレフィン、ゲゼルシャフト、ミット、ベシュレンクテル、ハフツング 気相で行なわれる反応のための帯電防止被膜を持つ固体反応器
JP2008503641A (ja) * 2004-06-21 2008-02-07 ユニベーション・テクノロジーズ・エルエルシー 組成分布を制御したポリマーを製造するための方法
JP2010518225A (ja) * 2007-02-05 2010-05-27 ユニベーション・テクノロジーズ・エルエルシー ポリマー特性を制御する方法

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