JP2000043768A - モジュールユニット搬送装置 - Google Patents

モジュールユニット搬送装置

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JP2000043768A
JP2000043768A JP10229975A JP22997598A JP2000043768A JP 2000043768 A JP2000043768 A JP 2000043768A JP 10229975 A JP10229975 A JP 10229975A JP 22997598 A JP22997598 A JP 22997598A JP 2000043768 A JP2000043768 A JP 2000043768A
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grip
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 工場への設置作業が不要で小型化が可能なモ
ジュールユニット搬送装置を提供する。 【解決手段】 モジュールユニット搬送装置1のベース
本体12にアーム13を設け、アーム13の延出部16
に、ダッシュモジュールユニットを把持するグリップ1
7と、グリップ17による把持位置を定める位置決装置
18を設ける。ベース本体12を、ホイールキャスター
51,・・・が設けられた移動体52と支持体53によ
り構成し、支持体53を移動体52の四隅に設けられた
ベローズユニット54,・・・により支持する。ベロー
ズユニット54を、供給される空気圧に応じて伸縮する
ベローズと、ベローズ61の中央部に設けられたストッ
パー62とにより構成し、その伸縮幅を規制する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車体に搭載される
モジュールユニットを、車体のドア開口部より搬入する
モジュールユニット搬送装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、図11に示すように、車体201
にダッシュモジュールユニットを搭載する際には、モジ
ュールユニット搬送装置202が用いられていた(特開
平6−87476号公報参照)。
【0003】このモジュールユニット搬送装置202
は、搬送ラインに沿って上部に配設された一対のレール
205,205と、該レール205,205に沿って移
動可能に支持されたガイドレール206と、該ガイドレ
ール206に吊り下げ支持された回転可能な搬送アーム
207と、該搬送アーム207に設けられ、前記ダッシ
ュモジュールユニットを把持するハンド208とにより
構成されている。これにより、前記搬送アーム207を
移動することによって、前記ハンド207に把持された
ダッシュモジュールユニットを車室内へ搬入できるよう
に構成されてた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記モ
ジュールユニット搬送装置102にあっては、搬送ライ
ンに沿って一対のレール205,205を配設するとと
もに、両レール205,205にガイドレール206を
移動可能に支持しなければならず、装置の大型化が避け
られなかった。また、前記レール205,205や前記
ガイドレール206を工場に設置しなければならず、コ
スト高となってしまう。
【0005】本発明は、このような従来の課題に鑑みて
なされたものであり、工場への設置作業が不要で小型化
が可能なモジュールユニット搬送装置を提供することを
目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に本発明の請求項1のモジュールユニット搬送装置にあ
っては、車体に搭載されるモジュールユニットを、搬送
ラインに沿って搬送される車体のドア開口部より搬入す
るモジュールユニット搬送装置において、移動体、及び
入力圧に応じて伸縮するベローズを介して前記移動体に
上下動可能に支持された支持体からなり、前記搬送ライ
ンに沿って搬送される前記車体の下部へ進入されるベー
ス本体と、該ベース本体の前記支持体に立設され、当該
ベース本体を前記車体の下部へ進入させた状態で、前記
ドア開口部を介して前記車体内へ挿入されるアームと、
該アームに設けられ、前記モジュールユニットを把持す
るグリップと、該グリップにより前記モジュールユニッ
トを把持する際に、該モジュールユニットの把持位置お
よび車体への取付位置を位置決めする位置決め手段と、
を備えている。
【0007】すなわち、前記モジュールユニット搬送装
置にてモジュールユニットを搬送する際には、ベース本
体を、所定の位置に載置されたモジュールユニットまで
移動する。そして、前記ベース本体の移動体に前記支持
体を支持するベローズへの入力圧を調節して、前記ベー
ス本体の支持体に立設されたアームの位置決め手段によ
って、前記アームに設けられたグリップによる前記モジ
ュールユニットの把持位置を位置決めした状態で、前記
グリップにより前記モジュールユニットを所定の位置に
て把持する。そして、前記グリップに把持された前記モ
ジュールユニットと共に前記ベース本体を、前記搬送ラ
インまで移動させ、該搬送ラインに沿って搬送される車
体の下部へ進入させる。すると、前記アーム及び該アー
ムのグリップに把持された前記モジュールユニットは、
前記車体のドア開口部より前記車体内へ挿入される。こ
の状態において、前記ベローズへの入力圧を調節して、
前記位置決め手段によって前記グリップに把持された前
記モジュールユニットを前記車体の取付位置に合わせ、
該車体に仮止めした後、前記グリップによる把持状態を
解除して、前記ベース本体を、前記車体の下部より移動
する。
【0008】また、請求項2のモジュールユニット搬送
装置においては、前記ベローズは、上下方向に延在する
筒部と、該筒部に上下動自在に内嵌され、当該筒部から
の突出量が規制されたシャフトとからなるストッパーを
中心部に備え、前記筒部の基端部を前記ベローズの一端
部に固定するとともに、前記シャフトの先端部を前記ベ
ローズの他端部に固定した。
【0009】これにより、前記ベローズは、上方への伸
張寸法が規制されるとともに、前記筒部及び前記シャフ
トが、当該ベローズの芯として作用するので、ベローズ
の不用意な横倒れ、及び横ずれが防止される。
【0010】さらに、請求項3のモジュールユニット搬
送装置では、前記ベース本体の前記移動体に、当該移動
体の下部空間へ空気を噴出して該下部空間内の圧力を上
昇させるエア噴出部を設けた。
【0011】このため、前記ベース本体を移動する際
に、エア噴出部より前記移動体の下部空間へ空気を噴出
させ、該下部空間内の圧力を上昇させることにより、前
記ベース本体には、浮上する方向への力が加えられる。
【0012】加えて、請求項4のモジュールユニット搬
送装置にあっては、前記位置決め手段が車体に設けられ
たロケート穴に挿入されると共に、前記モジュールユニ
ットに設けられた取付穴に、前記車体に突設された締結
ボルトが挿入された際に、該締結ボルトにナットを締結
する締結機構を備えた。
【0013】すなわち、前記モジュールユニットに設け
られた取付穴を、前記車体に突設された締結ボルトに挿
入した状態で、該締結ボルトに、締結機構によってナッ
トを締結することにより、前記モジュールユニットは車
体に仮止めされる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施の形態を図
に従って説明する。図1は、本発明のモジュールユニッ
ト搬送装置1を示す図であり、該モジュールユニット搬
送装置1は、図2にも示すように、モジュールサブアッ
センブリ台2に載置されたダッシュモジュールユニット
3を、搬送ライン4に沿って搬送される車体5のドア開
口部6より搬入するものである。
【0015】このモジュールユニット搬送装置1は、図
1及び図2に示したように、構内のフロア11上を自在
に移動するベース本体12と、該ベース本体12に設け
られたアーム13とを備えており、該アーム13は、前
記ベース本体12の一端部側に起立された起立部14
と、該起立部14上端の折曲部15を介して、前記ベー
ス本体12に平行して他端側へ向けて延出した延出部1
6とにより鉤状に形成されている。これにより、前記ア
ーム13は、前記ベース本体12を前記車体5の下部へ
進入させた際に、前記延出部16が前記ドア開口部6を
介して前記車体5内へ挿入されるように構成されてい
る。また、前記延出部16の先端部には、前記ダッシュ
モジュールユニット3を把持するグリップ17が設けら
れており、基端部には、該グリップ17による前記ダッ
シュモジュールユニット3の把持位置及び車体への取付
位置を位置決めする位置決装置18が延出パイプ19を
介して設けられている。
【0016】前記グリップ17は、図3に示すように、
供給される空気圧により駆動されるクランプシリンダー
21を備えており、該クランプシリンダー21より延出
したロッド22には、L字型リンク23を介して上腕部
24及び下腕部25が支持されている。両腕部24,2
5のそれぞれの先端には、前記ダッシュモジュールユニ
ット3の把持位置における形状に適合したアッパークラ
ンプ26及びロアクランプ27が設けられており、前記
両腕部24,25を軸支する軸支部28には、両腕部2
4,25に把持される前記ダッシュモジュールユニット
3が当接し、前記両クランプ26,27に対する前記ダ
ッシュモジュールユニット3の位置決めを行う位置決め
ストッパー29が設けられている。
【0017】前記位置決装置18には、図4にも示すよ
うに、トグル式ハンドル31を備えた送り機構32が設
けられており、前記トグル式ハンドル31の操作により
進退する進退部33には、前記グリップ17により前記
ダッシュモジュールユニット3を把持する際に、該ダッ
シュモジュールユニット3に設けられたロケート穴(図
示せず)に挿入され、前記グリップ17による前記ダッ
シュモジュールユニット3の把持位置を位置決めする位
置決め手段としてのロケートピン34が設けられてい
る。
【0018】また、前記位置決装置18には、締結機構
41が設けられており、該締結機構41は、空気の供給
を受けて作動するナットランナー42及びエアシリンダ
43が設けられている。前記ナットランナー42の先端
には、ナットを保持するソケット44が設けられてお
り、該ソケット44は、前記エアシリンダ43のロッド
45の先端に設けられたLMガイド46によって進退駆
動されるように構成されている。これにより、前記ダッ
シュモジュールユニット3に設けられた取付穴(図示せ
ず)が、前記車体5に突設された締結ボルトとしてのウ
エルドボルト47(図2参照)に挿入された際に、前記
ソケット44に予めセットされたナットを、前記ウエル
ドボルト47に締結して、前記ダッシュモジュールユニ
ット3を車体5へ仮止めできるように構成されている。
【0019】また、前記ベース本体12は、図5にも示
すように、下面の四隅にホイールキャスター51,・・
・が設けられた下部を形成する移動体52と、該移動体
52に外嵌するとともに、前記アーム13が立設された
上部を形成する支持体53とにより構成されている。前
記移動体52の四隅には、上下方向に伸縮するベローズ
ユニット54,・・・が設けられており、前記支持体5
3は、各ベローズユニット54,・・・を介して、前記
移動体52に上下動可能に支持されている。
【0020】前記ベローズユニット54は、図6に示す
ように、供給される空気圧に応じて上下方向に伸縮自在
なベローズ61と、該ベローズ61内部における中央部
に設けられたストッパー62とにより構成されている。
【0021】該ストッパー62は、図7にも示すよう
に、前記ベローズ61内にて上下方向に延在する筒部7
1と、該筒部71に上下動自在に内嵌されたガイドシャ
フト72とにより構成されている。前記筒部71の下端
には、円板状の基部プレート73が形成されており、前
記ガイドシャフト72の上端には、円板状の先端プレー
ト74が形成されている。また、前記筒部71には、両
端部が閉塞されたスリット75,75が相対向する部位
に形成されており、前記ガイドシャフト72には、前記
スリット75,75に合致する位置に貫通孔76が設け
られている。該貫通孔76には、前記筒部71のスリッ
ト75,75を挿通したストッパーピン77が挿入され
ており、前記ガイドシャフト72は、前記先端プレート
74が前記筒部71の上端に当接する位置から、前記ス
トッパーピン77が前記スリット75,75の上縁に当
接するまでの間を上下動できるように構成されている。
【0022】そして、前記筒部71の前記基端プレート
73は、図6に示したように、前記ベローズ61の下端
プレート81に固定されており、前記ガイドシャフト7
2の先端プレート74は、前記ベローズ61の上端プレ
ート82に固定されている。これにより、前記ベローズ
ユニット54は、前記下端プレート81に設けられたエ
アノズル85からの空気圧に応じて、前記ストッパー6
2の前記ガイドシャフト72の移動範囲内にて上下方向
に伸縮できるように構成されており、その伸縮幅は、図
2に示したように、前記搬送ライン4に沿って搬送され
る前記車体5の下部へ前記ベース本体12を進入可能で
あるとともに、該ベース本体12が前記車体5に干渉し
ない寸法に設定されている。
【0023】前記ベース本体12の前記移動体52に
は、図5に示したように、先端がフロア11に接するス
カート部91が外周面の全域にわたって設けられてお
り、当該移動体52の下部には、該移動体52と前記ス
カート部91とフロア11とにより包囲された下部空間
92が形成されている。また、前記移動体52には、供
給された空気をフロア11へ向けて噴出する複数のエア
吐出穴95,・・・が形成されたエア噴出部としてのエ
ア噴出装置96が設けられており、前記下部空間92内
の圧力を上昇できるように構成されている。
【0024】そして、前記ベース本体12における支持
体53の上面には、図1に示したように、前記グリップ
17のクランプシリンダー21と(図3参照)、前記締
結機構41の前記ナットランナー42及び前記エアシリ
ンダ43と(図4参照)、前記ベース本体12の各ベロ
ーズユニット54,・・・及び前記エア噴出装置96
(図5参照)とに空気を供給するエア供給部101が設
けられている。また、前記アーム13には、前記クラン
プシリンダー21に加わる空気圧を調節するグリップ操
作レバー102と、前記各ベローズユニット54,・・
・に加わる空気圧を調節する上下動操作レバー103
と、前記エア噴出装置96への空気の供給を制御するフ
ローティング操作レバー104とが設けられている。
【0025】以上の構成にかかる本実施例において、図
2に示したように、モジュールサブアッセンブリ台2に
載置されたダッシュモジュールユニット3を、搬送ライ
ン4に沿って搬送される車体5のドア開口部6より車体
5内へ搬入する際には、モジュールユニット搬送装置1
を、前記モジュールサブアッセンブリ台2まで移動す
る。そして、前記アーム13に設けられた上下動操作レ
バー103を操作して、図5に示したように、前記ベー
ス本体12の移動体52に設けられるとともに、前記支
持体53を支持するベローズユニット54,・・・への
空気圧を調節して、前記支持体53を昇降調整するとと
もに、図4に示したように、位置決装置18に設けられ
た送り機構32のトグル式ハンドル31を操作して、進
退部33先端のロケートピン34を、前記ダッシュモジ
ュールユニット3に設けられたロケート穴に挿入し、前
記グリップ17による前記ダッシュモジュールユニット
3の把持位置を位置決めする。この状態で、前記アーム
13に設けられたグリップ操作レバー102を操作し
て、図3に示したクランプシリンダ21を作動させ、グ
リップ17の両腕部24,25に設けられたアッパーク
ランプ26及びロアクランプ27によって、前記ダッシ
ュモジュールユニット3の所定の位置を把持する。
【0026】この状態を維持しつつ、前記アーム13に
設けられたフローティング操作レバー104を操作し
て、前記エア噴出装置96への空気の供給を制御すると
ともに、該エア噴出装置96のエア吐出穴95,・・・
からフロア1へ向けて空気を噴出させる。すると、前記
移動体52の下部空間92内の圧力が上昇されるととも
に、前記フロア11へ向けて空気を噴出させることによ
って、前記ベース本体12の移動体52には、浮上する
方向への力が加えられるので、前記移動体52に設けら
れたホイールキャスター51への負担を軽減させること
ができ、ベース本体12の移動をスムーズに行うことが
できる。
【0027】この状態で、前記ベース本体12を、前記
搬送ライン4に沿って搬送される車体5の下部へ進入さ
せ、前記アーム13及び該アーム13のグリップ17に
把持された前記ダッシュモジュールユニット3を、前記
車体5のドア開口部6より前記車体5内へ挿入した後、
前記フローティング操作レバー104を操作して、前記
ベース本体12に加わる浮上方向への力を停止する。そ
して、前記上下動操作レバー103を操作して前記ベロ
ーズユニット54,・・・への空気圧を調節し、前記グ
リップ17に把持された前記ダッシュモジュールユニッ
ト3のロケートピン34の高さ位置を前記車体5のロケ
ート穴(不図示)に挿入することにより車体5の取付位
置に合わせる。
【0028】このとき、前記ベローズユニット54は、
図6に示したように、上下に伸縮自在なベルローズ61
と、該ベルローズ61内に設けられ、当該ベルローズユ
ニット54の伸縮幅を規制するストッパー62とにより
構成されており、その伸縮幅は、前記搬送ライン4に沿
って搬送される前記車体5の下部へ前記ベース本体12
を進入可能であるとともに、該ベース本体12が前記車
体5に干渉しない寸法に設定されている。これにより、
前記ベース本体12の車体5への干渉に伴う不具合を未
然に防止することができる。さらに、前記ストッパー6
2を構成する前記筒部71及び前記ガイドシャフト72
を、前記ベローズ61の芯として作用させることができ
るので、前記ベローズユニット54の不用意な横倒れ、
及び横ずれを防止することができ、ベース本体12を垂
直方向へ上下動させることができる。
【0029】次に、前記ダッシュモジュールユニット3
に設けられた取付穴(図示せず)を、前記車体5に突設
されたウエルドボルト47(図2参照)に挿入して位置
決めを行う。このとき、前記ダッシュモジュールユニッ
ト3の高さ位置を調節するとともに、前記支持体53を
四隅で支持するベルローズユニット54,・・・は、図
外の連結パイプにより互いに連結された後、前記エア供
給部101に接続されているので、例えば、ベース本体
12の左方に配置されたベルローズユニット54を下方
へ押圧することにより、右方に配置されたベルローズユ
ニット54を伸張させることができる。これにより、前
記支持体53及び前記アーム13のグリップ17に把持
された前記ダッシュモジュールユニット3を傾斜させる
ことができるので、位置決め時における微調整が可能と
なる。
【0030】この状態で、前記締結機構41のナットラ
ンナー42におけるソケット44に予めセットされたナ
ットを、前記ダッシュモジュールユニット3の取付穴へ
挿通されたウエルドボルト47に締結して、前記ダッシ
ュモジュールユニット3を車体5へ仮止めする。そし
て、前記グリップ17による把持状態を解除して、前記
ベース本体12を、前記車体5の下部より移動する。
【0031】このように、モジュールサブアッセンブリ
台2に載置されたダッシュモジュールユニット3を、グ
リップ17により把持して、搬送ライン4に沿って搬送
される車体5のドア開口部6より車体5内へ搬入すると
ともに、該車体5に仮止めすることができるので、搬送
ライン4に沿って一対のレールを配設するとともに、両
レールにガイドレールを移動可能に支持しなければなら
ず、装置の大型化が避けられなかった従来と比較して、
小型化を図ることができる。また、前記レールや前記ガ
イドレールの工場への設置が不要となるので、設備工事
費も不要となる。
【0032】なお、本実施の形態にあっては、各ベロー
ズユニット54,・・・が、ホイールキャスター51,
・・・を下面に備えた移動体52に支持されるととも
に、該移動体52の外周面にスカート部91が設けら
れ、前記移動体52の下部空間92に空気を噴出するエ
ア噴出装置96が設けられたモジュールユニット搬送装
置1を例に挙げて説明したが、図8に示すように、前記
各ベローズユニット54,・・・に、移動体としてのエ
アリフタ151,・・・を設けても良い。
【0033】すなわち、このエアリフタ151は、図9
に示すように、配管用開口部161,・・・が側面に設
けられたリフタ本体162と、該リフタ本体162の上
部空間163を閉鎖し、前記ベローズユニット54に固
定される天板164と、前記リフタ本体151下部の空
気貯留空間165を閉鎖する底板166とにより形成さ
れている。該底板166には、図10の(a)に示すよ
うに、供給された空気をフロア11へ向けて噴出する複
数の噴出穴167,・・・が設けられており、各噴出穴
167は、図10の(b)に示すように、下方へ向かう
に従って小径となるように構成されている。
【0034】これにより、各ベローズユニット54,・
・・を、ホイールキャスター51,・・・が下面に設け
られた移動体52に支持する場合と比較して、製造コス
トを押さえることができる。
【0035】
【発明の効果】以上説明したように本発明のモジュール
ユニット搬送装置にあっては、車体に搭載されるモジュ
ールユニットを、フロア上を移動可能なベース本体のグ
リップにより把持することができるとともに、把持され
たモジュールユニットを、前記ベース本体に設けられた
ベローズへの入力圧を変化させることにより上下動させ
ることができる。これにより、所定の位置に載置された
モジュールユニットを、搬送ラインに沿って搬送される
車体へ搬送するとともに、該車体へ仮止めすることがで
きる。
【0036】したがって、搬送ラインに沿って一対のレ
ールを配設するとともに、両レールにガイドレールを移
動可能に支持しなければならず、装置の大型化が避けら
れなかった従来と比較して、小型化を図ることができ
る。さらに、前記レールや前記ガイドレールの工場への
設置が不要となるので、設備工事費も不要となる。
【0037】また、請求項2のモジュールユニット搬送
装置においては、前記ベローズの上方への伸張寸法を規
制することができるので、車体の下部に進入されるベー
ス本体の上方への伸張量を制限することができる。これ
により、前記ベース本体の車体への干渉を未然に防止す
ることができる。さらに、前記筒部及び前記シャフト
を、前記ベローズの芯として作用させることができるの
で、ベローズの不用意な横倒れ、及び横ずれを防止する
ことができ、ベース本体を、垂直方向へ上下動させるこ
とができる。
【0038】さらに、請求項3のモジュールユニット搬
送装置では、ベース本体を移動する際に、エア噴出部よ
って前記ベース本体の移動体の下部空間へ空気を噴出さ
せ、該下部空間内の圧力を上昇させることにより、前記
ベース本体に、浮上する方向への力を加えることができ
る。これにより、ベース本体の移動体に設けられたキャ
スターへの負担を軽減させることができ、ベース本体の
移動をスムーズに行うことができる。
【0039】加えて、請求項4のモジュールユニット搬
送装置にあっては、モジュールユニットに設けられた取
付穴を、車体に突設された締結ボルトに挿入した状態
で、締結機構により前記締結ボルトにナットを締結する
ことで、前記モジュールユニットを車体に仮止めするこ
とができる。これにより、仮止め作業が容易となる。
【0040】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態を示す斜視図である。
【図2】同実施の形態にかかるモジュールユニット搬送
装置にてダッシュモジュールをドア開口部より車体へ搬
入する状態を示す説明図である。
【図3】同実施の形態におけるグリップを示す拡大図で
ある。
【図4】同実施の形態における位置決装置を示す拡大図
である。
【図5】同実施の形態を示す一部断面図である。
【図6】同実施の形態におけるベローズユニットを示す
一部断面図である。
【図7】同実施の形態におけるベローズユニットのスト
ッパーを示す分解斜視図である。
【図8】本発明の他の実施の形態を示す側面図である。
【図9】同実施の形態におけるエアリフタを示す断面図
である。
【図10】(a)は、エアリフタの底板を示す平面図で
あり、(b)は、底板を示す断面図である。
【図11】従来のモジュール搬送装置を示す斜視図であ
る。
【符号の説明】
1 モジュールユニット搬送装置 3 ダッシュモジュールユニット 5 車体 6 ドア開口部 11 フロア 12 ベース本体 13 アーム 17 グリップ 18 位置決装置 34 ロケートピン(位置決め手段) 41 締結機構 42 ナットランナー 47 ウエルドボルト(締結ボルト) 51 ホイールキャスター 52 移動体 53 支持体 54 ベローズユニット 61 ベローズ 62 ストッパー 71 筒部 72 ガイドシャフト 91 スカート部 92 下部空間 95 エア吐出穴 96 エア噴出装置(エア噴出部) 151 エアリフタ 167 噴出穴

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体に搭載されるモジュールユニット
    を、搬送ラインに沿って搬送される車体のドア開口部よ
    り搬入するモジュールユニット搬送装置において、 移動体、及び入力圧に応じて伸縮するベローズを介して
    前記移動体に上下動可能に支持された支持体からなり、
    前記搬送ラインに沿って搬送される前記車体の下部へ進
    入されるベース本体と、 該ベース本体の前記支持体に立設され、当該ベース本体
    を前記車体の下部へ進入させた状態で、前記ドア開口部
    を介して前記車体内へ挿入されるアームと、 該アームに設けられ、前記モジュールユニットを把持す
    るグリップと、 該グリップにより前記モジュールユニットを把持する際
    に、該モジュールユニットの把持位置および車体への取
    付位置を位置決めする位置決め手段と、 を備えたことを特徴とするモジュールユニット搬送装
    置。
  2. 【請求項2】 前記ベローズは、上下方向に延在する筒
    部と、該筒部に上下動自在に内嵌され、当該筒部からの
    突出量が規制されたシャフトとからなるストッパーを中
    心部に備え、 前記筒部の基端部を前記ベローズの一端部に固定すると
    ともに、前記シャフトの先端部を前記ベローズの他端部
    に固定したことを特徴とする請求項1記載のモジュール
    ユニット搬送装置。
  3. 【請求項3】 前記ベース本体の前記移動体に、当該移
    動体の下部空間へ空気を噴出して該下部空間内の圧力を
    上昇させるエア噴出部を設けたことを特徴とする請求項
    1または2記載のモジュールユニット搬送装置。
  4. 【請求項4】 前記位置決め手段が車体に設けられたロ
    ケート穴に挿入されると共に、前記モジュールユニット
    に設けられた取付穴が、前記車体に突設された締結ボル
    トに挿入された際に、該締結ボルトにナットを締結する
    締結機構を備えたことを特徴とする請求項1、2または
    3記載のモジュールユニット搬送装置。
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