JP2000041925A - 電気掃除機 - Google Patents

電気掃除機

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JP2000041925A
JP2000041925A JP21267698A JP21267698A JP2000041925A JP 2000041925 A JP2000041925 A JP 2000041925A JP 21267698 A JP21267698 A JP 21267698A JP 21267698 A JP21267698 A JP 21267698A JP 2000041925 A JP2000041925 A JP 2000041925A
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成典 波戸
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 低い姿勢での清掃時や補助ノズル使用時の操
作性を向上させることを目的とする。 【解決手段】 延長パイプ6とホース3との間に連結部
材2を設け、ハンドル1を筒状に形成して連結部材2に
軸部21の周りに回動可能に取り付けてハンドル1の角
度を可変できるようにするとともに、延長パイプ6を取
り外した際にハンドル1を延長パイプ6の接続部分2a
へ回動させてホース3と連通するようにしハンドル1を
補助ノズルとして使用する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は電気掃除機に関し、
特に掃除中に使用者が把持するハンドル部分の改良に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来の電気掃除機は図13に示すように
構成されている。下面に開口部(不図示)を有した吸込
ノズル8は延長パイプ6と連結され、延長パイプ6は連
結部材2を介してフレキシブルなホース3と連結され
る。ホース3は電気掃除機本体9に連結されて、開口部
からの吸込気流が延長パイプ6、連結部材2及びホース
3を通って電気掃除機本体9に至り、吸塵が行われるよ
うになっている。
【0003】連結部材2には掃除中に使用者が把持する
ハンドル1が一体に設けられ、また掃除中に電気掃除機
本体9及び吸込ノズル8に設けられた回転ブラシ(不図
示)等の制御を行う制御スイッチ10が設けられてい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このような電気掃除機
において、ハンドル1は連結部材2に一体に固定されて
いるので、低い姿勢でベッドの下等の掃除を行う際にハ
ンドル1を持って吸込ノズル8を前後移動させることが
困難になる。従って使用者の負担が大きくなり、操作性
を悪くしていた。
【0005】また、狭い部分の吸塵を行うために、先端
が細い隙間ノズルや先端にブラシの付いた棚ブラシ等の
補助ノズルを使用する際には、延長パイプ6を連結部材
2から取り外し、電気掃除機本体9に収納された補助ノ
ズル(不図示)を取り出して連結部材2に接続して使用
する。このため取付け操作が煩雑で、操作性を悪くする
とともに、補助ノズルを紛失する問題があった。
【0006】補助ノズルを延長パイプ6に脱着可能に保
持して取付け操作を簡素化することもできるが、先端に
埃等の付着した補助ノズルが常時露出することになり美
観上好ましくなく、上記の紛失の問題は解決されない。
【0007】本発明は、低い姿勢での清掃時や補助ノズ
ル使用時の操作性を向上させることのできる電気掃除機
を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に請求項1に記載された発明は、吸込ノズルと、前記吸
込ノズルに連結される延長パイプと、前記延長パイプと
電気掃除機本体とを連結するホースと、前記延長パイプ
の端部に設けられて使用者が掃除時に把持するハンドル
とを備えた電気掃除機において、前記ハンドルの少なく
とも一部は前記延長パイプに対する角度を可変できるよ
うにしたことを特徴としている。
【0009】この構成によると、吸込ノズルと連結され
る延長パイプの端部に設けられたハンドルの角度を掃除
を行う場所の状態に応じて所望の角度に変更し、そのハ
ンドルを使用者が把持して吸込ノズルを前後移動して掃
除が行われる。
【0010】また請求項2に記載された発明は、請求項
1に記載された電気掃除機において、前記延長パイプと
前記ホースとの間に連結部材を設け、前記ハンドルを筒
状に形成して前記連結部材に回動可能に取り付けるとと
もに、前記延長パイプを取り外した際に前記ハンドルを
前記延長パイプを接続する部分へ回動させて前記ホース
と連通するようにしたことを特徴としている。
【0011】この構成によると、延長パイプを取り外し
た際に、筒状に形成されたハンドルを延長パイプのあっ
た位置に回動して配置するとハンドルとホースとが連通
し、吸込気流はハンドルの先端からホースを通じて電気
掃除機本体に導かれて吸塵が行われる。
【0012】また請求項3に記載された発明は、請求項
2に記載された電気掃除機において、前記ハンドルの回
動と連動して前記ハンドル内に設けられた補助ノズルの
先端が前記ハンドルの端部から隠見することを特徴とし
ている。
【0013】この構成によると、延長パイプを取り外し
た際に筒状に形成されたハンドルを延長パイプのあった
位置に回動して配置するとハンドル内に設けられた補助
ノズルの先端がハンドルから露出し、吸込気流は補助ノ
ズルの先端からホースを通じて電気掃除機本体に導かれ
て吸塵が行われる。
【0014】また請求項4に記載された発明は、請求項
2に記載された電気掃除機において、前記ハンドルと前
記ホースとが連通した際に、前記ハンドル内に設けられ
た補助ノズルの先端が電気掃除機本体の吸引力により前
記ハンドルの端部から露出することを特徴としている。
【0015】この構成によると、延長パイプを取り外し
た際に筒状に形成されたハンドルを延長パイプのあった
位置に回動して配置し、電気掃除機本体により吸引が行
われるとハンドル内に設けられた補助ノズルの先端がハ
ンドルから露出し、吸込気流は補助ノズルの先端からホ
ースを通じて電気掃除機本体に導かれて吸塵が行われ
る。
【0016】また請求項5に記載された発明は、請求項
2乃至請求4のいづれかに記載された電気掃除機におい
て、前記ハンドルを所定の回動位置でロックするロック
機構を設けたことを特徴としている。この構成による
と、連結部材に回動可能に設けられたハンドルの角度を
掃除を行う場所の状態に応じて所望の角度に変更すると
ロック機構によりロックされ、そのハンドルを使用者が
把持して吸込ノズルを前後移動して掃除が行われる。
【0017】また請求項6に記載された発明は、請求項
5に記載された電気掃除機において、前記ロック機構を
解除する解除スイッチを前記ハンドルに設けたことを特
徴としている。この構成によると、連結部材に回動可能
に設けられたハンドルの角度を掃除を行う場所の状態に
応じて所望の角度に変更するとロック機構によりロック
され、そのハンドルを使用者が把持して吸込ノズルを前
後移動して掃除が行われる。そして、ハンドルの角度を
変更する際にはハンドルに設けられた解除スイッチが操
作されてロックが解除され、ハンドルが所望の角度に回
動される。
【0018】また請求項7に記載された発明は、請求項
6に記載された電気掃除機において、前記ロック機構を
解除した際に、前記延長パイプの自重によって前記ハン
ドルが標準の位置に配されるようにしたことを特徴とし
ている。この構成によると、ロックが解除された状態で
ハンドルを持ち上げるとハンドルに延長パイプの重量が
付加され、その重量によって延長パイプがハンドルに対
して相対的に回転し、ハンドルが標準の位置等の所定位
置に配される。
【0019】また請求項8に記載された発明は、請求項
2乃至請求項7のいづれかに記載された電気掃除機にお
いて、前記ハンドルを所定の標準位置以外の回動位置に
配した際に、前記延長パイプまたは前記ハンドルと前記
ホースとを略一直線上に配置できるようにしたことを特
徴としている。
【0020】この構成によると、標準位置と異なる位置
にハンドルを回動させた際に延長パイプとホースと略一
直線上に配することができ、連結部から延長パイプを取
り外してその位置にハンドルを配した際にハンドルとホ
ースとを略一直線上に配することができる。
【0021】また請求項9に記載された発明は、請求項
1に記載された電気掃除機において、前記延長パイプと
前記ホースとの間に配される連結部材に、前記ハンドル
と前記ホースとを前記延長パイプに対して一体に回動さ
せる回動部を設け、前記回動部と前記延長パイプの接続
部とをフレキシブルなホース状部材で連結したことを特
徴としている。
【0022】この構成によると、連結部材に設けられた
回動部にハンドルとホースとが接続され、連結部材の延
長パイプ接続部と、回動部のホースと連通する部分とが
ホース状部材で接続されている。そして、回動部を回動
させた際にホース状部材が連結部内で変形して延長パイ
プとホースとを連通させている。
【0023】また請求項10に記載された発明は、請求
項1に記載された電気掃除機において、軸方向に分割さ
れた前記ハンドルを該軸方向に略直交する回転軸を有す
る連結部で連結し、分割された一方を前記回動軸の周り
に回動させることによって前記ハンドルを屈曲させるよ
うにしたことを特徴としている。
【0024】この構成によると、吸込ノズルと連結され
る延長パイプの端部に設けられたハンドルは分割して回
動可能に連結され、一方を回動させることで直線状と非
直線状の状態に変更することができる。そして、掃除を
行う場所の状態に応じてハンドルの角度を変更し、その
ハンドルを使用者が把持して吸込ノズルを前後移動して
掃除が行われる。
【0025】また請求項11に記載された発明は、請求
項1に記載された電気掃除機において、前記ハンドルを
軸方向に対して傾斜して当接するように分割し、その当
接した面に垂直な軸の周りに一方を回動させることによ
って前記ハンドルを屈曲させるようにしたことを特徴と
している。
【0026】この構成によると、吸込ノズルと連結され
る延長パイプの端部に設けられたハンドルは傾斜して分
割され、一方を分割された面に垂直な軸の周りに回動さ
せることで直線状と非直線状の状態に変更することがで
きる。そして、掃除を行う場所の状態に応じてハンドル
の角度を変更し、そのハンドルを使用者が把持して吸込
ノズルを前後移動して掃除が行われる。
【0027】また請求項12に記載された発明は、吸込
ノズルと、前記吸込ノズルに連結される延長パイプと、
前記延長パイプと電気掃除機本体とを連結するホース
と、前記延長パイプの端部に設けられて使用者が掃除時
に把持するハンドルとを備えた電気掃除機において、前
記延長パイプと前記ホースとの間に配される連結部材に
前記ハンドルを設けるとともに、筒状に形成した前記ハ
ンドル内を摺動可能な補助ノズルを設け、前記延長パイ
プを取り外した際に前記延長パイプの接続部分へ前記補
助ノズルを押し出すことにより、前記補助ノズルが前記
連結部材から突出するとともに前記ホースと連通するよ
うにしたことを特徴としている。
【0028】この構成によると、延長パイプを取り外し
た際にハンドル内を摺動する補助ノズルが延長パイプの
接続部に向かって押し出され、連結部材から補助ノズル
の先端が露出される。この時補助ノズルとホースとが連
通するようになっており、吸込気流は補助ノズルの先端
からホースを通じて電気掃除機本体に導かれて吸塵が行
われる。
【0029】
【発明の実施の形態】本発明の実施形態を図を参照して
説明する。図1、図2は本発明の第1実施形態の電気掃
除機のハンドル部分を示す要部斜視図及び要部断面図で
ある。連結部材2には延長パイプ6が挿入される延長パ
イプ接続口2aが設けられ、延長パイプ接続口2aは連
結部材2の内部で開口部2dから挿入されるホース3と
連通している。
【0030】また、連結部材2にはその両側面を挟むよ
うに取付部1b(この取付部1bは平面的に視るとコ字
型をしている)によってハンドル1が取り付けられてお
り、取付部1bは支持軸21によって連結部材2に回動
可能に支持されている。ハンドル1は端面1aが開口し
た筒状になっており、内部に内筒18が摺動可能に設け
られている。
【0031】内筒18はハンドル1の内部に形成された
二重筒部1eに生じる凹部1r内において圧縮バネ19
によって連結部材2方向に付勢されており、ハンドル1
は内筒18が連結部材2の開口部2dに入り込むことで
連結部材2の当接部2eによって矢印A方向の回動を規
制されるとともに底板2cと取付部1bとが当接して矢
印B方向の回動を規制されてロックされている。
【0032】この図2の状態が標準のハンドル位置(以
下「標準位置」という)になっており、使用者が立った
姿勢でハンドル1を把持し吸込ノズル8(図13参照)
を楽に前後移動させることができる配置になっている。
ハンドル1には内筒18と一体化されるロック解除釦1
2が長孔1s内を移動可能に突出しており、ロック解除
釦12を図2における右方向に移動させると内筒18が
連結部材2から離脱し、ハンドル1を矢印A方向に回動
できるようになる。
【0033】尚、4は延長パイプ6のロック機構であ
り、爪部4aが支持部4cを支点に圧縮バネ4bによっ
て可動し、延長パイプ6に設けられた孔部(不図示)と
係合することで延長パイプ6が連結部材2に固定され
る。釦部4dを押すと爪部4aが退避し延長パイプ6を
取り外すことができるようになっている。
【0034】狭い場所を掃除する際に、延長パイプ6を
取り外して図2の標準位置からハンドル1を仮想線10
0に沿って延長パイプ接続口2aの位置まで回動させる
と、図3に示す状態になる。この時、内筒18が延長パ
イプ接続口2a内に入り込むとともに、ハンドル1の取
付部1bが底板2c(図1参照)に当接することでハン
ドル1がロックされている。そして、ハンドル1とホー
ス3とが連通し、端面1aの開口部分から吸塵を行うこ
とができるようになるので、ハンドル1を隙間ノズルの
ように使用することができる。
【0035】従って、隙間ノズルを電気掃除機本体9
(図13参照)から取り出して延長パイプ接続口2aに
取り付けることがなくなり、取り付け操作が簡単になっ
て操作性が向上する。また隙間ノズルを紛失することが
なくなる。
【0036】図4は掃除を一時休止する際などに連結部
材2を床面Fに置いた状態を示す図である。ハンドル1
を回動して連結部材2に対して立設させて固定すると、
床面Fからハンドルの端面1aまでの高さHを高くする
ことができる。従って、掃除を再開する際に使用者がハ
ンドル1を掴むためにかがむ量を少なくし使用者の負担
が軽減されるようになる。
【0037】また、開口部2dのハンドル1が入る部分
2d2(ハンドル1を標準位置に配する位置)とホース
3が通る部分2d1とが繋がっているため、ハンドル1
が入る部分2d2にホース3を配すると延長パイプ6と
ホース3とを略直線状に配置できるようになっている。
このようにすると、床面Fに接する位置まで連結部材2
を低く置くことができるようになり、延長パイプ6の位
置を低くすることができるので、ベッドの下の隙間が小
さいような場合においても延長パイプ6を挿入して簡単
に掃除を行うことができるようになる。
【0038】そして、この時にハンドル1が立設してい
るので使用者のかがむ量が少ない状態で楽に吸込ノズル
8(図13参照)を移動させることができ、使用者の負
担が軽減されるようになる。
【0039】更に、ハンドル1を複数の回動位置で固定
できるようにすると使用者に適切なハンドル位置を選択
できるので望ましい。このようなハンドル1を固定する
ロック機構は図5のように構成することができる。同図
によると、ハンドル1の長孔1d内を移動可能に内筒1
8(図2参照)と連結されるピン20aがレバー20と
一体化され、連結部材2の外壁には複数の溝部22aを
有したロック板22が設けられている。
【0040】そして、レバー20の先端部20bがロッ
ク板22の溝部22aに嵌合することでハンドル1がロ
ックされる。ロック解除釦12を図5において右方向に
移動させると内筒18とともに長孔1d内をピン20a
が移動し、先端部20bが溝部22aから離脱してハン
ドル1の回動が可能になる。
【0041】また、図6に示すようにハンドル1のロッ
クを解除した後にハンドル1を持って延長パイプ6及び
吸込ノズル8を持ち上げると、延長パイプ6が自重によ
って矢印C方向に回動する。この時に、内筒18に設け
られた面取部2fが連結部材2と当接して内筒18が押
圧されてハンドル1が標準位置に戻るようにすると、通
常の掃除をすぐに再開することができるので望ましい。
【0042】図7は本発明の第2実施形態の電気掃除機
のハンドル部分を示す要部側面図である。本実施形態は
図2に示すハンドル1にブラシ13が設けられた構成で
ある。ハンドル1は、取付部1bに設けられた孔部1c
が支持軸21と嵌合されて支持軸21の周りに回動可能
になっている。ハンドル1の端部にはブラシ13が形成
されており、ブラシ1を覆うことができるようにハンド
ル1に対して摺動可能に収納部材14が設けられてい
る。
【0043】収納部材14にはレバー15が一体化され
ている。レバー15は圧縮バネ17によって取付部1b
に設けられた固定板16に対してフランジ部15aが支
持軸21の方向に付勢され、レバー15の端部15bが
支持軸21に突設されたカム22と当接するようになっ
ている。
【0044】図2、図3に示す第1実施形態と同様に、
連結部材2から延長パイプ6(図13参照)を取り外
し、ブラシ13が収納部材14に覆われた図7の(a)
の状態からハンドル1を回動させると、収納部材14が
圧縮バネ17に付勢されてカム21の形状に従って後退
し、図7の(b)の状態でブラシ13が露出するように
なる。
【0045】このようにすると、ハンドル1を棚ブラシ
として使用することができるようになり、棚ブラシを電
気掃除機本体9(図13参照)から取り出して延長パイ
プ接続口2aに取り付けることがなくなって操作性が向
上するとともに、棚ブラシを紛失することがなくなる。
また、棚ブラシの非使用時に埃等の付着したブラシ13
部分を露出させないので、美観を損ねることがなくな
る。
【0046】図8の(a)、(c)は本発明の第3実施
形態の電気掃除機のハンドル部分を示す要部側面断面図
であり、(b)は(a)におけるD部の拡大図である。
本実施形態は図2に示すハンドル1の内筒18と一体に
ブラシ13が設けられた構成である。ハンドル1内の内
筒18と一体化されたノズル24の先端にブラシ13が
設けられ、ノズル24とハンドル1の外筒1fとの間に
は摺動可能に収納部材23が設けられている。
【0047】収納部材23にはストッパ23aが設けら
れ、外筒1fに形成された孔部1g内をストッパ23a
が摺動し、収納部材23の移動量が規制されている。ま
た収納部材23は外筒1fに対して圧縮バネ7によって
ブラシ13を覆う方向に付勢されており、図8の(b)
に示すように、内筒18にはノズル24と外筒1fの間
の空間と内筒18内とを連通させる吸気孔18aが設け
られている。
【0048】第1実施形態と同様に、連結部材2から延
長パイプ6(図13参照)を取り外してその位置にハン
ドル1を回動させて電気掃除機本体9(図13参照)に
より吸引されると、その吸引力によって吸気孔18aを
通じて収納部材23が矢印E1方向に移動してブラシ1
3が露出する。電気掃除機本体9による吸引が停止され
ると収納部材23が圧縮バネ7により矢印E2方向に移
動し図8の(b)に示す状態になってブラシ13が収納
部材23に覆われる。
【0049】このようにすると、第2実施形態と同様の
効果を得ることができるとともに、棚ブラシの使用時に
おける吸塵の一時停止中においても、埃等の付着したブ
ラシ13部分を露出させないので美観を損ねることがな
くなる。
【0050】次に、図9の(a)、(b)は本発明の第
4実施形態の電気掃除機のハンドル部分を示す要部側面
断面図である。連結部材2は固定部30と回動部31と
から構成され、固定部30には延長パイプ接続口2aが
形成された延長パイプ接続部30a、及び延長パイプ6
(図13参照)のロック機構4が設けられている。回動
部31は支持軸21を中心に固定部30の円筒面30c
に摺動して回動するようになっており、延長パイプ接続
部30aとはホース25によって連結されている。
【0051】また、回動部31にはホース3が接続され
るホース接続口31aが形成されるとともに、ハンドル
1が回動部31と一体に形成され、ホース3とハンドル
1とは一体に回動して所望の位置でロック機構(不図
示)によりロックできるようになっている。
【0052】回動部31と延長パイプ接続部30aとを
フレキシブルなホース25によって接続することで、ホ
ース3と一体のハンドル1の角度を可変できるように簡
単に実現することができる。その結果、第1実施形態と
同様に、掃除を一時休止する際などにハンドル1を回動
して固定部30に対して立設させておくと、床面からハ
ンドルの端面(不図示)までの高さを高くすることがで
きる。従って、掃除を再開する際に使用者がハンドル1
を掴むためにかがむ量を少なくし使用者の負担が軽減さ
れるようになる。
【0053】また、ベッドの下の隙間を掃除するような
場合において、ハンドル1を所望の角度に設定すること
で使用者のかがむ量が少ない状態で楽に吸込ノズル8
(図13参照)を移動させることができ、使用者の負担
が軽減されるようになる。
【0054】次に、図10は本発明の第5実施形態の電
気掃除機のハンドル部分を示す要部側面図である。連結
部材2と一体にハンドル1が形成され、ハンドル1は軸
方向に前部1hと後部1kとに分割されている。後部1
kは支持部材27により前部1hに対して回動可能に支
持され、所望の角度で後部1kを固定可能になってい
る。このようにすると、ハンドル1の角度を可変できる
ように簡単に実現することができ、第4実施形態と同様
の効果を得ることができる。
【0055】次に、図11の(a)、(b)は本発明の
第6実施形態の電気掃除機のハンドル部分を示す要部側
面図である。連結部材2と一体にハンドル1が形成さ
れ、ハンドル1は軸方向に傾斜面1mで前部1hと後部
1kとに分割されている。後部1kは支持部材28によ
り傾斜面1mに垂直な軸1nの周りに回動可能に支持さ
れており、後部1kを回動させて図11の(b)のよう
にハンドル1を屈曲させた状態で固定可能になってい
る。このようにすると、ハンドル1の角度を可変できる
ように簡単に実現することができ、第4実施形態と同様
の効果を得ることができる。
【0056】次に、図12は本発明の第7実施形態の電
気掃除機のハンドル部分を示す要部側面断面図である。
図9の第4実施形態の電気掃除機のハンドル1の内部に
矢印G方向に摺動可能にノズル24が設けられ、ノズル
24の先端にブラシ13が形成されている。ノズル24
には開口部1pがホース接続部31aに向けて開口する
ように形成され、延長パイプ接続口2aからの吸気は開
口部1pを通ってホース3へ導かれるようになってい
る。
【0057】同図に示すようなハンドル1が標準位置に
配置されている時に、延長パイプ接続部30aとハンド
ル1とが一直線上に配される。この時に、延長パイプ6
を取り外してノズル24を延長パイプ接続口2aに向け
て押し出すことで連結部材2からブラシ13が13’の
ように露出される。そして、ロック機構4によって延長
ホース6のロックと同様にノズル24がロックされ、ブ
ラシ13部分からの吸気が開口部1pを通ってホース3
へ導かれるようになっている。
【0058】このようにすると、第2実施形態と同様
に、ハンドル1を棚ブラシとして使用することができる
ようになり、棚ブラシを電気掃除機本体9(図13参
照)から取り出して延長パイプ接続口2aに取り付ける
ことがなくなって操作性が向上するとともに、棚ブラシ
を紛失することがなくなる。また、棚ブラシの非使用時
に埃等の付着したブラシ13部分を露出させないので、
美観を損ねることがなくなる。
【0059】
【発明の効果】請求項1の発明によると、ハンドルの角
度を変更できるので低い姿勢での掃除の際にハンドルを
所望の角度にして吸込ノズルの移動を楽に行うことがで
きるようになり、使用者の負担が軽減される。また、掃
除を一時休止する際にハンドルを立設させておくと、掃
除を再開する際に使用者がハンドルを掴むためにかがむ
量を少なくし使用者の負担が軽減されるようになる。
【0060】請求項2の発明によると、ハンドルの角度
を変更できるので低い姿勢での掃除の際にハンドルを所
望の角度にして吸込ノズルの移動を楽に行うことができ
るようになり、使用者の負担が軽減される。また、掃除
を一時休止する際にハンドルを立設させておくと、掃除
を再開する際に使用者がハンドルを掴むためにかがむ量
を少なくし使用者の負担が軽減されるようになる。更
に、ハンドルを延長パイプの位置に回動させて補助ノズ
ルとして使用するため補助ノズルの取り付け操作を必要
としない。従って、操作性を向上させることができると
ともに補助ノズルの紛失がなくなる。
【0061】請求項3の発明によると、ハンドルを延長
パイプの位置に回動させた際にハンドル内から棚ブラシ
等の補助ノズルの先端を露出させるように簡単に実現す
ることができる。そして、補助ノズルの取り付け操作を
必要とせず操作性を向上させることができるとともに補
助ノズルの紛失がなくなる。更に、ハンドルが延長パイ
プの位置から退避すると埃等が付着した補助ノズルの先
端を隠れるようにできるので、補助ノズルの非使用時に
美観を損ねることがなくなる。
【0062】請求項4の発明によると、ハンドルを延長
パイプの位置に回動させた状態で吸引を行うとハンドル
内から棚ブラシ等の補助ノズルの先端を露出させるよう
に簡単に実現することができる。そして、補助ノズルの
取り付け操作を必要とせず操作性を向上させることがで
きるとともに補助ノズルの紛失がなくなる。更に、吸引
を停止すると埃等が付着した補助ノズルの先端を隠れる
ようにできるので補助ノズルの非使用時に加えて掃除の
一時停止時においても美観を損ねることがなくなる。
【0063】請求項5の発明によると、掃除場所の状態
に応じて所望の回動位置でハンドルをロックすることが
できるので、常に使用者に最も楽なハンドル位置で掃除
を行うことができるようになり、使用者の負担が軽減さ
れて操作性を向上させることができる。
【0064】請求項6の発明によると、ロック機構を解
除する解除スイッチがハンドルに設けられるので、使用
者の手元でハンドルの回動のロックを解除し、他の回動
位置へ簡単に移動させることができるようになる。
【0065】請求項7の発明によると、ロック機構を解
除すると延長パイプの自重で相対的にハンドルが回動し
て標準位置に復帰させることができるので操作が簡単に
なる。
【0066】請求項8の発明によると、延長パイプとホ
ースとが略一直線上になるので、延長パイプの床面から
の高さを低くすることができ、ベッド下部の隙間が狭い
場合等でも簡単に掃除を行うことができるようになる。
【0067】請求項9の発明によると、ハンドルの角度
を変更できるように簡単に実現できる。そして低い姿勢
での掃除の際に吸込ノズルの移動を楽に行うことができ
るようになり、電気掃除機の操作性を向上させることが
できる。更に、フレキシブルなホース状部材を使用する
のでハンドルの回動によって吸気の流路があまり狭くな
らないようにできるので吸塵力を低下させない。
【0068】請求項10、請求項11の発明によると、
ハンドルの角度を変更できるように簡単に実現できる。
そして、低い姿勢での掃除の際に吸込ノズルの移動を楽
に行うことができるようになり、電気掃除機の操作性を
向上させることができる。
【0069】請求項12の発明によると、延長パイプを
取り外した際に、延長パイプの取付け部分から棚ブラシ
等の補助ノズルの先端を露出させるように簡単に実現で
きる。そして、補助ノズルの取り付け操作を必要とせず
操作性を向上させることができるとともに補助ノズルの
紛失がなくなる。更に、延長パイプ使用時には埃等が付
着した補助ノズルの先端を隠れるようにできるので、補
助ノズルの非使用時に美観を損ねることがなくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明にかかる第1実施形態の電気掃除機
を示す要部斜視図である。
【図2】 本発明にかかる第1実施形態の電気掃除機
を示す要部側面断面図である。
【図3】 本発明にかかる第1実施形態の電気掃除機
のハンドルを反転させた状態を示す図である。
【図4】 本発明にかかる第1実施形態の電気掃除機
のハンドルを直立させた状態を示す図である。
【図5】 本発明にかかる第1実施形態の電気掃除機
のハンドルのロック機構を説明する側面図である。
【図6】 本発明にかかる第1実施形態の電気掃除機
のハンドルのロック機構を解除した状態を示す図であ
る。
【図7】 本発明にかかる第2実施形態の電気掃除機
を示す要部側面図である。
【図8】 本発明にかかる第3実施形態の電気掃除機
を示す要部側面断面図である。
【図9】 本発明にかかる第4実施形態の電気掃除機
を示す要部側面断面図である。
【図10】 本発明にかかる第5実施形態の電気掃除機
を示す要部側面図である。
【図11】 本発明にかかる第6実施形態の電気掃除機
を示す要部側面図である。
【図12】 本発明にかかる第7実施形態の電気掃除機
を示す要部側面断面図である。
【図13】 従来の電気掃除機を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 ハンドル 2 連結部材 3 ホース 6 延長パイプ 8 吸込ノズル 9 電気掃除機本体 13 ブラシ 21 支持軸
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 長井 浄 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シ ャープ株式会社内 Fターム(参考) 3B057 BA09 BA21 BA23 BA27 FA01 FA14 FA21

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 吸込ノズルと、前記吸込ノズルに連結さ
    れる延長パイプと、前記延長パイプと電気掃除機本体と
    を連結するホースと、前記延長パイプの端部に設けられ
    て使用者が掃除時に把持するハンドルとを備えた電気掃
    除機において、前記ハンドルの少なくとも一部は前記延
    長パイプに対する角度を可変できるようにしたことを特
    徴とする電気掃除機。
  2. 【請求項2】 前記延長パイプと前記ホースとの間に連
    結部材を設け、前記ハンドルを筒状に形成して前記連結
    部材に回動可能に取り付けるとともに、前記延長パイプ
    を取り外した際に前記ハンドルを前記延長パイプの接続
    部分へ回動させて前記ホースと連通するようにしたこと
    を特徴とする請求項1に記載の電気掃除機。
  3. 【請求項3】 前記ハンドルの回動と連動して前記ハン
    ドル内に設けられた補助ノズルの先端が前記ハンドルの
    端部から隠見することを特徴とする請求項2に記載の電
    気掃除機。
  4. 【請求項4】 前記ハンドルと前記ホースとが連通した
    際に、前記ハンドル内に設けられた補助ノズルの先端が
    電気掃除機本体の吸引力により前記ハンドルの端部から
    露出することを特徴とする請求項2に記載の電気掃除
    機。
  5. 【請求項5】 前記ハンドルを所定の回動位置でロック
    するロック機構を設けたことを特徴とする請求項2乃至
    請求項4のいづれかに記載の電気掃除機。
  6. 【請求項6】 前記ロック機構を解除する解除スイッチ
    を前記ハンドルに設けたことを特徴とする請求項5に記
    載の電気掃除機。
  7. 【請求項7】 前記ロック機構を解除した際に、前記延
    長パイプの自重によって前記ハンドルが所定位置に配さ
    れるようにしたことを特徴とする請求項6に記載の電気
    掃除機。
  8. 【請求項8】 前記ハンドルを所定の標準位置以外の回
    動位置に配した際に、前記延長パイプまたは前記ハンド
    ルと前記ホースとを略一直線上に配置できるようにした
    ことを特徴とする請求項2乃至請求項7のいづれかに記
    載の電気掃除機。
  9. 【請求項9】 前記延長パイプと前記ホースとの間に配
    される連結部材に、前記ハンドルと前記ホースとを前記
    延長パイプに対して一体に回動させる回動部を設け、前
    記回動部と前記延長パイプの接続部とをフレキシブルな
    ホース状部材で連結したことを特徴とする請求項1に記
    載の電気掃除機。
  10. 【請求項10】 軸方向に分割された前記ハンドルを該
    軸方向に略直交する回転軸を有する連結部で連結し、分
    割された一方を前記回動軸の周りに回動させることによ
    って前記ハンドルを屈曲させるようにしたことを特徴と
    する請求項1に記載の電気掃除機。
  11. 【請求項11】 前記ハンドルを軸方向に対して傾斜し
    て当接するように分割し、その当接した面に垂直な軸の
    周りに一方を回動させることによって前記ハンドルを屈
    曲させるようにしたことを特徴とする請求項1に記載の
    電気掃除機。
  12. 【請求項12】 吸込ノズルと、前記吸込ノズルに連結
    される延長パイプと、前記延長パイプと電気掃除機本体
    とを連結するホースと、前記延長パイプの端部に設けら
    れて使用者が掃除時に把持するハンドルとを備えた電気
    掃除機において、前記延長パイプと前記ホースとの間に
    配される連結部材に前記ハンドルを設けるとともに、筒
    状に形成した前記ハンドル内を摺動可能な補助ノズルを
    設け、前記延長パイプを取り外した際に前記延長パイプ
    の接続部分へ前記補助ノズルを押し出すことにより、前
    記補助ノズルが前記連結部材から突出するとともに前記
    ホースと連通するようにしたことを特徴とする電気掃除
    機。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2011510783A (ja) * 2008-02-07 2011-04-07 コーニンクレッカ フィリップス エレクトロニクス エヌ ヴィ 吸い込みアタッチメントのためのハンドグリップアセンブリ
JP2016030055A (ja) * 2014-07-29 2016-03-07 株式会社コーワ 布団清掃用吸込具及び、布団用清掃機
CN108143348A (zh) * 2018-02-09 2018-06-12 宁波暴黑智能科技有限公司 吸尘器长管

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