JP2000041514A - 動物飼育用床敷材 - Google Patents

動物飼育用床敷材

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JP2000041514A
JP2000041514A JP21597398A JP21597398A JP2000041514A JP 2000041514 A JP2000041514 A JP 2000041514A JP 21597398 A JP21597398 A JP 21597398A JP 21597398 A JP21597398 A JP 21597398A JP 2000041514 A JP2000041514 A JP 2000041514A
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JP
Japan
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cut
floor covering
colored
waste material
covering material
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Withdrawn
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JP21597398A
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English (en)
Inventor
Hiroaki Nagatsuyu
博昭 永露
Masato Kuramoto
正人 倉本
Yasunari Shiratori
耕也 白鳥
Yutaka Aizawa
豊 相沢
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HARAMACHI SEISAKUSHO KK
Shiseido Co Ltd
Original Assignee
HARAMACHI SEISAKUSHO KK
Shiseido Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 紙おむつの廃材を利用することにより、床敷
材としての必要な特徴或いは特性を備え、安価な床敷材
を提供せんとするものである。又、所要の着色を施すこ
とにより、飼育動物の判別を容易に行い得るようにせん
とするものである。 【解決手段】 紙おむつ製造用のロール状原紙から切断
された廃材を、所望のサイズに裁断したことを特徴とす
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する分野】この発明は、実験動物やペットの
飼育に際して、飼育空間の床に敷設するための床敷材に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来、実験動物やペットを飼育するに際
して、飼育空間の床に床敷材を敷設することは公知であ
り、広く行われている。かかる動物飼育用床敷材は、動
物自体に悪影響を与えるおそれがなく、吸水性、保温性
に優れており、粉塵発生量が少なく、入手が容易で安価
であることが要求される。特に医薬品の安全性試験等に
用いられる実験動物を飼育するための床敷材は、試験目
的又は試験の実施に支障を来たすものであってはなら
ず、残留する農薬や発癌性物質等の有害物質の分析が義
務づけられている。
【0003】現在、マウス、ラット、ハムスター等の実
験動物の飼育、繁殖に使用されている床敷材は、北米産
のモミ、ブナ、カエデ、シベリア産のエゾマツ材を削っ
た木材チップが一般的であるが、発生する粉塵量が多い
ために、人への問題としては粉塵の吸入によるアレルギ
ー症の発生の問題があり、飼育管理面の問題としては、
飼育ケージの交換頻度の増加、飼育架台及び飼育室床面
への飛散、空調機フィルターの汚れがあり、さらに森林
資源の消費による地球環境面の問題がある。そこで、木
材チップの代替品としてティッシュペーパーの廃材を利
用した紙パルプ製床敷材が使用されてきているが、かか
る紙パルプ製床敷材は、茶褐色を呈しているため、糞便
の状態、出血の有無等の一般状態の観察が行い難い欠点
を有している。製造工程中に脱色工程を入れて漂白する
ことも考えられるが、安全性を確認する必要が生じ、コ
ストの上昇も懸念される。又、白色の床敷材は、床敷中
に白色のマウス等が潜り込んだ場合、1匹1匹取出し難
い欠点を有している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】この発明は、紙おむつ
の廃材を利用することにより、床敷材としての必要な特
徴或いは特性を備え、安価な床敷材を提供せんとするも
のである。又、所要の着色を施すことにより、飼育動物
の判別を容易に行い得るようにせんとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
にこの発明が採った手段は、紙おむつ製造用のロール状
原紙から切断された廃材を、所望のサイズに裁断したこ
とを特徴とする。
【0006】廃材は、グリーン色の色素、好ましくは食
品添加物用黄色4号と食品添加物用青色1号とを組み合
わせた色素で着色することを特徴とする。
【0007】着色後乾燥し、シュレッダーで裁断して
0.3〜0.4mm×40〜55mm×0.2〜0.3mmのサイ
ズとし、又はシュレッダーで0.3〜0.4mm×40〜5
5mm×0.2〜0.3mmのサイズに裁断し、着色後乾燥し
たことを特徴とする。
【0008】
【発明の実施の形態】この発明の好ましい実施の形態
を、以下に詳細に説明する。この発明にかかる床敷材
は、紙おむつの廃材を材料として使用することを特徴と
する。使用する紙おむつの廃材は、紙おむつ加工前のロ
ール状に巻き取った原紙の両サイドの耳の部分を切断し
たものである。かかる紙おむつの廃材は、シート状で大
きさは不揃いであり、シート面には吸水性を高めるため
にタテに皺が入れられている。廃材は、好ましくは所望
の色彩に着色され、所定のサイズに裁断して床敷材とす
る。着色は特に限定されないが、食品添加物用黄色4号
と食品添加物用青色1号を組み合わせたグリーン色で着
色するのが好ましい。黄色4号と青色1号の組み合わせ
は、色彩が鮮やかで、飼育管理担当者の目に優しく、動
物の識別を容易に行うことが出来る利点を有している。
食品添加物用緑色3号単色では、ブルー系のグリーン色
となるため、鮮やかさが不足する。その他の色素につい
ても同様であった。
【0009】食品添加物用黄色4号0.85gと食品添
加物用青色1号0.15gを水道水1000mlで希釈
し、この希釈液50mlを水道水950mlで希釈し、さら
にこの希釈液20mlを水道水980mlで希釈して染色液
を得た。この染色液に廃材を浸漬するか、或いはスプレ
ーで噴霧して廃材を染色した。染色後乾燥して、シュレ
ッダーで0.3〜0.4mm×40〜55mm×0.2〜0.3
mmの細長い形状に裁断し、又はシュレッダーで0.3〜
0.4mm×40〜55mm×0.2〜0.3mmのサイズに裁
断し、着色後乾燥して、床敷材を得た。得られた床敷材
を、従来使用されている床敷材と対比した。対比した従
来の床敷材は、ティッシュペーパーの廃材を利用した脱
色工程を経ていない床敷材(比較例1)、比較例1を脱色
した床敷材(比較例2)、ティッシュペーパーを加工した
床敷材(比較例3)、書道用半紙を加工した床敷材(比較
例4)及びトウヒ属の原材をメッシュ状に切削、圧縮、
成形、乾燥した床敷材(比較例5)である。これらの床敷
材を、実際の動物飼育室の床敷材として用いて、飼育動
物の体重測定、摂餌量の測定、副腎重量測定、アンモニ
アガス濃度測定、粉塵量測定並びに病理学的検査を行っ
た。粉塵量の測定は、動物自体が鼻腔より吸入する可能
性が考えられるため、粒子の小さい0.1〜1.0μm
と、1.1〜3.0μmの2種類について測定した。
【0010】飼育動物の体重測定、摂餌量の測定、副腎
重量測定、アンモニアガス濃度測定、粉塵量測定の結果
は、図1〜6のグラフに示す通りであった。一般状態、
病理学的検査では全例について異常は認められず、体
重、摂餌量についても各例間に有意差は認められなかっ
た。副腎の重量については、統計学的には有意差は認め
られなかったが、比較例5の場合重い傾向がみられたこ
とから、比較例5は何らかのストレスを動物に与えてい
る可能性が示唆された。アンモニアガス濃度について
は、ゲージ交換後7日目で比較例3では52.8PPM、比
較例5では28.9PPMと基準値である20PPMをオーバ
ーしていた。他の床敷材は基準値内であった。粉塵量に
ついては、比較例1及び5は粉塵量が多く、本発明品は
比較例2,比較例4と共に中程度の粉塵量であり、比較
例3は粉塵量が少なかった。以上の結果より、本発明に
かかる床敷材は、糞便の状態、出血の有無等の健康状態
の把握が容易で、発生する粉塵量も少なく床敷材として
の有用性が確認できた。
【0011】
【発明の効果】この発明によれば、動物飼育用の床敷材
として必要な全ての特徴、特性を備え、粉塵量が少な
く、しかも着色したものは糞便の状態、出血の有無等の
健康状態の把握が容易で、飼育管理担当者の目にも優し
い、優れた床敷材を得ることが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】増体量を示すグラフ
【図2】摂餌量を示すグラフ
【図3】副腎重量を示すグラフ
【図4】アンモニアガス濃度を示すグラフ
【図5】1.0μmの粉塵量を示すグラフ
【図6】3.0μmの粉塵量を示すグラフ
フロントページの続き (72)発明者 倉本 正人 神奈川県横浜市港北区新羽町1050 株式会 社資生堂第一リサーチセンター内 (72)発明者 白鳥 耕也 神奈川県横浜市港北区新羽町1050 株式会 社資生堂第一リサーチセンター内 (72)発明者 相沢 豊 静岡県沼津市石川294−1 株式会社原町 製作所内 Fターム(参考) 2B101 AA11 AA20 GB06

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】紙おむつ製造用のロール状原紙から切断さ
    れた廃材を、所望のサイズに裁断したことを特徴とする
    動物飼育用床敷材。
  2. 【請求項2】廃材を、グリーン色の色素で着色したこと
    を特徴とする請求項1記載の床敷材。
  3. 【請求項3】食品添加物用黄色4号と食品添加物用青色
    1号とを組み合わせた色素で着色することを特徴とする
    請求項2記載の床敷材。
  4. 【請求項4】着色後乾燥し、シュレッダーで裁断して
    0.3〜0.4mm×40〜55mm×0.2〜0.3mmのサイ
    ズとしたことを特徴とする請求項2又は3記載の床敷
    材。
  5. 【請求項5】シュレッダーで0.3〜0.4mm×40〜5
    5mm×0.2〜0.3mmのサイズに裁断し、着色後乾燥し
    たことを特徴とする請求項2又は3記載の床敷材。
JP21597398A 1998-07-30 1998-07-30 動物飼育用床敷材 Withdrawn JP2000041514A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100392339B1 (ko) * 2000-12-27 2003-07-23 김향자 동물 케이지용 깔짚 및 그 성형장치와 방법
GB2463114A (en) * 2008-09-06 2010-03-10 Hazel Erica Mills Coloured animal bedding
JP2014103962A (ja) * 2012-11-30 2014-06-09 Daiki:Kk 吸水処理材

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