JP2000044268A - 光ファイバ母材搬送装置 - Google Patents

光ファイバ母材搬送装置

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JP2000044268A
JP2000044268A JP10210540A JP21054098A JP2000044268A JP 2000044268 A JP2000044268 A JP 2000044268A JP 10210540 A JP10210540 A JP 10210540A JP 21054098 A JP21054098 A JP 21054098A JP 2000044268 A JP2000044268 A JP 2000044268A
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optical fiber
fiber preform
preform
conveying device
vertical
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Yuichi Oga
裕一 大賀
Taku Yamazaki
卓 山▲崎▼
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Sumitomo Electric Industries Ltd
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Sumitomo Electric Industries Ltd
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    • C03GLASS; MINERAL OR SLAG WOOL
    • C03BMANUFACTURE, SHAPING, OR SUPPLEMENTARY PROCESSES
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    • C03B37/01Manufacture of glass fibres or filaments
    • C03B37/012Manufacture of preforms for drawing fibres or filaments
    • C03B37/014Manufacture of preforms for drawing fibres or filaments made entirely or partially by chemical means, e.g. vapour phase deposition of bulk porous glass either by outside vapour deposition [OVD], or by outside vapour phase oxidation [OVPO] or by vapour axial deposition [VAD]
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 大型の光ファイバ母材の母材製造装置からの
着脱と、工程間搬送の機能を光ファイバ母材搬送装置に
一元化し、もって各母材製造装置に光ファイバ母材の着
脱機構を配置することを不要とし、製造装置の簡略、低
価格化を図る。 【解決手段】 光ファイバ母材搬送装置の可動台車31
に少なくとも上下方向の移動板33と、必要により水平
方向の移動板35、37を設け、該移動板に光ファイバ
母材把持機構38を取付け、上下方向移動板33、水平
方向移動板35、37を摺動し光ファイバ母材把持機構
38を母材製造装置の光ファイバ母材係止部に近接さ
せ、光ファイバ母材を母材製造装置から着脱することを
可能とするとともに、光ファイバ母材の製造工程間搬送
の機能をもたせる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、可動台車と、可動
台車に取付けられた移動機構と、移動機構に取付けられ
た光ファイバ母材把持機構を備え、光ファイバ母材製造
において光ファイバ母材を各工程の母材製造装置から着
脱するとともに、工程間の搬送を行う機能を有する光フ
ァイバ母材搬送装置に関する。
【0002】
【従来の技術】石英系光ファイバ母材の製造工程は、V
AD法等により多孔質母材を石英種棒の周囲に堆積、形
成するすす付け工程、すす付け工程で形成された多孔質
母材を加熱透明化する焼結工程、焼結母材を延伸する延
伸工程等の一連の工程からなる。これらの各工程を担う
母材製造装置は、工場内に独立して配置されているの
で、前工程の母材製造装置で加工を終了した光ファイバ
母材を母材製造装置から取り外し、次工程の母材製造装
置まで搬送し、その母材製造装置に取付ける必要があ
る。
【0003】近年光ファイバの生産効率向上、低価格化
の目的より、光ファイバ母材の形状は大型化しており、
その重量はおよそ70kgに達している。光ファイバ母
材の重量増大に伴い、人力により光ファイバ母材を前工
程の母材製造装置から取り外し、次工程に移動し、次工
程の母材製造装置に取り付ける作業を行うことは困難で
ある。
【0004】かかる光ファイバ母材を着脱、搬送する方
法としては、特開平5―43255号公報に示されたよ
うに、光ファイバ母材の把持部である石英種棒に貫通穴
を設け、それに嵌合用ピンを挿入し、このピンを汎用搬
送手段であるハンドクレーンに係止して搬送する方法が
ある。図5は、このハンドクレーンを用いた光ファイバ
母材の着脱、搬送を行う搬送装置を示す図であつて、ハ
ンドクレーン本体4は、多関節のアーム11、12、1
3、14を介して光ファイバ母材把持機構3が光ファイ
バ母材1の石英種棒2を係止する。
【0005】この着脱、搬送方法により大型の光ファイ
バ母材を扱う場合、ハンドクレーンが複数の関節21、
22、23、24を有している為、光ファイバ母材の重
量によりアームの関節部に回転モーメントが発生するこ
とによりハンドクレーンのアームにたわみが発生し、光
ファイバ母材の重量が70kgを超えると光ファイバ母
材1の着脱の際微妙な位置調整、姿勢制御が出来ず石英
種棒2を破損させることが多かった。一方、特開平9―
110454号公報にはクリーンルーム外でも搬送を可
能とした光ファイバ母材の搬送装置が示されている。こ
の装置は、基台と基台に設けられた光ファイバ母材固定
部材からなり、光ファイバ母材固定部材に光ファイバ母
材を係止してキャスター付きの基台により光ファイバ母
材の工程間の搬送を行うものであり、光ファイバ母材の
大型化に対応可能であるが、搬送装置と母材製造装置と
の間で光ファイバ母材を受け渡しする機構を備えていな
い。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】以上説明したハンドク
レーンにより光ファイバ母材を着脱、搬送する方法で
は、光ファイバ母材の大型化に伴うハンドクレーンのア
ームのたわみの発生を回避するためアームの機械的な剛
性を増加させる必要があり、必然的に着脱、搬送装置自
体の大型化ひいては高価格化を招くこととなり、光ファ
イバ母材の大型化によるファイバの生産効率の向上、低
価格化という当初の目的に相反することとなる。
【0007】一方、特開平9―110454号公報に示
された光ファイバ母材の搬送装置では光ファイバ母材を
母材製造装置から搬送装置の光ファイバ母材固定部材ま
で移動する手段を有していないので、光ファイバ母材を
母材製造装置と搬送装置間で受け渡しするための機構が
別に必要となる。特に光ファイバ母材の大型化、長尺化
に伴い、上記受け渡しの機構に要求される移動ストロー
ク、耐過重の要求値が大きくなると母材製造装置と搬送
装置間で光ファイバ母材を受け渡しする機構が大掛かり
となり不利である。本発明は、かかる不具合点を無く
し、光ファイバ母材の母材製造装置への着脱及び搬送を
比較的簡単な構造でなしうる光ファイバ母材搬送装置を
提供する。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明に係る光ファイバ
母材搬送装置は、可動台車と可動台車に取り付けられた
上下方向移動機構と上下方向移動機構に取付けられた光
ファイバ母材把持機構から構成される。
【0009】母材製造装置に係止された光ファイバ母材
の取り外しは以下の手順による。予め光ファイバ母材搬
送装置の上下方向移動機構を操作して、光ファイバ母材
把持機構の高さを母材製造装置に係止された光ファイバ
母材の石英種棒の高さに調整する。その後、可動台車を
前記光ファイバ母材把持機構が母材製造装置に係止され
た光ファイバ母材の石英種棒の把持しようとする個所に
近接するように移動し、前記光ファイバ母材把持機構に
より石英種棒を把持し、しかる後母材製造装置の石英種
棒の係止を開放することにより、母材製造装置から光フ
ァイバ母材搬送装置への光ファイバ母材の受け渡しを可
能とする。
【0010】光ファイバ母材を光ファイバ母材搬送装置
により搬送の後次工程の母材製造装置に取り付ける作業
も前工程の母材製造装置から光ファイバ母材搬送装置へ
の光ファイバ母材の受け渡しと同様な手順で可能であ
る。このように光ファイバ母材の搬送と着脱の機能を光
ファイバ母材搬送装置に一元化することにより、母材製
造装置の近傍に母材着脱用の機構を設置することによる
装置全体の複雑化、高価格化という問題点を解決するも
のである。
【0011】他方、光ファイバ母材搬送装置の光ファイ
バ母材把持機構を母材製造装置の光ファイバ母材係止部
に近接させることは、その位置決めの要求精度が比較的
緩やかであれば先に述べたように上下方向移動機構によ
り光ファイバ母材把持機構の高さを調整した後に可動台
車を移動することにより可能であるが、その位置決め精
度が要求される場合は、別に水平方向の移動機構を光フ
ァイバ母材搬送装置に付加し光ファイバ母材把持機構の
位置決めをする必要がある。この場合は、上下方向移動
機構に水平方向移動機構を取り付け、水平方向移動機構
に光ファイバ母材把持機構を取付ければよい。
【0012】また、大型光ファイバ母材の搬送の際に光
ファイバ母材の保持をより確実に行う為には、先に述べ
た光ファイバ母材把持機構に光ファイバ母材係止機構を
併用して、光ファイバ母材把持機構にかかる荷重を分散
することも効果的である。
【0013】
【発明の実施の形態】図1は、本発明に係る光ファイバ
母材搬送装置の構成を示す概略図を示し、上下方向移動
機構29と可動台車31から成っている。上下方向移動
機構29は上下方向ベース32と該ベースに沿って上下
方向に摺動される上下方向移動板33とで構成される。
可動台車31は車輪軸を任意の方向に向けることが可能
な車輪31aを備えている。上下方向移動板33には連
結部材38aを介して光ファイバ母材把持機構38が取
付けられており、光ファイバ母材1の上端から延びる石
英種棒2を把持して光ファイバ母材搬送装置に吊り下げ
状態で支持する。
【0014】所定の工程位置にある光ファイバ母材を次
の工程位置に移すには、例えばすす付け工程位置にある
光ファイバ母材を焼結工程位置に移すには、先ず光ファ
イバ母材搬送装置を電動あるいは手動等で前工程である
すす付け工程の母材製造装置に係止されている光ファイ
バ母材の着脱位置まで移動し、光ファイバ母材搬送装置
の母材把持機構38で光ファイバ母材の石英種棒2の部
分を把持する。光ファイバ母材把持機構38の上下方向
の位置調整は、上下方向移動板33を上下に移動調整す
ることにより行う。しかるのち母材製造装置側の光ファ
イバ母材の係止機構を解除すればすす付け工程の母材製
造装置から光ファイバ母材搬送装置への光ファイバ母材
の受け渡しが完了する。
【0015】母材搬送装置の母材把持機構38により光
ファイバ母材の石英種棒2を把持した状態で光ファイバ
母材を次工程である焼結工程の母材製造装置まで搬送
し、該母材製造装置の光ファイバ母材係止機構の近傍位
置に石英種棒の把持部分を可動台車の車輪31aと上下
方向移動板33の操作により移動調整し、該母材製造装
置の係止機構に光ファイバ母材の係止を行う。この後光
ファイバ母材搬送装置の光ファイバ母材把持機構を解除
し、光ファイバ母材搬送装置を焼結工程の母材製造装置
から後退させれば、次工程の母材製造装置への光ファイ
バ母材の係止が完了する。
【0016】母材製造装置に取り付けられた光ファイバ
母材は、その軸方向が重力方向と一致するのが通常であ
るが、各母材製造装置の光ファイバ母材係止部の位置
は、各工程の母材製造装置により異なるので、光ファイ
バ母材搬送装置の上下方向移動機構のクロストークは、
少なくとも各母材製造装置における光ファイバ母材の係
止位置の高さをカバーできる範囲を確保することが必要
である。
【0017】本発明にかかる光ファイバ母材搬送装置の
他の構成として、上下方向移動板33に水平方向移動機
構を付加搭載して、水平方向移動機構に光ファイバ母材
把持機構を取付ける構成を採ることも可能である。本構
成を採用した場合は、光ファイバ母材の製造装置からの
着脱の際、光ファイバ母材搬送装置の光ファイバ母材把
持機構38の位置調整は上下方向移動板33とともに水
平方向移動機構を用いて行えるので、可動台車の移動に
より水平方向の位置調整を行う場合に比較して高精度の
位置決めが可能となる。
【0018】図2は、この水平方向移動機構を有する光
ファイバ母材搬送装置の一実施形態を示す斜視図であ
る。上下方向移動機構29は、上下方向移動板33と上
下方向ベース32とボールネジ33a、33bとで構成
される。水平方向移動機構28は、横方向(X方向)と
前後方向(Y方向)の2方向の移動が行えるように構成
する。横方向移動は水平方向移動板35と水平方向べー
ス34とボールネジ35a、35bとで構成される。前
後方向移動は水平方向移動板37と水平方向ベース36
とボールネジ37a、37bとで構成される。これら二
つの水平方向移動機構を積層構造で形成することによ
り、形状を増大させることなく横方向と前後方向の2方
向の自由度を有する水平方向移動機構が構成できる。
【0019】連結部材38aを介して水平方向移動板3
7に固定された光ファイバ母材把持機構38の位置調整
は、上下方向移動板33、水平方向移動板35、37を
移動することにより行う。上下方向移動板33の移動は
上下方向ベース32に取り付けられたボールネジ33a
を上下方向移動板33の上下方向貫通孔に貫通嵌合さ
せ、ボールネジの一端33bを電動又は手動で回転する
ことにより行う。水平方向移動板35、37の移動は、
水平方向ベース34、36に取り付けられたボールネジ
35a、37aを各々水平方向移動板35、37の貫通
孔に貫通嵌合させ、ボールネジの一端35b、37bを
電動又は手動で回転することにより行う。尚、上下方
向、水平方向の移動は、ボールネジを電動、又は手動で
回転させる方法以外に、駆動源としてリニアガイド、油
圧を用いても同様の効果が期待出来る。
【0020】光ファイバ母材搬送装置の光ファイバ母材
把持機構に光ファイバ母材の石英種棒を係止する光ファ
イバ母材係止機構を併用することにより更に光ファイバ
母材の保持を強化できる。図3で光ファイバ母材搬送装
置は、光ファイバ母材把持機構38と支持部材41によ
る光ファイバ母材の係止機構を併有する。支持部材41
は、連結部材41aを介して上下方向ベース32に取付
けられている。光ファイバ母材把持機構38は図2の場
合と同様に連結部材38aを介して水平方向移動板37
に固定されている。支持部材41には石英種棒2の挿入
穴42が設けられており、更に、石英種棒挿入穴42に
直交して嵌合用ピン44を打ち込む為の嵌合用貫通穴4
3が設けられている。一方光ファイバ母材1と一体化さ
れた石英種棒2にも嵌合用貫通穴45が設けられてい
る。
【0021】本構成を用いた場合の母材製造装置から光
ファイバ母材搬送装置への光ファイバ母材の受け渡し手
順は以下の通りである。光ファイバ母材把持機構38
は、先に説明した方法で母材製造装置に係止された光フ
ァイバ母材の石英種棒に近接した後、石英種棒の嵌合用
貫通穴45の下部を把持する。しかる後上下方向移動板
33、水平方向移動板35、37を駆動することにより
光ファイバ母材の石英種棒2は光ファイバ母材搬送装置
の支持部材41の直下に移動の後支持部材41の石英種
棒挿入穴42に挿入される。支持部材41の嵌合用貫通
穴43と石英種棒の嵌合用貫通穴45が一致した時点で
嵌合用ピン44を打ち込む。しかる後光ファイバ母材把
持機構38の把持力を解除すれば、光ファイバ母材搬送
装置による光ファイバ母材の係止が完了する。
【0022】一方、光ファイバ母材搬送装置から次工程
の母材製造装置に光ファイバ母材を受け渡す場合は、前
工程の母材製造装置から光ファイバ母材搬送装置への光
ファイバ母材受け渡しの場合と逆の手順を踏めばよい
が、石英種棒を光ファイバ母材搬送装置の光ファイバ母
材把持機構38が把持しただけでは嵌合用ピン44が光
ファイバ母材の重量により支持部材41の嵌合用貫通穴
43の側壁に押されている為、嵌合用ピンを引き抜くこ
とはできない。この場合は、光ファイバ母材把持機構3
8により光ファイバ母材の石英種棒2に把持力を働かせ
た後、上下方向移動板33により光ファイバ母材把持機
構38を上方向に寸動させ嵌合用貫通穴から嵌合用ピン
が抜ける様にしなければならない。嵌合用ピン44の外
径は、作業性の観点から石英種棒の嵌合用貫通穴45の
内径より小さくなっており、その差に相当する範囲で母
材把持機構38を上下方向移動板33により上方向に移
動すれば、嵌合用ピン44を容易に取り外すことができ
る。
【0023】又、石英種棒1を支持部材41に係止した
後、光ファイバ母材搬送装置の光ファイバ母材把持機構
の把持力を一旦解除し、その後再度働かせることにより
石英種棒を把持する場合は、嵌合用ピン44と光ファイ
バ母材把持機構38の把持力の双方により光ファイバ母
材の重量が負担されるので、特に大型の光ファイバ母材
の保持方法としてより確実となる。
【0024】また、光ファイバ母材の係止機構として、
図4の構成をとることも可能である。図4で連結部材4
1aには、アーム46aを2本備えた、係止部材46が
固定されており、2本のアーム46aには、光ファイバ
母材の石英種棒2を横架するための溝46bが一直線上
に形成されている。図3の係止機構を採用した場合は、
嵌合用ピン44を打ち込む際、支持部材の嵌合用貫通穴
43と石英種棒の嵌合用貫通穴45を一致させる必要が
あるが、本方法を採用した場合は、石英種棒の嵌合用貫
通穴45に打ち込んだ嵌合用ピン44を溝46bに横架
するだけでよいので、作業が容易になるという利点があ
る。
【0025】尚、光ファイバ母材は、近年大型化が進
み、総重量が70kg程度にも達する。この為、例え
ば、石英種棒と光ファイバ母材の密着が不十分な場合等
において、光ファイバ母材の搬送中に光ファイバ母材に
振動等が印加されると、光ファイバ母材が石英種棒から
剥離し落下する場合が想定される。光ファイバ母材が落
下し、飛散するのを防ぐ目的から、光ファイバ母材搬送
装置に、図2に示すように光ファイバ母材の円周部分を
ほぼその搬送台車の底面の高さ迄覆う開閉可能なカバー
39を光ファイバ母材搬送装置に固定されたカバーガイ
ド39aに取り付けることが有効である。ガラス片飛散
防止の観点からカバー39としては厚手のプラスチック
シート等を用いることが出来る。
【0026】
【発明の効果】本発明に係る光ファイバ母材搬送装置
は、光ファイバ母材の各加工工程を担う母材製造装置間
の搬送を行うだけでなく、製造装置からの母材の着脱を
併せ行う機能を有するので、各装置の近傍に母材製造装
置と光ファイバ母材搬送装置の間で光ファイバ母材を受
け渡しする機構を配置する必要がなくなるという利点を
有する。
【0027】また、本発明に係る光ファイバ母材搬送装
置は、車輪31aの方向を変え回転することにより任意
の位置に移動することが出来るので、ハンドクレーンの
ガイドレールを工場の天井に配置し、ハンドクレーンに
より光ファイバ母材を搬送する場合に比較して走行の自
由度を確保出来、工場内のレイアウトの変更にもフレキ
シブルに対応することが可能である。
【0028】又、本光ファイバ母材搬送装置の光ファイ
バ母材の保持機構を光ファイバ母材把持機構と光ファイ
バ母材係止機構を併用して構成すること、及び光ファイ
バ母材の周囲をカバーで覆うことにより、光ファイバ母
材が搬送中の振動等で落下するのを防ぎ、さらに落下し
た際の光ファイバ母材の飛散を少なくすることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の光ファイバ母材搬送装置の構成を示す
概略図である。
【図2】本発明の光ファイバ母材搬送装置の構成による
実施例を示す斜視図である。
【図3】本発明の光ファイバ母材搬送装置の光ファイバ
母材保持機構の実施例を示す図である。
【図4】本発明の光ファイバ母材搬送装置の光ファイバ
母材係止機構の実施例を示す斜視図である。
【図5】従来技術による光ファイバ母材搬送装置の構成
を示す概略図である。
【符号の説明】
1:光ファイバ母材 2:石英種棒 28:水平方向移動機構 29:上下方向移動機構 31:可動台車 31a:車輪 32:上下方向ベース 33:上下方向移動板 33a、33b:ボールネジ 34、36:水平方向ベース 35、37:水平方向移動板 35a、35b、37a、37b:ボールネジ 38:光ファイバ母材把持機構 38a:連結部材 39:カバー 39a:カバーガイド 41:支持部材

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 可動台車と、該可動台車に取り付けら
    れ、光ファイバ母材把持機構を上下方向に移動させる上
    下方向移動機構からなる光ファイバ母材搬送装置
  2. 【請求項2】 上下方向移動機構は、光ファイバ母材把
    持機構を水平方向に移動させる水平方向移動機構を搭載
    している請求項1に記載の光ファイバ母材搬送装置
  3. 【請求項3】 上下方向ベースと該上下方向ベースに沿
    って摺動する上下方向移動板からなる上下方向移動機構
    の上下方向ベースに光ファイバ母材係止機構を付加した
    ことを特徴とする請求項2記載の光ファイバ母材搬送装
  4. 【請求項4】 光ファイバ母材把持機構により把持され
    る光ファイバ母材の外周部を非接触でその全長にわたり
    囲うカバーを該可動台車に設けたことを特徴とする請求
    項1〜3のいずれかに記載の光ファイバ母材搬送装置
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