JP2000044448A - 液体口腔剤製品 - Google Patents

液体口腔剤製品

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JP2000044448A
JP2000044448A JP10220355A JP22035598A JP2000044448A JP 2000044448 A JP2000044448 A JP 2000044448A JP 10220355 A JP10220355 A JP 10220355A JP 22035598 A JP22035598 A JP 22035598A JP 2000044448 A JP2000044448 A JP 2000044448A
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JP
Japan
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liquid
mouth
liquid oral
oral cavity
dextranase
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JP10220355A
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English (en)
Inventor
Shuji Iwao
修司 岩尾
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Lion Corp
Original Assignee
Lion Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 十分に口腔剤が歯垢に滞留してう触予防を効
果的に行うことができる液体口腔剤製品を提供する。 【解決手段】 容器10に取り付けたポンプディスペン
サー12により、デキストラナーゼが0.01%〜0.
5%含有された液体口腔剤を、泡密度0.3〜0.9
(g/cc/液比重/25°C)で口中に直接噴射する
ものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、洗口剤あるいは液
体歯磨き等の液体口腔剤製品に関する。
【0002】
【従来の技術】口腔に使用する液体口腔剤には、口中に
液剤を投与してうがい等により口腔内をすすぎ、口中を
清潔にしかつ清涼感を得ようとする洗口剤、あるいは、
口中に液剤を投与して歯や歯肉を清潔にしかつその疾病
を緩和・防止する液体歯磨き等がある。従来、洗口剤
は、殺菌剤・清涼感剤を含有した液状物を計量カップに
約10cc入れ、約1分間口腔内をすすぐものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
洗口剤等の液体口腔剤では、歯垢への滞留性が不十分で
う触予防に関して十分な効果が得られないという問題点
があった。
【0004】本発明は、前記の問題点を解消するためな
されたものであって、十分に口腔剤が歯垢に滞留してう
触予防を効果的に行うことができる液体口腔剤製品を提
供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の目的を
達成するため、次の構成を有する。請求項1の発明は、
デキストラナーゼが0.01%〜0.5%含有された液
体口腔剤を、泡密度0.3〜0.9(g/cc/液比重
/25°C)で口中に直接噴射することを特徴とする液
体口腔剤製品である。請求項2の発明は、液体口腔剤製
品は容器内の液体口腔剤をポンプ機構により口中へ直接
噴射するものであって、ポンプ機構により液体口腔剤を
容器本体内から吸い上げた後に吐出直前で泡放出部また
はその付近において外気を吸入して液体口腔剤と混合し
て泡状とすることを特徴とする請求項1に記載の液体口
腔剤製品である。
【0006】本発明では、歯垢分解酵素であるデキスト
ラナーゼを口中へ例えばポンプ機構を有するポンプ容器
で4〜5回プッシュ(約1cc/プッシュ)して直接噴
射するだけで、デキストラナーゼが口腔内に広がり、デ
キストラナーゼの滞留効果を付与することができる。酵
素デキストラナーゼの液体口腔剤の含有量は0.01%
〜0.5%で、好ましくは0.1%〜0.4%とする。
すなわち、デキストラナーゼの含有量が0.01%未満
では効果がなく、一方、0.5%を越える量では効果が
生ずる以上に飽和してしまいコスト高となるからであ
る。また、デキストラナーゼの歯垢への滞留効果は、2
5°Cにおける、泡密度0.3〜0.9(g/cc/液
比重/25°C)、好ましくは0.4〜0.6(g/c
c/液比重/25°C)であればより高くなることが判
明したものものである。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施形態を詳細に説明する。実施形態では、デキストラナ
ーゼが0.01%〜0.5%含有された液体口腔剤を、
泡密度0.3〜0.9(g/cc/液比重/25°C)
で口中に直接噴射する。この噴射は、容器内に収容した
液体口腔剤をポンプディスペンサーを用いて行うが、こ
のポンプディスペンサーは上記組成の液体口腔剤を上記
の泡密度で噴射して直接口腔内に投与できるものであれ
ばいずれでも適宜に選択使用できる。
【0008】図1、図2は、上記の泡密度での噴射を確
実にする液体口腔剤製品の好適な実施形態に係るもので
あって、液体口腔剤製品の容器10上端口元10aに設
けたポンプディスペンサー12の説明図である。容器1
0およびポンプディスペンサー12はそのヘッド20以
外の主要な構成が周知のものと共通しているので、図1
に示すものは一例であり、ヘッド20以外は、他の種類
のものも適宜に変形使用できる。
【0009】容器10の口元部10aは筒状に突出形成
されていて、外周に雄ネジ部10bが突出形成されてい
る。ポンプディスペンサー12は装着筒部14がこの雄
ネジ部10bに螺着して容器10に締め付け固定され
る。ポンプディスペンサー12は、シリンダー12a内
からバネ12bで上方に付勢されて突出位置しかつ下端
に筒状ピストン16を有するステム18と、該ステム1
8の上部に嵌着された、上部から泡放出部20aをステ
ム18の直角方向(通常前方)に突出するヘッド20
と、上記筒状ピストン16の上方抜け出し防止のために
ステム18を挿通させた筒部22をシリンダー12a上
端部内面に嵌着させた取付け筒24とを有してなる。
【0010】上記シリンダー12a上端外向きフランジ
を装着筒部14中間の内面に嵌着させた状態で、シリン
ダー12aを容器10内に垂下させて、装着筒部14の
下部の雌ネジを容器10口元部10aに螺着している。
なお、ポンプディスペンサー12の不使用時には何かが
当たることを防止するためヘッド20を覆い、また、使
用時にはヘッド20を露出するため、装着筒部14上端
にキャップ34を着脱自在に装着する。
【0011】上記ポンプディスペンサー12によれば、
上記ヘッド20を押し下げると筒状ピストン16が下降
し加圧されたシリンダー12a内の液体口腔剤はステム
18を介してヘッド20に送られる。前記ヘッド20の
泡放出部20aは、断面矩形の中空筒状に突出してお
り、泡放出部20a内に概略円筒形の泡混合部26が装
着される。
【0012】図2に詳細に示すように、泡混合部26
は、ヘッド20内側に向く尾端に円周上を複数箇所(例
えば2箇所)を矩形に切り取った切り欠き部26aが形
成され、中央部には、半径方向外側に突出する支持リブ
26bが対で突出形成される。また、中央部内側には、
泡の形成を調整するための適宜のメッシュ体28が挿着
されている。このメッシュ体28は必要とする泡の状態
に応じて挿着するものであり、好適には0.3〜1.0
mm角の範囲であって、0.3mm角よりも細かいと吐
出口付近で空気を巻き込んで泡として吐出する力を押さ
えてしまうことになり、1.0mm角を越えると均一な
泡になりにくい。
【0013】ヘッド20では、ステム18内部の液通路
18aが直角方向に向いて液放出部20a内に繋がって
いる。そして、液放出部20a内部に泡混合部26が装
着された状態で液放出部20aの内周面と泡混合部26
の外周面との間に空間30が形成されており、この空間
30が前記切り欠き部26aを介して泡混合部26内周
部を外気と連通している。
【0014】したがって、ヘッド20先端の液放出部2
0aにおいて外気と混合する箇所である泡混合部26
は、ポンプディスペンサー12に繋がるヘッド20の口
元部を二重筒構造にしているものであって、内側筒であ
る泡混合部26内から液を放出し、この場合の外筒の液
放出部20aと内筒である泡混合部26との間の空間3
0と泡混合部26内を孔つまり切り欠き部26aで連通
して当該空間30から当該切り欠き部26aを通して前
方より空気を取り入れて吐出直前の液に混合する構造と
する。これにより、ポンプディスペンサー12は、泡混
合部26において吐出直前の液に空気を混合できるので
液は泡立ち過ぎを生じることがなく、直接口中に噴射で
きる。つまり、容器10内の液は泡を混合した状態であ
ったり、ステム18を吸い上がってくるときに泡が混入
されたりすると、ヘッド20から噴射する以前に液が多
量に泡を含み易く、泡密度を0.3〜0.9(g/cc
/液比重/25°C)にすることが困難になりやすいの
で、実施形態のポンプディスペンサーを使用することが
極めて好ましい。また、前記空気を取り入れる通路であ
る空間30も口元の液放出部に前方に向けて形成してい
るので、該空間30から液が漏れてもヘッド20の口元
に流れ、液放出のときに合わせて放出でき、液漏れの問
題を減少できる。
【0015】発明者は、表1に示すような成分の、本発
明の実施例と比較例に係る液体洗口剤を、空気を混合し
た泡状態で直接口腔内に噴射して投与し、そのときの歯
垢中への酵素デキストラナーゼの滞留性を調査した。調
査結果を表1に示す。
【0016】歯垢中の酵素デキストラナーゼの滞留性調
査は次のようにして行った。各実施例と比較例の洗口剤
を口中に噴射後、水で洗口した後に、右上下顎より歯垢
を採取し0.1Mリン酸緩衝液(pH7.0)200μ
l(l:リットル)に懸濁した。次に、下記のサンプル
10mlで1分間洗口し、5分後、左上下顎より同様に
歯垢を採取し懸濁した。これらの懸濁歯垢を超音波によ
り粉砕後、夫々緩衝液に700μlを加え、その内の2
00μlに対して40°C・3時間インキュベート後、
Somogyi−Nelson法で還元糖量を測定し
た。更に、歯垢中のデキストラナーゼ活性を測定するた
め歯垢懸濁液200μlに、0.5%デキストランを含
む緩衝液200μlを加え、同様に40°C・3時間イ
ンキュベート後、Somogyi−Nelson法で還
元糖量を測定した。また、歯垢採取量を糖量に換算して
補正するため、歯垢懸濁液200μlを用いてフェノー
ル硫酸法により総糖量を測定した。
【0017】
【表1】
【0018】上記の調査結果によれば、実施例1の洗口
剤ではデキストラナーゼを0.2%含みかつ泡密度が
0.5(g/cc/液比重/25°C)であった。この
実施例1の洗口剤によれば、歯垢中への酵素滞留性が
0.023(unit/総糖量mg)であり良好な結果
がでた。一方、比較例1の洗口剤では、デキストラナー
ゼは実施例1と同様に0.2%含むが、泡密度が0.2
(g/cc/液比重/25°C)と低いものなので、歯
垢中への酵素滞留性が0.011(unit/総糖量m
g)となり不十分な結果がでた。
【0019】また、実施例2の洗口剤では、デキストラ
ナーゼを0.05%含みかつ泡密度が0.9(g/cc
/液比重/25°C)であった。この実施例2の洗口剤
によれば、歯垢中への酵素滞留性が0.017(uni
t/総糖量mg)であり良好な結果がでた。一方、比較
例2の洗口剤では、デキストラナーゼは実施例2と同様
に0.05%含むが、泡密度が0.1(g/cc/液比
重/25°C)と低いものなので、歯垢中への酵素滞留
性が0.003(unit/総糖量mg)となり、試料
中で最も不十分な結果がでた。
【0020】したがって、洗口剤がデキストラナーゼを
0.01%〜0.5%含むものでも、泡密度が0.3〜
0.9(g/cc/液比重/25°C)の範囲から外れ
ると、酵素滞留性が不十分になることが分かる。
【0021】なお、前記の実施形態では本発明の好適例
を説明したが、本発明はこれに限定されないことはもち
ろんである。
【0022】
【発明の効果】以上説明した通り、請求項1の発明によ
れば、十分に口腔剤が歯垢に滞留してう触予防を効果的
に行うことができる。また、請求項2の発明によれば、
口腔剤の泡密度を0.3〜0.9(g/cc/液比重/
25°C)とし易い。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態に係る液体口腔剤製品の容器口元に設
けたポンプディスペンサーの説明図である。
【図2】(a)〜(c)はそれぞれポンプディスペンサ
ーのヘッドと泡放出部の説明図である。
【符号の説明】
10 容器 12 ポンプディスペンサー 20 ヘッド

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 デキストラナーゼが0.01%〜0.5
    %含有された液体口腔剤を、泡密度0.3〜0.9(g
    /cc/液比重/25°C)で口中に直接噴射すること
    を特徴とする液体口腔剤製品。
  2. 【請求項2】 液体口腔剤製品は容器内の液体口腔剤を
    ポンプ機構により口中へ直接噴射するものであって、ポ
    ンプ機構により液体口腔剤を容器本体内から吸い上げた
    後に吐出直前で泡放出部またはその付近において外気を
    吸入して液体口腔剤と混合して泡状とすることを特徴と
    する請求項1に記載の液体口腔剤製品。
JP10220355A 1998-08-04 1998-08-04 液体口腔剤製品 Pending JP2000044448A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003261430A (ja) * 2002-03-05 2003-09-16 Kao Corp 泡状染毛剤
US10524989B2 (en) 2014-12-26 2020-01-07 Kao Corporation Liquid composition for oral cavity contained in foam-discharging container

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