JP2000043372A - プリンタの電源監視装置 - Google Patents
プリンタの電源監視装置Info
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- JP2000043372A JP2000043372A JP10219434A JP21943498A JP2000043372A JP 2000043372 A JP2000043372 A JP 2000043372A JP 10219434 A JP10219434 A JP 10219434A JP 21943498 A JP21943498 A JP 21943498A JP 2000043372 A JP2000043372 A JP 2000043372A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 プリンタの電源の状態を正しくホストコンピ
ュータ側で把握できるようにする。 【解決手段】 本発明は、ホストコンピュータと双方向
通信可能に接続されたプリンタの電源のオン／オフ状態
を、前記ホストコンピュータ側で把握するための電源監
視装置に関する。本発明の電源監視装置は、プリンタ１
０に備えられ、ホストコンピュータ２０からの確認信号
と、プリンタの電源のオン／オフ状態により切り替わる
２値信号とを入力し、プリンタの電源がオフ状態でホス
トコンピュータからの確認信号を受けた場合に、ホスト
コンピュータに応答信号を出力する、前記確認信号に基
く電位変化により駆動される電源状態通知手段１２と、
ホストコンピュータに備えられ、前記応答信号を受けて
プリンタの電源のオン／オフ状態を判断する電源状態判
断手段２１とを備えて構成される。
ュータ側で把握できるようにする。 【解決手段】 本発明は、ホストコンピュータと双方向
通信可能に接続されたプリンタの電源のオン／オフ状態
を、前記ホストコンピュータ側で把握するための電源監
視装置に関する。本発明の電源監視装置は、プリンタ１
０に備えられ、ホストコンピュータ２０からの確認信号
と、プリンタの電源のオン／オフ状態により切り替わる
２値信号とを入力し、プリンタの電源がオフ状態でホス
トコンピュータからの確認信号を受けた場合に、ホスト
コンピュータに応答信号を出力する、前記確認信号に基
く電位変化により駆動される電源状態通知手段１２と、
ホストコンピュータに備えられ、前記応答信号を受けて
プリンタの電源のオン／オフ状態を判断する電源状態判
断手段２１とを備えて構成される。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、ホストコンピュー
タに接続されたプリンタの電源監視装置に関し、特に、
ＲＳ２３２等の既存の接続インターフェースで利用可能
なプリンタの電源監視装置に関する。
タに接続されたプリンタの電源監視装置に関し、特に、
ＲＳ２３２等の既存の接続インターフェースで利用可能
なプリンタの電源監視装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】ＰＯＳ／ＥＣＲ等の情報処理装置におい
ては、ホストコンピュータに接続され、該ホストコンピ
ュータからの指令に基づいて印字を行うプリンタ装置が
広く普及している。この種のプリンタ装置においては、
ホストコンピュータはプリンタ装置の状態情報、例え
ば、電源電圧、印字ヘッドの位置、用紙の有無、プリン
タカバーの開閉状態、紙送り中等の動作状況等を把握
し、これらの状態情報に従って、印字を行うようにされ
ている。
ては、ホストコンピュータに接続され、該ホストコンピ
ュータからの指令に基づいて印字を行うプリンタ装置が
広く普及している。この種のプリンタ装置においては、
ホストコンピュータはプリンタ装置の状態情報、例え
ば、電源電圧、印字ヘッドの位置、用紙の有無、プリン
タカバーの開閉状態、紙送り中等の動作状況等を把握
し、これらの状態情報に従って、印字を行うようにされ
ている。
【０００３】一方、一般的なプリンタ装置は、ホストコ
ンピュータとは独立した電源を備えており、使用に際し
ユーザは該電源を手動によりオン・オフ操作する。
ンピュータとは独立した電源を備えており、使用に際し
ユーザは該電源を手動によりオン・オフ操作する。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら従来、一
旦、電源がオンにされたプリンタ装置に対し、ユーザが
何らかの理由により電源をオフした場合でも、ホスト側
はこれを把握することができなかった。そのため、電源
のオフにより印字データを受信できない状態にあるプリ
ンタ装置に対し、ホストコンピュータが誤って印字デー
タを送出してしまうという問題があった。
旦、電源がオンにされたプリンタ装置に対し、ユーザが
何らかの理由により電源をオフした場合でも、ホスト側
はこれを把握することができなかった。そのため、電源
のオフにより印字データを受信できない状態にあるプリ
ンタ装置に対し、ホストコンピュータが誤って印字デー
タを送出してしまうという問題があった。
【０００５】また、ホストコンピュータからの送信要求
に対し、プリンタからの応答が無い場合に、プリンタの
電源がオフ状態にあると判断することが行われている。
しかしながら、プリンタの電源がオン状態にある場合で
もプリンタからの応答が無い場合があり（例えば、プリ
ンタ内部処理による通信ビジー中など）、応答が無い場
合をもってプリンタの電源状態を正しく判断することは
できなかった。
に対し、プリンタからの応答が無い場合に、プリンタの
電源がオフ状態にあると判断することが行われている。
しかしながら、プリンタの電源がオン状態にある場合で
もプリンタからの応答が無い場合があり（例えば、プリ
ンタ内部処理による通信ビジー中など）、応答が無い場
合をもってプリンタの電源状態を正しく判断することは
できなかった。
【０００６】本発明の目的は、前記従来の課題を解決
し、プリンタの電源の状態を正しくホストコンピュータ
側で把握できるようにすることにある。
し、プリンタの電源の状態を正しくホストコンピュータ
側で把握できるようにすることにある。
【０００７】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
本発明は、ホストコンピュータと双方向通信可能に接続
されたプリンタの電源のオン／オフ状態を、ホストコン
ピュータ側で把握するための電源監視装置であって、プ
リンタに備えられ、ホストコンピュータからの確認信号
と、プリンタの電源のオン／オフ状態により切り替わる
２値信号とを入力し、プリンタの電源がオフ状態でホス
トコンピュータからの確認信号を受けた場合に、ホスト
コンピュータに応答信号を出力する、確認信号に基く電
位変化により駆動される電源状態通知手段と、ホストコ
ンピュータに備えられ、応答信号を受けてプリンタの電
源のオン／オフ状態を判断する電源状態判断手段とを備
えて構成される。
本発明は、ホストコンピュータと双方向通信可能に接続
されたプリンタの電源のオン／オフ状態を、ホストコン
ピュータ側で把握するための電源監視装置であって、プ
リンタに備えられ、ホストコンピュータからの確認信号
と、プリンタの電源のオン／オフ状態により切り替わる
２値信号とを入力し、プリンタの電源がオフ状態でホス
トコンピュータからの確認信号を受けた場合に、ホスト
コンピュータに応答信号を出力する、確認信号に基く電
位変化により駆動される電源状態通知手段と、ホストコ
ンピュータに備えられ、応答信号を受けてプリンタの電
源のオン／オフ状態を判断する電源状態判断手段とを備
えて構成される。
【０００８】ホストコンピュータは、プリンタの電源が
オフ状態にある場合に、プリンタからの出力信号を受け
ることができ、従ってプリンタの電源の状態を確実に把
握することができる。
オフ状態にある場合に、プリンタからの出力信号を受け
ることができ、従ってプリンタの電源の状態を確実に把
握することができる。
【０００９】ここで、確認信号は、ホストコンピュータ
の受信状態を通知するために用意された信号線を介して
伝送されることが好ましい。
の受信状態を通知するために用意された信号線を介して
伝送されることが好ましい。
【００１０】また、応答信号は、プリンタからホストコ
ンピュータへデータを送信するために用意された信号線
を介して伝送されることが好ましい。
ンピュータへデータを送信するために用意された信号線
を介して伝送されることが好ましい。
【００１１】このように、他のデータや制御信号の伝送
のために用意された信号線を用いることによって、既存
の接続インターフェースに変更を加えることなく、プリ
ンタの電源の状態を把握することができる。
のために用意された信号線を用いることによって、既存
の接続インターフェースに変更を加えることなく、プリ
ンタの電源の状態を把握することができる。
【００１２】本発明はまた、プリンタからのデータを信
号線を介してホストコンピュータへ出力するためのイン
ターフェース回路と、プリンタの電源がオフの状態にあ
る時に、信号線に対するインターフェース回路の接続を
断にするスイッチ手段とを更に備えて構成することがで
きる。
号線を介してホストコンピュータへ出力するためのイン
ターフェース回路と、プリンタの電源がオフの状態にあ
る時に、信号線に対するインターフェース回路の接続を
断にするスイッチ手段とを更に備えて構成することがで
きる。
【００１３】これにより、電源状態通知手段から出力さ
れる応答信号が、インターフェース回路側に吸収される
ことがなくなり、ホストコンピュータ側での電源状態の
判断がより確実になる。
れる応答信号が、インターフェース回路側に吸収される
ことがなくなり、ホストコンピュータ側での電源状態の
判断がより確実になる。
【００１４】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を図面
に沿って説明する。図１は、本発明の一実施形態に係る
プリンタの電源監視装置のブロック図である。本実施形
態においては、ＲＳ２３２インターフェースを介してホ
ストコンピュータと接続されるプリンタ装置において、
本発明を適用した例を説明する。もっとも、本発明は、
他の接続インターフェース、例えばセントロニクス、Ｒ
Ｓ４８５等で接続されるプリンタ装置においても実現可
能である。
に沿って説明する。図１は、本発明の一実施形態に係る
プリンタの電源監視装置のブロック図である。本実施形
態においては、ＲＳ２３２インターフェースを介してホ
ストコンピュータと接続されるプリンタ装置において、
本発明を適用した例を説明する。もっとも、本発明は、
他の接続インターフェース、例えばセントロニクス、Ｒ
Ｓ４８５等で接続されるプリンタ装置においても実現可
能である。
【００１５】図において、プリンタ１０は、ＲＳ２３２
インターフェースを介してホストコンピュータ２０に接
続され、調歩同期方式（非同期方式）でデータや制御コ
マンドの交換を実現している。ＲＳ２３２では、図３に
示すように、データ伝送用の信号線、ハードウェアの制
御や状態監視用の信号線が規格化されている（シリアル
インターフェースＬＳＩとして、８２５１Ａを使用）。
本発明の実現に際し、前記信号線のうち、ホストコンピ
ュータからの確認信号送出用としてＤＳＲを用い、プリ
ンタからの応答信号受信用としてＴｘＤを用いる。ここ
で、ＤＳＲは、ホストコンピュータの状態を伝達する、
すなわちプリンタからのデータの受信が可能かどうかを
伝達するデータ・セット・レディとして使用される信号
線である。また、ＴｘＤは、プリンタからホストコンピ
ュータへの送信データ用の信号線である。
インターフェースを介してホストコンピュータ２０に接
続され、調歩同期方式（非同期方式）でデータや制御コ
マンドの交換を実現している。ＲＳ２３２では、図３に
示すように、データ伝送用の信号線、ハードウェアの制
御や状態監視用の信号線が規格化されている（シリアル
インターフェースＬＳＩとして、８２５１Ａを使用）。
本発明の実現に際し、前記信号線のうち、ホストコンピ
ュータからの確認信号送出用としてＤＳＲを用い、プリ
ンタからの応答信号受信用としてＴｘＤを用いる。ここ
で、ＤＳＲは、ホストコンピュータの状態を伝達する、
すなわちプリンタからのデータの受信が可能かどうかを
伝達するデータ・セット・レディとして使用される信号
線である。また、ＴｘＤは、プリンタからホストコンピ
ュータへの送信データ用の信号線である。
【００１６】図１においてプリンタ１０は、ワンチップ
ＩCで構成されるインターフェース回路１１を備える。
ホストコンピュータ２０からの印字データや制御コマン
ドは、インターフェース回路１１を介してプリンタの制
御部（図示しない）に送られ、またプリンタの制御部か
らの信号はインターフェース回路１１を介してホストコ
ンピュータ２０へ送られる。プリンタ１０は、図示しな
い内蔵の電源装置によって駆動されており、インターフ
ェース回路１１も該電源装置から電源供給されて動作す
る。
ＩCで構成されるインターフェース回路１１を備える。
ホストコンピュータ２０からの印字データや制御コマン
ドは、インターフェース回路１１を介してプリンタの制
御部（図示しない）に送られ、またプリンタの制御部か
らの信号はインターフェース回路１１を介してホストコ
ンピュータ２０へ送られる。プリンタ１０は、図示しな
い内蔵の電源装置によって駆動されており、インターフ
ェース回路１１も該電源装置から電源供給されて動作す
る。
【００１７】プリンタ１０は、またプリンタの電源の状
態をホストコンピュータへ通知するための電源状態通知
回路１２を備える。電源状態通知回路１２は、信号線Ｄ
ＳＲを介してホストコンピュータ２０から与えられる確
認信号と、プリンタの電源状態を示す信号Ｖｃｃを入力
とし、信号線ＴｘＤを介してホストコンピュータ２０へ
応答信号、すなわちプリンタの電源のオン又はオフの状
態を表わす信号を出力する。電源状態通知回路１２は、
前記ホストコンピュータ２０から与えられる確認信号を
電源として駆動され、プリンタ１０の電源がオフの状態
にあるときでも、ホストコンピュータ２０へ信号を出力
可能である。
態をホストコンピュータへ通知するための電源状態通知
回路１２を備える。電源状態通知回路１２は、信号線Ｄ
ＳＲを介してホストコンピュータ２０から与えられる確
認信号と、プリンタの電源状態を示す信号Ｖｃｃを入力
とし、信号線ＴｘＤを介してホストコンピュータ２０へ
応答信号、すなわちプリンタの電源のオン又はオフの状
態を表わす信号を出力する。電源状態通知回路１２は、
前記ホストコンピュータ２０から与えられる確認信号を
電源として駆動され、プリンタ１０の電源がオフの状態
にあるときでも、ホストコンピュータ２０へ信号を出力
可能である。
【００１８】信号線ＤＳＲには、電圧の極性で論理表現
される「１」又は「０」の信号が出力され、前記電源状
態通知回路１２に与えられる。一つの実施例では、＋３
〜＋１５Ｖの電位で信号「０」を表現し、−３〜−１５
Ｖの電位で信号「１」を表現している。電源状態通知回
路１２に与えられるプリンタの電源状態を示す信号Ｖｃ
ｃは、その電源のオン又はオフを論理表現する「１」又
は「０」の信号である。一つの実施例では、プリンタの
電源がオン状態にあるときの出力を「１」として表現
し、電源がオフ状態にあるときの出力を「０」として表
現している。
される「１」又は「０」の信号が出力され、前記電源状
態通知回路１２に与えられる。一つの実施例では、＋３
〜＋１５Ｖの電位で信号「０」を表現し、−３〜−１５
Ｖの電位で信号「１」を表現している。電源状態通知回
路１２に与えられるプリンタの電源状態を示す信号Ｖｃ
ｃは、その電源のオン又はオフを論理表現する「１」又
は「０」の信号である。一つの実施例では、プリンタの
電源がオン状態にあるときの出力を「１」として表現
し、電源がオフ状態にあるときの出力を「０」として表
現している。
【００１９】ここで、電源状態通知回路１２は、論理積
回路として構成されており、２つの入力信号が「０」の
ときにのみ「０」を出力し、何れかの入力信号が「１」
のときには「１」を出力する。従って、プリンタの電源
がオフの状態、すなわち電圧信号Ｖｃｃが「０」である
ときに、ホストコンピュータ２０からＤＳＲ信号線に、
＋３〜＋１５Ｖの電位信号、すなわち信号「０」が与え
られると、ＴｘＤからホストコンピュータ２０へ応答信
号「０」が返される。また、プリンタの電源がオンの状
態、すなわちプリンタの電源状態を示す信号Ｖｃｃが
「１」であるときは、ホストコンピュータ２０からの入
力信号に拘わらず、ＴｘＤから応答信号「１」を返す論
理構成とする。
回路として構成されており、２つの入力信号が「０」の
ときにのみ「０」を出力し、何れかの入力信号が「１」
のときには「１」を出力する。従って、プリンタの電源
がオフの状態、すなわち電圧信号Ｖｃｃが「０」である
ときに、ホストコンピュータ２０からＤＳＲ信号線に、
＋３〜＋１５Ｖの電位信号、すなわち信号「０」が与え
られると、ＴｘＤからホストコンピュータ２０へ応答信
号「０」が返される。また、プリンタの電源がオンの状
態、すなわちプリンタの電源状態を示す信号Ｖｃｃが
「１」であるときは、ホストコンピュータ２０からの入
力信号に拘わらず、ＴｘＤから応答信号「１」を返す論
理構成とする。
【００２０】ホストコンピュータ２０は、その制御部に
よって構成される電源状態判断部２１を備えている。電
源状態判断部２１は、ホストコンピュータ２０からの確
認信号に対する応答信号の論理を判別し、プリンタ１０
の電源がオン状態にあるのか、オフ状態にあるのかを判
断する。すなわち、ＴｘＤからの応答信号が「０」であ
る場合、電源状態判断部２１は、プリンタ１０の電源が
オフ状態にあると判断し、応答信号が「１」である場合
は、プリンタ１０の電源がオン状態にあると判断する。
よって構成される電源状態判断部２１を備えている。電
源状態判断部２１は、ホストコンピュータ２０からの確
認信号に対する応答信号の論理を判別し、プリンタ１０
の電源がオン状態にあるのか、オフ状態にあるのかを判
断する。すなわち、ＴｘＤからの応答信号が「０」であ
る場合、電源状態判断部２１は、プリンタ１０の電源が
オフ状態にあると判断し、応答信号が「１」である場合
は、プリンタ１０の電源がオン状態にあると判断する。
【００２１】また、プリンタ１０は、プリンタの電源状
態を示す信号Ｖｃｃをベースの入力とするトランジスタ
で構成されるスイッチ手段１３を備える。スイッチ手段
１３は、プリンタの電源電圧がゼロであるときに、イン
ターフェース回路１１の接地を開放し、インターフェー
ス回路１１を信号線ＴｘＤに対しハイインピーダンスに
セットする。これによって、電源状態通知回路１２から
の出力信号が、インターフェース回路１１側へ吸収され
ることが防止され、ホストコンピュータ２０へ確実に伝
送されることとなる。もっとも、インターフェース回路
１１からの出力と、電源状態通知回路１２からの出力を
入力とする論理和回路を備えることによって、インター
フェース回路１１への信号の吸収を防止することもでき
る。
態を示す信号Ｖｃｃをベースの入力とするトランジスタ
で構成されるスイッチ手段１３を備える。スイッチ手段
１３は、プリンタの電源電圧がゼロであるときに、イン
ターフェース回路１１の接地を開放し、インターフェー
ス回路１１を信号線ＴｘＤに対しハイインピーダンスに
セットする。これによって、電源状態通知回路１２から
の出力信号が、インターフェース回路１１側へ吸収され
ることが防止され、ホストコンピュータ２０へ確実に伝
送されることとなる。もっとも、インターフェース回路
１１からの出力と、電源状態通知回路１２からの出力を
入力とする論理和回路を備えることによって、インター
フェース回路１１への信号の吸収を防止することもでき
る。
【００２２】図２は、前記実施形態において示した電源
状態通知回路１２の具体的回路構成例を示す図である。
図において、電源状態通知回路１２は、ＤＳＲをそのエ
ミッタに入力するＰＮＰ型トランジスタＴＲ１、ＴＲ１
のベース電圧をコントロールするための２つのＮＰＮ型
トランジスタＴＲ２、ＴＲ３、ＴＲ１のベース電圧を安
定させるためのツェナダイオードＤ１及び抵抗Ｒ１〜Ｒ
４を備えている。プリンタの電源状態を示す信号Ｖｃｃ
は、抵抗Ｒ４を介してＴＲ３のベース端子に与えられて
いる。
状態通知回路１２の具体的回路構成例を示す図である。
図において、電源状態通知回路１２は、ＤＳＲをそのエ
ミッタに入力するＰＮＰ型トランジスタＴＲ１、ＴＲ１
のベース電圧をコントロールするための２つのＮＰＮ型
トランジスタＴＲ２、ＴＲ３、ＴＲ１のベース電圧を安
定させるためのツェナダイオードＤ１及び抵抗Ｒ１〜Ｒ
４を備えている。プリンタの電源状態を示す信号Ｖｃｃ
は、抵抗Ｒ４を介してＴＲ３のベース端子に与えられて
いる。
【００２３】ここで、プリンタ１０の電源がオフ（Ｖｃ
ｃ＝０）の状態で、ホストコンピュータ２０からＤＳＲ
信号線を介して、論理値「０」の信号（＋３〜＋１５
Ｖ、以下、ハイレベルという）が与えられた場合を考え
る。この場合、ＴＲ３のベース端子には、接地電位（以
下、ローレベルという）が与えられ、電流は流れないの
でＴＲ３はカットオフ状態となる。ＴＲ３がカットオフ
状態にあると、ＴＲ２のベース端子には、ＤＳＲからの
信号がＲ３を介して印加され、ＴＲ２はオン状態とな
り、ＴＲ１のベース電位がローレベルにされる。これに
よって、ＴＲ１はオンとなり、コレクタ端子にハイレベ
ルの電位（論理値「０」）が出力される。ＴＲ１のコレ
クタからの信号は、ＴｘＤ信号線を介してホストコンピ
ュータ２０へ応答信号として伝送される。ホストコンピ
ュータ２０の電源状態判断部２１で、プリンタからの応
答信号の論理が判別され、プリンタの電源がオフ状態に
あることが分かる。
ｃ＝０）の状態で、ホストコンピュータ２０からＤＳＲ
信号線を介して、論理値「０」の信号（＋３〜＋１５
Ｖ、以下、ハイレベルという）が与えられた場合を考え
る。この場合、ＴＲ３のベース端子には、接地電位（以
下、ローレベルという）が与えられ、電流は流れないの
でＴＲ３はカットオフ状態となる。ＴＲ３がカットオフ
状態にあると、ＴＲ２のベース端子には、ＤＳＲからの
信号がＲ３を介して印加され、ＴＲ２はオン状態とな
り、ＴＲ１のベース電位がローレベルにされる。これに
よって、ＴＲ１はオンとなり、コレクタ端子にハイレベ
ルの電位（論理値「０」）が出力される。ＴＲ１のコレ
クタからの信号は、ＴｘＤ信号線を介してホストコンピ
ュータ２０へ応答信号として伝送される。ホストコンピ
ュータ２０の電源状態判断部２１で、プリンタからの応
答信号の論理が判別され、プリンタの電源がオフ状態に
あることが分かる。
【００２４】以上、本発明の一実施形態を図面に沿って
説明したが、本発明は前記実施形態において示された事
項に限定されず、特許請求の範囲及び発明の詳細な説明
の記載、並びに周知の技術に基づいて、当業者がその変
更・応用を行うことができる範囲が含まれる。図２で示
した回路構成は、本発明の一実施形態に過ぎず、他の回
路構成によって本発明を実現できることは明らかであ
る。また、前記実施形態においては、ホストコンピュー
タからの確認信号としてＤＳＲ信号線を用いたが、プリ
ンタに対する電源供給可能な他の信号線路（例えば、Ｃ
ＴＳ：送信許可）を用いても良い、またプリンタからの
応答信号としてＴｘＤ信号線を用いたが、プリンタから
の制御信号線（例えば、ＲＴＳ：送信要求）を用いても
良い。
説明したが、本発明は前記実施形態において示された事
項に限定されず、特許請求の範囲及び発明の詳細な説明
の記載、並びに周知の技術に基づいて、当業者がその変
更・応用を行うことができる範囲が含まれる。図２で示
した回路構成は、本発明の一実施形態に過ぎず、他の回
路構成によって本発明を実現できることは明らかであ
る。また、前記実施形態においては、ホストコンピュー
タからの確認信号としてＤＳＲ信号線を用いたが、プリ
ンタに対する電源供給可能な他の信号線路（例えば、Ｃ
ＴＳ：送信許可）を用いても良い、またプリンタからの
応答信号としてＴｘＤ信号線を用いたが、プリンタから
の制御信号線（例えば、ＲＴＳ：送信要求）を用いても
良い。
【００２５】
【発明の効果】以上の如く本発明によれば、ホストコン
ピュータは、プリンタの電源がオフ状態にある場合に、
プリンタからの出力信号を受けることができ、従ってプ
リンタの電源の状態を確実に把握することができる。
ピュータは、プリンタの電源がオフ状態にある場合に、
プリンタからの出力信号を受けることができ、従ってプ
リンタの電源の状態を確実に把握することができる。
【００２６】また、請求項２及び３記載の発明において
は、他のデータや制御信号の伝送のために用意された信
号線を用いることによって、既存の接続インターフェー
スに変更を加えることなく、プリンタの電源の状態を把
握することができる。
は、他のデータや制御信号の伝送のために用意された信
号線を用いることによって、既存の接続インターフェー
スに変更を加えることなく、プリンタの電源の状態を把
握することができる。
【００２７】更に、請求項４記載の発明においては、電
源状態通知手段から出力される応答信号が、インターフ
ェース回路側に吸収されることがなくなり、ホストコン
ピュータ側での電源状態の判断がより確実になる。
源状態通知手段から出力される応答信号が、インターフ
ェース回路側に吸収されることがなくなり、ホストコン
ピュータ側での電源状態の判断がより確実になる。
【図１】本発明の一実施形態に係るプリンタの電源監視
装置のブロック図である。
装置のブロック図である。
【図２】電源状態通知回路の具体的回路構成例を示す図
である。
である。
【図３】ＲＳ２３２における信号線の種類を示す図であ
る。
る。
１０ プリンタ １１ インターフェース回路 １２ 電源状態通知回路 １３ スイッチ手段 ２０ ホストコンピュータ ２１ 電源状態判断部
Claims (4)
- 【請求項１】 ホストコンピュータと双方向通信可能に
接続されたプリンタの電源のオン／オフ状態を、前記ホ
ストコンピュータ側で把握するための電源監視装置であ
って、 前記プリンタに備えられ、前記ホストコンピュータから
の確認信号と、前記プリンタの電源のオン／オフ状態に
より切り替わる２値信号とを入力し、前記プリンタの電
源がオフ状態で前記ホストコンピュータからの確認信号
を受けた場合に、前記ホストコンピュータに応答信号を
出力する、前記確認信号に基く電位変化により駆動され
る電源状態通知手段と、 前記ホストコンピュータに備えられ、前記応答信号を受
けて前記プリンタの電源のオン／オフ状態を判断する電
源状態判断手段と、を備えることを特徴とするプリンタ
の電源監視装置。 - 【請求項２】 前記確認信号は、ホストコンピュータの
受信状態を通知するために用意された信号線を介して伝
送されることを特徴とする請求項１記載のプリンタの電
源監視装置。 - 【請求項３】 前記応答信号は、プリンタからホストコ
ンピュータへデータを送信するために用意された信号線
を介して伝送されることを特徴とする請求項１又は２記
載のプリンタの電源監視装置。 - 【請求項４】 前記プリンタからのデータを前記信号線
を介して前記ホストコンピュータへ出力するためのイン
ターフェース回路と、 前記プリンタの電源がオフの状態にある時に、前記信号
線に対する前記インターフェース回路の接続を断にする
スイッチ手段と、を更に備えたことを特徴とする請求項
３記載のプリンタの電源監視装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10219434A JP2000043372A (ja) | 1998-08-03 | 1998-08-03 | プリンタの電源監視装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10219434A JP2000043372A (ja) | 1998-08-03 | 1998-08-03 | プリンタの電源監視装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000043372A true JP2000043372A (ja) | 2000-02-15 |
Family
ID=16735352
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10219434A Withdrawn JP2000043372A (ja) | 1998-08-03 | 1998-08-03 | プリンタの電源監視装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2000043372A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100819298B1 (ko) * | 2002-01-21 | 2008-04-03 | 삼성전자주식회사 | 그라운드 신호를 이용한 보조장치의 감지시스템 |
-
1998
- 1998-08-03 JP JP10219434A patent/JP2000043372A/ja not_active Withdrawn
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100819298B1 (ko) * | 2002-01-21 | 2008-04-03 | 삼성전자주식회사 | 그라운드 신호를 이용한 보조장치의 감지시스템 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20051004 |