JP2000044567A - 六環性化合物 - Google Patents

六環性化合物

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JP2000044567A
JP2000044567A JP10213816A JP21381698A JP2000044567A JP 2000044567 A JP2000044567 A JP 2000044567A JP 10213816 A JP10213816 A JP 10213816A JP 21381698 A JP21381698 A JP 21381698A JP 2000044567 A JP2000044567 A JP 2000044567A
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amino
alkyl
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Akira Atsumi
亮 渥美
Akiko Togo
明子 東郷
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Daiichi Pharmaceutical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【解決手段】 次の一般式(1)で表される化合物及びそ
の塩。 【化1】 〔R1及びR2はC1〜6のアルキル基、ハロゲン原子
等、R3はエチル基等、R4はアミノ基等、Zはメチレン
等、m及びnは0、1又は2を示す〕 【効果】 抗腫瘍活性に優れ、かつ水溶性であり、抗腫
瘍剤として有用である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、抗腫瘍作用を有す
る新規六環性化合物に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】カンプ
トテカ・アクミナタ(Camptotheca acuminata)の樹
皮、根、果実、葉などから単離されたカンプトテシン
は、五環性のアルカロイドであり、核酸合成を阻害する
ことによって抗腫瘍活性を示すことが知られている。
【0003】現在、カンプトテシン誘導体の医薬品とし
て、塩酸イリノテカンが実用化されているが、より高活
性の化合物を提供すべく研究が続けられ、カンプトテシ
ンに水溶性基を有する環を一つ付加した六環性の化合物
が見出され、報告されている(特開平5-59061号公
報)。
【0004】しかし、更に作用が優れ、医薬として投与
する上で望ましい特性を有する新規なカンプトテシン誘
導体の開発が望まれている。
【0005】
【課題を解決するための手段】かかる実情において本発
明者らは、鋭意研究を重ねた結果、特開平5-59061号公
報に記載の六環性化合物の代謝物が、優れた抗腫瘍活性
を有することを見出し、本発明を完成した。
【0006】
【発明の実施の形態】すなわち本発明は、次の一般式
(1)で表される新規六環性化合物を提供するものであ
る。
【0007】
【化5】
【0008】〔式中、R1及びR2は、それぞれ水素原
子;ヒドロキシル基;ヒドロキシル基、ハロゲン原子、
ニトロ基もしくはシアノ基を有することもある炭素数1
〜6のアルキル基;炭素数1〜6のアルケニル基;炭素
数1〜6のアルキニル基;炭素数1〜6のアルコキシル
基;炭素数1〜6のアミノアルコキシル基;ハロゲン原
子;ニトロ基;シアノ基;メルカプト基;炭素数1〜6
のアルキルチオ基;保護基を有することもあるアミノ
基;アミノ基部分に保護基もしくは炭素数1〜6のアル
キル基を有することもある炭素数1〜6のアミノアルキ
ル基;アミノ基部分に保護基もしくは炭素数1〜6のア
ルキル基を有することもある炭素数1〜6のアミノアル
キルアミノ基;炭素数1〜6のアルキル基、炭素数1〜
6のアルコキシル基、アミノ基、ハロゲン原子、ニトロ
基もしくはシアノ基を有することもある複素環を有する
炭素数1〜6のアルキル基;炭素数1〜6のアルキル
基、炭素数1〜6のアルコキシル基、アミノ基、ハロゲ
ン原子、ニトロ基もしくはシアノ基を有することもある
複素環を有するカルボニル基;炭素数1〜6のアルキル
基、炭素数1〜6のアルコキシル基、保護基を有するこ
ともあるアミノ基、ハロゲン原子、ニトロ基、シアノ基
もしくは保護基を有することもある複素環を有する炭素
数1〜6のアルキルアミノ基;複素環の窒素原子もしく
はアミノ基部分に保護基もしくは炭素数1〜6のアルキ
ル基を有することもあるアミノ複素環基;複素環の窒素
原子もしくはアミノ基部分に保護基もしくは炭素数1〜
6のアルキル基を有することもある複素環アミノ基;又
は保護基もしくは炭素数1〜6のアルキル基を有するこ
ともあるカルバモイル基を示し、R3は、炭素数1〜6
のアルキル基を示し、R4は、水素原子;保護基を有す
ることもあるアミノ基;保護基を有することもある炭素
数1〜6のアルキルアミノ基;保護基を有することもあ
る炭素数1〜6のアミノアルキル基;保護基を有するこ
ともある炭素数1〜6のアルキルアミノアルキル基;ス
ルホン酸基;又はカルボキシル基を示し、Zは、酸素原
子;イオウ原子;CR56(R5及びR6はそれぞれ水素
原子又は炭素数1〜6のアルキル基を意味する);又は
NR7(R7は水素原子;炭素数1〜6のアルキル基;保
護基を有することもある炭素数1〜6のアミノアルキル
基;保護基を有することもある炭素数1〜6のアルキル
アミノアルキル基;又はアミノ基の保護基を意味する)
を示し、m及びnはそれぞれ0、1又は2を意味す
る。〕
【0009】上記一般式(1)において、R1及びR2とし
ては、アルキル基、ヒドロキシアルキル基、ヒドロキシ
ル基、メトキシル基、ハロゲン原子、ニトロ基、アミノ
基、シアノ基、アミノメチル基、ジメチルヒドラジノ
基、モルホリン-1-イル基、ピペラジン-1-イル基等、特
にメチル基、エチル基等のアルキル基、フッ素原子、塩
素原子、臭素原子等のハロゲン原子が好ましい。
【0010】R3としては、エチル基が好ましい。
【0011】R4としては、アミノ基、並びに炭素数1
〜6のアルキルアミノ基、アミノアルキル基もしくはア
ルキルアミノアルキル基、特にアミノ基が好ましい。
【0012】Zとしては、メチレン、酸素原子、イオウ
原子、イミノ、アルキルイミノ等、特にメチレンが好ま
しい。
【0013】アミノ基の保護基としては、ホルミル基、
アセチル基、トリチル基、第三級ブトキシカルボニル
基、ベンジル基、p-メトキシベンジルオキシカルボニル
基、フタロイル基、トリフルオロアセチル基等が好まし
い。
【0014】複素環基としては、アゼチジン、ピロリジ
ン、ピペリジン、イミダゾール、チアゾール、オキサゾ
ール、ピリジン等から導かれる基が好ましい。
【0015】また、化合物(1)の塩としては、アルカリ
金属、アルカリ土類金属等の塩、あるいはアミノ基等を
有する塩基性化合物の場合は、塩酸、硫酸、燐酸等の無
機酸又はギ酸、酢酸、メタンスルホン酸等の有機酸の塩
等、各種の生理学的に許容される塩が挙げられる。
【0016】また、本発明化合物(1)のうち、次の一般
式(1a)で表される化合物及びその塩、特に一般式(1b)で
表される化合物及びその塩が好ましい。
【0017】
【化6】
【0018】
【化7】
【0019】〔式中の記号は全て前記と同じ意味を有す
る。〕
【0020】更に、本発明化合物(1)のうち、9位の不
斉炭素原子に関する立体配置(F環の置換基)がS型で
ある化合物が、作用の点から好ましい。
【0021】本発明の化合物は、次の一般式(2)
【0022】
【化8】
【0023】〔式中の記号は全て前記と同じ意味を有す
る。〕で表される特開平5-59061号公報に記載の六環性
化合物の代謝物であり、例えば以下に示す方法によって
製造することができる。
【0024】すなわち、上記化合物(2)を動物に投与
し、その尿から単離することにより、又は上記化合物
(2)にヒト肝代謝酵素(CYP1A1)を含有するミクロソー
ム(例えば、バキュロウィルス発現系)を作用させ、反
応液より単離することにより、本発明化合物(1)が得ら
れる。
【0025】かくして得られる本発明化合物(1)は抗腫
瘍活性に優れ、かつ水溶性であり、抗腫瘍剤として有用
である。
【0026】
【実施例】以下、実施例を挙げて本発明を更に詳細に説
明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。
【0027】実施例1 特開平5-59061号公報の実施例50で得られた化合物〔(9
S)-1-アミノ-9-エチル-5-フルオロ-2,3-ジヒドロ-9-ヒ
ドロキシ-4-メチル-1H,12H-ベンゾ[de]ピラノ[3',4':6,
7]インドリジノ[1,2-b]キノリン-10,13(9H,15H)-ジオン
塩酸塩;以下「化合物A」という〕を注射用蒸留水又は
5重量%グルコース水溶液に溶解し、SD系雄性ラット
(84匹)に50mg/5ml/kgの割合で尾静脈より投与し、直
ちに代謝ケージに収容し、投与後24時間まで尿を採取し
た。
【0028】採取した尿は不溶性異物を遠心分離して取
り除いた後、SP-セファデックス(ファルマシア社製)
を用いたカラムクロマトグラフィーによるゲルろ過に付
した。水でよく洗浄した後、塩基性画分を1M塩化ナト
リウム水溶液で溶出し、UVライト照射により青色の蛍光
を発する画分を分取した。この画分をSep-Pak(ウォー
ターズ社製)に吸着させ、水で洗浄した後、メタノール
及びエタノールで溶出した。これをHPLC〔50mMリン酸緩
衝液:アセトニトリル=77:23,アセトニトリル〕で精
製し、下記式(1c)で表される(9S)-1-アミノ-9-エチル-5
-フルオロ-2,3-ジヒドロ-3,9-ジヒドロキシ-4-メチル-1
H,12H-ベンゾ[de]ピラノ[3',4':6,7]インドリジノ[1,2-
b]キノリン-10,13(9H,15H)-ジオンを単離した。
【0029】
【化9】
【0030】MS:m/z452(M+H+)1 H-NMR(DMSOーd6)δ:0.879(3H,t,J=7.16Hz), 1.872(2
H,m), 2.212(1H,d,J=14.3Hz),2.519(3H,s), 2.716(1H,
d,J=14.3Hz), 4.892(1H,s),5.374(1H,d,J=19.0Hz), 5.3
93(1H,s), 5.447(2H,s),5.695(1H,d,J=19.1Hz), 7.341
(1H,s), 7.929(1H,d,J=11.1Hz)
【0031】また、化合物Aを含む反応液に、バキュロ
ウィルス発現系CYP1A1ミクロソーム〔GENTEST社製〕を
加えインキュベートした後、反応を停止させ上清を遠心
分離し、HPLCにより精製することによっても化合物(1c)
が得られた。
【0032】試験例 細胞増殖抑制活性 実施例1で得られた化合物(1c)のメタンスルホン酸塩の
腫瘍細胞増殖抑制活性を評価した。
【0033】化合物(1c)のメタンスルホン酸塩は、予め
滅菌蒸留水に60μg/mlの濃度で溶解したものを使用し、
10%FBSを含むRPMI1640培地で4μg/mlを最高濃度とし
て公比4で10段階に希釈した。ヒト胚癌細胞株PC-6又は
マウス白血病細胞株P388を96ウェル−マイクロプレート
に播種し、当日(P388)ないし翌日(PC-6)に検体を50
μl/well添加した(最終濃度1μg/ml〜3.8pg/ml)。3
日間培養後、生細胞量をMTT〔3-(4,5-Dimethylthiazol-
2-yl)-2,5-diphenyl-2H-tetrazolium bromide〕法によ
り測定し、各検体の50%増殖抑制濃度(Gl50)を求め、
ng/mlをnMに換算した。この結果、Gl50はPC-6では2.67n
M、P388では16.8nMであった。
【0034】
【発明の効果】本発明化合物(1)は、抗腫瘍活性に優
れ、かつ水溶性であり、抗腫瘍剤として有用である。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成11年7月13日(1999.7.1
3)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項7
【補正方法】変更
【補正内容】
【化1】 で表される化合物及びその塩。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0029
【補正方法】変更
【補正内容】
【0029】
【化2】

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 次の一般式(1)で表される化合物及びそ
    の塩。 【化1】 〔式中、R1及びR2は、それぞれ水素原子;ヒドロキシ
    ル基;ヒドロキシル基、ハロゲン原子、ニトロ基もしく
    はシアノ基を有することもある炭素数1〜6のアルキル
    基;炭素数1〜6のアルケニル基;炭素数1〜6のアル
    キニル基;炭素数1〜6のアルコキシル基;炭素数1〜
    6のアミノアルコキシル基;ハロゲン原子;ニトロ基;
    シアノ基;メルカプト基;炭素数1〜6のアルキルチオ
    基;保護基を有することもあるアミノ基;アミノ基部分
    に保護基もしくは炭素数1〜6のアルキル基を有するこ
    ともある炭素数1〜6のアミノアルキル基;アミノ基部
    分に保護基もしくは炭素数1〜6のアルキル基を有する
    こともある炭素数1〜6のアミノアルキルアミノ基;炭
    素数1〜6のアルキル基、炭素数1〜6のアルコキシル
    基、アミノ基、ハロゲン原子、ニトロ基もしくはシアノ
    基を有することもある複素環を有する炭素数1〜6のア
    ルキル基;炭素数1〜6のアルキル基、炭素数1〜6の
    アルコキシル基、アミノ基、ハロゲン原子、ニトロ基も
    しくはシアノ基を有することもある複素環を有するカル
    ボニル基;炭素数1〜6のアルキル基、炭素数1〜6の
    アルコキシル基、保護基を有することもあるアミノ基、
    ハロゲン原子、ニトロ基、シアノ基もしくは保護基を有
    することもある複素環を有する炭素数1〜6のアルキル
    アミノ基;複素環の窒素原子もしくはアミノ基部分に保
    護基もしくは炭素数1〜6のアルキル基を有することも
    あるアミノ複素環基;複素環の窒素原子もしくはアミノ
    基部分に保護基もしくは炭素数1〜6のアルキル基を有
    することもある複素環アミノ基;又は保護基もしくは炭
    素数1〜6のアルキル基を有することもあるカルバモイ
    ル基を示し、R3は、炭素数1〜6のアルキル基を示
    し、R4は、水素原子;保護基を有することもあるアミ
    ノ基;保護基を有することもある炭素数1〜6のアルキ
    ルアミノ基;保護基を有することもある炭素数1〜6の
    アミノアルキル基;保護基を有することもある炭素数1
    〜6のアルキルアミノアルキル基;スルホン酸基;又は
    カルボキシル基を示し、Zは、酸素原子;イオウ原子;
    CR56(R5及びR6はそれぞれ水素原子又は炭素数1
    〜6のアルキル基を意味する);又はNR7(R7は水素
    原子;炭素数1〜6のアルキル基;保護基を有すること
    もある炭素数1〜6のアミノアルキル基;保護基を有す
    ることもある炭素数1〜6のアルキルアミノアルキル
    基;又はアミノ基の保護基を意味する)を示し、m及び
    nはそれぞれ0、1又は2を意味する。〕
  2. 【請求項2】 次の一般式(1a)で表される化合物及びそ
    の塩。 【化2】 〔式中、R1及びR2は、それぞれ水素原子;ヒドロキシ
    ル基;ヒドロキシル基、ハロゲン原子、ニトロ基もしく
    はシアノ基を有することもある炭素数1〜6のアルキル
    基;炭素数1〜6のアルケニル基;炭素数1〜6のアル
    キニル基;炭素数1〜6のアルコキシル基;炭素数1〜
    6のアミノアルコキシル基;ハロゲン原子;ニトロ基;
    シアノ基;メルカプト基;炭素数1〜6のアルキルチオ
    基;保護基を有することもあるアミノ基;アミノ基部分
    に保護基もしくは炭素数1〜6のアルキル基を有するこ
    ともある炭素数1〜6のアミノアルキル基;アミノ基部
    分に保護基もしくは炭素数1〜6のアルキル基を有する
    こともある炭素数1〜6のアミノアルキルアミノ基;炭
    素数1〜6のアルキル基、炭素数1〜6のアルコキシル
    基、アミノ基、ハロゲン原子、ニトロ基もしくはシアノ
    基を有することもある複素環を有する炭素数1〜6のア
    ルキル基;炭素数1〜6のアルキル基、炭素数1〜6の
    アルコキシル基、アミノ基、ハロゲン原子、ニトロ基も
    しくはシアノ基を有することもある複素環を有するカル
    ボニル基;炭素数1〜6のアルキル基、炭素数1〜6の
    アルコキシル基、保護基を有することもあるアミノ基、
    ハロゲン原子、ニトロ基、シアノ基もしくは保護基を有
    することもある複素環を有する炭素数1〜6のアルキル
    アミノ基;複素環の窒素原子もしくはアミノ基部分に保
    護基もしくは炭素数1〜6のアルキル基を有することも
    あるアミノ複素環基;複素環の窒素原子もしくはアミノ
    基部分に保護基もしくは炭素数1〜6のアルキル基を有
    することもある複素環アミノ基;又は保護基もしくは炭
    素数1〜6のアルキル基を有することもあるカルバモイ
    ル基を示し、R3は、炭素数1〜6のアルキル基を示
    し、R4は、水素原子;保護基を有することもあるアミ
    ノ基;保護基を有することもある炭素数1〜6のアルキ
    ルアミノ基;保護基を有することもある炭素数1〜6の
    アミノアルキル基;保護基を有することもある炭素数1
    〜6のアルキルアミノアルキル基;スルホン酸基;又は
    カルボキシル基を示し、Zは、酸素原子;イオウ原子;
    CR56(R5及びR6はそれぞれ水素原子又は炭素数1
    〜6のアルキル基を意味する);又はNR7(R7は水素
    原子;炭素数1〜6のアルキル基;保護基を有すること
    もある炭素数1〜6のアミノアルキル基;保護基を有す
    ることもある炭素数1〜6のアルキルアミノアルキル
    基;又はアミノ基の保護基を意味する)を示す。〕
  3. 【請求項3】次の一般式(1b)で表される化合物及びその
    塩。 【化3】 〔式中、R1及びR2は、それぞれ水素原子;ヒドロキシ
    ル基;ヒドロキシル基、ハロゲン原子、ニトロ基もしく
    はシアノ基を有することもある炭素数1〜6のアルキル
    基;炭素数1〜6のアルケニル基;炭素数1〜6のアル
    キニル基;炭素数1〜6のアルコキシル基;炭素数1〜
    6のアミノアルコキシル基;ハロゲン原子;ニトロ基;
    シアノ基;メルカプト基;炭素数1〜6のアルキルチオ
    基;保護基を有することもあるアミノ基;アミノ基部分
    に保護基もしくは炭素数1〜6のアルキル基を有するこ
    ともある炭素数1〜6のアミノアルキル基;アミノ基部
    分に保護基もしくは炭素数1〜6のアルキル基を有する
    こともある炭素数1〜6のアミノアルキルアミノ基;炭
    素数1〜6のアルキル基、炭素数1〜6のアルコキシル
    基、アミノ基、ハロゲン原子、ニトロ基もしくはシアノ
    基を有することもある複素環を有する炭素数1〜6のア
    ルキル基;炭素数1〜6のアルキル基、炭素数1〜6の
    アルコキシル基、アミノ基、ハロゲン原子、ニトロ基も
    しくはシアノ基を有することもある複素環を有するカル
    ボニル基;炭素数1〜6のアルキル基、炭素数1〜6の
    アルコキシル基、保護基を有することもあるアミノ基、
    ハロゲン原子、ニトロ基、シアノ基もしくは保護基を有
    することもある複素環を有する炭素数1〜6のアルキル
    アミノ基;複素環の窒素原子もしくはアミノ基部分に保
    護基もしくは炭素数1〜6のアルキル基を有することも
    あるアミノ複素環基;複素環の窒素原子もしくはアミノ
    基部分に保護基もしくは炭素数1〜6のアルキル基を有
    することもある複素環アミノ基;又は保護基もしくは炭
    素数1〜6のアルキル基を有することもあるカルバモイ
    ル基を示し、R3は、炭素数1〜6のアルキル基を示
    し、R4は、水素原子;保護基を有することもあるアミ
    ノ基;保護基を有することもある炭素数1〜6のアルキ
    ルアミノ基;保護基を有することもある炭素数1〜6の
    アミノアルキル基;保護基を有することもある炭素数1
    〜6のアルキルアミノアルキル基;スルホン酸基;又は
    カルボキシル基を示す。〕
  4. 【請求項4】 R3がエチル基である請求項1〜3のい
    ずれかに記載の化合物。
  5. 【請求項5】 R4がアミノ基である請求項1〜4のい
    ずれかに記載の化合物。
  6. 【請求項6】 R1及びR2がそれぞれハロゲン原子又は
    アルキル基である請求項1〜5のいずれかに記載の化合
    物。
  7. 【請求項7】 次の式(1c) 【化4】 で表される化合物及びその塩。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2001076603A1 (fr) * 2000-04-07 2001-10-18 Daiichi Pharmaceutical Co., Ltd. Compositions medicamenteuses contenant un derive de camptothecine et un agent de regulation de ph
US11806405B1 (en) 2021-07-19 2023-11-07 Zeno Management, Inc. Immunoconjugates and methods

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WO2001076603A1 (fr) * 2000-04-07 2001-10-18 Daiichi Pharmaceutical Co., Ltd. Compositions medicamenteuses contenant un derive de camptothecine et un agent de regulation de ph
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