JP2000041800A - 冷凍冷蔵ショーケースの自動霜取り装置 - Google Patents

冷凍冷蔵ショーケースの自動霜取り装置

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JP2000041800A
JP2000041800A JP10215007A JP21500798A JP2000041800A JP 2000041800 A JP2000041800 A JP 2000041800A JP 10215007 A JP10215007 A JP 10215007A JP 21500798 A JP21500798 A JP 21500798A JP 2000041800 A JP2000041800 A JP 2000041800A
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cooler
electric heater
showcase
air
defrosting
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Noritaka Shibata
徳孝 柴田
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  • Freezers Or Refrigerated Showcases (AREA)
  • Defrosting Systems (AREA)
  • Freezing, Cooling And Drying Of Foods (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 冷却器から吐出する風量の低下によりこの冷
却器に対する着霜を検知し、着霜時に限り電気ヒーター
を介して除霜する。 【解決手段】 冷却器2の空気出口近傍に風量センサー
5及び温度センサー8を配設し、前記冷却器に着霜する
ことにより冷却器からの風量が設定値以下に低下したこ
とを風量センサーが検知した時点で、除霜用電気ヒータ
ー7をONにするとともに、前記温度センサーが所定温
度を検知した時点で電気ヒーターをOFFとするように
した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、冷却器から吐出
する風量の低下によりこの冷却器に対する着霜を検知
し、着霜時に限り電気ヒーターを介して除霜するととも
に、除霜後は冷却器の温度を検知することにより前記電
気ヒーターの電源をカットするようにした冷凍冷蔵ショ
ーケースに関するものである。
【0002】
【従来の技術】スーパーマーケット等の食品売場におい
て食品を販売するために、食品陳列用の冷凍冷蔵ショー
ケースは広く使用されているが、このショーケースは客
の購入の促進を図るため、引き戸等を取り付けず前面
(正面)又は上面を開放型としたショーケースが広く使
われている。
【0003】このような開放型の冷凍冷蔵ショーケース
は、冷気をエアーカーテン状に循環させて庫内を冷却す
るようにしているが、この冷気はショーケース本体の前
面や上面の開放部を通過する過程で外気と触れることに
なる。そのためショーケースの冷却器を通過する空気に
は湿気が多く含まれることになり、冷却器には着霜し易
くなる。冷却器に着霜すると冷却器から吐出される風量
が低下することになりショーケースを十分に冷却できな
くなってしまうことになる。
【0004】そのため、従来は冷却器についた霜を取る
ために冷凍機側等の運転制御回路にタイマーを取り付
け、一日数回除霜の時間を定め、その設定時間になると
季節にかかわらず毎日除霜用のヒーターに通電し、冷却
器の除霜を定時的に行うようにしていたのであった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、循環する空
気に含まれる湿気は季節やショーケースの設置環境等に
より変動し、特に日本の場合は夏と冬では湿度が極端に
違い、冬等の場合は湿度が低いため冷却器に殆ど霜は着
かず除霜の必要性は非常に少ない。
【0006】一方、除霜用の電気ヒーターが入ると循環
する冷気の温度も上昇するため庫内温度が上昇し、商品
の劣化を促進する。特にアイスクリーム等は解け、冷凍
食品の鮮魚や精肉等は、温度上昇につれてドリップが発
生し、見た目にも悪い印象を客に対して与えないかねな
い。
【0007】すなわち、庫内温度の不必要な上昇を防止
して商品の劣化を防ぐためには、可及的に除霜回数を減
らし、冷却器に着霜して真に除霜が必要な場合にのみ除
霜用の電気ヒーターに通電するようにすればよいことに
なる。特に、乾燥期(冬期)における不必要な除霜を防
止するようにすることにより、省エネになるのみなら
ず、商品の劣化を防止し、また冷凍機や冷媒配管の電磁
弁,自動膨張弁等の過度の作動を防止することにより冷
凍機や電気部品等の寿命の延長になる。
【0008】
【課題を解決するための手段】そこでこの発明に係る冷
凍冷蔵ショーケース(請求項1)は前記の課題を解決す
るために、冷却器を通して冷気を循環させることにより
ショーケース内を冷却するとともに電気ヒーターにより
冷却器の除霜を行うようにした冷凍冷蔵ショーケースに
おいて、冷却器の空気出口近傍に風量センサー及び温度
センサーを配設し、前記冷却器に着霜することにより冷
却器からの空気吹出量が設定値以下に低下したことを風
量センサーが検知した時点で、除霜用電気ヒーターをO
Nにするとともに、前記温度センサーが所定温度を検知
した時点で電気ヒーターをOFFとするようにしたもの
である。
【0009】またこの発明に係る冷凍冷蔵ショーケース
(請求項2)は前記の課題を解決するために、冷却器を
通して冷気を循環させることによりショーケース内を冷
却するようにした複数のショーケースを一台の冷凍機に
より冷却することができる冷却器を各ショーケースに配
設するとともに電気ヒーターにより各ショーケースの冷
却器の除霜を行うようにした連設型の冷凍冷蔵ショーケ
ースにおいて、それぞれのショーケースの冷却器の空気
出口近傍に風量センサー及び温度センサーをそれぞれ配
設し、いずれかの冷却器に着霜することにより前記冷却
器からの空気吹出量が設定値以下に低下したのを検知し
た時点で、着霜した冷却器に対応する除霜用の電気ヒー
ターをONにするとともに着霜した冷却器に対応する温
度センサーがそれぞれ所定温度を検知した時点でその検
知した電気ヒーターをOFFにすようにしたものであ
る。
【0010】
【発明の実施の形態】次にこの発明に係る冷凍冷蔵ショ
ーケースの実施の形態を図面に基づいて述べると、1は
冷凍冷蔵ショーケースであり、この冷凍冷蔵ショーケー
ス1には前面(正面)開放型のものと上面開放型の2種
類存在するが、本実施例では前者のものを示してある。
この冷凍冷蔵ショーケース1には図示しない空気流路が
形成されているとともに、この空気流路には空気吸い込
み口及び空気噴出口が形成されており、かつ前記空気吸
い込み口近傍には空気吸い込み用ファンが配設されてい
ることは、従来から用いられているものと同一である。
【0011】2は前記空気流路に配設した冷却器であ
り、空気吸い込み用ファンにより空気吸込口から吸入さ
れた空気は冷却器2で冷却され、空気噴出口から吹き出
されることになる。なお、冷却器2には図に示すように
冷媒配管3が電磁弁4を経由して配管されている。
【0012】5は前記冷却器2の空気出口近傍に取り付
けた風量センサーであり、この風量センサー5は冷却器
2を通過して出る空気量(風量)を測定している。図に
示すものは複数の陳列庫を形成した冷凍冷蔵ショーケー
ス本体1の各陳列庫にそれぞれ冷却器2を設けたもので
あるが、この場合には、各冷却器2にそれぞれ風量セン
サー5を設けるものとする。なお、風量センサー5の取
付位置は図示した位置に限るものではなく、冷却器2を
通過した後の空気量が測定できさえすればその位置は特
に問うものではない。
【0013】6は冷却器2の空気出口近傍に取り付けた
温度センサーであり、この温度センサー6は冷却器2を
通過して出る空気の温度を計測している。前記の冷凍冷
蔵ショーケース本体1にあっては、各冷却器2に風量セ
ンサー5と同様にそれぞれ温度センサー6を設けるもの
とする。なお、温度センサー6の取付位置は図示した位
置に限るものではなく、冷却器2を通過した後の空気の
温度が計測できればどこでもよい。また、7は各冷却器
2の空気入口近傍に配設した除霜用の電気ヒーターであ
る。
【0014】8は冷却運転と除霜運転を行うスイッチを
有し、かつ除霜用の電気ヒーター7に電源を供給するた
めのリレー等から構成した電源供給制御回路が組み込ん
である親機である。また、この親機8の電気ヒーター7
への電源供給制御回路には各風量センサー5からの出力
がそれぞれ接続してある。
【0015】そして電源供給制御回路において、いずれ
かの風量センサー5でこれに対応する冷却器2の風量が
設定値以下になったことを検知した場合に電気ヒーター
7への電源制御用のリレーがONとなり、電気ヒーター
7への電源がONとなるようになっている。
【0016】9は各冷却器2ごとの電気ヒーター7及び
電磁弁4を制御するための制御回路が組み込んである子
機であり、親機8からの電気ヒーター7への電源が接続
してあり、子機9の制御回路を経て最終的に電気ヒータ
ー7に電源が供給されるようになっている。また子機9
の制御回路には温度センサー6の出力が接続してあると
ともに、冷却器2に接続してある冷媒配管3の電磁弁4
を制御する電源が接続してある。尚、10はファンであ
る。
【0017】そして、いずれかの冷却器2に着霜する
と、この冷却器2から出る風量は低下するが、これを風
量センサー6が検知すると、これを親機8に連絡し、こ
の親機8から該当する子機9に連絡され、この子機9に
よりこれらに結線されている電気ヒーター7の電源がO
Nとなり、この子機9の制御回路を経て電気ヒーター7
に電源が供給されるとともに、電磁弁4がOFFとなり
冷却器2への冷却ガスの供給が停止され冷却器2の除霜
が開始される。なお、除霜中も空気吸い込み用ファンの
運転は継続されるので、冷却器2を通過する空気温度は
徐々に上昇し、除霜は冷却器を通過する空気により行わ
れることになる。
【0018】冷却器2の出口に設けた温度センサー6が
所定温度(例えば20℃)を検知したならば、検知した
温度センサー6が接続されている子機9の制御回路にお
いて、その温度センサー6が取り付けてある冷却器2の
電気ヒーター7の電源をOFFとし、その電気ヒーター
7での加熱は停止し、冷凍冷蔵ショーケース1の庫内の
無用な温度上昇を防止する。
【0019】
【発明の効果】前記のようにこの発明に係る冷凍冷蔵シ
ョーケース(請求項1)によれば、冷却器を通して冷気
を循環させることによりショーケース内を冷却するとと
もに電気ヒーターにより冷却器の除霜を行うようにした
冷凍冷蔵ショーケースにおいて、冷却器の空気出口近傍
に風量センサー及び温度センサーを配設し、前記冷却器
に着霜することにより冷却器からの空気吹出量が設定値
以下に低下したことを風量センサーが検知した時点で、
除霜用電気ヒーターをONにするとともに、前記温度セ
ンサーが所定温度を検知したならば電気ヒーターをOF
Fとするようにしてあるので、冷却器に霜が着き除霜が
真に必要な場合のみ電気ヒーターに通電して除霜をする
ことができ、省エネに貢献するとともに庫内温度の無用
な上昇を防止できるという効果を有するのである。
【0020】またこの発明に係る冷凍冷蔵ショーケース
(請求項2)によれば、冷却器を通して冷気を循環させ
ることによりショーケース内を冷却するようにした複数
のショーケースを一台の冷凍機により冷却することがで
きる冷却器を各ショーケースに配設するとともに電気ヒ
ーターにより各ショーケースの冷却器の除霜を行うよう
にした連設型の冷凍冷蔵ショーケースにおいて、それぞ
れのショーケースの冷却器の空気出口近傍に風量センサ
ー及び温度センサーをそれぞれ配設し、いずれかの冷却
器に着霜することにより前記冷却器からの空気吹出量が
設定値以下に低下したのを検知した時点で、着霜した冷
却器に対応する除霜用の電気ヒーターをONにするとと
もに着霜した冷却器に対応する温度センサーがそれぞれ
所定温度を検知した時点でその検知した電気ヒーターを
OFFにすようにしてあるので、上記の効果に加え、除
霜が不要なショーケースの無用な温度上昇を防止するこ
とができるという効果を有するのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る冷凍冷蔵ショーケースの配管,
配線を示す説明図である。
【符号の説明】
1 冷凍冷蔵ショーケース本体 2 冷却器 3 冷媒配管 4 電磁弁 5 風量センサー 6 温度センサー 7 電気ヒーター 8 親機 9 子機 10 ファン
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成10年8月25日(1998.8.2
5)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【発明の名称】 冷凍冷蔵ショーケースの自動霜取り装
【特許請求の範囲】
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、冷却器から吐出
する風量の低下によりこの冷却器に対する着霜を検知
し、着霜時に限り電気ヒーターを介して除霜するととも
に、除霜後は冷却器の温度を検知することにより前記電
気ヒーターの電源をカットするようにした冷凍冷蔵ショ
ーケースの自動霜取り装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】スーパーマーケット等の食品売場におい
て食品を販売するために、食品陳列用の冷凍冷蔵ショー
ケースは広く使用されているが、このショーケースは客
の購入の促進を図るため、引き戸等を取り付けず前面
(正面)又は上面を開放型としたショーケースが広く使
われている。
【0003】このような開放型の冷凍冷蔵ショーケース
は、冷気をエアーカーテン状に循環させて庫内を冷却す
るようにしているが、この冷気はショーケース本体の前
面や上面の開放部を通過する過程で外気と触れることに
なる。そのためショーケースの冷却器を通過する空気に
は湿気が多く含まれることになり、冷却器には着霜し易
くなる。冷却器に着霜すると冷却器から吐出される風量
が低下することになりショーケースを十分に冷却できな
くなってしまうことになる。
【0004】そのため、従来は冷却器についた霜を取る
ために冷凍機側等の運転制御回路にタイマーを取り付
け、一日数回除霜の時間を定め、その設定時間になると
季節にかかわらず毎日除霜用のヒーターに通電し、冷却
器の除霜を定時的に行うようにしていたのであった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、循環する空
気に含まれる湿気は季節やショーケースの設置環境等に
より変動し、特に日本の場合は夏と冬では湿度が極端に
違い、冬等の場合は湿度が低いため冷却器に殆ど霜は着
かず除霜の必要性は非常に少ない。
【0006】一方、除霜用の電気ヒーターが入ると循環
する冷気の温度も上昇するため庫内温度が上昇し、商品
の劣化を促進する。特にアイスクリーム等は解け、冷凍
食品の鮮魚や精肉等は、温度上昇につれてドリップが発
生し、見た目にも悪い印象を客に対して与えないかねな
い。
【0007】すなわち、庫内温度の不必要な上昇を防止
して商品の劣化を防ぐためには、可及的に除霜回数を減
らし、冷却器に着霜して真に除霜が必要な場合にのみ除
霜用の電気ヒーターに通電するようにすればよいことに
なる。特に、乾燥期(冬期)における不必要な除霜を防
止するようにすることにより、省エネになるのみなら
ず、商品の劣化を防止し、また冷凍機や冷媒配管の電磁
弁,自動膨張弁等の過度の作動を防止することにより冷
凍機や電気部品等の寿命の延長になる。
【0008】
【課題を解決するための手段】そこでこの発明に係る
凍冷蔵ショーケースの自動霜取り装置(請求項1)は前
記の課題を解決するために、冷却器を通して冷気を循環
させることによりショーケース内を冷却するとともに電
気ヒーターにより冷却器の除霜を行うようにした冷凍冷
蔵ショーケースの霜取り装置において、冷却器の空気出
口近傍に風量センサー及び温度センサーを配設し、前記
冷却器に着霜することにより冷却器からの空気吹出量が
設定値以下に低下したことを風量センサーが検知した時
点で、除霜用電気ヒーターをONにするとともに、前記
温度センサーが所定温度を検知した時点で電気ヒーター
をOFFとするようにしたものである。
【0009】またこの発明に係る冷凍冷蔵ショーケース
の自動霜取り装置(請求項2)は前記の課題を解決する
ために、冷却器を通して冷気を循環させることによりシ
ョーケース内を冷却するようにした複数のショーケース
を一台の冷凍機により冷却することができる冷却器を各
ショーケースに配設するとともに電気ヒーターにより各
ショーケースの冷却器の除霜を行うようにした連設型の
冷凍冷蔵ショーケースの霜取り装置において、それぞれ
のショーケースの冷却器の空気出口近傍に風量センサー
及び温度センサーをそれぞれ配設し、いずれかの冷却器
に着霜することにより前記冷却器からの空気吹出量が設
定値以下に低下したのを検知した時点で、着霜した冷却
器に対応する除霜用の電気ヒーターをONにするととも
に着霜した冷却器に対応する温度センサーがそれぞれ所
定温度を検知した時点でその検知した電気ヒーターをO
FFにすようにしたものである。
【0010】
【発明の実施の形態】次にこの発明に係る冷凍冷蔵ショ
ーケースの自動霜取り装置の実施の形態を図面に基づい
て述べると、1は冷凍冷蔵ショーケースであり、この冷
凍冷蔵ショーケース1には前面(正面)開放型のものと
上面開放型の2種類存在するが、本実施例では前者のも
のを示してある。この冷凍冷蔵ショーケース1には図示
しない空気流路が形成されているとともに、この空気流
路には空気吸い込み口及び空気噴出口が形成されてお
り、かつ前記空気吸い込み口近傍には空気吸い込み用フ
ァンが配設されていることは、従来から用いられている
ものと同一である。
【0011】2は前記空気流路に配設した冷却器であ
り、空気吸い込み用ファンにより空気吸込口から吸入さ
れた空気は冷却器2で冷却され、空気噴出口から吹き出
されることになる。なお、冷却器2には図に示すように
冷媒配管3が電磁弁4を経由して配管されている。
【0012】5は前記冷却器2の空気出口近傍に取り付
けた風量センサーであり、この風量センサー5は冷却器
2を通過して出る空気量(風量)を測定している。図に
示すものは複数の陳列庫を形成した冷凍冷蔵ショーケー
ス本体1の各陳列庫にそれぞれ冷却器2を設けたもので
あるが、この場合には、各冷却器2にそれぞれ風量セン
サー5を設けるものとする。なお、風量センサー5の取
付位置は図示した位置に限るものではなく、冷却器2を
通過した後の空気量が測定できさえすればその位置は特
に問うものではない。
【0013】6は冷却器2の空気出口近傍に取り付けた
温度センサーであり、この温度センサー6は冷却器2を
通過して出る空気の温度を計測している。前記の冷凍冷
蔵ショーケース本体1にあっては、各冷却器2に風量セ
ンサー5と同様にそれぞれ温度センサー6を設けるもの
とする。なお、温度センサー6の取付位置は図示した位
置に限るものではなく、冷却器2を通過した後の空気の
温度が計測できればどこでもよい。また、7は各冷却器
2の空気入口近傍に配設した除霜用の電気ヒーターであ
る。
【0014】8は冷却運転と除霜運転を行うスイッチを
有し、かつ除霜用の電気ヒーター7に電源を供給するた
めのリレー等から構成した電源供給制御回路が組み込ん
である親機である。また、この親機8の電気ヒーター7
への電源供給制御回路には各風量センサー5からの出力
がそれぞれ接続してある。
【0015】そして電源供給制御回路において、いずれ
かの風量センサー5でこれに対応する冷却器2の風量が
設定値以下になったことを検知した場合に電気ヒーター
7への電源制御用のリレーがONとなり、電気ヒーター
7への電源がONとなるようになっている。
【0016】9は各冷却器2ごとの電気ヒーター7及び
電磁弁4を制御するための制御回路が組み込んである子
機であり、親機8からの電気ヒーター7への電源が接続
してあり、子機9の制御回路を経て最終的に電気ヒータ
ー7に電源が供給されるようになっている。また子機9
の制御回路には温度センサー6の出力が接続してあると
ともに、冷却器2に接続してある冷媒配管3の電磁弁4
を制御する電源が接続してある。尚、10はファンであ
る。
【0017】そして、いずれかの冷却器2に着霜する
と、この冷却器2から出る風量は低下するが、これを風
量センサー6が検知すると、これを親機8に連絡し、こ
の親機8から該当する子機9に連絡され、この子機9に
よりこれらに結線されている電気ヒーター7の電源がO
Nとなり、この子機9の制御回路を経て電気ヒーター7
に電源が供給されるとともに、電磁弁4がOFFとなり
冷却器2への冷却ガスの供給が停止され冷却器2の除霜
が開始される。なお、除霜中も空気吸い込み用ファンの
運転は継続されるので、冷却器2を通過する空気温度は
徐々に上昇し、除霜は冷却器を通過する空気により行わ
れることになる。
【0018】冷却器2の出口に設けた温度センサー6が
所定温度(例えば20℃)を検知したならば、検知した
温度センサー6が接続されている子機9の制御回路にお
いて、その温度センサー6が取り付けてある冷却器2の
電気ヒーター7の電源をOFFとし、その電気ヒーター
7での加熱は停止し、冷凍冷蔵ショーケース1の庫内の
無用な温度上昇を防止する。
【0019】
【発明の効果】前記のようにこの発明に係る冷凍冷蔵シ
ョーケースの自動霜取り装置(請求項1)によれば、冷
却器を通して冷気を循環させることによりショーケース
内を冷却するとともに電気ヒーターにより冷却器の除霜
を行うようにした冷凍冷蔵ショーケースの霜取り装置
おいて、冷却器の空気出口近傍に風量センサー及び温度
センサーを配設し、前記冷却器に着霜することにより冷
却器からの空気吹出量が設定値以下に低下したことを風
量センサーが検知した時点で、除霜用電気ヒーターをO
Nにするとともに、前記温度センサーが所定温度を検知
したならば電気ヒーターをOFFとするようにしてある
ので、冷却器に霜が着き除霜が真に必要な場合のみ電気
ヒーターに通電して除霜をすることができ、省エネに貢
献するとともに庫内温度の無用な上昇を防止できるとい
う効果を有するのである。
【0020】またこの発明に係る冷凍冷蔵ショーケース
の自動霜取り装置(請求項2)によれば、冷却器を通し
て冷気を循環させることによりショーケース内を冷却す
るようにした複数のショーケースを一台の冷凍機により
冷却することができる冷却器を各ショーケースに配設す
るとともに電気ヒーターにより各ショーケースの冷却器
の除霜を行うようにした連設型の冷凍冷蔵ショーケース
の霜取り装置において、それぞれのショーケースの冷却
器の空気出口近傍に風量センサー及び温度センサーをそ
れぞれ配設し、いずれかの冷却器に着霜することにより
前記冷却器からの空気吹出量が設定値以下に低下したの
を検知した時点で、着霜した冷却器に対応する除霜用の
電気ヒーターをONにするとともに着霜した冷却器に対
応する温度センサーがそれぞれ所定温度を検知した時点
でその検知した電気ヒーターをOFFにすようにしてあ
るので、上記の効果に加え、除霜が不要なショーケース
の無用な温度上昇を防止することができるという効果を
有するのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る冷凍冷蔵ショーケースの自動霜
取り装置の配管,配線を示す説明図である。
【符号の説明】 1 冷凍冷蔵ショーケース本体 2 冷却器 3 冷媒配管 4 電磁弁 5 風量センサー 6 温度センサー 7 電気ヒーター 8 親機 9 子機 10 ファン

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 冷却器を通して冷気を循環させることに
    よりショーケース内を冷却するとともに電気ヒーターに
    より冷却器の除霜を行うようにした冷凍冷蔵ショーケー
    スにおいて、冷却器の空気出口近傍に風量センサー及び
    温度センサーを配設し、前記冷却器に着霜することによ
    り冷却器からの空気吹出量が設定値以下に低下したこと
    を風量センサーが検知した時点で、除霜用電気ヒーター
    をONにするとともに、前記温度センサーが所定温度を
    検知した時点で電気ヒーターをOFFとするようにした
    ことを特徴とする冷凍冷蔵ショーケース。
  2. 【請求項2】 冷却器を通して冷気を循環させることに
    よりショーケース内を冷却するようにした複数のショー
    ケースを一台の冷凍機により冷却することができる冷却
    器を各ショーケースに配設するとともに電気ヒーターに
    より各ショーケースの冷却器の除霜を行うようにした連
    設型の冷凍冷蔵ショーケースにおいて、それぞれのショ
    ーケースの冷却器の空気出口近傍に風量センサー及び温
    度センサーをそれぞれ配設し、いずれかの冷却器に着霜
    することにより前記冷却器からの空気吹出量が設定値以
    下に低下したのを検知した時点で、着霜した冷却器に対
    応する除霜用の電気ヒーターをONにするとともに着霜
    した冷却器に対応する温度センサーがそれぞれ所定温度
    を検知した時点でその検知した電気ヒーターをOFFに
    すようにしたことを特徴とする冷凍冷蔵ショーケース。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2011007971A2 (en) * 2009-07-15 2011-01-20 Lg Electronics Inc. Defrosting heater for refrigerator and refrigerator having the same

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