JP2000042646A - 金属管の液圧バルジ加工の制御方法 - Google Patents

金属管の液圧バルジ加工の制御方法

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JP2000042646A JP10217169A JP21716998A JP2000042646A JP 2000042646 A JP2000042646 A JP 2000042646A JP 10217169 A JP10217169 A JP 10217169A JP 21716998 A JP21716998 A JP 21716998A JP 2000042646 A JP2000042646 A JP 2000042646A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 金属管の液圧バルジ加工において、座屈、薄
肉化あるいは破裂を防止し、品質のよい製品を得る制御
方法を提供する。 【解決手段】 あらかじめ軸押量と成形内圧の関係を求
めておき、この関係にしたがって軸押位置設定装置と成
形内圧設定装置に設定値を与える。軸押量を検出し、前
記の関係から成形内圧の設定値を求めてもよい。軸押量
と成形内圧の関係を左右別個に保有してもよい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、金属素管内に導入
した液体に圧力を付加して金属管を異形に加工する液圧
バルジ加工の制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】金属管の液圧バルジ加工は、素材となる
金属管(以下、素管という)に液体(以下、加工液とい
う)を注入し、その加工液の圧力(以下、成形内圧とい
う)と、素管の管端への軸方向圧縮力(以下、軸押力と
いう)とを組み合わせて付加することによって、種々の
断面形状の異形管製品を得る加工方法である。
【0003】図1は液圧バルジ加工装置全体の概要を示
す側面図である。
【0004】同図に示すように、液圧バルジ加工装置
は、上金型5、下金型6、素管の軸方向圧縮と加工液の
供給を兼ねた装置21および22(以下、軸押装置2
1、22という)、軸押シリンダ1、2、金属管端に押
し当てて加工液を封入するとともに圧縮加工をする工具
でもある軸押工具3、4、加工液に高圧(数百〜数千k
gf/cm2 )を発生させる圧力発生装置11、および
上金型5を降下させ、下金型6に押しつけるためのプレ
ス装置17などから構成される。
【0005】図2は、液圧バルジ加工過程の概要を示す
縦断面図で、同図(a) は液圧バルジ加工前の状態、同図
(b) は液圧バルジ加工終了時点の状態である。同図にお
いて、図1と同一部品は同一符号で表す。
【0006】同図(a) に示すように、まず下金型6に素
管7をセットし、図示しないプレス装置にて上金型5を
降下させて下金型6に押しつけ、左右方向から軸押シリ
ンダ1、2に取り付けられた軸押工具3、4を前進さ
せ、素管7の両管端に軸押工具3、4を押しつけてシー
ルを行い、軸押工具4内の供給流路9から加工液8を注
入しながら、加工液8とともに素管7内の空気を軸押工
具3内の排出流路19を通して排出し、排出流路19の
延長上の図示しないバルブを閉じて、素管7内を加工液
8で充満させる。以下では、素管7は水平に置かれる場
合について説明するものとし、素管の軸方向を「左右」
方向ともいう。
【0007】次に、図2(b) に示すように、素管7を圧
縮する方向に軸押工具3、4を前進させ、図示しない圧
力発生装置によって、成形内圧を徐々に増加させ、素管
7を上金型5、下金型6の内郭形状に沿うように膨出さ
せて製品10とする。ついで、成形内圧を低下せしめた
のち、上金型5を上昇し、軸押工具3、4を後退せしめ
て製品10を取り出す。
【0008】上記では管の両側から軸押ししてバルジ加
工を行う方法を述べたが、閉管の片側から軸押しするバ
ルジ加工方法もある。本発明の制御方法は閉管のバルジ
加工にも適用できるが、以下の説明では、開管の両側か
ら軸押しする方法を例に述べる。
【0009】金属管の液圧バルジ加工では、成形内圧を
上げていき、膨出させていく過程で、軸押工具による素
管の圧縮量(以下、軸押量という)と成形内圧との関係
が、成形後の製品形状に大きな影響を与える。
【0010】金属管を膨出させると金属管の肉厚が減少
するが、成形内圧を増加させていく過程で、適正な軸押
量を与えれば、塑性流動の原理により、肉厚減少部に肉
厚を適正に補って薄肉化や破裂を防止できる。
【0011】成形内圧と軸押量の制御については、下記
のような技術が提案されてきた。例えば、特開昭56−
22285号公報には、成形内圧をサーボポンプで圧力
制御し、軸押シリンダの圧力を成形内圧との圧力差が比
例関係になるように制御し、同時に1対の軸押シリンダ
の軸押量を同期させるよう該軸押シリンダの圧力を制御
する方法が開示されている。
【0012】しかし、この方法では、軸押シリンダの圧
力制御は、1対の軸押シリンダの同期をとるための軸押
量制御と、成形内圧との圧力差を比例関係に保つ圧力差
制御とを兼ねており(2つの変数を1つの操作量で制御
しようとしており)、双方の制御が干渉し、軸押量、軸
押圧のいずれかが外乱によって乱されると、他方も乱さ
れたまま安定してしまうという問題がある。
【0013】特公昭56−25333号公報には、多種
類の金型を使用する電気−油圧制御装置を備えた液圧バ
ルジ加工装置において、成形内圧、軸押シリンダの圧
力、軸押量の関連制御を制御プログラムの切り替えによ
って行う技術が開示されている。その詳細な制御態様例
として、成形内圧と軸押シリンダ圧力との圧力差が比例
関係になるように、成形内圧と軸押シリンダ圧力をそれ
ぞれ制御する技術が開示されている。
【0014】しかし、この方法は成形内圧と軸押シリン
ダ圧(もしくは軸押量)とが常に比例関係であるように
制御するもので、成形形状が単純な円筒、角筒などには
適用できるとしても、凹凸が複雑な成形形状に対しては
薄肉化や座屈が発生するという問題がある。
【0015】近年、さらに左右で非対称形状の製品をバ
ルジ加工によって成形するニーズが高まってきている
が、前記特開昭56−22285号公報にいう、左右の
軸押量を同期させた軸押しでは、局部的な薄肉と厚肉が
混在する製品となることがあり、その対策が望まれてい
た。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、液圧
バルジ加工において、座屈や薄肉化、破裂を防止し、品
質のよいバルジ加工製品を得るための制御方法を提供す
ることにある。
【0017】
【課題を解決するための手段】発明者らは種々の形状の
金型を用いたバルジ加工試験を行い、軸押量と成形内圧
の適正な関係を検討した結果、下記の知見を得た。
【0018】(a) 成形形状が単純な形状(角管、丸管の
1個所張り出し成形、円形断面の形状、簡単な軸対称形
状など)であれば、軸押量と成形内圧は、加工開始直後
と加工終了直前の部分を除き、両者の関係はほぼ比例関
係にあり、特公昭56−25333号公報に開示された
技術によって何ら問題無く加工できる。
【0019】(b) 成形形状が複雑になると(軸心非対
称、枝や突起部のある形状など)では軸押量と成形内圧
の適正な関係は比例関係にならない。
【0020】図3は液圧バルジ加工中の軸押量と成形内
圧の関係を示すグラフである。同図に示すように、軸押
量と成形内圧の適正な関係は右上がりの曲線になる。曲
線の形状は成形形状によってさまざまであるが、おおむ
ね、最初の立ち上がり部、中間でグラフの傾斜が緩やか
になる中間部、加工完了前に再び傾斜が急になる最終部
に分けることができる。傾斜が緩やかになる中間部が複
数現われることもある。
【0021】(c) 上記グラフの曲線に対して、これより
下側(右側)の点線で表す曲線に沿って加工すると、成
形可能であるが、厚肉傾向になる。この曲線を超えて、
軸押量が過大に先行すると、座屈がおきる。
【0022】反対に、この曲線より上側(左側)の点線
で表す曲線に沿って加工すると成形可能であるが、薄肉
傾向になる。この曲線を超えて、成形内圧が過大に先行
すると、甚だしく薄肉となり、さらには素管が破裂す
る。従って、座屈、厚肉化、薄肉化の許容範囲に応じ
て、軸押量と成形内圧の関係には許容範囲の上下限があ
る。
【0023】(d) 図3に示す2本の破線の直線は従来方
法(軸押量と成形内圧を比例的に増加させる方法)の許
容範囲を示す。同図に示すように、軸押量と成形内圧と
は点線で表された2本の曲線の間になければならないの
で、破線の2本の直線の許容範囲は非常に限られたもの
となることがわかる。さらに2本の点線曲線の曲がりが
大きく、間隔が狭い場合、破線の2本の直線を、2本の
曲線の間に引くことはできない。すなわち、従来方法で
はバルジ加工が不可能になることがある。
【0024】(e) 軸押量と成形内圧を同時に油圧サーボ
系に与えると、いずれかの油圧系の能力が不足している
ような場合、図3に示す適正な関係が維持できず、薄肉
/破裂もしくは座屈がおきることがある。これは制御装
置の設定速度が速すぎるためである。例えば軸押量の制
御を確認してから、成形内圧の制御を追随(同期をと
る)させれば、このような問題はない。
【0025】(f) 開管をバルジ加工する際、成形形状が
大略左右対称の場合には、軸押量は左右同時に同量ずつ
変化するが、非対称の場合、適正加工の左右の軸押量は
必ずしも等しくならないか、または軸押量を均等にする
と、薄肉部と厚肉部とが混在する。このような場合、例
えば、管の一方の側に薄肉が発生しやすいときには、こ
の側の軸押量を増加すれば改善する。そのためには従来
のような左右の軸押量の同期はむしろ有害になる。
【0026】本発明は上記の知見に基づきなされたもの
で、その要旨は、以下の(1) 〜(4)にある。
【0027】(1) 金属管を軸押工具で軸方向に圧縮しつ
つ成形内圧を加える金属管の液圧バルジ加工において、
軸押量と成形内圧との適正な関係をあらかじめ求めてお
き、前記関係に従い軸押量と成形内圧とを制御すること
を特徴とする金属管の液圧バルジ加工の制御方法。
【0028】(2) 金属管を軸押工具で軸方向に圧縮しつ
つ成形内圧を加える金属管の液圧バルジ加工において、
軸押量と成形内圧との適正な関係をあらかじめ求めてお
き、軸押量を制御し、前記関係に従い軸押量検出値から
求められた成形内圧値を目標として成形内圧を制御する
ことを特徴とする金属管の液圧バルジ加工の制御方法。
【0029】(3) 両端の開いた金属管を、1対の軸押工
具で軸方向に圧縮しつつ成形内圧を加える金属管の液圧
バルジ加工において、一方の軸押量と成形内圧との適正
な関係と、他方の軸押量と成形内圧との適正な関係とを
あらかじめ別個に求めておき、前記関係に従い前記2つ
の軸押量と成形内圧とを制御することを特徴とする金属
管の液圧バルジ加工の制御方法。
【0030】(4) 両端の開いた金属管を、1対の軸押工
具で軸方向に圧縮しつつ成形内圧を加える金属管の液圧
バルジ加工において、一方の軸押量と成形内圧との適正
な関係と、他方の軸押量と成形内圧との適正な関係とを
あらかじめ別個に求めておき、一方の軸押量と、他方の
軸押量との関係が、前記の別個に求めておいた関係を満
たすように、それぞれの軸押量を制御し、前記別個に求
めておいた関係に従いそれぞれの軸押量検出値から求め
られた2つの成形内圧値の算術平均、最大値または最小
値のいずれかを目標として成形内圧を制御することを特
徴とする金属管の液圧バルジ加工の制御方法。
【0031】(5) 金属管を軸押工具で軸方向に圧縮しつ
つ成形内圧を加える金属管の液圧バルジ加工において、
軸押量と成形内圧との関係の許容範囲をあらかじめ求め
ておき、軸押量と成形内圧との関係が前記の許容範囲を
超えたとき、警報を発し、および/または軸押量と成形
内圧の少なくともいずれかの制御を変更することを特徴
とする金属管の液圧バルジ加工の制御方法。
【0032】
【発明の実施の形態】図4は本発明の制御方法を実施す
る制御装置の構成例を示す概要図である。同図におい
て、図1、2と同一部品は同一符号で表す。同図におい
て、符号12は成形内圧設定装置、13、14はそれぞ
れ軸押シリンダ1および2の位置を設定する第1および
第2軸押位置設定装置、15、16はそれぞれ軸押シリ
ンダ1および2の位置を検出する第1および第2軸押位
置検出器、18は成形内圧検出器であり、制御装置20
に対する入力または出力として接続されている。また、
同図において、符号Pi、Psはそれぞれ成形内圧の検
出値と設定値、Xi1、Xs1はそれぞれ第1軸押位置
の検出値と設定値、Xi2、Xs2はそれぞれ第2軸押
位置の検出値と設定値である。
【0033】図5は制御装置20の内部の制御方法を説
明する模式図で、同図(a) は成形内圧、軸押量を独立に
設定する制御方法、同図(b) は軸押量の検出値に応じて
成形内圧を設定する制御方法、同図(c) は成形内圧、軸
押シリンダ1および2の軸押量を独立に設定する制御方
法、同図(d) は軸押シリンダ1および2の軸押量の検出
値に応じて成形内圧を設定する制御方法を表す。
【0034】同図において符号23はクロック発生器、
24は時間成形内圧関数発生器、25は時間軸押量関数
発生器、26は軸押量成形内圧関数発生器、27は演算
器である。制御装置20に対する入出力信号名は図4に
示す信号名と対応している。入力信号の一部は制御装置
20内で使用されないものもあり、例えば同図(a) 〜
(d) では成形内圧Piいずれの場合にも使用されていな
い。
【0035】図4および5において、成形内圧は成形内
圧設定装置12および圧力発生装置11によって設定さ
れ制御されるが、具体的な装置としては公知の油圧サー
ボ機構等で構成される。同様に、軸押量は第1、第2軸
押位置設定装置13、14および軸押シリンダ1、2に
よって設定され、制御されるが具体的な装置としては公
知の油圧サーボ機構等で構成される。
【0036】図4および5において、制御装置20に対
する入出力信号は、成形内圧の設定値をPs、検出値
(実測値)をPi、軸押量の設定値をXs1、Xs2,
検出値をXi1,Xi2で表している。
【0037】以下に本発明の実施の形態につき説明す
る。第1法〜第4法のいずれの場合も、上金型5、下金
型6が合体し、加工液8が素管7に充満した後、本発明
の制御が開始される。
【0038】(1) 第1法 成形内圧、軸押量を独立に設定する制御方法で、図5
(a) に示す制御装置20の構成で行われる。
【0039】クロック発生器23から時間成形内圧関数
発生器24および時間軸押量関数発生器25に時計信号
tを送ると、それぞれの関数発生器からは時間経過とと
もに増加する成形内圧設定値Ps、軸押量設定値Xs
1、Xs2が得られる。ここでは、軸押シリンダ1およ
び2は同期して押し込まれるものとして、Xs1とXs
2とは同じ値とする。他の態様例として、軸押量の左右
の同期を厳密にするため、軸押量設定値Xs1のみを与
え他方の軸押量設定値Xs2は第1軸押量の検出値Xi
1から与えるようにしてもよい。この制御は制御装置2
0がDDC方式(Direct Digital Control)で直接行っ
てもよいし、油圧サーボ系に設定値を与える方法で行っ
てもよい。本第1法〜第5法の説明は後者の方法で説明
する。
【0040】クロック発生器23はクロックレートが可
変で、これを高くすると、軸押速度、または成形内圧の
加圧速度が大きくなるようになっている。
【0041】制御装置20には制御用のコンピュータを
用いるのが好適であるが、所定の関数パターンを刻設し
たカムを一定速度で回転させる方式(アナログ型のプロ
グラム設定器)等でもよい。
【0042】実際の製造に先立って、あらかじめ試作加
工を行う。加工速度、すなわちクロックレートは適当に
(低い目に)選んでおき、適当な成形内圧Psと軸押量
Xs1の関係(パターン)の数種類〜数十種類につい
て、バルジ加工する。この結果、望ましい品質のもの
や、過度の薄肉化、厚肉化となるもの、中には管が破裂
するものもある。これらの試作を行って、PsとXs1
の関係をグラフ化すると、図3に示すようなグラフの形
状、すなわち、適正な関係(実線)および許容範囲(点
線)の曲線が得られる。さらに、図3の適正な関係(実
線)上の各点に時間tをパラメータとしてあてはめ、そ
のときの成形内圧Ps(t)、軸押量Xs1(t)を求
めて制御装置20の、時間成形内圧関数発生器24およ
び時間軸押量関数発生器25の関数を設定する。
【0043】このPsとXs1の関係を適切に選ぶこと
によって、適切な時間成形内圧関数発生器24および時
間軸押量関数発生器25の関数が設定され、この制御の
もとに座屈や薄肉/破裂もなく、良好な品質の製品を得
ることができる。
【0044】ここで、図5(a) ではクロック発生器23
により時間成形内圧関数発生器24および時間軸押量関
数発生器25を通してPs,Xs1を得ているが、必ず
しもクロック発生器23を使う必要はなく、時計信号t
を手動で設定してもよい。以下の第2〜第4法において
も同様にクロック発生器23の信号を手動設定にしても
よい。
【0045】(2) 第2法 第1法の制御方法は、制御装置20から成形内圧と軸押
量の油圧サーボ系に設定信号を与えるだけである。油圧
サーボ系に問題がある場合、図3に示すような、成形内
圧と軸押量の適正な関係にならないこともありうる。す
なわち、クロック発生器23の設定速度が過大で、成形
内圧または軸押量の油圧制御が追いつかずいずれかが遅
れる場合、加工液8のリークがある場合、何らかの原因
で軸押シリンダ1または2が焼き付いた場合などであ
る。このような場合は図3に示す適正な関係から外れ、
座屈や薄肉/破裂が発生する恐れがある。
【0046】第2法はこのような場合を考慮したもので
ある。すなわち、軸押量の検出値に応じて成形内圧を設
定する制御方法で、図5(b) に示す制御装置20の構成
で行われる。
【0047】同図(b) において、時間軸押量関数発生器
25の関数および軸押量成形内圧関数発生器26の関数
は前記(1) 項(第1法)に説明した方法で求められる。
なお、軸押量成形内圧関数発生器26の関数の形は図3
に示す適正な関係の曲線と同じものである。
【0048】クロック発生器23から時間軸押量関数発
生器25に時計信号tを送ると、軸押量設定値Xs1、
Xs2が得られる。この設定値に応じて軸押シリンダ1
および2が動き、軸押シリンダの実際の位置を検出(同
図(b) では第1軸押位置検出器15からの検出値Xi1
として表す)する。
【0049】この検出値Xi1を軸押量成形内圧関数発
生器26に入力すると、成形内圧Psが得られる。この
ように、軸押量の検出値に成形内圧を追随させることに
より、第1法の座屈や薄肉/破裂の問題は解決できる。
【0050】(3) 第3法 成形内圧、軸押シリンダ1および2の軸押量を独立に設
定する制御方法で、図5(c) に示す制御装置20の構成
で行われる。
【0051】この制御方法は製品10の形状が左右で非
対称の場合に有効である。例えば、被成形品がひょうた
ん型の場合は、球の大きい側の軸押量を大きくするのが
よいことが経験的にわかっている。
【0052】図6は成形内圧と軸押シリンダ1および2
の軸押量の関係を示すグラフである。同図に示すよう
に、製品の左右部分間での肉厚のばらつきを小さくする
ためには、左右の軸押量を変えてやらねばならない。
【0053】同図に示す関係は、前記(1) 項(第1法)
において説明した成形内圧Psと軸押量Xs1の求め方
と同様、成形内圧Psと2つの軸押量Xs1およびXs
2について試作加工を行いあらかじめ求めておく。時間
成形内圧関数発生器24および1対の時間軸押量関数発
生器25の関数は、前記(1) 項(第1法)において説明
した図3から時間tをパラメータとして求める方法と同
様に、図6から1対の時間軸押量関数発生器25の関数
をあらかじめ設定しておく。
【0054】以上の準備のもと、クロック発生器23か
ら時間成形内圧関数発生器24および1対の時間軸押量
関数発生器25に時計信号tを送ると、それぞれの関数
発生器から成形内圧設定値Ps、軸押量設定値Xs1、
Xs2が得られる。この場合、それぞれの時間軸押量関
数発生器25は関数の形が異なっており、Xs1とXs
2とは異なった値が得られる。成形内圧設定装置12お
よび左右の軸押位置設定装置(13、14)への設定お
よび制御動作は前記(1) 項に述べたのと同様である。
【0055】このように、左右の軸押シリンダで軸押量
を変えることによって、左右で非対称の製品形状でも、
局部的な厚肉、薄肉化を防止できる。
【0056】(4) 第4法 軸押シリンダ1および2の軸押量の検出値に応じて成形
内圧を設定する制御方法で、図5(d) に示す制御装置2
0の構成で行われる。
【0057】この制御方法は前記(3) と同様、左右非対
称の製品が対象である。前記(3) の制御においても、前
記(1) における油圧サーボ系の問題がある場合には、前
記(1) と同様の問題が発生するため、実際の軸押位置に
応じて、成形油圧を設定する方法とするものである。
【0058】図5(d) において、1対の時間軸押量関数
発生器25および1対の軸押量成形内圧関数発生器26
の関数形は、前記(2) 、(3) 項に述べた方法に準じてあ
らかじめ設定されている。
【0059】以上の準備のもと、クロック発生器23か
ら1対の時間軸押量関数発生器25に時計信号tを送る
と、それぞれの関数発生器から軸押量設定値Xs1、X
s2が得られる。
【0060】この設定値によって軸押シリンダ1および
2が動き、実際の軸押量Xi1、Xi2が第1および第
2軸押位置検出器15、16から得られる。
【0061】このXi1、Xi2を1対の軸押量成形内
圧関数発生器26にそれぞれ入力すると、Ps1とPs
2が出力として得られ、さらにこれらを演算器27に入
力すると、成形内圧設定値Psが得られる。このPsを
成形内圧設定装置12に与えれば、以下前記(1) 〜(3)
と同様の制御を行う。
【0062】演算器27はPs1とPs2の平均、最大
値まはた最小値のいずれかを演算して出力する。いずれ
の演算を用いるかは予め制御装置20に設定しておく。
【0063】図6の2つの軸押シリンダ1および2に関
する軸押量と成形内圧の関係に対応して、図5(d) の1
対の時間軸押量関数発生器25および1対の軸押量成形
内圧関数発生器26の関数が正しく設定されていれば、
1対の軸押量成形内圧関数発生器26の出力Ps1とP
s2にはそれほど差はないが、なんらかの油圧サーボ系
のトラブルなどにより、Ps1とPs2が異なることが
ある。演算器27はその対策として、両者の平均、最大
値または最小値を演算するのである。一般に厚肉の素管
で座屈の恐れがないときは最大値演算、薄肉素管の場合
は最小値演算、いずれでもないときは平均演算とするの
が望ましい。
【0064】第2法に述べた制御方法のように、軸押量
を先に制御して成形内圧を追随させる方法に対して、成
形内圧を先に制御し、軸押量を追随させる制御方法も考
えられる。この方法は、座屈が発生しにくいという利点
がある。
【0065】しかし、図3に示すように、軸押量対成形
内圧の曲線では中間部で曲線の傾斜が小さくなり、成形
内圧を先に制御する方法では軸押量が大きく変化するた
め、制御が不安定、もしくは軸押量が追随できないこと
もありうるので、薄肉素管の加工の場合は望ましい制御
方法ではない。
【0066】前記第4法においても、成形内圧を先に制
御し、軸押量(軸押シリンダ1および2)を追随させる
方法が可能で、利点と欠点も上記と同様のことがいえ
る。
【0067】(5) 第5法 軸押量と成形内圧との関係を許容範囲内に管理する方法
で、許容範囲を超えたときは作業者に警告を発したり、
自動制御を行っている場合には制御を中断(軸押量、成
形内圧のホールドまたは低下措置)等の対策を自動的に
行う警報機能である。
【0068】図3に示すように、軸押量と成形内圧には
適正な関係(実線の曲線)に対し、許容範囲の上下限
(点線の曲線)がある。この許容範囲は前記(1) 項(第
1法)に述べた方法であらかじめ求めておく。
【0069】第5法においては、図4に示す制御装置2
0にある図示しない警報装置が、軸押量Xi1、Xi
2、成形内圧Piの検出値を入力し、図3に相当する許
容範囲を常時監視している。本発明の第1法〜第4法を
適用した場合、通常は前記の許容範囲を超えることはな
いが、何らかの電気的、機械的なトラブルの場合、例え
ば、加工液のリーク、軸押シリンダの油圧系統故障の場
合などに有効である。また、この警報機能は自動設定を
行っていない場合にも有効である。
【0070】上記許容範囲の監視は、軸押量が左右で異
なる場合にも適用できる。すなわち、図6の左右それぞ
れの軸押量の適正な関係に対し、それぞれの許容範囲を
図3と同様に設定することにより、左右非対称の製品の
成形においても、適切な警報機能を得られる。
【0071】
【実施例】軸押量と成形内圧を比例的に上昇させる従来
の方法と、本発明による方法との比較実験を行った。
【0072】各種形状のバルジ成形を行うごとにあらか
じめ制御パラメータ(従来方法における成形内圧と軸押
量の比例係数、および本発明方法の関数発生器の関数の
形)を求めた。従来方法においては、軸押量と成形内圧
の比例関係の係数を約10本の試作加工を行って決定
し、さらに加工のロット中に不具合が発生したとき修正
し、最終的に適正な比例係数を求めた。
【0073】本発明方法の場合は、図3の実線のグラフ
に相当する軸押量と成形内圧の適正な関係および許容範
囲を約15本の試作加工を行ってあらかじめ決定し、図
4に示す軸押量成形内圧関数発生器26の関数設定を行
った。さらに、この関係と油圧サーボの能力を考慮しな
がら、時間成形内圧関数発生器24、および時間軸押量
関数発生器25(図4参照)の関数設定を行った。
【0074】図7(a) 〜(c) は従来方法と本発明方法を
比較する際の、試作製品形状の断面形状の概要図で、同
図(a) は円筒張り出し、同図(b) は鍔状張り出し、同図
(c)は左右非対称傘状張り出しの場合である。素管はい
ずれも、外径100mm、肉圧2.0mmのステンレス
(SUS430)管で、素管長さは同図(a) で300m
m、同図bで400mm、同図(c) で350mmであ
る。
【0075】(実施例1)図7(a) に示す断面形状の円
筒張り出しバルジ加工を、従来方法および本発明の第1
法の制御方法による制御を用いて行った。表1に加工成
績を示す。
【0076】
【表1】
【0077】表1に示すように、従来方法と本発明方法
との差はなかった。これは成形形状が単純で、さほど厳
しい加工(塑性流動の大きな加工)ではないためと考え
られる。
【0078】次に、図7(b) に示す断面形状の円筒張り
出しバルジ加工を、従来方法および本発明の第1法の制
御方法による制御を用いて行った。表2に加工成績を示
す。
【0079】
【表2】
【0080】表2に示すように、図7(a) に比較して張
り出しの大きい図7(b) の形状では、従来方法では軸押
量の不足に伴う薄肉(破裂)または座屈の発生数が多か
ったのに対し、本発明の制御方法を用いた場合、良品率
が大幅に向上した。
【0081】これは、従来方法では、軸押量と成形内圧
を比例的に上げて行くため、図3の2本の破線直線に示
すように、両者の関係の許容範囲が狭く、素管のばらつ
きによっては、点線曲線で示す許容範囲を超えたものが
あったことに起因すると考えられる。
【0082】一方、本発明の方法のように、実線曲線に
示す適正な関係に沿って加工することにより、点線曲線
に示す許容範囲に対して余裕があり、素管等のばらつき
に影響されなかったためと考えられる。
【0083】(実施例2)本発明の第1法と第2法を比
較した。試験に用いた製品の成形形状は図7(b)に示す
形状である。それぞれの制御方法において、図5に示す
クロック発生器23のクロックレートを逐次高くし、加
工速度を高めていった。クロックレートがある限度を超
えると、第1法、第2法のいずれにおいても薄肉化ない
し破裂が頻発するようになった。この限界クロックレー
トの95%のクロックレート(加工速度)で加工を行っ
た。表3に第1法、第2法の比較結果を示す。
【0084】
【表3】
【0085】表3に示すように、第1法では軸押し速度
が追いつかず、薄肉が発生したのに対し、第2法では良
品率が向上した。第1法の場合でも、クロックレート
(加工速度)を低下すれば、良品率が向上するが、第2
法によれば、限界ぎりぎりまで加工速度を高くできるこ
とがわかった。
【0086】(実施例3)本発明の第1法と第3法を比
較した。試験に用いた製品の成形形状は図7(c)に示す
左右非対称の傘状である。第3法においては、図6に示
すように軸押シリンダ1の軸押量が軸押シリンダ2の軸
押量より小さくなるように、時間成形内圧関数発生器2
4、2つの時間軸押量関数発生器25の関数関係を調整
した。第1法においては、第3法の軸押シリンダ1の時
間軸押量関数発生器25と同じ関数関係を設定した。表
4に加工成績を示す。
【0087】
【表4】
【0088】表4に示すように、第1法では薄肉または
座屈が多発したのに対し、第3法では大きく改善され
た。
【0089】これは、図7(c) のように左右で非対称の
製品では、左右で塑性流動の状態が異なり、第1法のよ
うに軸押シリンダの軸押量を同期させると、張り出しの
大きな側では肉薄(または破裂)になり、小さな側では
厚肉または座屈が発生したためと考えられる。
【0090】第3法(または第4法)ではこの点を考慮
した軸押量を与えることができ、左右非対称の加工に有
効であることがわかった。
【0091】
【発明の効果】本発明の制御方法によれば、座屈、薄肉
化あるいは破裂を防止し、品質のよい液圧バルジ加工製
品を得ることができ、生産性も向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】液圧バルジ加工装置全体の概要を示す側面図で
ある。
【図2】液圧バルジ加工過程の概要を示す縦断面図で、
同図(a) は液圧バルジ加工前の状態、同図(b) は液圧バ
ルジ加工終了時点の状態である。
【図3】液圧バルジ加工中の軸押量と成形内圧の関係を
示すグラフである。
【図4】本発明の制御方法を実施する制御装置の構成例
を示す概要図である。
【図5】制御装置20の内部の制御方法を説明する模式
図で、同図(a) は成形内圧、軸押量を独立に設定する制
御方法、同図(b) は軸押量の検出値に応じて成形内圧を
設定する制御方法、同図(c) は成形内圧、軸押シリンダ
1および2の軸押量を独立に設定する制御方法、同図
(d) は軸押シリンダ1および2の軸押量の検出値に応じ
て成形内圧を設定する制御方法を表す。
【図6】成形内圧と軸押シリンダ1および2の軸押量の
関係を示すグラフである。
【図7】試作製品形状の断面形状の概要図で、同図(a)
は円筒張り出し、同図(b) は鍔状張り出し、同図(c) は
左右非対称傘状張り出しの場合である。
【符号の説明】
1、2 軸押シリンダ 3、4 軸押工具 5 上金型 6 下金型 7 素管 8 加工液 9 供給流路 10 製品 11 圧力発生装置 12 成形内圧設定装置 13 第1軸押位置設定装置 14 第2軸押位置設定装置 15 第1軸押位置検出器 16 第2軸押位置検出器 17 プレス装置 18 成形内圧検出器 19 排出流路 20 制御装置 21、22 軸押装置 23 クロック発生器 24 時間成形内圧関数発生器 25 時間軸押量関数発生器 26 軸押量成形内圧関数発生器 27 演算器 Pi 成形内圧検出値 Ps 成形内圧設定値 Xi1 第1軸押位置検出値 Xi2 第2軸押位置検出値 Xs1 第1軸押位置設定値 Xs2 第2軸押位置設定値 t 時計信号

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 金属管を軸押工具で軸方向に圧縮しつつ
    成形内圧を加える金属管の液圧バルジ加工において、軸
    押量と成形内圧との適正な関係をあらかじめ求めてお
    き、前記関係に従い軸押量と成形内圧とを制御すること
    を特徴とする金属管の液圧バルジ加工の制御方法。
  2. 【請求項2】 金属管を軸押工具で軸方向に圧縮しつつ
    成形内圧を加える金属管の液圧バルジ加工において、軸
    押量と成形内圧との適正な関係をあらかじめ求めてお
    き、軸押量を制御し、前記関係に従い軸押量検出値から
    求められた成形内圧値を目標として成形内圧を制御する
    ことを特徴とする金属管の液圧バルジ加工の制御方法。
  3. 【請求項3】 両端の開いた金属管を、1対の軸押工具
    で軸方向に圧縮しつつ成形内圧を加える金属管の液圧バ
    ルジ加工において、一方の軸押量と成形内圧との適正な
    関係と、他方の軸押量と成形内圧との適正な関係とをあ
    らかじめ別個に求めておき、前記関係に従い前記2つの
    軸押量と成形内圧とを制御することを特徴とする金属管
    の液圧バルジ加工の制御方法。
  4. 【請求項4】 両端の開いた金属管を、1対の軸押工具
    で軸方向に圧縮しつつ成形内圧を加える金属管の液圧バ
    ルジ加工において、一方の軸押量と成形内圧との適正な
    関係と、他方の軸押量と成形内圧との適正な関係とをあ
    らかじめ別個に求めておき、一方の軸押量と、他方の軸
    押量との関係が、前記の別個に求めておいた関係を満た
    すように、それぞれの軸押量を制御し、前記別個に求め
    ておいた関係に従いそれぞれの軸押量検出値から求めら
    れた2つの成形内圧値の算術平均、最大値または最小値
    のいずれかを目標として成形内圧を制御することを特徴
    とする金属管の液圧バルジ加工の制御方法。
  5. 【請求項5】 金属管を軸押工具で軸方向に圧縮しつつ
    成形内圧を加える金属管の液圧バルジ加工において、軸
    押量と成形内圧との関係の許容範囲をあらかじめ求めて
    おき、軸押量と成形内圧との関係が前記の許容範囲を超
    えたとき、警報を発し、および/または軸押量と成形内
    圧の少なくともいずれかの制御を変更することを特徴と
    する金属管の液圧バルジ加工の制御方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2005510363A (ja) * 2001-11-21 2005-04-21 ヴィルヘルム・シュルツ・ゲゼルシャフト・ミット・ベシュレンクテル・ハフツング 管を成形するための方法および装置
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